JPH11212995A - 情報予約送信方法、情報予約送信システムおよび送信サーバ - Google Patents

情報予約送信方法、情報予約送信システムおよび送信サーバ

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JPH11212995A
JPH11212995A JP10015905A JP1590598A JPH11212995A JP H11212995 A JPH11212995 A JP H11212995A JP 10015905 A JP10015905 A JP 10015905A JP 1590598 A JP1590598 A JP 1590598A JP H11212995 A JPH11212995 A JP H11212995A
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JP10015905A
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Isao Okazaki
功 岡崎
Takuya Matoba
卓也 的場
Takahiko Tanigawa
貴彦 谷川
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用無線端末と、通信ネットワークとを結
合して、利用者が希望する情報を、見逃すことなく、予
め設定された所望のときに受信することを可能とする。
また、取得すべき情報を特定しておくことで、自分専用
の情報(たとえば、ニュース)などを受信することが可
能となる。 【解決手段】 情報予約送信システムは、取得すべき情
報、情報を取得すべきタイミングおよび取得した情報の
送信先を特定して、インターネット32を介して、特定さ
れた種々の情報を示すデータを送信するユーザ端末30a
〜30cと、ユーザ端末からのデータを受け入れてこれを
データベース16中のスケジュールファイルに格納するW
WWサーバ部12、スケジュールファイル中のタイミング
にしたがって、取得すべき情報を得る情報収集部18、並
びに、取得された情報を、所定のページャ60a、60b送信
先に送信する呼出サーバ部22やモデム24を備えたサービ
スプロバイダ設備10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を介して接続されたユーザ端末、および、ユーザ端末か
らの指示に基づき、ポケットベル(ページャ)などの無
線端末に対して所定の情報を送信する送信サーバを備え
た情報予約送信方法及び情報予約送信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、パーソナルハンディホ
ンシステム(PHS)、ポケットベル(ページャ)などの
個人用の携帯用無線端末が普及している。これら携帯用
無線端末では、無線回線を利用して、通話やデータの送
受信を実現している。
【0003】その一方、インターネットに代表されるコ
ンピュータ通信ネットワークが普及しつつあり、コンピ
ュータ同士で容易にデータ通信をなすことができるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯用無線
端末をインターネットに接続し、データ通信をすること
も可能であるが、携帯用無線端末に通信とともにブラウ
ジング機能などのインターネットに対する操作のための
特殊な機能を搭載する必要がある。この機能を搭載する
ことは、軽量・簡単・低消費電力を目的とする携帯用無
線端末にとって負担になる。これに対して、インターネ
ットを利用して携帯用無線端末を制御して、単に必要な
情報を携帯用無線端末に送信するのであれば、携帯用無
線端末の仕様を変更することなく、上記制御のためのシ
ステムを準備すれば良い。このように、携帯用無線端末
とインターネットなどの通信ネットワークとを結合する
ことにより、さまざまなサービスの提供が可能となる。
【0005】また、従来、インターネットを用いて、情
報を取得する場合に、所望の情報ごとに種々のサーバを
アクセスする必要がある。また、ニュースなど定期的に
情報を取得したい場合に、その都度、所定のサーバをア
クセスする必要があるが、ユーザーが操作を忘れること
などにより、情報を見逃すおそれがあった。
【0006】本発明は、携帯用無線端末と、通信ネット
ワークとを結合して、種々のサービスを提供する情報予
約送信方法、情報予約送信システム、および、この情報
予約送信システムを構成する送信サーバを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ユーザ
端末において、取得すべき情報、情報を取得すべきタイ
ミング、および、取得した情報の送信先を特定するステ
ップと、前記特定された取得すべき情報、タイミングお
よび送信先を示すデータを、通信ネットワークを介して
送信サーバに伝達するステップと、前記送信サーバにお
いて、伝達された前記データに基づき、特定されたタイ
ミングに、取得すべき情報を得るとともに、特定された
送信先に送信するステップとを備える情報予約送信方法
により達成される。
【0008】本発明においては、ユーザ端末において、
予約に必要な情報の取得先、取得タイミングおよび取得
した情報の送信先を特定して、これを送信サーバに与
え、送信サーバにおいて、これに基づき情報を取得し
て、これを必要な送信先に送信する。したがって、受信
者が希望する情報を、見逃すことなく、予め設定された
所望のときに受信することが可能となる。また、取得す
べき情報を特定しておくことで、自分専用の情報(たと
えば、ニュース)などを受信することが可能となる。
【0009】本発明においては、前記送信サーバにおい
て、前記取得すべき情報を示すデータに基づき、通信ネ
ットワークを介して他のサーバにアクセスするととも
に、前記他のサーバから取得すべき情報を得るように構
成されている。これにより、任意のサーバからの情報
を、受信者が受けることができる。
【0010】本発明においては、前記取得すべき情報を
示すデータは、URL(Universal Resource Locator)
と、このURLで特定されるホームページのHTML(H
ypertext Markup Language)ソースの一部を少なくとも
含む。
【0011】前記取得すべき情報を示すデータは、HT
MLソースのうちのタグを含み、前記送信サーバは、前
記タグに基づいて情報を切り出して取得してもよい。
【0012】前記取得すべき情報を示すデータは、HT
MLソースのうちの日付及び時刻情報の少なくとも一方
の情報を含み、この情報に基づき、前記送信サーバは、
情報を切り出して取得してもよい。
【0013】前記取得すべき情報を示すデータは、HT
MLソースのうちの所定の文字列を含み、前記送信サー
バは、前記文字列に基づいて情報を切り出して取得して
もよい。
