JPH11212690A - 画像表示装置及びその方法 - Google Patents

画像表示装置及びその方法

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JPH11212690A
JPH11212690A JP1046298A JP1046298A JPH11212690A JP H11212690 A JPH11212690 A JP H11212690A JP 1046298 A JP1046298 A JP 1046298A JP 1046298 A JP1046298 A JP 1046298A JP H11212690 A JPH11212690 A JP H11212690A
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JP1046298A
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Toshiaki Itazawa
敏明 板澤
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部入出力機器からの情報が画像表示装置を
介して入力されるコンピュータシステムにおいては、画
像表示装置において外部入出力機器の情報を取得するに
も関らず、該情報を直接表示画像にフィードバックする
ことはできなかった。 【解決手段】 マウス4からの入力信号を分岐部10で
認識部11とコンピュータ2とに分岐する。認識部11
ではマウス4からの指示内容を認識し、比較部13にお
いてフレームメモリ12内の表示画像データから適切な
2枚を比較することにより、表示画像を領域毎に認識
し、更新すべき表示領域の画像データを表示画像作成部
9にて作成し、液晶パネル8を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置及びそ
の方法に関し、例えば、外部入出力機器からの情報を中
継して画像処理装置に入力する画像表示装置及びその方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータには、文字、数字
等の画像情報を表示する画像表示装置が不可欠である
が、ノートブックタイプやオールインワンタイプのもの
以外の、所謂デスクトップ機では、画像処理装置を含む
コンピュータ本体と画像表示装置は別体であり、その間
はインタフェースケーブルにより接続されている。ま
た、このようにコンピュータ本体と画像表示装置とが接
続された形態のコンピュータシステムにおいては、キー
ボードやマウスといった外部入出力機器はその殆どがコ
ンピュータ本体に接続されていた。即ち、画像表示装置
を経由して外部入出力機器を接続可能なコンピュータシ
ステムは少なかった。
【0003】近年、液晶等を利用した薄型平面ディスプ
レイが数多く提案されており、省スペース化ヘの意識が
高まりつつあると同時に、外部入出力機器の配線を見栄
え良く処理するために、外部入出力機器との接続手段
を、コンピュータ本体でなく表示装置側に求める要求も
多い。しかしながら、コンピュータを製造するメーカー
やその機種毎に、コンピュータと外部入出力機器との入
出力信号形態が異なるため、外部入出力機器との汎用的
な接続手段を具備した画像表示装置は少ないのが現実で
ある。また、外部入出力機器が画像表示装置に接続され
ている場合でも、外部入出力機器からの信号は画像表示
装置を経由してそのままコンピュータ本体に入出力され
るだけであり、画像データ自体はコンピュータ本体内の
画像処理機構により作成され、画像表示装置に送られて
いる。即ち、画像表示装置は単に信号の中継をしている
に過ぎなかった。
【0004】以下、従来の画像表示装置における画像表
示方法について説明する。
【0005】表示画像データはコンピュータ本体から一
定周波数でデータ転送され、画像表示装置に具備された
画像制御回路において、該表示装置の表示に適した駆動
形態に加工され、画像表示が行われる。この時、コンピ
ュータ本体からの画像データをできるだけ忠実に再現す
るように制御され、且つ表示画像全体が所定の周波数で
書き換えられている。
【0006】また、液晶表示装置(LCD)のように、
表示画面上に画素に対応する液晶をマトリクス状に配置
し、その各々を駆動することで液晶毎のスイッチングを
行って画像を表示する画像表示装置においては、画面の
横方向に走る走査線と縦方向に走る情報線とに対応し
て、画素のスイッチングを行うように構成されている。
【0007】特に、カラーLCDでは、更に各画素が
R,G,Bの3色に分割されたサブピクセルを各々駆動
してカラー表示を実現しているが、R,G,Bが組み合
わされた1組の画素が1単位となる。カラーLCDにお
いては、より細かな色表現を行うために、サブピクセル
のスイッチングレベルを多値化する方法や、また、スイ
ッチングはオン/オフの2値のまま、サブピクセルを更
に細かく分割して面積階調を実現する方法、また、スイ
ッチングスピードを早くして夫々の色のデューティ比を
変えて時分割階調を実現する方法等、種々の手法が用い
られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように独立した画像表示装置と接続され、更に外部入出
