JPH11212632A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

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Publication number
JPH11212632A
JPH11212632A JP1690098A JP1690098A JPH11212632A JP H11212632 A JPH11212632 A JP H11212632A JP 1690098 A JP1690098 A JP 1690098A JP 1690098 A JP1690098 A JP 1690098A JP H11212632 A JPH11212632 A JP H11212632A
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JP
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computer
display device
cursor
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Application number
JP1690098A
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English (en)
Inventor
Akira Sakuma
晃 佐久間
Nobuyuki Saijo
信之 西條
Chie Hayashi
千枝 林
Tsuneo Kawahara
恒夫 河原
Hiroyuki Shintani
博之 新谷
Hiroomi Takahata
博臣 高畑
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Toshiba Process Software Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Toshiba Process Software Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の表示装置のうち、1つの表示装置
が他の表示装置に表示される情報を共有化することにあ
る。 【解決手段】 それぞれ表示装置をもつ計算機のうち1
つの計算機30は、他計算機40の表示装置13aの仮
想表示空間エリアデータを記憶する手段31と、前記1
つの計算機に接続される入力装置25の操作位置を他表
示装置の仮想表示空間エリアに移すことにより自表示装
置2aのカーソルを他表示装置に移動表示させる信号を
伝送するイベント発生判断手段32とを設け、他計算機
は、カーソル移動表示のための信号に基づいて他表示装
置上にカーソルを生成表示する手段45と、この手段に
よって生成表示されるカーソルにより他表示装置の特定
の表示情報またはその関連情報をウィンドウ表示するイ
ベント処理手段47とを設けた監視制御システムであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央制御室などに
複数の表示装置を備えた監視制御システムに係わり、特
に運転操作員が他の表示装置の情報を共有可能とする監
視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力や火力発電所などの大規模プラン
トの中央制御室においては、プラントの安全、かつ、効
率的な監視および運転を確保する観点から、複数のディ
スプレイを用いてプラント各所の情報を集約的に表示す
る監視制御システムが設置されている。また、監視制御
システムには、中央制御室内の各の運転操作員が共通に
プラント情報を共有するためにLEDなどを組み込んだ
LED表示装置や計算機の処理結果を表示する大型スク
リーンなどハード構成の共通表示装置が設けられてい
る。
【0003】通常、このような監視制御システムでは、
各ディスプレイごとに運転操作員が配置され、各運転操
作員は大型の共通表示装置の表示情報を確認しながらプ
ラントの運転状態を監視し必要な運転操作を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な監視制御システムでは、各ディスプレイにどの個別表
示装置やLED表示盤、大型スクリーンなどの共通表示
装置がそれぞれ独立にプラント情報を表示しているの
で、例えば大型の共通表示装置に表示されている情報か
ら関連する情報を表示しようとする場合、手元のディス
プレイに表示されるメニューの中から所要のメニューを
開いて関連する情報を選択し表示しなければならず、必
要な情報を表示するまでに多くの手間と時間がかかる。
このことは各ディスプレイに係わる情報についても同様
であって例えば隣のディスプレイに関連する情報を表示
する場合には隣のディスプレイの前に行き該当するメニ
ューを開いて必要な情報を選択、表示することになる。
【0005】また、各ディスプレイに表示されている情
報はディスプレイの前に座っている運転操作員は確認で
きるが、他のディスプレイを扱う運転操作員は殆ど確認
できない。つまり、運転操作員は他の運転操作員が何を
監視操作しているのか全く分らないといった問題があ
る。
【0006】本発明は上記事情にかんがみてなされたも
ので、複数の表示装置を効率よく運用し、他表示装置の
情報を容易に共有化可能とする監視制御システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数の表示装置付き計算機のうち少なくと
も1つの計算機は、予め他計算機の表示装置の仮想表示
空間エリアを設定し、ポインティング入力装置を他計算
機の表示装置の1つの仮想表示空間エリアに入れるよう
に操作することにより、前記1つの計算機の表示装置上
のカーソルを他計算機の表示装置に移動させることがで
き、他計算機の表示装置に表示される表示情報やこの表
示情報に関連する情報を容易にアクセスすることができ
る。
【0008】また、別の発明は、それぞれ表示装置を備
えた複数の計算機が伝送ラインで接続された監視制御シ
ステムにおいて、前記複数の計算機のうち自計算機は、
前記他計算機の表示装置の仮想表示空間エリアデータを
記憶する仮想表示空間エリアデータ記憶手段と、前記自
計算機に接続されるポインティング入力装置の操作位置
が前記他計算機の表示装置の1つの仮想表示空間エリア
に入ったか否かを判断し、当該1つの仮想表示空間エリ
アに入ったとき前記自計算機の表示装置に表示されるカ
ーソルを前記他計算機の表示装置に移動表示させるため
の信号を伝送するイベント発生判断手段とを設け、前記
他計算機は、前記自計算機から伝送されてくる移動表示
のための信号に基づいて当該他計算機の表示装置上にカ
ーソルを生成表示する手段と、この手段によって生成表
示されるカーソルにより前記他計算機の表示装置の特定
の表示情報を選択し、その表示情報の関連情報をウィン
ドウ表示するイベント処理手段とを設けた構成である。
【0009】このような手段を講じたことにより、自計
算機の運転操作者は、自己のポインティング入力装置を
操作することにより、他計算機の表示装置である共通表
示装置に表示される情報の中から特定の表示情報または
その関連情報を当該共通表示装置上にウィンドウ表示で
き、各運転操作者は居ながらにして共通表示装置などの
情報を利用できる。
【0010】また、別の発明は、自計算機が自己のポイ
ンティング入力装置のドラッグ操作を行って他計算機の
表示装置にウィンドウ表示される特定の表示情報または
その関連情報を取り込むようにすれば、他計算機の表示
装置の特定の表示情報またはその関連情報を自己の表示
装置にウィンドウ表示でき、各運転操作者は容易に情報
の共有化を図ることができる。
【0011】なお、各表示装置間でドラッグ操作によっ
て特定の表示情報またはその関連情報を移動させる場
合、ドラッグ操作によるカーソルの動きに合わせてウィ
ンドウ枠を移動表示し、このウィンドウ枠の表示位置確
定後に枠内の情報を移動表示するようにすれば、移動中
の表示の目移りや処理負荷を改善できる。
【0012】さらに、別の発明は、自計算機がカーソル
を移動させて他計算機の表示装置に表示される特定の表
示情報またはその関連情報を取り込むに際し、自己装置
を表わすカーソル属性データを伝送すれば、他計算機で
は、カーソルの動きに依存せずに自計算機が特定の表示
情報またはその関連情報を伝送でき、カーソル移動の操
作が不要になり、容易、かつ、迅速に所要の情報を表示
できる。
【0013】さらに、別の発明は、自計算機がカーソル
を移動させて他計算機の表示装置に表示される特定の表
示情報またはその関連情報を取り込むに際し、各自計算
機の運転操作者の業務が異なったり、自計算機と他計算
機との表示性能が異なったりする場合がある。
【0014】そこで、自計算機は、他計算機に対してウ
ィンドウ情報を表示要求するとき、ポインティング入力
装置の操作による位置データおよび自装置を表わすカー
ソル属性データを伝送し、一方、他計算機は、予め各運
転操作者の業務に関連する情報種別や各計算機の表示性
能データを記憶し、伝送されてくるカーソル属性データ
に基づいてウィンドウ情報の表示要求と判断したとき、
前記位置データに基づいて移動するカーソルによって指