【0014】本発明においては、前記送信サーバは、前
記送信先の処理能力に応じて取得すべき情報の大きさを
制限する。
【0015】本発明においては、前記送信先を示すデー
タが、送信先である通信端末の機種名および通信端末の
番号を示すデータを含み、前記特定された送信先に送信
するステップが、前記通信端末又は前記通信端末に情報
を伝達するための設備に、前記通信端末の番号あるいは
これに相当するデータを通知することにより、取得した
情報の転送を指示する。前記通信端末へ情報を伝達する
ための設備には、少なくとも、ページャのサービス会社
などの通信サービスを行っているサービス設備、あるい
は、データを送信する前記送信サーバ側の設備を含む。
通信端末として、ページャ、携帯電話、ファクシミリ装
置、電子メールを送受信可能な端末および/またはPH
Sを用いることができる。
【0016】前記タイミングを示すデータが、曜日、日
付及び時刻の少なくとも何れかを示すデータ、および、
所定期間における単位時間あたりのアクセス回数を示す
データの何れかであってもよい。
【0017】本発明においては、前記特定された送信先
に送信するステップが、前回送信した情報と、今回取得
した情報とが一致するか否かを判断し、両者が一致しな
いときに、取得した情報を送信するように構成されてい
る。これによれば、情報が変化した場合のみ、情報が送
信されるため、受信者が同じ情報を重複して受信するよ
うな無駄を省くことが可能となる。
【0018】本発明においては、前記ユーザ端末から要
求があったときに、前記送信サーバは、伝達された取得
すべき情報および送信先を示すデータに基づき、取得す
べきデータを得ることにより動作試験(例えばデータを
画面に表示する)を行うように構成されている。
【0019】さらに、取得されたデータを特定された送
信先に送信して、その動作試験を実行するように構成し
てもよい。
【0020】本発明においては、前記送信サーバにおい
て、取得すべき情報を得た回数及び特定された送信先に
送信した回数に基づき、課金処理を行うステップを備え
る。
【0021】さらに、取得した情報の大きさを勘案して
課金するように構成してもよい。例えば、情報の大きさ
に従って課金することが考えられる。あるいは、情報を
分割して、例えば、ページャ側の表示・受信能力の関係
から90文字の情報を、50文字と40文字に分割して
送信するときに、これらの情報の大きさと分割の数に応
じて課金することも含まれる。
【0022】さらに、前記ユーザー端末に対応して予め
利用可能範囲(例えば100回以内とかの回数制限枠、
あるいは特定のURLに対するアクセス制限、URLの一
部が一致する場合)を設けておき、この範囲内において
前記送信サーバの利用が認められるように構成してもよ
い。これによれば、例えば、ユーザーが誤って毎分デー
タ取得を要求するように設定したときに、課金が著しく
増大するという不都合を防止できる。また、特定のユー
ザーに閲覧させることが不適当なURLの閲覧を制限する
ことができる。
【0023】本発明は、通信ネットワークに接続された
ユーザ端末であって、取得すべき情報、情報を取得すべ
きタイミングおよび取得した情報の送信先を特定して、
通信ネットワークを介して、上記特定された種々の情報
を示すデータを送信可能なユーザ端末と、通信ネットワ
ークに接続され、前記ユーザ端末からのデータを受け入
れるデータ受け入れ手段、前記タイミングにしたがっ
て、取得すべき情報を得る情報取得手段、および、取得
された情報を、所定の送信先に送信する送信手段を備え
た送信サーバとを備えたことを特徴とする情報予約送信
システムである。
【0024】前記情報取得手段が、通信ネットワークを
介して他のサーバから取得すべき情報を得るように構成
してもよい。
【0025】前記送信先を示すデータが、送信先である
通信端末の機種名および通信端末の番号を示すデータを
含み、前記送信手段が、通信端末へ情報を伝達するため
の設備に、通信端末の番号あるいはこれに相当するデー
タを通知して、取得した情報の転送を依頼するように構
成してもよい。
【0026】本発明は、ユーザ端末から、取得すべき情
報、情報を取得すべきタイミングおよび取得した情報の
送信先を示すデータを、通信ネットワークを介して受け
入れる、データ受け入れ手段、前記タイミングにしたが
って、取得すべき情報を得る情報取得手段、および、取
得された情報を、所定の送信先に送信する送信手段を備
えたことを特徴とする送信サーバである。
【0027】前記情報取得手段が、通信ネットワークを
介して他のサーバから取得すべき情報を得るように構成
してもよい。
【0028】前記送信先を示すデータが、送信先である
通信端末の機種名および通信端末の番号を示すデータを
含み、前記送信手段が、通信端末への情報サービスを行
っているサービス設備に、通信端末の番号あるいはこれ
に相当するデータを通知して、取得した情報の転送を依
頼するように構成されてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.以下、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加え
る。図1は、本発明の実施の形態にかかる情報予約送信
システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。図
1に示すように、情報予約送信システムは、大きく分け
て3つの部分から構成されている。
【0030】第1の部分には、いわゆるインターネット
32を介して、それぞれサービスプロバイダ設備10の
サーバにアクセス可能なユーザ端末30a〜30cと、
プロバイダなどのWWWサーバ部40a〜40cとが含
まれている。
【0031】第2の部分は、ユーザ端末30a〜30c
からの要求にしたがって、上記WWWサーバ部40a〜
40cにアクセスして所望の情報を得るインターネット
サービスプロバイダ設備10から構成されている。この
サービスプロバイダ10が、送信サーバとして機能す
る。
【0032】第3の部分には、PSTN(公衆電話交換
網)やISDN(Integrated Service Digital Network)
からなる公衆回線網52と、公衆回線網52に接続され
たページャへの情報サービス会社の設備50a〜50c
と、情報サービス会社の設備50a〜50cの何れかか
ら情報サービスを受けるページャ60a〜60bとが含
まれている。なお、PSTNやISDNの代わりに、専
用線あるいはパケット交換網で直接接続するようにして
もよい。
【0033】ユーザ端末30a〜30cは、たとえば、
PC(Personal Computer)からなり、ユーザは、インタ
ーネット32を介して、他のWWWサーバ部12、40
a〜40cからの情報を入手することができる。また、
プロバイダのWWWサーバ部40a〜40cも主として
PCあるいはWS(Work Station)にて構成することが
できる。
