JPH11210018A - 水中バックホウの工作状況表示方法 - Google Patents

水中バックホウの工作状況表示方法

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JPH11210018A
JPH11210018A JP1607698A JP1607698A JPH11210018A JP H11210018 A JPH11210018 A JP H11210018A JP 1607698 A JP1607698 A JP 1607698A JP 1607698 A JP1607698 A JP 1607698A JP H11210018 A JPH11210018 A JP H11210018A
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JP
Japan
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backhoe
underwater
underwater backhoe
water
displayed
Prior art date
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Pending
Application number
JP1607698A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takahashi
義明 高橋
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船上から水中バックホウをどんな濁水環境に
おいても無人運転できる水中バックホウの工作状況表示
方法を提供する。 【解決手段】 水中バックホウ10で工作すべき水底
を、マルチナロービームとコンピュータグラフィックス
により水底の3次元ワイヤメッシュ画像Gを表示し、そ
のワイヤメッシュ画像Gを用いて水中バックホウ10を
無人運転するに際して、水中バックホウ10に固有の水
平面Hと、この水平面Hに垂直でバックホウ10のブー
ム14の回転中心とバッケット16の左右方向の中心を
通る垂直面Vとを定義し、他方上記3次元ワイヤメッシ
ュ画像Gから目標海底面V0 を作成し、その目標海底面
V0 と上記垂直面Vとの目標交線L1 と、3次元ワイヤ
メッシュ画像Gと垂直面Vとの水底交線L2 とを一緒に
モニター24上に表示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中バックホウを
支援船から遠隔操縦する無人運転システムにおける水中
バックホウの工作状況表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、海底や河底等の水底を掘削した
り、捨石を行って埋め立てたりする水底の均し作業を、
水中バックホウを遠隔操縦することによって行うように
する技術の研究,開発が進められている。
【0003】従来、濁水中の作業は、すべて潜水士の手
探りで行われているが、最近、本発明者等が開発した、
特願平9−309472号(発明の名称;水中作業機械
の遠隔操縦装置)にて、水面近くから放射したマルチナ
ロービームにて水底の3次元ワイヤメッシュ画像を作成
すると共に水中バックホウに搭載した水中レーザーテレ
ビを用いたLVS(Laser Viewing System)により水底
をモニターし、そのワイヤメッシュ画像とモニター画面
とを見ながら水中バックホウを遠隔操縦することを提案
した。
【0004】このマルチナロービームによる水底の計測
は、計測すべき水底の四隅にトランスボンダを設置し、
支援船上から海底に向けてマルチナロービームを放射し
てその反射波を3次元的に検出し、この検出した反射波
よりCG(コンピュータグラフィック)を用いて、数m
間隔の水底形状をワイヤメッシュ画像でモニターに表示
するようにし、同時に水中バックホウに搭載した水中レ
ーザテレビで水底を撮像することで、水中バックホウを
モニター上で操縦できるようにしたものである。
【0005】この水中バックホウの無人運転は、濁水中
でも側面形状の監視ができることが不可欠である。この
水中バックホウの姿勢(側面形状)を監視するには、バ
ケットやブームの相対角度を検出して行うが、バックホ
ウが濁水中にあるため水中カメラで直接見ることができ
ないため、バケットやブームを駆動する油圧シリンダー
の長さをポテンショメータ等で計測し、これを支援船上
にA/Dコンバータを介してディジタル信号に変換し、
その油圧シリンダー長さからバックホウの各部の相対角
度を割り出して姿勢を監視することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この水中バ
ックホウの無人運転で、水底を均したり掘削したり等、
具体的な工作状況を考えた場合、水底の3次元ワイヤメ
ッシュ画像と水中バックホウの側面形状をモニターに表
示し、水中レーザテレビ(ULVS)で、水底を監視し
て行っても、バックホウのバッケットで水中を掘削中
は、濁度が高くなり、水中レーザテレビで工作状況を監
視することは困難となる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、船上から水中バックホウをどんな濁水環境において
も無人運転できる水中バックホウの工作状況表示方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、水中バックホウで工作すべき水
底を、マルチナロービームとコンピュータグラフィック
スにより水底の3次元ワイヤメッシュ画像を表示し、そ
のワイヤメッシュ画像を用いて水中バックホウを無人運
転するに際して、水中バックホウに固有の水平面と、こ
の水平面に垂直でバックホウのブームの回転中心とバッ
ケットの左右方向の中心を通る垂直面とを定義し、他方
上記3次元ワイヤメッシュ画像から目標海底面を作成
し、その目標海底面と上記垂直面との目標交線と、3次
元ワイヤメッシュ画像と垂直面との水底交線とを一緒に
モニター上に表示するようにした水中バックホウの工作
状況表示方法である。
【0009】請求項2の発明は、上記垂直面上の水底交
線による水底の断面形状と、目標交線と、バックホウの
側面形状とをモニターに表示する請求項1記載の水中バ
ックホウの工作状況表示方法である。
【0010】請求項3の発明は、水中バックホウの1回
毎の海底面の形状の変化を、水中バックホウに搭載した
マルチナロービームによる計測結果に基づいて、水底交
線を作成し、この作成した水底交線と目標交線の相対関
係として表示するようにした請求項2記載の水中バック
ホウの工作状況表示方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】図1は、上述したマルチナロービームで水
