JPH11212319A - シート排出機構及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

シート排出機構及びこれを備える画像形成装置

Info

Publication number
JPH11212319A
JPH11212319A JP10009829A JP982998A JPH11212319A JP H11212319 A JPH11212319 A JP H11212319A JP 10009829 A JP10009829 A JP 10009829A JP 982998 A JP982998 A JP 982998A JP H11212319 A JPH11212319 A JP H11212319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image
thickness
bending
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10009829A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Ozasa
秀明 小笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10009829A priority Critical patent/JPH11212319A/ja
Publication of JPH11212319A publication Critical patent/JPH11212319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的腰の強いシートまたはシート束を搬送
する場合であっても、これらのシートまたはシート束に
ダメージを与える惧れのないようにする。 【解決手段】 シート厚さ検出手段50により、所定厚
さ以上のシートが検出された場合には、これが検出され
なかったときよりも、該シートの両側縁部に対する湾曲
量が小さくなるように、制御手段500によってシート
湾曲量変更手段90を制御できるようにする。また、シ
ート厚さ検出手段50により、折り処理されたシートが
検出された場合には、該折り折り領域内の湾曲量を折り
領域外のそれよりも小さくなるように、制御手段500
によってシート湾曲量変更手段857を制御できるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート排出機構及
びこれを備える画像形成装置に関し、詳細には、複写機
やLBP等の画像形成装置によってシート面に画像形成
されたシートを排出方向に沿い一部湾曲させて排出する
構成において、該湾曲排紙に伴うシートの座屈や曲げス
ジ等のダメージの発生を防止するようにしたシート排出
機構の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ等の画像形成装置での
定着部以降の下流側に装備されるシート排出機構におい
ては、シートの搬送ないしは排出に際して、該シートの
座屈を防止すべく、シート面の搬送ないしは排出方向に
沿う一部に対して、あらかじめ撓み、湾曲等を付与する
ことで腰付けさせ、この腰付けによって搬送ないしは排
出を確実に行わせるようにした手段が講じられる。
【0003】従来のこの種のシートに対する腰付けを配
慮したシート排出機構の一例としては、例えば、図12
に示されているように、軸方向の両端部にやや径大のフ
ランジ部902,902を形成した駆動ローラ901
と、該駆動ローラ901よりも軸方向幅を狭くした従動
ローラ903との1対を組み合わせてなる排紙ローラ対
900を設け、該排紙ローラ対900の複数組を排出さ
れるシートSの幅方向中心位置から左右に所定間隔で振
り分けて配置させた構成のものがある。
【0004】このように構成された従来装置の場合、排
出されるシートは、個々の排紙ローラ対900のニップ
部において、駆動ローラ901側での両端部のやや径大
にされた各フランジ部902,902による押し曲げ作
用により、全面が緩く波打ち形状に撓みないしは湾曲賦
形されることで、いわゆる腰付けされて、たとえ比較的
腰の弱いシートを排出して積載トレイ上に積載させる場
合にも比較的良好な搬送ないしは排出を行い得るのであ
る。
【0005】また、他の例としては、図13に示されて
いるように、上流側前段に設けられる同一軸上の複数対
からなる排出ローラ対911,912に対し、下流側後
段でのやや高い位置に設けられる複数対の排出ローラ対
913,914の組み合せに関して、フレキシブルカッ
プリングを用い、同一軸上で全体的にU字状をなすよう
に配置させることで、同様に作用させる構成も提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図12に示す従来
例構成では、搬送状態の安定性を図るために、駆動ロー
ラ901の搬送力を高めるようにしたり、腰の弱いシー
トSに対して十分な腰付けをする必要上、駆動ローラ9
01への従動ローラ903の加圧力を増すとか、駆動ロ
ーラ901の各フランジ部902,902の径を大きく
する付加手段が採用されている。
【0007】しかし、この従来例構成の場合には、例え
ば、サドルスティッチ(パンフレット)、Z−fold
紙(断面Z形状に折り込まれた紙)、あるいは表紙用の
厚紙等に見られような比較的腰の強いシートないしはシ
ート束を搬送する際に、駆動ローラ901及び従動ロー
ラ903によるニップ部と、駆動ローラ901の各フラ
ンジ部902,902によるシートへの撓み付け部及び
/または湾曲部とで、これらのシート及びシート束の表
面に搬送方向に沿うスジ等を生じさせてダメージを与え
るという不利があった。
【0008】また、上記図13に示す如く、上流側前段
の複数対からなる排出ローラ対911,912に対し
て、下流側後段の複数対の排出ローラ対913,914
を全体的にU字状をなすように組み合せた従来例構成に
おいても、全く同様な不利を避けられないものであっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたもので、その目的とするところは、
たとえ比較的腰の強いシートまたはシート束を搬送する
場合であっても、これらのシートまたはシート束にダメ
ージを与える惧れのないシート排出機構及びこれを備え
る画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明に係る請求項1に記載の発明
は、排出して積載されるシートの両側端部を排紙ローラ
部で積載方向の上方または下方の何れか一方に湾曲賦形
する機能をもつシート排出機構であって、前記排出され
るシートの両側端部への湾曲量を変更するシート湾曲量
変更手段と、前記シート湾曲量変更手段による湾曲量を
制御する制御手段と、前記排紙ローラ部の上流側に配置
されて、前記排出されるシートの厚さを検出するシート
厚さ検出手段とを備え、前記シート厚さ検出手段によっ
て所定厚さ以上のシートが検出された場合、該シート厚
検出信号に基づき、前記制御手段は、所定厚さ以上のシ
ートが検出されなかった場合よりも湾曲量が小さくなる
ように前記シート湾曲量変更手段を制御することを特徴
としている。
【0011】従って、本請求項1のシート排出機構で
は、排出されるシートの厚さが所定厚さ以上である場合
にも、該排出されるシートに与える湾曲量が常に適正に
保持される。
【0012】本発明の第2の発明に係る請求項2に記載
の発明は、排出して積載されるシートの両側端部を排紙
ローラ部で積載方向の上方または下方の何れか一方に湾
曲賦形する機能をもつシート排出機構であって、前記排
出されるシートの両側端部への湾曲量を変更するシート
湾曲量変更手段と、前記シート湾曲量変更手段による湾
曲量を制御する制御手段と、前記排紙ローラ部の上流側
に配置されて、前記排出されるシートの厚さを検出する
シート厚さ検出手段と、前記シート厚さ検出手段の下流
側に配置されて、前記排出されるシートを検出するシー
ト検出手段とを備え、前記シート厚さ検出手段によって
折り処理したシートが検出された場合、前記シート検出
手段のシート検出信号に基づき、前記制御手段は、シー
ト折り領域内の湾曲量を折り領域外の湾曲量よりも小さ
くなるように前記シート湾曲量変更手段を制御すること
を特徴としている。
【0013】従って、本請求項2のシート排出機構で
は、排出されるシートが折り処理されている場合、折り
領域内の湾曲量を折り領域外の湾曲量よりも小さくなる
ように制御することで、同様に、該折り処理して排出さ
れるシートに与える湾曲量が常に適正に保持される。
【0014】また、本発明の第3の発明に係る請求項3
