JPH11208251A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH11208251A
JPH11208251A JP1740798A JP1740798A JPH11208251A JP H11208251 A JPH11208251 A JP H11208251A JP 1740798 A JP1740798 A JP 1740798A JP 1740798 A JP1740798 A JP 1740798A JP H11208251 A JPH11208251 A JP H11208251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水回路17中に補助ヒータ24を追加した
温水式暖房装置全体の暖房性能の低下を抑えることがで
き、且つ温水式暖房装置全体の製品コストを低減するこ
とのできる車両用空調装置を提供する。 【解決手段】 排熱量の少ないエンジンの暖房能力を補
助する補助ヒータ24を、温水式暖房装置の温水回路1
7においてエンジンEの上流側で、且つヒータコア15
の下流側に追加した。そして、エンジンEのエンジンパ
イプ(温水入口)を、エンジンEの前方側面で、且つエ
ンジンEの半分よりもクランクプーリ21側に設けると
共に、エンジンEのエンジンパイプ(温水出口)をエン
ジンEの後方側面に設けた。これにより、温水回路17
を構成する温水配管22、23の重複箇所の長さが短く
なり、温水回路17全体の長さが短くなることにより、
温水回路17内を流れる冷却水の通水抵抗を小さくする
ことができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式のエンジン
を冷却する冷却水を暖房用熱源とする車両用暖房装置に
関するもので、特に温水回路中に、冷却水により車室内
を暖房する暖房器と、冷却水を加熱する剪断発熱器とを
備えた車両用暖房装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用暖房装置としては、図
11および図12に示したように、水冷式のエンジン1
01を冷却する冷却水を空調ダクト内のヒータコア10
2に導いてそのヒータコア102にて空調ダクト内を流
れる空気を加熱して車室内を暖房する温水式暖房装置が
一般的である。ところが、このような温水式暖房装置
は、外気温度が低く(例えば0℃以下の低外気温)、冷
却水温度が低い時に、エンジン101を始動して温水式
暖房装置を起動する場合、すなわち、温水式暖房装置の
立ち上がり時に著しく暖房能力が不足するという不具合
が生じている。また、ディーゼルエンジン搭載車や、直
接噴射式エンジンまたはリーンバーンエンジンのような
高効率エンジン搭載車の場合には、エンジンの排熱量が
少ないため、外気温度が低いと、温水回路内の冷却水温
度を所定冷却水温度(例えば80℃)程度に維持でき
ず、暖房能力が不足するという不具合が生じている。
【0003】そこで、外気温度が低く(例えば0℃以下
の低外気温)、冷却水温度が低い時のエンジンの暖房能
力を補助する目的で、剪断発熱器をヒータコアの上流側
に接続した温水回路を備えた車両用暖房装置(例えばE
P第0361053B1号公報)が提案されている。こ
の車両用暖房装置は、図13に示したように、エンジン
101を冷却する冷却水を一旦剪断発熱器103に導い
て冷却水を加熱し、その剪断発熱器103で加熱した冷
却水を空調ダクト内のヒータコア102に導いて車室内
を暖房するようにしている。ここで、剪断発熱器103
は、エンジン101の駆動力がプーリ104を介してロ
ータに伝達され、ロータの回転により内部に封入された
シリコンオイル等の粘性流体に剪断力を作用させて熱を
発生させ、その発熱により冷却水を加熱するようにした
粘性発熱装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用暖房装置においては、剪断発熱器103のプーリ10
4がエンジン101のクランクプーリ105によりベル
ト駆動されているため、剪断発熱器103がエンジン1
01のクランクプーリ105側に設置されているが、一
般的にエンジン101のクランクプーリ105は、エン
