JPH11211422A - 線幅測定装置及び方法 - Google Patents

線幅測定装置及び方法

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JPH11211422A
JPH11211422A JP10030601A JP3060198A JPH11211422A JP H11211422 A JPH11211422 A JP H11211422A JP 10030601 A JP10030601 A JP 10030601A JP 3060198 A JP3060198 A JP 3060198A JP H11211422 A JPH11211422 A JP H11211422A
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pattern
line width
polarized light
measuring
incident
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JP10030601A
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Yoshinobu Ito
良延 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周期構造を持つ微細なラインアンドスペースパ
ターンの線幅を容易に測定することができる線幅測定装
置及び方法を提供する。 【解決手段】一定の方向Lに一定のピッチdにて複数本
の線を配置したラインアンドスペースパターンSの各々
の線の線幅eを測定する線幅測定装置において、パター
ンSに偏光光U1を入射し、パターンSからの反射光U2
の光量を測定することによって、パターンSでの偏光光
1の反射率Rを測定し、反射率Rに基づいて、線幅e
を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射率を測定する
ことにより、半導体露光装置などで焼き付けられる周期
構造をもつレジスト像の線幅や、レジスト像をマスクに
してエッチング法にて基板上に形成される周期構造をも
つエッチング像の線幅を測定する線幅測定装置及び方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいては、種々の
露光条件やエッチング条件で作成された膨大な数のサン
プルについて、レジスト像やエッチング像の線幅を計測
することにより、最適な露光条件やエッチング条件を定
めている。線幅を測定する手法としては、従来より、顕
微鏡画像を処理してレジスト像やエッチング像の線幅を
計測する方法や、レジスト像やエッチング像のエッジか
らの散乱光を利用して線幅を計測する方法などが用いら
れてきた。しかるに近年、光源の短波長化と光学系のN
A(開口数)の増大に伴い、シリコンウエハ上に形成さ
れる微細パターンの線幅は年を追うごとに微細化してき
ている。この結果、線幅が0.25μmを切る最先端の
プロセス技術では、顕微鏡画像を処理して線幅を計測す
る方法や、エッジからの散乱光を利用して線幅を計測す
る方法では、最早用をなさなくなって来ている。そこで
電子顕微鏡を用いてレジスト像やエッチング像を観察し
て、その線幅を測定する手法が用いられつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子顕
微鏡による観察、測定では、試料を適当な大きさに切断
しなければならないこと、真空容器内に試料を装填しな
ければならないこと、などにより、時間と手間を要する
作業となっている。したがって試料の切断などを行うこ
となく非破壊で、且つ試料を真空容器などに装填するこ
となくそのままの状態で線幅を測定することができる手
法が確立されれば、フォトリソグラフィーやエッチング
などのための最適条件の決定に要する時間と手間が、大
幅に短縮されることになる。そこで本発明は、周期構造
を持つ微細なラインアンドスペースパターンの線幅を容
易に測定することができる線幅測定装置及び方法を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、一定の方向
に一定のピッチにて複数本の線を配置したラインアンド
スペースパターンの前記各々の線の線幅を測定する線幅
測定装置において、前記パターンに偏光光を入射し、前
