JPH11211421A - 線幅測定装置及び方法 - Google Patents

線幅測定装置及び方法

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JPH11211421A
JPH11211421A JP10030600A JP3060098A JPH11211421A JP H11211421 A JPH11211421 A JP H11211421A JP 10030600 A JP10030600 A JP 10030600A JP 3060098 A JP3060098 A JP 3060098A JP H11211421 A JPH11211421 A JP H11211421A
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line width
light
pattern
analyzer
polarization state
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JP10030600A
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Yoshinobu Ito
良延 伊藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周期構造を持つ微細なラインアンドスペースパ
ターンの線幅を容易に測定することができる線幅測定装
置及び方法を提供する。 【解決手段】一定の方向Lに一定のピッチdにて複数本
の線を配置したラインアンドスペースパターンSの各々
の線の線幅eを測定する線幅測定装置において、パター
ンSに偏光光U1を入射し、パターンSからの反射光U2
の偏光状態を測定することによって、パターンSで反射
する際に生じる偏光光U1の偏光状態の変化量を測定
し、偏光状態の変化量に基づいて、線幅eを測定するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置な
どで焼き付けられる周期構造をもつレジスト像の線幅
や、レジスト像をマスクにしてエッチング法にて基板上
に形成される周期構造をもつエッチング像の線幅を、偏
光解析法により測定する線幅測定装置及び方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいては、種々の
露光条件やエッチング条件で作成された膨大な数のサン
プルについて、レジスト像やエッチング像の線幅を計測
することにより、最適な露光条件やエッチング条件を定
めている。線幅を測定する手法としては、従来より、顕
微鏡画像を処理してレジスト像やエッチング像の線幅を
計測する方法や、レジスト像やエッチング像のエッジか
らの散乱光を利用して線幅を計測する方法などが用いら
れてきた。しかるに近年、光源の短波長化と光学系のN
A(開口数)の増大に伴い、シリコンウエハ上に形成さ
れる微細パターンの線幅は年を追うごとに微細化してき
ている。この結果、線幅が0.25μmを切る最先端の
プロセス技術では、顕微鏡画像を処理して線幅を計測す
る方法や、エッジからの散乱光を利用して線幅を計測す
る方法では、最早用をなさなくなって来ている。そこで
電子顕微鏡を用いてレジスト像やエッチング像を観察し
て、その線幅を測定する手法が用いられつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子顕
微鏡による観察、測定では、試料を適当な大きさに切断
しなければならないこと、真空容器内に試料を装填しな
ければならないこと、などにより、時間と手間を要する
作業となっている。したがって試料の切断などを行うこ
となく非破壊で、且つ試料を真空容器などに装填するこ
となくそのままの状態で線幅を測定することができる手
法が確立されれば、フォトリソグラフィーやエッチング
などのための最適条件の決定に要する時間と手間が、大
幅に短縮されることになる。そこで本発明は、周期構造
