JPH11211993A - 情報表示装置 - Google Patents
情報表示装置Info
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- JPH11211993A JPH11211993A JP10015874A JP1587498A JPH11211993A JP H11211993 A JPH11211993 A JP H11211993A JP 10015874 A JP10015874 A JP 10015874A JP 1587498 A JP1587498 A JP 1587498A JP H11211993 A JPH11211993 A JP H11211993A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
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- G02B23/18—Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight for binocular arrangements
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Abstract
て観察される対象物の近傍に、その対象物の名称も見え
るようにする。 【解決手段】 双眼鏡の対物レンズ1aから視野内の風
景を見ることができる。演算部10は、位置検出部12
a,方位角検出部12b及び仰角検出部12cから双眼
鏡の視野方向を検出し、さらに、視野角検出部11及び
左右傾斜角検出部12dから双眼鏡の視野を検出する。
そして、データベース部13に格納されている位置デー
タや標高データなどからこの検出された視野に含まれる
山や場所などを検出し、その名称(地名)をデータベー
ス部13から読み出して視野内でのこれら山や場所の位
置関係を認識して、情報表示部15でのこの位置関係に
基づく対応位置にこれら名称を表示させる。これによ
り、接眼レンズ2aからは、観察される山や場所の近傍
にその名称を見ることができる。
Description
鏡などの光学機器、あるいはカメラ部で撮像した映像を
映像表示部で表示するようにしたシステムなどに係り、
特に、これら光学機器で見る映像や映像表示部で表示さ
れる映像に関係情報を表示するようにした情報表示装置
に関する。
望遠鏡を使用することにより、周りの風景をより細かく
見ることができるなどして大いに楽しむことができる。
また、天体望遠鏡で天体を観測すると、多くの星や星座
などを見ることができるし、季節によって変わる星座な
どを楽しむことができる。
のを拡大してみることができるので、肉眼では見過ごし
てしまうものも見ることができ、このようなことに趣味
をもつものにとっては、非常に有効な機器である。
双眼鏡や望遠鏡では、単にその視野内に入る山や場所,
建物や星座などを過大して見ることができるようにする
ものであって、実際のレンズを通してみているものが何
であるか、直接知ることはできない。勿論、既に知って
いるものであれば、一目見ただけでわかるのであるが、
知らないものや見たことがないものは、例えば、双眼鏡
や地上望遠鏡で風景などを見る場合には、地図を見て知
るか、あるいは地図を頭に描いて推測することになる
し、天体望遠鏡で星座などの観測をする場合には、星座
早見盤などを使用せざるを得ない。
から見た画像を作成し、ある方向から見た画像をディス
プレイに表示させるととともに、この画像での夫々の場
所(例えば、山など)にその地名も表示させるようにし
た技術が知られている。
製作した風景画像ではなく、双眼鏡や地上望遠鏡で実際
の風景を見る場合も、同様にして、双眼鏡や地上望遠鏡
の視野内の風景での夫々の地名をリアルタイムで知るこ
とができれば、非常に便利なものとなる。
しようとする星を指定すると、自動的にその方位角,仰
角をその星に合わせ、ユーザの操作を必要としないよう
にした技術も知られているが、これでも、天体望遠鏡の
接眼レンズを通して見えるのは星だけであり、特に専門
家やマニアでない者が天体望遠鏡を任意の方向に向けて
星を見る場合、観測している星が何であるかを知るため
には、非常に手間がかかることになる。
眼鏡や望遠鏡で見る対象物やビデオカメラで撮像してデ
ィスプレイに表示する対象物の名称をリアルタイムで知
ることができるようにした情報表示装置を提供すること
にある。
に、本発明は、対物レンズと接眼レンズとを介して被写
体の映像を見るための光学機器において、該被写体の関
係情報を記録した記録媒体と、該対物レンズと接眼レン
ズを介して見えている被写体の映像の該関係情報を該記
録媒体から読み出す読出部と、該読出部によって読み出
された該関係情報を表示する情報表示部と、該情報表示
部で表示された該関係情報を該映像に合成し該接眼レン
ズを通して該関係情報が合成された該映像を見ることが
できるようにする合成手段とを設ける。
は、光学機器が双眼鏡や地上望遠鏡である場合、これに
よって観測される場所や建造物などの名称であって、か
かる光学機器によって観察されている風景内での場所や
建造物などの関係情報が記録媒体から読み出されて情報
表示部に表示されることにより、この関係情報が接眼レ
ンズを通して見える風景中の対応する場所や建造物など
の近傍に見えることになる。このために、ユーザとして
は、かかる光学機器を覗きながら、そこで見える場所や
建造物などの名称を知ることができる。
は、記録媒体に記録される被写体の関係情報は星,星
座,星雲などの名称や星座,星雲を形作る輪郭線であ
り、上記と同様にして、ユーザとしては、かかる光学機
器を覗きながら、そこで見える星などの名称を知ること
ができる。
からなり、該カメラ部で撮像した被写体の映像を該映像
表示部に表示するようにした情報表示装置において、該
映像表示部に表示される映像の被写体の関係情報を記録
した記録媒体と、該該関係情報を該記録媒体から読み出
して該映像表示部に該映像とともに表示させる表示駆動
部とを設ける。
は、カメラ部が撮像する、例えば、町中などでの建造物
などの名称などであり、このカメラ部で撮像される風景
内での建造物などの関係情報が記録媒体から読み出され
て、撮像される映像とともに映像表示部に表示される。
これにより、映像表示部をみながら、そこに表示される
建造物など名称を知ることができる。
ィング名,飲食店名,ショップ名などのように複数のカ
テゴリーに区分されており、カテゴリーを指定すること
により、名称を表示する建造物の種類を限定できる。
用いて説明する。図1は本発明による情報表示装置の第
1の実施形態の外観を示す斜視図であって、光学機器と
しての双眼鏡を例にしており、1は双眼鏡の対物レンズ
部、2は同じく接眼レンズ部、3は同じく左右視度調節
手段、4は筐体、5はズーム調節手段、6はピント調節
手段、7はカード挿入口、8は電源スイッチ、9は表示
スイッチである。
ズ部1と2つの接眼レンズ部とそれらが取り付けられた
図示しないボディとからなり、このボディの部分に筐体
4が設けられている。この筐体4が取り付けられたボデ
ィの部分には、ズーム調節手段5とピント調節手段6と
が設けられており、2つの接眼レンズ部2に夫々片方ず
つ眼を当てて覗き込み、ズーム調節手段5を操作するこ
とにより、ズーム倍率を調節することができるし、ま
た、ピント調節手段6を操作することにより、このとき
