JPH11207594A - モジュール式ウエハ研磨装置及びウエハ研磨方法 - Google Patents

モジュール式ウエハ研磨装置及びウエハ研磨方法

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JPH11207594A
JPH11207594A JP31414698A JP31414698A JPH11207594A JP H11207594 A JPH11207594 A JP H11207594A JP 31414698 A JP31414698 A JP 31414698A JP 31414698 A JP31414698 A JP 31414698A JP H11207594 A JPH11207594 A JP H11207594A
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head
belt
head drive
polishing
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JP31414698A
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H Alexander Anderson
エイチ・アレキサンダー・アンダーソン
Gregory A Appel
グレゴリー・エイ・アペル
Linh X Can
リン・エックス・カン
David Chen
デイビッド・チェン
Tsungnan Cheng
ツングナン・チェング
Albert Hu
アルバート・フー
Garry K Kwong
ゲリー・ケイ・クワング
Shu-Wong S Lee
シュー−ウォング・エス・リー
Kelvin Lum
ケルビン・ラム
John Weiguo Zhang
ジョン・ウェイグォ・ザング
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B21/00Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor
    • B24B21/04Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor for grinding plane surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/04Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置場所に適合する様々な配置形態をとり
得、かつ高い効率で研磨処理を行うことができるモジュ
ール式ウェハ研磨装置を提供する。 【解決手段】 ウエハ研磨装置は、モジュールフレー
ムと、回転可能で研磨パッドを備えた連続ベルトと、回
動自在なウエハ保持用ヘッドドライブとを備える。ヘッ
ドドライブはその遠位端部分にウエハを保持するウエハ
キャリアヘッドを備え、保持済ウエハがベルトに当接す
る垂直研磨位置に移動する。ウエハ保持用遠位端部分が
回転し、並んでスイープ動作する間、研磨パッドに当接
する保持されたウエハに圧力が加えられる。研磨終了
後、ヘッドドライブは反転してベルト横断部分から離れ
て他の方向に回動し、その後研磨済ウエハが除去され
る。多数のモジュールを、間にロボット経路を挟んで直
列か並列に配置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ研磨装置に
関するものである。本発明は特に、ベルト式ポリッシャ
を備え、その配置についてモジュール式である半導体ウ
ェハ研磨装置に関するものである。また本発明は、“Mo
dular Wafer Polishing Apparatus and Method”なる名
称のH. Alexander Andersonらによる1997年11月
5日出願の米国特許出願08/964,930号から、
“Wafer Shuttle System”なる名称のJohn WeiguoZhang
らによる1997年11月5日出願の米国特許出願08
/965,037号、及び“Wefer Polishing Head Dri
ve”なる名称のLinh X. Canらによる1997年11月
5日出願の米国特許出願08/964,817号に至る
複数の優先権に基づいている。
【従来の技術】半導体ウエハ用の化学的機械的研磨装置
は従来より周知となっており、典型的には米国特許第
5,593,344号及び明細書中に置いて引用されて
いる特許に開示されている。一般にこれらの装置は顧客
の必要及び設置される施設の場所に応じてカスタマイズ
される。更に、従来の装置のほとんど全ては、半導体ウ
エハが水平位置に置かれた状態で研磨工程を実行する。
即ちこの時にウエハは回転する水平なテーブル若しくは
水平なベルト部分上に水平に載置され、ウエハの上側面
に下向きの力が加えられる。この工程は通常第1のテー
ブルまたはウエハキャリアがウエハをのせて移動し、ウ
エハを第2のスラリーを含んだ研磨テーブル又はベルト
に押しつけることによって成される。半導体プロセスに
おける化学的機械的研磨(CMP)では、ウエハの表面
から突出部分を取り除き表面を研磨する。CMP処理
は、部分的にプロセシングされたウエハに対して行われ
る。典型的なウエハは概ね円形のウエハに加工された単
結晶シリコン又は他の半導体材料である。研磨が行える
状態にある典型的なプロセシングされた又は部分的にプ
ロセシングされたウエハは、ウエハの表面上で約400
0〜10000Åの高さの局部的な幾何学的特徴を形成
する1又は2以上のパターニングされた層の上に、例え
ばガラス、二酸化シリコン、若しくは窒化シリコンのよ
うな誘電体材料の上層か、若しくは金属層を有する。研
磨処理によりこの局部的な特徴が平滑化され、理想的に
はウエハの表面がウエハから形成されるチップのサイズ
をカバーする領域上で平坦にされる。現在、研磨は、チ
ップのサイズをカバーする面積において約1500〜3
000Åの許容範囲まで局部的にウエハを平坦化する処
理であると見なされている。従来のベルト式ポリッシャ
は、研磨パッドを取り付けたベルト、ウエハが水平に載
置されるウエハキャリアヘッド、及びベルトのウエハの
下の部分を水平に支持する支持体アセンブリを有する。
これは米国特許第5,593,344号の第1図に示さ
れている。CMP処理のため、研磨パッドをスラリーで
コーティング又は研磨パッドにスラリーをスプレーしな
がら、駆動システムでベルトを回転する。キャリアヘッ
ドはウエハを研磨パッドに接触させて、回転する研磨パ
ッドをウエハ表面に押しつけるようにする。ウエハの表
面に対するスラリーの化学的作用及び研磨パッドの機械
的作用により、その表面から材料が除去される。米国特
許第5,593,344号及び米国特許第5,558,
568号には、ベルトの支持のための静水圧式流体ベア
リングを用いるCMPシステムが記載されている。半導
体プロセシングにおいて必要な許容誤差範囲まで表面を
研磨するため、CMPシステムは通常、ウエハに、ウエ
ハ全体に渡って均一な圧力をもって研磨パッドを押しつ
けることを意図している。均一な研磨を可能とする方法
及び構造が求められている。更に、従来の装置はロボッ
ト式ウエハロード・アンロードシステムにより次第に自
動化されてきていることから、ロボットシステムの複雑
さを低減すること、及び各単位操作にかかる経過時間を
最小化し、ロボットシステム及び研磨装置の双方の効率
を高めることの必要性が増してきている。任意の生産速
度の必要性に適合し、幅広い形態の生産設備空間に収ま
る適合するより標準的な研磨装置をより低いコストで提
供する必要性もでてきている。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、直列配置及び並列配置等の様々な配置形態をとるこ
とができ、かつ高い効率で研磨処理を行うことができる
モジュール式ウェハ研磨装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】本発明は、モジュール式
のウエハ研磨(又はバフ研磨)装置に関するものであ
り、ここではいくつかの同型の装置が、1又は2以上の
装置に作用する適切な比較的単純なロボットシステムと
一体的に、直列配置式、又は並列配置式、若しくは直列
並列配置式の形態で設置され得る。ここで用語「同型
の」が用いられているが、この用語の意味は、例えば研
磨工程がバフ研磨工程以外の異なる研磨経路を含み得る
という点で装置毎に多少異なっている状態を含むものと
して理解されたい。又各モジュールは互いに99%以上
の同一の部分を有している。モジュールの数及び位置
は、顧客の生産における必要性や生産設備の空間に応じ
て変えられ得る。好適実施例では、ウエハはロード及び
アンロードのための操作時には水平な向きに置かれ、研
磨(又はバフ研磨)が行われる時には垂直な向きにされ
る。従ってロボット又はそのウエハ保持エンドエフェク
タはウエハを垂直に回す必要はなく、ロボットシステム
においてウエハ反転運動を与える必要がなくなり、従っ
てロボットシステムが単純化する。代わりにウエハ載置
及び保持ヘッド駆動機構、シャトル機構及びステージン
グ/リンシング機構(staging/rinsing mechanism)が
用いられ、これは水平向きのウエハを受け取り、取り出
すことができ、ここでヘッド駆動機構が載せられたウエ
ハと共に90°回転して垂直方向となり研磨又はバフ研
磨処理が行われる。各モジュールはフレームの中に包入
されており、コンパクトで2、4、又はそれ以上の研磨
又はバフ研磨ヘッド及びアセンブリを収容できる。従っ
て垂直型研磨装置では、直線的に移動可能なロボットに
よってウエハカセットからウエハ又はウエハ群をステー
ジング/リンシング機構に移送する。シャトル機構は、
特にウエハエッジグリッパに備えられており、研磨され
るウエハをロードするため、または研磨済みのウエハを
アンロードするためにウエハを動かす。次いでシャトル
機構は、ステージング/リンシング機構と、水平方向の
遠位端を有するヘッドドライブとの間を移動する。水平
なウエハは、このような遠位端に載せられ、通常吸引装
置によって保持される。次いでヘッドドライブは回転
(傾動)されて、90°の向きに向けられ、保持された