【0034】サービスプロバイダ設備10は、インター
ネット32に接続されたWWWサーバ部12、ユーザ端
末の画面上に出力される情報を制御したり、ユーザ端末
から入力される情報を受け取るMMI(Man-Machine Int
erface)部14、ユーザ端末30a〜30cにより設定
されたスケジュール情報などを記憶するデータベース1
6、データベース16中のデータにしたがって必要な情
報を収集する情報収集部18、タイマを有し必要なスケ
ジュールを管理する時間管理部20、ページャ60a、
60bに伝達すべきデータを作成する呼出サーバ部2
2、および、モデム24を備えている。
【0035】情報収集部18は後に詳述するように、時
間管理部20によるスケジュール管理の下、データベー
ス中のデータにしたがって他のWWWサーバ部40a〜
40cからの情報を収集し、得られたデータと呼出サー
バ部22への命令とを呼出サーバ部22に与える。
【0036】呼出サーバ部22は、情報収集部18から
与えられた所定の情報にしたがって、所定の命令および
データを作成し、作成した信号をモデム24に与える。
また、呼出サーバ部22は、各サービス会社ごとに固有
のコードの変換テーブルを備え、上記命令にしたがっ
て、データを伝達すべきページャにサービスを提供する
サービス会社に受け入れ可能な信号にデータを変換する
とともに、これをモデム24に出力する。モデム24
は、変換されたデータをトーン信号列、あるいはモデム
の変調信号及び各社の通信プロトコルに変換し、公衆回
線網52を介して、何れかのサービス会社の設備50a
〜50cに信号を伝達する。
【0037】このように構成された情報予約送信システ
ムの動作につき、以下に説明する。図2は、この情報予
約送信システムにおいて実行される処理の種別を示す図
である。図2に示すように、このシステムにおいては、
ユーザ端末30からサービスプロバイダ設備10への、
情報の収集条件およびスケジュールの新規入力処理(ス
テップ201)、ユーザ端末30からサービスプロバイ
ダ設備10への、スケジュールの変更処理(ステップ2
02)、サービスプロバイダ設備10からページャ60
への情報の発信処理(ステップ203)が実行される。
【0038】上記新規入力処理につき、より詳細に説明
を加える。まず、ステップ201の新規入力処理につき
説明を加える。図3は、新規入力処理の処理手順を示す
図である。まず、ユーザが何れかのユーザ端末30の入
力装置(図示せず)を操作することにより、サービスプ
ロバイダ設備10のWWWサーバ部12にアクセスし
て、WWWサーバ部12から送られてきた条件指定用の
HTML(HyperText Markup Language)形式のファイル
をユーザ端末30に内蔵されたWWWブラウザ(図示せ
ず)が解釈し、その結果を画面上に表示する(ステップ
301)。その際に、ユーザ名とパスワードをユーザが
送信することにより、前記HTMLファイルが端末に送
られてくるようにすることもできる。
【0039】図4は、ユーザ端末30のディスプレイ
(図示せず)の画面上に表示された、収集条件、スケジ
ュールの新規入力に対応するHTML形式のファイルに
対応する画像の一例を示す図である。図4に示すよう
に、この画像に所望の文字列を入力することにより、U
RL(Universal Resource Locator)、検索方法、キー
(先頭キーワード、末尾キーワードおよび出現の順
番)、並びに、ページャに送信すべき文字列の最大の長
さ(最大文字列長)を指定することができる。具体例に
ついては後述する。なお、最大文字列長は、ページャに
より、表示可能な文字列に制限があるために、所定の値
が設定されるようになっている。
【0040】なお、URL選択において、アルファベッ
トを直接入力する方法とともに、過去に使用したURL
を選択する方法、サーバ側で予め用意したURLを選択
する方法を採用することができる。また、ユーザが指定
したURLが、閲覧は良いがコピーしたり転送したりす
ることが本サーバで禁止されているときに、その旨のエ
ラーメッセージを表示して再入力を促すように構成して
もよい。例えば、図4において、OKボタンを押すと、
その後に送信できない旨のメッセージが表示される。ま
た、指定したURLが登録制の場合に、サーバーが、そ
の管理者に自動的にメールを送り、許可を得てから使用
するように構成してもよい。
【0041】図4の画面の下部に設けられたボタン40
1を、ユーザがマウスでクリックするなど入力装置を操
作することによりオンすると、表示された検索条件、U
RL、ユーザ名などが、ユーザ端末30からサービスプ
ロバイダ設備10に与えられる。すると、WWWサーバ
部12が、与えられた検索条件およびURLにしたがっ
て、インターネット32を介して、他のWWWサーバ4
0a〜40cにアクセスし、これらの何れかから、検索
条件などに合致する文字列を、HTML形式のファイル
にて取得する。そして、取得された文字列をユーザ端末
30に伝達する。文字列が取得できなかったときは、エ
ラー情報を返す(ステップ302)。
【0042】これに応答して、ユーザ端末30のディス
プレイの画面上には、図5に示すような画像が表示され
る(ステップ303)。図5に示すように、ディスプレ
イの画面上には、ステップ301にて設定された検索条
件やURLのほか、サービスプロバイダ10により取得
されて伝達された文字列(この例では、「0902 今日は
何の日? 宝くじ日/誕生 ○山×子 (19**年、
タレント)」という情報)が表示される。
【0043】このように文字列を表示し確認をとる(ス
テップ304)。図5に示すような画面が表示された際
に、ユーザが検索条件の変更を求める場合には、入力装
置(ブラウザでもよい。以下同じ)を所定のように操作
することによりステップ301に戻るように構成するこ
とが可能である。同時に、図5の下部に示されたよう
に、「文字列送信試験を(する)/文字列送信試験を
(しない)」ボタン501、502を表示することによ
り、ページャへの送信試験の有無をユーザーに確認す
る。ボタン501がユーザによりオンされると「文字列
送信試験をする」と判断され、ステップ305に進み、
図6のような画面を表示する。
【0044】ステップ305および306においては、
ユーザ端末30のディスプレイの画面上に、図6に示す
ような、情報を送信すべきページャの機種名、ポケット
ベル(ページャ)番号、設定されている場合に必要なパ
スワード、取得された文字列(送信メッセージ)および
送信レポートが必要な場合に、該レポートを送信すべき
メールアドレスを指定する欄を含む画像が表示される。
【0045】ユーザは、入力装置を操作することによ
り、上記欄のそれぞれに必要な文字や数字を記入した後
に、ボタン601をオンする。これにより、上記欄に設
定された情報がサービスプロバイダ設備10に、インタ
ーネット32を介して伝達される。
【0046】サービスプロバイダ設備10においては、
