JPH11209778A - 潤滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する潤滑油組成物Info
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- JPH11209778A JPH11209778A JP10021400A JP2140098A JPH11209778A JP H11209778 A JPH11209778 A JP H11209778A JP 10021400 A JP10021400 A JP 10021400A JP 2140098 A JP2140098 A JP 2140098A JP H11209778 A JPH11209778 A JP H11209778A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面泡に対する泡立ち抑制性と油中泡に対す
る泡抜け性との両性能に優れた潤滑油用消泡剤を提供す
る。 【解決手段】 潤滑油用消泡剤は、下記の一般式（１）
で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
からなる。 【化１】 （一般式（１）中、ａおよびｂは、ａは１以上の数、ｂ
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。） 【化２】 （一般式（２）中、ｃは５〜５０の数、ｄは０〜５０の
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。）
る泡抜け性との両性能に優れた潤滑油用消泡剤を提供す
る。 【解決手段】 潤滑油用消泡剤は、下記の一般式（１）
で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
からなる。 【化１】 （一般式（１）中、ａおよびｂは、ａは１以上の数、ｂ
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。） 【化２】 （一般式（２）中、ｃは５〜５０の数、ｄは０〜５０の
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。）
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、消泡性に優れた潤
滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する消泡性に優れ
た潤滑油組成物に関するものである。
滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する消泡性に優れ
た潤滑油組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】潤滑油はその使用量を節約するために、
一般に循環して使用される。したがって、通常、潤滑油
は油タンクからポンプ等により吐出されて潤滑箇所を通
過した後、油タンクに戻り、再使用される。潤滑油は潤
滑箇所を空気で囲み込むため、油だめに戻る潤滑油は通
常泡立っている。その潤滑油の消泡性が悪いため潤滑油
中の泡が抜けにくく、また潤滑油表面の泡が消えにくけ
れば泡が次第に増加し、ついには潤滑油が油だめから吹
きこぼれるという問題が生じる。それ故、潤滑油には一
般に優れた消泡性が要求されている。潤滑油の消泡性を
向上させるためには、従来から潤滑油基油にジメチルシ
リコーンに代表されるシリコーン系消泡剤やポリアクリ
レート系消泡剤等を添加する方法が一般によく用いられ
ている。
一般に循環して使用される。したがって、通常、潤滑油
は油タンクからポンプ等により吐出されて潤滑箇所を通
過した後、油タンクに戻り、再使用される。潤滑油は潤
滑箇所を空気で囲み込むため、油だめに戻る潤滑油は通
常泡立っている。その潤滑油の消泡性が悪いため潤滑油
中の泡が抜けにくく、また潤滑油表面の泡が消えにくけ
れば泡が次第に増加し、ついには潤滑油が油だめから吹
きこぼれるという問題が生じる。それ故、潤滑油には一
般に優れた消泡性が要求されている。潤滑油の消泡性を
向上させるためには、従来から潤滑油基油にジメチルシ
リコーンに代表されるシリコーン系消泡剤やポリアクリ
レート系消泡剤等を添加する方法が一般によく用いられ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】潤滑油に対する消泡性
は、上述したように、潤滑油の表面泡に対する泡立ち抑
制性と潤滑油の油中泡に対する泡抜け性の二種類の性能
に分けることができる。シリコーン系消泡剤は泡立ち抑
制性には有効であるが、泡抜け性には劣る特徴を有して
いる。したがって、潤滑油に対して泡抜け性が要求され
る場合はシリコーン系消泡剤は使用できないため、泡抜
け性に優れたポリアクリレート等のノンシリコーン系消
泡剤を用いているのが現状である。しかしポリアクリレ
ート等のノンシリコーン系消泡剤は潤滑油全量基準で５
０〜１００質量ｐｐｍと多量に添加しなければ泡抜け性
に対して効力を発揮せず、さらに、多量に添加すると泡
立ち抑制性を悪化させるという問題があった。そこで、
本発明は、このような実状に鑑みなされたものであり、
その目的は、表面泡に対する泡立ち抑制性と油中泡に対
する泡抜け性との両性能に優れた潤滑油用消泡剤および
当該消泡剤を含有する潤滑油組成物を提供することにあ
る。
は、上述したように、潤滑油の表面泡に対する泡立ち抑