ウエハも垂直方向に向けられる。次いでヘッド(及びウ
エハ)は、直線的に水平方向に動かされて、連続的に移
動するベルトの垂直横断面又は垂直横断部分の研磨パッ
ドに押しつけられ、適切な研磨剤スラリーを用いて、ウ
エハ表面の研磨又はバフ研磨が行われる。バフ研磨処理
は、研磨処理と類似しているが、研磨剤なしに脱イオン
水又は他の液体を用いる点で異なっており、研磨パッド
材料又びナップ(けば)の選択やベルト及びヘッドドラ
イブの速度及び圧力がそれぞれ異なっている。ある実施
例では、グリッパによりロボットから供給されたウエハ
を簡単に移送できるが、この時グリッパが接触するのは
ウエハの外周部のみである。グリッパはウエハの表又は
裏の両面には触れないことからこれらの表面に粒子の汚
れが付くことはなく、又平面上に突出部が生じたりひっ
かき傷が付くこともない。又、研磨済みの表面からスラ
リーを流したり、ウエハを損なう乾燥を防止すべく湿っ
た状態に維持するために用いられるリンスボックスも設
けられている。バフ研磨処理が行われる場合は、ロボッ
トは研磨済みの湿ったウエハを取り出して、そのウエハ
をバフ研磨パッドを備えた垂直横断部分を有する回転す
るバフ研磨ベルトに隣接する別の水平方向に向けられた
ヘッドドライブに送る。グリッパは、径方向に移動可能
な一連の水平セクタを備えている。各セクタは、セクタ
と共に径方向内向きに移動する1又は2以上の固定され
た従属フィンガー部を有し、フィンガー部は保持力によ
りウエハの外周部に当接し押しつけられる。グリッパは
シャトル機構の一部であり、シャトルが内向きに直線的
に移動する時ウエハの外周部を保持したグリッパは、水
平ヘッド機構の上に配置され、そこでウエハは放されて
ヘッドドライブの遠位端上に置かれ、その上に吸引によ
り保持される。研磨工程の間、ウエハ及びウエハを載せ
たヘッドの部分は、回転され、又垂直面内で横向きに挿
入され、研磨パッド内の均一性を平均化し得る。ベルト
の速度及びヘッド及びウエハによりベルト上にかけられ
る圧力は、コンピュータ入力によって制御される。ヘッ
ドのウエハを載置した部分は、ヘッド全体の内外にわた
って摺動可能で研磨の圧力を制御している。ヘッドドラ
イブのモータは、ヘッドのウエハを載置した部分を回転
させるトルクを与える。装置の動作が垂直方向で直線的
であることにより、ユーザがウエハと研磨パッドとの間
の相対的な線速度をより高くすることができる。ヘッド
圧力は小さくすることができ、これによって平坦化処理
においてより高い効率で同じ材料除去速度を達成するこ
とができる。本発明により、2つのウエハを同時に研磨
処理若しくはバフ研磨処理することが可能となる。これ
は互いに対向し、連続的なベルトの垂直方向の両面に対
して移動可能な2つのヘッドを使用することができるか
らである。2つのウエハは、研磨パッド又はバフ研磨パ
ッドを備えたベルトの両側の回転する横方向の部分に押
し当てられる。ウエハ研磨装置は、モジュールフレー
ム、フレームに対して回転可能な連続ベルト、研磨パッ
ドアセンブリを含む垂直方向のベルト横断部分を少なく
とも1つ備えたベルト、及びフレーム内部にあり、ベル
ト横断部に対して平行且つ並置された垂直第1位置に移
動可能な遠位端を有する少なくとも1つの回動自在ウエ
ハ保持ヘッドドライブを含む。このヘッドドライブは、
ヘッドドライブの遠位端上にウエハを保持するためのウ
エハキャリアを有し、ドライブはウエハキャリアがウエ
ハを保持したまま、ヘッドドライブ及び保持されたウエ
ハをベルト横断部分に当接する垂直研磨位置に動かし、
保持されたウエハに研磨パッドアセンブリに対して押し
つける圧力を加える。研磨の後ドライブは逆転し、ヘッ
ドドライブがベルト横断部分と離れる向きに回動して、
研磨済みのウエハが取り除かれる。
【発明の実施の形態】図1及び図2は、ウエハ研磨装置
10の1つのモジュールを示した図であり、この装置で
は、構造フレーム11の内部に様々な構成要素が設けら
れている。フレーム11は、ホイールキャスター14及
びモジュールを移動してフレーム内に水平方向に位置づ
ける水準フィート15を備えたボトムベース部12を有
する。内部ポリッシャフレーム16は、自由回転トップ
プーリシャフト21を支持する一対のプーリ支持体17
を有しており、マウント部19は、回転ドラム24及び
25上に連続的に装着された研磨ベルト23を駆動する
ボトムドライブシャフト22を支持する。ドライブシャ
フト22、ドラム及びベルト23は、タイミングベルト
32を駆動するモータ26によって駆動される。タイミ
ングベルト32は、ベルトドライブテンショナー27に
より張力を与えられる。空気シリンダー又はモータを備
えた研磨ベルトテンショナー28は研磨ベルトに張力を
与えるために用いられる。ウエハの研磨中、コンディシ
ョナーと呼ばれる別の機構31は、原位置又は別位置の
何れかにおいて異なる研磨材料及び異なる圧力及び異な
る振動速度について、研磨パッドを条件付け、研磨の結
果を最適化する。コンディショナー31及び他の研磨構
造は、米国特許第08/965,514号に記載されて
いる。サブフレーム29は研磨ヘッドドライブ40(図
5〜図9参照)用のロック機構41(1つだけ図示され
ている)を支持するために設けられる。スタブシャフト
42もフレーム16に結合され、且つ空気シリンダー4
9又はボールねじのような他のリニアデバイスにリンク
されて、ヘッドドライブ40を図1、図5、及び図8に
示す垂直位置から、研磨されるウエハがロードされる水
平位置(図6及び図7)に回動させる。受け皿30は、
研磨ドラム及び研磨ベルトの下に延び、更にステージン
グ/リンシング機構(図示せず)の下に延びており、装
置からこぼれた研磨スラリーを受ける。米国特許出願第
08/965,067号に記載されているような、若し
くは他の従来の型のスラリーディスペンサを用いてベル
ト及びウエハインタフェースにスラリーを供給する。図
1にはただ1つのドライブヘッドが示されているが、二
重ドライブヘッド又は他のドライブヘッド(図6)は、
垂直方向に並べて用いられ、ドラム及びポリッシャベル
トアセンブリの垂直な両面に対向するように配設され得
る。一対のシャトルステーション50は左右に配置され
フレーム11に結合される。この内の1つの詳細が図4
に示されている。各ステーションは、ヘッドドライブ部
分が水平向きの位置にある時、ヘッドドライブのウエハ
受容部分の位置に置いたりそこから外したりするために
ウエハを水平方向及び垂直方向に動かすウエハ移送シャ
トルを提供する。このシャトルは、ロボットと共同し
て、未研磨のウエハをウエハカセット(図10)からス
テージング/リンシング機構とも称されるロボット/シ
ャトル移送アセンブリに運ばれるようにする。研磨の
後、ウエハはシャトルによってリンシングバスに戻さ
れ、ウエハからスラリーが洗い流される。ここでウエハ
はロボットにより取り出されて、バフ研磨ステーション
に運ばれるか、或いは研磨済み、バフ研磨済みウエハカ
セット若しくは下流のプロセシングステーションに誘導
される。ウエハエッジグリッパは、多数の径方向に移動
する、ステーションセグメント51から垂設されたフィ
ンガー部53を有し、そのセグメント及び取り付けられ
たフィンガー部が徐々に内向きに動かされてウエハの外
周部、即ちエッジに当接した時、ウエハエッジを把持す
る空気式グリッパにより出し入れされる。セグメント5
1は通常3つ設けられ、約80°の弧をなすように延び
ている。フィンガー部は好ましくは耐腐食性プラスチッ
ク材料から作られ、セグメントの下側から約10mm延
びている(図11)。このセグメントはチャンバ64内
の圧縮空気により駆動される。ウエハリンスバス54
は、シャトルに並列に設けられており、ここでは、研磨
の後バフ研磨ステーションにロボットで移送する前に、
若しくはバフ研磨を行わない場合には他のプロセシング
ステーション若しくは研磨済みウエハカセットにロボッ
トで移送する前に、ウエハを洗浄し研磨スラリーを除去
することができる。フィンガー部53を備えたウエハ移
送アセンブリ60は、間隔をおいた位置において研磨済
みのウエハエッジに当接しそれを保持して、ステージン
グ/リンシング機構の上の位置に移動する。空気シリン
ダー61が駆動されて、空気グリッパ62の作用によっ
てセグメント51を径方向外向きに動かすことによりア
ンロードリング91上にウエハが降ろされる。次いで、
アンロードリング91及びその上に載せられたウエハ
は、垂直ドライブ56(図4)により下向きに移動さ
れ、ウエハを1又は複数回バスの中に出し入れしてウエ
ハを沈め洗浄する。水スプレー55(図4)を、研磨剤
を水で洗い流すために用いることができる。このスプレ
ーは研磨済み若しくはバフ研磨済みの表面の洗浄をより
徹底させる。ウエハへの接触がウエハの外周部のみで行
われることにより、汚れを著しく減らすことができる。
更に、ウエハを脱イオン水又は他の液体でリンスするこ
とにより、ロボットがウエハを取り出せる状態になる前
にスラリーが乾燥するのを防止することができる。ウエ
ハはスプレー洗浄のためのバス内に保持され得、機械的
に洗浄され、超音波洗浄を受けることもでき、若しくは
バスの中で回転させることもできる。図4に示すのは、
シャトルステーション50の動作であり、ここではフレ
ーム11上に取り付けられたレール58が、垂設された
フィンガー部53を備えた前述のセグメント51を含む
直線移動式エッジグリップウエハ移送アセンブリ60を
載せている。空気シリンダー61の駆動することによ
り、空気グリッパ62が上下する。グリッパ62はウエ
ハ移送アセンブリ60に結合され、セグメント51をチ
ャンバ64に加えられた空気圧により径方向に移動させ
て、ウエハ把持位置又は非ウエハ把持位置に移動させ
る。未研磨のウエハは、初めにロボット70、より具体
的にはロボット8(図10)からオープンエンドのロー
ドリングの形態でレシーバ57上に受け取られる。これ
によってロボット及びエフェクタが、ウエハをロード及
びアンロードできるようになる。レシーバ57(ロード
リング)及びアンロードリング91は、それぞれ一連の
プラスチックナッブ57a及び93をそれぞれ有し、こ
れによって各リング表面からウエハを持ち上げ、且つグ
リッパによるウエハエッジの把持を簡単にする。この時
リングは、バスの上に配置されている。リング57は、