これに応答して、呼出サーバ部22が起動され、取得し
た機種名にしたがってスプールファイルを作成する(ス
テップ307)。
【0047】次いで、作成したスプールファイル32を
読み出して、設定されたポケットベル番号に従い、文字
列を送信すべきページャのサービス会社の設備(50a
〜50cのいずれか)に、送信先電話番号および文字列
を、モデム24及び公衆回線52を介して転送する(ス
テップ308)。これにより、送信先であるページャ6
0に、必要な文字列が伝達される。送信試験が完了した
ときに、そのことを知らせるために「送信試験を完了し
ました」というメッセージを表示するようにしてもよ
い。
【0048】送信試験の結果、問題があるようであれ
ば、設定をキャンセルし、ステップ305に戻り設定を
やり直すように構成してもよい。
【0049】このような送信試験が終了した後、或い
は、図5に示す画像のボタン502がユーザによりオン
された場合には、ステップ309に進む。ステップ30
9においては、ユーザ端末30のディスプレイの画面上
に、図7に示すような画像が表示される。図7に示すよ
うに、この画像には、図5に示した項目(URL、複数
の検索条件、送信メッセージ)、図6に示す機種名、ポ
ケットベル(ページャ)番号、パスワード、メールアド
レスが含まれる。さらに、これに加えて、サービスプロ
バイダ設備10が、上記検索条件に基づき、URLおよ
び検索条件にしたがって、他のWWWサーバ部40a〜
40cから文字列を取得して、ポケットベル(ページ
ャ)番号にて特定されるページャ60に取得した文字列
を伝達するための日付および時間を設定する欄(符号7
01など)が設けられている。
【0050】ここで、曜日指定欄701の左側に設けら
れたボタン702をオンすると、図8に示すように、曜
日およびこれらの組み合わせを含むウィンドウ800
(メニューウインドウ)が表示される。ユーザはマウス
などの入力装置を操作することにより、所望の曜日或い
はこれらの組み合わせの何れかを選択することができ
る。或いは、曜日指定欄701の右側の日付指定欄に数
値を入れて、曜日ではなく所望の日(例えば、9月2
日)に、文字列を取得してこれを伝達するように設定す
ることもできる。さらに、本実施の形態においては、文
字列を取得してこれを伝達する時刻を指定することがで
きる(符号703参照)。
【0051】図7の画面において問題があるようであれ
ば、設定をキャンセルし、ステップ301に戻り設定を
やり直すように構成してもよい。
【0052】このようにして、取得すべき文字列を送信
すべき日時が設定され、ボタン705がオンされると、
ユーザ名、検索条件、URL、ページャの機種名、ポケ
ットベル(ページャ)番号、日時などが、インターネッ
ト32を介して、サービスプロバイダ設備10に伝達さ
れる。伝達された情報は、スケジュールファイルとし
て、データベース16の所定の領域に記憶される(ステ
ップ310)。
【0053】以上が、図2の収集条件、スケジュールの
新規入力処理201の詳細である。
【0054】次に、収集した情報の発信処理203につ
いて説明する。
【0055】上述したようにしてデータベース16に記
憶されたスケジュールファイルは、図1のサービスプロ
バイダ設備からページャ60への情報の発信処理にて使
用される。
【0056】図9は、この発信処理の処理手順を示す図
である。図9に示すように、サービスプロバイダ設備1
0の情報収集部18は、時間管理部20からの時間情報
にしたがって、所定の時間ごと(たとえば、n分ごと。
n=1、5、10、15、30、45、60、90、1
20・・・)に、データベース16中のスケジュールフ
ァイルを参照して、実行すべきジョブがあるか否かを判
断する(ステップ901)。ここで、実行すべきジョブ
とは、スケジュールファイル中の日時が、現在の時間と
略一致する場合(例えば、60分間隔でジョブの有無を
判断するときに、30分以内に実行すべきであった過去
のスケジュールがある、あるいは30分未満内に実行す
べき未来のスケジュールがあるとき)、他のWWWサー
バ部40a〜40cから必要な文字列を取得して、指定
されたポケットベル(ページャ)番号のページャに取得
した文字列を伝達することをいう。
【0057】実行すべきジョブがあった場合には、情報
収集部18は、対応するスケジュールファイル中の検索
条件、URLなどを取出す。(ステップ902)。な
お、ここで、電話番号がエイリアス(Alias)である、つ
まり、番号でなく名前である場合には、データベース1
6中に予め設けられた電話帳を参照して、必要な電話番
号を取得する(なお、電話番号は複数の場合もある)。
次いで、情報収集部18は、何れかのWWWサーバ部4
0a〜40cから検索条件に合致する文字列を取得する
(ステップ903)。
【0058】このようにして所定の文字列が取得される
と、情報収集部18は、得られた文字列、対応するスケ
ジュールファイル中の機種名、ポケットベル(ページ
ャ)番号、メールアドレスなどを呼出サーバ部22に伝
達する(ステップ904)。
【0059】呼出サーバ部22は、これに応答して、与
えられた機種名にしたがってスプールファイルを作成す
る(ステップ905)。
【0060】次いで、作成したスプールファイルを読み
出して、送信時間になったら、取得した文字列を送信す
べきページャにサービスを提供している何れかのサービ
ス会社の設備50a〜50cに、送信先電話番号および
文字列を、公衆回線52を介して転送するようにモデム
24を起動する(ステップ906)。これによりモデム
24、公衆回線52、サービス会社の設備を介して、送
信先であるページャ60のディスプレイ(図示せず)の
画面上に必要な文字列が表示される。
【0061】このような処理が終了した後に、情報収集
部18は、スケジュールファイルを更新(あるいは消
去)するとともに、ログファイルを出力する。これによ
り、図2のステップ203の処理が終了する。
【0062】次に、図2のステップ202のスケジュー
ルの変更処理につき説明を加える。この処理は、少なく
とも一つの収集条件およびスケジュールを設定したユー
ザが、ユーザ端末30の入力装置を操作して、スケジュ
ールの変更を指定したことにより実行される。図10
は、この発信処理の処理手順を示す図である。ユーザが
入力装置を操作して、ユーザ名をユーザ端末30に入力
することにより、インターネット32を介して、サービ
スプロバイダ設備10にユーザ名が与えられる(ステッ
プ1001)。ユーザプロバイダ設備10のWWWサー
バ部12は、これに応答して、データベース16から、
与えられたユーザ名を含むスケジューリングファイルを
探し出し、このスケジューリングファイルに含まれる種
々の情報(日時、検索条件、URL、ページャの機種
名、ポケットベル(ページャ)番号など)をインターネ
ット32を介して、ユーザ端末30に返送する。
【0063】図11は、このようにして、ユーザ端末3