の視野内での所望被写体にピントを合わせることができ
る。また、接眼レンズ部2の一方に左右視度調整手段3
が設けられており、これを操作することにより、左右眼
での視度を一致させることができる。
メモリカード(ICカードやPCカードなど)を出し入
れすることができるカード挿入口7が設けられ、さら
に、筐体4内の装置の電源のオン/オフのための電源ス
イッチ8やデータベースに記録されている情報を接眼レ
ンズ部2から見えるようにするための表示スイッチ9が
設けられている。
構成を概略的に示す図であって、1aは対物レンズ、1
bは正立プリズム、2aは接眼レンズ、10は演算部、
11は視野角検出部、12aは位置検出部、12bは方
位角検出部、12cは仰角検出部、12dは左右傾斜角
検出部、13はデータベース部、14は電源部、15は
情報表示部、16はハーフミラー、17は輝度検出部、
17aは光センサであり、図1に対応する部分には同一
符号を付けている。
は、一方の対物レンズ部1と一方の接眼レンズ部2とを
示している。対物レンズ部1の内部には、対物レンズ2
aと正立プリズム1bとが設けられ、接眼レンズ部2に
は、接眼レンズ2aが設けられている。接眼レンズ2a
から見た視野内の被写体からの光は対物レンズ2aを通
り、正立プリズム1bで被写体の映像が正立するように
なされた後、接眼レンズ2aを通り、接眼レンズ部2に
当てられたユーザの眼に至る。
する位置検出部12aと、双眼鏡が向けられている東西
南北の方向、即ち、方位角を検出する方位角検出部12
bと、双眼鏡が向けられる高さ方向、即ち、仰角を検出
する仰角検出部12cと、2つの対物レンズ部1での夫
々の対物レンズ1aの中心を結ぶ直線の水平面に対する
傾き、即ち、双眼鏡の左右傾斜角を検出する左右傾斜角
検出部12dとを備えており、これにより、双眼鏡がど
の位置で、どの方向にどのような状態で向けられている
かを検出することができるようにしている。なお、位置
検出部12aとしては、GPSやPHS,携帯電話の電
波,ユーザの入力データを利用することができるし、方
位角検出部12bとしては、GPSや方位磁針,架台の
エンコーダを、また、仰角検出部12cや左右傾斜角検
出部12dは傾斜センサや架台のエンコーダなどを夫々
利用することができる。
(図1)の操作に応じて双眼鏡の視野角(ズーム倍率な
ど)を検出する視野角検出部11が設けられており、こ
れにより、そのときの双眼鏡で見える視野の大きさを検
出するようにしている。
3や電源部14,液晶表示装置などからなる情報表示部
15が設けられている。このデータベース部13は、カ
ード挿入口7(図1)から挿入装着されたメモリカー
ド、あるいはこのメモリカードに記録されている情報を
読み出して格納する記録部である。このメモリカードに
は、即ち、データベース部13には、山や場所などの地
名や建造物などの施設名などを表わす名称情報、夫々の
場所や施設などの位置や標高を表わすデータ、及び、後
述するように、双眼鏡で見えている対象物のみの関連情
報を表示させるために地形データが格納されている。
10や情報表示部15などに電源が投入されると、演算
部10は上記各検出部11,12a〜12dの検出デー
タを取り込み、これら検出データを演算処理することに
より、リアルタイムで双眼鏡で現在見えている風景(視
野内の風景)を想定し、この風景に関係する場所や建物
などの名称情報をデータベース部13から読み出して情
報表示部15に表示させる。そして、さらに、表示スイ
ッチ9が操作されると、演算部10は、図2(b)に示
すように対物レンズ1aからの映像光の光路からはずれ
た位置にあるハーフミラー16を回動させてこの映像光
の光路中に挿入する。これにより、情報表示部15で表
示されている名称情報の画像がハーフミラー16で反射
され、対物レンズ1aからの映像と合成されて接眼レン
ズ2aに送られる。
双眼鏡の視野18内の風景が図示するような山の風景で
あるとすると、演算部10は、上記のようにして、この
風景を想定し、この風景に対する名称情報をデータベー
ス部13から読み取り、これを情報表示部15に表示さ
せる。これにより、図3(b)に示すように、見えてい
る夫々の山毎にその山の名前が表示されて見えることに
なる。
含まれるものであっても、手前の山などによって隠れて
みえないものに対しては、名称を表示しないようにす
る。このようなことは、データベース部13での位置デ
ータと標高データと地形データとを用いて容易に検出す
ることができる。
図4により説明する。
00の「スタート」は双眼鏡の使用開始を意味してい
る。これを使用するだけでは、従来の双眼鏡と同様であ
って、調整手段が操作されて(ステップ101)その操
作された調整手段が左右視度調節手段3であるときに
は、左右眼での視度調節が行なわれ(ステップ10
2)、ズーム調節手段5であるときには、ズーミングが
行なわれ(ステップ103)、ピント調節手段6である
ときには、視野範囲内の所望対象物へのピント合わせが
行なわれる(ステップ104)。
源オンされているときには(ステップ105)、演算部
10が動作して、上記のように、情報表示部15に双眼
鏡の現在の視野内の風景に関係する名称情報を表示させ
ているが、表示スイッチ9が操作されない限り、ユーザ
はこの表示された名称情報を見ることができない。
されると(ステップ106)、図2(a)に示すように、
ハーフミラー16が対物レンズ1aからの映像光の光路
中に挿入され、図3(b)に示したように、ユーザには、
この映像の中に情報表示部15で表示される名称の画像
が合成されて見えることになる(ステップ107)。こ
の合成表示は表示スイッチ9を操作(スイッチの押し下
げ)している期間行なわれ、この表示スイッチ9の操作
が解除されると(ステップ108)、ハーフミラー16
が図2(b)に示す初期状態に復帰して名称の画像が見
えなくなり(ステップ109)、双眼鏡の風景だけが見
える通常の使用状態となる。
の格納情報の一例を示すものであって、ここでは、山な
どの場所に関する情報を格納されているものとする。
夫々の山やその他の場所毎に、その名称と緯度,経度に
よるその位置と標高とが関係情報として格納されてい
る。ここで、A山,B山,C山,D山,……の東経,北
緯による位置データと標高(m)データとが格納されて
いるものとする。
検出部11,12a〜12bからの検出データを演算す
ることにより、双眼鏡の現在の視野を求め、その視野に
入る山や場所をデータベース部13の位置データや標高
データから検索し、その検索した位置データや標高デー
タに対応する山や場所の名称情報を読み出す。そして、
これら読み出した名称情報を、これら位置データや標高
データに基づいて、情報表示部15で所定の位置に表示
させる。
からある距離での視野18を示すものであって、説明の
都合上、視野18を矩形状で示している。この視野18
は、双眼鏡の2つ対物レンズ部1間の中心位置を中心と
する範囲であって、この視野18の幅をW,高さをHと
すると、この視野18の幅W,高さHは双眼鏡からの距
離が増加するとともに大きくなる。
18を垂直方向から見たものであって、ハッチングした
範囲が双眼鏡で見ることができる水平方向の範囲という
ことになる。また、図6(c)は双眼鏡のある距離までの
視野18を水平方向から見たものであって、ハッチング
した範囲が双眼鏡で見ることができる高さ方向の範囲と
いうことになる。従って、双眼鏡からは、水平方向で
は、図6(b)に示す範囲で、また、高さ方向では、図6