に記載の発明は、原稿面の画像を読み取る画像読取り手
段と、前記画像読取り手段によって読み取られた画像を
シートの対象面に転写する画像転写手段と、前記画像転
写手段によって転写された画像を定着処理する画像定着
手段とを有してシートの対象面に画像形成を行う画像形
成装置において、前記対象面に画像形成されたシートを
排出するための前記請求項1に記載のシート排出機構を
備えることを特徴としている。
【0015】従って、本請求項3の画像形成装置では、
上記請求項1のシート排出機構のもつ作用に伴い、画像
形成されたシートの排出を所期通り円滑になし得て装置
自体の生産性等が向上する。
【0016】本発明の第4の発明に係る請求項4に記載
の発明は、原稿面の画像を読み取る画像読取り手段と、
前記画像読取り手段によって読み取られた画像をシート
の対象面に転写する画像転写手段と、前記画像転写手段
によって転写された画像を定着処理する画像定着手段と
を有してシートの対象面に画像形成を行う画像形成装置
において、前記対象面に画像形成されたシートを折り処
理するシート折り手段を設けると共に、前記折り処理さ
れたシートを排出するための前記請求項2に記載のシー
ト排出機構を備えることを特徴としている。
【0017】従って、本請求項4の画像形成装置では、
上記請求項2のシート排出機構のもつ作用に伴い、画像
形成して折り処理されたシートの排出を所期通り円滑に
なし得て装置自体の生産性等が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシート処理装
置のシート排出機構及びこれを備える画像形成装置の好
ましい各別の実施形態につき、図1ないし図11を参照
して詳細に説明する。
【0019】《第1の実施形態》先ず最初に、本発明に
係る画像形成装置、ここでは、シート処理装置を備える
画像形成装置について説明する。
【0020】図1は、本第1の実施形態によるシート処
理装置を備える画像形成装置(複写装置)の1例による
概略構成を模式的に示す全体断面図である。
【0021】この図1に示す装置構成において、本画像
形成装置(複写装置)200には、原稿給送装置100
が設けられると共に、シート処理装置としてのシートソ
ート装置300、すなわち、この場合、本シート排出機
構を適用するシートソート装置300が装備され、かつ
画像形成装置200とシートソート装置300との間に
シート折り装置400が配置されている。
【0022】前記原稿給送装置100の原稿載置トレイ
1上に載置された原稿2は、原稿搬送手段3(3a,3
b)及び原稿分離手段4により、その下部側の1枚づつ
がプラテンガラス等の原稿台5上に搬送されて位置決め
させた後に、次に述べる光学系で読み取られ、その後、
原稿戻しパス6を経た上で原稿排出ローラ7によって再
度、原稿2の上部側に戻される。
【0023】前記原稿台5上に位置決めされた原稿2
は、露光ランプ8によって露光走査され、その光像が反
射ミラー9(9a,9b,9c,9d)及びズームレン
ズ10等からなる光学系を介して感光ドラム11上に投
影される(以上によって画像読取り手段が構成され
る)。この感光ドラム11は、不図示の回転軸上に回転
自在に枢支されており、その周りには、前露光ランプ1
2、コロナ帯電器13、現像器14、転写装置15(以
上によって画像転写手段が構成される)及びクリーニン
グ装置16がそれぞれに配置されている。
【0024】この場合、所要画像の形成は、感光ドラム
11を回転させたままの状態で、前露光ランプ12によ
り、ドラム面上の残留電荷を除電してから、コロナ帯電
器13であらためて一様に帯電させておき、該感光ドラ
ム11の帯電面に対し、前記光像を投射して潜像を形成
させると共に、引続き、現像器14を動作させてドラム
面上の潜像を現像することで、感光ドラム11面上に樹
脂粉末を基体とするトナー画像を形成させる。
【0025】一方、画像形成を行う対象のシートは、給
紙カセット17から搬送路18を経て感光ドラム11に
対向する位置に供給されており、所定のタイミングで、
感光ドラム11面上のトナー画像が転写装置15によっ
て該シートの該当面上に転写され、かつ画像転写を終え
た感光ドラム11は、クリーニング装置16で表面の残
留トナーが清拭除去されてから、再度、画像形成工程に
供される。
【0026】そして、トナー像が転写されたシートは、
搬送部19を経て熱ローラ定着器20(以上によって画
像定着手段が構成される)に導かれ、該トナー像を熱定
着させた上で、接続されているシートソート装置300
側に搬送される。
【0027】シートの両面に対して画像形成させる場合
には、前記熱ローラ定着器20を経た後のシートを、搬
送パス切換えガイド21の切り換え作動により、搬送縦
パス22を通して反転パス23内へ一旦、送り込んだ後
に、反転ローラ24の逆転作動で送り込まれたときの後
端側を先端側にして、つまり、表裏反転されて逆方向に
搬送され、かつ両面排出ローラ25により、一旦、中間
トレイ26上に排出される。
【0028】中間トレイ26上に排出されたシートは、
該中間トレイ26上で整合された後に、再給紙ローラ2
7によって再度、給紙され、前記搬送路18に搬送され
ることで、上述の画像形成工程が繰り返され、所期通り
に他方の面への画像形成がなされる。
【0029】また、上記熱ローラ定着器20によって画
像が定着され、シートソート装置300側に搬送される
シートは、ノンソートトレイ排紙ローラ対28によるノ
ンソートトレイ29側への排出、あるいはソートトレイ
排紙ローラ対30によるソートトレイ31側への排出
が、搬送路切換えガイド32の該当トレイ側への切り換
え作動対応に行われる。
【0030】ここで、前記画像形成されたシートを半折
り、Z折り等に折り処理する場合には、該シートをシー
ト折り装置400のシート折り部に搬入する。
【0031】シート折り装置400は、図中、右側の画
像形成装置200側に配設した入口ローラ40,41
と、左側のシートソート装置300側に配設した排紙ロ
ーラ47,48とを有し、かつこれらの入口ローラ4
0,41と排紙ローラ47,48との間にあって、ほぼ
直線状の搬送パス45と、下方にループを形成する搬送
パス43,44とを備えている。
【0032】前記入口ローラ40,41のすぐ下流側に
は、該入口ローラ40,41によって搬送されるシート
の進路を何れか一方の搬送パス43あるいは45に切り
換えるための入口デフレクタ42が設けられており、該
入口デフレクタ42によって一方の搬送パス45側に導
かれるシートは、折り処理されずにシート折り装置40
0を通過し、また、他方の搬送パス43側に導かれるシ
ートは、折りローラ46等によって折り処理が施される
ようになっている。
【0033】前記搬送パス45の搬送経路には、搬送さ
れる1枚毎のシートの厚さを検出するシート厚さ検出装
置(シート厚さ検出手段)50が設けられている。この
シート厚さ検出装置50について、図2を用いて説明す
る。
【0034】すなわち、図2(a) は、シート厚さ検出装
置50の配置構成を示し、同図中、前記入口ローラ4
0,41と排紙ローラ47,48とは、1対づつが1組
となって搬送経路を構成しており、この場合には、これ
らの各ローラ対の内で、共に下部側となる入口ローラ4
1及び排紙ローラ48のそれぞれを適宜の駆動源で駆動
される駆動側に設定し、かつ各上部側となる入口ローラ
40及び排紙ローラ47のそれぞれを従動側に設定して
おくことで、シートを矢印X方向に搬送させ得るように
する。
【0035】そして、この場合、搬送されるシートに張
力を付与する張力付与機構については、前段駆動側の入
口ローラ41の周速をF1に設定したとき、後段駆動側
の排紙ローラ48の周速F2がF1よりも大きくされる
関係、つまり、F2>F1の関係にあるように設定させ
ることにより、これらの各ローラ対40,41及び4
7,48間を搬送されるシートに対し、両者の搬送速度
差によって所要の張力を付与すると共に、該各ローラ対
40,41と47,48間に対しては、搬送されるシー
トの厚さを検出するための光学式反射型のシート厚さ検
出装置50を配置させる。
【0036】前記光学式反射型のシート厚さ検出装置5
0は、図2(b) に示されているように、ケース51の一
側にあって発光素子であるLED52を収載すると共
に、他側に位置検出素子であるPSD(Position Sensit
ive Device) 54を配置させておき、LED52から投
射される光をシート面で反射させ、開口53を通して導
入される拡散反射光をPSD54で受光するようになっ
ている。
【0037】従って、この構成の場合には、入口ローラ
40,41と排紙ローラ47,48間でシートを搬送す