記パターンからの反射光の光量を測定することによっ
て、前記パターンでの前記偏光光の反射率を測定し、該
反射率に基づいて、前記線幅を測定することを特徴とす
る線幅測定装置である。本発明はまた、一定の方向に一
定のピッチにて複数本の線を配置したラインアンドスペ
ースパターンの前記各々の線の線幅を測定する線幅測定
方法において、前記パターンとして線幅の既知な較正用
パターンを用意し、該較正用パターンに偏光光を入射
し、較正用パターンからの反射光の光量を測定すること
によって、較正用パターンでの前記偏光光の反射率を測
定し、該反射率と前記線幅との関係を求める較正工程
と、前記パターンとして線幅の未知な測定用パターンを
用意し、該測定用パターンに偏光光を入射し、測定用パ
ターンからの反射光の光量を測定することによって、測
定用パターンでの前記偏光光の反射率を測定し、該反射
率と前記関係とによって、前記未知の線幅を求める測定
工程と、を有することを特徴とする線幅測定方法であ
る。
【0005】以下に本発明の原理について説明する。ラ
インアンドスペースパターンS、すなわち周期性構造体
の断面図を図1に示す。同図において、 U1:パターンSへの入射光 U2:パターンSからの反射光 θ1:入射光の入射角 n1:入射光側の媒質の屈折率 nc:パターンSを構成する第1媒質Cの屈折率 ne:パターンSを構成する第2媒質Eの屈折率 n3:パターンSの基板を構成する媒質の屈折率 d:パターンSの周期(d≡c+e) c:第1媒質Cの幅 e:第2媒質Eの幅 h:第1媒質Cと第2媒質Eの高さ である。第1媒質Cと第2媒質Eは、例えば第1媒質が
レジストであり、第2媒質がレジストに形成された潜像
であっても良いし、また、第1媒質が空間、すなわち入
射光側の媒質と同じ媒質であり、第2媒質がレジストで
あっても良い。
【0006】ここで入射光は、第1媒質又は第2媒質の
長手方向と直交する線直交平面(すなわち、回折光子の
格子面の法線と格子ベクトルLとで作られる平面)Hに
対して平行に入射するものとする。図1では、線直交平
面Hは紙面と一致している。また、電場ベクトルが線直
交平面Hと垂直な偏光をs偏光と呼び、電場ベクトルが
線直交平面Hと平行な偏光をp偏光と呼ぶ。
【0007】図1に示すような屈折率の異なる2つ物質
C,Eが交互に並んだ周期性構造体は、複屈折性を有す
ることが古くから知られており、「構造性複屈折(form
birefringence)」と呼ばれている。特に格子周期dが
波長λに較べて格段に短い周期性構造体では、s偏光、
p偏光に対する等価屈折率No、Neは各々次のように表
されることが知られている(M Born and E Wolf: Princ
iples of Optics,Pergamon Press,1959,702-705)。
【0008】上記(1a)式と(1b)式との比較より
明らかなように、2つの媒質の屈折率nc、neのいかん
に拘わらず常に(Ne2<(No2が成立するので、こ
の構造性複屈折体は負の一軸性光学結晶と等価になる。
構成物質によって違いはあるが、上記近似式が成立する
ためには、格子周期に対する光の波長の比λ/dが、λ
/d>40である必要があると言われている(C W Hagg
ans et al.: J Opt Soc Am,vol.10,No.10,2217-2225,19
93)。波長λに較べて格子周期dが充分に短いとは言え
ない周期性構造体においても複屈折の現象は見られる
が、最近まで定量的な解析は行なわれていなかった。し
かるに最近、波長に較べて格子周期が充分に短いとは言
えない周期性構造体における等価屈折率No、Neを求め
る簡便な方法(EMT法)が確立された(R C MacPhedr
an et al.: Oct Acta,vol.26,No.3,289-312,1982; C W
Haggans et al.:J Opt Soc Am,vol.10,No.10,2217-222
5,1993)。
【0009】このEMT法によれば、s偏光、p偏光に
対する等価屈折率No、Neは次式で与えられる。 但し、α0=k0sinθ10=2π/λ λ:入射側媒質中の光の波長 μs:s偏光に対する格子内固有モードを決定する固有
値方程式の最大根 μP:p偏光に対する格子内固有モードを決定する固有
値方程式の最大根 である。d→0の極限において(2a)、(2b)式は
(1a)、(1b)式に一致することは当然であるが、