(c)で示す範囲で風景が見えることになる。
双眼鏡の現在位置を緯度,経度でもって検出する。演算
部10は、まず、このような位置検出部12aの検出デ
ータと、視野角検出部11,方位角検出部12b,仰角
検出部12c及び左右傾斜角検出部12dの検出データ
とから、図6(b)に示すような水平方向の視野の範囲
を緯度,経度からなる座標系で求め、この水平方向の視
野内に入る山あるいは場所をデータベース部13での位
置データを用いて検索する。この場合、この視野として
は、双眼鏡からの例えば、100km,200kmとい
った距離でもって最遠範囲を制限する。このような距離
は、ユーザが任意に選択することができるようにするこ
ともできる。この検索結果(例えば、選択された名称デ
ータのアドレスなど)は保存される。
な高さ方向の視野の範囲を緯度,経度で表わされる位置
毎に求め、上記の水平方向の視野の範囲の検索結果とデ
ータベース部13での標高データとを用いて、この検索
結果のうちのこの高さ方向の視野の範囲に入る山や場所
を選択する。
その標高データと位置データとを用いることにより、そ
れらの位置関係や高さ関係などを評価し、双眼鏡から見
て手前側に位置する山や場所によって隠れてしまい、双
眼鏡からは見ることができない山や場所は除かれる。こ
のようにして、双眼鏡で現在見えている山や場所が選択
されることになる。
ータが、その位置データと標高データとともに、データ
ベース部13から読み出されて、上記のようにして求め
た水平,高さ方向の視野の範囲での選択された夫々の山
や場所の位置関係が求められる。この位置関係は現在ユ
ーザが双眼鏡を通して見ている風景内での夫々の山や場
所が見える位置に対応している。そこで、演算部10
は、さらに、この位置関係から情報表示部15での夫々
の名称データの表示位置を求め、この情報表示部15に
表示させる。
3(b)に示したように、双眼鏡を通して見る風景内で
の山や場所の夫々に、その名称が付加されて見えるよう
になる。
うにデータが格納されている山を異なる観測位置から観
測した場合の様子を示すものである。
ータによると、各山の位置関係は図7(a)に示される
ようになる。そこで、いま、観測値aをA山とし(従っ
て、その位置は東経135.2゜,北緯36.9゜であ
って、標高は2520mである)、双眼鏡の方位角=1
21゜,仰角=−5゜,左右傾斜角=0゜とし、視野角
=25゜としたとき、図示するように、この観測値aか
らの視野a内にC山とD山とが入り、この双眼鏡では、
C山とD山とが見え、B山は見えない。
演算部10は、上記のように、このときの双眼鏡の視野
aを検出し、データベース部13からこの視野a内に入
るC山,D山に関するデータを読み出し、このデータに
応じてこれらC山,D山の山名を情報表示部15の対応
する位置に表示させる。これにより、図7(b)に示す
ように、双眼鏡では、風景でのC山,D山とともに、こ
れらの近傍にその山名「C山」,「D山」も見ることが
できる。
0゜,北緯37.0゜で標高1480mの位置を観測値
bとし、この観測値bから方位角=230゜,仰角=5
゜の方向を左右傾斜角=0゜,視野角=25゜でもって
双眼鏡で観測するとき、その視野b内にB山,C山,D
山が入ったとすると、これらB山,C山,D山がこの双
眼鏡で見えることになる。
と、演算部10は、上記のように、このときの双眼鏡の
視野bを検出し、データベース部13からこの視野bに
入るB山,C山,D山に関するデータを読み出し、この
データに応じてこれらB山,C山,D山の山名を情報表
示部15の対応する位置に表示させる。これにより、図
7(c)に示すように、双眼鏡では、風景でのB山,C
山,D山とともに、これらの近傍にその山名「B山」,
「C山」,「D山」も見ることができる。
鏡で風景を見るだけでなく、表示スイッチ9(図1,図
2)を操作することにより、今見ている風景での山や場
所の名前をリアルタイムで知ることができ、表示スイッ
チ9の操作を解除すると、双眼鏡から見える風景のみを
楽しむことができる。
に、さらに、接眼レンズ部2内に光センサ17aが設け
られ、これによって対物レンズ1aからの映像光の光量
が検出される。輝度検出部17は、この光センサ17a
の検出光量から、双眼鏡で見る風景の輝度(明るさ)を
検出する。そして、演算部10は、この輝度検出部17
の検出結果に基づいて、情報表示部15に表示される情
報の明るさを制御する。
その山や場所の名称を合成して見えるようにする場合、
夕方や朝方などで見る比較的暗い風景に対して表示され
る名称が明るすぎると、その周りの風景が見にくくな
る。このような場合、演算部10は、輝度検出部17の
検出結果に基づいて情報表示部15の画面の明るさを低
下させる。また、夏の日中などの比較的明かるい風景に
対して表示される名称が暗すぎると、その名称が見にく
くなる。このような場合、演算部10は、輝度検出部1
7の検出結果に基づいて情報表示部15の画面の明るさ
を高める。このようにして、実際に双眼鏡で見ている情
緒を損ねることなく、関連情報を見ることができる。ま
た、この実施形態では、双眼鏡として説明したが、単一
の対物レンズと単一の接眼レンズとで構成される装置で
あってもよい。
などの地名を表示できるようにするばかりでなく、星座
や施設など他のジャンルについても、同様に、その名前
が付されて見えるようにすることも可能である。図8
(a)は星座を観測する場合を示しており(星座を構成
する星を直線(輪郭線)で結ぶように表示させることも
できる)、図8(b)は街並みを見る場合を示してい
る。このように、異なるジャンルに対して名称の表示を
可能とするためには、そのジャンル毎に使用するデータ
ベース、即ち、メモリカードを異ならせるようにすれば
よい。勿論、例えば、全国などの広い範囲で使用するこ
とができるようにするためには、その広い範囲を複数の
地域に分割し、夫々毎にメモリカードを設けるようにす
ればよい。
うちで期間(例えば、季節)毎に見える星座が異なる
し、さらに、時刻毎に星座の見える位置が異なる。この
ためには、システム内でカレンダ機能と時計機能及びそ
れらを設定するための操作部を設ける必要がある。
の座標値で表わされ、天空座標を地上の座標に変換する
変換式もメモリカードによって提供されなければならな
い。
例に説明したが、地上望遠鏡に対しても同様である。
実施形態の外観を示す斜視図であって、光学機器として
の望遠鏡を例にしており、19は望遠鏡の鏡筒部、20
は同じく対物レンズ部、21は同じく接眼レンズ部、2
2はファインダ、23はピント調節手段、24は架台
(三脚)、25は方位角検出部、26は仰角検出部、2
7は制御部である。ここでは、天体望遠鏡を例に説明す
るが、地上望遠鏡についても同様である。
の一方の先端に対物レンズ部20が固定され、また、他
方の先端に、取外し可能に、接眼レンズ部21が取り付
けられており、さらに、ピント調節手段23や天空を広
い範囲で見ることができるファインダ22も設けられて
いる。
れ、方位角の調整と仰角の調整とができるようにしてい
る。かかる調整による方位角や仰角は夫々方位角検出部
25や仰角検出部26によって検出される。
部27が取り付けられており、この操作部の操作によ
り、接眼レンズ部21から星や星座,星雲(以下、これ
らを総称して「星など」という)の映像とともに、上記
第1の実施形態のように、これら星などの名称などの情
報が合成されて見えるようにする。
27との構成を概略的に示す図であって、20aは対物