図4に示すように外向きに動かされて、研磨済みのウエ
ハがリング91上に置かれる。この動きは、ロードリン
グ57に固定されたピボットアーム94により与えら
れ、モータ96により回動(矢印97方向)される。こ
れによりリング57はアンロードリング91上に延び
る。シャトルアセンブリは、移動したレシーバ(ロード
リング)57の上の位置に動かされ、ウエハ外周部から
離隔した形で垂設されたフィンガー部を備えたウエハ上
のセグメントが空気シリンダー61の動作により移動さ
れる。セグメント51は、次いで入口62aを介して圧
縮空気により動作可能な空気グリッパ62(図11)の
動作により径方向内向きに動かされる。これによりフィ
ンガー部53がウエハ外周部の間隔をおいた位置に当接
し、それを把持する。日本のSMC社製のモデルMHR
3C−15Rの3つの顎型グリッパを用いてセグメント
を径方向に動くようにする。常に水平方向に保持される
ウエハ及びセグメントを含むアセンブリ60は、次いで
レール58に沿って内向きに移送され、図6に示すよう
に水平方向に回動されたヘッドドライブの上の位置(図
4の左側)に移送される。グリッパ61はセグメント及
びグリップされたウエハを垂直方向に移送しヘッドドラ
イブ40のヘッド部分43の上に動かす。ここでウエハ
は好ましくはヘッド部分43に吸引により保持される。
セグメントは径方向外向きに動かされて、フィンガー部
53のグリップ作用を緩め、セグメントは上昇されて、
アセンブリ60がレールに沿って外向き(図4において
右向きに)動かされ、ドライブヘッドの研磨ベルトに平
行な垂直方向への再回動を可能にする。シャトル動作は
逆に反復されて、ヘッドドライブが90°逆向きに回動
して水平方向に向けられた後、ヘッドドライブから研磨
済みのウエハが取り除かれる。セグメント51に把持さ
れ、その上に研磨剤スラリーを載せられた研磨済みのウ
エハは、次いでレール58に沿って移動され、上述のよ
うにウエハの洗浄及びスプレーのためバス54の上に設
置される。研磨され洗浄されたウエハは次いで上向きに
移動され、ロボット70により持ち上げられて、バフ研
磨ステーション90(図10)の別のプロセシングステ
ーション、若しくは研磨済みウエハカセットに運ばれ
る。バフ研磨ステーションは、研磨装置と同型であって
良く、研磨パッド材料を節約することができる。バフ研
磨速度及び圧力は、モータ駆動ヘッド48により与えら
れる。アセンブリ60は従来の空気シリンダー及びレー
ル内のピストン(図示せず)によりレール58によって
駆動される。ここでピストンロッドの遠位端は鉛のねじ
又は他の標準的な機構によりアセンブリ60に結合され
る。モジュール10は様々な形態で配置され得る。図3
Aはロボット70を側面に設け直列に配置されたモジュ
ール10を示した図である。図3Bは、ロボット70を
間に挟んで並列に配置されたモジュール10を示した図
である。図3Cは直列且つ並列に配置されたモジュール
10の図であり、ロボット70は各並列モジュールの対
の間に挟まれている。図3Dは、洗浄装置又は計測装置
のような外部の支持プロセスステーションのためのモジ
ュール99及び3つのモジュール10、90を示した図
である。この図3Dの配置は、図10において詳細に示
されており、ここでは、ロボットが研磨モジュール10
の1つにウエハを配置し、次いでバフ研磨モジュール9
0にウエハを配置できる。研磨が行われる間、ロボット
は他の研磨モジュール10においてバフ研磨モジュール
90に別のウエハを配置することができる。ロボットは
日本のRorze社から市販されているモデルRR70
1L0314のようなロボットシステムであり得る。図
5に示すのはヘッドドライブの2つの実施例である。ヘ
ッドドライブ40(ここではスイープドライブと称す
る)は、ヘッド部分43の垂直方向に配置されている。
研磨ベルトは明確に示すため図面では取り除いて示して
ある。ヘッドドライブは、ウエハの水平なアンロード又
はロードのため、ヘッド部分43の水平位置に回動され
る。図7及び図8に示すように、スイープ動作は、モー
タ68及びギアボックス67により、ヘッドドライブハ
ウジング39に取り付けられたボールねじ37及びナッ
ト36アセンブリの駆動中空シャフト38を介して与え
られる。研磨位置において、ピンロック41は図5に示
す位置にヘッドドライブを保持する。電気モータ66
(図8)は、コンピュータで制御可能な回転速度で回動
可能なヘッド部分43を駆動し、空気圧が、ロータリユ
ニオン66bを介して与えられ、ヘッド部分43のウエ
ハを、ベルト23上の研磨パッド23a(図1に概略的
に示されている)に接触させる。ベアリング80は中空
シャフト38を支持する。ベルトドラム24、25の反
対側には、第2研磨システムが設けられ、これにより2
つのウエハを同時に同じベルトと研磨パッドにより研磨
することが可能となる。又、ベルトの各側に、2以上の
研磨システムを併設しても良い。第2システムは、回転
可能なウエハ保持ヘッド部分83(図9)及び空気シリ
ンダー84(図9)を備えたスイングヘッドドライブ4
5を備えた「スイング」ドライブであり得、これによっ
てスイングヘッドドライブ45及びヘッド部分83をピ
ボット点85の周りに回動させ、ヘッド部分83に載せ
られたウエハを研磨パッドに押しつける。ヘッド及び保
持されたウエハの動きの詳細は、米国特許出願第08/
965,033号に記載されており、ここでは膨張可能
なブラダ18が、ウエハの後部と接触し、支持されたウ
エハをベルトの研磨パッドに圧力をもって接触させる。
ベルトの後部支持体、即ち保持されたウエハがベルトに
押しつけられる領域の裏側には、米国特許出願第08/
964,773号の仕組みが用いられており、ここでは
静水圧ベアリングが用いられるか、米国特許出願第08
/964,774号の密閉流体ポケットが用いられる。
スイングヘッドドライブ45は、ウエハを研磨する際
に、ギアボックス及びモータ47により研磨パッドに対
して掃引され得る。ウエハ研磨の後、スイングヘッドド
ライブ45はピボット85の周りに外向きにピボット結
合され、次いでギアボックス及びモータ47により図5
に示す垂直位置、典型的には図6に示す位置に対して破
線で示す曲線45aに沿って研磨済みウエハのロード及
び別のウエハの研磨のためのロードのために揺動され
る。スイングヘッドドライブ45は次いでピボット85
の周りに外向きに回動され、ヘッド部分84及びドライ
ブヘッド45を垂直向きに置く。この場合、ウエハは垂
直方向にロード及びアンロードされる。必要ならば、研
磨済みのウエハのアンロードと別のウエハを研磨のため
にロードするためウエハを水平位置に置くための追加の
機構(図示せず)を組込むことができる。図7及び図8
に示すのは、スイープヘッドドライブ40の2つの位置
であって、前者の位置は、ウエハのロード若しくはアン
ロードのための水平位置であり、後者の位置は研磨のた
めの垂直位置である。図7において、ロックピン41a
は、固定の穴付きプレート41bにおける穴に用いるべ
き、研磨用の垂直方向にあるヘッドドライブをロックす
る。ロック機構はロックピン及び空気又は電気で動かさ
れる係合力機構を含む。このロック機構はウエハが研磨
されている間にヘッドドライブに安定性と剛性を与え
る。ハウジング39に結合されたスタブシャフト42
は、空気シリンダー49の遠位端への結合を提供する。
ヘッドドライブ40に対して回動力を与える空気シリン
ダー49のピストンの動きは、研磨処理のためには図8
のように延長され、アンロード/ロード処理のためには
図7のように引き込まれる。図9には、空気シリンダー
84の動作によりアーム86をピボットピン85の周り
に傾動させてヘッドドライブ45及びヘッド部分83を
回動及び傾動させ、ウエハ研磨のため垂直位置にした後
のスイングヘッドドライブの詳細な図である。空気シリ
ンダー84はアーム86をピボットピン85の周りに傾
動させて、ウエハのロード又はアンロードのため回動機
構84、86、81、45及び83を傾動位置にする。
モータ及びギアボックス81は、ヘッド83に回転動作
を与える。シャフト87及びロータリユニオン82は、
ヘッド83に空気及び他の媒体を供給する。ギアボック
ス及びハウジング47は、ハウジング85aの下側に取
り付けられたクレビス49及びドライブシャフト48a
を有する。ロボット70は図10に概略的に示されてい
る。研磨ウエハカセット71及び研磨済みウエハ受容カ
セット72は、側部カバー付きフレームの外部に通常設
けられており、回転自在なステーショナリーロボットヘ
ッド及びアーム75上のロボットエンドエフェクタ74
によってサイドカバー内の入口/出口ポート73を通し
てアクセスされる。第2ロボットヘッド及びアーム78
は、ステーション79の所でウエハを取り出した後、ト
ラック76に沿って直線移動し、シャトルシステム50
が管理しているリング91(図4)上の研磨モジュール
10の内部に回転するロードリング57上にウエハを載
せる位置に移動する。ロボットヘッド及びアームはバフ
研磨モジュール90から研磨済み若しくはバフ研磨済み
のウエハをアンロードする段階、若しくは別のウエハを
取り出してモジュール10若しくはエリア99に運ぶ段
階にすることができる。モジュール若しくはエリアは、
それぞれスラリーの付着したウエハを洗浄する役目を果
たす1又は2以上のブラシクリーナ77、スピンリンス
ドライヤ78、及びアンロードステーション79を含
む。ある実施例では、装着されたウエハ及びヘッド部分
が1分あたり1〜100回転の速度で回転される。好適
な範囲は20〜60rpmである。8″のウエハの場合
は通常ウエハ及びヘッド部分が研磨パッドに約1〜10
psiの圧力で押しつけられる。この実施例では、ベル
トが50〜60ft/分の範囲にあるベルト表面の直線
移動速度でベルトが回転する。典型的な研磨について
は、ウエハのスラリーは粒径が30〜500nmの二酸
化シリコンの研磨粒子を用いているものである。本発明
の実施例についての上述の説明は、単なる例示であり限
定を意図するものではない。本発明の他の実施例は上述
の説明に基づいて当業者には明らかであろう。
【発明の効果】以上より、本発明により、直列配置及び
並列配置等の様々な配置形態をとることができ、かつ高
い効率で研磨処理を行うことができるモジュール式ウェ