定される他計算機の表示情報またはその関連情報が運転
操作者の業務に関連する種別の情報であれば、前記自計
算機の表示性能に応じた加工処理を施して前記自計算機
に伝送するようにすれば、各自計算機の運転操作者の業
務が異なる場合や自計算機と他計算機との表示性能が異
なる場合でも、他計算機から所要の情報を確実に取得し
て表示できる。
【0015】さらに、別の発明は、各計算機が他計算機
の表示装置の情報をマルチウィンドウ表示するとき、ウ
ィンドウが重なることがあるが、このような場合には既
存の表示ウィンドウを最前面に表示し、他表示装置から
の新たな特定の表示情報またはその関連情報のウィンド
ウを生成せずに当該情報を一時保存し、既存の表示ウィ
ンドウの情報が不必要になったとき、ウィンドウを生成
するようにすれば、情報が隠れたりすることがなく、確
実に整理することができる。
【0016】さらに、別の発明は、各計算機が他計算機
の表示装置の情報をマルチウィンドウ表示するとき、既
存の表示ウィンドウの情報をアイコン表示とすることに
より、容易に情報を整理できる。
【0017】さらに、複数の計算機の表示装置として
は、個別表示装置と共通表示装置とに分け、ポィンティ
ング入力装置の操作によるカーソルの移動を、個別表示
装置から共通表示装置にのみ移動可能に設定すれば、個
別表示装置を扱う各運転操作者は共通表示装置に表示さ
れる情報のみを互いに共有化できる。
【0018】さらに、別の発明は、予め各表示装置の仮
想表示空間エリアが設定され、ポィンティング入力装置
の操作位置が他の表示装置の仮想表示空間エリアに移動
したとき、自己の表示装置上のカーソルを他の表示装置
に移動表示させるためのカーソル位置データを伝送する
第1の計算機と、特定の情報を表示する前記他の表示装
置となるハード構成表示装置をもつ第2の計算機と、前
記第1の計算機から伝送されてくるカーソル位置データ
を受信し、このカーソル位置データに基づいて投影位置
を制御し、前記ハード構成表示装置上にカーソル形状の
ビームを投影する投影装置とを設け、前記第1の計算機
のポィンティング入力装置による操作位置をハード構成
表示装置上に明示する構成である。
【0019】このような手段を講じることにより、第1
の計算機を扱う運転操作者は、他の計算機の表示装置が
ハード構成表示装置であってもビームの投影によりカー
ソルを移動表示でき、ポィンティング入力装置の操作位
置をハード構成表示装置上に明示することができる。
【0020】さらに、別の発明は、第1の計算機とし
て、ポィンティング入力装置の操作位置をハード構成表
示装置上に明示する一方、当該ハード構成表示装置を備
えた第2の計算機に対して明示部分に係わる制御信号を
送出して必要な処理を実行させることができ、また第2
の計算機では、第1の計算機から伝送されてくるカーソ
ル位置データを受信し、ハード構成表示装置上のカーソ
ル形状のビーム投影位置に関連する情報を第1の計算機
に伝送すれば、ハード構成表示装置をディスプレイと同
等の機能をもたせることができる。
【0021】さらに、前記各表示装置の仮想表示空間エ
リアの配置データとしては、各表示装置の配置に合わせ
て座標を配分定義するとか、各表示装置の配置が複雑な
場合には各表示装置の配置構成に応じて不感領域となる
仮想空間エリアを挟んで座標を配分定義することもでき
る。
【0022】さらに、各表示装置の仮想表示空間エリア
としては、予め3次元の配置データを用意し、この3次
元の配置データに基づいてを各運転操作者の位置から表
示装置の座標配分を求め、各計算機のポィンティング入
力装置の操作に対するカーソルの移動表示や応答を制御
することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の適用対象と
される監視制御システムの外観構成例図である。この監
視制御システムは、原子力プラントなどの中央制御室に
設置され、プラントの監視および運転操作を行う運転操
作卓1と、制御室内の複数の運転操作員が共通にプラン
ト情報を確認するための大型の共通表示装置10とで構
成されている。
【0024】この運転操作卓1は、計算機の処理結果な
どを表示する個別表示装置である複数のディスプレイ2
〜8の他、これらディスプレイ2〜8にはそれぞれ後記
する本発明の要部となる計算機が設けられており、さら
にこれら計算機には操作スイッチ、ランプその他操作上
必要な例えばキーボード、マウスなどの入力装置が接続
されている。従って、各個別表示装置は、計算機本体に
ディスプレイおよび入力装置が付随されている装置とい
える。
【0025】共通表示装置10は、各運転操作員の共通
表示用となる表示装置であって、盤上にLEDなどの表
示素子を組み込んだハード構成表示装置11、12や計
算機の処理状況などを表示する1個ないし複数個の大型
スクリーン13などで構成されている。ハード構成表示
装置11には例えばプラント各所の動作状態を表す多数
のランプなどが取り付けられ、一方、ハード構成表示装
置12はプラントの動作状態を系統的に表す計装フロー
図の表示盤となっている。
【0026】ところで、プラントの監視制御システムで
は、個別表示装置である各ディスプレイ2〜8ごとにマ
ウスなどのポインティング入力装置が取り付けられ、か
つ、各、運転操作員が個別に配置されている。よって、
各運転操作員は各ディスプレイごとにマウスなどのポイ
ンティング入力装置を用いて画面上の操作を実施する。
このとき、通常,各ディスプレイのデータ処理を司るC
PUで構成されるデータ演算処理部(計算機)に接続さ
れる入力装置は、自身のディスプレイの表示エリア内で
しかカーソルを移動させることができない。これは計算
機の基本動作を定めるOSやウィンドウシステムの制約
による。その結果、この種のシステムではディスプレイ
を含む各種の表示装置相互間でカーソルを自由に移動さ
せたり、情報を自由に移動させることが難しい。
【0027】そこで、本発明に係わる監視制御システム
では、マウスなどのポインティング入力装置を用いて、
自ディスプレイのみならず、制御室内の全ての他表示装
置上にカーソルを移動し操作を実施可能とするものであ
る。
【0028】図2は自ディスプレイから他ディスプレイ
を含む各種表示装置にカーソルを移動させるための基本
原理を説明する図である。同図において2a、3a、・
・は個別表示装置としてのディスプレイであって、例え
ば図1のディスプレイ2、3、・・に相当し、また12
a、13aは共通表示装置としてのディスプレイであっ
て、例えば図1の表示装置12や大型スクリーン13に
相当する。これらディスプレイ2a、3a、・・、12
a、13aは実表示構成部分であるが、この実表示構成
部分のある1つの例えばディスプレイ2aの仮想表示空
間エリア21に対し他のディスプレイ3a、12a、1
3aの仮想表示空間エリア22〜24を割り付けること
が可能である。ゆえに、ディスプレイ2aの計算機本体
である個別表示用演算処理部の処理範囲は表示空間エリ
ア21であるが、その処理範囲として図12に示すエリ
ア22〜24を定義付けることにより、その処理範囲を
他の仮想表示空間エリア22〜24にまで拡張させるこ
とが可能である。つまり、ディスプレイ2aの仮想表示
空間エリア21に対し、他表示装置であるディスプレイ
3a、…、12a、13aの仮想表示空間エリア22〜
24が連続的に連ねた状態とすることができる。このよ
うな処理範囲の拡張は各個別表示装置ごとに考えること
ができる。
【0029】そして、以上の状態においてマウス25を
用いて例えばディスプレイ2aに表示されるカーソルを
移動させたとき、このマウスなどの入力装置25の移動
方向および移動距離などから定まる位置データに応じて
自ディスプレイ2a上、つまり図示(イ)矢印で示すよ
うに仮想表示空間エリア21を移動するが、自ディスプ
レイ2aの個別表示用演算処理部が入力装置25の位置
データから例えば他のディスプレイ13aの仮想表示空
間エリア24に移動したと判断したとき、入力装置25
の位置データとともにカーソル表示指令をディスプレイ
13aに伝送するようにすれば、移動先となるディスプ
レイ13aの共通表示用演算処理部は順次伝送されてく
る位置データを受け取ってディスプレイ13a上にカー
ソルを移動表示させることができる。
【0030】図3は個別表示装置である例えばディスプ
レイ2aのポィンティング入力装置25を用いて、カー
ソルをディスプレイ2aから共通表示装置である例えば
ディスプレイ13a(大型スクリーン13に相当する)
に移動表示するための個別表示用演算処理部30および
共通表示用演算処理部40の機能構成図である。このデ
ィスプレイ2aの個別表示用演算処理部30は、実表示
構成部分に対応する各仮想表示空間エリアデータを記憶
する仮想表示空間エリアデータ記憶手段31と、ポィン
ティング入力装置25から入力される位置その他のデー
タと仮想表示空間エリアデータとから自ディスプレイ2
a内のイベント発生か、他表示装置3a、4a、…、1
1a〜13a内のイベント発生かを判断するイベント発
生判断手段32と、イベント発生判断手段32において
入力装置25の操作による位置データが他表示装置であ
る例えば仮想表示空間エリアに移動したと判断したと
き、入力装置25からの位置データその他表示上必要な
操作データを伝送するイベント伝送手段33と、カーソ
ル表示用データおよび少なくとも1つのウインドウ枠デ