を持つ微細なラインアンドスペースパターンの線幅を容
易に測定することができる線幅測定装置及び方法を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、一定の方向
に一定のピッチにて複数本の線を配置したラインアンド
スペースパターンの前記各々の線の線幅を測定する線幅
測定装置において、前記パターンに偏光光を入射し、前
記パターンからの反射光の偏光状態を測定することによ
って、前記パターンで反射する際に生じる前記偏光光の
偏光状態の変化量を測定し、該偏光状態の変化量に基づ
いて、前記線幅を測定することを特徴とする線幅測定装
置である。本発明はまた、一定の方向に一定のピッチに
て複数本の線を配置したラインアンドスペースパターン
の前記各々の線の線幅を測定する線幅測定方法におい
て、前記パターンとして線幅の既知な較正用パターンを
用意し、該較正用パターンに偏光光を入射し、較正用パ
ターンからの反射光の偏光状態を測定することによっ
て、較正用パターンで反射する際に生じる前記偏光光の
偏光状態の変化量を測定し、該偏光状態の変化量と前記
線幅との関係を求める較正工程と、前記パターンとして
線幅の未知な測定用パターンを用意し、該測定用パター
ンに偏光光を入射し、測定用パターンからの反射光の偏
光状態を測定することによって、測定用パターンで反射
する際に生じる前記偏光光の偏光状態の変化量を測定
し、該偏光状態の変化量と前記関係とによって、前記未
知の線幅を求める測定工程と、を有することを特徴とす
る線幅測定方法である。
【0005】以下に本発明の原理について説明する。ラ
インアンドスペースパターンS、すなわち周期性構造体
の断面図を図1に示す。同図において、 U1:パターンSへの入射光 U2:パターンSからの反射光 θ1:入射光の入射角 n1:入射光側の媒質の屈折率 nc:パターンSを構成する第1媒質Cの屈折率 ne:パターンSを構成する第2媒質Eの屈折率 n3:パターンSの基板を構成する媒質の屈折率 d:パターンSの周期(d≡c+e) c:第1媒質Cの幅 e:第2媒質Eの幅 h:第1媒質Cと第2媒質Eの高さ である。第1媒質Cと第2媒質Eは、例えば第1媒質が
レジストであり、第2媒質がレジストに形成された潜像
であっても良いし、また、第1媒質が空間、すなわち入
射光側の媒質と同じ媒質であり、第2媒質がレジストで
あっても良い。
【0006】ここで入射光は、第1媒質又は第2媒質の
長手方向と直交する線直交平面(すなわち、回折光子の
格子面の法線と格子ベクトルLとで作られる平面)Hに
対して平行に入射するものとする。図1では、線直交平
面Hは紙面と一致している。また、電場ベクトルが線直
交平面Hと垂直な偏光をs偏光と呼び、電場ベクトルが
線直交平面Hと平行な偏光をp偏光と呼ぶ。
【0007】図1に示すような屈折率の異なる2つ物質
C,Eが交互に並んだ周期性構造体は、複屈折性を有す
ることが古くから知られており、「構造性複屈折(form
birefringence)」と呼ばれている。特に格子周期dが
波長λに較べて格段に短い周期性構造体では、s偏光、
p偏光に対する等価屈折率No、Neは各々次のように表
されることが知られている(M Born and E Wolf: Princ
iples of Optics,Pergamon Press,1959,702-705)。
【0008】上記(1a)式と(1b)式との比較より
明らかなように、2つの媒質の屈折率nc、neのいかん
に拘わらず常に(Ne2<(No2が成立するので、こ
の構造性複屈折体は負の一軸性光学結晶と等価になる。
構成物質によって違いはあるが、上記近似式が成立する
ためには、格子周期に対する光の波長の比λ/dが、 λ/d>40 である必要があると言われている(C W Haggans et a
l.: J Opt Soc Am,vol.10,No.10,2217-2225,1993)。波
長λに較べて格子周期dが充分に短いとは言えない周期
性構造体においても複屈折の現象は見られるが、最近ま
で定量的な解析は行なわれていなかった。しかるに最