制性と潤滑油の油中泡に対する泡抜け性の二種類の性能
に分けることができる。シリコーン系消泡剤は泡立ち抑
制性には有効であるが、泡抜け性には劣る特徴を有して
いる。したがって、潤滑油に対して泡抜け性が要求され
る場合はシリコーン系消泡剤は使用できないため、泡抜
け性に優れたポリアクリレート等のノンシリコーン系消
泡剤を用いているのが現状である。しかしポリアクリレ
ート等のノンシリコーン系消泡剤は潤滑油全量基準で５
０〜１００質量ｐｐｍと多量に添加しなければ泡抜け性
に対して効力を発揮せず、さらに、多量に添加すると泡
立ち抑制性を悪化させるという問題があった。そこで、
本発明は、このような実状に鑑みなされたものであり、
その目的は、表面泡に対する泡立ち抑制性と油中泡に対
する泡抜け性との両性能に優れた潤滑油用消泡剤および
当該消泡剤を含有する潤滑油組成物を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シリコー
ン系消泡剤の優れた泡立ち抑制性に着目し、これにさら
に優れた泡抜け性を付与すべくその構造につき検討した
結果、ジメチルシリコーンのメチル基の一部を他の特定
された構造を有する基に置換することにより、シリコー
ン系消泡剤がもつ優れた泡立ち抑制性を維持したまま、
その泡抜け性が大きく改善されることを見出し、本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、本発明の潤滑
油用消泡剤は、下記の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルからなるものであ
る。
ン系消泡剤の優れた泡立ち抑制性に着目し、これにさら
に優れた泡抜け性を付与すべくその構造につき検討した
結果、ジメチルシリコーンのメチル基の一部を他の特定
された構造を有する基に置換することにより、シリコー
ン系消泡剤がもつ優れた泡立ち抑制性を維持したまま、
その泡抜け性が大きく改善されることを見出し、本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、本発明の潤滑
油用消泡剤は、下記の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルからなるものであ
る。
【化５】 （一般式（１）中、ａおよびｂは、ａは１以上の数、ｂ
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。）
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。）
【化６】 （一般式（２）中、ｃは５〜５０の数、ｄは０〜５０の
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。） また、本発明の潤滑油組成物は、前記の一般式（１）で
表されるポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルを
潤滑油組成物全量基準で０．１〜１００質量ｐｐｍ含有
するものである。
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。） また、本発明の潤滑油組成物は、前記の一般式（１）で
表されるポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルを
潤滑油組成物全量基準で０．１〜１００質量ｐｐｍ含有
するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容をより詳細に
説明する。本発明の潤滑油用消泡剤は、以下の一般式
（１）で表される構造を有するポリオキシアルキレン変
性シリコーンオイルである。
説明する。本発明の潤滑油用消泡剤は、以下の一般式
（１）で表される構造を有するポリオキシアルキレン変
性シリコーンオイルである。
【化７】 本発明のポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルを
表す一般式（１）において、ａは１以上の数を、ｂは７
以上の数を示し、かつｂ／ａは７〜２０、好ましくは７
〜１３の範囲にある。すなわち、本発明のポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイルにおいて、下記の一般式
（３）で表される基は、下記の一般式（４）で表される
構成単位を１個以上含有すると共に、下記の一般式
（５）で表される構成単位を７個以上含有し、かつ一般
式（５）で表される構成単位数に対する一般式（４）で
表される構成単位数の比が７〜２０、好ましくは７〜１
３の範囲にある。
表す一般式（１）において、ａは１以上の数を、ｂは７
以上の数を示し、かつｂ／ａは７〜２０、好ましくは７
〜１３の範囲にある。すなわち、本発明のポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイルにおいて、下記の一般式
（３）で表される基は、下記の一般式（４）で表される
構成単位を１個以上含有すると共に、下記の一般式
（５）で表される構成単位を７個以上含有し、かつ一般
式（５）で表される構成単位数に対する一般式（４）で
表される構成単位数の比が７〜２０、好ましくは７〜１
３の範囲にある。
【化８】
【化９】
【化１０】 一般式（３）および（４）におけるＲ1は、一般式
（１）におけるＲ1と同一の基を示し、一般式（３）に
おけるａおよびｂも一般式（１）におけるａおよびｂと
