JPH11209797A - クリーニング剤 - Google Patents

クリーニング剤

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JPH11209797A
JPH11209797A JP1384098A JP1384098A JPH11209797A JP H11209797 A JPH11209797 A JP H11209797A JP 1384098 A JP1384098 A JP 1384098A JP 1384098 A JP1384098 A JP 1384098A JP H11209797 A JPH11209797 A JP H11209797A
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JP
Japan
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cleaning agent
weight
limonene
diluent
terpene
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JP1384098A
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English (en)
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Shogo Omae
昌吾 御前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はクリーニング性、特にアルミニウム
の白錆、カビ汚れ、マジックインキなど通常の洗浄剤で
は落ちないよごれもよく除去できるクリーニング剤を提
供することを目的とする。更に、天然物質であるテルペ
ン、特にリモネンおよびこれを主成分とする、安全で環
境汚染のない且つ極めて優れた洗浄作用のあるクリーニ
ング剤を提供する。 【解決手段】 テルペン類、好ましくは単環性モノテル
ペン類、特にリモネン、希釈剤および乳化剤を含むクリ
ーニング剤。特にテルペン類としてリモネンと、希釈剤
としてジャスモンを含むクリーニング剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天然物質であるテル
ペン類を用いた洗浄力の極めて優れたクリーニング剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】柑橘油が強い清浄作用を有することは知
られており、例えば特開平7−275496号公報には
柑橘油を主剤として含む界面活性剤を不織布に含浸させ
たワイピングクロスが開示されている。しかし上記先行
技術には水とテルペン類、特にテルペン類を希釈剤に希
釈して水に乳化させたときの優れたクリーニング性につ
いては全く記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクリーニング
性、特にアルミニウムの白錆、カビ汚れ、マジックイン
キなど通常の洗浄剤では落ちないよごれもよく除去でき
るクリーニング剤を提供することを目的とする。更に本
発明は、天然物質であるテルペン、特にリモネンおよび
これを主成分とする、安全で環境汚染のない且つ極めて
優れた洗浄作用のあるクリーニング剤を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テルペン類、
好ましくは単環性モノテルペン類、特にリモネン、希釈
剤および乳化剤を含むクリーニング剤に関する。特にテ
ルペン類としてリモネンと、希釈剤としてジャスモンを
含むクリーニング剤に関する。
【0005】本発明のクリーニングは、非生分解性で環
境問題を引き起こす物質を含まず、生物易分解性の成
分、特に好ましくは天然物質だけから構成されているの
が好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のテルペン類としては単環
性モノテルペン類、特にリモネンが好ましい。リモネン
は柑橘類の皮に含まれる柑橘油の主成分であり、リモネ
ンは柑橘油中にd-リモネンとして90%以上の量で含
まれており、本発明ではリモネンのみを精製して使用す
るのが特に好ましい。テルペン類は希釈することなくそ
のまま適用部に使用することもできるが、高価であり、
使用対象によってはテルペン類単独より、これを乳化状
態で用いる方が一層優れたクリーニング性が発揮され
る。
【0007】本発明ではテルペン類はそのまま、あるい
は水溶性の希釈剤、例えばエタノール、グリセリン、プ
ロピレングリコール等に溶解後、水に乳化させて使用す
るか、あるいは油性希釈剤、例えばジャスモン、ネロリ
ドール、シトロネロールなどに溶解し、これを水に乳化
させるか、あるいは更に水性希釈剤に溶解した上で水に
乳化させて使用する。乳化方法としては、超音波等を用
いてもよいが、好ましくは乳化剤を用いる。乳化剤とし
ては生物易分解性乳化剤、好ましくは食品用途としても
使用できる天然物質由来の乳化剤を使用する。このよう
な生物易分解性の乳化剤として、多価アルコールの高級
脂肪酸エステル、例えばソルビタンの高級脂肪酸エステ
ル、シュガーエステル、レシチンが好ましい。本明細書
において、乳化または乳化剤の語は、可溶化あるいは可
溶化剤を含む概念で用いる。希釈剤としてジャスモンを
用いた本発明のクリーニング剤は特に清浄作用が強力で
あり、従来のものと比べて著しく清浄力に優れたクリー
ニング剤を提供する。
【0008】クリーニング剤中のテルペン類の濃度は使
用する用途および清浄化すべき汚れの程度により異な
る。テルペン類の濃度が高すぎると、基材の種類によっ
ては基材が本クリーニング剤によって膨潤や溶解等の作
用を受けることがある。したがってクリーニング剤中の
好ましいテルペン類の濃度は1〜70重量%、より好ま
しくは10〜50重量%である。このようなクリーニン
グ剤として好ましいものは次の組成比を有するものであ
る: テルペン類 1〜70重量%、 油性希釈剤 1〜50重量%、 水性希釈剤 1〜50重量%、 特に好ましくは、 リモネン 10〜50重量%、 ジャスモン 5〜30重量%、 エタノール 5〜30重量% である。 これらの組成物100重量部を水5〜1000重量部、