近、波長に較べて格子周期が充分に短いとは言えない周
期性構造体における等価屈折率No、Neを求める簡便な
方法(EMT法)が確立された(R C MacPhedran et a
l.: Oct Acta,vol.26,No.3,289-312,1982; C W Haggans
et al.:J Opt Soc Am,vol.10,No.10,2217-2225,199
3)。
【0009】このEMT法によれば、s偏光、p偏光に
対する等価屈折率No、Neは次式で与えられる。 但し、α0=k0sinθ10=2π/λ λ:入射側媒質中の光の波長 μs:s偏光に対する格子内固有モードを決定する固有
値方程式の最大根 μP:p偏光に対する格子内固有モードを決定する固有
値方程式の最大根 である。d→0の極限において(2a)、(2b)式は
(1a)、(1b)式に一致することは当然であるが、
回折格子を構成する材料が誘電体である場合に限って言
えば、(2a)、(2b)式は、格子周期dが波長λと
同程度までのかなり広い範囲でよい近似法であることが
分かっている。
【0010】図2に、EMT法に基づいて計算した等価
屈折率差曲線(等価屈折率差No−Neと、第2媒質Eの
デューティー比e/dとの関係を表した曲線)を、種々
の波長λに対して計算した結果を示す。計算に用いた回
折格子の屈折率は、 nc=1.0、ne=1.5、θ1=0° としている。図から明らかなように、第2媒質のデュー
ティー比e/dが小さいときには、屈折率差No−Ne
極くわずかであるが、デューティー比e/dが増すに従
って屈折率差No−Neは増加する。そしてλ>3d程度
の場合には、e/d=0.5〜0.6で極大に達する。
その後デューティー比e/dが増すに従って屈折率差N
o−Neは減少を始め、第2媒質が格子全体を覆い尽くす
ようになると屈折率差は再び0に近づく。図ではλ>5
dの場合については図示していないが、λ>5dのとき
には、λ=5dの場合と殆ど同じであり、すなわちλ=
5d程度で飽和する。逆に波長λが短くなると、等価屈
折率差No−Neが最大になる位置が図中左側(第2媒質
のデューティー比e/dが少ない側)に移動し、且つわ
ずかではあるが屈折率差No−Neが大きくなっていく。
等価屈折率差曲線のこのような波長依存性を利用するこ
とにより、第2媒質のデューティー比e/dを精度良く
知ることができる。そして一般に格子の周期dは既知で
あるから、こうして線幅eを精度良く測定できることと
なる。
【0011】さて、被測定物となるラインアンドスペー
スパターンSは、s偏光に対する等価屈折率がNoであ
り、p偏光に対する等価屈折率がNeである一軸性光学
結晶と等価である。したがって反射係数rs、rPは、s
偏光の場合には屈折率がNoである薄膜の反射係数と同
じになり、p偏光の場合には屈折率がNeである薄膜の
反射係数と同じになる。図3に、薄膜の反射係数を求め
るための諸量の定義を示す。同図に示すように、 n2:薄膜の屈折率 θ2:薄膜内を通過する光線の角度 θ3:薄膜から射出する光線の角度 とする。その他のn1、n3、θ1、hの意味は、図1の
ときと同じである。
【0012】以上のように定義すると、s偏光の場合に
は、図3における薄膜の屈折率n2を等価屈折率Noに等
しいと置いて、反射係数rsは次のように表される(M B
ornand E Wolf: Principles of Optics,Pergamon Pres
s,1959,60-65)。 但し、 である。
【0013】p偏光の場合には、図3における薄膜の屈
折率n2を等価屈折率Neに等しいと置いて、反射係数r
Pは次のように表される。 但し、 である。
【0014】以上のように、ラインアンドスペースパタ
ーンSの第2媒質Eのデューティー比e/dが変化する
と、パターンSの等価屈折率No、Neが変化し、この結
果パターンSの反射係数rs、rPが変化することとな
る。すなわち、反射係数rs、rPは、等価屈折率No
eを通じて線幅のデューティー比e/dの影響を受け
ることとなる。そして反射係数rs、rPが変化すると、