同一の数を示す。一般式（１）で表されるポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイルにおいて、ｂ／ａの値が
７未満の場合はその泡立ち抑制性能が悪化し、またｂ／
ａの値が２０を超える場合は泡抜け性能が悪化するた
め、それぞれ好ましくない。また一般式（１）で表され
るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルにおい
て、ａ＋ｂの値は任意であり、またその分子量も特に限
定されるものではないが、ポリオキシアルキレン変性シ
リコーンオイルの製造のし易さや取扱いの容易さから、
そのポリスチレン換算の数平均分子量は、３００，００
０以下が好ましく、５０，０００以下がより好ましい。
また、一般式（３）で表される基は、一般式（４）で表
される１種または２種以上の構成単位と、一般式（５）
で表される構成単位からなるランダム共重合体、交互共
重合体またはブロック共重合体を意味している。なお、
本発明に係るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイ
ルを化学式で表示するに当り、一般式（１）で示す共重
合体の形で表示したが、この表示は便宜的なものであ
り、一般式（４）の構成単位と一般式（５）の構成単位
の結合順序は、上述したとおり、一般式（１）に示す結
合順序に限られない。
（１）におけるＲ1と同一の基を示し、一般式（３）に
おけるａおよびｂも一般式（１）におけるａおよびｂと
同一の数を示す。一般式（１）で表されるポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイルにおいて、ｂ／ａの値が
７未満の場合はその泡立ち抑制性能が悪化し、またｂ／
ａの値が２０を超える場合は泡抜け性能が悪化するた
め、それぞれ好ましくない。また一般式（１）で表され
るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルにおい
て、ａ＋ｂの値は任意であり、またその分子量も特に限
定されるものではないが、ポリオキシアルキレン変性シ
リコーンオイルの製造のし易さや取扱いの容易さから、
そのポリスチレン換算の数平均分子量は、３００，００
０以下が好ましく、５０，０００以下がより好ましい。
また、一般式（３）で表される基は、一般式（４）で表
される１種または２種以上の構成単位と、一般式（５）
で表される構成単位からなるランダム共重合体、交互共
重合体またはブロック共重合体を意味している。なお、
本発明に係るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイ
ルを化学式で表示するに当り、一般式（１）で示す共重
合体の形で表示したが、この表示は便宜的なものであ
り、一般式（４）の構成単位と一般式（５）の構成単位
の結合順序は、上述したとおり、一般式（１）に示す結
合順序に限られない。
【０００６】一方、一般式（１）で表されるポリオキシ
アルキレン変性シリコーンオイルにおいて、Ｒ1は、以
下の一般式（２）で表される構造を有する基を示してい
る。
アルキレン変性シリコーンオイルにおいて、Ｒ1は、以
下の一般式（２）で表される構造を有する基を示してい
る。
【化１１】 一般式（２）で表される基において、ｃは５〜５０、好
ましくは５〜２０の数を、ｄは０〜５０、好ましくは０
〜２０の数をそれぞれ示している。ｃの値が５未満の場
合は、泡立ち抑制性能が低下し、またｃおよび／または
ｄの値が５０を超える場合も、泡立ち抑制性能が低下す
るため、それぞれ好ましくない。一方、一般式（２）で
表される基において、Ｒ2は水素または炭素数１〜４の
アルキル基を示している。Ｒ2が炭素数５以上のアルキ
ル基である場合は、泡立ち抑制および泡抜けの両性能に
劣るため、好ましくない。Ｒ2のアルキル基としては直
鎖状でも分枝状でも良く、具体的には、メチル基、エチ
ル基、ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル
基、イソブチル基、ｓｅｃ−ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチ
ル基などが挙げられる。また、一般式（２）の中の以下
の一般式（６）で表される基は、ｄ＝０の場合はオキシ
エチレン基（−ＯＣＨ2ＣＨ2−）の単独重合体を、ま
た、ｄ≠０の場合 合体、交互共重合体またはブロック共重合体をそれぞれ
意味している。
ましくは５〜２０の数を、ｄは０〜５０、好ましくは０
〜２０の数をそれぞれ示している。ｃの値が５未満の場
合は、泡立ち抑制性能が低下し、またｃおよび／または
ｄの値が５０を超える場合も、泡立ち抑制性能が低下す
るため、それぞれ好ましくない。一方、一般式（２）で
表される基において、Ｒ2は水素または炭素数１〜４の
アルキル基を示している。Ｒ2が炭素数５以上のアルキ
ル基である場合は、泡立ち抑制および泡抜けの両性能に
劣るため、好ましくない。Ｒ2のアルキル基としては直
鎖状でも分枝状でも良く、具体的には、メチル基、エチ
ル基、ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル
基、イソブチル基、ｓｅｃ−ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチ
ル基などが挙げられる。また、一般式（２）の中の以下
の一般式（６）で表される基は、ｄ＝０の場合はオキシ
エチレン基（−ＯＣＨ2ＣＨ2−）の単独重合体を、ま