ータを記憶するカーソル・ウィンドウ枠データ記憶手段
34と、イベント発生判断手段32において自ディスプ
レイ2a内のイベント発生と判断したとき、記憶手段3
4からカーソル表示用データを読み出してカーソル表示
可能とするとともに入力装置25の位置データを出力す
るカーソル表示制御手段35と、プラント各所の収集デ
ータや処理中、処理結果のデータを記憶するデータバッ
ファ36と、カーソル表示制御手段35からの位置デー
タに合わせてカーソルデータを移動処理するイベント処
理手段37と、このイベント処理手段37による処理結
果の画像データを格納する画像メモリ38と、この画像
メモリ38に格納された画像データつまりカーソルがデ
ィスプレイ2a上を移動するように表示する表示制御手
段39とが設けられている。
【0031】一方、他表示装置である例えば共通表示用
演算処理部40は、個別表示用演算処理部30とLAN
などの伝送ラインで接続され、内部的には個別表示用演
算処理部30と同様な機能をもつイベント伝送手段4
3、カーソル・ウィンドウ枠データ記憶手段44、カー
ソル表示制御手段45、データバッファ46、イベント
処理手段47、画像メモリ48および表示制御手段49
が設けられている。次に以上のような監視制御システム
の動作について説明する。
【0032】運転操作員が自ディスプレイ2aを備えた
演算処理部30に接続される入力装置25である例えば
マウスを操作すると、自身の仮想表示空間エリアの範囲
内であれば、カーソルがディスプレイ2a上を移動す
る。
【0033】しかし、運転操作員は意識的に他表示装置
であるディスプレイ13aに対して種々の目的例えばデ
ィスプレイ13a上の表示情報のうちある特定の情報を
指定するとか、或いは特定の指定情報と関連する情報を
呼び出してウインドウ表示させる場合、入力装置25を
更に移動操作する。ここで、イベント発生判断手段32
では、入力装置25からの位置データが仮想表示空間エ
リアデータに基づいてディスプレイ13a内の仮想表示
空間エリアに移動したと判断したとき、入力装置25か
らの位置データその他表示上必要な操作データをイベン
ト伝送手段33を介して共通表示用演算処理部40に伝
送する。
【0034】この演算処理部40は、イベント伝送手段
43で位置データなどを受信し、カーソル表示制御手段
45に送出する。このカーソル表示制御手段45は、位
置データなどのイベント発生に基づいて記憶手段44か
らカーソルデータおよびウィンドウ枠データを読み出
し、位置データなどともにイベント処理手段47に送出
する。イベント処理手段47では、位置データに合わせ
てカーソルデータを移動させつつ画像メモリ48に格納
し、表示制御手段49にてディスプレイ13a上にカー
ソルを移動表示する。そして、入力装置25からウイン
ドウ表示要求があれば、カーソルで指定されたディスプ
レイ30a上の表示情報の関連情報をウインドウ表示す
る。
【0035】従って、以上のように予め他表示装置の仮
想表示空間エリアを設定し、ポィンティング入力装置の
操作位置が他表示装置の仮想表示空間エリアに移ったと
き、その操作位置に関係するデータを他表示装置に伝送
し自ディスプレイのカーソルを他表示装置上に移動させ
ることにより他表示装置にアクセスするので、他表示装
置およびその計算機に対して種々の目的の下に必要な処
理を指示させることができる。また、運転操作員が自身
の扱うディスプレイ2aに表示されているカーソルを当
該ディスプレイ2aを飛び越えて例えば大型スクリーン
13a上に移動させ、表示情報の関連情報をウインドウ
表示でき、容易に情報の共有化を図ることができる。
【0036】なお、ディスプレイ2aの演算処理部30
に仮想表示空間エリアを設けたが、他の個別表示装置で
あるディスプレイ3a,4a,…の演算処理部30にも
同様に仮想表示空間エリアを設けることは言うまでもな
い。
【0037】図4は図3において大型スクリーン13上
に表示された特定の表示情報またはその関連情報をもつ
ウィンドウを入力装置25、26であるマウスのドラッ
グ操作で囲み、そのままカーソルを個別表示装置である
例えばディスプレイ2aに移動或いはコピーするための
共通表示用演算処理部40および個別表示用演算処理部
30の機能構成図である。なお、同図において図3と同
一機能部分には同一符号を付して説明する。
【0038】この監視制御システムの共通表示用演算処
理部40は、個別表示用演算処理部30側の入力装置2
5のドラッグ操作を判断し、大型スクリーン13上のウ
ィンドウをマウスで掴んでディスプレイ2a側に移動さ
せるものであって、入力装置25からイベント発生判断
手段32を介して伝送されてくる位置データを含むドラ
ッグ操作のデータを判断するドラッグイベント発生判断
手段51と、この判断手段51でドラッグイベントであ
ると判断したとき、入力装置25であるマウスでウイン
ドウを掴んで位置データに合せて移動し大型スクリーン
上の情報をもつウインドウを移動処理しイベント伝送手
段43を通して個別表示用演算処理部30に伝送するイ
ベント処理手段47aとが設けられ、さらにポインティ
ング入力装置26および仮想表示空間エリア記憶手段5
2が設けられている。
【0039】個別表示用演算部30は、共通表示用演算
処理部40から送られてくるウィンドウ情報を受信しデ
ータバッファ36に記憶するとともに、入力装置25の
ドラッグ操作によりイベント処理手段37および表示制
御手段39がカーソル表示制御手段35から入力される
位置データおよびカーソル表示用データ・ウィンドウ枠
データに基づき、送られてきた情報をウィンドウ表示す
る機能をもっている。
【0040】次に、以上のようなシステムの動作につい
て図5を参照して説明する。共通表示用演算処理部40
は、個別表示用演算処理部30側の入力装置25からの
操作位置データに基づいて前述するように大型スクリー
ン上の表示情報の中のカーソル指定による特定の表示情
報またはその関連情報をウィンドウ表示するが、その
後、運転操作員が入力装置25の操作により大型スクリ
ーン上のウィンドウをカーソルで掴んでドラッグ操作を
行うと、ドラッグイベント発生判断手段51ではドラッ
グイベント発生と判断した後(S1),マウスによるカ
ーソルの位置データと仮想表示空間エリアデータ記憶手
段52の仮想表示空間エリアデータとからカーソルが同
一ディスプレイ例えば大型スクリーン13内にあるか否
かを判断する(S2)。カーソルが大型スクリーン13
内にあるとき、カーソル表示制御手段45にてカーソル
・ウインドウ枠データを読み出し、マウスの移動する位
置データとともにイベント処理手段47aに送出する。
このイベント処理手段47aでは、マウスの位置データ
に合わせて順次カーソルおよび情報を含むウインドウの
画像データを作成し画像メモリ48に格納する(S
3)。従って、表示制御手段49は、画像メモリ48上
の画像データを読み出して大型スクリーン13上に表示
すれば、カーソルでドラッグされたウインドウがマウス
の移動に合わせて移動する。
【0041】そして、マウスのドラッグ操作が終了ると
(S4)、大型スクリー上でウィンドウが移動停止する
(S5).ステップS2においてカーソルが同一ディス
プレイ内にないとき、ステップS6に移行する(S
6)。ここで、ドラッグイベント発生判断手段51は、
カーソルが移動した仮想表示空間エリアに対応する例え
ばディスプレイ2aの個別表示用演算処理部30に対
し、伝送手段43を介してウィンドウの情報を伝送する
とともに、大型スクリーンの表示カーソルを消去する一
方(S7)、ディスプレイ間の移動要求であれば(S
8),表示ウィンドウも消去され(S9),処理終了と
する(S10)。
【0042】個別表示用演算処理部30では、伝送手段
33にてウィンドウの情報を受信するとデータバファ3
6に格納する一方、カーソル制御手段35がカーソルお
よびウィンドウ枠のデータを取り出し、ドラッグ操作中
の位置データとともにイベント処理手段37に送出す
る。このイベント処理手段37は、ウィンドウ構築用デ
ータに基づいてウィンドウを生成・表示可能にするとと
もに(S11),ドラッグ操作中の位置データの移動に
従ってカーソルおよびウィンドウ枠を移動するように画
像メモリ38に格納し表示制御手段39にて画像メモリ
38のカーソルおよびウィンドウの画像をディスプレイ
2aに移動表示する(S12)。このとき、マウスのド
ラッグ操作が終了しドロップすると(S13)、ウィン
ドウが移動停止し(S14)、処理終了となる(S1
5)。
【0043】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、制御室内の運転操作員は1つの入力装置を用いて大
型スクリーンや個別のディスプレイなどの情報を他の表
示装置に移動でき、複数の表示装置をあたかも1つの表
示装置のように扱うことができる。また、大型表示装置
である大形スクリーン13に表示されている情報から関
連情報を取り込んで自身または他の表示装置に表示した
り、個別の例えばディスプレイ2aの監視情報を大形ス
クリーン13や別の運転操作員の監視しているディスプ
レイ上に移動させることができ、敏速に必要情報を選択
表示したり、情報の共有化を図ることができる。 (その他の実施の形態) (1) 図6は本発明に係る監視制御システムの他の実
施の形態を説明する図であり、更に詳しくは共通または