レンズ、21aは接眼レンズ、28は操作部、29は演
算部、30はデータベース部、31はカレンダ時計部、
32は電源部、33は設定保存部、34は視野回転角検
出部、35は情報表示部、36はハーフミラーであり、
図9に対応する部分には同一符号を付けている。
な接眼レンズ部21には、接眼レンズ21aのほかに、
情報表示部35とハーフミラー36と視野の水平面に対
する傾きを検出するための視野回転角検出部34とが設
けられている。ハーフミラー36は対物レンズ20aか
ら接眼レンズ21aへの星などの映像光の光路中に固定
して挿入されており、情報表示部35で表示される画像
情報を反射して接眼レンズ21aの方に送るようにして
いる。これにより、星などの映像にこの画像情報が合成
されて見ることができる。
に対して取外し可能としているのは、望遠鏡とファイン
ダのどちらでも装着して関連情報を見ることができるよ
うにするためである。このために、この実施形態では、
鏡筒部19から取り外し可能な接眼レンズ部21にハー
フミラー36や情報表示部35を設け、他の対物レンズ
に付け換えても使用できるようにしている。
9,データベース部30,カレンダ時計部31,電源部
32,設定保存部33が備えられている。また、操作部
28には、電源スイッチやカーソルボタン,テンキー,
表示スイッチ,メニューボタン,選択ボタン,取消ボタ
ンなどが設けられている。
電源部32から電源が投入されて制御装置27が動作状
態となる。演算部29は、架台24に設けられた方位角
検出部25や仰角検出部26の検出データや接眼レンズ
部21に設けられた視野回転角検出部34の検出データ
を、さらに、観測している日時や場所のデータを取り込
んで演算し、天体望遠鏡の視野の範囲を天体の緯度,経
度でもって検出する。
ー,メニューボタン,選択ボタンは、カレンダ時計部3
1の初期データや、このカレンダ時計部31の日時情報
とともに、データベース部30に格納されている情報か
ら求められた視野内の星などに関係する情報を選択する
ための初期データを入力設定するためのものであって、
この初期データは設定保存部33に保存される。
のようにデータベース部30から選択されて読み出され
た情報を情報表示部35に表示させるためのものであ
り、この表示スイッチの操作期間、天体望遠鏡で現在見
ている星などの名称や輪郭線の画像が情報表示部35に
表示され、ハーフミラー36を介して対物レンズ20a
からの天体の映像と合成されてユーザに見えるようにな
る。
態と同様に、メモリカードあるいはメモリカードに格納
された情報を読み取って保持する記憶手段であって、こ
のメモリカードは制御部27の図示しないカード挿入口
から出し入れできるようになっている。このメモリカー
ドには、星などの名称やその輪郭線,等級,天体の緯度
・経度で表わされる位置座標データ,その他の付加デー
タなどが格納されている。
のと見えないものとがあるので、例えば、季節毎のメモ
リカードがあるようにし、ある季節のメモリカードに
は、その季節で見える星などの上記各情報が格納される
ようにしてもよい。その場合、夏の季節に星座などを観
測する場合には、この夏の季節用のメモリカードを使用
する。
ている星などの位置座標データは、天球座標上で記述さ
れているので、視野内に見えている星と合わせるため
に、演算部29により、カレンダ時計部31の日時情報
を用いて演算される。このために、このカレンダ時計部
31の初期設定が必要となる。
でも、観測地に応じて星などの天体での座標位置が異な
る。この実施形態では、初期データとして、観測地の位
置データ(例えば、地球上での緯度,経度や地名など)
をテンキーなどを入力するようにするものであり、演算
部29は、この初期データとデータベース部30に格納
されている特定観測地との位置座標差に基づいて、天体
望遠鏡の視野範囲の天体の座標系での修正を行なう。
の視野角を自動的に検出するものであったが、この第2
の実施形態は、操作部28のテンキーなどを操作するこ
とにより、初期データとして、天体望遠鏡の視野角を入
力する。この視野角としては、例えば、対物レンズ20
aの焦点距離を「××mm」というように入力する。演
算部29は、この対物レンズ20aの焦点距離と接眼レ
ンズ21aの視野角と接眼レンズ21aの焦点距離とか
ら、天空での視野(見える範囲)の大きさを決定する。
方位角検出部25と仰角検出部26との検出データは、
この視野の天体での位置を決めるものである。
3に格納され、演算部29により、適宜使用される。
での操作手順について説明する。
ート」は天体望遠鏡の使用開始を意味しており、これだ
けでは、従来の天体望遠鏡と同様、星が見えるだけであ
る。
レンズ21aから見えるようにするためには、まず、操
作部28での電源スイッチをオンし(ステップ201)、
上記のような初期データを全て設定(ステップ202)
してから操作部28の表示スイッチを操作する(ステッ
プ216)。そこで、まず、初期データの設定操作につ
いて説明する。
ータは1つも設定されていないので(ステップ20
2)、情報表示部35には何も表示されない。ここで、
操作部28のメニューボタンを操作すると、演算部29
は、この操作に応じて、情報表示部35に初期データ設
定のためのメニュー画面を表示させる(ステップ20
3)。図12(a)は接眼レンズ21aを通して見える
メニュー画面を示すものであって、このメニュー画面で
は、「1.視野角設定」,「2.日時の設定」,「3.
観測地設定」,「4.基準星設定」及び「表示設定」の
5個の設定項目が表示され、これに設定項目を指定する
ためのカーソル37が表示される。このメニュー画面が
表示開始されたときには、このカーソル37は最初の設
定項目「1.視野角設定」を指示している。
を操作すると、「視野角設定」の指示があったことにな
り(ステップ204)、この指示に応じて演算部29
は、図12(b)に示すように、視野角データの入力設
定のための画面を情報表示部35に表示させる。この場
合の視野角データとしては、例えば、対物レンズ20a
の焦点距離を入力するものとし、いま、この焦点距離を
1000mmとすると、操作部28のテンキーによって
「1000mm」と入力することにより、この焦点距離
が入力されたことになる(ステップ205)。しかる後、
操作部28の選択ボタンを操作すると、この初期データ
は設定保存部33に保存されて設定されたことになり、
図12(a)に示すメニュー画面の表示に戻る(ステップ
203)。
しただけであるので、ステップ205からステップ20
2を通ってステップ203に進むものであり、また、既
にメニューボタンが操作されているので、上記のよう
に、メニュー画面の表示が行なわれるのである。また、
ステップ205において、初期データである焦点距離を
テンキーでもって入力されると、その入力データである
焦点距離の値が図12(b)で示す画面に表示される
が、この状態で操作部28の取消ボタンを操作すると、
この焦点距離の入力が取り消される。これにより、焦点
距離の入力のし直しをすることができる。これらのこと
は、他の初期データの設定についても同様である。
ニュー画面の表示状態において、操作部28のカーソル
ボタンを操作して「2.日時の設定」にカーソル37を
合わせ、操作部28の選択ボタンを操作すると、「日時
の設定」の指示があったことになり(ステップ20
6)、この指示に応じて演算部29は、図12(c)に
示すように、日時データの入力設定のための画面を情報
