JPH11212344A - トナー補給用容器 - Google Patents

トナー補給用容器

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Publication number
JPH11212344A
JPH11212344A JP10009188A JP918898A JPH11212344A JP H11212344 A JPH11212344 A JP H11212344A JP 10009188 A JP10009188 A JP 10009188A JP 918898 A JP918898 A JP 918898A JP H11212344 A JPH11212344 A JP H11212344A
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JP
Japan
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toner
opening
toner cartridge
developing unit
lid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10009188A
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English (en)
Inventor
Shigeki Nakajima
茂喜 中嶋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に充填されたトナーを無駄なく現像部に
移すことのできるトナー補給用容器を提供すること。 【解決手段】 中蓋13の各所に開口部13aを設け
る。中蓋13の外側に、開口部15aを備えた外蓋15
をスライド可能に取り付ける。つなぎ部15bの裏側位
置には、脚部15gを介して落下ガイド15cが支持さ
れている。未使用状態においては、開口部13aは、つ
なぎ部15bによって塞がれている。外蓋15をスライ
ドすることで、開口部13aを開く。トナーカートリッ
ジ1に収容されたトナーは、開口部13a,15aを通
じて落下することで、現像部に補給される。つなぎ部1
3bに堆積したトナーも、落下ガイド15cによって押
されて落下することで現像部に補給される。落下ガイド
15cの上面に傾斜を付与しているため、落下ガイド1
5cにトナーが堆積したままになることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真記録装置
の現像部にトナーを補給するための、トナー補給用容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録装置の現像部には、
本体部分より寿命が短い部品、例えば現像ローラ等が実
装されているため、ユニット化し交換を容易にしている
ものが一般的になっている。これらには、あらかじめユ
ニットの寿命分のトナーを充填しておきトナーが無くな
った時点で交換するタイプのものと、トナーを追加でき
るようにしているタイプのものとがある。
【0003】前者はトナー交換の煩わしさがなく構造も
簡易にできる。しかし、その一方でユニットが大型化
し、また現像部に使用されている部品が高価なためラン
ニングコストが高くなるという短所がある。
【0004】後者は構造は複雑ではあるが、ランニング
コストを安くでき、またユニットの部品寿命ぎりぎりま
で有効に使用できるという長所がある。さらに交換部品
が小型で廃棄物が少なく、環境問題への配慮という点で
も優れている。
【0005】以下、後者のトナー補給機構の一例を図1
2を用いて説明する。
【0006】トナーカートリッジ(トナー補給用容器)
124は、補給用のトナーが充填される容器であり、現
像部121に装填して使用される。このトナーカートリ
ッジ124は円筒形であり、その円筒面にはトナーを取
り出すための開口部124aが設けられている。また、
その端部には突起124bが設けられている。なお、ト
ナーカートリッジ124に充填されたトナーが保管時に
こぼれるのを防ぐため、未使用状態においては、開口部
124aはシールテープ125によって塞がれている。
使用時には、図12に示すように、このシールテープ1
25は剥がされる。
【0007】電子写真記録装置の現像部121には、そ
の側面にトナーカートリッジ124が装填される開口部
122が設けられている。また、開口部122の周辺に
は、トナーカートリッジ124の回転を所定の角度位置
において停止させるための回転停止用突起123が設け
られている。
【0008】現像部121へのトナーの補給は、以下の
ようにして行う。すなわち、開口部124aを上に向け
た姿勢で、トナーカートリッジ124からシールテープ
125を剥がす。そして、そのままの姿勢を保ちつつ、