0のディスプレイの画面上に得られた画像の一例を示す
図である。図11に示すように、ディスプレイの画面上
には、ユーザにより設定されたスケジューリングファイ
ルのそれぞれに含まれる種々の情報を示す欄(たとえ
ば、1101、1102など)が表示される。また、各
欄の左側には、欄に対応してチェックボックス(たとえ
ば、1103)が設けられている。ユーザがユーザ端末
30の入力装置を操作して、チェックボックスの何れか
に印を付け、かつ、「削除」ボタン1104をオンする
と、削除すべきスケジューリングファイルを示す情報
が、インターネット32を介して、サービスプロバイダ
設備10に与えられ、これに応答して、データベース1
6中の対応するスケジューリングファイルが削除される
(ステップ1002)。
【0064】また、本実施の形態においては、単なる削
除に加えて、文字列を取得して所定のページャに送信す
べき日時(曜日も含む)、ポケットベル(ページャ)番
号(送信電話番号)およびメールアドレスを変更するこ
とが可能である。ユーザがユーザ端末30の入力装置を
操作して、日時やメールアドレスの対応する欄に必要な
文字や数字を入力して、「登録」ボタン1105をオン
すると、対応するスケジューリングファイルに関するユ
ーザ名、日時、ポケットベル(ページャ)番号、メール
アドレスが、インターネット32を介してサービスプロ
バイダ設備10に与えられる。サービスプロバイダ設備
10においては、これに応答して、データベース16中
の対応するスケジューリングファイルの内容が更新され
る(ステップ1003)。更新された内容は、再度、イ
ンターネット32を介して、ユーザ端末30に返送さ
れ、ディスプレイの画面上に表示されるため、ユーザ
は、自己が変更した内容を確認することが可能である。
【0065】このようにして、ユーザは、いったん登録
したスケジュールを所望のように変更することができ
る。
【0066】なお、図11中の「やり直し」ボタンを操
作することにより、一度入力したデータを、図11の入
力前に修正することが可能である。
【0067】なお、図11中の「スケジュール」「時間
(24H)」「メールアドレス」「送信電話番号」「ベ
ルPW」「URL」「検索種別」「キー1」「キー2」
「キー3」「最大文字数」の各欄について簡単に説明す
る。
【0068】「スケジュール」は情報収集部18を起動
するタイミングのうちの「日」を指定する欄である。例
えば、「月火水木金」のようにウイークデーの指定や、
「金」のように特定の曜日の指定や、「8月15日」の
ように日付指定が可能である。また、「AUTO」とい
う指定も可能である。これは目的とするホームページが
変更されたことを自動的に検知し、変更されたときに自
動的にデータをページャへ送信するものである。詳しく
は後述の発明の実施の形態2で述べる。
【0069】「時間(24H)」は情報収集部18を起
動するタイミングのうちの「時刻」を指定する欄であ
る。例えば、「12:00」のような指定が可能であ
る。この表示は24時間表示でも、午前/午後の表示で
もどちらでもよい。また、上記の場合と同様に「AUT
O」という指定も可能である。
【0070】「メールアドレス」は送信レポートの宛先
のアドレスである。
【0071】「送信電話番号」はデータを送信すべきペ
ージャの電話番号である。例えば直接電話番号を指定す
ることが可能である。あるいは、電話番号及び/又はペ
ージャの機種を予め登録するとともに、登録されたもの
に固有の文字列(コード)を割り当て、この文字列を指
定することも可能である。例えば、個人の名前を文字列
に使用することが可能である。エイリアスあるいは特定
の電話番号列をもつものであって特定のポケットベルの
機種のものすべてに送信する、というような指定も可能
である。このような指定方法は、文字列で複数の文字列
等を表象することができるので、同報送信のように一度
に多数の相手にメッセージを送信するときに便利であ
る。このための登録機能は、例えばMMI及び呼出サー
バ部の両方に持たせることが考えられる。なお、この場
合において、情報処理部18は同報先のページャの数と
同じだけ、呼出サーバ部22及びモデム24を繰り返し
動作させる。
【0072】「ベルPW」は、ポケベル(ページャ)の
パスワード(PW)である。パスワードは不要のときが
ある。
【0073】「URL」は、図3のステップ301、図
4の画面で入力したURLである。
【0074】「検索種別」は、「キー1」乃至「キー
3」で指定された検索範囲の種別を示す。
【0075】「キー1」乃至「キー3」は、図3のステ
ップ301、図4の画面で入力した検索条件である。な
お、これらの条件は図11の画面において変更できな
い。これは、検索条件は、実際にホームページからデー
タが正しく取得されるかどうか確認しながら設定される
べきだからである。検索条件がむやみに変更されても正
しいデータが得られるとは限らない。また、キーを与え
ただけでは取得試験ができないため、正しい情報が取得
できなくなるかもしれない。例えば、ホームページの内
容が変更されるときに、そのレイアウト(HTMLソー
ス)が変更されることがあり、この場合は過去の検索条
件をそのまま使用したとしてもデータを正しく取得でき
ない。「キー」の内容は、HTMLソース中のタグであ
る。例えば、「キー1」を<title>、「キー2」を</
title>に設定すると、そのホームページのタイトルの
データを取得することができる。同様に、<BR>を指
定すれば、改行までつまり文字列の最後までのデータ
を、「%02m%02d」(これは2桁で構成される月データと
2桁で構成される日データを指定する意味である)を指
定すれば日付情報が、「&time」を指定すれば時刻情報
が、文字列「aa」から「bb」を指定すれば「aa」「bb」
の間のデータをそれぞれ取得することができる。この場
合において、該当する部分が複数ある場合には、これら
のうちの何番目を取得するかも指定することができる。
あるいは、何行の何文字目から何行の何文字目までのデ
ータを取得するというような指定も可能である。あるい
は、HTMLソースに慣れていないユーザーは、ホーム
ページの表示を直接見ながら指定することも可能であ
る。この場合、ホームページの表示の指定からHTML
ソースの指定に変換するソフトウエアをユーザ端末ある
いはWWWサーバ部のいずれかに備えるようにしてもよ
い。
【0076】「最大文字数」は、図3のステップ30
1、図4の画面で入力した最大文字列長である。この単
位は、例えばバイトである。
【0077】なお、上記の説明において変更できないも
のは「キー1」乃至「キー3」であったが、これ以外に
みだりに変更されてトラブルが生じるおそれがあるも
の、例えば送信先の電話番号なども変更できないように
してもよい。
【0078】なお、本システムを商業ベースに乗せよう
とする場合、課金方法が問題となるが、例えば、情報収
集部18が所定のホームページにアクセスし、取得した