ラインアンドスペースパターンSでの反射に際して付与
される偏光状態の変化量が変化する。したがって入射光
と反射光の偏光状態を知ることにより、パターンSで反
射する際に生じる偏光光の偏光状態の変化量を知ること
ができ、この変化量から、デューティー比e/dを知る
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図4と図5は本発明による線幅測定装置の第1実施例を
示す。図4に示す態様では、入射光U1の入射角θ1をθ
1=0としており、したがって入射光U1と反射光U2
を分離するために、ビームスプリッタBを用いている。
これに対して図5に示す態様では、入射光U1の入射角
θ1をθ1≠0としており、したがってビームスプリッタ
Bが用いられていない。その他の内容は両態様で同じで
ある。光源Kからの光は、偏光子Pを透過してラインア
ンドスペースパターンSに入射している。光源Kとして
は、パターンSのピッチdと同程度、又はピッチdより
も若干長い波長λを発するものを用いており、したがっ
てこのパターンSは、0次以外の回折光が発生しない
「0次回折格子」となっている。また、パターンSに入
射する光束の方向は、パターンSの各線と直交する線直
交平面H(紙面と平行な平面)と平行な方向となってい
る。また、偏光子Pの透過軸Pxの方位は、図6(a)
に示すように、線直交平面Hに対して45°の方向に設
定されており、したがってパターンSへの入射光U
1は、図6(b)に示すように、s成分とp成分の複素
振幅の等しい直線偏光となっている。以降、s−p平面
内での角度は、s方向を基準とすることとする。
【0016】ラインアンドスペースパターンSからの反
射光U2は、光軸周りに回転自在に配置された1/4波
長板Qと、同じく光軸周りに回転自在に配置された検光
子Aとをその順に透過した後に、光検出器Dに入射して
いる。パターンSより反射された0次回折光は、図6
(c)に示すように、一般的には楕円偏光となるが、そ
の主軸方位Ψと楕円率tanχは、次のようにして求め
られる。すなわち、1/4波長板Qと検光子Aとを回転
させながら光検出器Dの出力を測定し、光検出器Dの出
力が0となる消光状態を実現し、このときの1/4波長
板の中性軸Qxの回転角Ψと検光子の透過軸Axの回転
角Ψ+χ±π/2より、反射光の主軸方位Ψと楕円率t
anχが求められる。この反射光の主軸方位Ψと楕円率
tanχは、パターンSの第2媒質Eのデューティー比
e/dに応じて変化するから、反射光の主軸方位と楕円
率を求めることによって、第2媒質のデューティー比e
/dが計算されることとなる。以下、定量化のために、
偏光状態をジョーンズベクトルを用いて表現することと
する。
【0017】ラインアンドスペースパターンSに入射す
る入射光U1は、電場ベクトルが線直交平面Hに対して
45°傾いた直線偏光であるが、これは、ジョーンズベ
クトルを用いて式(5)のように表される。 また、パターンSの偏光特性は、ジョーンズ行列を用い
て式(6)のように表される。 但し、rs:s偏光に対するラインアンドスペースパタ
ーンSの反射係数 rP:p偏光に対するラインアンドスペースパターンS
の反射係数 である。
【0018】(5)、(6)式より、ラインアンドスペ
ースパターンSから反射された光の偏光状態U2は式
(7)のようになる。 但し、δs:基準状態に対するs偏光の位相 δp:基準状態に対するp偏光の位相 である。
【0019】この反射光の偏光状態は、図6(c)に示
すように、一般には楕円偏光であり、その主軸の方位Ψ
と、楕円の長軸と短軸の比tanχは、各々次式より求
められる(M Born and E Wolf: Principles of Optics,
Pergamon Press,1959,24-27)。 但し、 である。
【0020】この楕円の主軸方向ΨにX軸を一致させた
X−Y座標系で偏光状態を表すこととすれば、反射光の
偏光状態U2は(8)式のように表される。 但し、 である。
【0021】他方、図6(d)に示すように、進相軸Q