トナーカートリッジ124を開口部122へ所定位置ま
で挿入する。続いて、トナーカートリッジ124の突起
124bが、回転停止用突起123に突き当たるまで、
トナーカートリッジ124を回転させる。この状態にお
いて、トナーカートリッジ124は、開口部124aが
下方に向いた姿勢になっている。トナーカートリッジ1
24内に充填されていたトナーは、重力によって、開口
部124aを通じて現像部121内に落下することで、
トナーが補給される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した機構
では、現像部121に移すことができず、トナーカート
リッジ124内に残留してしまうトナーがあるという問
題があった。つまり、上述した従来機構では、開口部1
24aを下方に向けることで、トナーカートリッジ12
4内のトナーが重力によって現像部121内に落下し補
給されるようにしていた。しかし、開口部124aと開
口部124aとの間の壁部124c等にはその内側にト
ナーが堆積してそのままカートリッジ124内に残留し
てしまっていた。この残留したトナーはそのまま廃棄さ
れる可能性があり、ランニングコストの悪化、ハンドリ
ング時の汚れを招きかねない。
【0010】本発明は取り扱いが容易で、装填されたト
ナーを無駄無く現像部に供給可能なトナー補給用容器を
提供することを目的とする。
【0011】本発明は、使用済みのトナーを回収する回
収室を備え且つ小型のトナー補給用容器を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものでありその第1の態様として
は、電子写真記録装置に装着されて、現像部にトナーを
補給するトナー補給用容器において、未使用のトナーを
収容する収容空間を形作ると共に、前記電子写真記録装
置に装着された状態において該収容空間の底となる壁に
設けられ該収容空間に収容されたトナーを前記現像部に
落下させるための開口部を備えた、収容空間形成部材
と、蓋部材を備え、該蓋部材を作動させることで前記開
口部を開閉する開閉手段と、押し出し部材を備え、前記
蓋部材の開閉動作に伴って該押し出し部 材を移動させ
ることで、前記収容空間内における前記開口部の周囲に
堆積したトナーを前記開口部から落下させる落下手段と
を有することを特徴とするトナー補給用容器が提供され
る。
【0013】前記押し出し部材は、該トナー補給用容器
が前記電子写真記録装置に装着された状態における上側
面が前記開口部に向けて傾斜していることが好ましい。
【0014】前記収容空間形成部材は、さらに、前記収
容空間を形作る壁部の一部に、使用済みトナーを前記電
子写真記録装置から回収するための回収穴が形成された
ものであり、前記回収穴から前記収容空間に回収された
使用済みトナーが前記開口部から出て行くのを防ぐ遮蔽
手段を有してもよい。
【0015】前記開閉手段は、使用者の操作によって作
動する操作部材と、該トナー補給用容器の前記現像部へ
の装着状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
結果に応じて、該トナー補給用容器が前記現像部に装着
されている状態においては前記操作部材の動きを前記蓋
部材に伝達しこれを移動させることで前記開口部を開閉
させるが、装着されていない状態においては前記操作部
材の動きを前記蓋部材に伝達しない伝達機構とを含んで
構成されたものであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0017】実施の形態1 本発明の実施の形態1を図1、図2、図3、図4および
図5を用いて説明する。
【0018】図1はこの発明の実施の形態を示す斜視
図、図2は断面図である。
【0019】本実施の形態1におけるトナーカートリッ
ジ1は、図1、図2、図3に示すとおり、ケース10
と、蓋12と、中蓋13と、シール部材14と、外蓋1
5と、レバー16とを備えて構成されている。
【0020】ケース10は、トナーが収容される空間部
を形成するものであり、その形状は、側壁10a、側壁
10b、前壁10c、後壁10dおよび底壁10eから
なる略直方体である。ケース10は、底壁10eに対向
する壁部を備えておらず該部分は開口状態とされてい
る。そして、ここには、中蓋13、シール部材14およ
び外蓋15が組み付けられる構成となっている。
【0021】前壁10cには、トナーを充填するための
充填穴10gが設けられている。この充填穴10gは、
トナー充填後、蓋12によって塞がれている。
【0022】側壁10aおよび側壁10bは、前壁10
cを越えて伸びており、ここにはレバー16を支持する
ための支点穴10fが設けられている。また、側壁10
aおよび側壁10bの内側面の各所には、中蓋13を支
えるためのリブ10iが設けられている。さらに、側壁
10aおよび側壁10bの外側面の各所には外蓋15を