表示部35に表示させる。この場合の日時データとして
は、例えば、西暦による年月日と秒までを含めた現在時
刻を入力するものとし、例えば、現在1998年1月1
0日の19時22分36秒とすると、操作部28のテン
キーによって「1998.1.10 19.22.3
6」と入力することにより、この日時データが入力され
たことになる(ステップ207)。しかる後、操作部2
8の選択ボタンを操作すると、この初期データは設定保
存部33に保存されて設定されたことになり、図12
(a)に示すメニュー画面の表示に戻る(ステップ20
3)。
ニュー画面の表示状態(このとき、カーソル37は
「2.日時の設定」に合っている)において、操作部2
8のカーソルボタンを操作して「3.観測地設定」にカ
ーソル37を合わせ、操作部28の選択ボタンを操作す
ると、「観測地設定」の指示があったことになり(ステ
ップ208)、この指示に応じて演算部29は、図12
(d)に示すように、観測地データの入力設定のための
画面を情報表示部35に表示させる。この場合の観測地
データとしては、この天体望遠鏡の設置位置を地球上の
緯度,経度で表わしたものであり、操作部28のテンキ
ーによってこれを入力することにより、この観測地デー
タが入力されたことになる(ステップ209)。なお、
この場合、天体望遠鏡の設置位置の地名など他のデータ
を入力するようにしてもよい。しかる後、操作部28の
選択ボタンを操作すると、この初期データは設定保存部
33に保存されて設定されたことになり、図12(a)
に示すメニュー画面の表示に戻る(ステップ203)。
示すメニュー画面の表示状態(このとき、カーソル37
は「3.観測地設定」に合っている)において、操作部
28のカーソルボタンを操作して「4.基準星設定」に
カーソル37を合わせ、操作部28の選択ボタンを操作
すると、「基準星設定」の指示があったことになり(ス
テップ210)、この指示に応じて演算部29は情報表
示部35に、図12(e)に示すように、十字カーソル
38を表示させ、接眼レンズ21aからこれが見えるよ
うにする。
に合わせ(ステップ211)、また、架台24の方位を
東西南北の基準方向に凡そ合わせる(ステップ21
2)。なお、かかる作業は、電源スイッチをオンするス
テップ201の前に行なうようにしてもよい。
出部25や仰角検出部26,視野回転角検出部34から
の検出データにより、この架台24の方位を基準とし
て、天体望遠鏡の現在設定されている方位角,仰角,視
野回転角に応じた天体での緯度,経度による視野範囲を
設定している。但し、架台24の方位や水平度を正確に
設定することは非常に困難であるので、上記ステップ2
11,212のように、これらの設定は「凡そ」という
ことになる。このため、このときの演算部29による視
野の範囲を規定する天体の緯度,経度の精度は充分高い
ものではない。そこで、この視野の範囲の設定を正確な
ものに修正するために、この「4.基準星設定」が行な
われるのである。
周りの星に比べ非常に輝いて見えるいくつかの星を基準
星とし、データベース部30には、これら基準星の名称
や天体での座標位置のデータも格納されており、ステッ
プ213により、これを用いて視野内での天体の座標位
置の修正を行なうようにする。
鏡の方位角,仰角を調整して現在天体にある非常に明る
い星の1つが、図12(e)に示すように、接眼レンズ2
1aで見えるようにする。かかる状態において、この明
るい星がデータベース部30に登録されている基準星の
1つとすると、演算部29は、上記のように演算して得
られる視野内に入る基準星を選択し、その基準星の名称
をデータベース部30から読み出して情報表示部35に
表示させる。この場合、データベース部30に格納され
ている各基準星の位置座標は、カレンダ時計装置31か
らの日時情報によって現在時点で見える天体での位置座
標に変換される。そして、このようにして、この明るい
星に対して接眼レンズ21aからその名称が見られるよ
うになると、この明るい星がそこに表示される名前の基
準星(以下、第1の基準星という)であるということに
なり、ユーザはさらに天体望遠鏡の方位角と仰角とを調
整して、図12(f)に示すように、この第1の基準星が
接眼レンズ21aで見える十字カーソル38の交点(即
ち、接眼レンズ21aの中心)に一致して見えるように
する。
ザに知らせることにより、より使い勝手が向上する。こ
のためには、例えば、図12(a)に示すメニュー画面
で「4.基準星設定」を上記のようにして選択すると、
図12(e)で示す状態になる前に(即ち、図11のス
テップ213に入る前に)、一定時間、例えば、「視野
内の一番明るい星を表示される十字カーソルの交点に合
わせ、選択ボタンを押して下さい」というメッセージを
情報表示部35に表示させ、天体望遠鏡を覗いた状態の
ユーザに知らせることができるようにする。
1aで見える天体の視野の中心がこの第1の基準星の天
体での緯度,経度で表わされる正確な位置座標となり、
表示部28の選択ボタンを操作すると、上記のようにし
て求められた視野の中心座標が、このときの方位角検出
器25,仰角検出器26及び視野回転角検出器37の検
出データと関連して正確に設定される。
し、この第2の基準星に対して同様の操作を行なう。か
かる操作においては、天体望遠鏡の方位角と仰角とを調
整し、この第2の基準星が、図12(f)に示したよう
に、十字カーソル38の中心に合うようにするものであ
るから、このときの天体望遠鏡の方位角,仰角と接眼レ
ンズ21aから見た視野の中心の天体の緯度,経度で表
わされる位置座標との関係が検出されることになる。さ
らに、第3の基準星に対しても、同様の操作が行なわれ
る。
野内に2個以上含まれることがないように、充分離れた
ものを選択する。これにより、名称が表示される星が基
準星であることを簡単に識別できる。
第3の基準星を十字カーソル38の交点に一致させたと
きの天体望遠鏡の方位角,仰角とこれら第1〜第3の基
準星の天体での位置座標との関係から、架台24の方位
の設定誤差や傾きによる視野の天体での位置誤差を修正
することができる。
の基準星Aを視野39aの中心に一致させ、第2の基準
星Bを視野39bの中心に一致させ、第3の基準星Cを
視野39cの中心に一致させると、これら第1〜第3の
基準星の天体での現在の座標位置をデータベース部30
のデータとカレンダ時計部31の日時情報とから知るこ
とができるので、視野39a,39b,39c夫々につ
いて、天体望遠鏡の方位角,仰角と天体での位置座標と
の関係が得られることになる。つまり、天体望遠鏡での
方位角,仰角による座標系と天体の位置座標系との関係
を求めることができる。このような関係から、天体望遠
鏡でのかかる座標系から天体の位置座標系への座標変換
により、方位角検出部25と仰角検出部26でもって検
出される天体望遠鏡の視野の方向を天体の位置座標系中
に位置付けることができる。従って、架台24に方位の
設定誤差や傾きがあっても、天体の位置座標系での視野
の位置を検出することができる。
体望遠鏡の設置誤差を修正するようにしたが、2つの基
準星または4個以上の基準星を用いるようにしてもよ
い。
が終了すると、求められた視野の位置の修正データ(例
えば、上記のような座標変換のための係数)は、初期デ
ータとして、設定保存部33に保存されて設定されたこ
とになり、図12(a)に示すメニュー画面の表示に戻
る(ステップ203)。
ュー画面の表示状態(このとき、カーソル37は「4.