個別の表示装置間で移動、コピーする表示ウィンドウの
移動中はウィンドウ枠のみを表示し、表示位置の確定後
にウィンドウの中身の情報を表示する処理例を説明する
フロー図である。なお、この実施の形態は4図とほぼ同
じ機能構成となるので、以下、図4を参照して説明す
る。
【0044】今、大型スクリーン13または個別のディ
スプレイ2a上に情報を囲んだウィンドウ枠が表示され
ているものとする。この状態において運転操作員が入力
装置25であるマウスを握ってウィンドウをカーソルで
掴んでドラッグ操作を行うと、ドラッグイベント発生判
断手段51でドラッグイベント発生と判断し(S2
1),マウスのドラッグ操作によるカーソルの位置デー
タと仮想表示空間エリアデータとの関係から、カーソル
が同一ディスプレイ13または2a内にあるか否かを判
断する(S22)。カーソルが同一のディスプレイ上に
あるとき、カーソル表示制御手段45がカーソル・ウィ
ンドウ枠データ記憶手段44からウィンドウ枠データを
取り出し、マウスの位置データとともに、イベント処理
手段47aに送出する。
【0045】このイベント処理手段47aは、カーソル
の位置に合わせてウィンドウ枠を表示可能にデータバッ
ファ46上に作成した後、画像メモリ48に記憶し表示
制御手段49にて大型スクリーン13にウィンドウ枠を
表示する(S23)。引き続き、イベント処理手段47
aは入力装置25または26であるマウスの位置データ
に従って大型スクリーン13上にカーソルおよびウィン
ドウ枠を表示する処理を行う(S24)。そして、マウ
スのドラッグ操作が終了すると(S25)、イベント処
理手段47aは、ウィンドウ枠の位置が確定したと判断
し、データバッファ46からウィンドウ情報を取り出
し、ウィンドウ枠に収納し画像メモリ48に格納するこ
とにより、ウィンドウ情報を表示する処理を行う(S2
6)。
【0046】次に、ステップ22においてドラッグイベ
ント発生判断手段51がドラッグ操作時の位置データに
伴うカーソルが同一ディスプレイ内に無いと判断したと
き、カーソルが移動した例えばディスプレイ2aに対し
て伝送手段43を介してドラッグ操作時のデータおよび
ウィンドウ情報を伝送するとともに、イベント処理手段
47aにカーソル消去指令を送出し表示カーソルを消去
する(S28)。しかる後、ディスプレイ間の移動要求
か否かを判断し(S29)、ディスプレイ間移動要求の
場合にはウィンドウ枠内の情報を消去する(S30)。
【0047】一方、ステップS27にて伝送されてくる
ドラッグ操作中データおよびウィンドウ情報を他のディ
スプレイ2aの伝送手段33により受信すると、ウィン
ドウ情報をデータバッファ36に格納し、またドラッグ
操作中データをカーソル表示制御手段35に送出する。
このカーソル表示制御手段35はドラッグ操作中データ
であるマウスの位置データとともにカーソルおよびウィ
ンドウ枠のデータをイベント処理手段37に送出する。
ここで、ウィンドウ枠を生成しデータバッファ36を介
して画像メモリ38に格納することによりウィンドウ枠
の生成および表示を行う一方(S31)、マウスの位置
データに合わせてカーソルおよびウィンドウ枠を移動処
理する(S32)。そして、ドラッグ終了を判断したと
き(S33)、画像メモリ38上のウィンドウ枠内にデ
ータバッファ36からウィンドウ情報を読み取して書き
込むことにより、ディスプレイ2a上にウィンドウ情報
を表示する(S34)。
【0048】従って、以上のような実施の状態によれ
ば、ディスプレイ間で表示ウィンドウを移動させる場
合、先にウィンドウ枠のみを移動表示し、ウィンドウ枠
の位置確定後、中身であるウィンドウ情報を表示するの
で、移動中の表示の目移りや処理負荷を改善できる。 (2) 図7は本発明に係る監視制御システムの他の実
施の形態を説明する図であって、特に個別表示装置例え
ば2aのカーソルを他の表示装置3a、4a、…13a
に移動し、当該他の表示装置の表示情報を自身の表示装
置2aに移動またはコピーするに際し、カーソルの動き
に同調させずに直接表示情報を自身の個別表示装置2a
に表示する処理例を説明する機能構成図である。
【0049】この個別表示装置である例えばディスプレ
イ2aの個別表示用演算処理部30は仮想表示空間エリ
アデータおよび自己装置を表わすカーソル属性データを
記憶する記憶手段61、入力装置25であるマウスの位
置データの変化からイベント発生を判断し、かつ、マウ
スの操作から他の表示装置への移動と判断したときマウ
スの位置データおよびカーソル属性データ(ディスプレ
イ2aを表すデータ)を他の表示装置に送出するイベン
ト発生判断手段62、送受信機能をもったイベント伝送
手段63、カーソル表示用データおよびウィンドウ枠デ
ータを記憶する記憶手段64、カーソルが自ディスプレ
イ内のとき位置データとともにカーソルおよびウィンド
ウ枠データを出力し表示可能とするカーソル表示制御手
段65、各種のディスプレイ表示用データの他、処理中
および処理結果のデータを記憶するデータバッファ6
6、ディスプレイ2a上に表示すべき画像データを作成
処理するイベント処理手段67、ディスプレイ2aと同
等のビット数をもつビットマップメモリまたは画像メモ
リ68および表示制御手段69によって構成されてい
る。
【0050】一方、他の表示装置3a、4a…13aの
演算処理部30または40は、仮想表示空間エリア記憶
手段71,イベント発生判断手段72,送受信機能をも
ったイベント伝送手段73、カーソル・ウィンドウ枠デ
ータを記憶する記憶手段74カーソル表示用データやウ
ィンドウ枠データを読み出して表示可能に出力するカー
ソル表示制御手段75,各種のディスプレイ表示用デー
タ、処理中および処理結果のデータを記憶するデータバ
ッファ76、このデータバッファ76およびカーソル表
示制御手段75の出力データを用いて表示すべき画像デ
ータを作成するイベント処理手段77、このイベント処
理手段77の処理結果の画像データを記憶するビットマ
ップメモリまたは画像メモリ78、この画像メモリ78
上の画像データを読み出してディスプレイ3a、4a、
…13aに表示する表示制御手段79が設けらられてい
る。
【0051】次に、以上のようなシステムの動作につい
て図8を参照して説明する。自ディスプレイ2aの運転
操作員はがマウスなどの入力装置25にてカーソルを操
作し例えば他の表示装置13aにウィンドウ情報の表示
要求を入力すると、イベント発生判断手段62はウィン
ドウ情報の表示装置要求有りと判断する一方(S4
1)、マウスの位置データと仮想表示空間エリアデータ
とからウィンドウ情報が自ディスプレイか他表示装置か
を判断する(S42)。自ディスプレイであると判断し
たとき、カーソル表示制御手段65、イベント処理手段
67などを用いて、前述と同様の処理手順に従って要求
ウィンドウ枠を生成し(S43)、かつ、データバッフ
ァ66から所要の情報を読して表示する(S43)。
【0052】ところで、イベント発生判断手段62は、
ステップS42においてマウスの位置データから他表示
装置へのウィンドウ情報の表示要求と判断したとき、マ
ウス操作による位置データおよび自ディスプレイを表す
カーソル属性データを他表示装置に伝送する(S4
5)。
【0053】ここで、他表示装置である例えば大型スク
リーンの演算処理部40は、自身の本来の処理を実行す
るが(S51)、所定周期ごとに他表示装置からウィン
ドウ情報の表示要求有りか否かを判断する(S52)。
このとき、伝送手段73がウィンドウ情報の表示要求を
含むカーソル属性データおよびマウスの位置データを受
信すると、カーソル属性データをイベント処理手段77
に送出する一方、マウスの位置データをイベント発生判
断手段72を介してカーソル表示制御手段75およびイ
ベント処理手段77に送出する。イベント処理手段77
は、カーソル位置データで特定される他表示装置に表示
される情報をまたはその表示情報の関連情報をウィンド
ウ枠で囲むウィンドウを生成する(S53)。そして、
イベント処理手段77は、カーソル属性データからディ
スプレィ2aでウィンドウ情報の表示要求有りと判断
し、伝送手段73を経由してディスプレィ2a側に伝送
する(S54)。
【0054】ディスプレイ2a側の演算処理部30で
は、他表示装置13a上の特定のウィンドウ情報を伝送
手段63で受信すると(S46)、イベント処理手段6
7に送出する。このイベント処理手段67では、ディス
プレイ上の所定のエリアなどにウィンドウ枠を生成し、
他表示装置からのウィンドウ情報を表示する(S4
7)。
【0055】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、運転操作員が他の表示装置にカーソルを移動し、関
連情報をカーソル属性に基づいて自身のウィンドウに直
接表示させることができる。その結果、他表示装置のカ
ーソルの動きに合せることなく、直接自身のディスプレ
イにウィンドウ情報を表示するので、移動中の主々の操
作が不要になり、容易、かつ、迅速に他表示装置の関連
情報を表示できる。 (3) 原子力発電所の中央制御室などにおいては、複
数の運転操作員が協調しながら運転操作を行っている。
各運転操作員は例えばプラントの運転操作とプラントの
保守作業などのように役割が異なっており、そのため同
じ表示情報の中から選択して各自のディスプレイに表示