回折格子を構成する材料が誘電体である場合に限って言
えば、(2a)、(2b)式は、格子周期dが波長λと
同程度までのかなり広い範囲でよい近似法であることが
分かっている。
【0010】図2に、EMT法に基づいて計算した等価
屈折率曲線(等価屈折率No、Neと、第2媒質Eのデュ
ーティー比e/dとの関係を表した曲線)を、種々の波
長λに対して計算した結果を示す。計算に用いた回折格
子の屈折率は、 nc=1.0、ne=1.5、θ1=0° としている。図から明らかなように、第2媒質のデュー
ティー比がe/d=0のときには、両屈折率No、Ne
第1媒質の屈折率ncに一致し、デューティー比e/d
が増すに従って両屈折率No、Neとも増加し、デューテ
ィー比がe/d=1に達すると、両屈折率No、Neは第
2媒質の屈折率neに一致する。波長λが回折格子周期
dに較べて充分大きいときには、両屈折率No、Ne共ほ
ぼ直線的に増加する関数となるが、波長λが格子周期d
と同等の大きさのときには、関数は膨らみをもった形と
なり、波長依存性が強く現れる。等価屈折率曲線のこの
ような波長依存性を利用することにより、第2媒質のデ
ューティー比e/dを精度良く知ることができる。そし
て一般に格子の周期dは既知であるから、こうして線幅
eを精度良く測定できることとなる。
【0011】さて、被測定物となるラインアンドスペー
スパターンSは、s偏光に対する等価屈折率がNoであ
り、p偏光に対する等価屈折率がNeである一軸性光学
結晶と等価である。したがって反射係数rs、rPは、s
偏光の場合には屈折率がNoである薄膜の反射係数と同
じになり、p偏光の場合には屈折率がNeである薄膜の
反射係数と同じになる。図3に、薄膜の反射係数を求め
るための諸量の定義を示す。同図に示すように、 n2:薄膜の屈折率 θ2:薄膜内を通過する光線の角度 θ3:薄膜から射出する光線の角度 とする。その他のn1、n3、θ1、hの意味は、図1の
ときと同じである。
【0012】以上のように定義すると、s偏光の場合に
は、図3における薄膜の屈折率n2を等価屈折率Noに等
しいと置いて、反射係数rsは次のように表される(M B
ornand E Wolf: Principles of Optics,Pergamon Pres
s,1959,60-65)。 但し、 である。
【0013】p偏光の場合には、図3における薄膜の屈
折率n2を等価屈折率Neに等しいと置いて、反射係数r
Pは次のように表される。 但し、 である。他方、実測されるs偏光とp偏光の反射率
s、Rpは、(5)式で表される。
【0014】以上のように、ラインアンドスペースパタ
ーンSの第2媒質Eのデューティー比e/dが変化する
と、パターンSの等価屈折率No、Neが変化し、この結
果パターンSの反射係数rs、rPが変化し、実測される
反射率Rs、Rpが変化することとなる。すなわち、反射
率Rs、Rpは、反射係数rs、rPと、等価屈折率No
eを通じて線幅のデューティー比e/dの影響を受け
ることとなる。そして反射率Rs、Rpが変化すると、ラ
インアンドスペースパターンSからの反射光の光量が変
化する。したがって入射光と反射光の光量比から、デュ
ーティー比e/dを知ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図4と図5は本発明による線幅測定装置の第1実施例を
示す。図4に示す態様では、入射光U1の入射角θ1をθ
1=0としており、したがって入射光U1と反射光U2
を分離するために、第2ビームスプリッタB2を用いて
いる。これに対して図5に示す態様では、入射光U1
入射角θ1をθ1≠0としており、したがって第2ビーム
スプリッタB2が用いられていない。その他の内容は両
態様で同じである。光源Kからの光は、第1ビームスプ
リッタB1に入射し、第1ビームスプリッタB1で反射し
た光は、入射光検出器D1に入射している。他方、第1
ビームスプリッタB1を透過した光は、光軸周りに回転
可能に配置された偏光子Pを透過して、ラインアンドス
ペースパターンSに入射している。パターンSからの反
射光は、反射光検出器D2に入射している。入射光検出
器D1の出力I1と反射光検出器D2の出力I2は、処理装
置Tに入力されており、処理装置Tは反射光検出器D2
の出力I2を入射光検出器D1の出力I1で規格化するこ
とにより、パターンSの反射率Rを計算する。光源Kと
しては、パターンSのピッチdと同程度、又はピッチd