ることにより、駆動側の各ローラ41,48の相互間の
周速度差によってシートに張力が付与される。一方、こ
の搬送状態で通過するシートの厚さが変化すると、該シ
ートの下面側は、駆動側の各ローラ41,48で常に一
定位置を占めており、かつ上面側は、従動側の各ローラ
40,47で位置変化可能であるから、結果的に、シー
ト厚さ検出装置50とシート上面との距離(間隔)が変
化することになる。
【0038】また、前記距離変化に伴い、LED52か
らの拡散反射光の入射角度もまた変化するために、該角
度変化をPSD54で検出することにより、シート厚さ
の変化をミクロンオーダで出力でき、その出力値を別に
あらかじめ測定されたシート厚さの基準値と比較して、
該当する搬送途上のシートの厚さを高精度で容易に判定
し得る。
【0039】さらに、前記シート厚さ検出領域(シート
サイズに応じたシート搬送方向の所定領域)で検出され
るシート厚さデータが、該シート搬送方向の所定領域で
の上流側領域と下流側領域とで変化している場合には、
図2(c) (半折りシートの場合)及び図2(d) (Z折り
シートの場合)に見られるように折り処理がなされてい
るものと判断し得るのである。
【0040】次に、前記シートソート装置300のノン
ソートトレイ29とソートトレイ31とにシートを排出
させるためのシート排出機構を図3ないし図8を参照し
て詳細かつ具体的に説明する。
【0041】図3は、本第1の実施形態によるシート排
出機構を適用したシートソート装置300の概要構成を
模式的に示した断面図である。
【0042】この図3の構成において、符号70は装置
入口部の入口上ガイド、71は同入口下ガイドを示し、
72は入口搬送ローラ対、73はノンソートトレイ排紙
ローラ対28と入口搬送ローラ対72間の上ガイド、7
4はノンソートトレイ排紙ローラ対28と入口搬送ロー
ラ対72間の搬送パスであり、75はノンソートトレイ
排紙ローラ対28部に配置された除電ブラシである。
【0043】また、76は入口搬送ローラ対72の駆動
側ローラに接する搬送ローラ、77は搬送パス、78は
中間部の搬送ローラ対、79は搬送パス,80は搬送ロ
ーラ対を示し、81,82はソートトレイ排紙ローラ対
30と搬送ローラ対80間の上ガイド及び下ガイド、8
4はソートトレイ排紙ローラ対30と搬送ローラ対80
間の搬送パスであり、85はソートトレイ排紙ローラ対
30部に配置された除電ブラシである。
【0044】一方、86は搬送パス74の上流側のシー
ト検出センサ(シート検出手段)であり、87は搬送パ
ス84の上流側のシート検出センサ(シート検出手段)
である。
【0045】さらに、θ3はノンソート排出方向とノン
ソートトレイ29との排出角度、θ4はノンソート排出
角度θ3に対する搬送パス74内のシート搬送角度を示
し、θ5はソート排出方向とソートトレイ31との排出
角度、θ6はソート排出角度θ5に対する搬送パス84
内のシート搬送角度を示している。
【0046】この場合、前記シートソート装置300内
に搬送されるシートは、入口上ガイド70と入口下ガイ
ド71とで入口搬送ローラ対72のニップ部にガイドさ
れ、該入口搬送ローラ対72で搬送されながら、シート
検出センサ86によって検出される。
【0047】上記構成において、シートをノンソートト
レイ29に排出させる場合には、搬送路切換えガイド3
2のノンソート側への切り換えと、上ガイド73とで、
該シートをノンソートトレイ排紙ローラ対28のニップ
部にガイドする。
【0048】このとき、搬送されるシートは、搬送路切
換えガイド32のノンソート側への切り換え作動と、該
ノンソート側への切り換えによって上ガイド73との間
に形成される搬送パス74中で、シート排出角度θ3
(ノンソートトレイ29に対する排出角度)に対して、
θ4なる搬送角度のもとに、ノンソートトレイ排紙ロー
ラ対28のニップ部までガイドされる(後述するシート
の両側縁部を湾曲させる位置部分を経た上で、ノンソー
トトレイ排紙ローラ対28のニップ部にガイドされる)
ことになる。
【0049】そして、ノンソートトレイ排紙ローラ対2
8のニップ部にガイドされるシートは、搬送路切換えガ
イド32の所定領域(シート湾曲領域)部分に配置され
ている各湾曲下ガイド部(詳細は後述)と、入口上ガイ
ド70の所定領域部分に形成されている各湾曲上ガイド
部(同様に、詳細は後述)とで、そのシートの両側縁部
(シート搬送方向に平行な両側端辺部)が所要方向側へ
所要程度まで湾曲された上で、除電ブラシ75によって
除電されながら、ノンソートトレイ排紙ローラ対28で
ノンソートトレイ29上に排出される。
【0050】また、シートをソートトレイ31に排出さ
せる場合には、搬送路切換えガイド32のソート側への
切り換えによって、該シートは、搬送ローラ76のニッ
プ部にガイドされてから、搬送パス77、その搬送ロー
ラ対78と、それに、搬送パス79、その搬送ローラ対
80とを経た後、上ガイド81と下ガイド82とで形成
される搬送パス84にガイドされて、シート検知センサ
87で検出されながら搬送される。
【0051】このとき、搬送されるシートは、上ガイド
81と下ガイド82とで形成される搬送パス84中で、
シート排出角度θ5(ソートトレイ31に対する排出角
度)に対して、θ6なる搬送角度のもとに、ソートトレ
イ排紙ローラ対30のニップ部までガイドされる(同様
に、後述するシートの両側縁部を湾曲させる位置部分を
経た上で、ソートトレイ排紙ローラ対30のニップ部に
ガイドされる)ことになる。
【0052】そして、ソートトレイ排紙ローラ対30の
ニップ部にガイドされるシートは、下ガイド82の所定
領域(シート湾曲領域)部分に形成されている湾曲下ガ
イド部と、上ガイド81の所定領域部分に形成されてい
る湾曲上ガイド部とで、そのシートの両側縁部(シート
搬送方向に平行な両側端辺部)が所要方向側(この場合
は上方側、必要に応じては下方側であってもよい)へ所
要程度に湾曲された上で、除電ブラシ85によって除電
されながら、ソートトレイ排紙ローラ対30でソートト
レイ31上に排出される。
【0053】ここで、図4は、本第1の実施形態による
シート排出機構の制御系を示すブロック図であり、本制
御系は、制御手段としてのCPU500を中心に構成さ
れている。
【0054】すなわち、この図4において、CPU50
0には、シートサイズ認識手段501からの現に使用し
ているシートサイズ情報と、前記シート検出手段として
のシート検出センサ86,87からのシート位置情報
と、前記シート厚さ検出手段としてのシート厚さ検出装
置50からのシート厚さ情報とがそれぞれに入力される
と共に、後述するシート湾曲量変更手段としてのパルス
モータ90を作動制御する。
【0055】次に、図5(a) は、折り処理されていない
比較的短いシート幅のシートを搬送する場合のシート排
出機構部を示す正面図、図5(b) は、半折り処理されて
いる比較的短いシート幅のシートを搬送する場合のシー
ト排出機構部を示す正面図であり、また、図6(a) は、
折り処理されていない比較的長いシート幅のシートを搬
送する場合のシート排出機構部を示す正面図、図6(b)
は、半折り処理されている比較的長いシート幅のシート
を搬送する場合のシート排出機構部を示す正面図であ
る。
【0056】これらの図5及び図6において、前記搬送
路切換えガイド32は、前記湾曲下ガイド部をそれぞれ
に形成した各搬送路切換えガイド32−1ないし32−
6を含み、同様に、前記入口上ガイド70は、前記湾曲
上ガイド部をそれぞれに形成した各入口上ガイド70−
1ないし70−6を含んでいる。そして、前者の各搬送
路切換えガイド32−1〜32−6については、共通の
回転軸88上に固定されると共に、該回転軸88は、シ
ート湾曲量変更手段としてのパルスモータ90を用い、
各連動ギヤ91,92を介してノンソート側とソート側
とに切り換え可能にされており、該各切換え位置は、後
述するように、回転軸88の軸端のフラグ93と、該フ
ラグ93に対応して配置されるフォトインターラプタ9
4とで設定される。
【0057】一方、図7(a-1) は、図5(a) におけるA
1−A1線部の断面図、図7(b-1)は、同B1−B1線
部の断面図、図7(c-1) は、同C1−C1線部の断面
図、図7(a-2) は、図5(b) におけるA2−A2線部の
断面図、図7(b-2) は、同B2−B2線部の断面図、図
7(c-2) は、同C2−C2線部の断面図である。また、
図8(a-1) は、図6(a) におけるA3−A3線部の断面
図、図8(b-1) は、同B3−B3線部の断面図、図8(c
-1) は、同C3−C3線部の断面図、図8(a-2)は、図
6(b) におけるA4−A4線部の断面図、図8(b-2)
は、同B4−B4線部の断面図、図8(c-2) は、同C4