xをX軸(すなわち主軸方位Ψ)に合わせた1/4波長
板Qのジョーンズ行列は、X−Y座標系で(9)式のよ
うに表される。 したがって図6(e)に示すように、1/4波長板Qを
通過後の光U3の偏光状態は、(8)、(9)式を用い
て(10)式のように表される。
【0022】これはX−Y座標系において、χ=tan
-1(b/a)方向に振動する直線偏光であることを意味
している。したがって図6(f)に示すように、検光子
Aの透過軸Axの方位をΨ+χ±π/2に設定すれば、
検光子Aを通過する光量は0となり、消光状態が実現で
きる。消光状態を実現するために回転すべき1/4波長
板Qと検光子Aの回転角より、それぞれ楕円偏光の主軸
の方位Ψと楕円率tanχとを知ることができ、すなわ
ち反射光の偏光状態U2を知ることができる。他方、入
射光の偏光状態U1は既知であるから、両偏光状態U1
2から、ラインアンドスペースパターンSの偏光特性
を知ることができ、すなわちパターンSの反射係数
s、rPを知ることができ、この結果、パターンSの第
2媒質のデューティー比e/dが求められることとな
る。
【0023】図7に、さまざまなデューティー比e/d
に対して、Ψとχを計算した結果を示す。計算条件は、 λ=2d、h=0.1d、θ1=0° n1=nc=1.0、ne=n3=1.5 としている。曲線の右端の白丸がe/d=2%に対応
し、左端の白丸がe/d=98%に対応し、連続する白
丸は2%キザミとなっている。
【0024】線幅測定おいては、まず最初に図7に示す
ようなΨとχとデューティー比e/dとの間の関係を表
す検量線を作成する。回折格子の断面形状が単純な場合
には、ここで述べたEMT法を用いて検量線を作成する
ことができる。しかし、より複雑な断面形状をもつ場合
には、既に線幅の分かっっているサンプルを用いて、図
4又は図5に示す偏光解析装置で実験的に検量線を作成
してもよい。しかる後に、線幅が未知のサンプルに対し
て図4又は図5に示す偏光解析装置を用いて、消光状態
における1/4波長板の中性軸(進相軸又は遅相軸)の
回転角Ψと、検光子の透過軸の回転角Ψ+χ±π/2を
測定する。最後に、線幅が未知のサンプルに対する測定
値Ψ、χより、既に作成した検量線を用いてデューティ
ー比e/dを求める。一般に格子のピッチdは既知であ
るから、こうして線幅eを求めることができる。なお、
検量線は数値の形で保管してもよいし、数式の形で保管
してもよい。
【0025】図7より明らかなように、Ψとχは、デュ
ーティー比e/dを知るためにはリダンダントとなって
いる。したがってΨとχとの両方を知れば、デューティ
ー比e/dの測定精度は当然に上昇するものの、Ψとχ
のどちらか一方だけからデューティー比e/dを求める
こともできる。図8に、1/4波長板Qの回転角Ψから
デューティー比e/dを求めるための検量線を示す。計
算条件は、図7の場合と同じである。なお、Ψとe/d
との関係をプロットした図8の検量線では、同一のΨに
対して2つのe/dが存在する場合があり、したがって
検量線の極大値、又は極小値付近でe/dの精度が低下
する。これに対してχとe/dとの関係をプロットした
検量線を用いれば、図7より明らかなように、同一のχ
に対して2つのe/dが存在することはなくなる。なお
明らかに、検量線の勾配が最も急な場所に、想定される
e/dの値が来るような検量線を用いることが好まし
い。
【0026】また、Ψとχは、デューティー比e/dを
知るためにはリダンダントであるから、例えば検量線と
して、Ψ+χ、すなわち、検光子の透過軸と直交する方
向(消光軸)の方位と、デューティー比e/dとの関係
を表したものを用いることもできる。図9に、Ψ+χか
らデューティー比e/dを求めるための検量線を示す。
計算条件は、 λ=4d、h=0.1d、θ1=0° n1=nc=1.0、ne=n3=1.5 としている。図8又は図9に示す検量線を用いる場合
も、線幅が既知のサンプルを用いて検量線を作成し、そ
の検量線を用いて測定しようとするラインアンドスペー
スパターンの線幅を測定することが好ましい。