データを送信した回数に応じて課金することが考えられ
る。この課金情報はユーザーが予め指定した課金先に対
して送られる。さらに取得したデータの大きさ(バイト
数)により課金することも考えられる。なお、ユーザー
に予め一定のクレジット枠(プリペイド枠)を設けてお
き、この枠内において使用を認める方法も考えられる。
この方法によれば、ユーザーが誤って毎分データ取得を
要求するように設定したときに、課金が著しく増大する
という不都合を防止できる。
【0079】なお、課金項目として次のようなものが考
えられる。(1)取得したHTMLファイルの大きさ、
(2)ホームページへのアクセス回数、(3)呼出サー
バでの送信回数、(4)呼出サーバでの送信バイト数。
【0080】本実施の形態によれば、サービスプロバイ
ダ設備10において、ユーザ端末からの指示に基づき、
文字列を取得するための検索条件、URLや、取得した
文字列を送信すべきページャの送信電話番号、送信すべ
き日時が設定され、サービスプロバイダ設備は、設定さ
れた日時に、設定された検索条件およびURLに基づ
き、他のWWWサーバ部から所定の文字列を取得して、
所定のページャに取得した文字列を送信する。したがっ
て、インターネット上にバラバラに存在する情報を一括
して取得して、これをページャなどの端末に送信するこ
とが可能となる。また、日時を定めておくために、情報
を見逃すことを防止することが可能となる。
【0081】発明の実施の形態2.次に、本発明の第2
の実施の形態につき説明を加える。この実施の形態にお
いて、情報予約送信システムの構成および処理の概要
は、図1、図2に示すものと同一である。特に、この実
施の形態においては、サービスプロバイダ設備からペー
ジャへの情報の発信処理(図2のステップ203)にお
いて、取得した文字列に変化があったときに、これをペ
ージャに送信できるようになっている。なお、これを実
現するために、スケジュールファイル中には、取得した
文字列を格納するための領域が設けられている。
【0082】図12は、第2の実施の形態にかかる情報
予約送信システム10における発信処理(図2のステッ
プ203)の処理手順の一部を示す図である。図12に
示すように、サービスプロバイダ設備10の情報収集部
18は、時間管理部20からの時間情報にしたがって、
所定の時間ごと(たとえば、n分ごと)に、データベー
ス16中のスケジュールファイルを参照して、実行すべ
きジョブがあるか否かを判断する(ステップ120
1)。この処理は、図9のステップ901に略対応す
る。実行すべきジョブがあった場合には、情報収集部1
8は、対応するスケジュールファイル中の前回検索され
た際の文字列を取り出す(ステップ1202)。次い
で、情報収集部18は、何れかのWWWサーバ部40a
〜40cから検索条件に合致する文字列を取得する(ス
テップ1203)。
【0083】情報収集部18は、取得された文字列を、
対応するスケジュールファイル中の文字列のための領域
に格納するとともに、この取得された文字列と、前回検
索された際の文字列とを比較し、これが同一である場合
には、処理を終了し、同一でない場合には、送信のため
の種々の処理(ステップ1205など)を実行する(ス
テップ1204)。なお、最初は「前回検索された文字
列」がないが、同様に取り扱える。もちろんこのステッ
プをスキップすることもできる。送信のための処理は、
図9のステップ904ないし907と略同一である。
【0084】なお、第2の実施の形態のように、取得さ
れた文字列が変更された場合にのみ、文字列を送信する
ように設定するために、図13に示すように、日時や送
信先を指定する画像(図7に一部を除き一致する)を、
ユーザ端末30のディスプレイの画面上に表示し、日付
や送信時間の代わりに、ボタン1301をオンすること
により、文字列の変更を検知して図12に示す処理が実
行されるように設定しても良い。また、検知の時間範囲
の指定ができるようにしてもよい。
【0085】このように本実施の形態によれば、取得さ
れた文字列が、前回のものと変更されている場合に限
り、これを所定のページャに送信する。したがって、無
駄な情報の送信を防止しつつ、必要な情報を逃すことな
く提供することが可能となる。例えば、プロ野球の情報
をホームページから取得しページャに送信するとき、プ
ロ野球の放送時間の変更(延長)のみ変更検知したり、
得点が新たに加えられたり、回が変わったりするごとに
データを送信することができる。すなわち、汎用のペー
ジャを用いてプロ野球速報サービスを提供することがで
きる。もちろんプロ野球などのスポーツ情報に限らず、
常に最新の情報を必要とする用途、例えば、株価情報、
為替相場情報、気象情報、選挙速報などの情報を提供す
ることができる。従来、この種の情報提供は専用のサー
バと専用の端末を必要としたが、この発明の実施の形態
によれば、汎用のサーバ、汎用のページャ等の携帯無線
端末によって実現可能となる。
【0086】また、対象とするホームページへのアクセ
スが有料(例えば、時間に対する従量制)の場合、この
発明の実施の形態のように間欠的にアクセスすることに
より、情報受信のコストを低減することができる。ま
た、アクセスする時間帯を限定することによりさらにコ
ストを低減することが可能になる。例えば、プロ野球の
最新情報を知りたいときにはプロ野球が行われている6
時から10時までの時間帯に限定し、株価情報であれば
株式市場が開かれている時間帯に限定すればよい。
【0087】以上、説明したように本実施の形態よれ
ば、所望の情報を得るために、別個にWWWサーバ部を
参照する必要がなくなり処理が簡単になるとともに、定
期的に情報を取得して、これをぺージャに伝達するた
め、情報の取り忘れを防止することが可能となる。
【0088】また、取得した情報を、ページャに送信す
ることにより、第三者にこれを伝達することが可能とな
る。この発明の実施の形態を適用することにより、携帯
用無線端末の仕様を変更することなく、携帯用無線端末
とインターネットなどの通信ネットワークとを結合する
ことにより、さまざまなサービスの提供が可能となる。
【0089】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0090】たとえば、前記実施の形態においては、公
衆回線を介してページャに取得した文字列を送信してい
るがこれに限定されるものではなく、他のユーザ端末に
電子メールやファクシミリとして伝達しても良い。ま
た、公衆回線を介して、無線端末(たとえば、携帯電話
やPHS(Personal Handyphone System))に取得した文
字列を送信しても良い。
【0091】また、前記実施の形態においては、他のW
WWサーバ部から情報を取得しているが、これに限定さ
れるものではなく、電子ニュースなどであっても良い。
さらに、取得する情報は文字列に限定されるものではな
く、ビットマップなどの画像データや音声データが含ま
れていても良い。