好ましくは水10〜400重量部、より好ましくは水2
5〜100重量部に乳化させる。乳化剤の使用量は0〜
50重量部が適当である。
【0009】水溶性希釈剤を用いる場合は、無毒性で生
分解性のものを使用する。このような希釈剤としては、
エタノール、グリセリン、プロピレングリコール等のア
ルコール類を使用することができる。特にエタノールま
たはグリセリンとエタノールの混合液が好ましい。希釈
剤の量はテルペン類100重量部に対して1.42〜5
0重量部、好ましくは5〜30重量部使用する。また濃
厚なテルペン濃度のクリーニング剤を調製しておき、使
用時に適当に水で希釈して使用することもできる。本発
明のクリーニング剤には必要に応じて、上記成分のほか
に、着色剤、香料等を添加することができる。
【0010】本発明のクリーニング剤は優れた清浄作用
を有するが、特に従来除去が困難であった、アルミニウ
ム上の白錆、木質材料に付いたマジックインキ、タイル
の目地上や木材に生じたカビの除去、等に際立った効果
を発揮する。本発明のクリーニング剤を用いて汚れを除
去するには、例えばクリーニング剤を布等に染み込ませ
て汚れ部にこすりつけてもよいし、対象物をクリーニン
グ剤中に浸漬しておいてもよい。
【0011】
【実施例】実施例 1 リモネン40重量%、ジャスモン30重量%、エタノー
ル30重量%を混合し、この混合物100重量%に対し
て乳化剤としてD-ソルビトールを添加混合した。これ
に更に50重量%の水を混合して乳化させてクリーニン
グ剤を調製した。得られたクリーニング剤をキッチンタ
オルに染み込ませて、木製の柱に書かれたマジックイン
キの落書きを拭いた。軽く拭いただけで落書きの一部が
落ち、更にキッチンタオルで落書きを数回拭いたところ
落書きは完全に消えてしまった。しかも柱にはまったく
変色は見られなかった。
【0012】実施例 2 リモネン20重量%、ジャスモン40重量%、エタノー
ル40重量%を混合し、この混合物100重量%に対し
て更にレシチンおよび水90重量%を加えて混合、乳化
させてクリーニング剤を調製した。得られたクリーニン
グ剤をスプレー状でアルミサッシ窓枠のアルミニウム部
分に吹き付け、1分間放置した。クリーニング剤を吹き
付けた部分はアルミニウムの光沢を取り戻し、変色も生
じなかった。更にアルミニウム上に盛り上がるように生
じていたアルミニウムの白い錆びも完全に取り除くこと
ができた。
【0013】実施例 3 リモネン50重量%、ジャスモン10重量%、エタノー
ル40重量%を混合し、この混合物100重量%に対し
て乳化剤として大豆レシチンを添加混合した。更にこれ
に30重量%の水を混合して乳化させ、クリーニング剤
を調製した。得られたクリーニング剤をスプレー状で風
呂のタイル目地に発生したカビに吹き付けた。そのまま
5分間放置し、水で洗い流したところカビはきれいに落
ち、元どおりの白い目地が復元した。また、このクリー
ニング剤を吹き付けた部分には4週間後もカビの再発生
が認められなかった。
【0014】比較例 1 リモネン99重量%、ジャスモン1重量%を混合してク
リーニング剤とした。木製の柱に書かれたマジックイン
キを落とすため、このクリーニング剤をタオルにしみこ
ませて吹き取ったところ、柱のクリーニング剤が付いた
部分が変色した。またこのクリーニング剤を用いてアル
ミサッシ上のサビを落とそうとしたところ、サビは落ち
たが、アルミニウムが変色した。また、実施例3におい
て、実施例3のクリーニング剤の代わりにこのクリーニ
ング剤を吹き付けてカビを除去しようとしたところ、目
地が変色した。
【0015】
【発明の効果】本発明の主成分であるリモネンは柑橘油
の1成分であり、生物易分解性物質であるだけでなく、
食品そのものからの抽出物であるため無害であり、また
ジャスモンも天然物質であるジャスミンに由来する物質
であって、いずれも環境汚染の心配がなく、加えて食品
衛生上も問題がない。このように本発明のクリーニング
剤は工業用、店舗用、特に家庭としても広く安全に使用
することができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テルペン類を水に乳化させてなるクリー
    ニング剤。
  2. 【請求項2】 テルペン類がリモネンである請求項1記
    載のクリーニング剤。
  3. 【請求項3】 テルペン類を希釈剤に溶解し、これを水
    に乳化させてなるクリーニング剤。
  4. 【請求項4】 希釈剤として水溶性希釈剤と油溶性希釈
    剤とを併用する請求項3記載のクリーニング剤。
  5. 【請求項5】 水溶性希釈剤がエチルアルコールである
    請求項3または4記載のクリーニング剤。
  6. 【請求項6】 油溶性希釈剤がジャスモンである請求項
    4または5に記載のクリーニング剤。
  7. 【請求項7】 乳化を乳化剤を用いて行う請求項1〜6
    のいずれかに記載のクリーニング剤。
  8. 【請求項8】 リモネンを1〜70重量%、ジャスモン
    を1〜50重量%およびエタノールを1〜50重量%含
    有する請求項5記載のクリーニング剤。
  9. 【請求項9】 アルミニウムの白錆落とし用である請求
    項1〜8のいずれかに記載のクリーニング剤。
  10. 【請求項10】 カビ汚れ除去用である請求項1〜8の
    いずれかに記載のクリーニング剤。
  11. 【請求項11】 マジックインキ除去用である請求項1
    〜8のいずれかに記載のクリーニング剤。
JP1384098A 1998-01-27 1998-01-27 クリーニング剤 Pending JPH11209797A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511408A (ja) * 1999-10-13 2003-03-25 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー アセチルサリチル酸および/またはサリチル酸投与用の経皮治療システム
JP2010189559A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Matsumiya:Kk 洗浄用組成物

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