JPH11207571A - 金属切削加工装置およびその加工精度検定方法 - Google Patents

金属切削加工装置およびその加工精度検定方法

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JPH11207571A
JPH11207571A JP10023774A JP2377498A JPH11207571A JP H11207571 A JPH11207571 A JP H11207571A JP 10023774 A JP10023774 A JP 10023774A JP 2377498 A JP2377498 A JP 2377498A JP H11207571 A JPH11207571 A JP H11207571A
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JP
Japan
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cutting
tool
cutting tool
work
main spindle
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JP10023774A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujita
豪 藤田
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TATEMATSU MOLD KOGYO KK
Original Assignee
TATEMATSU MOLD KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属切削加工とその加工精度検定とが同時に
行われるようにし、金属切削加工の生産性を向上させる
の 【解決手段】 ワーク2が固設される加工テーブル1
と、複数本の刃具16を有するツールマガジン15と、
該ツールマガジンの刃具を主軸10に付け替える刃具自
動交換手段と、該主軸に取り付けられ刃具11を回転さ
せるとともに該刃具を前記ワークに対して相対的に3次
元方向に移動させ該ワークを切削する装置本体と、該主
軸に取り付けられた刃具11の外形を光学的に検出し該
刃具の磨耗状態を測定し得る磨耗検出手段20とを具備
し、該主軸に取り付けられた刃具の外形を切削前および
切削後にてそれぞれ検出し、該切削による該刃具10の
磨耗度によって該切削加工の精度を検定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセン
タ,NCフライス盤等の刃具自動交換装置を備えた金属
切削加工装置と、その装置により加工されたワークの加
工精度を検定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マシニングセンタ,NCフライ
ス盤等の金属切削加工装置により例えば金型等のワーク
の加工面を切削により3次元加工した際は、その加工精
度を検査するためにそのワークを該加工装置から外して
精度測定装置に移動させ、測定用プローブを該ワークに
押し当て、そのときのX軸,Y軸,Z軸の座標を読み取
ることによりその加工精度を検査しているのが従来から
一般的に行われている方法であり、必要な精度が得られ
ていない場合は該ワークを加工装置に再設定して再度切
削加工がなされる。即ち従来ではこのように切削加工と
その加工精度検査とはそれぞれ別の場所で行われてい
た。
【0003】また、加工精度を検査するに際しては、ワ
ーク上の多数の測定ポイントにプローブを押し当てなけ
ればならず、しかもそのプローブが加工面に直角に当た
るように該プローブの姿勢と押し当て方向を各測定ポイ
ント毎に変える必要があるなど、細心の注意を要するも
のであり時間を要していた。また、このように切削加工
とその加工精度検査とをそれぞれ別の場所で行なってい
ると、ワークを移動させ設定するのに多大な時間と細心
の注意を要するので、これらのことが従来では金型等の
金属切削加工工程の生産効率を向上できない要因となっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、金属
切削加工とその加工精度検定とが同時に行われるように
し、金属切削加工の生産性を向上させるのに寄与しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の金属
切削加工装置は、ワークが設定される加工テーブルと、
複数本の刃具を有するツールマガジンと、該ツールマガ
ジンの刃具を主軸に付け替える刃具自動交換手段と、該
主軸に取り付けられ刃具を回転させるとともに該刃具を
前記ワークに対して相対的に3次元方向に移動させ該ワ
ークを切削する装置本体と、該主軸に取り付けられた刃
具の外形を光学的に検出し該刃具の磨耗状態を測定し得
る磨耗検出手段とを具備してなることを特徴とする。ま
た本発明の加工精度検定方法は、ワークが固設される加
工テーブルと、複数本の刃具を有するツールマガジン
と、該ツールマガジンの刃具を主軸に付け替える刃具自
動交換手段と、該主軸に取り付けられ刃具を回転させる
とともに該刃具を前記ワークに対して相対的に3次元方
向に移動させ該ワークを切削する装置本体と、該主軸に
取り付けられた刃具の外形を光学的に検出し該刃具の磨
耗状態を測定し得る磨耗検出手段とを具備し、該主軸に
取り付けられた刃具の外形を切削前および切削後にてそ
れぞれ検出し、該切削による該刃具の磨耗度によって該
切削加工の精度を検定することを特徴とする。
【0006】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を参照し
説明する。図1にこの金属切削加工装置の概略を模式斜
視図にて示した。同図において、1は加工テーブル、2
は該加工テーブル上に止め金により固定されたワーク
で、該加工テーブルはモータ3の作動によりレール4に
沿って水平面内でX軸方向に移動する。5は該加工テー
ブル1の上方に跨設された門形のフレーム、6はモータ
7の作動により該フレームに設けられたレール8に沿い
前記X軸と水平面内で直交するY軸方向に移動可能なる
ように設けられた往復台である。該往復台6内にはモー
タ9の作動によりZ軸方向(上下方向)に移動可能なる
ように主軸駆動モータが設けられ該モータにより回転す
る主軸10にホルダ12を介して刃具11が着脱自在に
取り付けられる。
【0007】15は加工テーブル1の一側に設けられた
ツールマガジンで、該ツールマガジンは、回転テーブル
17上にホルダ14,14,…に保持されて複数本の切
削用の刃具16,16,…が備えられている。そして、
前記往復台6を該回転テーブル17上に移動させて主軸
10を下降させることで目的とする任意の刃具を該主軸