係合するための突起10jが設けられている。
【0023】後壁10dには、トナーカートリッジ1を
現像部2(図4(a)参照)に装着する際に、トナーカ
ートリッジ1の固定に用いられる突起10hが設けられ
ている。
【0024】中蓋13の全体形状は、ケース10の開口
面にほぼ一致させられている。この中蓋13は、ケース
10の開口部にはめ込まれリブ10iによって支えられ
た状態で、溶着固定されている。なお、固定の方法は、
溶着限定されるものではなく、はめ込み等によって固定
してもよい。中蓋13の各所には、複数の開口部13a
が設けられている。トナーカートリッジ1内に充填され
たトナーは、この開口部13aを通じて落下させられる
ことで、現像部に補給されることになる。
【0025】外蓋15は、開口部13aを開閉する蓋の
役割を果たすものである。外蓋15は、長い板状の部材
であり、その各所には開口部15aが形成されている。
また、開口部15aと開口部15aとの間の部分(以下
「つなぎ部15b」という)は、開口部13aを塞ぐに
十分な大きさ、形状とされており、その配置パターンは
開口部13aのそれに応じて決定されている。開口部1
5aおよびつなぎ部15bの形状、大きさ、個数、配列
パターンは、開口部13aおよびつなぎ部13bに対応
して設定されている。
【0026】外蓋15は、中蓋13の上に被せるように
して、中蓋13と平行な状態でケース10に組み付けら
れている。また、この組み付けは、外蓋15がスライド
可能な状態でなされており、該スライドに伴って開口部
15aと開口部13aとの相対的な位置関係が変化する
ことで、開口部13aを開閉するようになっている。ケ
ース10への組み付け構造の詳細は以下の通りである。
つまり、外蓋15の左右には、長穴15eを備えたレー
ル部15dが設けられている。外蓋15はこの長穴15
eにケース10の突起10jがはめ込まれることで、長
穴15eの長手方向についてスライド可能になってい
る。また、外蓋15には係合部15f(図3参照)が設
けられており、この係合部15fがレバー16によって
押されることで、外蓋15がスライドさせられるように
なっている。なお、外蓋15のスライド可能量は、長穴
15eの長さによって規定される。また、外蓋15のス
ライド停止位置は、長穴15eのスライド方向における
位置によって規定される。
【0027】更に、つなぎ部15bの裏面側(トナーカ
ートリッジ内側)位置には、落下ガイド15cが脚部1
5gを介して支持されている。外蓋15の組み付けは、
落下ガイド15cおよび脚部15gを、開口部13aに
挿入するようにして行う。なお、落下ガイド15cは、
つなぎ部13bよりも内側(図3における上側)に位置
しており、また、脚部15gもつなぎ部15bの端部に
配置されているため、該落下ガイド15cおよび脚部1
5gの存在が外蓋15のスライドを妨げることはない。
【0028】落下ガイド15cは、該トナーカートリッ
ジ1が現像部に装着された状態における上面(図3にお
ける上側面)が、該装着状態において開口部13aの側
に傾斜するように構成されている。従って、トナーを落
下させる際に、ここにトナーが堆積したままの状態とな
ることはない。
【0029】シール部材14は、中蓋13と外蓋15と
の隙間、さらには、ケース10の内壁面と中蓋13との
隙間からトナーが漏れるのを防止するためのものであ
る。シール部材14には、開口部13aと同じ大きさ、
形状、配列パターンで、開口部14aが設けられてい
る。そして、この開口部14aが開口部13aと同位置
になるように中蓋13に貼り付けられている。シール部
材14の全体形状は、ケース10の内壁に合わせられて
いる。漏れ防止を確実にするため、シール部材14は、
弾性に富んだスポンジを材料として構成されている。
【0030】レバー16は、外蓋15をスライドさせる
ための操作部材である。レバー16は、その左右両側に
軸16aを備えており、この軸16aを支点穴10fに
はめ込まれることで、回動可能な状態で支持されてい
る。レバー16はその一端(以下「係合端」という)1
6bが外蓋15の係合部15fに係合させられている。
これによりレバー16の回動に伴って、外蓋15がスラ
イドさせられるようになっている。
【0031】特許請求の範囲においていう「収容空間」
とは、本実施の形態においてはケース10および中蓋1
3によって形成される空間に相当する。「開口部」と
は、開口部13aに相当する。「収容空間形成部材」と
は、ケース10および中蓋13、さらには、蓋12に相
当する。「蓋部材」とは、外蓋15に相当する。「開閉
手段」とは、外蓋15自身(特に、レール長穴15
e)、レバー16等によって実現されている。「押し出
し部材」とは、落下ガイド15cに相当する。「落下手
段」とは、脚部15gに相当する。
【0032】次に動作を説明する。
【0033】まずトナーカートリッジ1の組立て手順に