ジンルーム内において前方側に配設され、ヒータコア1
02はエンジンルームの後方側に配設されている。この
結果、車両レイアウトによっては、車両用暖房装置の温
水回路を温水配管が交差(クロス)して長くなり、温水
回路内を流れる冷却水の通水抵抗が大きくなってしま
う。これにより、エンジン101の冷却水を暖房用熱源
として車室内を暖房する際の暖房性能が低下すると共
に、車両用暖房装置全体の製品コストの上昇を招くとい
う問題が生じている。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、エンジンの暖房能力を
補助する補助ヒータを追加した温水回路の長さを短縮す
ることにより、装置全体の暖房性能の低下を抑えること
ができ、且つ装置全体の製品コストを低減することので
きる車両用暖房装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、例えば排熱量の少ないエンジンの暖房能力を補
助する補助ヒータを、車両用暖房装置の温水回路中に追
加した。そして、その補助ヒータをエンジンの上流側に
接続し、且つ補助ヒータを暖房器の下流側に接続するこ
とにより、エンジンより流出した冷却水が、暖房器、補
助ヒータの順に流れてエンジンに戻される。
【0007】また、エンジンの温水出口を出力部から遠
い側面に設け、エンジンの温水入口を出力部に近い側面
に設けることにより、温水回路が交差する箇所が少なく
なり、温水回路全体の通路長を短縮することができるの
で、車両用暖房装置全体の製品コストを低減することが
できる。さらに、温水回路内を循環する冷却水の通水抵
抗を小さくすることができるため、暖房器の放熱量が増
加することにより、車両用暖房装置全体の暖房性能の低
下を抑えることができる。そして、エンジンの出力部に
より補助ヒータを駆動することにより、エンジンの駆動
負荷が増加するので、エンジン自身の排熱量が多くな
り、エンジンの暖房能力を増加することができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、エンジン
の温水出口を出力部に対して反対側の面に設け、エンジ
ンの出力部に対して反対側の面で、且つ温水出口よりも
補助ヒータに近い位置に設けることにより、温水回路が
交差する箇所が少なくなり、温水回路全体の通路長を短
縮することができる。それによって、請求項1に記載の
発明と同様な効果を達成することができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、エンジン
の温水出口を出力部に対して反対側の面に設け、エンジ
ンの温水入口をエンジンの側面に設けることにより、温
水回路が交差する箇所が少なくなり、温水回路全体の通
路長を短縮することができる。それによって、請求項1
に記載の発明と同様な効果を達成することができる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、横置きに
設置されたエンジンを冷却する冷却水を、エンジンより
も車両の進行方向の前方側または後方側に設置された補
助ヒータ、エンジンよりも車両の進行方向の後方側に設
置された暖房器の順に流して、エンジンに戻すようにす
る。それによって、請求項1に記載の発明と同様な効果
を達成することができる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、縦置きに
設置されたエンジンを冷却する冷却水を、エンジンより
も車両の進行方向の左側または右側に設置された補助ヒ
ータ、エンジンよりも車両の進行方向の後方側に設置さ
れた暖房器の順に流して、エンジンに戻すようにする。
それによって、請求項1に記載の発明と同様な効果を達
成することができる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、エンジン
の出力部からロータに駆動力が伝達されると、剪断発熱
器内の粘性流体に剪断力が作用することにより、粘性流
体が発熱する。これにより、剪断発熱器内に流入した冷
却水が加熱されるので、例えば排熱量の少ないエンジン