すべき情報も役割によって異なる。またディスプレイを
駆動制御する計算機(演算処理部)の性能が各ディスプ
レイ間で異なるときには他表示装置の表示情報をそのま
ま移動・コピーすることができないことがある。例えば
高精細の3次元コンピータ・グラフィックスを表示可能
とする計算機から通常の機能をもつ計算機に表示情報を
移動するとき、そのままではグラフィックス的に表示で
きない。
【0056】そこで、自ディスプレイからカーソル属性
データを送り、他表示装置側演算処理部でカーソル属性
から要求先となる自ディスプレイの運転操作者の業務お
よび演算処理部の性能を識別し他表示装置が自ディスプ
レイの業務および性能に合わせて表示情報を選択・加工
し自ディスプレイに送信すれば情報の共有化を図ること
ができる。
【0057】図9および図10はかかる機能をもった監
視制御システムを説明するための図であって、図9は図
7のデータバッファ76内のデータ配列図、図10は他
表示装置の処理手順を説明する図である。なお、本実施
の形態の構成は図7とほぼ同様であるので、以下,図7
を参照して説明する。また、イベント処理手段77には
他演算処理部の性能に合わせて加工処理を行うための加
工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段ムメモ
リが接続されているものとする。
【0058】また、データバッフア76には図9に示す
ように各表示装置を表わすカーソル属性データ、このカ
ーソル属性データに対応する表示装置を扱う運転操作者
の業務、この業務に適する情報の種別、該当表示装置に
接続される計算機の表示性能、この表示性能に合うよう
に加工する加工プログラムなどが記憶されている。
【0059】以下本発明システムの動作について説明す
る。運転操作員は、入力装置25であるマウスを他表示
装置の仮想表示空間エリアに移動操作すると、自ディス
プレイ2aに表示されるカーソルが移動し他表示装置表
示される。そして、マウスの位置データに従ってカーソ
ルを移動し他表示装置のある表示情報またはその関連情
報をウィンドウ表示する。この状態において入力装置2
5より他表示装置からのウィンドウ情報の表示要求を入
力すると、イベント発生判断手段62は、他表示装置か
らのウィンドウ情報表示要求であると判断し自ディスプ
レイを表わすカーソル属性データを読み出し他表示装置
の演算処理部に伝送する。
【0060】他表示装置の演算処理部は、カーソル属性
データを受信すると、イベント処理手段77に送出す
る。ここで、イベント処理手段77は、図10に示すよ
うにカーソル属性データに基づきデータバッファ84か
ら自ディスプレィ2aの運転操作者の業務例えば保守作
業などを識別し(S61)、他表示装置上のカーソルで
指定した表示情報またはその関連情報の中に業務内容に
適した情報があれば、当該情報を選定する(S62)。
さらに、イベント処理手段77は、カーソル属性に基づ
き自ディスプレイの演算処理部の表示性能を識別し(S
63)、その表示性能に合わせた加工プログラムを選定
し表示情報を加工処理し(S64)、伝送手段73を経
て表示先となる自ディスプレイの演算処理部30に伝送
する(S65)。
【0061】この演算処理部30は、伝送手段63を介
してイベント処理手段67で受け、入力装置の操作に従
ってディスプレイ2a上に他表示装置からの表示情報を
ウィンドウ表示する。
【0062】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、ウィンドウ情報表示要求を受けた他表示装置は、運
転操作者の役割に応じて情報を選択し、また伝送先ディ
スプレイの演算処理部の表示性能に合うように加工処理
し伝送するので、運転操作者の要望する情報を確実に取
得できる。 (4) 次に、本発明の他の実施の形態について説明す
る。
【0063】中央制御室内のある自ディスプレイが他の
複数の表示装置に順次アクセスし、各表示装置の表示情
報やその関連情報をウィンドウ表示する場合、運転操作
者が扱う自ディスプレイに情報が表示し過ぎて表示情報
に対する操作が煩雑になったり、既に表示されている情
報が他の表示装置の表示ウインドウで隠れ、再度他の表
示装置をアクセスして関連情報を移動、表示することが
難しくなる。
【0064】そこで、この実施の形態では、自由な情報
のアクセス表示に伴い、運転操作者が扱うディスプレイ
の表示を容易に整理することにある。図11〜図13は
かかる監視制御システムを説明する図であって、図11
は自ディスプレイ例えば2aの演算処理部30の機能ブ
ロック図、図12は図11のウィンドウ枠データ記憶手
段のデータ配列例図、図13は動作説明図である。
【0065】この図11は図7とほぼ同一の機能構成で
あるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、特に異なる部分について述べると、カーソル表示用
データを記憶するカーソルデータ記憶手段81と、図1
2に示すようにウィンドウ枠データ記憶手段82とを付
加したことにある。このウィンドウ枠データ記憶手段8
2は、表示装置ごとのID番号またはウィンドウ枠番号
と、これらID番号またはウィンドウ枠番号ごとに座標
データで表わすウィンドウ枠データと、他の1つの表示
装置の表示情報をウィンドウ表示するとき使用中を意味
するフラグを設定するフラグエリアなどによって構成さ
れている。
【0066】次に、以上のようなシステムの動作につい
て説明する。運転操作者は入力装置25を操作し前述す
るように自ディスプレイ2a上のカーソルを他表示装置
3a,3b,…である例えば大型スクリーン上に移動
し、当該大型スクリーン上のある表示情報またはその関
連情報を自ディスプレイの演算処理部30で取り込み、
イベント処理手段67に送出する。このとき、イベント
処理手段67では、入力装置25からウィンドウ情報の
表示要求の発生があれば(S71)、ウィンドウ枠デー
タ記憶手段82から大型スクリーンのID番号を識別し
(S72)、このID番号に対応するウィンドウ枠デー
タを用いて自ディスプレイ2a上にウィンドウ表示する
が、このとき当該ID番号に対応するフラグエリアにフ
ラグ“1”が立っているか,つまり大型スクリーンに対
応するID番号のウィンドウ枠データが使用中であるか
否かを判断し(S73)、使用中の場合には既に表示中
のウィンドウを最前面に表示する処理を行うとともに
(S74)、今回受信した情報はデータバッフア66に
格納し、ウィンドウ枠データ記憶手段82の該当ID番
号対応の備考エリアなどに待機状態の情報有りを登録す
る。
【0067】一方、ステップS73において未だ同一の
ID番号のウィンドウ枠データが使用されていない場合
には該当する表示装置ID番号のフラグエリアにフラグ
“1”を設定し(S75)、ウィンドウ枠データおよび
伝送されてきた関連情報などを用いて要求ウィンドウ情
報を生成表示する(S76)。以後、他表示装置ごとに
表示位置を変えてウィンドウ情報を表示する。
【0068】なお、表示装置ごとのID番号でなく、ウ
ィンドウ表示要求があるごとに順番に若い番号のID番
号を採用しウィンドウ情報を表示する構成であってもよ
い。 (5) 図14は、前記(4)の実施の形態と同じく運
転操作者が扱うディスプレイ上に情報を表示し過ぎて既
に表示されているウィンドウが隠れるといった問題を改
善する処理例を説明する図である。
【0069】この実施の形態は、自ディスプレイ2aの
入力装置25の操作により他表示装置にカーソルを移動
して他表示装置の表示情報またはその関連情報を選択・
移動し、画面レベルの場合にはウィンドウ表示する例で
ある。
【0070】以下、具体的に述べると、自ディスプレイ
2aが前述するように他表示装置から表示情報またはそ
の関連情報を受信するが、このとき入力装置25からウ
ィンドウ情報の表示要求があると、イベント発生判断手
段62、カーソル表示制御手段65を介してイベント処
理手段67にて、ウィンドウ情報の表示要求発生と判断
し(S81)、当該他表示装置からの情報をウィンドウ
表示するが、このウィンドウ表示に先立って画面レベル
の要求か否かを判断する(S82)。画面レベルの要求
とは既にウインドウ表示されている情報の話題と選択的
に取り込んだ情報の話題とが異なること、他の表示装置
上の表示情報から関連情報を選択表示する場合或いはメ
ニュー表示から今までの表示情報と関連性が低い情報を
表示する場合などを指す。
【0071】画面レベルの要求と判断したとき、既表示
ウインドウを予め定められた図柄にアイコン化し(S8
3)、ウインドウ一覧表示領域にアイコンを表示する
(S84)。そして、既に表示されているウインドウを
表示画面から消去し(S85)、要求ウインドウを生成
し情報を表示する(S86)。なお、アイコンに対応す
るウインドウ情報はデータバッファに記憶されている。 (6) 図15および図16は本発明に係わる監視制御
システムの他の実施の形態を説明する図であって、図1
5は機能構成図、図16はアイコンの画面配置例を示す
図である。
【0072】この実施の形態は、前記(5)の実施形態
において画面レベルの要求があったとき、既表示ウィン
ドウをアイコン化し画面に配置する例である。この監視
制御システムの基本的な機能構成は、図7,図11と同
じであるので、同一機能構成部分には同一符号を付して