力機器からの情報は画像表示装置を介して入力されるコ
ンピュータシステムにおいては、以下に示す様な問題が
あった。
【0009】外部入出力機器から入力された情報は、画
像表示装置を介してコンピュータ本体に送信される。そ
して、該情報はコンピュータ本体内のCPU等により処
理されることにより、表示すべき画像データに反映され
る。即ち、外部入出力機器から入力された情報を取り込
んだ画像データが、画像表示装置に送信されることによ
り、画面表示が行われる。
【0010】ここで、コンピュータ本体は外部入出力機
器の信号入出力の有無に関わらず、所定の周波数で画像
データを画像表示装置に送信しているため、上述したよ
うに外部入出力機器からの情報は既に画像データ内に反
映されており、画像表示装置では、自身が表示する画像
データが外部入出力機器の信号により更新されているの
か、また、更新されているのであればそれが画像データ
のどの部分であるのかを判別することはできなかった。
即ち、画像表示装置は外部入出力機器とコンピュータ本
体との信号を単純に中継するのみであるため、外部入出
力機器の情報を用いて、表示する画像データに対して何
らかの処理を施すことは基本的に不可能であった。
【0011】また、表示デバイスが表現可能な色数が少
ない場合に、実際より細かな色表現を実現するために、
画像データに対して誤差拡散法やデイザ法といった擬似
中間調処理を行う場合がある。このような処理を行なう
場合、表示画面上のある部分において、その表現する色
に変化が無くても、他の部分の表現色が変わったために
その波及効果として、見た目の色は同じでも画素レベル
では色の分散度合い等が変わり画像データが変化してし
まう。このような場合は、画像表示装置側において表示
画像データから外部入出力情報を抽出することは更に困
難になる。
【0012】また、強誘電性液晶のようにメモリ性のあ
る液晶表示装置においては、画像データが更新された部
分を検出し、その部分のみ書き換えを行う、所謂部分書
き換えが可能である。しかしこの場合も、画像表示装置
側では画像データの更新の有無しか分からないため、画
像が更新される理由を判別することはできなかった。更
に、コンピュータ本体からは所定の周波数で常に画像デ
ータが画像表示装置へ転送されているため、該所定の周
波数による表示画面の全面書き換えと上記部分書換えと
を併用して、画像表示を行なっていた。
【0013】以上に示した様に、独立した画像表示装置
と接続され、更に外部入出力機器からの情報が画像表示
装置を介して入力される従来のコンピュータシステムに
おいては、画像表示装置において外部入出力機器の情報
を取得するにも関らず、該情報を直接表示画像にフィー
ドバックすることはできなかった。
【0014】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、外部入出力機器からの情報を中継
して画像処理装置に入力する画像表示装置であって、表
示内容毎の属性を認識し、各内容に応じた適切な画像処
理を施すことにより表示画像の画質を向上させる画像表
示装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像表示装置は以下の構成を
備える。
【0016】即ち、外部入出力機器からの情報を中継し
て画像処理装置に出力する前記画像処理装置とは別体の
画像表示装置であって、前記外部入出力機器からの入力
信号の示す情報を認識する認識手段と、前記入力信号を
前記画像処理装置用及び内部信号処理用の2経路に分岐
する分岐手段と、前記画像処理装置から入力される表示
画像データを複数枚保持する保持手段と、前記保持手段
に保持された複数枚の表示画像データのうち、前記認識
手段により認識された情報に基づいて2枚を比較する比
較手段と、前記認識手段により認識された情報及び前記
比較手段による比較結果に応じて表示画像に表示される
夫々の画像内容に応じた画像処理を夫々に適用した表示
画像データを作成する作成手段と、を有することを特徴
とする。
【0017】例えば、前記作成手段は、前記認識された
画像内容毎に、表示画像データを作成するか否かを決定
することを特徴とする。
【0018】例えば、前記作成手段は、前記認識された
画像内容毎に、画像処理方法を変化させて表示画像デー
タを作成することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】<第1実施形態>図1は、本実施形態が適
用される画像処理システムの構成を示す斜視図である。
同図において1は表示デバイスであるところの液晶モニ
タ、2はコンピュータ本体、3は外部入出力機器である
ところのキーボード、4は同じく外部入出力機器である
ところのマウス、5は液晶モニタ1と外部入出力機器を
接続するためのコネクタである。本実施形態におけるコ
ネクタ5は液晶モニタ1に4箇所備えられており、内2
箇所がキーボード3及びマウス4と接続されている。ま
た、コネクタ5は、電気的には外部入出力機器と液晶モ
ニタ1との間においてシリアル通信可能に接続されてい
る。尚、コネクタ5には、キーボード3及びマウス4の
他に、デジタルカメラやデジタルビデオ等のデジタル信