ついて説明する。
【0034】リブ10iに載せるようにして中蓋13を
ケース10に組み付ける。その上にシール部材14を貼
り付ける。さらに、シール部材14の上から外蓋15を
被せ、突起10hを、外蓋15に設けられた長穴15e
に填める。この状態でレバー16を組み付ける。つま
り、軸16aを支点穴10fにはめ込むとともに、係合
端16bを係合部15fに係合させる。最後に、充填穴
10gからケース10内にトナーを充填し、蓋12を閉
める。
【0035】外蓋15は、開口部15aが開口部13a
からずれた位置にしておく。この状態においては、開口
部13aはつなぎ部15bによって塞がれているため、
トナーカートリッジ1内のトナーが開口部13a等を通
じてこぼれ出ることはない。次にトナーカートリッジ1
の現像部2への装着について図4および図5を用いて説
明する。
【0036】図4(a)に示すように、まず、突起10
hを現像部2の溝50aに入れ、その後、レバー16の
側を下げてゆくことで、トナーカートリッジ1を装着部
50に載せる。
【0037】続いて、レバー16を矢印方向に所定量だ
け反時計方向に回転させる。すると、外蓋15がスライ
ドし、開口部15aが開口部13aの真下に位置するこ
とになる。その結果、トナーカートリッジ1内に充填さ
れていたトナーは、開口部13a、開口部14aおよび
開口部15aを通じて落下することで、現像部2内に供
給される。
【0038】当初、つなぎ部13bに堆積しているトナ
ーtaは、外蓋15のスライドに伴って落下ガイド15
cが押し出して落下させる(図5参照)。スライド完了
後は、つなぎ部13bの上方に落下ガイド15cが位置
することになるが、落下ガイド15cの上側面には傾斜
が付与されているため、ここにトナーtaが堆積したま
まになることはない。
【0039】また、外蓋15のスライドに伴って、外蓋
15のレバー16側の一端が現像部2の溝50bに入る
(図4(b)参照)。その結果、トナーカートリッジ1
は、現像部2に固定された状態となる。この状態におい
ては、トナーカートリッジ1が現像部2から不用意には
ずれてしまうことがない。
【0040】トナーカートリッジ1を取り外す際は、以
上述べた操作と逆の操作を行う。
【0041】以上説明したとおり本実施の形態1によれ
ば、つなぎ部13bに堆積したトナーがそのまま残留す
ることはない。また、落下ガイド15cは、その上側面
が斜面しているため、ここにトナーが堆積したままには
ならない。現像部2内がトナーで満杯となり、トナーカ
ートリッジ1の装着時にはすべてのトナーが現像部2内
に落下しないこともある。このような場合には、一時的
に落下ガイド15cの上にトナーが堆積していることも
ある。しかし、現像部2内のトナーが消費されるのに伴
って、このようなトナーも滑り落ちるようにして自然に
落下し、現像部2内に供給される。
【0042】本実施の形態1では、落下ガイド15cが
脚部15gを介して外蓋15に固定されていた。しか
し、落下ガイド15cの支持構造およびこれを作動させ
る機構は、これに限定されるものではない。
【0043】実施の形態2 本発明の実施の形態2を図6および図7を用いて説明す
る。
【0044】実施の形態2は、レバー16の不用意な操
作によって開口部が開いてしまうのを防止したことを主
たる特徴とするものである。これを実現するため、本実
施の形態2では、トナーカートリッジ1が現像部2に装
着されているときだけ、レバー16と外蓋15とが係合
するようにしている。これ以外の時には両者が係合して
いないため、レバー16が操作されても外蓋15がスラ
イドすることはない。以下、詳細に説明する。
【0045】本実施の形態2のトナーカートリッジ1の
構成は、レバー16および外蓋15の一部を除き、基本
的な構成は、前述した実施の形態1と同様である。ま
た、これに対応して現像部2についても一部が異なるの
みである。ここでの説明は、実施の形態1と異なる点を
中心に行う。
【0046】本実施の形態2におけるレバー16は、図
6に示すとおり、実施の形態1における係合端16bに
相当する部分が、扇形歯車22とされている。また、レ
バー突起24、ストッパ26を備えている。
【0047】レバー突起24は、現像部2の後述するガ
イド52に当たることで、トナーカートリッジ1の装着
作業中におけるレバー16の操作を禁止するものであ
る。
【0048】ストッパ26は、レバー16が所定角度位
置よりも時計方向に回転するのを防止するものである。
【0049】一方、本実施の形態2における外蓋15
は、実施の形態1における係合部15fに相当する部分
が、ラック23とされている。また、この外蓋15は、
ラック23の設けられている領域が、図面上、上方に凸
となるような向きで「へ」の字に屈曲させられている。
また、この外蓋15は、薄い樹脂で形成されており、弾
性変形が容易になっている。このような構成をとること