基準星設定」に合っている)において、操作部28のカ
ーソルボタンを操作して「5.表示設定」にカーソル3
7を合わせ、操作部28の選択ボタンを操作すると、
「表示設定」の指示があったことになり(ステップ21
4)、この指示に応じて演算部29は、図12(g)に示
すように、表示内容に関するデータの入力設定のための
画面を情報表示部35に表示させる。これは、星などの
名称や星座,星雲の輪郭線を表示させるかどうか、ま
た、何等級までの星にかかる情報を表示させるかを指定
するためのものであって、操作部28のテンキーによっ
てこれらのデータを初期データとして入力する(ステッ
プ215)。しかる後、操作部28の選択ボタンを操作
すると、この初期データは設定保存部33に保存されて
設定されたことになる。
に示すメニュー画面の全ての項目に対する初期データが
設定されたことになるので(ステップ202)、操作部
28での表示スイッチの操作を待つ(ステップ21
6)。
すると(ステップ216)、演算部29は、上記のよう
に、方位角検出部25,仰角検出部26及び視野角回転
検出部34の検出データでもって接眼レンズ21aから
見た視野を検出するとともに、設定保存部33に格納さ
れている初期データを基に架台24の傾きや方位の誤差
に伴うこの視野の天体での位置誤差を修正する。さら
に、データベース部30に格納されている星などの位置
座標データを読み出して、カレンダ時計部31からの日
時情報でもって天体での現在の位置座標データに修正
し、しかる後、この修正された位置座標データでもって
修正された視野に含まれる星などを選択する。そして、
この選択した星などの位置座標データと修正された視野
の位置座標データとから、この視野内での選択された星
などや星雲の位置を判定し、この視野範囲に関連付けら
れた情報表示部35での表示画面の夫々の位置に対応す
る星などの名称や輪郭線を表示させる(ステップ21
7)。
ている期間行なわれ、表示スイッチの操作を止めると
(ステップ218)、情報表示部35の表示が中止され
てこの星座や星雲の名称や輪郭線の表示が終わる。
から観測される星座や星雲の一例を示すものである。
示スイッチを操作していないときの観測内容を示すもの
であって、このときには、接眼レンズ21aを介して星
座や星雲のみが観測される。
たときの観測内容を示すものであって、このときには、
接眼レンズ21aを介して観測される星などとともに、
これらの名称や輪郭線も同時に見ることができる。ここ
では、一例として、星座をオオクマ座,星雲をM81と
しており、オオクマ座では、その近傍に「オオクマ座」
という名称と、北斗七星の7つの星を順次結んだ輪郭線
とが見えることになり、星雲M81では、その近傍に
「M81」という名称とこの星雲を囲む輪郭線とが見え
ることになる。
観測するに際し、上記のような初期データを設定し、表
示スイッチを操作することにより、観測される星などの
名称や輪郭線を同時に見ることができるので、観測しな
がら、それらの名前や形状を直接知ることができる。ま
た、特定の星や星座,星雲を観測したい場合、それが見
える凡そ方向を知っていれば、その方向に天体望遠鏡を
向けて表示スイッチを操作することにより、その星など
の名称も表示されることになるので、観測したいものを
容易に,かつ正確に捕えることができる。
鏡に対しても、また、反射式天体望遠鏡に対しても同様
である。
わせた上で赤道儀の経度を天体の経度に合わせるように
する。また、星の日周運動に自動追尾を行なう場合に
は、時間が経過しても、星は視野内の同じ位置に留まる
ため、接眼レンズ21aから見た視野内で観測される同
じ星などの名称や輪郭線も同じ位置に表示されることに
なる。
を取り付け、対物レンズ20aを通した星などの映像と
情報表示部35での表示画像とを合成して、図14(b)
に示すような画像として撮影することができる。この場
合、星などの映像に対しては長時間露光を行なうため、
情報表示部35の表示画像は非常に明かる過ぎることに
なる。このため、図2(a)に示したような光センサ17
aと輝度検出部17とを設けて星などの映像の輝度を検
出し、この検出輝度とカメラの露光時間とから情報表示
部35の画面の明かるさを制御するようにしてもよい
し、あるいは、カメラのフィルムの感度に応じて情報表
示部35の表示時間を決定し、情報表示部35の表示情
報を短時間フィルムに露光させるようにしてもよい。勿
論、以上のことを可能にするためには、操作部28で
は、カメラの露光時間やフィルムの感度のデータなどを
入力する手段も設けられる。
離の接眼レンズに交換する度に、視野角の変更を操作部
28の操作によって行なうようにしてもよい。
けられているファインダ22に取り付け、ファインダ2
2で見える星などに名称や輪郭線を表示するようにして
もよい。この場合には、ファインダ22の対物レンズの
焦点距離を入力することにより、ファインダ22の視野
を検出し、この視野に入る星などのデータをデータベー
ス部30から選択するようにする。
特別なメモリカードとして、この彗星に関するデータ
(その名称や刻々変わる天体上での位置座標など)を追
加データとして格納し、これをデータベース部30に追
加することにより、この彗星を観測しながらその名称な
どを同時に表示させることができる。この場合、格納す
る座標位置データとしては、例えば、現時点での彗星の
座標位置と位置変化の計算式とし、かかる座標位置デー
タとカレンダ時計部31からの日時情報を用いて求め
る。図10のデータベース部30での「追加のデータ」
とは、かかるデータを意味している。
の実施形態の外観を示す斜視図であって、40はビデオ
カメラ部、41は本体、42はタッチパネル付きのディ
スプレイ、43はカード挿入口、44は電源スイッチで
ある。
ビデオカメラ部40は、本体41に設けられた図示しな
い回転軸に取り付けられており、本体41に対して向き
を自由に変えることができる。この本体41には、ディ
スプレイ42やカード挿入口43や電源スイッチ44な
どが設けられ、また、制御手段や電源などが内蔵されて
いる。
よるものであり、タッチパネルが取り付けられている。
電源スイッチ44を操作して電源オンとすると、ビデオ
カメラ部40が撮像する被写体の映像がディスプレイ4
2に表示される。ビデオカメラ部40の向きを変える
と、それが撮像する視野も移動するので、ディスプレイ
42に表示される映像も変化する。
1で示した第1の実施形態のように、メモリカード(図
示せず)を出し入れできる。このメモリカードには、デ
ィスプレイ42に表示される場所や施設などの名称や地
図上での位置,標高のデータ、形状データ、その他これ
らに関する詳細情報が格納されており、ディスプレイ4
2に表示されている場所や施設の名称データが読み出さ
れて夫々の表示位置の近傍に表示される。なお、かかる
地名や施設名を表示するか否かや、上記詳細情報を表示
するか否かは、ディスプレイ42上のタッチパネルの操
作によって選択することができる。
構成を概略的に示す図であって、40aは対物レンズ、
40bは撮像部、45は演算部、46はデータベース
部、47はタッチパネル、48は電源部、49は位置検
出部、50は方位角検出部、51は仰角検出部、52は
左右傾斜角検出部、53は視野角検出部であり、図15
に対応する部分には同一符号を付けている。
本体41での電源スイッチ44をオン操作することによ
り、CCDなどの撮像部40bが対物レンズ40aを介
してみる視野内の映像を撮像し、映像信号を発生する。
この映像信号は本体41内のディスプレイ42に供給さ
れ、このビデオカメラ部40の視野内の映像をディスプ
レイ42に表示させる。
部49,方位角検出部50,仰角検出部51,左右傾斜
角検出部52及び視野角検出部53とが設けられてい
る。これらは夫々、図2に示した双眼鏡での位置検出部
12a,方位角検出部12b,仰角検出部12c,左右