−C4線部の断面図である。
【0058】この場合、前記CPU500においては、
前記シートサイズ情報及びシート厚さ情報により、図
5、図6及び図7、図8を参照して、次の各制御を行う
ようになっている。
【0059】(1) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ未満で、か
つ前記シート厚さ検出装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ未満(通常では、折り処理されてい
ないシートを含む)である場合。
【0060】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−2,32−3が、図5
(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS1の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−2,70−3と各搬送路切換えガイド32−
2,32−3とで上方側へ湾曲されながら排出される。
【0061】ここで、この場合におけるシートS1の中
央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換え
ガイド32−1との形態を図7(a-1) に、また、シート
S1の両側縁部をガイドする入口上ガイド70−2と搬
送路切換えガイド32−3との形態を図7(b-1) に、さ
らに、シートS1のガイドを行わない入口上ガイド70
−5と搬送路切換えガイド32−6との形態を図7(c-
1) にそれぞれ示してある。
【0062】(2) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ未満で、か
つ前記シート厚さ検出装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上(半折り、Z折り等の折り処理
されたシートを含む)である場合。
【0063】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−2,32−3が、図5
(b) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS2の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−2,70−3と各搬送路切換えガイド32−
2,32−3とで上方側へ湾曲されながら排出されるも
ので、前記シートS1の場合に比較してシートS2の湾
曲量がT1相当に小さくされている。
【0064】ここでも、この場合におけるシートS2の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態を図7(a-2) に、また、シー
トS2の両側縁部をガイドする入口上ガイド70−2と
搬送路切換えガイド32−3との形態を図7(b-2) に、
さらに、シートS2のガイドを行わない入口上ガイド7
0−5と搬送路切換えガイド32−6との形態を図7(c
-2) にそれぞれ示してある。
【0065】(3) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ以上で、か
つ前記シート厚さ検出装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ未満(通常では、折り処理されてい
ないシートを含む)である場合。
【0066】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−5,32−6が、図6
(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS3の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−5,70−6と各搬送路切換えガイド32−
5,32−6とで上方側へ湾曲されながら排出される。
【0067】ここでも、この場合におけるシートS3の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態を図8(a-1) に、また、シー
トS3の中央部に近い側方部をガイドする入口上ガイド
70−2と搬送路切換えガイド32−3との形態を図8
(b-1) に、さらに、シートS3の両側縁部をガイドする
入口上ガイド70−5と搬送路切換えガイド32−6と
の形態を図8(c-1) にそれぞれ示してある。
【0068】(4) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ以上で、か
つ前記シート厚さ検出装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上(半折り、Z折り等の折り処理
されたシートを含む)である場合。
【0069】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−2,32−3が、図6
(b) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS4の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−5,70−6と各搬送路切換えガイド32−
6とで上方側へ湾曲されながら排出されるもので、前記
シートS3の場合に比較してシートS4の湾曲量がT2
相当に小さくされている。
【0070】ここでも、この場合におけるシートS4の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態を図8(a-2) に、また、シー
トS4の中央部に近い側方部をガイドする入口上ガイド
70−2と搬送路切換えガイド32−3との形態を図8
(b-2) に、さらに、シートS4の両側縁部をガイドする
入口上ガイド70−5と搬送路切換えガイド32−6と
の形態を図8(c-2) にそれぞれ示してある。
【0071】また、上記搬送路切換えガイド32(32
−1〜32−6)に対する各ポジションへの切換え作動
は、次のように行われる。
【0072】すなわち、先にも述べたように、搬送路切
換えガイド32の回転軸88は、パルスモータ90によ
り各連動ギヤ91,92を介して制御駆動され、該回転
軸88の軸端には、フォトインターラプタ94の光路を
遮光するフラグ93を取り付けてある。このため、搬送
路切換えガイド32の切換え作動に際しては、回転軸8
8の駆動に伴い、フラグ93が光路を遮光すると、フォ
トインターラプタ94がONされて検知信号を出力し、
該検知信号によってパルスモータ90を停止させる。
【0073】従って、この場合には、例えば、フォトイ
ンターラプタ94がONされる位置を搬送路切換えガイ
ド32のホームポジションに設定しておき、該ホームポ
ジションを基準にして、パルスモータ90を所定パルス
数対応に回転駆動させることで、搬送路切換えガイド3
2を所定のホームポジションに切換え移動させ得るので
あり、これによって前記シート厚さ検出装置50による
シート厚さ検出結果に基づき、シートの幅方向両側縁部
に対する湾曲量を段階的に制御する(シートの厚さが厚
くなるのに伴って湾曲量を小さくする)ことが可能にな
る。
【0074】ここで、本第1の実施形態においては、前
記シート厚さ検出装置50によるシート厚さ検出結果に
基づき、シートの幅方向両側縁部に対する湾曲量を制御
するようにしているが、前記CPU500に対して、シ
ートの折り処理情報(半折りやZ折り等の折り処理が施
されているかどうかの情報)が折り処理の認識手段から
入力されるように構成しておくことにより、該折り処理
情報を基にして、ここでのシートに対する湾曲量制御を
行うことができ、かつ同時に、該シートに対する後処理
の種類に関する情報についても同様に入力させるとき
は、その湾曲量の変更もまた可能である。
【0075】さらに、本第1の実施形態では、前記搬送
路切換えガイド32が、搬送路の切換えと、シートを湾
曲させる下ガイドの役割りとを合わせて行うようにして
いるが、搬送路の切換えを必要としない部分配置の場合
には、該切換え機能自体が不要であることは言うまでも
ない。
【0076】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0077】上記第1の実施形態においては、軸方向に
並設させた湾曲賦形用の複数の各上下ガイドによって、
シートの両側縁部を湾曲させて排紙する場合について述
べたが、本第2の実施形態では、排紙ローラと同軸上に
配置されて軸方向に摺動可能とした相互に対向する左右