た、ｄ≠０の場合 合体、交互共重合体またはブロック共重合体をそれぞれ
意味している。
【化１２】 一般式（６）におけるｃおよびｄは一般式（２）におけ
るｃおよびｄと同一の数を示す。なお、一般式（２）で
表される基を表示するに当り、一般式（２）で示すよう
に、オキシエチレン基がトリメチレン基（−ＣＨ2ＣＨ2
ＣＨ2−）に結合し、オキシプロピレン基が−ＯＲ2基に
結合した共重合体の形で表示したが、この表示は便宜的
なものであり、ｄ≠０の場合のオキシエチレン基とオキ
シプロピレン基の結合順序は、上述したとおり、一般式
（２）に示す結合順序に限られない。また、一般式
（１）で表される化合物においては、化合物１分子中に
ａ個のＲ1基が存在するが、ａが２以上の場合は、各Ｒ1
基は同一の構造であっても良く、また異なる構造であっ
ても良い。
るｃおよびｄと同一の数を示す。なお、一般式（２）で
表される基を表示するに当り、一般式（２）で示すよう
に、オキシエチレン基がトリメチレン基（−ＣＨ2ＣＨ2
ＣＨ2−）に結合し、オキシプロピレン基が−ＯＲ2基に
結合した共重合体の形で表示したが、この表示は便宜的
なものであり、ｄ≠０の場合のオキシエチレン基とオキ
シプロピレン基の結合順序は、上述したとおり、一般式
（２）に示す結合順序に限られない。また、一般式
（１）で表される化合物においては、化合物１分子中に
ａ個のＲ1基が存在するが、ａが２以上の場合は、各Ｒ1
基は同一の構造であっても良く、また異なる構造であっ
ても良い。
【０００７】本発明の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルは、通常、種々の構
造を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
の混合物として使用される。混合物として使用される場
合、その平均構造が一般式（１）で表される構造に含ま
れるものであれば良い。本発明の一般式（１）で表され
るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルの表面張
力も任意であるが、通常、２７ｄｙｎ／ｃｍ以下、好ま
しくは２５ｄｙｎ／ｃｍ以下であるのが望ましい。本発
明の一般式（１）で表されるポリオキシアルキレン変性
シリコーンオイルの製造方法も特に限定されるものでは
なく、例えば公知の方法でも製造可能である。具体的に
は、当該のアリル化ポリオキシアルキレンエーテル化合
物を、相応する水素化ポリシロキサンに付加することに
よって製造する方法などが例示できる。本発明の一般式
（１）で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイルは潤滑油用消泡剤として有用である。
シアルキレン変性シリコーンオイルは、通常、種々の構
造を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
の混合物として使用される。混合物として使用される場
合、その平均構造が一般式（１）で表される構造に含ま
れるものであれば良い。本発明の一般式（１）で表され
るポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルの表面張
力も任意であるが、通常、２７ｄｙｎ／ｃｍ以下、好ま
しくは２５ｄｙｎ／ｃｍ以下であるのが望ましい。本発
明の一般式（１）で表されるポリオキシアルキレン変性
シリコーンオイルの製造方法も特に限定されるものでは
なく、例えば公知の方法でも製造可能である。具体的に
は、当該のアリル化ポリオキシアルキレンエーテル化合
物を、相応する水素化ポリシロキサンに付加することに
よって製造する方法などが例示できる。本発明の一般式
（１）で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイルは潤滑油用消泡剤として有用である。
【０００８】一般式（１）で表されるポリオキシアルキ
レン変性シリコーンオイルを潤滑油に使用する際の含有
量は任意であるが、通常、潤滑油組成物全量基準で、好
ましくは０．１〜１００質量ｐｐｍ、より好ましくは１
〜３０質量ｐｐｍであるのが望ましい。含有量が潤滑油
組成物全量基準で０．１質量ｐｐｍ未満の場合は消泡性
向上効果に乏しく、一方、含有量が潤滑油組成物全量基
準で１００質量ｐｐｍを超える場合は、消泡剤が潤滑油
中で沈降しやすくなる恐れがあるため、あまり好ましく
ない。本発明の潤滑油組成物における潤滑油基油は、特
に限定されるものではなく、通常潤滑油の基油として使
用されているものであれば鉱油系、合成系を問わず公知
の任意のものが使用できる。鉱油系潤滑油基油として
は、具体的には例えば、原油を常圧蒸留および減圧蒸留
して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水
素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸
洗浄、白土処理等の精製処理などを適宜組み合わせて精
製したパラフィン系、ナフテン系などの油やノルマルパ
ラフィンなどが使用できる。また、合成系潤滑油基油と
しては、具体的には例えば、ポリα−オレフィン（ポリ
ブテン、１−オクテンオリゴマー、１−デセンオリゴマ
ーなど）、イソパラフィン、アルキルベンゼン、アルキ
ルナフタレン、二塩基酸エステル（ジトリデシルグルタ
レート、ジ２−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ２−エチル