号により入出力を行う外部入出力機器等が接続可能であ
る。
【0021】また、6は液晶モニタ1とコンピュータ2
を接続するためのインタフェースケーブルである。ケー
ブル6は、コンピュータ2から液晶モニタ1への画像デ
ータを伝達する部分と、前記外部入出力機器とのシリア
ル通信を行う部分とから構成されており、その一端はコ
ンピュータ2に、他端は液晶モニタ6の背面に備えられ
た不図示のコネクタに接続されている。
【0022】本実施形態の液晶モニタ1は、マトリクス
状に配線された水平方向に走る走査線と垂直方向に走る
情報線との交点になる部分に電圧を印加することにより
液晶のスイッチングを行い、光シャッターとすることで
画像の表示を実現している。更に、液晶モニタ1の液晶
はそれ自体がスイッチング状態を保持する、所謂メモリ
性を有する強誘電性液晶であり、液晶モニタ1において
は、書き換わった部分だけを書き替える部分書き換え
と、全画面を一定周期で書き換える全画面書き換えとを
併用して表示駆動している。
【0023】図2に、液晶モニタ1の詳細構成を示す。
同図においては、コネクタ5を介してマウス4が接続さ
れている様子を示す。8は液晶パネルであり、16は液
晶パネル8への画像表示を制御する表示制御部である。
表示制御部16において、10は分岐部であり、外部入
出力機器から入力された情報を、コンピュータ2側へ送
出すべき情報と液晶モニタ1側で処理する情報とに分別
する。11は認識部であり、外部入出力機器から入力さ
れた情報に基づいて外部入出力機器の種類を認識する。
尚、認識部11においては、キーボード3からの複数の
コマンドを識別するコマンド識別、及びマウス4からの
ベクトル情報を認識するベクトル認識が可能である。1
2はフレームメモリであり、液晶パネル8に現在表示さ
れている画像全体の前後複数枚分を記憶する。13は比
較部であり、コンピュータ2からの指令により液晶モニ
タ1に表示される画像をフレームメモリ12に記憶され
ている画像と比較する。9は表示画像作成部であり、液
晶パネル8へ表示される最終画像を作成する。
【0024】ところで液晶モニタ1には、上述したよう
にキーボード3とマウス4とが夫々コネクタ5を介して
接続されているが、液晶モニタ1においては、被接続物
が夫々キーボード3及びマウス4であることが認識部1
1において認識可能であり、更に、キーボード3のコマ
ンド及びマウス4のベクトル情報が認識可能である。そ
して、液晶モニタ1はそれらの信号をコネクタ15を介
してコンピュータ2に送信することができる。
【0025】以下、図2に示す液晶モニタの構成に従っ
て、表示画面上においてマウス4によるカーソル移動を
行なう場合の本実施形態の処理についてまず説明する。
【0026】表示画面上において、マウス4を使用して
例えば表示位置Aから表示位置Bヘマウスカーソルを移
動する場合について考える。この場合、マウス4はマウ
スカーソルが移動した距離及び方向をベクトル情報とし
て、該ベクトル情報を示す信号aをシリアル通信により
コンピュータ2に出力しようとする。
【0027】ところで、コンピュータ2に出力しようと
した信号aは、信号伝達手段であるマウスケーブルが液
晶モニタ1側に接続されているため、一旦液晶モニタ1
内部に取り込まれる。液晶モニタ1内部は液晶パネル8
の駆動を制御するための表示制御部16を内蔵している
が、表示制御部16には前述した各構成の他に、駆動制
御に関する必要構成を含んでいる。信号aは、まず表示
制御部16内の分岐部10に入力され、分岐部10にお
いて液晶モニタ1の内部処理用の信号bと、コンピュー
タ2に出力される信号b’とが作成される。ここで夫々
の信号の関係は、a=b=b’である。
【0028】信号b’はコネクタ15を介してコンピュ
ータ2と接続されるため、マウス4とコンピュータ2と
は直接データ通信を行うことができる。また信号bは認
識部11に入力され、認識部11においては、液晶モニ
タ1に接続されている外部入出力機器がマウスであるこ
とを識別すると共に、信号bのベクトル情報を読み取
る。以下、信号bをベクトル情報bとして説明する。
【0029】以下、信号b’について説明する。信号
b’は液晶モニタ1からコネクタ15を介してコンピュ
ータ2に送信されるが、コンピュータ2では信号b’の
情報を画像情報に変換した後、画像データcとして液晶
モニタ1に返す。画像データcは、画像制御部16内の
フレームメモリ12に保持されているデータを書き換え
る。
【0030】ここでフレームメモリ12には複数フレー
ム分の画像データが記憶されており、該記憶されている
複数フレームには、マウスカーソルの移動開始時(表示
位置A)における画像データと、マウスカーソルの移動
終了時(表示位置B)、もしくはベクトル情報bが所定
を超えた時の画像データ、の少なくとも2フレームが含
まれている。この2フレームの画像データは比較部13
に送られて比較され、ベクトル情報bのベクトル量に合
致する画面情報の変化を抽出することにより、画面上の
マウスカーソルの位置を検出することができる。また、
同様に2フレームにおける変化を抽出することにより、
マウスカーソルの位置のみでなく、画面上で移動した画
像の形状、即ちマウスカーソルの形状までも正確に検出
することができる。