傾斜角検出部12d及び視野角検出部11と同様の検出
を行なうものであって、本体41に内蔵される演算部4
5は、これら検出部の検出データから、図6の説明と同
様にして、ビデオカメラ部40の視野を地球上の緯度,
経度と高さでもって特定する。なお、ここでの左右傾斜
角検出部52は、撮像部40bの水平走査方向の水平面
に対する傾き角を検出する。
は、上記のメモリカードに格納されているデータが格納
されるのであるが、かかるデータは後述するカテゴリー
で区分されており、タッチパネル47の操作により、所
望とするカテゴリーを適宜選択することができる。演算
部47は、タッチパネル47で選択されたカテゴリーに
関して、ビデオカメラ部40の上記求められた視野内に
入る場所や施設の名称データをデータベース部46か
ら、そこに格納されている選択されたカテゴリーでの位
置データや標高データが求められた視野内にあるかどう
かを判断することにより、読み出してディスプレイ42
に表示させる。
された名称データのディスプレイ42での表示位置は、
この名称データに対する位置データや標高データが求め
られたビデオカメラ部40の視野内でどの位置,どの高
さを表わしているかに応じて決められる。
を示すフローチャートであり、また、図18はこの手順
によってディスプレイ42に表示される画像やカテゴリ
ーのメニューを示す図である。以下、図16〜図18を
用いてこの第3の実施形態の表示について説明する。
投入すると、ディスプレイ42に前回の最後に表示され
たメニューの画面が表示される。この表示される画面
は、ビデオカメラ部40で撮像した映像に、カテゴリー
毎に異なる内容の情報が合成されて表示されるものであ
る。ここでは、図18に示すように、これらカテゴリー
を「データ非表示」,「ビル名表示」,「飲食店表
示」,「ショップ表示」の4種類とする。かかるカテゴ
リーの種類は、ディスプレイ42の、例えば、上部にメ
ニュー54として表示され、タッチパネル47でのメニ
ュー54の表示部分をタッチすることにより、所望のカ
テゴリーを選択することができる。
ニュー54での「データ非表示」の表示部分をタッチす
ると(ステップ303)、「データ非表示」のカテゴリ
ーが選択され、ディスプレイ42には、図18(a)に
示すように、ビデオカメラ部40による、例えば、町中
の映像とメニュー54とが表示される(ステップ30
4)。このときには、データベース部46からの情報の
読み出しは行なわれず、従って、ディスプレイ42に
は、かかる情報は表示されない。
ゴリーが選択されいることを示すために、画面のメニュ
ー54での「データ非表示」が点滅表示などの特殊な表
示がなされ、また、電源がオフするまで、あるいは、他
のカテゴリーが選択されるまで、「データ非表示」のカ
テゴリーの表示が継続する。
の最後に表示されたメニューの画面が最初に表示される
としたが、この実施形態を最初に使用するために電源を
投入したときには、図18(a)に示すような「データ
非表示」の画面が選択されて表示される。
表示部分をタッチすると(ステップ303)、「ビル名表
示」のカテゴリーが選択され、ディスプレイ42には、
図18(b)に示すように、ビデオカメラ部40による映
像とメニュー54とともに、表示されている所定ビル毎
に、その近傍に、そのビル名が「xビル」,「○ビル」,
「△タワー」というように表示される(ステップ305)。
かかるビル名の情報は、演算部45が、タッチパネル4
7からの選択されたカテゴリー「ビル名表示」に応じ、
このカテゴリーに分類されているビルディングやタワー
などの建造物のうちの、ビデオカメラ部40の視野内に
入るものを選択し、その選択したものの名称を、上記の
ようにして、ディスプレイ42での対応する建造物が表
示される位置の近傍に表示させるものである。
表示部分をタッチすると(ステップ303)、「飲食店
表示」のカテゴリーが選択され、ディスプレイ42に
は、図18(c)に示すように、ビデオカメラ部40に
よる映像とメニュー54とともに、表示されている飲食
店毎に、その近傍に、その飲食店が「中華xx」,「○
レストラン」,「□カフェ」というように表示される
(ステップ306)。かかる飲食店の情報も、演算部4
5が、タッチパネル47からの選択されたカテゴリー
「飲食店表示」に応じ、このカテゴリーに分類されてい
る飲食店のうちの、ビデオカメラ部40の視野内に入る
ものを選択し、その選択したものの名称を、上記のよう
にして、ディスプレイ42での対応する飲食店が表示さ
れる位置の近傍に表示させるものである。
の表示部分をタッチすると(ステップ303)、「ショ
ップ表示」のカテゴリーが選択され、ディスプレイ42
には、図18(d)に示すように、ビデオカメラ部40に
よる映像とメニュー54とともに、表示されているショ
ップ毎に、その近傍に、そのショップが「△ショップ」,
「○洋品店」というように表示される(ステップ30
7)。かかるショップの情報も、演算部45が、タッチ
パネル47からの選択されたカテゴリー「ショップ表
示」に応じ、このカテゴリーに分類されているショップ
のうちの、ビデオカメラ部40の視野内に入るものを選
択し、その選択したものの名称を、上記のようにして、
ディスプレイ42での対応するショップが表示される位
置の近傍に表示させるものである。
ラ部40の視野内に含まれるものであっても、手前の建
造物などによって隠れて見えないものに対しては、名称
を表示しない。このようなものは、データベース部46
での位置データと標高データ、形状データとを用いて、
夫々の建造物の高さや位置関係を判定することにより、
容易に検出することができる。
(d)に示すように各建造物や店などの名称が表示され
ているとき、所望の店などの表示名の部分をタッチする
と(ステップ303)、その店などの詳細情報が表示さ
れる(ステップ308)。図18(e)は、図12
(c)に示す「飲食店表示」のカテゴリーが選択された
表示状態で、「○レストラン」の表示部分をタッチした
場合を示しており、この○レストランに関する詳細情報
55が表示される。また、ここには、「戻る」ボタン5
6も表示されており、これにタッチすると(ステップ3
09)、もとの図12(c)に示す表示状態に戻る。
らカテゴリー毎に表示情報を読み出して、ディスプレイ
42に表示される建造物や店などの対応するものの近傍
にその名称として表示させることができるから、町中な
どにおいて、所望の店や建物などの名前を簡単に知るこ
とができるし、探している店や建物なども簡単に見つけ
出すことができる。
示したように、ビデオカメラ部40と本体41とが一体
になったもの(即ち、オールインワンタイプ)であった
が、図19に示すように、パソコン57にビデオカメラ
40を信号線58を介して接続するようにし、このパソ
コン57の画面にビデオカメラ部40による映像を表示
するとともに、パソコン57の操作によって上記のよう
なカテゴリーを選択するようにして、選択されたカテゴ
リーの名称情報を画面の上記のような対応する位置に表
示させるようにすることもできる。
本体41とを一体にしたものも、また、図19に示すよ
うに、ビデオカメラ部40を本体とは別体にした場合で
も、目的地まで導くハンディナビゲーションとして使用
することができるし、車載用のカーナビゲーションとし
ても使用することができる。
ードによってデータを入力するようにしたが、無線通信
などによって最新のデータを入力するようにしてもよ
い。この場合には、受信装置を備えており、その受信装
置をオンすることにより、現在地を含む地域の最新の情
報を取り込むようにすることができ、ディスプレイ42
の表示内容からより正確な情報を得ることができる。
光学機器のレンズを通して見える視野内の対象物に対
し、該対象物の関係情報も該対象物と関連して見ること
ができるので、この対象物をより正確に認識できるよう
になる。例えば、光学機器が双眼鏡や望遠鏡の場合に