ハ研磨装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】モジュール式ウエハ研磨モジュールの斜視図で
ある。
【図2】モジュール式研磨モジュールの平面図である。
【図3】A乃至Dからなり、Aはモジュールの1形態を
示したブロック図であり、Bはモジュールの第2形態を
示したブロック図であり、Cはモジュールの第3形態を
示したブロック図であり、Dはモジュールの第4形態を
示したブロック図である。
【図4】シャトル機構及びそれに関連するエッジグリッ
パ及びウエハステージング/リンシング機構の斜視図で
ある。
【図5】研磨位置にある2つのタイプのヘッドドライブ
の斜視図である。
【図6】ウエハ転送位置にあるスイープヘッドドライブ
及び別のウエハ研磨及びウエハ転送位置にあるスウィン
グヘッドドライブの斜視図である。
【図7】ウエハ移送位置にあるスイープ型ヘッドドライ
ブの後ろから見た斜視図である。
【図8】研磨位置にあるスイープ型ヘッドドライブの後
ろから見た斜視図である。
【図9】スイングヘッドドライブアセンブリの側面から
見た斜視図である。
【図10】ウエハプロセシングロボットを含むモジュー
ルシステムレイアウトの概略的な平面図である。
【図11】グリッパセグメント及びフィンガー部の逆さ
まに見た斜視図である。
【符号の説明】
8 ロボット 10 モジュール式ウエハ研磨装置 11 フレーム 12 ボトムベース部 14 ホイールキャスター 15 水準フィート 16 内部ポリッシャフレーム 17 プーリ支持体 19 マウント部 21 自由回転トッププーリシャフト 22 ドライブシャフト 23 研磨ベルト 23a 研磨パッド 24,25 回転ドラム 26 モータ 27 ベルトドライブテンショナー 28 研磨ベルトテンショナー 29 サブフレーム 30 受け皿 31 コンディショナー 32 タイミングベルト 36 ナット 38 駆動シャフト 39 ヘッドドライブハウジング 40 研磨ヘッドドライブ 41 ロック機構 41a ロックピン 41b 穴付きプレート 42 スタブシャフト 43 ヘッド部分 45 スイングヘッドドライブ 47 モータ 48 モータ駆動ヘッド 48a ドライブシャフト 49 空気シリンダー 50 シャトルステーション 51 セグメント 53 フィンガー部 54 ウエハリンスバス 55 水スプレー 56 垂直ドライブ 57 レシーバ 57a ナッブ 58 レール 60 ウエハ移送アセンブリ 61 空気シリンダー 62 空気グリッパ 62a 入口 64 チャンバ 66 モータ 66b ロータリユニオン 67 ギアボックス 68 モータ 70 ロボット 71 研磨ウエハカセット 72 ウエハ受容カセット 73 入口/出口ポート 74 ロボットエンドエフェクタ 75 アーム 76 トラック 77 ブラシクリーナ 78 アーム 79 アンロードステーション 80 ベアリング 81 ギアボックス 82 ロータリユニオン 83 ウエハ保持ヘッド部分 84 空気シリンダー 85 ピボット点 85a ハウジング 86 アーム 87 シャフト 90 モジュール式バフ研磨ステーション 91 アンロードリング 93 ナッブ 94 ピボットアーム 96 モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 モジュール式ウエハ研磨装置及びウ
エハ研磨方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ研磨装置に
関するものである。本発明は特に、ベルト式ポリッシャ
を備え、その配置についてモジュール式である半導体ウ
ェハ研磨装置に関するものである。
【0002】また本発明は、“Modular Wafer Polishin
g Apparatus and Method”なる名称のH. Alexander And
ersonらによる1997年11月5日出願の米国特許出
願08/964,930号から、“Wafer Shuttle Syst
em”なる名称のJohn WeiguoZhangらによる1997年1
1月5日出願の米国特許出願08/965,037号、
及び“Wefer Polishing Head Drive”なる名称のLinh
X. Canらによる1997年11月5日出願の米国特許出
願08/964,817号に至る複数の優先権に基づい
ている。
【0003】
【従来の技術】半導体ウエハ用の化学的機械的研磨装置
は従来より周知となっており、典型的には米国特許第
5,593,344号及び明細書中に置いて引用されて
いる特許に開示されている。一般にこれらの装置は顧客
の必要及び設置される施設の場所に応じてカスタマイズ
される。更に、従来の装置のほとんど全ては、半導体ウ
エハが水平位置に置かれた状態で研磨工程を実行する。
即ちこの時にウエハは回転する水平なテーブル若しくは
水平なベルト部分上に水平に載置され、ウエハの上側面
に下向きの力が加えられる。この工程は通常第1のテー
ブルまたはウエハキャリアがウエハをのせて移動し、ウ
エハを第2のスラリーを含んだ研磨テーブル又はベルト
に押しつけることによって成される。
【0004】半導体プロセスにおける化学的機械的研磨
(CMP)では、ウエハの表面から突出部分を取り除き
表面を研磨する。CMP処理は、部分的にプロセシング
されたウエハに対して行われる。典型的なウエハは概ね
円形のウエハに加工された単結晶シリコン又は他の半導
体材料である。研磨が行える状態にある典型的なプロセ
シングされた又は部分的にプロセシングされたウエハ
は、ウエハの表面上で約4000〜10000Åの高さ
の局部的な幾何学的特徴を形成する1又は2以上のパタ
ーニングされた層の上に、例えばガラス、二酸化シリコ
ン、若しくは窒化シリコンのような誘電体材料の上層
か、若しくは金属層を有する。研磨処理によりこの局部
的な特徴が平滑化され、理想的にはウエハの表面がウエ
ハから形成されるチップのサイズをカバーする領域上で
平坦にされる。現在、研磨は、チップのサイズをカバー
する面積において約1500〜3000Åの許容範囲ま
で局部的にウエハを平坦化する処理であると見なされて
いる。
【0005】従来のベルト式ポリッシャは、研磨パッド
を取り付けたベルト、ウエハが水平に載置されるウエハ
キャリアヘッド、及びベルトのウエハの下の部分を水平
に支持する支持体アセンブリを有する。これは米国特許
第5,593,344号の第1図に示されている。CM
P処理のため、研磨パッドをスラリーでコーティング又
は研磨パッドにスラリーをスプレーしながら、駆動シス
テムでベルトを回転する。キャリアヘッドはウエハを研
磨パッドに接触させて、回転する研磨パッドをウエハ表
面に押しつけるようにする。ウエハの表面に対するスラ
リーの化学的作用及び研磨パッドの機械的作用により、
その表面から材料が除去される。米国特許第5,59
3,344号及び米国特許第5,558,568号に
は、ベルトの支持のための静水圧式流体ベアリングを用
いるCMPシステムが記載されている。半導体プロセシ
ングにおいて必要な許容誤差範囲まで表面を研磨するた
め、CMPシステムは通常、ウエハに、ウエハ全体に渡
って均一な圧力をもって研磨パッドを押しつけることを
意図している。均一な研磨を可能とする方法及び構造が
求められている。
【0006】更に、従来の装置はロボット式ウエハロー
ド・アンロードシステムにより次第に自動化されてきて
いることから、ロボットシステムの複雑さを低減するこ
と、及び各単位操作にかかる経過時間を最小化し、ロボ
ットシステム及び研磨装置の双方の効率を高めることの
必要性が増してきている。任意の生産速度の必要性に適
合し、幅広い形態の生産設備空間に収まる適合するより
標準的な研磨装置をより低いコストで提供する必要性も
でてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、直列配置及び並列配置等の様々な配置形態をとるこ
とができ、かつ高い効率で研磨処理を行うことができる
モジュール式ウェハ研磨装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、モジュール式
のウエハ研磨(又はバフ研磨)装置に関するものであ
り、ここではいくつかの同型の装置が、1又は2以上の
装置に作用する適切な比較的単純なロボットシステムと
一体的に、直列配置式、又は並列配置式、若しくは直列
並列配置式の形態で設置され得る。ここで用語「同型
の」が用いられているが、この用語の意味は、例えば研
磨工程がバフ研磨工程以外の異なる研磨経路を含み得る
という点で装置毎に多少異なっている状態を含むものと
して理解されたい。又各モジュールは互いに99%以上
の同一の部分を有している。モジュールの数及び位置
は、顧客の生産における必要性や生産設備の空間に応じ
て変えられ得る。
【0009】好適実施例では、ウエハはロード及びアン
ロードのための操作時には水平な向きに置かれ、研磨
(又はバフ研磨)が行われる時には垂直な向きにされ
る。従ってロボット又はそのウエハ保持エンドエフェク
タはウエハを垂直に回す必要はなく、ロボットシステム
においてウエハ反転運動を与える必要がなくなり、従っ
てロボットシステムが単純化する。代わりにウエハ載置
及び保持ヘッド駆動機構、シャトル機構及びステージン
グ/リンシング機構(staging/rinsing mechanism)が
用いられ、これは水平向きのウエハを受け取り、取り出
すことができ、ここでヘッド駆動機構が載せられたウエ
ハと共に90°回転して垂直方向となり研磨又はバフ研
磨処理が行われる。各モジュールはフレームの中に包入
されており、コンパクトで2、4、又はそれ以上の研磨
又はバフ研磨ヘッド及びアセンブリを収容できる。
【0010】従って垂直型研磨装置では、直線的に移動
可能なロボットによってウエハカセットからウエハ又は
ウエハ群をステージング/リンシング機構に移送する。
シャトル機構は、特にウエハエッジグリッパに備えられ
ており、研磨されるウエハをロードするため、または研
磨済みのウエハをアンロードするためにウエハを動か
す。次いでシャトル機構は、ステージング/リンシング
機構と、水平方向の遠位端を有するヘッドドライブとの
間を移動する。水平なウエハは、このような遠位端に載