説明を省略する。特に異なるところは、イベント処理手
段67またはカーソル表示制御手段65にアイコン化デ
ータ記憶手段83を接続してなる構成である。この記憶
手段83には図16に示すような情報表示領域86と対
話表示領域87とを定める表示領域用データおよび対話
表示領域87内に所定の順序で所要の図柄のアイコンを
表示するためのアイコン表示用データが格納されてい
る。なお、処理データを記憶するデータバッファ76を
アイコン化データ記憶手段90として用いてもよい。
【0073】この監視制御システムは、自ディスプレイ
2aが他表示装置などから伝送されてくる情報が画面レ
ベルの表示要求によりウィンドウ画面追加と判断し、か
つ、他の表示ウィンドウに重ね合せ表示の可能性がある
とき、既表示ウィンドウをアイコン表示用データに基い
てアイコン化し対話情報表示領域87に例えばアイコン
88を表示する。しかる後、自ディスプレイ2aより該
当表示ウィンドウを消去し、ウィンドウ表示要求の下に
表示すべき情報を新たなウィンドウ枠データにて情報表
示領域86に表示する。アイコン89に対応する情報は
データバッファ66に格納されている。なお、画面レベ
ルの表示要求ではなく、表示情報に関連する情報を追加
表示する場合にはそのまま情報表示領域86に表示す
る。 (7) なお、上記実施の形態においては、運転操作員
が1つの入力装置を用いて各表示装置に必要な情報を入
手するためにアクセスすることができる。このことは他
の運転操作員が扱う表示装置に勝手にカーソルを移動し
操作することが可能となるので、プラントの操作情報を
表示しているときには誤操作の要因となる可能性があ
る。
【0074】そこで、以上のような不具合を防止する手
段としては、入力装置が接続されている表示装置、つま
り個別表示装置に対しては、他の演算処理部からカーソ
ルを移動し操作するに際し、他表示装置の運転操作者が
許可を与えたときのみ、カーソルを移動可能とし、カー
ソル移動操作を制限するようにすれば、不具合を防止で
きる。
【0075】このようにすることにより、不用意なアク
セスによる誤操作の誘発を防止できる。 (8) 図17は本発明に係る監視制御システムの他の
実施の形態を示す機能構成図である。
【0076】この実施の形態は、LEDなどの表示素子
を組み込んだハード構成の表示装置11a,12aにつ
いても他の表示装置であるディスプレイ3a,4a,
…,13aと同様にカーソルを移動し表示装置11a,
12aの必要な部分を指示したり、必要な情報を取り込
んで自ディスプレイ2aに表示する例である。
【0077】この監視制御システムは、LANなどの伝
送ライン90に前述するように個別表示装置であるディ
スプレイ2a,3a,…および共通表示装置であるハー
ド構成表示装置11a,12a、ディスプレイ13aが
接続されるが、さらにハード構成表示装置例えば11a
上にカーソルを表示するための投影装置91を追加して
なる構成である。
【0078】この投影装置91は、個別表示用演算処理
部30が入力装置25であるマウスの操作によりカーソ
ルの位置データが仮想表示空間データからハード構成装
置例えば11aに移動したと判断したときに伝送されて
くるカーソル位置データを受信し、このカーソル位置デ
ータから投影位置を決定する投影位置制御部92と、こ
の投影位置データ、つまりカーソルの動きに合わせて駆
動制御信号を出力するとともに、予め定める任意のカー
ソル形状データを出力する投影制御部93と、この制御
部93の駆動制御信号に基づいて投影ビームの方向制御
を行いながら所要の形状のカーソルをハード構成表示装
置11a上に投影するカーソル投影装置94とによって
構成されている。なお、ビームの方向制御として、投影
制御部93でカーソル投影装置94の台座の方向制御を
行うような構成でもよい。96はハード構成表示装置1
1a、12aの演算処理部である。この演算処理部96
には伝送手段97その他プラント各所のプロセス情報な
どを受け、プログラムに従ってハード構成表示装置11
a、12aの該当部分を点滅制御したり、プロセス変化
情報を表示する演算処理部98、記憶手段99などが設
けられている。
【0079】次に、以上のような監視制御システムの動
作について図18を参照して説明する。ディスプレイ2
aの運転操作員がマウスの操作によってカーソルの位置
データをハード構成表示装置11a側に移動させると
(S91)、イベント発生判断手段62が仮想表示空間
データを参照し、カーソルがハード構成表示装置12a
の領域に移動したか否かを判断する(S92)。カーソ
ルがディスプレイ2a上の移動の場合には前述する通常
処理を実行するが(S93)、自身のディスプレイの表
示空間を越えて仮想表示空間内を自由に移動し、そのう
ちカーソルがハード構成表示装置11aの領域内に移動
したとき、自ディスプレイ2a上のカーソルを消去する
一方(S94)、イベント発生判断手段62から伝送手
段63を介してカーソルの位置データを伝送する。
【0080】投影装置91では、投影位置制御部92が
カーソル位置データから投影位置データに変換し、さら
に投影制御部93にてカーソルの動きに合せてビーム方
向制御用信号およびカーソル形状データを送出する(S
95)。カーソル投影装置94は、動作を開始し(S9
6)、カーソルの移動距離に合せてハード構成表示装置
11a上にカーソル形状を投影する(S97)。
【0081】ここで、運転操作員は、入力装置25を用
いてカーソルをハード構成表示装置11a上に移動し、
ある情報表示上で選択操作を実施すると(S98)、カ
ーソルを停止し(S99)、処理終了かを判断する(S
100)。
【0082】一方、ハード構成表示装置11aの演算処
理部98では、自ディスプレイ2aの演算処理部30か
ら伝送されてくるカーソル位置データを受信し(S10
1)、前述するる選択操作の実施があれば(S10
2)、カーソル位置に対応するハード構成表示装置11
a上の選択位置を確定する(S103)。そして、関連
情報の選択実施であれば(S104)、選択位置,つま
り選択された表示情報の関連情報を取り出し自ディスプ
レイ2aに伝送する(S105)。自ディスプレイ2a
はその関連情報に関するウインドウを生成し表示する。
【0083】一方、ステップS104において関連情報
でなければ、自ディスプレイ2a側から制御信号が送ら
れてくるので、その制御信号を受信し(S106)、ハ
ード構成表示装置の前記選択位置に対応する表示部分を
制御内容に応じて制御する(S107)。
【0084】なお、ディスプレイ2a上の表示表現とし
て、表示情報が選択されたときに選択されたことを明確
にするために選択された部分の表現を色替えなどを用い
て変更する。また、ハード構成表示上でも同様の処理を
行うため、例えばカーソル形状、サイズ、位置を変更可
能な投影装置91を用い、入力装置25のカーソル位置
および選択信号を元に何れの表示情報が選択されたかを
認識させるようにしてもよい。なお、ハード構成表示装
置11aは、上記カーソル形状、サイズを認識する検知
機能をもたせ、演算処理部98に送出する構成であって
もよい。よって、この場合には運転操作員および演算処
理部98ともハード構成表示装置上で、どの情報が選択
されたかを容易に把握できる。 (9) 図19は本発明に係わる監視制御システムの他
の実施の形態を説明する図であって、特に複数の表示装
置の仮想表示空間エリアの配置例を示す図である。
【0085】制御室内の表示装置がディスプレイのみで
構成されていたり、単純な表示構成の場合には、運転操
作員が操作する入力装置の移動操作に伴うカーソルの仮
想表示空間エリアの座標空間を運転操作者からみた各表
示装置の配置に合わせて幾何学的に配分定義すればよい
が、表示装置の配置が複雑な場合や、あるディスプレイ
から他表示装置が連続的にカーソルを移動させるのに不
自然な位置にある場合には、操作感覚とカーソル移動と
のマッチングを取るために各表示装置に対する仮想表示
空間の配置を実際の配置に合わせた方がよい。
【0086】そこで、以上のような場合には図19に示
すように、各表示装置に対する仮想表示空間エリアのよ
うな配置例とする。同図において100、101、10
2は個別表示装置であるディスプレイの仮想表示空間エ
リア、103はディスプレイとハード構成表示装置10
4との空間的な隔りをもった不感の仮想空間エリアを表
す。
【0087】このような不感領域の仮想空間エリアを設
ければ、カーソルがディスプレイのエリア102からハ
ード構成表示装置のエリア104に移動するとき、カー
ソルの移動途中で表示装置以外の壁面上などを通ってハ
ード構成表示装置のエリア104上にカーソルが移動す
る。なお、壁面などの不感の仮想空間エリア上でのカー
ソル表示もハード構成表示装置の場合と同様に投影装置
91を用いて行うことができる。但し、ハード構成表示
装置との違いは選択操作の実施に対して応答しないこと
である。
【0088】ところで、制御室内の表示装置の配置に合
わせて仮想表示空間エリアの配分定義を行ったときに問
題になるのは、各運転操作員がいる位置によって運転操
作員から見た表示装置の配置が異なることである。特
に、他の運転操作員が扱うディスプレイにはカーソルを
移動させないなどの制約を設けたときには明確に異なっ
てくる。
【0089】この点を解決するためには、入力装置が接
続された演算処理部ごとに表示装置の仮想表示空間エリ