で、自然状態では扇形歯車22とラック23とが離れて
おり、噛み合っていない。しかし、ラック23の設けら
れている領域が図6における上方に変形されることで、
扇形歯車22とラック23とが噛み合うようになってい
る。
【0050】現像部2には、ラック23等に対応する位
置に、壁部51が設けられている。該壁部51は、トナ
ーカートリッジ1が該現像部2に装着した状態におい
て、外蓋15に当たりその屈曲部をまっすぐな状態にす
るものである。
【0051】また、現像部2には、ガイド52が設けら
れている。ガイド52は、トナーカートリッジ1の装着
作業の際におけるレバー突起24の移動経路を規制した
ものである。このガイド52が存在することで、装着作
業の際には一時的にレバー16の操作が禁止されてい
る。
【0052】特許請求の範囲においていう「操作部材」
とは、レバー16に相当する。「検出手段」とは、外蓋
15のラック23の設けられている領域部分のへの字型
の屈曲構造そのものによって実現されている。「伝達機
構」とは、レバー16(特に、扇形歯車22)、外蓋1
5に設けられたラック23およびこのラック23の設け
られている領域のへの字型の屈曲構造によって実現され
ている。
【0053】動作を説明する。
【0054】図6に示すように、現像部2に装着されて
いない状態においては、トナーカートリッジ1は、扇形
歯車22とラック23とが離間している。この状態で
は、レバー16が操作されても、外蓋15がスライドす
ることはない。
【0055】トナーカートリッジ1を現像部2に装着す
る。この装着作業は、基本的には実施の形態1と同様に
して行われる。つまり、まず、突起10hを溝50aに
入れる。続いて、トナーカートリッジ1のレバー16の
設けられている側を下げてゆき、現像部2の装着部50
に載せおく。トナーカートリッジ1を下げてゆくに従っ
て、外蓋15の屈曲部は現像部2の壁部51に当たっ
て、その屈曲状態が徐々に矯正されてゆく。装着作業の
途中、特に装着部50に完全に載せおく直前において
は、レバー16が誤って操作された場合、扇形歯車22
がラック23にわずかに引っかかって外蓋15がスライ
ドしてしまう可能性がある。しかし、本実施の形態2で
は、このような時期にはガイド52がレバー16の回転
を規制しているため、このような時期においても誤操作
を招くことはない。
【0056】トナーカートリッジ1が現像部2に完全に
装着された状態においては、図7に示すとおり、外蓋1
5は現像部2の壁部51により変形させられて直線的に
なる。この状態では、扇形歯車22とラック23とが完
全に噛み合っているため、レバー16を操作し外蓋15
をスライドさせることができる。
【0057】これ以降のレバー16の操作およびトナー
の落下については、実施の形態1と同様である。
【0058】以上説明したとおり本実施の形態2によれ
ば、トナーカートリッジ1が現像部2に装着されていな
い状態においてレバー16が操作されても、外蓋15は
スライドしない。トナーカートリッジ1を現像部2にセ
ットした状態でのみ、扇形歯車22とラック23とは確
実にかみ合い開口部13aを開くことができる。従っ
て、開口部13a等が不用意に開いて、トナーを飛散さ
せてしまう恐れがない。また、トナーカートリッジ1を
現像部2へセットする際の衝撃によって、トナーが装置
内外に飛散することもない。現像部2から取り外したト
ナーカートリッジ1を持ち運ぶ際にも、トナーカートリ
ッジ1内に残っているトナーが装置内外に飛散するのも
防止できる。
【0059】実施の形態3 本実施の形態3は、トナーカートリッジの大型化させる
ことなく、使用済みトナーの回収室を備えたことを主な
特徴とするものである。これを実現するため本実施の形
態3においては、回収室とトナー室とを、可倒式の隔壁
(後述するシャッタ9)によって仕切っている。
【0060】本実施の形態3のトナーカートリッジ1
は、基本的には、実施の形態1と同様である。従って、
ここでは、実施の形態1との相違点を中心に説明を行
う。
【0061】本実施の形態3のトナーカートリッジ1
は、図8、図9に示すように、ケース10に使用済みト
ナーを回収するための開口部10nが後壁10dに設け
られている。
【0062】また、この後壁10dの内側には、開口部
10nと同形状の穴が形成されたシール部材32が取り
付けられている。
【0063】さらに、このトナーカートリッジ1には、
この開口部10nを塞ぐための蓋31が取り付けられて
いる。この蓋31は、略長方形の板状の部材であり、そ
の一辺には軸31aが設けられている。蓋31は、この
軸31aを後壁10dの内側面に設けられた支点部10
mにはめ込まれることで、回動可能な状態で支持されて
いる。さらに、この軸31aには、トーションスプリン
グ34が取り付けられており、蓋31をシール部材32
に押しつけている。
【0064】シャッタ33は、長方形の部材であり、そ