よりも若干長い波長λを発するものを用いており、した
がってこのパターンSは、0次以外の回折光が発生しな
い「0次回折格子」となっている。また、パターンSに
入射する光束の方向は、パターンSの各線と直交する線
直交平面H(紙面と平行な平面)と平行な方向となって
いる。
【0016】図6に、さまざまなデューティー比e/d
に対して、反射率Rs(=|rs2)、Rp(=|r
p2)を計算した結果を示す。図6(a)は、波長が、 λs=3.1d のs偏光を入射したものであり、また、図6(b)は、
波長が、 λp=2.05d のp偏光を入射したものである。その他の計算条件は、 h=d、θ1=0° n1=nc=1.0、ne=n3=1.5 としている。これらの波長λs、λpは、第2媒質のデュ
ーティー比e/dが50%のときに、反射率Rの変化が
直線的となる波長、すなわち、d2R/d(e/d)2
0となる波長である。
【0017】線幅測定おいては、まず最初に図6に示す
ような反射率Rs、Rpとデューティー比e/dとの間の
関係を表す検量線を作成する。回折格子の断面形状が単
純な場合には、ここで述べたEMT法を用いて検量線を
作成することができる。しかし、より複雑な断面形状を
もつ場合には、既に線幅の分かっているサンプルを用い
て、図4又は図5に示す反射率測定装置で実験的に検量
線を作成してもよい。しかる後に、線幅が未知のサンプ
ルに対して図4又は図5に示す反射率測定装置を用い
て、パターンSの反射率Rs、Rpを測定し、既に作成し
た検量線を用いてデューティー比e/dを求める。一般
に格子のピッチdは既知であるから、こうして線幅eを
求めることができる。なお、検量線は数値の形で保管し
てもよいし、数式の形で保管してもよい。
【0018】なお、図6より明らかなように、デューテ
ィー比e/dを知るためには、s偏光の反射率Rsとp
偏光の反射率Rpとの双方が必要という訳ではない。し
たがって両反射率Rs、Rpを知れば、デューティー比e
/dの測定精度は当然に上昇するものの、いずれか一方
の反射率Rだけからデューティー比e/dを求めること
もできる。それ故、偏光子は必ずしも回転自在に配置す
る必要はない。更に、パターンSに入射する光は、サン
プルを用いて検量線を作成するときの較正工程と、線幅
を測定しようとするパターンSの反射率Rを測定する測
定工程とで、同一の偏光となっていれば良い。すなわち
入射光は、必ずしもs偏光やp偏光である必要はなく、
直線偏光である必要もなく、較正工程と測定工程とで同
じ偏光であれば良い。
【0019】次に第2実施例について説明する。この実
施例では、偏光子Pは光軸周りに回転自在に配置されて
おり、偏光子を回転してs偏光をパターンSに入射して
s偏光の反射率Rsを測定し、次いで、偏光子を回転し
てp偏光をパターンSに入射してp偏光の反射率Rp
測定する。処理装置Tは、s偏光を入射したときの反射
光検出器D2の出力I2sを入射光検出器D1の出力I1s
規格化してs偏光の反射率Rsを計算し、次いで、同様
にしてp偏光を入射したときのp偏光の反射率Rpを計
算し、最後に両者の比Rp/Rs(=|rp2/|r
s2)を計算する。図7に、さまざまなデューティー比
e/dに対して、反射率比Rp/Rsを計算した結果を示
す。同図の結果は、波長が、 λ=1.82d の光を、s偏光とp偏光とに切り替えて入射したもので
ある。その他の計算条件は、第1実施例のときと同じで
ある。この波長λは、第2媒質のデューティー比e/d
が50%のときに、反射率比Rp/Rsの変化が直線的と
なる波長、すなわち、 d2(Rp/Rs)/d(e/d)2=0 となる波長である。実際の線幅測定においては、先ず較
正用パターンを用いて反射率比Rp/Rsとデューティー
比e/dの間の検量線を作成する。次いで測定しようと
するパターンの反射率比Rp/Rsを測定し、予め作成さ
れた検量線を参照することにより、デューティー比e/
dが求められる。
【0020】これまでの計算例においては、回折格子は
誘電体から出来ていると仮定してきたが、半導体集積回
路においては、誘電体に限らず金属を含めた各種の薄膜
が使われている。これらの薄膜からなる周期性構造体に
おいても、s偏光に対する固有値方程式とp偏光に対す
る固有値方程式は元来異なるものであるから、各々の固
有値方程式から得られる最大根(この最大根によって等
価屈折率が決定される)は異なるのが一般的である。こ
れより、薄膜材料の如何に拘わらず周期性構造体には常