アの配置データを持たせ、そのデータを元に各入力装置
の操作に対する応答を制御すればよい。但し、この場合
に新たに問題になるのは、各入力装置が接続された演算
処理部ごとに表示装置のエリア配置データを持つことに
なり、表示装置のエリア配置が変更された場合にはその
管理・修正が煩雑になることがある。
【0090】そこで、このような不具合を解決するため
制御室内の各種表示装置の3次元エリア配置データを用
意する。この配置データは表示装置のエリア配置の基本
配置を表す。次に、3次元エリア配置データで定義した
各入力装置の運転操作者の座標から各運転操作者から見
た表示装置の相対エリア配置を求め、このデータを各運
転操作者が扱う入力装置に割り当て操作に対する応答を
制御する。
【0091】また、各入力装置に割り当てたエリア配置
データをディスプレイ上にコンピュータグラフィックス
で表現し、その表示上でカーソルを移動したときに実際
の表示装置上でカーソルを移動させたときと同様の処理
を行うこともできる。この場合にはハード構成表示装置
上にカーソルを投影することなしにハード構成表示装置
上の情報に関連する情報を選択することも可能である。
【0092】さらに、表示装置配置のコンピュータグラ
フィックス上で選択操作を行ったときの応答を編集でき
るようにするこひにより、運転操作者に合わせて選択情
報を変更したり、壁面にメモ書きなどを張り付けたとき
にそのメモ上にカーソルを移動させ、関連情報を表示す
るように定義することもできる。このときの応答はコン
ピュータグラフィック上だけでなく、ハード構成表示上
にカーソルを投影する場合にも勿論適用できる。その
他、本発明の要旨を免脱しない範囲で種々変形実施可能
である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、予め自計算機に他計算機の表示装置の仮想表示空間
エリアを設定し、自計算機のポィンティング入力装置を
操作し仮想表示空間エリアに移すことにより、自計算機
の表示装置に表示されるカーソルを他計算機の表示装置
に移動表示でき、自計算機を扱う運転操作者は他表示装
置の必要な情報を容易にアクセスできる。
【0094】請求項2の発明によれば、自計算機の運転
操作者は、自己のポインティング入力装置を操作するこ
とにより、他計算機の表示装置である共通表示装置に表
示される情報の中から特定の表示情報またはその関連情
報を当該共通表示装置上にウィンドウ表示でき、よって
各運転操作者は居ながらにして共有する情報の中の必要
な情報を取り出し大型の共通表示装置などでウィンドウ
にて見ることができる。
【0095】請求項3の発明によれば、各運転操作者は
他表示装置に表示される情報を自表示装置に取り込んで
表示でき、情報の共有化を実現できる。請求項4の発明
によれば、ドラッグ操作によって表示装置に表示される
情報を移動させるとき、ウィンドウ枠を移動した後、ウ
ィンドウ情報を移動表示するので、移動中の表示の目移
りや処理負荷を改善できる。
【0096】請求項5の発明によれば、各計算機は表示
装置に表示されるウィンドウ情報をカーソル属性データ
の意味する計算機に伝送するので、カーソルの移動操作
を行うことなく、容易、かつ、迅速に他表示装置の情報
を取り込んで表示できる。
【0097】請求項6の発明によれば、各計算機を扱う
運転操作者の業務が異なる場合でも、他表示装置から業
務にあった情報のみを取り込むことができ、さらに各計
算機の性能の差異にも拘らず、融通性を図りつつ情報の
共有化を図ることができる。
【0098】請求項7および8の発明によれば、表示す
べきウィンドウ情報が多くても、確実に整理して必要な
情報を適切に表示できる。請求項9の発明によれば、個
別表示装置を扱う各運転操作者は共通表示装置に表示さ
れる情報のみを互いに共有化できる。
【0099】請求項10の発明によれば、自計算機を扱
う運転操作者は他表示装置であるハード構成表示装置で
あっても、投影装置を用いて、運転操作者の操作に依存
して移動するカーソルをハード構成表示装置上に明示で
き、操作性および監視能を高めることができる。
【0100】請求項11の発明によれば、自計算機を扱
う運転操作者は他表示装置であるハード構成表示装置に
対しても、必要な制御情報を送ったり、必要な情報を取
り込んで表示できる。
【0101】請求項12ないし14の発明によれば、各
表示装置の仮想表示空間エリアを各表示装置の種々の配
置状態に合わせて配分定義し、さらに3次元の配置デー
タを用意し、操作者の見る方向に応じて各表示装置の座
標を配分定義することにより、運転操作者によるポイン
ティング入力装置の操作が適切、かつ、迅速に反映で
き、操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用対象となる1つの監視制御シス
テムの外観構成例図。
【図2】 本発明に係わる監視制御システムを構成する
各表示装置間をカーソル移動させるための基本原理を説
明する図。
【図3】 本発明に係わる監視制御システムの一実施の
形態を示す機能構成図。
【図4】 本発明に係わる監視制御システムの他の実施
の形態を示す機能構成図。
【図5】 図4に示す監視制御システムの動作を説明す
る図。
【図6】 本発明に係わる監視制御システムの他の実施
の形態を説明する図。
【図7】 本発明に係わる監視制御システムの他の実施
の形態を示す機能構成図。
【図8】 図7に示す監視制御システムの動作を説明す
る図。
【図9】 本発明に係わる監視制御システムの他の実施
の形態を説明するためのメモリデータの配列図。
【図10】 図9のメモリデータを持つ場合の監視制御
システムの動作を説明する図。
【図11】 本発明に係わる監視制御システムの他の実
施の形態を示す機能構成図。
【図12】 図11に示すウインドウ枠データ記憶手段
のテータ配列図。
【図13】 図11に示す監視制御システムの動作を説
明する図。
【図14】 本発明に係わる監視制御システムの他の実
施の形態を説明する図。
【図15】 同じく本発明に係わる監視制御システムの
他の実施の形態を示す機能構成図。
【図16】 図15に示す監視制御システムを用いてア
イコン化表示する例を説明する図。
【図17】 同じく本発明に係わる監視制御システムの
他の実施の形態を示す機能構成図。
【図18】 図17に示す監視制御システムの動作を説
明する図。
【図19】 本発明に係わる監視制御システムの他の実
施の形態を説明する図。
【符号の説明】
1…運転操作卓 2〜8(2a,3a)…ディスプレイ(個別表示装置) 10…共通表示装置 11,12(12a)…ハード構成表示装置 13(13a)…大型スクリーン 21〜24…仮想表示空間エリア 25…ポィンティング入力装置 31,52…仮想表示空間エリア記憶手段 32,62,72…イベント発生判断手段 37,47,47a,67,77…イベント処理手段 51…ドラッグイベント発生判断手段 91…投影装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西條 信之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 林 千枝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 河原 恒夫 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 新谷 博之 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高畑 博臣 東京都府中市晴見町2−24−1 東芝プロ セスソフトウェア株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ表示装置を備えた複数の計算
    機が伝送ラインで接続された監視制御システムにおい
    て、 前記複数の計算機のうち自計算機は、予め前記他計算機
    の表示装置の仮想表示空間エリアを設定し、前記自計算
    機に接続されるポインティング入力装置の操作位置を前
    記他計算機の表示装置の1つの仮想表示空間エリアに移
    すことにより、前記自計算機の表示装置に表示されるカ
    ーソルを前記他計算機の表示装置に移動させ、この他計
    算機の表示装置に表示される情報にアクセスすることを
    特徴をする監視制御システム。
  2. 【請求項2】 それぞれ表示装置を備えた複数の計算
    機が伝送ラインで接続された監視制御システムにおい
    て、 前記複数の計算機のうち自計算機は、前記他計算機の表
    示装置の仮想表示空間エリアデータを記憶する仮想表示
    空間エリアデータ記憶手段と、前記自計算機に接続され
    るポインティング入力装置の操作位置が前記他計算機の
    表示装置の1つの仮想表示空間エリアに入ったか否かを
    判断し、当該1つの仮想表示空間エリアに入ったとき前
    記自計算機の表示装置に表示されるカーソルを前記他計
    算機の表示装置に移動表示させるための信号を伝送する
    イベント発生判断手段とを設け、 前記他計算機は、前記自計算機から伝送されてくる移動
    表示のための信号に基づいて当該他計算機の表示装置上
    にカーソルを生成表示する手段と、この手段によって生
    成表示されるカーソルにより前記他計算機の表示装置の