の暖房能力の不足を補うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態の構成〕図1およ
び図2は本発明の第1実施形態(第1実施例)を示した
もので、図1は車両用空調装置の全体構成を示した図
で、図2は温水式暖房装置の車両レイアウトを示した図
である。
【0014】本実施形態の車両用空調装置は、水冷式の
ディーゼルエンジン(以下エンジンと言う)Eを搭載し
た車両、特に寒冷地仕様の車両の車室内を冷暖房する空
調ユニット1の各空調手段(アクチュエータ)を、空調
制御装置(図示せず)によって制御するように構成され
ている。
【0015】空調ユニット1は、車両フロント側のエン
ジンルームと区画された車室内の前方側に、車室内に空
調空気を導く通風路を成す空調ダクト2を備えている。
この空調ダクト2の最も上流側には、外気吸込口3、内
気吸込口4および内外気切替ドア5が設けられ、これら
よりも空気下流側には遠心式送風機が設けられている。
また、空調ダクト2の最も空気下流側には、デフロスタ
吹出口6、フェイス吹出口7およびフット吹出口8およ
び2個の吹出口切替ドア9、10が設けられている。
【0016】遠心式送風機は、空調ダクト2の空気上流
側に一体的に設けられたスクロールケーシング11と、
図示しないブロワ駆動回路により制御されるブロワモー
タ12と、このブロワモータ12に回転駆動されて、車
室内に向かう空気流を発生させる遠心式ファン13とか
ら構成されている。
【0017】次に、遠心式送風機の空気下流側には、車
両に搭載された冷凍サイクルの一構成部品を成すエバポ
レータ14が空調ダクト2の通風路全面を塞ぐように配
されている。エバポレータ14は、膨張弁等の減圧装置
より流入する低温の気液二相状態の冷媒を蒸発気化させ
て、自身を通過する空気を冷却する冷却用熱交換器であ
る。そして、エバポレータ14は、エンジンEにベルト
駆動される電磁クラッチ(図示せず)をONすることに
より、エンジンEの駆動力がコンプレッサ(図示せず)
に伝達されて、コンプレッサが起動することで、空気冷
却作用を行う。
【0018】次に、エバポレータ14の空気下流側に
は、エバポレータ14で冷却された冷風を再加熱する温
水式暖房装置のヒータコア15が空調ダクト2の通風路
を部分的に塞ぐように配されている。このヒータコア1
5の空気上流側面は、エアミックスドア16により開閉
される。なお、図1では、エアミックスドア16がエバ
ポレータ14を通過した冷風の全てをヒータコア15に
通すMAX・HOT位置に駆動されている。
【0019】そして、ヒータコア15は、本発明の暖房
器に相当するもので、エンジンEにより駆動されるウォ
ータポンプPにより冷却水が循環流が発生する温水回路
17の途中に設置されている。そして、ヒータコア15
は、温水回路17に設置された温水弁(図示せず)が開
弁すると、内部にエンジンEの排熱を吸収した冷却水が
還流し、この冷却水を暖房用熱源として空気を再加熱す
る、すなわち、空気加熱作用を行う加熱用熱交換器であ
る。
【0020】ここで、エンジンEは、エンジンルーム内
にて車両の進行方向に対して横置きに設置され、内部に
ウォータジャケット18を有し、車両の進行方向の右側
に出力軸(クランクシャフト)20が突出しており、そ
の出力軸20の外周にクランクプーリ(本発明の出力部
に相当する)21が固定されている。そのエンジンEの
エンジンパイプ(温水入口)は、車両の進行方向に対し
て前方側(車両フロント側)の側面で、且つエンジンE
の前後方向の半分よりもクランクプーリ21側に設けら
れている。また、エンジンEのエンジンパイプ(温水出
口)は、車両の進行方向に対して後方側(車両リヤ側)
の側面で、且つエンジンEの前後方向の半分よりもクラ
ンクプーリ21側に対して逆側に設けられている。
【0021】そして、ウォータジャケット18の温水出
口には、上記のウォータポンプPの吸入口が連結され、
このウォータポンプPの吐出口には、エンジンEとヒー
タコア15の入口との間を結ぶ温水配管22が接続され
ている。そして、ウォータジャケット18の温水入口と
ヒータコア15の出口との間を結ぶ温水配管23の途中
には、エンジンEの暖房能力の不足を補うための剪断発