1組のテーパー状湾曲ローラ部材を用いることで、シー
トを湾曲させて排紙する場合につき、図9ないし図11
を参照して具体的に述べる。
【0078】図9は、本第2の実施形態によるシート排
出機構を適用した排紙ローラ対の構成を示す正面図であ
り、図10は、同上シート排出機構における除電針部分
の配置態様を示す正面図、図11は、同上テーパー状湾
曲ローラ部材の移動手段の概要を示す部分正面図であ
る。
【0079】これらの図9及び図10の構成において、
本シート排出機構は、排紙駆動ローラ800(同一軸上
に所要間隔毎に配置される各駆動ローラ800a〜80
0dを含む)と、排紙従動ローラ801(同一軸上に所
要間隔毎に配置されて各駆動ローラ800a〜800d
に不図示の加圧手段で付勢して押圧当接される各従動ロ
ーラ801a〜801dを含む)とによる排紙ローラ対
を有しており、前者の排紙駆動ローラ800は、軸受8
03,804によって左右両側の各支持フレーム80
5,806に回転自在に枢支され、後者の排紙従動ロー
ラ801についても、同様に、軸受807,808によ
って左右両側の支持フレーム805,806に回転自在
に枢支されていて、排紙駆動ローラ800については、
排紙駆動モータ809により、出力プーリ810、駆動
ベルト811及び駆動プーリ812を介して制御回転駆
動される。
【0080】一方、シートS5(比較的短いシート幅の
シート)及びS6(比較的長いシート幅のシート)の搬
送路は、下ガイド813a,813b,813c(各駆
動ローラと従動ローラとの各ニップ部間の下側対応に配
置される)と、上ガイド814a,814b,814
c,814d,814e(同様に、各ニップ部の左右及
び各ニップ部間の上側対応に配置される)とで構成され
ている。
【0081】また、前記排紙駆動ローラ800での左右
端部側の軸上には、相互に対向する左右1組のテーパー
状湾曲ローラ部材815a,815bが、対向間隔を可
変し得るように軸方向摺動自在に嵌挿されている。
【0082】そして、前記搬送路に接し得るようにし
て、左右両端部側と中間部側とに区分配置されるブラシ
状の除電作用部分を含む除電針816,817,818
が設けられている。
【0083】前記左右の各湾曲ローラ部材815a,8
15bは、搬送中心部から各シートS5,S6の両側端
方向に向けて次第に大径に形成されるテーパー部を有し
ており、該各テーパー部によって、ニップ部を通して搬
送される前記各シートS5,S6は、その両側縁部(搬
送方向に平行な両端辺部)がそれぞれ上方に湾曲賦形さ
れた上で排紙されることになる。
【0084】すなわち、比較的シート幅の長いシートS
6については、図示実線位置での各湾曲ローラ部材81
5a,815bのテーパー面によって、一方、比較的シ
ート幅の短いシートS5については、次に述べる移動機
構で図示破線位置に移動させた各湾曲ローラ部材815
a’,815b’のテーパー面によってそれぞれに湾曲
賦形する。
【0085】この場合、前記各湾曲ローラ部材815
a,815bについては、それぞれの各シートS5,S
6に対する搬送時の摩擦力が、各駆動ローラ800a〜
800dの摩擦力よりも可及的に小さくなるように材質
を選定することで、次第に大径にされる各テーパー面で
の周速度差に基づくシート面への影響、ひいてはシート
面の画像に対するダメージを与えないようにする。
【0086】さらに、両側縁部が共に上方へ湾曲賦形さ
れながら搬送移動する各シートS5あるいはS6は、そ
の湾曲部分を含んで前記各除電針816,817,81
8によって除電されるが、この場合、図10の表示から
明らかなように、搬送方向に平行な両端辺部が所定範囲
以上のシートS6に対する除電は、一点斜線で示す位置
の中央の除電針816と、実線で示す位置の左右の各除
電針817,818とで行い、両端辺部が所定範囲未満
のシートS5に対する除電は、破線で示す位置に左右の
各除電針817,818を退避させた上で、一点斜線で
示す位置の除電針816によって行う。
【0087】続いて、前記各湾曲ローラ部材815a,
815bの移動機構につき、ここでは、双方とも共同一
の機構構成であるので、図示右側の湾曲ローラ部材81
5aにのみ特定した上で、図11を参照して述べる。
【0088】この図11の構成において、符号850は
前記湾曲ローラ部材815aの外周溝部852内に回転
自在な状態で移動フィンガ851を嵌挿係合させる移動
ブロック、853は前記対応する側の支持フレーム80
5に軸受863を介して回転可能に枢支され、軸上の所
要範囲内に螺刻したスクリュー部854に移動ブロック
850を螺合させて支持する移動スクリュー軸、855
は該移動スクリュー軸853の軸方向に平行するように
支持フレーム805に固定され、ガイド溝856内に前
記移動ブロック850を摺動移動自在に受け入れるガイ
ドブロックである。
【0089】前記移動スクリュー軸853は、前記支持
フレーム805に固定させた取付け台枠858に設けら
れている湾曲ローラ駆動モータ(ステッピングモータ)
857により、出力駆動ギア859、不図示の減速駆動
伝達系(減速ギア列)、中継軸860上の中継ギア86
1及び移動スクリュー軸ギア862を介して制御回転駆
動される。
【0090】なお、同図中、864は前記湾曲ローラ部
材815aを軸方向摺動自在に支持するリニアボール軸
受、870は湾曲ローラ部材815aのホームポジショ
ンを検出するマイクロスイッチである。また、この場
合、前記搬送方向に平行な両端辺部が所定範囲以上のシ
ートS6のうちで、所定厚さ以上のシートをS6a、所
定厚さ未満のシートをS6bとする。
【0091】ここで、シートの搬送方向と平行な両側縁
部を湾曲させる湾曲ローラ部材815aの軸方向(搬送
方向に直交する軸方向)の移動、換言すると、この場
合、シートの厚さに対応する移動は、排出されるシート
のシートサイズを検出する上記第1の実施形態で述べた
シートサイズ認識手段501の認識結果と、同様にシー
ト厚さ検出装置50の検出結果とに基づき、制御手段と
してのCPU500によって湾曲ローラ駆動モータ(ス
テッピングモータ)857を制御駆動することで行われ
る。
【0092】つまり、前記シートサイズ認識手段501
によって排出されるシートのシートサイズが変化したこ
とが認識されると、CPU500は、サイズ変更長さを
メモリデータから判断して、該変更長さの半分、つま
り、右方側半分の長さに相当するパルス数だけ湾曲ロー
ラ駆動モータ857を制御駆動させる。
【0093】前記湾曲ローラ駆動モータ857の制御駆
動は、先にも述べたように、出力駆動ギア859、不図
示の減速ギア列、及び中継ギア861を介して移動スク
リュー軸ギア862に伝達され、移動スクリュー軸85
3を所要回転角相当に制御回転させることで、該移動ス
クリュー軸853のスクリュー部854に螺合させた移
動ブロック850をガイドブロック855のガイド溝8
56に添わせて破線で示す850’位置まで軸方向に移
動させると共に、該移動に伴い、移動ブロック850の
移動フィンガ851が湾曲ローラ部材815aを同様に
破線で示す815a”位置まで軸方向に移動させるので
ある。
【0094】なお、湾曲ローラ部材815aに内装され
るリニアボール軸受864は、このときの移動を円滑に
行い得るようにする。
【0095】従って、前記シート厚さ検出装置50で所
定厚さ以上のシートS6aが検出された場合、つまり、
所定厚さ以上のシートS6aを搬送して排出する場合に
は、前記湾曲ローラ部材815aを実線図示位置に保持
させたままの状態で、該実線図示位置の湾曲ローラ部材
815aにより、シートS6aの両側縁部に所要度合い
の湾曲量T11を与えるように賦形させる。
【0096】また、前記シート厚さ検出装置50で所定
厚さ未満のシートS6bが検出された場合には、先にも
述べたように、前記湾曲ローラ部材815aを破線図示
の815a”位置に移動させ、ここでは、所定厚さ以上
のシートS6aに比較して湾曲量(該所定厚さ以上のシ
ートS6aに対応する湾曲量)T22が小さく(T11
<T22)なるように、湾曲ローラ駆動モータ857を
制御駆動させるのである。
【0097】なお、本第2の実施形態の説明では、比較
的シート幅の長いシートS6における所定厚さ以上のシ
ートS6aと所定厚さ未満のシートS6bに対する両側
縁部の湾曲賦形ついて述べたが、先に述べた比較的シー
ト幅の短いシートS5についても、上記図10に示す各
湾曲ローラ部材815a’,815b’の位置選択によ
って、同様に、そのシート厚さに対応した湾曲量を任意
に与え得ることはもちろんである。
【0098】すなわち、このようにして本第2の実施形
態においても、前記シート厚さ検出装置(シート厚さ検
出手段)50によるシート厚さ検出結果に基づき、シー