せられ、通常吸引装置によって保持される。次いでヘッ
ドドライブは回転(傾動)されて、90°の向きに向け
られ、保持されたウエハも垂直方向に向けられる。次い
でヘッド(及びウエハ)は、直線的に水平方向に動かさ
れて、連続的に移動するベルトの垂直横断面又は垂直横
断部分の研磨パッドに押しつけられ、適切な研磨剤スラ
リーを用いて、ウエハ表面の研磨又はバフ研磨が行われ
る。バフ研磨処理は、研磨処理と類似しているが、研磨
剤なしに脱イオン水又は他の液体を用いる点で異なって
おり、研磨パッド材料又びナップ(けば)の選択やベル
ト及びヘッドドライブの速度及び圧力がそれぞれ異なっ
ている。
【0011】ある実施例では、グリッパによりロボット
から供給されたウエハを簡単に移送できるが、この時グ
リッパが接触するのはウエハの外周部のみである。グリ
ッパはウエハの表又は裏の両面には触れないことからこ
れらの表面に粒子の汚れが付くことはなく、又平面上に
突出部が生じたりひっかき傷が付くこともない。又、研
磨済みの表面からスラリーを流したり、ウエハを損なう
乾燥を防止すべく湿った状態に維持するために用いられ
るリンスボックスも設けられている。バフ研磨処理が行
われる場合は、ロボットは研磨済みの湿ったウエハを取
り出して、そのウエハをバフ研磨パッドを備えた垂直横
断部分を有する回転するバフ研磨ベルトに隣接する別の
水平方向に向けられたヘッドドライブに送る。
【0012】グリッパは、径方向に移動可能な一連の水
平セクタを備えている。各セクタは、セクタと共に径方
向内向きに移動する1又は2以上の固定された従属フィ
ンガー部を有し、フィンガー部は保持力によりウエハの
外周部に当接し押しつけられる。グリッパはシャトル機
構の一部であり、シャトルが内向きに直線的に移動する
時ウエハの外周部を保持したグリッパは、水平ヘッド機
構の上に配置され、そこでウエハは放されてヘッドドラ
イブの遠位端上に置かれ、その上に吸引により保持され
る。研磨工程の間、ウエハ及びウエハを載せたヘッドの
部分は、回転され、又垂直面内で横向きに挿入され、研
磨パッド内の均一性を平均化し得る。ベルトの速度及び
ヘッド及びウエハによりベルト上にかけられる圧力は、
コンピュータ入力によって制御される。ヘッドのウエハ
を載置した部分は、ヘッド全体の内外にわたって摺動可
能で研磨の圧力を制御している。ヘッドドライブのモー
タは、ヘッドのウエハを載置した部分を回転させるトル
クを与える。装置の動作が垂直方向で直線的であること
により、ユーザがウエハと研磨パッドとの間の相対的な
線速度をより高くすることができる。ヘッド圧力は小さ
くすることができ、これによって平坦化処理においてよ
り高い効率で同じ材料除去速度を達成することができ
る。
【0013】本発明により、2つのウエハを同時に研磨
処理若しくはバフ研磨処理することが可能となる。これ
は互いに対向し、連続的なベルトの垂直方向の両面に対
して移動可能な2つのヘッドを使用することができるか
らである。2つのウエハは、研磨パッド又はバフ研磨パ
ッドを備えたベルトの両側の回転する横方向の部分に押
し当てられる。
【0014】ウエハ研磨装置は、モジュールフレーム、
フレームに対して回転可能な連続ベルト、研磨パッドア
センブリを含む垂直方向のベルト横断部分を少なくとも
1つ備えたベルト、及びフレーム内部にあり、ベルト横
断部に対して平行且つ並置された垂直第1位置に移動可
能な遠位端を有する少なくとも1つの回動自在ウエハ保
持ヘッドドライブを含む。このヘッドドライブは、ヘッ
ドドライブの遠位端上にウエハを保持するためのウエハ
キャリアを有し、ドライブはウエハキャリアがウエハを
保持したまま、ヘッドドライブ及び保持されたウエハを
ベルト横断部分に当接する垂直研磨位置に動かし、保持
されたウエハに研磨パッドアセンブリに対して押しつけ
る圧力を加える。研磨の後ドライブは逆転し、ヘッドド
ライブがベルト横断部分と離れる向きに回動して、研磨
済みのウエハが取り除かれる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、ウエハ研磨装置
10の1つのモジュールを示した図であり、この装置で
は、構造フレーム11の内部に様々な構成要素が設けら
れている。フレーム11は、ホイールキャスター14及
びモジュールを移動してフレーム内に水平方向に位置づ
ける水準フィート15を備えたボトムベース部12を有
する。内部ポリッシャフレーム16は、自由回転トップ
プーリシャフト21を支持する一対のプーリ支持体17
を有しており、マウント部19は、回転ドラム24及び
25上に連続的に装着された研磨ベルト23を駆動する
ボトムドライブシャフト22を支持する。ドライブシャ
フト22、ドラム及びベルト23は、タイミングベルト
32を駆動するモータ26によって駆動される。タイミ
ングベルト32は、ベルトドライブテンショナー27に
より張力を与えられる。空気シリンダー又はモータを備
えた研磨ベルトテンショナー28は研磨ベルトに張力を
与えるために用いられる。ウエハの研磨中、コンディシ
ョナーと呼ばれる別の機構31は、原位置又は別位置の
何れかにおいて異なる研磨材料及び異なる圧力及び異な
る振動速度について、研磨パッドを条件付け、研磨の結
果を最適化する。コンディショナー31及び他の研磨構
造は、米国特許第08/965,514号に記載されて
いる。
【0016】サブフレーム29は研磨ヘッドドライブ4
0(図5〜図9参照)用のロック機構41(1つだけ図
示されている)を支持するために設けられる。スタブシ
ャフト42もフレーム16に結合され、且つ空気シリン
ダー49又はボールねじのような他のリニアデバイスに
リンクされて、ヘッドドライブ40を図1、図5、及び
図8に示す垂直位置から、研磨されるウエハがロードさ
れる水平位置(図6及び図7)に回動させる。受け皿3
0は、研磨ドラム及び研磨ベルトの下に延び、更にステ
ージング/リンシング機構(図示せず)の下に延びてお
り、装置からこぼれた研磨スラリーを受ける。米国特許
出願第08/965,067号に記載されているよう
な、若しくは他の従来の型のスラリーディスペンサを用
いてベルト及びウエハインタフェースにスラリーを供給
する。図1にはただ1つのドライブヘッドが示されてい
るが、二重ドライブヘッド又は他のドライブヘッド(図
6)は、垂直方向に並べて用いられ、ドラム及びポリッ
シャベルトアセンブリの垂直な両面に対向するように配
設され得る。
【0017】一対のシャトルステーション50は左右に
配置されフレーム11に結合される。この内の1つの詳
細が図4に示されている。各ステーションは、ヘッドド
ライブ部分が水平向きの位置にある時、ヘッドドライブ
のウエハ受容部分の位置に置いたりそこから外したりす
るためにウエハを水平方向及び垂直方向に動かすウエハ
移送シャトルを提供する。このシャトルは、ロボットと
共同して、未研磨のウエハをウエハカセット(図10)
からステージング/リンシング機構とも称されるロボッ
ト/シャトル移送アセンブリに運ばれるようにする。研
磨の後、ウエハはシャトルによってリンシングバスに戻
され、ウエハからスラリーが洗い流される。ここでウエ
ハはロボットにより取り出されて、バフ研磨ステーショ
ンに運ばれるか、或いは研磨済み、バフ研磨済みウエハ
カセット若しくは下流のプロセシングステーションに誘
導される。
【0018】ウエハエッジグリッパは、多数の径方向に
移動する、ステーションセグメント51から垂設された
フィンガー部53を有し、そのセグメント及び取り付け
られたフィンガー部が徐々に内向きに動かされてウエハ
の外周部、即ちエッジに当接した時、ウエハエッジを把
持する空気式グリッパにより出し入れされる。セグメン
ト51は通常3つ設けられ、約80°の弧をなすように
延びている。フィンガー部は好ましくは耐腐食性プラス
チック材料から作られ、セグメントの下側から約10m
m延びている(図11)。このセグメントはチャンバ6
4内の圧縮空気により駆動される。
【0019】ウエハリンスバス54は、シャトルに並列
に設けられており、ここでは、研磨の後バフ研磨ステー
ションにロボットで移送する前に、若しくはバフ研磨を
行わない場合には他のプロセシングステーション若しく
は研磨済みウエハカセットにロボットで移送する前に、
ウエハを洗浄し研磨スラリーを除去することができる。
フィンガー部53を備えたウエハ移送アセンブリ60
は、間隔をおいた位置において研磨済みのウエハエッジ
に当接しそれを保持して、ステージング/リンシング機
構の上の位置に移動する。空気シリンダー61が駆動さ
れて、空気グリッパ62の作用によってセグメント51
を径方向外向きに動かすことによりアンロードリング9
1上にウエハが降ろされる。次いで、アンロードリング
91及びその上に載せられたウエハは、垂直ドライブ5
6(図4)により下向きに移動され、ウエハを1又は複
数回バスの中に出し入れしてウエハを沈め洗浄する。水
スプレー55(図4)を、研磨剤を水で洗い流すために
用いることができる。このスプレーは研磨済み若しくは
バフ研磨済みの表面の洗浄をより徹底させる。ウエハへ
の接触がウエハの外周部のみで行われることにより、汚
れを著しく減らすことができる。更に、ウエハを脱イオ
ン水又は他の液体でリンスすることにより、ロボットが
ウエハを取り出せる状態になる前にスラリーが乾燥する
のを防止することができる。ウエハはスプレー洗浄のた
めのバス内に保持され得、機械的に洗浄され、超音波洗
浄を受けることもでき、若しくはバスの中で回転させる
こともできる。
【0020】図4に示すのは、シャトルステーション5
0の動作であり、ここではフレーム11上に取り付けら
れたレール58が、垂設されたフィンガー部53を備え
た前述のセグメント51を含む直線移動式エッジグリッ
プウエハ移送アセンブリ60を載せている。空気シリン
ダー61の駆動することにより、空気グリッパ62が上
下する。グリッパ62はウエハ移送アセンブリ60に結
合され、セグメント51をチャンバ64に加えられた空
気圧により径方向に移動させて、ウエハ把持位置又は非
ウエハ把持位置に移動させる。未研磨のウエハは、初め
にロボット70、より具体的にはロボット8(図10)
からオープンエンドのロードリングの形態でレシーバ5
7上に受け取られる。これによってロボット及びエフェ
クタが、ウエハをロード及びアンロードできるようにな