熱器(ビスカスヒータ:以下補助ヒータと言う)24が
接続されている。
【0022】補助ヒータ24は、図示しないハウジング
内に回転自在に支持されたシャフト25、このシャフト
25の外周に固定されたロータ(図示せず)、このロー
タに駆動力が加わると剪断力が作用されて熱を発生する
高粘性流体(例えば高粘性シリコンオイル)を内部に収
容したケース(図示せず)、およびこのケースの周囲を
冷却水が還流する冷却水路(図示せず)等から構成され
ている。
【0023】補助ヒータ24のハウジングの端面より外
部に突出したシャフト25の外周に固定されたプーリ2
6とエンジンEのクランクプーリ21との間には、本発
明の動力伝達手段としてのベルト27が掛け渡されてい
る。なお、補助ヒータ24は、エンジンEの駆動力が加
わると回転して発熱することで冷却水を加熱することに
より、エンジンEの暖房能力を補助する補助ヒータであ
る。
【0024】そして、補助ヒータ24は、エンジンルー
ム内にてエンジンEの前方側側面よりも車両の進行方向
の前方側に設置され、ヒータコア15よりも下流側に接
続され、且つエンジンEのウォータジャケット18の温
水入口よりも上流側の温水配管23の途中に接続されて
いる。ここで、ヒータコア15、ウォータポンプP、温
水回路17の温水配管22、23、エンジンEのウォー
タジャケット(主熱源装置)18、補助ヒータ(補助熱
源装置)24等から温水式暖房装置が構成されている。
【0025】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の車両用空調装置の作用を図1および図2に基づいて簡
単に説明する。
【0026】エンジンEを始動することにより、ウォー
タポンプPおよび補助ヒータ24がエンジンEにベルト
駆動されると、温水回路17中に冷却水の循環流が発生
する。エンジンEのウォータジャケット18内で暖めら
れた冷却水は、ウォータポンプPの作用により、温水出
口より流出して温水配管22を通りヒータコア15内に
流入する。このとき、エアミックスドア16はMAX・
HOT位置(図1の実線位置)に制御されるか、あるい
はエバポレータ14を通過した冷風の一部をヒータコア
15に通し、冷風の残部をヒータコア15から迂回させ
る中間位置に制御される。
【0027】そして、ヒータコア15で空気と熱交換し
た冷却水は、温水配管23を通って補助ヒータ24の冷
却水路内に流入する。この冷却水路を通過する際に、補
助ヒータ24内の高粘性流体の発熱により更に加熱され
た後に、エンジンEの温水入口からウォータジャケット
内に戻される。
【0028】一方、空調ダクト2内に吸い込まれた空気
(内気または外気)は、エバポレータ14を通過する際
に冷やされ、あるいはコンプレッサが起動していない場
合にはエバポレータ14を単なる通路として通過した後
に、ヒータコア15に吸い込まれる。ヒータコア15に
吸い込まれた空気は、冷却水と熱交換されて加熱された
後に、主にフット吹出口8から車室内に吹き出されるこ
とにより、車室内が暖房される。
【0029】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態では、補助ヒータ24をエンジンEの上流側に
接続し、且つ補助ヒータ24をヒータコア15の下流側
に接続し、また、エンジンEのエンジンパイプ(温水出
口)をエンジンEの後方側側面に設け、エンジンEのエ
ンジンパイプ(温水入口)をエンジンEの前方側側面に
設け、更に、温水入口を温水出口よりもクランクプーリ
21に近い側に設けることにより、温水回路17の温水
配管22、23がクロス(交差)することはない。それ
によって、温水回路17の長さ、特に温水配管22、2
3の長さを短縮できるので、温水式暖房装置全体の製品
コストを低減することができる。
【0030】また、上記のように補助ヒータを設置し、
且つエンジンEからエンジンパイプを取り出すことによ
り、車両レイアウトに拘らず、温水式暖房装置の温水回
路17を構成する温水配管22、23の重複箇所の長さ
が短くなることにより、温水式暖房装置の温水回路17
全体の通路長が短くなるので、その温水回路17内を循
環する冷却水の通水抵抗を小さくすることができる。