トの幅方向両側縁部に対する湾曲量を段階的に制御する
(シートの厚さが厚くなるのに伴って湾曲量を小さくす
る)ことが可能になるのである。
【0099】《第3の実施形態》次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。
【0100】上記第1及び第2の各実施形態において
は、折り処理されたシートが検出された場合に、シート
の搬送方向全域で、所定厚さ未満のシートに比較して両
側縁部での湾曲量が小さくなるようにシート湾曲量変更
手段を制御しているが、本第3の実施形態では、シート
の折り領域内と折り領域外とでシート湾曲量を変えて排
紙させる場合について述べる。
【0101】本第3の実施形態にあっても、前記CPU
500には、前記シートサイズ認識手段501からの現
に処理されているシートのシートサイズ情報と、前記シ
ート検出センサ(シート検出手段)86あるいは87か
らの検出位置でのシート位置情報と、前記シート厚さ検
知装置50からのシート厚さ情報とがそれぞれに入力さ
れ、かつパルスモータ(シート湾曲量変更手段)90を
制御し得る点については、上記第1の実施形態の場合と
全く同様である。
【0102】本第3の実施形態の場合、前記CPU50
0においては、前記シートサイズ情報及びシート厚さ情
報により、次の各制御を行うようになっている。
【0103】(1) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ未満で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ未満(通常では、折り処理されてい
ないシートを含む)である場合。
【0104】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−2,32−3が、図5
(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS1の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−2,70−3と各搬送路切換えガイド32−
2,32−3とで上方側へ湾曲されながら排出される。
【0105】ここで、この場合におけるシートS1の中
央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換え
ガイド32−1との形態は、先の第1の実施形態の場合
と同様に図7(a-1) 、また、シートS1の両側縁部をガ
イドする入口上ガイド70−2と搬送路切換えガイド3
2−3との形態は、同様に図7(b-1) 、さらに、シート
S1のガイドを行わない入口上ガイド70−5と搬送路
切換えガイド32−6との形態は、同様に図7(c-1) に
それぞれ示す通りである。
【0106】(2) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ未満で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上(全域でほぼ同一の厚さ)であ
る場合。
【0107】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−2,32−3が、図5
(b) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS2の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−2,70−3と各搬送路切換えガイド32−
2,32−3とで上方側へ湾曲されながら排出されるも
ので、前記シートS1の場合に比較してシートS2の湾
曲量がT1相当に小さくされている。
【0108】ここでも、この場合におけるシートS2の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態は、先の第1の実施形態の場
合と同様に図7(a-2) 、また、シートS2のサイド部を
ガイドする入口上ガイド70−2と搬送路切換えガイド
32−3との形態は、同様に図7(b-2) 、さらに、シー
トS2のガイドを行わない入口上ガイド70−5と搬送
路切換えガイド32−6との形態を図7(c-2) にそれぞ
れ示す通りである。
【0109】(3) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ未満で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上で、かつ所定位置の前後の領域
部分で所定シート厚さ未満の領域と所定シート厚さ以上
の領域とが存在する場合。
【0110】この場合、所定シート厚さ以上の領域は、
前記各湾曲下ガイド部を有する搬送路切換えガイド32
−2,32−3が、図5(b) に示す位置を占めるべく、
前記パルスモータ90を駆動制御するようになってお
り、また、所定シート厚さ未満の領域は、前記各湾曲下
ガイド部を有する搬送路切換えガイド32−2,32−
3が、図5(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモ
ータ90を駆動制御するようになっている。
【0111】そして、この位置状態では、搬送されるシ
ートS2の幅方向の両側縁部が、各入口上ガイド70−
2,70−3と各搬送路切換えガイド32−2,32−
3とで上方側へ湾曲されながら排出される。
【0112】(4) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ以上で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ未満(通常では、折り処理されてい
ないシートを含む)である場合。
【0113】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−5,32−6が、図6
(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっており、この位置状態では、搬
送されるシートS3の幅方向の両側縁部が、各入口上ガ
イド70−5,70−6と各搬送路切換えガイド32−
5,32−6とで上方側へ湾曲されながら排出される。
【0114】ここでも、この場合におけるシートS3の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態は、先の第1の実施形態の場
合と同様に図8(a-1) 、また、シートS3の中央部に近
い側方部をガイドする入口上ガイド70−2と搬送路切
換えガイド32−3との形態は、同様に図8(b-1) 、さ
らに、シートS3のサイド部をガイドする入口上ガイド
70−5と搬送路切換えガイド32−6との形態は、同
様に図8(c-1) にそれぞれ示す通りである。
【0115】(5) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ以上で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上(全域でほぼ同一の厚さ)であ
る場合。
【0116】この場合には、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−6が図6(b) に示す位置
を占めるべく、前記パルスモータ90を駆動制御するよ
うになっており、この位置状態では、搬送されるシート
S4の幅方向両側縁部が、各入口上ガイド70−5,7
0−6と各搬送路切換えガイド32−6とで上方側へ湾
曲されながら排出されるもので、前記シートS3の場合
に比較してシートS4の湾曲量がT2相当に小さくされ
ている。
【0117】ここでも、この場合におけるシートS4の
中央部をガイドする入口上ガイド70−1と搬送路切換
えガイド32−1との形態は、先の第1の実施形態の場
合と同様に図8(a-2) 、また、シートS4の中央部に近
い側方部をガイドする入口上ガイド70−2と搬送路切
換えガイド32−3との形態は、同様に図8(b-2) 、さ
らに、シートS4のサイド部をガイドする入口上ガイド
70−5と搬送路切換えガイド32−6との形態は、同
様に図8(c-2) にそれぞれ示す通りである。
【0118】(6) 前記シートサイズ認識手段501から
入力されるシートサイズ情報が所定のサイズ以上で、か
つ前記シート厚さ検知装置50から入力されるシート厚
さ情報が所定の厚さ以上で、かつ所定位置の前後の領域
部分で所定シート厚さ未満の領域と所定シート厚さ以上
の領域とが存在する場合。
【0119】この場合、所定シート厚さ以上の領域は、