【0027】次に第2実施例について説明する。楕円偏
光の偏光状態は、(楕円偏光の回転方向を除いて)2つ
のパラメータΨ,χで決定される。上記第1実施例で
は、1/4波長板Qと検光子Aとを共に光軸周りに回転
自在に配置して消光状態を実現することにより、上記2
つのパラメータΨ,χを双方とも求め得る構成とした。
しかし既述のごとく、デューティー比e/dを知るため
には、2つのパラメータΨ,χを共に知る必要はなく、
楕円偏光の偏光状態を決定する何らか1つのパラメータ
さえ分かれば良い。そこでこの第2実施例では、1/4
波長板Qを適切な角度(一般的にはデューティー比がe
/d=0.5で消光状態が達成される角度)に固定し、
検光子Aのみが回転する構成としている。すなわち1/
4波長板Qが固定されている点を除いて、図4又は図5
と同じであるから、この第2実施例の図示は省略する。
そして検光子Aを回転させ、透過光量(すなわち検出器
Dの出力)が最大(あるいは最小)となる検光子Aの回
転角度より、デューティー比e/dを求める。図10に
は、さまざまなe/dに対して、透過光量が最大となる
検光子の回転角Θを計算した結果を示す。計算条件は、 λ=2d(図10(a))、λ=3d(図10(b)) h=0.1d、θ1=0° n1=nc=1.0、ne=n3=1.5 としている。
【0028】次に第3実施例について説明する。この第
3実施例では、検光子Aを適切な角度(一般的にはデュ
ーティー比がe/d=0.5で消光状態が達成される角
度)に固定し、1/4波長板Qのみが回転する構成とし
ている。すなわち検光子Aが固定されている点を除い
て、図4又は図5と同じであるから、この第3実施例の
図示は省略する。そして1/4波長板Qを回転させ、透
過光量(すなわち検出器Dの出力)が最大(あるいは最
小)となる1/4波長板Qの回転角度より、デューティ
ー比e/dを求める。なお、別の実施例として、1/4
波長板Qと検光子Aとを一体として回転する構成として
も良い。
【0029】次に第4実施例について説明する。既述の
ように、デューティー比e/dを知るためには、楕円偏
光の偏光状態を決定する何らか1つのパラメータさえ分
かれば良い。したがってラインアンドスペースパターン
Sより反射された光U2が直線偏光に近い場合には、1
/4波長板Wを省略することができ、光軸周りに回転可
能な検光子Aのみを設ける構成とすることができる。そ
して検光子Aを回転させ、透過光量が最大(あるいは最
小)となる検光子の回転角度より、デューティー比e/
dを求める。なお、図10の(a)と(b)に見られる
ように、図7〜図10に示す全ての検量線は波長依存性
をもっている。精度よく線幅を測定するためには、デュ
ーティー比e/dの変化に対して、検量線が適切な大き
さで変化する波長を選択することが肝要である。
【0030】以上の各実施例においては、偏光子Pの透
過軸Pxの方位は、図6(a)に示すように、線直交平
面Hに対して45°の方向に設定されており、したがっ
てラインアンドスペースパターンSへの入射光U1は、
図6(b)に示すように、s成分とp成分の複素振幅の
等しい直線偏光となっていた。しかしパターンSの反射
係数rs、rPを知るためには、入射光の偏光状態U1
反射光の偏光状態U2が分かりさえすれば良い。したが
って偏光子Pの透過軸Pxの線直交平面Hに対する角度
は、必ずしも45°である必要はない。更に、入射光は
必ずしも直線偏光である必要もないから、必ずしも偏光
子Pを配置する必要もない。
【0031】また、上記各実施例においては、入射光U
1の偏光状態を一定として、反射光の偏光状態を測定し
ていた。しかしながら入射光の偏光状態U1を可変とす
ることもできる。すなわち図11は第5実施例を示し、
光源Kからの光束を偏光子Pと1/4波長板Qとを介し
てラインアンドスペースパターンSに入射し、パターン
Sからの反射光を検光子Aを介して光検出器Dに入射さ
せている。そして偏光子Pと1/4波長板Qとはそれぞ
れ光軸周りに回転可能に配置し、検出器Dにおいて消光
状態が実現される状態の偏光子Pと1/4波長板Qの回