【0031】更にマウス4はクリックボタンを備えてお
り、これを使用して画面に開かれているアプリケーショ
ンのウィンドウやアイコンのドラッグ等が可能である。
このようにして移動(ドラッグ)されたウィンドウやア
イコンの移動量、及び移動方向は、上述したマウス4の
ベクトル情報bに対応する。従って本実施形態において
は、認識部11でマウス4のクリック信号を検出し、更
に、上述したマウスカーソル形状認識と同様の手法でア
プリケーションのウィンドウの大きさやアイコンの形状
等を認識することも可能であるため、表示画像作成部9
において表示画像の書き換えデータ、即ち更新すべき領
域のみの画像データを作成し、液晶表示パネル8の表示
を更新することができる。
【0032】以上説明したように本実施形態によれば、
画面上のマウスカーソルの位置や形状、更にはウィンド
ウの大きさや位置、アイコンの形状や位置をコンピュー
タ2側ではなく、液晶モニタ1側で検出可能となる。従
って、液晶モニタ1が特に液晶のメモリ性を利用した部
分書き換えが可能な強誘電性液晶モニタでるため、例え
ばバックグランドの中間調表現の演算結果の違いから来
る僅かな色処理が違った際にも、従来は全画面を書き換
える必要があったが、本実施形態では書き換えられるべ
き部分と書き換え不要な部分とを分離可能となるので、
不要部分の書き換えを行なわずに画面の更新が可能とな
る。これにより、液晶モニタ1において表示画像作成部
9による部分書き換えを主体とした表示駆動が可能とな
り、コンピュータ2へ負荷をかけることなく、ちらつき
が無い、画質の安定した良好な表示画像を得ることがで
きる。 <第2の実施例>以下、本発明に係る第2実施形態につ
いて説明する。
【0033】第2実施形態においては、液晶モニタ1の
外部入出力装置接続用のコネクタ5に、キーボード3を
接続した例について詳細に説明する。尚、第2実施形態
における装置構成は上述した第1実施形態と同様である
ため、説明を省略する。
【0034】キーボード3から入力される信号は、上述
した第1実施形態と同様の経路により認識部11に入力
される。そして認識部11において、液晶モニタ1に接
続された外部入出力機器がキーボード3であることを認
識すると共に、キーボード3からの信号であるコマンド
や文字コードの識別を可能とする。
【0035】しかしながら、認識部11においてキーボ
ード3から入力される全てのコマンド及び文字コードを
夫々識別しているわけではなく、キーボード3における
文字入力のためのアルファニューメリックキー部からの
信号、数字入力のためのテンキー部からの信号、また、
複数種類のコマンド、及びその他のコマンドというよう
に、キーボード3からの入力信号を所定のグループとし
て識別している。これにより、認識部11における回路
規模の低減が図れる。
【0036】また、キーボード3から液晶モニタ1に入
力された信号と同じ信号がコンピュータ2にも入力さ
れ、更に該信号が画像信号に変換された後、液晶モニタ
1のフレームメモリ12及び比較部13に入力される。
従って、キーボード3からの入力が表示画面上のどの位
置に相当するかという位置検出が可能となる。一般に、
キーボード3を使用した入力操作は、文字/数字等のキ
ャラクタ入力を目的として行われるが、第2実施形態に
おいては、前述したように液晶モニタ1がキーボード3
からの文字コードやコマンドを識別可能であるため、表
示画像における文字表示エリアの内容を液晶モニタ1に
おいて判断することができる。
【0037】一方、液晶モニタ1に表示される画像に
は、大きく分けて自然画像と文字画像がある。一般に、
自然画像は色再現性を重視するために表示画像において
色の階調性が重要であり、また文字画像においては特に
文字の斜め線などにジャギーが発生すると判別しづらい
ため階調性よりもスムーズさが要求される。従って、自
然画像と文字画像とでは異なる画像処理を施すことが望
ましい。しかしながら、例えば自然画像がバックグラン
ドとして表示されている場合に、その上に文書作成用の
アプリケーションウィンドウが開いているというよう
に、液晶モニタ1上に自然画像と文字画像とが同時に表
示される場合も多い。そこで第2実施形態の液晶モニタ
1においては、文字表示エリアとそれ以外のエリアとを
識別することができるため、表示画像作成部9において
文字エリアにはスムージングを重視した画像処理を、そ
れ以外のエリアには階調性を重視した画像処理をそれぞ
れ行うことが可能になる。
【0038】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、液晶モニタ1側において、自然画像と文字画像の夫
々に適した画像処理を施して表示画像を作成することが
可能になるため、表示画像の画質を向上させることが可
能となる。 <第3の実施例>以下、本発明に係る第3実施形態につ
いて説明する。
【0039】第3実施形態においては、液晶モニタ1に
DVD等の動画像を画像ソースとする外部入出力機器を
接続した例について詳細に説明する。尚、第3実施形態
における装置構成は上述した第1実施形態と同様である
ため、説明を省略する。
【0040】一般に、液晶モニタ1のようにマトリクス
上に配置された夫々の画素を駆動することで画像表現す
る表示装置における画面表示周波数は、画面の水平方向