【0031】ここで、本実施形態では、補助ヒータ24
をエンジンEの上流側に接続し、且つ補助ヒータ24を
ヒータコア15の下流側に接続することにより、補助ヒ
ータ24で加熱された冷却水が直接ヒータコア15内に
流入しないので、暖房性能の低下が懸念されるが、以下
の理由によりその暖房性能の低下分は殆どない。
【0032】その理由は、補助ヒータ24を追加した温
水式暖房装置(システム)の効果の半分は、エンジンE
の駆動負荷の増加分であるため、補助ヒータ24の配置
による影響は少なく、却ってエンジンEの駆動負荷が増
加することによってエンジンE自身の発熱量が増加し、
暖房性能が向上する。
【0033】他の理由は、上述したように、温水配管2
2、23の長さが従来の技術と比較して短くなるので、
温水回路17内を循環する冷却水の通水抵抗を小さくす
ることができる。この結果、ヒータコア15内に供給さ
れる冷却水の流量が増えるので、ヒータコア15の放熱
量(熱交換効率)が増加(向上)することにより、車両
用空調装置の暖房性能の低下を抑えることができる。
【0034】〔第1実施形態の実験結果〕次に、外気温
度が−20℃の時に2000ccのディーゼルエンジン
を搭載した乗用車を0km/hから25km/hのGO
−STOPを繰り返してエンジンE始動時から30分後
の各測定場所の温度がどのように変化するかについて調
査した実験について説明する。
【0035】この実験は、図11に示したような現状の
温水式暖房装置の車両レイアウトの場合(現状)、図3
に示したようなヒータコア15の前に補助ヒータ24を
追加した従来の温水式暖房装置の車両レイアウトの場合
(第1比較例:H/C前)、図4に示したようなヒータ
コア15の後に補助ヒータ24を追加した本発明の温水
式暖房装置の車両レイアウトの場合(第1実施例:H/
C後)のそれぞれについて、ヒータコア(H/C)の入
口水温、エンジン(E/G)の入口水温、フット(FO
OT)吹出口からの吹出し温、および内気温度(室温)
の変化を調査したもので、その実験結果を図5のグラフ
に示した。
【0036】上記の調査結果は、補助ヒータ24の補助
暖房能力が1kWの例であるが、この図5のグラフから
も確認できるように、30分後の室温を見ると、ヒータ
コア15の上流側(前)に補助ヒータ24を追加した場
合(H/C前)は22.0℃(現状比+4.0℃)、ヒ
ータコア15の下流側(後)に補助ヒータ24を追加し
た場合(H/C後)は21.5℃(現状比+3.5℃)
である。したがって、従来の(H/C前)の場合と本発
明の(H/C後)の場合との温度差は僅か0.5℃しか
なく、ヒータコア15の後に補助ヒータ24を追加した
場合でも、充分補助暖房熱源装置としての効果が得られ
ることが分かる。
【0037】〔第2実施形態〕図6は本発明の第2実施
形態を示したもので、図6(a)は温水式暖房装置の車
両レイアウトの第2実施例を示した図で、図6(b)は
温水式暖房装置の車両レイアウトの第2比較例を示した
図である。ここで、図6(a)、(b)は、横置き式の
エンジンEを搭載した車両への温水回路17の車両レイ
アウトを示す。
【0038】先ず、図6(a)に示した第2実施形態
(第2実施例)では、補助ヒータ24およびヒータコア
15の入口へのエンジンパイプ(温水出口)の位置と、
且つ補助ヒータ24およびヒータコア15の出口からの
エンジンパイプ(温水入口)の位置とがクランクプーリ
21と反対側の面のレイアウトを示す。また、エンジン
パイプ(温水入口)の位置が温水出口よりも補助ヒータ
24に近い側に設けられている。この車両レイアウトの
場合には、図6(b)の第2比較例と比較して、温水配
管22、23にクロス(交差)する箇所がなく、第1実
施形態と同様な効果を達成することができる。
【0039】〔第3実施形態〕図7は本発明の第3実施
形態を示したもので、図7(a)は温水式暖房装置の車
両レイアウトの第3実施例を示した図で、図7(b)は
温水式暖房装置の車両レイアウトの第3比較例を示した
図である。ここで、図7(a)、(b)は、横置き式の
エンジンEを搭載した車両への温水回路17の車両レイ
アウトを示す。
【0040】先ず、図7(a)に示した第3実施形態
(第3実施例)では、補助ヒータ24およびヒータコア