【0092】さらに、前記実施の形態においては、取得
した情報が、ページャのディスプレイの画面上に表示さ
れているが、音声として出力されても良いことは言うま
でもない。
【0093】また、前記実施の形態においては、ユーザ
端末において、送信すべき曜日或いは送信時と、送信時
間とを特定し、サービスプロバイダ設備において、これ
に応じて、文字列など必要な情報を取得しているが、情
報の取得タイミングはこれに限定されるものではなく、
所定期間において単位時間ごと(たとえば、n時間ご
と)に、サービスプロバイダ設備において、文字列など
必要な情報を取得するように設定することも可能であ
る。
【0094】なお、前記実施の形態を上位概念で捉える
と、情報の取得とそのメッセージ送信時間は独立である
と言える。したがって、例えば、データを取得しやすい
午前2時にデータを取得して、データを必要とする午前
8時に送信する、という処理が可能になるのである。
【0095】さらに、本明細書において、手段とは必ず
しも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段に
より実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユーザ
端末において、取得すべき情報、情報を取得すべきタイ
ミング、および、取得した情報の送信先を特定し、前記
特定された取得すべき情報、タイミングおよび送信先を
示すデータを、通信ネットワークを介して送信サーバに
伝達し、前記送信サーバにおいて、伝達された前記デー
タに基づき、特定されたタイミングに、取得すべき情報
を得るとともに、特定された送信先に送信するので、利
用者が希望する情報を、見逃すことなく、予め設定され
た所望のときに受信することが可能となる。また、取得
すべき情報を特定しておくことで、自分専用の情報(た
とえば、ニュース)などを受信することが可能となる。
さらに進んで、ニュース項目をユーザ自身専用にカスタ
マイズすることができる。
【0097】本発明によれば、例えば、インターネット
を利用して携帯用無線端末を制御して、必要な情報を携
帯用無線端末に送信することにより、携帯用無線端末の
仕様を変更することなくサービスが可能である。このよ
うに、携帯用無線端末とインターネットなどの通信ネッ
トワークとを結合することにより、さまざまなサービス
の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる情報予約送信
システムの概略を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる情報予約送信
システムにおいて実行される処理の種別を示す図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる新規入力処理
の処理手順を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末の
ディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す図
である。
【図5】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末の
ディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す図
である。
【図6】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末の
ディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す図
である。
【図7】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末の
ディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す図
である。
【図8】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末の
ディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す図
である。
【図9】 本発明の実施の形態1にかかる発信処理の処
理手順を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態1にかかる発信処理の
処理手順を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態1においてユーザ端末
のディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す
図である。
【図12】 本発明の実施の形態2にかかる発信処理の
要部の処理手順を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態2においてユーザ端末
のディスプレイの画面上に表示された画像の一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 サービスプロバイダ設備 12 WWWサーバ部 14 MMI部 16 データベース 18 情報収集部 20 時間管理部 22 呼出サーバ部 24 モデム 30a〜30c ユーザ端末 32 インターネット 40a〜40c WWWサーバ部 50a〜50c サービス会社設備 52 公衆回線網 60a、60b ページャ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末において、取得すべき情報、
    情報を取得すべきタイミング、および、取得した情報の
    送信先を特定するステップと、 前記特定された取得すべき情報、タイミングおよび送信
    先を示すデータを、通信ネットワークを介して送信サー
    バに伝達するステップと、 前記送信サーバにおいて、伝達された前記データに基づ
    き、特定されたタイミングに、取得すべき情報を得ると
    ともに、特定された送信先に送信するステップとを備え
    る情報予約送信方法。
  2. 【請求項2】 前記送信サーバにおいて、前記取得すべ
    き情報を示すデータに基づき、通信ネットワークを介し
    て他のサーバにアクセスするとともに、前記他のサーバ
    から取得すべき情報を得ることを特徴とする請求項1に
    記載の情報予約送信方法。
  3. 【請求項3】 前記取得すべき情報を示すデータは、U
    RL(Universal Resource Locator)と、このURLで特
    定されるホームページのHTML(HypertextMarkup Lan
    guage)ソースの一部を少なくとも含むことを特徴とする
    請求項2に記載の情報予約送信方法。
  4. 【請求項4】 前記取得すべき情報を示すデータは、H