(X方向)に走る走査線の数により大きく影響される。
これは即ち、走査線1本当りの書き換え時間が表示装置
の特性により決まっているためであり、画面全体の走査
線数が多くなると1画面を書き換えるために必要な時間
も増加するため、画面表示周波数が減少する。
【0041】また、一般に動画像を表現するためには3
0Hz程度の画面表示周波数が必要であるといわれる
が、近年の液晶画面の大型化、高精細化に伴って走査線
数も増加傾向にあり、必要な画面表示周波数を確保する
ことが困難になりつつある。
【0042】第3実施形態においては、表示する画像ソ
ースが動画像であるので、動画像の表示エリアは例えば
30Hz以上で書き換えることが望ましく、それ以下の
周波数では十分な動画像表現はできない。
【0043】一般に、液晶モニタ1等に動画像を表示す
る場合には、画面全体に表示するのではなく、画面の1
部に動画像表示用のウィンドウを設け、該ウィンドウ内
のみで動画像表示を行なう場合が多い。そこで第3実施
形態においては、上述した第1及び第2実施形態と同様
に、液晶モニタ1において動画像エリアを検出すること
が可能であり、また、液晶モニタ1はメモリ性を有して
いるため、動画像エリアのみ集中的に部分書き換えによ
る表示を適用することができる。
【0044】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、限られたウィンドウの範囲内のみで部分書き換え走
査を行えばよいため、動画像表現を行うために書き換え
る走査線数を減らすことができる。従って、動画像エリ
アにおける画面表示周波数を早める事が可能となり、動
きが滑らかな動画像を表示することが可能になる。
【0045】尚、上述した第1乃至第3実施形態は、液
晶表示装置等、マトリクス状に配置された画素を駆動す
ることで表示を行う表示装置に好適であり、特に、メモ
リ性を有する強誘電性液晶等に適用することで、より大
きな効果が得られる。
【0046】また、第1乃至第3実施形態においては、
液晶モニタ1はシリアル通信により外部入出力機器との
データ転送を行なうとして説明したが、このシリアル通
信によるデータ転送方式は国際標準化が進みつつある。
従って、様々な画像表示装置において特殊なコネクタ等
を付加することなく、各実施形態は適用可能である。
【0047】また、液晶モニタ1と外部入出力機器の接
続手段は上記シリアル通信に限定されず、例えば赤外線
通信等も適用可能である。
【0048】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0049】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0050】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0051】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0052】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部入出力機器からの情報を中継して画像処理装置に入力
する画像表示装置において、表示内容毎の属性を認識
し、各表示内容に応じた適切な画像処理を施すことによ
り表示画像の画質を向上させることが可能となる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理シス
テムの斜視図である。
【図2】本実施形態における液晶モニタの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 液晶モニタ 2 コンピュータ 3 キーボード 4 マウス 5 外部入出力機器用コネクタ 6 インタフェースケーブル 7 マウスケーブル 8 液晶パネル 9 表示画像作成部 10 分岐部 11 認識部 12 フレームメモリ 13 比較部 16 表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 530 G09G 5/36 530M H04N 5/66 H04N 5/66 D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部入出力機器からの情報を中継して画
    像処理装置に出力する前記画像処理装置とは別体の画像
    表示装置であって、 前記外部入出力機器からの入力信号の示す情報を認識す
    る認識手段と、 前記入力信号を前記画像処理装置用及び内部信号処理用
    の2経路に分岐する分岐手段と、 前記画像処理装置から入力される表示画像データを複数
    枚保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された複数枚の表示画像データのう
    ち、前記認識手段により認識された情報に基づいて2枚
    を比較する比較手段と、 前記認識手段により認識された情報及び前記比較手段に
    よる比較結果に応じて表示画像に表示される夫々の画像
    内容に応じた画像処理を夫々に適用した表示画像データ