15の入口へのエンジンパイプ(温水出口)の位置がエ
ンジンEの前方側側面で、且つ補助ヒータ24およびヒ
ータコア15の出口からのエンジンパイプ(温水入口)
の位置がクランクプーリ21と反対側の面のレイアウト
を示す。この車両レイアウトの場合には、図7(b)の
第3比較例と比較して、温水配管22、23にクロス
(交差)する箇所がなく、第1実施形態と同様な効果を
達成することができる。
【0041】なお、この車両レイアウトの場合には、エ
ンジンEの温水入口の位置がクランクプーリ21に近い
側であっても、クランクプーリ21から遠い側であって
もどちらでも良い。また、エンジンEの温水出口の位置
も、ヒータコア15または補助ヒータ24に近い側であ
っても、ヒータコア15または補助ヒータ24から遠い
側であってもどちらでも良い。
【0042】〔第4実施形態〕図8は本発明の第4実施
形態を示したもので、図8(a)は温水式暖房装置の車
両レイアウトの第4実施例を示した図で、図8(b)は
温水式暖房装置の車両レイアウトの第4比較例を示した
図である。ここで、図8(a)、(b)は、縦置き式の
エンジンEを搭載した車両への温水回路17の車両レイ
アウトを示す。
【0043】図8(a)に示した第4実施形態(第4実
施例)では、補助ヒータ24およびヒータコア15の入
口へのエンジンパイプ(温水出口)の位置がエンジンE
の後方側側面で、且つ補助ヒータ24およびヒータコア
15の出口からのエンジンパイプ(温水入口)の位置が
エンジンEの前方側側面のレイアウトを示す。また、エ
ンジンパイプ(温水入口)の位置が温水出口よりもクラ
ンクプーリ21に近い側に設けられている。この車両レ
イアウトの場合には、図8(b)の第4比較例と比較し
て、温水配管22、23にクロス(交差)する箇所がな
く、第1実施形態と同様な効果を達成することができ
る。
【0044】〔第5実施形態〕図9は本発明の第5実施
形態を示したもので、図9(a)は温水式暖房装置の車
両レイアウトの第5実施例を示した図で、図9(b)は
温水式暖房装置の車両レイアウトの第5比較例を示した
図である。ここで、図9(a)、(b)は、縦置き式の
エンジンEを搭載した車両への温水回路17の車両レイ
アウトを示す。
【0045】図9(a)に示した第5実施形態(第5実
施例)では、補助ヒータ24およびヒータコア15の入
口へのエンジンパイプ(温水出口)の位置と、補助ヒー
タ24およびヒータコア15の出口からのエンジンパイ
プ(温水入口)の位置とがクランクプーリ21の反対側
の面のレイアウトを示す。また、エンジンパイプ(温水
入口)の位置が温水出口よりも補助ヒータ24に近い側
に設けられている。この車両レイアウトの場合には、図
9(b)の第5比較例と比較して、温水配管22、23
にクロス(交差)する箇所がなく、第1実施形態と同様
な効果を達成することができる。
【0046】〔第6実施形態〕図10は本発明の第6実
施形態を示したもので、図10(a)は温水式暖房装置
の車両レイアウトの第6実施例を示した図で、図10
(b)は温水式暖房装置の車両レイアウトの第6比較例
を示した図である。ここで、図10(a)、(b)は、
縦置き式のエンジンEを搭載した車両への温水回路17
の車両レイアウトを示す。
【0047】図10(a)に示した第6実施形態(第6
実施例)では、補助ヒータ24およびヒータコア15の
入口へのエンジンパイプ(温水出口)の位置がクランク
プーリ21の反対側の面で、且つ補助ヒータ24および
ヒータコア15の出口からのエンジンパイプ(温水入
口)の位置がエンジンEの前方側側面のレイアウトを示
す。この車両レイアウトの場合には、図10(b)の第
6比較例と比較して、温水配管22、23にクロス(交
差)する箇所がなく、第1実施形態と同様な効果を達成
することができる。
【0048】なお、この車両レイアウトの場合には、エ
ンジンEの温水入口の位置がクランクプーリ21に近い
側であっても、クランクプーリ21から遠い側であって
もどちらでも良い。また、エンジンEの温水出口の位置
も、ヒータコア15または補助ヒータ24に近い側であ
っても、ヒータコア15または補助ヒータ24から遠い
側であってもどちらでも良い。
【0049】〔他の実施形態〕本実施形態では、エンジ