る。レシーバ57(ロードリング)及びアンロードリン
グ91は、それぞれ一連のプラスチックナッブ57a及
び93をそれぞれ有し、これによって各リング表面から
ウエハを持ち上げ、且つグリッパによるウエハエッジの
把持を簡単にする。この時リングは、バスの上に配置さ
れている。リング57は、図4に示すように外向きに動
かされて、研磨済みのウエハがリング91上に置かれ
る。この動きは、ロードリング57に固定されたピボッ
トアーム94により与えられ、モータ96により回動
(矢印97方向)される。これによりリング57はアン
ロードリング91上に延びる。シャトルアセンブリは、
移動したレシーバ(ロードリング)57の上の位置に動
かされ、ウエハ外周部から離隔した形で垂設されたフィ
ンガー部を備えたウエハ上のセグメントが空気シリンダ
ー61の動作により移動される。セグメント51は、次
いで入口62aを介して圧縮空気により動作可能な空気
グリッパ62(図11)の動作により径方向内向きに動
かされる。これによりフィンガー部53がウエハ外周部
の間隔をおいた位置に当接し、それを把持する。日本の
SMC社製のモデルMHR3C−15Rの3つの顎型グ
リッパを用いてセグメントを径方向に動くようにする。
常に水平方向に保持されるウエハ及びセグメントを含む
アセンブリ60は、次いでレール58に沿って内向きに
移送され、図6に示すように水平方向に回動されたヘッ
ドドライブの上の位置(図4の左側)に移送される。グ
リッパ61はセグメント及びグリップされたウエハを垂
直方向に移送しヘッドドライブ40のヘッド部分43の
上に動かす。ここでウエハは好ましくはヘッド部分43
に吸引により保持される。セグメントは径方向外向きに
動かされて、フィンガー部53のグリップ作用を緩め、
セグメントは上昇されて、アセンブリ60がレールに沿
って外向き(図4において右向きに)動かされ、ドライ
ブヘッドの研磨ベルトに平行な垂直方向への再回動を可
能にする。シャトル動作は逆に反復されて、ヘッドドラ
イブが90°逆向きに回動して水平方向に向けられた
後、ヘッドドライブから研磨済みのウエハが取り除かれ
る。セグメント51に把持され、その上に研磨剤スラリ
ーを載せられた研磨済みのウエハは、次いでレール58
に沿って移動され、上述のようにウエハの洗浄及びスプ
レーのためバス54の上に設置される。研磨され洗浄さ
れたウエハは次いで上向きに移動され、ロボット70に
より持ち上げられて、バフ研磨ステーション90(図1
0)の別のプロセシングステーション、若しくは研磨済
みウエハカセットに運ばれる。バフ研磨ステーション
は、研磨装置と同型であって良く、研磨パッド材料を節
約することができる。バフ研磨速度及び圧力は、モータ
駆動ヘッド48により与えられる。アセンブリ60は従
来の空気シリンダー及びレール内のピストン(図示せ
ず)によりレール58によって駆動される。ここでピス
トンロッドの遠位端は鉛のねじ又は他の標準的な機構に
よりアセンブリ60に結合される。
【0021】モジュール10は様々な形態で配置され得
る。図3Aはロボット70を側面に設け直列に配置され
たモジュール10を示した図である。図3Bは、ロボッ
ト70を間に挟んで並列に配置されたモジュール10を
示した図である。図3Cは直列且つ並列に配置されたモ
ジュール10の図であり、ロボット70は各並列モジュ
ールの対の間に挟まれている。図3Dは、洗浄装置又は
計測装置のような外部の支持プロセスステーションのた
めのモジュール99及び3つのモジュール10、90を
示した図である。この図3Dの配置は、図10において
詳細に示されており、ここでは、ロボットが研磨モジュ
ール10の1つにウエハを配置し、次いでバフ研磨モジ
ュール90にウエハを配置できる。研磨が行われる間、
ロボットは他の研磨モジュール10においてバフ研磨モ
ジュール90に別のウエハを配置することができる。ロ
ボットは日本のRorze社から市販されているモデル
RR701L0314のようなロボットシステムであり
得る。
【0022】図5に示すのはヘッドドライブの2つの実
施例である。ヘッドドライブ40(ここではスイープド
ライブと称する)は、ヘッド部分43の垂直方向に配置
されている。研磨ベルトは明確に示すため図面では取り
除いて示してある。ヘッドドライブは、ウエハの水平な
アンロード又はロードのため、ヘッド部分43の水平位
置に回動される。図7及び図8に示すように、スイープ
動作は、モータ68及びギアボックス67により、ヘッ
ドドライブハウジング39に取り付けられたボールねじ
37及びナット36アセンブリの駆動中空シャフト38
を介して与えられる。研磨位置において、ピンロック4
1は図5に示す位置にヘッドドライブを保持する。電気
モータ66(図8)は、コンピュータで制御可能な回転
速度で回動可能なヘッド部分43を駆動し、空気圧が、
ロータリユニオン66bを介して与えられ、ヘッド部分
43のウエハを、ベルト23上の研磨パッド23a(図
1に概略的に示されている)に接触させる。ベアリング
80は中空シャフト38を支持する。ベルトドラム2
4、25の反対側には、第2研磨システムが設けられ、
これにより2つのウエハを同時に同じベルトと研磨パッ
ドにより研磨することが可能となる。又、ベルトの各側
に、2以上の研磨システムを併設しても良い。
【0023】第2システムは、回転可能なウエハ保持ヘ
ッド部分83(図9)及び空気シリンダー84(図9)
を備えたスイングヘッドドライブ45を備えた「スイン
グ」ドライブであり得、これによってスイングヘッドド
ライブ45及びヘッド部分83をピボット点85の周り
に回動させ、ヘッド部分83に載せられたウエハを研磨
パッドに押しつける。ヘッド及び保持されたウエハの動
きの詳細は、米国特許出願第08/965,033号に
記載されており、ここでは膨張可能なブラダ18が、ウ
エハの後部と接触し、支持されたウエハをベルトの研磨
パッドに圧力をもって接触させる。
【0024】ベルトの後部支持体、即ち保持されたウエ
ハがベルトに押しつけられる領域の裏側には、米国特許
出願第08/964,773号の仕組みが用いられてお
り、ここでは静水圧ベアリングが用いられるか、米国特
許出願第08/964,774号の密閉流体ポケットが
用いられる。スイングヘッドドライブ45は、ウエハを
研磨する際に、ギアボックス及びモータ47により研磨
パッドに対して掃引され得る。ウエハ研磨の後、スイン
グヘッドドライブ45はピボット85の周りに外向きに
ピボット結合され、次いでギアボックス及びモータ47
により図5に示す垂直位置、典型的には図6に示す位置
に対して破線で示す曲線45aに沿って研磨済みウエハ
のロード及び別のウエハの研磨のためのロードのために
揺動される。スイングヘッドドライブ45は次いでピボ
ット85の周りに外向きに回動され、ヘッド部分84及
びドライブヘッド45を垂直向きに置く。この場合、ウ
エハは垂直方向にロード及びアンロードされる。必要な
らば、研磨済みのウエハのアンロードと別のウエハを研
磨のためにロードするためウエハを水平位置に置くため
の追加の機構(図示せず)を組込むことができる。
【0025】図7及び図8に示すのは、スイープヘッド
ドライブ40の2つの位置であって、前者の位置は、ウ
エハのロード若しくはアンロードのための水平位置であ
り、後者の位置は研磨のための垂直位置である。図7に
おいて、ロックピン41aは、固定の穴付きプレート4
1bにおける穴に用いるべき、研磨用の垂直方向にある
ヘッドドライブをロックする。ロック機構はロックピン
及び空気又は電気で動かされる係合力機構を含む。この
ロック機構はウエハが研磨されている間にヘッドドライ
ブに安定性と剛性を与える。ハウジング39に結合され
たスタブシャフト42は、空気シリンダー49の遠位端
への結合を提供する。ヘッドドライブ40に対して回動
力を与える空気シリンダー49のピストンの動きは、研
磨処理のためには図8のように延長され、アンロード/
ロード処理のためには図7のように引き込まれる。
【0026】図9には、空気シリンダー84の動作によ
りアーム86をピボットピン85の周りに傾動させてヘ
ッドドライブ45及びヘッド部分83を回動及び傾動さ
せ、ウエハ研磨のため垂直位置にした後のスイングヘッ
ドドライブの詳細な図である。空気シリンダー84はア
ーム86をピボットピン85の周りに傾動させて、ウエ
ハのロード又はアンロードのため回動機構84、86、
81、45及び83を傾動位置にする。モータ及びギア
ボックス81は、ヘッド83に回転動作を与える。シャ
フト87及びロータリユニオン82は、ヘッド83に空
気及び他の媒体を供給する。ギアボックス及びハウジン
グ47は、ハウジング85aの下側に取り付けられたク
レビス49及びドライブシャフト48aを有する。
【0027】ロボット70は図10に概略的に示されて
いる。研磨ウエハカセット71及び研磨済みウエハ受容
カセット72は、側部カバー付きフレームの外部に通常
設けられており、回転自在なステーショナリーロボット
ヘッド及びアーム75上のロボットエンドエフェクタ7
4によってサイドカバー内の入口/出口ポート73を通
してアクセスされる。第2ロボットヘッド及びアーム7
8は、ステーション79の所でウエハを取り出した後、
トラック76に沿って直線移動し、シャトルシステム5
0が管理しているリング91(図4)上の研磨モジュー
ル10の内部に回転するロードリング57上にウエハを
載せる位置に移動する。ロボットヘッド及びアームはバ
フ研磨モジュール90から研磨済み若しくはバフ研磨済
みのウエハをアンロードする段階、若しくは別のウエハ
を取り出してモジュール10若しくはエリア99に運ぶ
段階にすることができる。モジュール若しくはエリア
は、それぞれスラリーの付着したウエハを洗浄する役目
を果たす1又は2以上のブラシクリーナ77、スピンリ
ンスドライヤ78、及びアンロードステーション79を
含む。
【0028】ある実施例では、装着されたウエハ及びヘ
ッド部分が1分あたり1〜100回転の速度で回転され
る。好適な範囲は20〜60rpmである。8″のウエ
ハの場合は通常ウエハ及びヘッド部分が研磨パッドに約
1〜10psiの圧力で押しつけられる。この実施例で
は、ベルトが50〜60ft/分の範囲にあるベルト表
面の直線移動速度でベルトが回転する。典型的な研磨に