    を作成する作成手段と、を有することを特徴とする画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記作成手段は、前記認識された画像内
    容毎に、表示画像データを作成するか否かを決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記作成手段は、前記認識された画像内
    容毎に、画像処理方法を変化させて表示画像データを作
    成することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、前記保持手段に保持さ
    れた複数枚の表示画像データのうち、前記認識手段によ
    り認識された情報の発生前後の2枚を比較することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段は、前記保持手段に保持さ
    れた複数枚の表示画像データのうち、前記認識手段によ
    り認識された情報の発生直前及び直後の2枚を比較する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記分岐手段は、2経路に分岐した前記
    外部入出力機器からの入力信号の一方を前記画像処理装
    置へ出力し、他方を前記認識手段へ出力することを特徴
    とする請求項1記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記分岐手段は、前記外部入出力機器か
    らの入力信号と等しい信号を2経路に出力することを特
    徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理装置は、前記分岐手段より
    入力された前記外部入出力機器からの入力信号に基づい
    て表示画像データを作成し、該表示画像データを前記保
    持手段に入力することを特徴とする請求項7記載の画像
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記外部入出力機器との接続はシリアル
    通信により行われることを特徴とする請求項1記載の画
    像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は液晶による表示を行な
    うことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は強誘電性液晶による表
    示を行なうことを特徴とする請求項10記載の画像表示
    装置。
  12. 【請求項12】 外部入出力機器からの情報を中継して
    画像処理装置に出力する前記画像処理装置とは別体の画
    像表示装置における画像表示方法であって、 前記外部入出力機器からの入力信号を2経路に分岐し、
    一方を前記画像処理装置へ出力する分岐工程と、 前記分岐工程において分岐された他方の信号に基づい
    て、前記外部入出力機器からの入力信号の示す情報を認
    識する認識工程と、 前記画像処理装置から入力された複数枚の表示画像デー
    タのうち、前記認識手段により認識された情報に基づい
    て2枚を比較する比較工程と、 前記認識工程において認識された情報及び前記比較工程
    における比較結果に応じて表示画像を領域毎に認識し、
    該領域毎に表示画像データを作成する作成工程と、 前記作成工程において作成された表示画像データを表示
    する表示工程と、を有することを特徴とする画像表示方
    法。
  13. 【請求項13】 外部入出力機器からの情報を中継して
    画像処理装置に出力する前記画像処理装置とは別体の画
    像表示装置における画像表示処理のプログラムコードが
    格納されたコンピュータ可読メモリであって、 前記外部入出力機器からの入力信号を2経路に分岐し、
    一方を前記画像処理装置へ出力する分岐工程のコード
    と、 前記分岐工程において分岐された他方の信号に基づい
    て、前記外部入出力機器からの入力信号の示す情報を認
    識する認識工程のコードと、 前記画像処理装置から入力された複数枚の表示画像デー
    タのうち、前記認識手段により認識された情報に基づい
    て2枚を比較する比較工程のコードと、 前記認識工程において認識された情報及び前記比較工程
    における比較結果に応じて表示画像を領域毎に認識し、
    該領域毎に表示画像データを作成する作成工程のコード
    と、 前記作成工程において作成された表示画像データを表示
    する表示工程のコードと、を有することを特徴とするコ
    ンピュータ可読メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10733694B2 (en) 2014-09-01 2020-08-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device for processing image data in layers for display by a display device

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