転角度を測定する。この構成によっても、パターンSで
の反射に際して付与される偏光状態の変化量を測定する
ことができる。
【0032】また、パターンSでの反射に際して付与さ
れる偏光状態の変化量のうち、何らか1つのパラメータ
さえ分かれば良いのであるから、偏光子Pを固定して1
/4波長板Qのみを回転自在とし、あるいはその逆に、
偏光子Pのみを回転自在として1/4波長板Qを固定す
ることもできる。また、偏光子Pと1/4波長板Qを一
体として回転自在とすることもできるし、1/4波長板
Qを削除して偏光子Pを回転自在とすることもできる。
【0033】これまでの計算例においては、回折格子は
誘電体から出来ていると仮定してきたが、半導体集積回
路においては、誘電体に限らず金属を含めた各種の薄膜
が使われている。これらの薄膜からなる周期性構造体に
おいても、s偏光に対する固有値方程式とp偏光に対す
る固有値方程式は元来異なるものであるから、各々の固
有値方程式から得られる最大根(この最大根によって等
価屈折率が決定される)は異なるのが一般的である。こ
れより、薄膜材料の如何に拘わらず周期性構造体には常
に複屈折性が存在し、その等価屈折率は線幅依存性を持
つこととなる。
【0034】更に、これまでの計算例においては、図1
に示すような矩形の断面形状をもつ回折格子を仮定して
きた。しかしながら、半導体リソグラフィー技術を用い
て作成される周期性構造体では、このような矩形の断面
形状をもつことは稀である。このような状況下では、等
価屈折率は(2a)、(2b)式のような単純な形では
表現できない。このような場合であっても、構造に周期
性がある場合には必ず構造性複屈折が存在し、その等価
屈折率は線幅依存性を持つこととなる。これらの議論よ
り、周期性構造体の材料、断面形状の如何に拘わらず、
ここで述べた偏光解析法を適用することにより、線幅測
定が可能となることが分かる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明による線幅測定装置
及び方法によれば、測定の前準備として、各種測定量と
線幅を関係づける検量線を作成する作業が必要となる
が、一旦検量線が出来てしまえば、実際の測定は試料を
破壊することなく、しかも大気中で出来るので、手間の
掛かっている線幅測定の時間が大幅に短縮されることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインアンドスペースパターンを示す縦断面図
【図2】等価屈折率差のデューティー比と波長に対する
依存性を示す説明図
【図3】ラインアンドスペースパターンと等価な薄膜を
示す断面図
【図4】第1実施例による線幅測定装置を示す構成図
【図5】第1実施例の別の態様を示す構成図
【図6】図4及び図5中、a−a線〜f−f線矢視図
【図7】ラインアンドスペースパターンからの反射光の
偏光特性のデューティー比に対する依存性を示す図
【図8】消光状態における検光子の消光軸の方位のデュ
ーティー比に対する依存性を示す図
【図9】消光状態における1/4波長板の進相軸の方位
のデューティー比に対する依存性を示す図
【図10】透過光量が最大となる状態における検光子の
透過軸の方位のデューティー比に対する依存性を示す図
【図11】第5実施例による線幅測定装置を示す構成図
【符号の説明】
K…光源 P…偏光子 Px…透過軸 B…ビームスプリッ
ター U1…入射光 S…ラインアンドス
ペースパターン U2…反射光 Q…1/4波長板 Qx…進相軸 A…検光子 Ax…透過軸 D…光検出器 H…線直交平面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の方向に一定のピッチにて複数本の線
    を配置したラインアンドスペースパターンの前記各々の
    線の線幅を測定する線幅測定装置において、 前記パターンに偏光光を入射し、前記パターンからの反
    射光の偏光状態を測定することによって、前記パターン
    で反射する際に生じる前記偏光光の偏光状態の変化量を