底の3次元形状を測定し、点線で示すようにCGを用い
て水底形状を3次元ワイヤメッシュ画像Gで表示したも
のであり同時に水中バックホウ10も表示したものであ
る。
【0013】水中バックホウ10は、本体11に海底を
走行するための無限軌道帯12が設けられ、その本体1
1の回転盤13上に、かつ俯仰自在な第1ブーム14が
設けられ、第1ブーム14の先端に屈曲自在に第2ブー
ム15が設けられ、その第2ブーム15の先端に屈曲自
在にバッケット16が設けられて構成され、第1ブーム
14が、第1シリンダ17で俯仰自在にされ、第2ブー
ム15が第2シリンダ18で屈曲自在にされ、さらにバ
ケット16が第3シリンダ(図示せず)で上下に回動す
るようになっている。
【0014】これらシリンダ17,18,回転盤13及
び無限軌道帯12の駆動は、図には示していないが、海
上の支援船から遠隔操作で操縦できるようになってい
る。
【0015】この遠隔操作の際に、第1ブーム14の俯
仰角度と回転角度、第1ブーム14と第2ブーム15間
の角度、第2ブーム15とバケット16の角度は、適宜
な手段で検出され、その水中バックホウ10の側面形状
(姿勢)が、3次元ワイヤメッシュ画像G上に表示され
る。
【0016】水中バックホウ10の本体11の前後には
水中レーザテレビ20,21が設けられ、その前方の水
中レーザテレビ20は、回転盤13上に設けられ、第1
ブーム14の回転と共に回転するようになっている。
【0017】本発明においては、水中バックホウ10に
固有な水平面H、例えば水中レーザテレビ20,21の
中心高さに合わせて水平面Hが設定され、この水平面H
に垂直で、第1ブーム14の回転中心線L14とバケット
16の左右方向の中心を通る垂直面Vを定義する。
【0018】次に、3次元ワイヤメッシュ画像Gからバ
ックホウ10で工作する目標海底面V0 を設定し、この
目標海底面V0 と垂直面Vとが交わる目標交線L1 を求
め、同時に垂直面V3が次元ワイヤメッシュ画像Gを切
る水底交線L2 を求め、これらを3次元ワイヤメッシュ
画像Gと共に表示するようにする。
【0019】この場合、図1に示すように立体的に表示
するほかに、図2に示すように、モニター24上に、垂
直面V上の水底交線L2 による水底の断面形状Bと、目
標交線L1 と、バックホウ10の側面形状とを表示する
ことで、バックホウ10での工作状況がリアルタイムで
判り、無人運転による工作が濁水中でも容易に行える。
【0020】また図2に示すように、回転盤13上の水
中レーザテレビ20での前方の監視と合わせて、水中レ
ーザテレビ20にマルチナロービーム22を搭載してお
き、図示の2点鎖線で示すようにその前方の水底23を
計測し、その水中バックホウ10の1回毎の動きによる
水底面変化をリアルタイムで計測し、そのバケット16
の掘削などの工作での掘削面の水底23の変化をCGを
用いてモニター24上に見えるようにしておく。
【0021】また、このマルチナロービーム22と別個
に、本体12側にもマルチナロービームを搭載し、バッ
クホウ10に固有な水平面Hに平行にメカニカルに回頭
させるように構成してもよい。
【0022】以上のように構成することで、どのような
濁水中でも、水中バックホウ10を無人運転することが
可能となり、水中作業の安全・効率向上に資する効果は
大きく、また経済効果も大きい。
【0023】なお、本発明は、上述した水中バックホウ
10に限らず、あらゆる水中機械の無人運転にも適用で
きることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、水中バッ
クホウの工作状況を濁水中でも正確に監視でき、無人運
転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の垂直面における断面を示す図である。
【符号の説明】
10 水中バックホウ 14 第1ブーム 15 第2ブーム 16 バケット 24 モニター G 3次元ワイヤメッシュ画像 H 水平面 L1 目標交線 L2 水底交線 V 垂直面 V0 目標海底面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中バックホウで工作すべき水底を、マ
    ルチナロービームとコンピュータグラフィックスにより
    水底の3次元ワイヤメッシュ画像を表示し、そのワイヤ
    メッシュ画像を用いて水中バックホウを無人運転するに
    際して、水中バックホウに固有の水平面と、この水平面
    に垂直でバックホウのブームの回転中心とバッケットの
    左右方向の中心を通る垂直面とを定義し、他方上記3次
    元ワイヤメッシュ画像から目標海底面を作成し、その目
    標海底面と上記垂直面との目標交線と、3次元ワイヤメ
    ッシュ画像と垂直面との水底交線とを一緒にモニター上
    に表示することを特徴とする水中バックホウの工作状況
    表示方法。
  2. 【請求項2】 上記垂直面上の水底交線による水底の断
    面形状と、目標交線と、バックホウの側面形状とをモニ
    ターに表示する請求項1記載の水中バックホウの工作状
    況表示方法。
  3. 【請求項3】 水中バックホウの1回毎の海底面の形状
    の変化を、水中バックホウに搭載したマルチナロービー
    ムによる計測結果に基づいて、水底交線を作成し、この
    作成した水底交線と目標交線の相対関係として表示する
    ようにした請求項2記載の水中バックホウの工作状況表
    示方法。
JP1607698A 1998-01-28 1998-01-28 水中バックホウの工作状況表示方法 Pending JPH11210018A (ja)

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JPH11210018A true JPH11210018A (ja) 1999-08-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001229384A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Keisei Electric Railway Co Ltd 作業進行状況表示装置とそれを備えた作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001229384A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Keisei Electric Railway Co Ltd 作業進行状況表示装置とそれを備えた作業機

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