に自在に付け替えできる刃具自動交換手段を備えてい
る。
【0008】また、20は加工テーブル1の他側に設け
られた磨耗検出手段で、該磨耗検出手段は、レーザー光
線を発信する投光器21とその受光器22とからなり、
往復台6を移動させることにより該主軸10に取り付け
られた刃具11を該投光器21と受光器22の間に位置
させられる。そして該刃具11の外形を光学的に検出し
その磨耗状態を測定し得る。
【0009】刃具11および16は超鋼からなるもので
図2に例示したように胴部18の先端に鋭利な刃縁19
を螺旋状に形成してなり、該刃具を主軸駆動モータによ
り矢印で示したように回転させることにより、その刃先
は図3に示したように半球面状の軌跡を形成する。従っ
て加工テーブル1上に固定されたワーク2に対して、該
刃具11を押し当てて該刃具11をプログラマブル制御
機からの指令に従い該ワークに対して相対的に3次元方
向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)に移動させること
により該ワークを所期の3次元曲面状に切削でき金型等
の成形面となり得る。
【0010】しかして本発明では、主軸10に取り付け
られた刃具11をワーク2の切削に使用する前に投光器
21と受光器22の間に移動させ、該刃具11を低速回
転させながらレーザー光線が遮られる位置を読み取るこ
とにより該刃具の外形を検出する。具体的には、刃具1
1を先ず胴部18にてレーザー光線が遮られるように該
刃具11を水平方向に移動させその遮光時の移動位置か
ら該刃具の中心線を求める。その後レーザー光線が該中
心線上に当たるように該刃具を上下動させ、該レーザー
光線が遮光される高さから該刃具の先端を検出する。こ
のように中心線と刃先を検出することで刃先が描く半球
面の中心点を求めることができる。そこで、該刃具11
を中心点からY軸方向およびZ軸方向に移動させ、刃先
が描く半球面の途切れる位置をレーザー光線により検出
することにより該刃具の外形を精細に検出し得る。なお
検出精度は0.01〜0.005ミリ単位程度の高精度
のものとする。
【0011】こうして刃具11の外形が測定できたとこ
ろで、予めプログラマブル制御機に設定されたプログラ
ムに従い該刃具によりワーク2を所期の形状に切削加工
する。そして切削後に該刃具の外形を同様の方法により
検出し、切削前のデータと切削後のデータとを比較する
ことにより、この切削により生じた該刃具11の磨耗度
を算出し、その磨耗度が所定の許容範囲内にあるかどう
かを判別し、該切削加工の精度を検定する。即ち、この
磨耗度が許容範囲より大きい場合には、この刃具11を
使用しての切削加工に十分な精度が保証されないことを
意味するので、この磨耗度を測定することによってその
切削加工の精度を確実,容易に検定することができ、仮
に十分な精度が保証されないことが判明した場合には、
ツールマガジン15より新たな刃具16,16,…を選
んで主軸10に自動的に付け替えられるようにし、その
刃具をもってワーク2を再切削することにより直ちに対
処することを可能にする。なお、測定ポイントは1個所
だけでなく複数個所とした方が磨耗状態をより精細に検
出できるようになることは言うまでもない。図4は理解
を容易にするためこの金属切削加工の精度検定方法をフ
ローチャートにて示したものである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の切削加工
装置およびその加工精度検定方法によれば、刃具の磨耗
度を検出することによって切削の直後にその切削加工の
精度を検定することができるので、精度検査が容易にな
り、従来のようにワークを移動させ検査を行わなくても
よいので、金属切削加工の生産効率を大きく向上させる
ことができる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属切削加工装置の概略を示す斜
視図である。
【図2】刃具の先端部の側面図である。
【図3】刃具の先端部の外形検出時の説明図である。
【図4】本発明に係る切削加工精度検定方法のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 加工テーブル 2 ワーク 10 主軸 11 刃具 15 ツールマガジン 16 刃具 20 磨耗検出手段 21 投光器 22 受光器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが設定される加工テーブルと、複
    数本の刃具を有するツールマガジンと、該ツールマガジ
    ンの刃具を主軸に付け替える刃具自動交換手段と、該主
    軸に取り付けられ刃具を回転させるとともに該刃具を前
    記ワークに対して相対的に3次元方向に移動させ該ワー
    クを切削する装置本体と、該主軸に取り付けられた刃具
    の外形を光学的に検出し該刃具の磨耗状態を測定し得る
    磨耗検出手段とを具備してなることを特徴とした金属切
    削加工装置。
  2. 【請求項2】 ワークが固設される加工テーブルと、複
    数本の刃具を有するツールマガジンと、該ツールマガジ
    ンの刃具を主軸に付け替える刃具自動交換手段と、該主
    軸に取り付けられ刃具を回転させるとともに該刃具を前
    記ワークに対して相対的に3次元方向に移動させ該ワー
    クを切削する装置本体と、該主軸に取り付けられた刃具
    の外形を光学的に検出し該刃具の磨耗状態を測定し得る
    磨耗検出手段とを具備し、該主軸に取り付けられた刃具
    の外形を切削前および切削後にてそれぞれ検出し、該切
    削による該刃具の磨耗度によって該切削加工の精度を検
    定することを特徴とした金属切削加工精度検定方法。
JP10023774A 1998-01-20 1998-01-20 金属切削加工装置およびその加工精度検定方法 Pending JPH11207571A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159498A (ja) * 2011-01-12 2012-08-23 Canon Inc 変位測定装置、変位測定方法、光学用部材成形用金型の製造方法及び光学用部材
CN112484637A (zh) * 2020-11-13 2021-03-12 哈尔滨理工大学 一种用于数控机床的可调节的刀具磨损检测装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09300178A (ja) * 1996-05-11 1997-11-25 Makino Milling Mach Co Ltd 工具の刃先位置測定機能を備えたnc工作機械

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