ついては、ウエハのスラリーは粒径が30〜500nm
の二酸化シリコンの研磨粒子を用いているものである。
【0029】本発明の実施例についての上述の説明は、
単なる例示であり限定を意図するものではない。本発明
の他の実施例は上述の説明に基づいて当業者には明らか
であろう。
【0030】
【発明の効果】以上より、本発明により、直列配置及び
並列配置等の様々な配置形態をとることができ、かつ高
い効率で研磨処理を行うことができるモジュール式ウェ
ハ研磨装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】モジュール式ウエハ研磨モジュールの斜視図で
ある。
【図2】モジュール式研磨モジュールの平面図である。
【図3】A乃至Dからなり、Aはモジュールの1形態を
示したブロック図であり、Bはモジュールの第2形態を
示したブロック図であり、Cはモジュールの第3形態を
示したブロック図であり、Dはモジュールの第4形態を
示したブロック図である。
【図4】シャトル機構及びそれに関連するエッジグリッ
パ及びウエハステージング/リンシング機構の斜視図で
ある。
【図5】研磨位置にある2つのタイプのヘッドドライブ
の斜視図である。
【図6】ウエハ転送位置にあるスイープヘッドドライブ
及び別のウエハ研磨及びウエハ転送位置にあるスウィン
グヘッドドライブの斜視図である。
【図7】ウエハ移送位置にあるスイープ型ヘッドドライ
ブの後ろから見た斜視図である。
【図8】研磨位置にあるスイープ型ヘッドドライブの後
ろから見た斜視図である。
【図9】スイングヘッドドライブアセンブリの側面から
見た斜視図である。
【図10】ウエハプロセシングロボットを含むモジュー
ルシステムレイアウトの概略的な平面図である。
【図11】グリッパセグメント及びフィンガー部の逆さ
まに見た斜視図である。
【符号の説明】 8 ロボット 10 モジュール式ウエハ研磨装置 11 フレーム 12 ボトムベース部 14 ホイールキャスター 15 水準フィート 16 内部ポリッシャフレーム 17 プーリ支持体 19 マウント部 21 自由回転トッププーリシャフト 22 ドライブシャフト 23 研磨ベルト 23a 研磨パッド 24,25 回転ドラム 26 モータ 27 ベルトドライブテンショナー 28 研磨ベルトテンショナー 29 サブフレーム 30 受け皿 31 コンディショナー 32 タイミングベルト 36 ナット 38 駆動シャフト 39 ヘッドドライブハウジング 40 研磨ヘッドドライブ 41 ロック機構 41a ロックピン 41b 穴付きプレート 42 スタブシャフト 43 ヘッド部分 45 スイングヘッドドライブ 47 モータ 48 モータ駆動ヘッド 48a ドライブシャフト 49 空気シリンダー 50 シャトルステーション 51 セグメント 53 フィンガー部 54 ウエハリンスバス 55 水スプレー 56 垂直ドライブ 57 レシーバ 57a ナッブ 58 レール 60 ウエハ移送アセンブリ 61 空気シリンダー 62 空気グリッパ 62a 入口 64 チャンバ 66 モータ 66b ロータリユニオン 67 ギアボックス 68 モータ 70 ロボット 71 研磨ウエハカセット 72 ウエハ受容カセット 73 入口/出口ポート 74 ロボットエンドエフェクタ 75 アーム 76 トラック 77 ブラシクリーナ 78 アーム 79 アンロードステーション 80 ベアリング 81 ギアボックス 82 ロータリユニオン 83 ウエハ保持ヘッド部分 84 空気シリンダー 85 ピボット点 85a ハウジング 86 アーム 87 シャフト 90 モジュール式バフ研磨ステーション 91 アンロードリング 93 ナッブ 94 ピボットアーム 96 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・エイ・アペル アメリカ合衆国カリフォルニア州94107・ サンフランシスコ・#3−104・タウンゼ ンド 2 (72)発明者 リン・エックス・カン アメリカ合衆国カリフォルニア州95133・ サンノゼ・クリークランドサークル 739 (72)発明者 デイビッド・チェン アメリカ合衆国カリフォルニア州95121・ サンノゼ・ベニンゴフセンター 2122 (72)発明者 ツングナン・チェング アメリカ合衆国カリフォルニア州95070・ サラトガ・デハビランドドライブ 19393 (72)発明者 アルバート・フー アメリカ合衆国カリフォルニア州95131・ サンノゼ・ブライアーポートドライブ 1602 (72)発明者 ゲリー・ケイ・クワング アメリカ合衆国カリフォルニア州95133・ サンノゼ・キペラッシュドライブ 2908 (72)発明者 シュー−ウォング・エス・リー アメリカ合衆国カリフォルニア州94087・ サニーベイル・エンダビーウェイ 1461 (72)発明者 ケルビン・ラム アメリカ合衆国カリフォルニア州94109・ サンフランシスコ・オウスチンストリート 344 (72)発明者 ジョン・ウェイグォ・ザング アメリカ合衆国カリフォルニア州95129・ サンノゼ・ラゴビスタサークル 4861

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ研磨装置であって、 モジュールフレームと、 前記フレームに対して回転可能であり、研磨パッドアセ
    ンブリを備える少なくとも1つの垂直向きベルト横断部
    分を有する連続ベルトと、 前記フレーム内にあり、前記ベルト横断部分に平行、か
    つ並列な垂直方向第1部分に対して移動可能なヘッド部
    分を有する少なくとも1つの回動自在ウエハ保持用ヘッ
    ドドライブと、 前記ヘッドドライブの前記ヘッド部分上にウエハを保持
    するためのウエハキャリアを備える前記ヘッドドライブ
    と、 前記ヘッド部分と保持済ウエハとを、前記ベルト横断部
    分に当接する垂直方向研磨部分に移動するためのドライ
    ブと、 前記研磨パッドアセンブリに当接して前記保持済ウエハ
    を押圧するために圧力を加えるための手段とを有し、 研磨終了後に、前記ヘッドドライブが、前記ベルト横断
    部分から、研磨済ウエハを前記ヘッド部分からアンロー
    ドするための位置まで回動することを特徴とするウエハ
    研磨装置。
  2. 【請求項2】 未研磨ウエハを受け取るためのグリッ
    パと、 前記ヘッドドライブが前記ベルトから離れて回動すると
    きに、前記グリッパ及び未研磨ウエハを、ウエハ受取り
    第1部分から前記ヘッドドライブまで移動し、前記未研
    磨ウエハを前記ヘッドドライブの前記ヘッド部分上にロ
    ードする場合、或いは処理済ウエハを前記ヘッド部分か
    ら前記ヘッドドライブにアンロードする場合に、第2の
    位置に移動するために、前記フレームに係合するシャト
    ルとをさらに有することを特徴する請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シャトルが前記フレームに取着さ
    れるレールを備え、また前記グリッパが前記未処理ウエ
    ハを前記ヘッドドライブの前記ヘッド部分にロードする
    ために垂直方向に移動可能であることを特徴とする請求
    項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1部分から前記第2部分に延在
    する直線状水平レールと、 前記第1部分に隣接するウエハ移送アセンブリと、 前記第1部分に隣接する部分から前記第2の部分に隣接
    する部分まで前記レールに沿って移動可能なウエハ搬送
    アセンブリとを有し、 前記ウエハ搬送アセンブリが、前記移送アセンブリから
    前記第2部分に隣接する前記ヘッドドライブまで移送さ
    れ、搬送されるウエハの周辺端部をグリップするために
    垂直方向に移動可能で、かつ径方向に移動可能なグリッ
    パをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記移送アセンブリが未処理ウエハを
    受け取るための移送レシーバを備え、また前記移送レシ
    ーバが、前記未処理ウエハをエンドグリップするために
    前記グリッパに対して配置されることを特徴とする請求
    項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記グリッパが径方向に移動可能な一
    連のセグメントを備え、前記セグメントが前記セグメン
    トに依存するエッジコンタクトフィンガを有し、また前
    記グリッパが前記移送レシーバの前記未研磨ウエハ上に
    前記セグメントを配置するために垂直な直線状ドライブ
    を備え、前記フィンガは、前記未研磨ウエハの前記周辺
    端部から横方向に間隔をおいて配置され、また前記フィ
    ンガが前記ウエハ周辺端部上の離れた位置で前記未研磨
    ウエハを把持するように前記セグメントが径方向内向き
    に移動可能であり、 前記グリッパが前記移送レシーバから上側に前記未研磨
    ウエハを持ち上げ、前記グリップされた未研磨ウエハと
    グリッパとを前記レールに沿って前記ヘッドドライブま
    で搬送することを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記グリッパセグメント及びフィンガ
    が、前記未研磨ウエハを前記ヘッドドライブ上に水平に
    配置するために、前記ヘッドドライブ位置で径方向外向
    きに移動可能であることを特徴とする請求項6に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記グリッパが前記レールに沿って、
    前記ヘッドドライブ及び保持済未研磨ウエハを回動させ
    るための前記第2位置から、ウエハ研磨を行うための前
    記研磨器内の垂直位置まで移動し、前記グリッパはウエ
    ハ研磨処理後、前記ヘッドドライブを水平方向に再回動
    させる前記第2位置に戻ることが可能であり、また前記
    グリッパは研磨済ウエハをグリップし、前記レールに沿