    特定の表示情報を選択し、当該特定の表示情報またはそ
    の関連情報をウィンドウ表示するイベント処理手段とを
    設けたことを特徴とする監視制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の監視制御システムに
    おいて、 前記他計算機は、前記自計算機に接続されるポインティ
    ング入力装置のドラッグ操作に基づいて前記イベント処
    理示手段によってウィンドウ表示された特定の表示情報
    またはその関連情報を前記自計算機側に伝送する手段を
    付加し、 前記自計算機は、前記他計算機から伝送されてくる表示
    情報または関連情報を受信し当該自計算機の表示装置に
    ウィンドウ表示するイベント処理手段を付加したことを
    特徴とする監視制御システム。
  4. 【請求項4】 各計算機は、各表示装置間でドラッグ
    操作によって特定の表示情報またはその関連情報を移動
    させる場合、ドラッグ操作によるカーソルの動きに合わ
    せてウィンドウ枠を移動表示し、このウィンドウ枠の表
    示位置確定後に枠内の情報を移動表示することを特徴と
    する請求項3に記載の監視制御システム。
  5. 【請求項5】 それぞれ表示装置を備えた複数の計算
    機が伝送ラインで接続された監視制御システムにおい
    て、 前記複数の計算機のうち自計算機は、前記他計算機の表
    示装置の仮想表示空間エリアデータおよび自己装置を表
    わすカーソル属性データを記憶する記憶手段と、前記自
    計算機に接続されるポインティング入力装置の操作によ
    る位置データが前記他計算機の1つの仮想表示空間エリ
    アに入り、かつ、入力装置からウィンドウ情報の表示要
    求があったとき、前記位置データを含む前記カーソル属
    性データを前記1つの仮想表示空間エリアに対応する他
    計算機に伝送する手段とを設け、 前記他計算機は、前記位置データに基づいて移動するカ
    ーソルにより指定される他計算機の表示装置上の表示情
    報またはその関連情報をウィンドウ表示するイベント処
    理手段と、このイベント処理手段によってウィンドウ表
    示される情報を前記カーソル属性データに対応する前記
    自計算機へ伝送する手段とを設け、 前記カーソルの動きに依存せずに、他表示装置上の情報
    を前記自計算機の表示装置に移動させてウィンドウ表示
    可能とすることを特徴とする監視制御システム。
  6. 【請求項6】 それぞれ表示装置を備えた複数の計算
    機が伝送ラインで接続された監視制御システムにおい
    て、 前記複数の計算機のうち自計算機は、前記他計算機の表
    示装置の仮想表示空間エリアデータおよび自装置を表わ
    すカーソル属性データを記憶する記憶手段と、前記自計
    算機に接続されるポインティング入力装置の操作による
    位置データが前記他計算機の1つの仮想表示空間エリア
    に入り、かつ、前記入力装置からウィンドウ情報の表示
    要求があったとき、位置データを含む前記カーソル属性
    データを前記1つの仮想表示空間エリアに対応する他計
    算機に伝送する手段とを設け、 前記他計算機は、予め各運転操作者の業務に関連する情
    報種別や各計算機の表示性能データを記憶する記憶手段
    と、伝送されてくるカーソル属性データに基づいてウィ
    ンドウ情報の表示要求と判断したとき、前記位置データ
    に基づいて移動するカーソルにより指定される他計算機
    の表示情報またはその関連情報が前記運転操作者の業務
    に関連する種別の情報であれば、前記計算機の表示性能
    に応じた加工処理を施して前記自計算機に伝送するイベ
    ント処理手段とを設けたことを特徴とする監視制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】 自計算機は、予めウィンドウ枠データ
    ごとに使用有無フラグを設け、他表示装置に表示される
    特定の表示情報またはその関連情報をウィンドウ表示す
    るとき、前記フラグから前記ウィンドウ枠データが使用
    中であると判断したとき、既存の表示ウィンドウを最前
    面に表示し、前記他表示装置からの新たな特定の表示情
    報またはその関連情報のウィンドウを生成しないことを
    特徴とする請求項2ないし請求項6の何れか1つに記載
    の監視制御システム。
  8. 【請求項8】 各計算機の表示装置上に他表示装置に
    表示される情報またはその関連情報をウィンドウ表示す
    る場合、既存のウィンドウに表示されている情報をアイ
    コン表示することを特徴とする請求項2ないし請求項6
    の何れか1つに記載の監視制御システム。
  9. 【請求項9】 複数の表示装置は、個別表示装置と共
    通表示装置とに分けられ、前記ポィンティング入力装置
    の操作によるカーソルの移動を、前記個別表示装置から
    前記共通表示装置にのみ移動可能に設定することを特徴
    とする請求項2ないし請求項6の何れか1つに記載の監
    視制御システム。
  10. 【請求項10】 それぞ表示装置を備えた複数の計算
    機が伝送ラインで接続された監視制御システムにおい
    て、 予め各表示装置の仮想表示空間エリアが設定され、ポィ
    ンティング入力装置の操作位置が他の表示装置の仮想表
    示空間エリアに移動したとき、自己の表示装置上のカー
    ソルを他の表示装置に移動表示させるためのカーソル位
    置データを伝送する第1の計算機と、 特定の情報を表示する前記他の表示装置となるハード構
    成表示装置をもつ第2の計算機と、 前記第1の計算機から伝送されてくるカーソル位置デー
    タを受信し、このカーソル位置データに基づいて投影位
    置を制御し、前記ハード構成表示装置上にカーソル形状
    のビームを投影する投影装置とを備え、 前記第1の計算機のポィンティング入力装置による操作
    位置を前記ハード構成表示装置上に明示することを特徴
    とする監視制御システム。
  11. 【請求項11】 前記第1の計算機は、前記ハード構
    成表示装置上のカーソル形状のビーム投影位置に係わる
    制御信号を第2の計算機に送出し、 前記第2の計算機は、前記第1の計算機から伝送されて
    くるカーソル位置データを受信し、前記ハード構成表示
    装置上のカーソル形状のビーム投影位置に関連する情報
    を前記第1の計算機に伝送して表示可能としたことを特
    徴とする請求項10に記載の監視制御システム。
  12. 【請求項12】 各表示装置の仮想表示空間エリアの
    配置データは、各表示装置の配置に合わせて座標を配分
    定義することを特徴とする請求項1ないし請求項11の
    何れか1つに記載の監視制御システム。
  13. 【請求項13】 各表示装置の仮想表示空間エリアの
    配置データは、各表示装置の配置構成に応じて不感領域
    となる仮想空間エリアを挟んで座標を配分定義すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項11の何れか1つに
    記載の監視制御システム。
  14. 【請求項14】 各表示装置の仮想表示空間エリア
    は、予め3次元の配置データを用意し、この3次元の配
    置データに基づいてを各運転操作者の位置から表示装置
    の座標配分を求め、各計算機のポィンティング入力装置
    の操作に対するカーソルの移動表示や応答を制御するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項11の何れか1つ
    に記載の監視制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813630B1 (en) 1999-07-08 2004-11-02 International Business Machines Corporation System and method for communicating information content between a client and a host
JP2010223910A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mitsubishi Electric Corp 原子力プラントの安全系操作装置
JP2013174659A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Canon Inc 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム
JP2019008500A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 富士電機株式会社 プラント監視装置及び監視制御方法

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Effective date: 20040319