ンEよりも車両の進行方向の前方側、またはエンジンE
よりも車両の進行方向の左側にビスカスヒータ等の補助
ヒータ24を設置したが、図4に示したように、エンジ
ンEよりも車両の進行方向に対して後方側に補助ヒータ
24を設置しても良い。また、エンジンEよりも車両の
進行方向の左側に補助ヒータ24を設置しても良い。
【0050】本実施形態では、エンジンEの温水入口を
エンジンEの半分よりもクランクプーリ21側に設け、
エンジンEの温水出口をエンジンEの半分よりもクラン
クプーリ21に対して逆側に設けたが、エンジンEの温
水入口をエンジンEの半分よりもクランクプーリ21に
対して逆側に設け、エンジンEの温水出口をエンジンE
の半分よりもクランクプーリ21側に設けても良い。
【0051】本実施形態では、エンジンEのクランクプ
ーリ21と補助ヒータ24のプーリ26との間にベルト
27を介在したが、エンジンEの出力軸20に補助ヒー
タ24のシャフト25を直結しても良い。また、補助ヒ
ータ24のプーリ26とシャフト25との間に、エンジ
ンEから補助ヒータ24のロータへの駆動力の伝達を断
続する電磁クラッチ等のクラッチ手段を介在させても良
い。
【0052】本実施形態では、補助ヒータとして、剪断
発熱器(ビスカスヒータ)よりなる補助ヒータ24を採
用した例を示したが、補助ヒータとして、電力が供給さ
れると発熱する電気ヒータやランプ等の電気部品を採用
しても良い。例えば電気ヒータの場合は、エンジンEの
駆動力が伝達されると発電するオルタネータ(発電機)
より供給される電力により熱を発生し、この発熱により
冷却水を加熱することから、オルタネータと電気ヒータ
とで補助ヒータが構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態で用いた車両用空調装置
の全体構成を示した概略図である。
【図2】本発明の第1実施形態の温水式暖房装置の車両
レイアウトを示した概略図である。
【図3】実験で用いた従来の車両用空調装置の全体構成
を示した概略図である(第1実施例)。
【図4】実験で用いた本発明の車両用空調装置の全体構
成を示した概略図である(第1比較例)。
【図5】エンジンを始動してからの経過時間と各所の温
度変化との関係を示したグラフである。
【図6】(a)は温水式暖房装置の車両レイアウトの第
2実施例を示した概略図で、(b)は温水式暖房装置の
車両レイアウトの第2比較例を示した概略図である。
【図7】(a)は温水式暖房装置の車両レイアウトの第
3実施例を示した概略図で、(b)は温水式暖房装置の
車両レイアウトの第3比較例を示した概略図である。
【図8】(a)は温水式暖房装置の車両レイアウトの第
4実施例を示した概略図で、(b)は温水式暖房装置の
車両レイアウトの第4比較例を示した概略図である。
【図9】(a)は温水式暖房装置の車両レイアウトの第
5実施例を示した概略図で、(b)は温水式暖房装置の
車両レイアウトの第5比較例を示した概略図である。
【図10】(a)は温水式暖房装置の車両レイアウトの
第6実施例を示した概略図で、(b)は温水式暖房装置
の車両レイアウトの第6比較例を示した概略図である。
【図11】従来の温水式暖房装置の車両レイアウトを示
した概略図である。
【図12】従来の温水式暖房装置の車両レイアウトを示
した概略図である。
【図13】従来の温水式暖房装置の車両レイアウトを示
した概略図である。
【符号の説明】
E エンジン P ウォータポンプ 14 エバポレータ 15 ヒータコア(暖房器) 16 エアミックスドア 17 温水回路 18 ウォータジャケット 21 クランクプーリ(出力部) 22 温水配管 23 温水配管 24 補助ヒータ(剪断発熱器)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動力を出力する出力部を有するエンジン
    と、 このエンジンを冷却する冷却水が供給されて車室内の暖
    房を行う暖房器と、 前記出力部から前記エンジンの駆動力を受けると冷却水
    を加熱することにより、前記エンジンの暖房能力の不足
    を補う補助ヒータと、 前記エンジン、前記暖房器および前記補助ヒータに冷却