ヘキシルセバケートなど）、三塩基酸エステル（トリメ
リット酸エステルなど）、ポリオールエステル（トリメ
チロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパ
ンペラルゴネート、ペンタエリスリトール２−エチルヘ
キサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネートな
ど）、ポリオキシアルキレングリコール、ジアルキルジ
フェニルエーテル、ポリフェニルエーテルなどが使用で
きる。なお、これらの鉱油系基油や合成系基油は単独で
使用しても良く、またこれらの中から選ばれる２種以上
の基油を任意の混合割合で組み合わせて使用してもよ
い。これら潤滑油基油の粘度も任意であるが、潤滑性、
冷却性（熱除去性）に優れ、かつ攪拌抵抗による摩擦ロ
スが少ない等の点から、通常、４０℃における動粘度
が、好ましくは５〜２０００ｍｍ2／ｓ、より好ましく
は１０〜５００ｍｍ2／ｓのものを用いるのが望まし
い。潤滑油基油の粘度指数も任意であるが、温度による
粘度変化が少ない点から、通常、粘度指数が、好ましく
は−１００〜３００、より好ましくは５０〜２００のも
のを用いるのが望ましい。
レン変性シリコーンオイルを潤滑油に使用する際の含有
量は任意であるが、通常、潤滑油組成物全量基準で、好
ましくは０．１〜１００質量ｐｐｍ、より好ましくは１
〜３０質量ｐｐｍであるのが望ましい。含有量が潤滑油
組成物全量基準で０．１質量ｐｐｍ未満の場合は消泡性
向上効果に乏しく、一方、含有量が潤滑油組成物全量基
準で１００質量ｐｐｍを超える場合は、消泡剤が潤滑油
中で沈降しやすくなる恐れがあるため、あまり好ましく
ない。本発明の潤滑油組成物における潤滑油基油は、特
に限定されるものではなく、通常潤滑油の基油として使
用されているものであれば鉱油系、合成系を問わず公知
の任意のものが使用できる。鉱油系潤滑油基油として
は、具体的には例えば、原油を常圧蒸留および減圧蒸留
して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水
素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸
洗浄、白土処理等の精製処理などを適宜組み合わせて精
製したパラフィン系、ナフテン系などの油やノルマルパ
ラフィンなどが使用できる。また、合成系潤滑油基油と
しては、具体的には例えば、ポリα−オレフィン（ポリ
ブテン、１−オクテンオリゴマー、１−デセンオリゴマ
ーなど）、イソパラフィン、アルキルベンゼン、アルキ
ルナフタレン、二塩基酸エステル（ジトリデシルグルタ
レート、ジ２−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ２−エチル
ヘキシルセバケートなど）、三塩基酸エステル（トリメ
リット酸エステルなど）、ポリオールエステル（トリメ
チロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパ
ンペラルゴネート、ペンタエリスリトール２−エチルヘ
キサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネートな
ど）、ポリオキシアルキレングリコール、ジアルキルジ
フェニルエーテル、ポリフェニルエーテルなどが使用で
きる。なお、これらの鉱油系基油や合成系基油は単独で
使用しても良く、またこれらの中から選ばれる２種以上
の基油を任意の混合割合で組み合わせて使用してもよ
い。これら潤滑油基油の粘度も任意であるが、潤滑性、
冷却性（熱除去性）に優れ、かつ攪拌抵抗による摩擦ロ
スが少ない等の点から、通常、４０℃における動粘度
が、好ましくは５〜２０００ｍｍ2／ｓ、より好ましく
は１０〜５００ｍｍ2／ｓのものを用いるのが望まし
い。潤滑油基油の粘度指数も任意であるが、温度による
粘度変化が少ない点から、通常、粘度指数が、好ましく
は−１００〜３００、より好ましくは５０〜２００のも
のを用いるのが望ましい。
【０００９】本発明においては、潤滑油基油に一般式
（１）で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイルを配合することにより、表面泡に対する泡立ち抑
制性と油中泡に対する泡抜け性の両性能に優れた潤滑油
組成物を得ることができるが、その潤滑油としての各種
性能を高める目的で、公知の潤滑油添加剤を単独で、ま
たは数種類組み合わせた形で使用することができる。こ
れらの公知の添加剤としては、具体的には例えば、フエ
ノール系、アミン系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛系、フ
ェノチアジン系などの酸化防止剤；アルケニルコハク
酸、アルケニルコハク酸エステル、多価アルコールエス
テル、石油スルフォネート、ジノニルナフタレンスルフ
ォネートなどの錆止め剤；リン酸エステル、硫化油脂、
サルファイド、ジチオリン酸亜鉛などの摩耗防止剤、極
圧剤；脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アミン、脂肪
族アミン塩、脂肪酸アミド、リン酸エステルなどの油性
剤、摩擦調整剤；アルカリ土類金属スルフォネート、ア
ルカリ土類金属フェネート、アルカリ土類金属サリチレ
ート、アルカリ土類金属ホスフォネートなどの金属系清
浄剤；アルケニルこはく酸イミド、アルケニルこはく酸
エステル、ベンジルアミンなどの無灰分散剤；チアジア
ゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾールまたは
これらの誘導体などの金属不活性化剤；メチルシリコー
ン、フルオロシリコーンなどの、本発明のポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイル以外の消泡剤；ポリメタ
クリレート、ポリイソブチレン、オレフィンコポリマ
ー、ポリスチレンなどの粘度指数向上剤、流動点降下
剤；などが挙げらる。これらの添加剤の添加量は任意で
あるが、通常、潤滑油組成物全量基準で、消泡剤では
０．０００５〜１質量％、粘度指数向上剤では１〜３０
質量％、金属不活性化剤では０．００５〜１質量％、そ
の他の添加剤では、それぞれ０．１〜１５質量％程度で
ある。なお、本発明の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルからなる潤滑油用消
泡剤の潤滑油中への分散方法は任意であり、特に限定さ
れるものではない。しかしながら、通常、消泡剤を灯油
等に溶解させ、当該溶液を潤滑油に徐々に添加して分散
させる方法や、ホモジナイザー等の高速攪拌装置で消泡
剤を潤滑油の一部に分散させて消泡剤の濃縮分散液をつ
くり、当該濃縮分散液を残部の潤滑油に添加して分散さ
せる方法などが一般的に採られる。
（１）で表されるポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイルを配合することにより、表面泡に対する泡立ち抑
制性と油中泡に対する泡抜け性の両性能に優れた潤滑油
組成物を得ることができるが、その潤滑油としての各種
性能を高める目的で、公知の潤滑油添加剤を単独で、ま
たは数種類組み合わせた形で使用することができる。こ
れらの公知の添加剤としては、具体的には例えば、フエ
ノール系、アミン系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛系、フ
ェノチアジン系などの酸化防止剤；アルケニルコハク
酸、アルケニルコハク酸エステル、多価アルコールエス
テル、石油スルフォネート、ジノニルナフタレンスルフ
ォネートなどの錆止め剤；リン酸エステル、硫化油脂、
サルファイド、ジチオリン酸亜鉛などの摩耗防止剤、極
圧剤；脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アミン、脂肪
族アミン塩、脂肪酸アミド、リン酸エステルなどの油性
剤、摩擦調整剤；アルカリ土類金属スルフォネート、ア
ルカリ土類金属フェネート、アルカリ土類金属サリチレ
ート、アルカリ土類金属ホスフォネートなどの金属系清
浄剤；アルケニルこはく酸イミド、アルケニルこはく酸
エステル、ベンジルアミンなどの無灰分散剤；チアジア
ゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾールまたは
これらの誘導体などの金属不活性化剤；メチルシリコー
ン、フルオロシリコーンなどの、本発明のポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイル以外の消泡剤；ポリメタ
クリレート、ポリイソブチレン、オレフィンコポリマ
ー、ポリスチレンなどの粘度指数向上剤、流動点降下
剤；などが挙げらる。これらの添加剤の添加量は任意で
あるが、通常、潤滑油組成物全量基準で、消泡剤では
０．０００５〜１質量％、粘度指数向上剤では１〜３０
質量％、金属不活性化剤では０．００５〜１質量％、そ
の他の添加剤では、それぞれ０．１〜１５質量％程度で
ある。なお、本発明の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルからなる潤滑油用消
泡剤の潤滑油中への分散方法は任意であり、特に限定さ
れるものではない。しかしながら、通常、消泡剤を灯油
等に溶解させ、当該溶液を潤滑油に徐々に添加して分散
させる方法や、ホモジナイザー等の高速攪拌装置で消泡
剤を潤滑油の一部に分散させて消泡剤の濃縮分散液をつ
くり、当該濃縮分散液を残部の潤滑油に添加して分散さ
せる方法などが一般的に採られる。
【００１０】本発明のポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンオイルを配合した潤滑油組成物は、４サイクルガソ
リンエンジン油、２サイクルガソリンエンジン油、陸用
ディーゼルエンジン油、舶用ディーゼルエンジン油、ガ
スエンジン油などのエンジン油；自動変速機油、手動変
速機油、デファレンシャル油などの自動車用ギヤ油；工
業用ギヤ油；工業用タービン油、舶用タービン油、ガス
タービン油などのタービン油；油圧作動油；圧縮機油；
真空ポンプ油；冷凍機油；切削油、研削油、塑性加工油
（圧延油、プレス油、鍛造油、絞り加工油、引き抜き
油、打ち抜き油など）、熱処理油、放電加工油などの金
属加工油；滑り案内面油；軸受油；錆止め油；熱媒体油
などの各種潤滑油において好ましく用いられるものであ
る。
ーンオイルを配合した潤滑油組成物は、４サイクルガソ
リンエンジン油、２サイクルガソリンエンジン油、陸用
ディーゼルエンジン油、舶用ディーゼルエンジン油、ガ
スエンジン油などのエンジン油；自動変速機油、手動変
速機油、デファレンシャル油などの自動車用ギヤ油；工
業用ギヤ油；工業用タービン油、舶用タービン油、ガス
タービン油などのタービン油；油圧作動油；圧縮機油；
真空ポンプ油；冷凍機油；切削油、研削油、塑性加工油
（圧延油、プレス油、鍛造油、絞り加工油、引き抜き