の一辺には、軸33aが設けられている。シャッタ33
は、この軸33aを側壁10aおよび側壁10bの内側
面に設けられた支点部10kにはめ込まれることで、回
動可能な状態で支持されている。また、シャッタ33に
は、軸33aが設けられていない3つの辺部に、後壁1
0d側に所定量突出した壁33bが設けられている。
【0065】外蓋15はその内側面の後壁10d側に、
ゲート状の枠体15hが設けられている。この枠体15
hは、その左右方向における外幅b4が開口部13aの
幅b3より僅かに狭い。また、その内幅b2は、前記シ
ャッタ33の外幅b1より僅かに大きい。また、落下ガ
イド15cは、シャッタ33の倒れる領域には設けられ
ていない。
【0066】特許請求の範囲においていう「回収穴」と
は、本実施の形態3においては開口部10nに相当す
る。「遮蔽手段」とは、シャッタ33等によって実現さ
れている。
【0067】次に動作を図10を用いて説明する。
【0068】トナーカートリッジ1が現像部に装着さ
れ、開口部13aを開く方向に外蓋15がスライドさせ
られると、シャッタ33は枠体15hの内側を通ってレ
バー16の側に倒れる。この状態において、開口部10
n近傍に位置する開口部13aはこのシャッタ33によ
って塞がれる。
【0069】また、この装着状態においては、画像形成
装置の使用済みトナー排出口57が開口部10nに差し
込まれて、蓋31を開いている。従って、現像部2から
送られて来た使用済みのトナーtbは、開口部10nを
通って、それまで未使用のトナーが充填されていた空間
部に収容される。この場合、開口部10n近傍の開口部
13aはシャッタ33によって塞がれているため、使用
済みトナーが再び現像部2に戻ってしまうことはない。
シャッタ33の外周3辺には壁33bを設けているた
め、この遮蔽作用はより確実である。トナーカートリッ
ジ1内に未使用のトナーがまだ残っている場合には、こ
の残っているトナーの存在が障害となってシャッタ33
が完全には倒れない。従って、この状態で回収された使
用済みトナーtbが未使用のトナーと混ざってしまうこ
とはない。
【0070】このようにしてトナーカートリッジ1に回
収されたトナーtbは、トナーカートリッジ1の交換時
に使用済みのトナーカートリッジ1と共に廃棄される。
【0071】なお、トナーカートリッジ1を現像部2か
ら取り外す際には、レバー16が操作され開口部13a
を塞ぐように外蓋15が移動される。従って、回収され
た使用済みのトナーが開口部13aからこぼれてしまう
ことはない。
【0072】以上説明したとおり本実施の形態3では使
用済みのトナーを収容する回収室のために大きな専用の
スペースを設ける必要がないため、トナーカートリッジ
のスペースを有効に使用することができる。そのため、
トナーカートリッジ、ひいては、現像部、電子写真記録
装置の小型化を図ることができる。
【0073】なお、従来の、回収された使用済みトナー
をトナーカートリッジに戻し、トナーカートリッジとと
もに廃棄するタイプのトナーカートリッジ130は、図
11に示すように、未使用のトナーを収容するトナー室
130aとは別に、回収された使用済みのトナーを収容
するための専用の回収室130bを設けていた。この回
収室130bはトナーカートリッジ130の体積の30
%程度も占めるため、トナーカートリッジ130ひいて
は、現像部、電子写真記録装置の大型化につながってい
た。
【0074】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、ト
ナー補給用容器内にトナーが残留してしまうことを防止
できる。また、トナー補給用容器の誤操作を防止でき
る。さらには、トナー補給用容器、ひいては、現像部、
電子写真記録装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるトナーカート
リッジを示す斜視図である。
【図2】 トナーカートリッジの内部構成を示す断面模
式図である。
【図3】 トナーカートリッジの分解斜視図である。
【図4】 トナーカートリッジの装着動作を示す図であ
り、(a)は装着途中の状態を示す図、(b)は装着が
完了した状態を示す図である。
【図5】 トナーカートリッジをセットした状態におけ
る、トナーの状態を示す模式図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるトナーカート
リッジの取り付け動作を示す図である。
【図7】 トナーカートリッジを取り付けた状態を示
す、断面模式図である。
【図8】 本発明の実施の形態3におけるトナーカート
リッジの内部構成を示す断面模式図である
【図9】 トナーカートリッジの分解斜視図である。
【図10】 トナーカートリッジをセットした状態にお
ける、トナーの状態を示す模式図である。
【図11】 回収室を備えた従来のトナーカートリッジ