    測定し、 該偏光状態の変化量に基づいて、前記線幅を測定するこ
    とを特徴とする線幅測定装置。
  2. 【請求項2】前記パターンに入射する入射光は、前記各
    々の線と直交する線直交平面に対して、平行に入射する
    ことを特徴とする請求項1記載の線幅測定装置。
  3. 【請求項3】前記入射光の光路に偏光子を配置して、前
    記パターンに直線偏光を入射することを特徴とする請求
    項2記載の線幅測定装置。
  4. 【請求項4】前記反射光の光路に、光軸周りに回転可能
    な1/4波長板と、光軸周りに回転可能な検光子とをそ
    の順に配置し、 前記検光子を透過する光束の消光状態における前記1/
    4波長板の中性軸の方位、若しくは前記検光子の透過軸
    の方位、又はその双方に基づいて、前記偏光状態の変化
    量を測定することを特徴とする請求項3記載の線幅測定
    装置。
  5. 【請求項5】前記反射光の光路に、光軸周りに回転不能
    な1/4波長板と、光軸周りに回転可能な検光子とをそ
    の順に配置し、 前記検光子を透過する光束の光量が最大又は最小となる
    状態における前記検光子の透過軸の方位に基づいて、前
    記偏光状態の変化量を測定することを特徴とする請求項
    3記載の線幅測定装置。
  6. 【請求項6】前記反射光の光路に、光軸周りに回転可能
    な1/4波長板と、光軸周りに回転不能な検光子とをそ
    の順に配置し、 前記検光子を透過する光束の光量が最大又は最小となる
    状態における前記1/4波長板の中性軸の方位に基づい
    て、前記偏光状態の変化量を測定することを特徴とする
    請求項3記載の線幅測定装置。
  7. 【請求項7】前記反射光の光路に、光軸周りに回転不能
    な検光子を配置したことを特徴とする請求項2記載の線
    幅測定装置。
  8. 【請求項8】前記入射光の光路に、偏光子と1/4波長
    板とをその順に配置し、該偏光子と1/4波長板とのう
    ちの少なくともいずれか一方を光軸周りに回転可能に配
    置し、 前記検光子を透過する光量が最大又は最小となる状態に
    おける前記回転自在に配置した部材の透過軸又は中性軸
    の方位に基づいて、前記偏光状態の変化量を測定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の線幅測定装置。
  9. 【請求項9】前記入射光の光路に偏光子を配置し、反射
    光の光路に検光子を配置し、 前記偏光子と検光子のうちの一方を光軸周りに回転不能
    に配置し、他方を光軸周りに回転可能に配置し、 前記検光子を透過する光束の光量が最大又は最小となる
    状態における前記回転可能に配置した部材の透過軸の方
    位に基づいて、前記偏光状態の変化量を測定することを
    特徴とする請求項3記載の線幅測定装置。
  10. 【請求項10】一定の方向に一定のピッチにて複数本の
    線を配置したラインアンドスペースパターンの前記各々
    の線の線幅を測定する線幅測定方法において、 前記パターンとして線幅の既知な較正用パターンを用意
    し、該較正用パターンに偏光光を入射し、較正用パター
    ンからの反射光の偏光状態を測定することによって、較
    正用パターンで反射する際に生じる前記偏光光の偏光状
    態の変化量を測定し、該偏光状態の変化量と前記線幅と
    の関係を求める較正工程と、 前記パターンとして線幅の未知な測定用パターンを用意
    し、該測定用パターンに偏光光を入射し、測定用パター
    ンからの反射光の偏光状態を測定することによって、測
    定用パターンで反射する際に生じる前記偏光光の偏光状
    態の変化量を測定し、該偏光状態の変化量と前記関係と
    によって、前記未知の線幅を求める測定工程と、 を有することを特徴とする線幅測定方法。
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