油、打ち抜き油など）、熱処理油、放電加工油などの金
属加工油；滑り案内面油；軸受油；錆止め油；熱媒体油
などの各種潤滑油において好ましく用いられるものであ
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例および比較例に
よってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらによ
り何ら限定されるものではない。実施例１〜６および比較例１〜６ パラフィン系溶剤精製鉱油（動粘度４７．６ｍｍ2／ｓ
＠４０℃、粘度指数１０１）に、表１の各例に示す構造
を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
（実施例１〜６）を１０又は５質量ｐｐｍ（潤滑油組成
物全量基準）それぞれ添加したものについて、以下に示
す消泡性についての評価試験を行った。その結果を表１
に示した。また、比較のため、市販のジメチルシリコー
ン系消泡剤を用いた場合（比較例１）、ポリアクリレー
ト系消泡剤を用いた場合（比較例２）および本発明の範
囲外の構造を有するポリオキシアルキレン変性シリコー
ンオイルを用いた場合（比較例３〜６）についても同様
の評価試験を行い、その結果を表２に示した。 ［泡立ち性試験］ＪＩＳ Ｋ２５１８−１９９１に規定
する「石油製品−潤滑油−泡立ち試験方法」に準拠し、
潤滑油組成物の表面泡の泡立ち性を評価した。 ［泡抜け性試験］ＡＳＴＭ Ｄ３４２７−９６に規定す
る”Standard Test Method for Air Releace Propertie
s of Petroleum Oils”に準拠し、潤滑油の油中泡の泡
抜け性を評価した。
よってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらによ
り何ら限定されるものではない。実施例１〜６および比較例１〜６ パラフィン系溶剤精製鉱油（動粘度４７．６ｍｍ2／ｓ
＠４０℃、粘度指数１０１）に、表１の各例に示す構造
を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
（実施例１〜６）を１０又は５質量ｐｐｍ（潤滑油組成
物全量基準）それぞれ添加したものについて、以下に示
す消泡性についての評価試験を行った。その結果を表１
に示した。また、比較のため、市販のジメチルシリコー
ン系消泡剤を用いた場合（比較例１）、ポリアクリレー
ト系消泡剤を用いた場合（比較例２）および本発明の範
囲外の構造を有するポリオキシアルキレン変性シリコー
ンオイルを用いた場合（比較例３〜６）についても同様
の評価試験を行い、その結果を表２に示した。 ［泡立ち性試験］ＪＩＳ Ｋ２５１８−１９９１に規定
する「石油製品−潤滑油−泡立ち試験方法」に準拠し、
潤滑油組成物の表面泡の泡立ち性を評価した。 ［泡抜け性試験］ＡＳＴＭ Ｄ３４２７−９６に規定す
る”Standard Test Method for Air Releace Propertie
s of Petroleum Oils”に準拠し、潤滑油の油中泡の泡
抜け性を評価した。
【００１２】
【表１】
【００１３】表１の結果からも明らかなとおり、実施例
１〜６の本発明に係るポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンオイルを用いた場合は、いずれも表面泡に対する泡
立ち抑制性と油中泡に対する泡抜け性との両性能に優れ
るものである。それに対して、比較例１のジメチルシリ
コーン系消泡剤を用いた場合は泡立ち抑制性には有効で
あるが、泡抜け性には劣るものである。比較例２のポリ
アクリレート系消泡剤を用いた場合は泡抜け性には有効
であるが、泡立ち抑制性を大きく悪化させるという問題
がある。また、比較例３〜６の、本発明の規定範囲外の
構造を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイ
ルを用いた場合は、比較例１および２と同様に、泡立ち
抑制性と泡抜け性のいずれか一方の性能またはその両性
能において、大きく劣るものである。
１〜６の本発明に係るポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンオイルを用いた場合は、いずれも表面泡に対する泡
立ち抑制性と油中泡に対する泡抜け性との両性能に優れ
るものである。それに対して、比較例１のジメチルシリ
コーン系消泡剤を用いた場合は泡立ち抑制性には有効で
あるが、泡抜け性には劣るものである。比較例２のポリ
アクリレート系消泡剤を用いた場合は泡抜け性には有効
であるが、泡立ち抑制性を大きく悪化させるという問題
がある。また、比較例３〜６の、本発明の規定範囲外の
構造を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンオイ
ルを用いた場合は、比較例１および２と同様に、泡立ち
抑制性と泡抜け性のいずれか一方の性能またはその両性
能において、大きく劣るものである。
【００１４】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、表面泡に
対する泡立ち抑制性と油中泡に対する泡抜け性との両性
能に優れた潤滑油用消泡剤が得られる。
対する泡立ち抑制性と油中泡に対する泡抜け性との両性