    TMLソースのうちのタグを含み、前記送信サーバは、
    前記タグに基づいて情報を切り出して取得することを特
    徴とする請求項3に記載の情報予約送信方法。
  5. 【請求項5】 前記取得すべき情報を示すデータは、H
    TMLソースのうちの日付及び時刻情報の少なくとも一
    方の情報を含み、この情報に基づき、前記送信サーバ
    は、情報を切り出して取得することを特徴とする請求項
    3に記載の情報予約送信方法。
  6. 【請求項6】 前記取得すべき情報を示すデータは、H
    TMLソースのうちの所定の文字列を含み、前記送信サ
    ーバは、前記文字列に基づいて情報を切り出して取得す
    ることを特徴とする請求項3に記載の情報予約送信方
    法。
  7. 【請求項7】 前記送信サーバにおいて、前記送信先の
    処理能力に応じて取得すべき情報の大きさを制限するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報予
    約送信方法。
  8. 【請求項8】 前記送信先を示すデータが、送信先であ
    る通信端末の機種名および通信端末の番号を示すデータ
    を含み、 前記特定された送信先に送信するステップが、前記通信
    端末又は前記通信端末に情報を伝達するための設備に、
    前記通信端末の番号あるいはこれに相当するデータを通
    知することにより、取得した情報の転送を指示すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報予約
    送信方法。
  9. 【請求項9】 前記通信端末が、ページャ、携帯電話、
    ファクシミリ装置、電子メールを送受信可能な端末およ
    びPHSの何れかであることを特徴とする請求項8に記
    載の情報予約送信方法。
  10. 【請求項10】 前記タイミングを示すデータが、曜
    日、日付及び時刻の少なくとも何れかを示すデータ、お
    よび、所定期間における単位時間あたりのアクセス回数
    を示すデータの何れかであることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の情報予約送信方法。
  11. 【請求項11】 前記特定された送信先に送信するステ
    ップが、前回送信した情報と、今回取得した情報とが一
    致するか否かを判断し、 両者が一致しないときに、取得した情報を送信すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報予約
    送信方法。
  12. 【請求項12】 前記ユーザ端末から要求があったとき
    に、前記送信サーバは、伝達された取得すべき情報およ
    び送信先を示すデータに基づき、取得すべきデータを得
    ることにより動作試験を行うことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の情報予約送信方法。
  13. 【請求項13】 さらに、取得されたデータを特定され
    た送信先に送信して、その動作試験を実行することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の情報予約送信
    方法。
  14. 【請求項14】 前記送信サーバにおいて、取得すべき
    情報を得た回数及び特定された送信先に送信した回数に
    基づき、課金処理を行うステップを備えることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の情報予約送信方
    法。
  15. 【請求項15】 さらに、取得した情報の大きさを勘案
    して課金することを特徴とする請求項14に記載の情報
    予約送信方法。
  16. 【請求項16】 前記ユーザ端末に対応して予め利用可
    能範囲を設けておき、この範囲内において前記送信サー
    バの利用が認められることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の情報予約送信方法。
  17. 【請求項17】 通信ネットワークに接続されたユーザ
    端末であって、取得すべき情報、情報を取得すべきタイ
    ミングおよび取得した情報の送信先を特定して、通信ネ
    ットワークを介して、上記特定された種々の情報を示す
    データを送信可能なユーザ端末と、 通信ネットワークに接続され、前記ユーザ端末からのデ
    ータを受け入れるデータ受け入れ手段、前記タイミング
    にしたがって、取得すべき情報を得る情報取得手段、お
    よび、取得された情報を、所定の送信先に送信する送信
    手段を備えた送信サーバとを備えたことを特徴とする情
    報予約送信システム。
  18. 【請求項18】 前記情報取得手段が、通信ネットワー
    クを介して他のサーバから取得すべき情報を得ることを
    特徴とする請求項17に記載の情報予約送信システム。
  19. 【請求項19】 前記送信先を示すデータが、送信先で
    ある通信端末の機種名および通信端末の番号を示すデー
    タを含み、 前記送信手段が、通信端末又は通信端末に情報を伝達す
    るための設備に、通信端末の番号あるいはこれに相当す
    るデータを通知して、取得した情報の転送を依頼するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項17または請求
    項18に記載の情報予約送信システム。
  20. 【請求項20】 ユーザ端末から、取得すべき情報、情
    報を取得すべきタイミングおよび取得した情報の送信先
    を示すデータを、通信ネットワークを介して受け入れ
    る、データ受け入れ手段、前記タイミングにしたがっ
    て、取得すべき情報を得る情報取得手段、および、取得
    された情報を、所定の送信先に送信する送信手段を備え
    たことを特徴とする送信サーバ。
  21. 【請求項21】 前記情報取得手段が、通信ネットワー
    クを介して他のサーバから取得すべき情報を得ることを
    特徴とする請求項20に記載の送信サーバ。
  22. 【請求項22】 前記送信先を示すデータが、送信先で
    ある通信端末の機種名および通信端末の番号あるいはこ
    れに相当するデータを示すデータを含み、 前記送信手段が、通信端末への情報サービスを行ってい
    るサービス設備に、通信端末の番号あるいはこれに相当
    するデータを通知して、取得した情報の転送を依頼する
    ように構成されたことを特徴とする請求項20または請
    求項21に記載の送信サーバ。
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