に複屈折性が存在し、その等価屈折率は線幅依存性を持
つこととなる。
【0021】更に、これまでの計算例においては、図1
に示すような矩形の断面形状をもつ回折格子を仮定して
きた。しかしながら、半導体リソグラフィー技術を用い
て作成される周期性構造体では、このような矩形の断面
形状をもつことは稀である。このような状況下では、等
価屈折率は(2a)、(2b)式のような単純な形では
表現できない。このような場合であっても、構造に周期
性がある場合には必ず構造性複屈折が存在し、その等価
屈折率は線幅依存性を持つこととなる。これらの議論よ
り、周期性構造体の材料、断面形状の如何に拘わらず、
周期性構造体の反射率を測定することにより、線幅測定
が可能となることが分かる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明による線幅測定装置
及び方法によれば、測定の前準備として、各種測定量と
線幅を関係づける検量線を作成する作業が必要となる
が、一旦検量線が出来てしまえば、実際の測定は試料を
破壊することなく、しかも大気中で出来るので、手間の
掛かっている線幅測定の時間が大幅に短縮されることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインアンドスペースパターンを示す縦断面図
【図2】等価屈折率差のデューティー比と波長に対する
依存性を示す説明図
【図3】ラインアンドスペースパターンと等価な薄膜を
示す断面図
【図4】第1実施例による線幅測定装置を示す構成図
【図5】第1実施例の別の態様を示す構成図
【図6】ラインアンドスペースパターンの(a)s偏光
の反射率と、(b)p偏光の反射率のデューティー比に
対する依存性を示す図
【図7】ラインアンドスペースパターンのs偏光とp偏
光との反射率比のデューティー比に対する依存性を示す
【符号の説明】
K…光源 P…偏光子 B1、B2…ビームスプリッター S…ラインアンドス
ペースパターン U1…入射光 U2…反射光 D1…入射光検出器 D2…反射光検出器 T…処理装置 H…線直交平面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の方向に一定のピッチにて複数本の線
    を配置したラインアンドスペースパターンの前記各々の
    線の線幅を測定する線幅測定装置において、 前記パターンに偏光光を入射し、前記パターンからの反
    射光の光量を測定することによって、前記パターンでの
    前記偏光光の反射率を測定し、 該反射率に基づいて、前記線幅を測定することを特徴と
    する線幅測定装置。
  2. 【請求項2】前記パターンに入射する入射光は、前記各
    々の線と直交する線直交平面に対して、平行に入射する
    ことを特徴とする請求項1記載の線幅測定装置。
  3. 【請求項3】前記入射光の光路に偏光子を配置して、前
    記パターンに直線偏光を入射することを特徴とする請求
    項2記載の線幅測定装置。
  4. 【請求項4】電気ベクトルの振動方向が前記線直交平面
    と平行なp偏光の反射率と、前記線直交平面と直交する
    s偏光の反射率とのいずれか若しくは双方に基づいて、
    又は前記p偏光の反射率とs偏光の反射率との比に基づ
    いて、前記線幅を測定することを特徴とする請求項3記
    載の線幅測定装置。
  5. 【請求項5】一定の方向に一定のピッチにて複数本の線
    を配置したラインアンドスペースパターンの前記各々の
    線の線幅を測定する線幅測定方法において、 前記パターンとして線幅の既知な較正用パターンを用意
    し、該較正用パターンに偏光光を入射し、較正用パター
    ンからの反射光の光量を測定することによって、較正用
    パターンでの前記偏光光の反射率を測定し、該反射率と
    前記線幅との関係を求める較正工程と、 前記パターンとして線幅の未知な測定用パターンを用意
    し、該測定用パターンに偏光光を入射し、測定用パター
    ンからの反射光の光量を測定することによって、測定用
    パターンでの前記偏光光の反射率を測定し、該反射率と
    前記関係とによって、前記未知の線幅を求める測定工程
    と、 を有することを特徴とする線幅測定方法。
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