    って前記第1位置に向けて搬送するように操作可能であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1位置に隣接してウエハバス及
    びウエハディップ機構をさらに備え、また研磨済ウエハ
    から夾雑物を除去するため、前記研磨済ウエハを前記バ
    スから出入れしてディッピングするために、前記グリッ
    パが前記研磨済ウエハを前記ウエハディップ機構に移送
    するように配置されることを特徴とする請求項8に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 前記ウエハディップ機構が、前記バ
    ス内に延在可能なアンロードリングと、前記バス内にお
    いて前記アンロードリングを上下に動かすことができる
    空気圧ドライブとを備えることを特徴とする請求項9に
    記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記移送レシーバを前記アンロード
    リング上の位置に回動するために前記移送レシーバに固
    定されるピボットアームを備え、前記移送レシーバがオ
    ープンエンド形リングであることを特徴とする請求項7
    に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ヘッドドライブが、前記ベルト
    横断部分から垂直に延在しているスイープアーク内の前
    記垂直第1位置から回動されることを特徴とする請求項
    2に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ヘッドドライブが、前記ベルト
    横断部分に平行に延在しているスイングアーク内の前記
    垂直第1位置から回動されることを特徴とする請求項2
    に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記フレーム内に多数の前記ヘッド
    ドライブをさらに備え、同数のグリッパ及びシャトル
    と、前記ベルト上に同数のベルト横断部分及び研磨パッ
    ドアセンブリとを備えることを特徴とする請求項2に記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 多数の前記装置が、前記グリッパの
    それぞれ1つ上に未研磨ウエハを取着するために、前記
    装置間にある経路内を移動可能な関連するロボットと共
    に直列形状或いは並列形状に配置されることを特徴とす
    る請求項2に記載の装置。
  16. 【請求項16】 一対の垂直方向に間隔をおいて配置
    されたドラムをさらに備え、前記ベルトの内側表面が前
    記各ドラムに接触し、前記ドラムの1つが前記ベルトを
    回転するように回転駆動されることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ヘッドドライブが、前記ベルト
    横断部分から垂直方向に延在するスイープアーク内の前
    記垂直第1位置から回動されることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ヘッドドライブが、前記ベルト
    横断部分に平行に延在しているスイングアーク内の前記
    垂直第1部分から回動されることを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  19. 【請求項19】 ロボット及びシャトルをさらに備
    え、前記ロボットが前記シャトルに未研磨ウエハを搬送
    するために移動することができ、また前記シャトルが前
    記未研磨ウエハを前記ヘッド部分に移動し、その間前記
    未研磨ウエハは水平方向に存在することを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記ヘッド部分を、前記ベルト横断
    部分に平行な方向を前後にスイープするための手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記ベルト上の各反対側面上に少な
    くとも2つのベルト横断部分と、前記ベルト横断部分に
    当接して回動することができる同数のウエハ保持用ヘッ
    ドドライブとを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  22. 【請求項22】 前記ヘッドドライブが、 ヘッドドライブハウジングと、 前記ヘッドドライブハウジングとヘッド部分が水平方向
    にある時、未研磨ウエハを取着するために前記ハウジン
    グから延在する前記ヘッド部分と、 前記ヘッドドライブハウジングと前記ヘッド部分とを前
    記水平位置から前記連続回転式ベルトの横断垂直部分に
    並列する垂直方向まで回動するために前記ヘッドドライ
    ブハウジングから延在するピボット機構と、 前記研磨ベルトの前記横断垂直部分に対して前記取着さ
    れたウエハを押圧すると共に、前記ヘッド部分と前記取
    着されたウエハとを回転させるために前記ハウジング内
    にある前記ドライブとを有することを特徴する請求項1
    に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記ヘッドドライブハウジングが、
    前記ベルト横断垂直部分から垂直に延在するスイープア
    ークの前記垂直方向から回動されることを特徴とする請
    求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記ピボット機構が、前記ヘッドド
    ライブハウジングに接続される中空のシャフトと、前記
    ヘッドドライブハウジングを前記ベルト横断垂直部分と
    平行な方向を前後にスイープするためのボールスクリュ
    及びナットアセンブリとを有することを特徴とする請求
    項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記ウエハの研磨中に、前記ヘッド
    ドライブハウジングを前記垂直な方向に固定するための
    ロックピンをさらに備えることを特徴とする請求項24
    に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記垂直方向と前記水平方向との間
    にあるハウジングを作動させるために、前記ヘッドドラ
    イブハウジングに接続される外側遠位端部を有するピス
    トンロッドを備える空気圧シリンダをさらに有すること
    を特徴とする請求項23に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記ヘッドドライブアセンブリを横
    方向に回動するために前記ピボット機構を駆動するモー
    タ及びギアボックスを備え、 また前記ギアボックスと前記ヘッドドライブハウジング
    との間に延在する傾斜自在アームをさらに備え、垂直方
    向から傾斜自在アームを回動させた後、前記傾斜自在ア
    ームは、前記ヘッド部分が研磨済ウエハをアンロード
    し、その後未研磨ウエハをロードするための方向内に存
    在するように傾斜することを特徴とする請求項23に記
    載の装置。
  28. 【請求項28】 ギアボックスハウジングと、 前記ギアボックスから延在するドライブシャフトと、 前記ドライブシャフトに接続され、前記ドライブシャフ
    トと共に回動可能であり、前記傾斜自在アームを前記ヘ
    ッドドライブハウジングに接続されるピボットピンを有
    するクレビスと、 前記ピボットピンの周囲において傾斜自在アームを傾斜
    させるために前記傾斜自在アームに接続されるピストン
    遠位端部を有し、前記ヘッド部分を前記アンロード方向
    に移動させる空気圧シリンダとをさらに有することを特
    徴とする請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 半導体ウエハを研磨する方法であっ
    て、 研磨表面を備え、垂直向きベルト横断部分と回動自在ウ
    エハ保持用ヘッドドライブとを有する連続研磨ベルトと
    設ける過程と、 前記ドライブを水平方向に配置する過程と、 水平向きウエハを前記ヘッドドライブ上に配置する過程
    と、 前記ウエハを前記ヘッドドライブ上に保持するためにウ
    エハキャリアを作動させる過程と、 前記保持済ウエハが前記ベルト横断部分と当接する関係
    にある垂直研磨位置に前記ヘッドドライブを回動する過
    程と、 前記ベルトが回転する間、前記ベルト横断部分に対して
    前記保持済ウエハを押圧する過程と、 研磨終了後、前記ベルトから前記保持済ウエハを移動さ
    せ、前記水平位置に戻すように前記ヘッドドライブを回
    動させ、さらに水平方向にある研磨済ウエハを前記ヘッ
    ドドライブから取り除く過程とを有することを特徴とす
    る研磨方法。
  30. 【請求項30】 前記未研磨ウエハを、オフセットし
    た第1の位置から前記水平向きヘッドドライブ上の第2
    の位置に水平に往復させる過程をさらに有することを特
    徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 エハキャリアを作動させる過程をさ
    らに有し、前記過程が前記ウエハを前記ヘッドのヘッド
    部分に真空取着する過程を有し、また前記押圧過程中
    に、前記ヘッド部分と前記保持済ウエハとを回転させる
    過程をさらに有することを特徴とする請求項29に記載
    の方法。
JP31414698A 1997-11-05 1998-11-05 モジュール式ウエハ研磨装置及びウエハ研磨方法 Pending JPH11207594A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/965037 1997-11-05
US08/964930 1997-11-05
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