能に優れた潤滑油用消泡剤が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ１０Ｎ 30:18 (72)発明者 堀江 豊 東京都港区六本木６丁目２番31号 東芝シ リコーン株式会社内 (72)発明者 周藤 清明 東京都港区六本木６丁目２番31号 東芝シ リコーン株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 下記の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルからなる潤滑油用消
泡剤。 【化１】 （一般式（１）中、ａおよびｂは、ａは１以上の数、ｂ
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。） 【化２】 （一般式（２）中、ｃは５〜５０の数、ｄは０〜５０の
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。） - 【請求項２】 下記の一般式（１）で表されるポリオキ
シアルキレン変性シリコーンオイルを潤滑油組成物全量
基準で０．１〜１００質量ｐｐｍ含有することを特徴と
する潤滑油組成物。 【化３】 （一般式（１）中、ａおよびｂは、ａは１以上の数、ｂ
は７以上の数で、かつｂ／ａが７〜２０であり、Ｒ
1は、下記の一般式（２）で表される構造を有する基を
示す。） 【化４】 （一般式（２）中、ｃは５〜５０の数、ｄは０〜５０の
数をそれぞれ示し、Ｒ2は水素または炭素数１〜４のア
ルキル基を示す。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10021400A JPH11209778A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 潤滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10021400A JPH11209778A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 潤滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する潤滑油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209778A true JPH11209778A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12054016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10021400A Withdrawn JPH11209778A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 潤滑油用消泡剤および当該消泡剤を含有する潤滑油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11209778A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1634940A1 (de) | 2004-09-14 | 2006-03-15 | Goldschmidt GmbH | Wasserunlösliche gepfropfte Polysiloxan-copolymerisate und deren Verwendung zur Entschäumung und Entlüftung nichtwässriger Öle |
| JP2008120996A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-29 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑油組成物及びその製造方法 |
| EP2706105A1 (en) * | 2012-09-10 | 2014-03-12 | Afton Chemical Corporation | Antifoam additives for use in low viscosity lubricating oil applications |
| WO2014144558A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Trane International Inc. | Lubricant defoaming additives and compositions |
| CN106164230A (zh) * | 2013-11-22 | 2016-11-23 | 亚什兰许可和知识产权有限公司 | 具有降低的表面张力的齿轮油和发动机油 |
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| WO2023067974A1 (ja) * | 2021-10-22 | 2023-04-27 | Ｅｎｅｏｓ株式会社 | 水溶性加工油組成物、及び、金属加工方法 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP10021400A patent/JPH11209778A/ja not_active Withdrawn
Cited By (22)
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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