前記各湾曲下ガイド部を有する搬送路切換えガイド32
−6が、図6(b) に示す位置を占めるべく、前記パルス
モータ90を駆動制御するようになっており、また、所
定シート厚さ未満の領域は、前記各湾曲下ガイド部を有
する搬送路切換えガイド32−5,32−6が、図6
(a) に示す位置を占めるべく、前記パルスモータ90を
駆動制御するようになっている。
【0120】そして、この位置状態では、搬送されるシ
ートS4の幅方向の両側縁部が、各入口上ガイド70−
5,70−6と各搬送路切換えガイド32−6とで上方
側へ湾曲されながら排出される。
【0121】また、これらの各ポジションへの切り換え
については、上記第1の実施形態の場合と同様であるの
で説明を省略する。
【0122】すなわち、以上のようにして、ここでも当
初の目的が容易に達成されるのである。
【0123】
【発明の効果】以上、各実施の形態によって詳述したよ
うに、本発明の第1の発明に係るシート排出機構によれ
ば、シート厚さ検出手段により、所定厚さ以上のシート
が検出された場合には、これが検出されなかったときよ
りも、該シートの両側縁部に対する湾曲量が小さくなる
ように、制御手段によってシート湾曲量変更手段を制御
するようにしたから、シートの両側縁部に与える湾曲量
を常に適正に保持できるもので、結果的に、該シートの
確実な搬送かつ排紙と、排紙後の収納ならびに整合等を
良好に行い得ると共に、併せて、例えば、表紙用の厚紙
等の比較的腰の強いシートを排紙させる場合にあって
も、シート自体にダメージを与える惧れを容易に解消し
得るという優れた利点がある。
【0124】また、本発明の第2の発明に係るシート排
出機構によれば、シート厚さ検出手段により、折り処理
されたシートが検出された場合には、該折り折り領域内
の湾曲量を折り領域外のそれよりも小さくなるように、
制御手段によってシート湾曲量変更手段を制御するよう
にしたから、折り処理されたシートの搬送かつ排紙に際
して、該折り処理されたシート自体にダメージを与える
惧れが解消され、同様に、その確実な排紙と、排紙後の
収納ならびに整合等を良好に行い得るという特徴があ
る。
【0125】さらに、本発明の第3及び第4の各発明に
係る画像形成装置によれば、装置構成内に上記第1及び
第2の各発明のシート排出機構を取り入れることによ
り、それぞれの各シート排出機構のもつ作用に伴い、画
像形成されたシート及び画像形成して折り処理されたシ
ートの排出を所期通り円滑に行ない得るもので、ここで
は装置自体の生産性等を容易に向上できるという実用上
有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるシート排出機構
を備える画像形成装置(複写装置)の1例による概略構
成を模式的に示す全体断面図である。
【図2】同上シート処理装置におけるシート厚さ検知装
置(変位センサ)を示し、(a)は、シート厚さ検知装置
の配置構成図、(b) は、シート厚さ検知装置の断面構成
図、(c) 及び(d) は、シート厚さ検知態様の各別例によ
る説明図である。
【図3】同上第1の実施形態によるシート排出機構を適
用したシートソート装置の概要構成を模式的に示す断面
図である。
【図4】同上シート排出機構の制御系を示すブロック図
である。
【図5】(a) は、折り処理されていない比較的短いシー
ト幅のシートを搬送する場合のシート排出機構部を示す
正面図、(b) は、半折り処理されている比較的短いシー
ト幅のシートを搬送する場合のシート排出機構部を示す
正面図である。
【図6】(a) は、折り処理されていない比較的長いシー
ト幅のシートを搬送する場合のシート排出機構部を示す
正面図、(b) は、半折り処理されている比較的長いシー
ト幅のシートを搬送する場合のシート排出機構部を示す
正面図である。
【図7】(a-1) は、図5(a) におけるA1−A1線部の
断面図、(b-1) は、同B1−B1線部の断面図、(c-1)
は、同C1−C1線部の断面図であり、(a-2) は、図5
(b) におけるA2−A2線部の断面図、(b-2) は、同B
2−B2線部の断面図、(c-2) は、同C2−C2線部の
断面図である。
【図8】(a-1) は、図6(a) におけるA3−A3線部の
断面図、(b-1) は、同B3−B3線部の断面図、(c-1)
は、同C3−C3線部の断面図であり、(a-2) は、図6
(b) におけるA4−A4線部の断面図、(b-2) は、同B
4−B4線部の断面図、(c-2) は、同C4−C4線部の
断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態によるシート排出機構
を適用した排紙ローラ対の構成を示す正面図である。
【図10】同上シート排出機構における除電針部分の配
置態様を示す正面図である。
【図11】同上テーパー状湾曲ローラ部材の移動手段の
概要を示す部分正面図である。
【図12】従来の一例によるシート排出機構を適用した
排紙ローラ対の構成を示す正面図である。
【図13】従来の他の例によるシート排出機構を適用し
た前段及び後段の各排紙ローラ対の組み合せ構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 原稿載置トレイ 2 原稿 3 原稿搬送手段 4 原稿分離手段 5 原稿台 6 原稿戻しパス 7 原稿排出ローラ 8 露光ランプ 9 反射ミラー 10 ズームレンズ 11 感光ドラム (以上の各部材1〜11=画像読取り手段) 12 前露光ランプ 13 コロナ帯電器 14 現像器 15 転写装置(画像転写手段) 16 クリーニング装置 17 給紙カセット 18 搬送路 19 搬送部 20 熱ローラ定着器(画像定着手段) 21 搬送パス切換えガイド 22 搬送縦パス 23 反転パス 24 反転ローラ 25 両面排出ローラ 26 中間トレイ 27 再給紙ローラ 28 ノンソートトレイ排紙ローラ対 29 ノンソートトレイ 30 ソートトレイ排紙ローラ対 31 ソートトレイ 32(32−1〜32−6)搬送路切換えガイド 40,41 入口ローラ対 42 入口デフレクタ 43,44 搬送パス 45 搬送パス 46 折りローラ 47,48 排紙ローラ対 50 シート厚さ検出装置(シート厚さ検出手
段) 51 ケース 52 LED 53 開口 54 PSD 70(70−1〜70−6)入口上ガイド 71 入口下ガイド 72 入口搬送ローラ対 73 上ガイド 74 搬送パス 75 除電ブラシ 76 搬送ローラ 77,79 搬送パス 78,80 搬送ローラ対 81 上ガイド 82 下ガイド 84 搬送パス 85 除電ブラシ 86,87 シート検出センサ(シート検出手段) 88 回転軸 90 パルスモータ(シート湾曲量変更手段) 91,92 連動ギヤ 93 フラグ 94 フォトインターラプタ 100 原稿給送装置 200 画像形成装置 300 シートソート装置 400 シート折り装置 500 CPU(制御手段) 501 シートサイズ認識手段 800 排紙駆動ローラ 800a〜800d駆動ローラ 801 排紙従動ローラ 801a〜801d従動ローラ 803,804,807,808軸受 805,806支持フレーム 809 排紙駆動モータ 810 出力プーリ 811 駆動ベルト 812 駆動プーリ 813a,813b,813c下ガイド 814a,814b,814c,814d,814e上
ガイド 815a,815bテーパー状湾曲ローラ部材 816,817,818除電針 850 移動ブロック 851 移動フィンガ 852 外周溝部 853 移動スクリュー軸 854 スクリュー部 855 ガイドブロック 856 ガイド溝 857 湾曲ローラ駆動モータ(シート湾曲量変更
手段) 858 取付け台枠 859 出力駆動ギア 860 中継軸 861 中継ギア 862 移動スクリュー軸ギア 863 軸受 864 リニアボール軸受 870 マイクロスイッチ S1〜S6,S6a,S6bシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出して積載されるシートの両側端部を
    排紙ローラ部で積載方向の上方または下方の何れか一方
    に湾曲賦形する機能をもつシート排出機構であって、 前記排出されるシートの両側端部への湾曲量を変更する
    シート湾曲量変更手段と、 前記シート湾曲量変更手段による湾曲量を制御する制御
    手段と、 前記排紙ローラ部の上流側に配置されて、前記排出され
    るシートの厚さを検出するシート厚さ検出手段と、を備
    え、 前記シート厚さ検出手段によって所定厚さ以上のシート
    が検出された場合、該シート厚検出信号に基づき、前記
    制御手段は、所定厚さ以上のシートが検出されなかった