は、これらで観測しながら、その視野内の山や町中など
の風景とともに、その山名や建物の名前なども知ること
ができ、地図などを見たりする手間が省けることにな
る。また、光学機器が天体望遠鏡である場合には、その
視野内の星や星座,星雲などとともに、これで観測しな
がら、その名前も同時に知ることができ、星座図表など
を用いる必要がない。
イッチの操作が行なわれている期間とすることができ、
風景の観察や天体の観測を阻害することもない。
る映像の表示部に、該表示部に表示される対象物の関係
情報が該対象物と関連して表示されるものであるから、
この場合も、この表示される対象物をより正確に認識で
きるようになる。例えば、カメラ部が町中を撮像する場
合には、表示部で表示されるこの町中の風景での建物な
どの名称や店の名前なども同時に表示することができ、
表示部の表示画像を見ながらこれらのことを知ることが
できる。
れている期間だけ関係情報を表示するようにすることに
より、風景の観察に支障ないようにすることもできる
し、また、店の種類などのカテゴリー毎に関係情報を分
類し、カテゴリーを指定することにより、この指定した
カテゴリーの関係情報のみを表示させるようにすること
により、必要な関係情報に限定して表示させることもで
きる。
外観を示す斜視図である。
に示す図である。
ンズから見える映像の一具体例を示す図である。
を示すフローチャートである。
を示す図である。
の視野範囲と演算部の動作を説明する図である。
異なる観測位置から観測した場合の様子を示す図であ
る。
ンズから見える映像の他の具体例を示す図である。
外観を示す斜視図である。
的に示す図である。
作手順を示すフローチャートである。
定に際しての図10での情報表示部に表示される画面の
一具体例を示す図である。
図である。
眼レンズから見える映像の一具体例を示す図である。
の外観を示す斜視図である。
成を概略的に示す図である。
作手順を示すフローチャートである。
ィスプレイに表示される画像を示す図である。
形例の外観を示す斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 対物レンズと接眼レンズとを介して被写
体の映像を見るための光学機器において、 該被写体の関係情報を記録した記録媒体と、 該対物レンズと接眼レンズを介して見えている被写体の
映像の該関係情報を該記録媒体から読み出す読出部と、 該読出部によって読み出された該関係情報を表示する情
報表示部と、 該情報表示部で表示された該関係情報を該映像に合成
し、該接眼レンズを通して該関係情報が合成された該映
像を見ることができるようにする合成手段とを設けたこ
とを特徴とする情報表示装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 表示スイッチを設け、 前記合成手段は、該表示スイッチの操作に応じて、前記
情報表示部で表示された前記関係情報を前記映像に合成
することを特徴とする情報表示装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記合成手段は、前記対物レンズと前記接眼レンズとの
間の前記映像の光路中に出し入れ可能な可動のハーフミ
ラーからなり、 前記、表示スイッチの操作に応じて、該ハーフミラーを
該光路中に出し入れすることを特徴とする情報表示装
置。 - 【請求項4】 請求項1,2または3において、 前記映像の光量を検出する輝度検出部を設け、 該輝度検出部の検出光量に応じて前記情報表示部に表示
される前記関係情報の明るさを制御することを特徴とす
る情報表示装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 前記光学機器は双眼鏡や望遠鏡であって、 前記光学機器での前記対物レンズと前記接眼レンズとを
介した視野角を検出する視野角検出部と、 前記光学機器の位置を検出する位置検出部と、 前記光学機器での前記対物レンズと前記接眼レンズとを
介して見る方位角を検出する方位角検出部と、 前記光学機器での前記対物レンズと前記接眼レンズとを
介して見る仰角を検出する仰角検出部と、 前記光学機器での前記対物レンズと前記接眼レンズとを
結ぶ直線に対して直交する方向の前記光学機器固有の基
準線の水平面に対する傾斜角を検出する左右傾斜角検出
部とを備え、 前記読出部は、上記夫々の検出部の検出結果から前記光
学機器の視野を求め、該視野内の前記関係情報を前記記
録媒体から読み出すことを特徴とする情報表示装置。 - 【請求項6】 請求項1,2,3または4において、 前記光学機器は星座などを観測するための天体望遠鏡で
あって、 前記接眼レンズと前記ハーフミラーと前記情報表示部と
が該天体望遠鏡本体に対して着脱可能に構成したことを
特徴とする情報表示装置。 - 【請求項7】 請求項6において、 前記天体望遠鏡での前記接眼レンズの操作による視野回
転角を検出する視野角回転検出部と、 前記天体望遠鏡での前記対物レンズと前記接眼レンズと
を介して見る方位角を検出する方位角検出部と、 前記天体望遠鏡での前記対物レンズと前記接眼レンズと
を介して見る仰角を検出する仰角検出部と、 日時情報を発生するカレンダ時計部と、 設定入力データ保存部とを備え、 該設定入力データ保存部には、前記天体望遠鏡の視野角
を示す入力データと、観測の日時を示し該カレンダ時計
部の初期設定するための入力データと、前記天体望遠鏡
が設置される観測位置を示す入力データとが保存され、 前記読出部は、該視野角回転検出部と該方位角検出部と
該仰角検出部との検出結果と、該カレンダ時計部からの
日時情報と、該設定入力データ保存部に保存されている
該入力データとから前記天体望遠鏡の視野を求め、該視
野内の前記関係情報を前記記録媒体から読み出すことを
特徴とする情報表示装置。 - 【請求項8】 カメラ部と映像表示部とからなり、該カ
メラ部で撮像した被写体の映像を該映像表示部に表示す
るようにした情報表示装置において、 該映像表示部に表示される映像の被写体の関係情報を記
録した記録媒体と、 該該関係情報を該記録媒体から読み出して該映像表示部
に該映像とともに表示させる表示駆動部とを設けたこと
を特徴とする情報表示装置。 - 【請求項9】 請求項8において、 前記カメラ部での視野角を検出する視野角検出部と、 前記カメラ部の位置を検出する位置検出部と、 前記カメラ部の見る方位角を検出する方位角検出部と、 前記カメラ部の見る仰角を検出する仰角検出部と、 前記カメラ部で見る画面の水平面に対する傾斜角を検出
する左右傾斜角検出部とを備え、 前記表示駆動部は、これら検出部の検出結果に応じて前
記カメラ部の視野を求め、該視野に入る前記対象物の前
記関係情報を前記記録媒体から読み出すことを特徴とす
る情報表示装置。 - 【請求項10】 請求項8または9において、 前記関係情報はカテゴリー別に前記記録媒体に格納され
ていて、所望のカテゴリーを指定する手段を備え、 前記表示駆動部は、指定された該カテゴリーの前記関係
情報を前記記録媒体から読み出すことを特徴とする情報
表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP10015874A JPH11211993A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 情報表示装置 |
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JPH11211993A true JPH11211993A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11900948
Family Applications (1)
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