を示す断面模式図である。
【図12】 従来のトナー補給機構の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 トナーカートリッジ、 2 現像部、 10 ケー
ス、 10a 側壁、10b 側壁、 10c 前壁、
10d 後壁、 10e 底壁、 10f支点穴、
10g 充填穴、 10h 突起、 10i リブ、
10j 突起、 10k 支点部、 10m 支点部、
10n 開口部、 12 蓋、13 中蓋、 13a
開口部、 13b つなぎ部、 14 シール部材、
14a 開口部、 15 外蓋、 15a 開口部、
15b つなぎ部、 15c 落下ガイド、 15d
レール部、 15e 長穴、 15f 係合部、15g
脚部、 15h 枠体、 16 レバー、 16a
軸、 16b係合端、 22 扇形歯車、 23 ラッ
ク、 24 レバー突起、 26 ストッパ、 31
蓋、 31a 軸、 32 シール部材、 33 シャ
ッタ、33a 軸、 33b 壁、 34 トーション
スプリング、 50 装着部、 50a 溝、 50b
溝、 51 壁部、 52 ガイド、 57 使用済
みトナー排出口、 121 現像部、 122 開口
部、 123 回転停止用突起、 124 トナーカー
トリッジ、 124a 開口部、 124b 突起、
124c 壁部、 125 シールテープ、 130
トナーカートリッジ、 130a トナー室、 130
b 回収室、 ta,tb トナー、 b1,b4 外
幅、 b2 内幅、 b3 幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真記録装置に装着されて、現像部
    にトナーを補給するトナー補給用容器において、 未使用のトナーを収容する収容空間を形作ると共に、前
    記電子写真記録装置に装着された状態において該収容空
    間の底となる壁に設けられ該収容空間に収容されたトナ
    ーを前記現像部に落下させるための開口部を備えた、収
    容空間形成部材と、 蓋部材を備え、該蓋部材を作動させることで前記開口部
    を開閉する開閉手段と、 押し出し部材を備え、前記蓋部材の開閉動作に伴って該
    押し出し部材を移動させることで、前記収容空間内にお
    ける前記開口部の周囲に堆積したトナーを前記開口部か
    ら落下させる落下手段とを有することを特徴とするトナ
    ー補給用容器。
  2. 【請求項2】 前記押し出し部材は、該トナー補給用容
    器が前記電子写真記録装置に装着された状態における上
    側面が前記開口部に向けて傾斜していることを特徴とす
    る請求項1記載のトナー補給用容器。
  3. 【請求項3】 前記収容空間形成部材は、さらに、前記
    収容空間を形作る壁部の一部に、使用済みトナーを前記
    電子写真記録装置から回収するための回収穴が形成され
    たものであり、 前記回収穴から前記収容空間に回収された使用済みトナ
    ーが前記開口部から出て行くのを防ぐ遮蔽手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のトナー補給用
    容器。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段は、 使用者の操作によって作動する操作部材と、 該トナー補給用容器の前記現像部への装着状態を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、該トナー補給用容器
    が前記現像部に装着されている状態においては前記操作
    部材の動きを前記蓋部材に伝達しこれを移動させること
    で前記開口部を開閉させるが、装着されていない状態に
    おいては前記操作部材の動きを前記蓋部材に伝達しない
    伝達機構とを含んで構成されたものであることを特徴と
    する請求項1記載のトナー補給用容器。
JP10009188A 1998-01-21 1998-01-21 トナー補給用容器 Withdrawn JPH11212344A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763215B1 (en) * 2001-06-27 2004-07-13 Nu-Kote International, Inc. Toner cartridge or cassette open/closure apparatus
US6904249B2 (en) 2002-05-28 2005-06-07 Oki Data Corporation Toner cartridge and image forming apparatus using the same

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