    水を循環させる温水回路とを備えた車両用暖房装置にお
    いて、 前記エンジンは、前記出力部から遠い側面に、前記暖房
    器の入口側に接続する温水出口を設けると共に、前記出
    力部に近い側面に、前記補助ヒータの出口側に接続する
    温水入口を設け、 前記温水回路は、前記エンジンより流出した冷却水を、
    前記暖房器、前記補助ヒータの順に流して、前記エンジ
    ンに戻すように配されたことを特徴とする車両用暖房装
    置。
  2. 【請求項2】駆動力を出力する出力部を有するエンジン
    と、 このエンジンを冷却する冷却水が供給されて車室内の暖
    房を行う暖房器と、 前記出力部から前記エンジンの駆動力を受けると冷却水
    を加熱することにより、前記エンジンの暖房能力の不足
    を補う補助ヒータと、 前記エンジン、前記暖房器および前記補助ヒータに冷却
    水を循環させる温水回路とを備えた車両用暖房装置にお
    いて、 前記エンジンは、前記出力部に対して反対側の面に、前
    記暖房器の入口側に接続する温水出口を設けると共に、
    前記出力部に対して反対側の面で、且つ前記温水出口よ
    りも前記補助ヒータに近い位置に、前記補助ヒータの出
    口側に接続する温水入口を設け、 前記温水回路は、前記エンジンより流出した冷却水を、
    前記暖房器、前記補助ヒータの順に流して、前記エンジ
    ンに戻すように配されたことを特徴とする車両用暖房装
    置。
  3. 【請求項3】駆動力を出力する出力部を有するエンジン
    と、 このエンジンを冷却する冷却水が供給されて車室内の暖
    房を行う暖房器と、 前記出力部から前記エンジンの駆動力を受けると冷却水
    を加熱することにより、前記エンジンの暖房能力の不足
    を補う補助ヒータと、 前記エンジン、前記暖房器および前記補助ヒータに冷却
    水を循環させる温水回路とを備えた車両用暖房装置にお
    いて、 前記エンジンは、前記出力部に対して反対側の面に、前
    記暖房器の入口側に接続する温水出口を設けると共に、
    前記エンジンの側面に、前記補助ヒータの出口側に接続
    する温水入口を設け、 前記温水回路は、前記エンジンより流出した冷却水を、
    前記暖房器、前記補助ヒータの順に流して、前記エンジ
    ンに戻すように配されたことを特徴とする車両用暖房装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1つに
    記載の車両用暖房装置において、 前記エンジンは、エンジンルーム内にて車両の進行方向
    に対して横置きに設置され、 前記補助ヒータは、前記エンジンルーム内にて前記エン
    ジンよりも車両の進行方向の前方側または後方側に設置
    され、 前記暖房器は、前記エンジンよりも車両の進行方向の後
    方側に設置されたことを特徴とする車両用暖房装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3のいずれか1つに
    記載の車両用暖房装置において、 前記エンジンは、エンジンルーム内にて車両の進行方向
    に対して縦置きに設置され、 前記補助ヒータは、前記エンジンルーム内にて前記エン
    ジンよりも車両の進行方向に対して左側または右側に設
    置され、 前記暖房器は、前記エンジンよりも車両の進行方向の後
    方側に設置されたことを特徴とする車両用暖房装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の車両用暖房装置において、 前記補助ヒータは、前記エンジンの駆動力が加わること
    により回転するロータ、およびこのロータが回転するこ
    とにより剪断力が作用されて熱を発生する粘性流体に有
    し、その粘性流体の発熱により冷却水を加熱する剪断発
    熱器と、 前記エンジンの出力部から前記剪断発熱器のロータに駆
    動力を伝達する動力伝達手段とを備えたことを特徴とす
    る車両用暖房装置。
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