    場合よりも湾曲量が小さくなるように前記シート湾曲量
    変更手段を制御する、 ことを特徴とするシート排出機構。
  2. 【請求項2】 排出して積載されるシートの両側端部を
    排紙ローラ部で積載方向の上方または下方の何れか一方
    に湾曲賦形する機能をもつシート排出機構であって、 前記排出されるシートの両側端部への湾曲量を変更する
    シート湾曲量変更手段と、 前記シート湾曲量変更手段による湾曲量を制御する制御
    手段と、 前記排紙ローラ部の上流側に配置されて、前記排出され
    るシートの厚さを検出するシート厚さ検出手段と、 前記シート厚さ検出手段の下流側に配置されて、前記排
    出されるシートを検出するシート検出手段と、を備え、 前記シート厚さ検出手段によって折り処理したシートが
    検出された場合、前記シート検出手段のシート検出信号
    に基づき、前記制御手段は、シート折り領域内の湾曲量
    を折り領域外の湾曲量よりも小さくなるように前記シー
    ト湾曲量変更手段を制御する、 ことを特徴とするシート排出機構。
  3. 【請求項3】 原稿面の画像を読み取る画像読取り手段
    と、 前記画像読取り手段によって読み取られた画像をシート
    の対象面に転写する画像転写手段と、 前記画像転写手段によって転写された画像を定着処理す
    る画像定着手段と、を有して、 シートの対象面に画像形成を行う画像形成装置におい
    て、 前記対象面に画像形成されたシートを排出するための前
    記請求項1に記載のシート排出機構、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿面の画像を読み取る画像読取り手段
    と、 前記画像読取り手段によって読み取られた画像をシート
    の対象面に転写する画像転写手段と、 前記画像転写手段によって転写された画像を定着処理す
    る画像定着手段と、を有して、 シートの対象面に画像形成を行う画像形成装置におい
    て、 前記対象面に画像形成されたシートを折り処理するシー
    ト折り手段を設けると共に、 前記折り処理されたシートを排出するための前記請求項
    2に記載のシート排出機構、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP10009829A 1998-01-21 1998-01-21 シート排出機構及びこれを備える画像形成装置 Pending JPH11212319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009829A JPH11212319A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 シート排出機構及びこれを備える画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009829A JPH11212319A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 シート排出機構及びこれを備える画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11212319A true JPH11212319A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11731030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10009829A Pending JPH11212319A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 シート排出機構及びこれを備える画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11212319A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269456A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc シート排出装置及び画像形成装置
JP2016061842A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
WO2021029281A1 (ja) * 2019-08-09 2021-02-18 コニカミノルタ株式会社 搬送用ローラー及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269456A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc シート排出装置及び画像形成装置
JP2016061842A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
WO2021029281A1 (ja) * 2019-08-09 2021-02-18 コニカミノルタ株式会社 搬送用ローラー及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10899573B2 (en) Folding device with skew correction
US10899572B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system incorporating the same
US11267671B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system incorporating the same
US5112034A (en) Sheet handling apparatus
US6669189B2 (en) Image forming apparatus
US4229101A (en) Duplex/simplex precollation copying system
US4166614A (en) Jogging and normal force for sheet feeding
US20110248440A1 (en) Sheet conveying device, sheet post-processing apparatus, and image forming apparatus
JP7271278B2 (ja) シート折り処理装置及びこれを備える画像形成システム
GB1605088A (en) Document handling
US20070110490A1 (en) Image forming apparatus
US6473592B2 (en) Sheet conveying apparatus with curl correction and image forming apparatus having same
JP2013159485A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP3912127B2 (ja) 画像形成装置
JPH11212319A (ja) シート排出機構及びこれを備える画像形成装置
US8342506B2 (en) Sheet conveyance apparatus, image forming apparatus, and image reading apparatus
US20090116890A1 (en) Decurl device, image forming apparatus provided with decurl device and finishing apparatus provided with decurl device
US8087665B2 (en) Sheet conveying apparatus and image forming apparatus with movable unit at a branch position
JP3933730B2 (ja) 画像形成装置
JP2006008370A (ja) 排紙装置
JP6873709B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4957522B2 (ja) カール矯正装置、およびカール矯正装置を具備する画像形成装置
JP4836881B2 (ja) シート搬送路構造及びそれを備えた画像形成装置
JP2006182475A (ja) 画像形成装置
JP2004091130A (ja) シートスタック装置及びこれを用いたシート後処理装置