JPH11207045A - 遊 具 - Google Patents
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- JPH11207045A JPH11207045A JP2653998A JP2653998A JPH11207045A JP H11207045 A JPH11207045 A JP H11207045A JP 2653998 A JP2653998 A JP 2653998A JP 2653998 A JP2653998 A JP 2653998A JP H11207045 A JPH11207045 A JP H11207045A
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- water
- hole
- cavity
- center
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水の流入や発泡剤の発泡により水に浮いた遊
具の重量バランスが失われることが防がれ、発泡剤が効
率よく発泡し、発生した気泡の放出により水に浮いた状
態で効果的に移動する。 【解決手段】 浮力体10の下側の環状嵌合溝部に椀形
状の腔部形成体14を嵌合させる。腔部18の底面を、
全体が中央に向かって下降傾斜する下向き凹部とする。
腔部形成体14の120度中心角毎の3箇所に底部透孔
14bを設ける。腔部形成体14の側部における上端部
に側部透孔14cを設ける。水よりも比重が大きい固形
発泡入浴剤16を腔部形成体14の中央を中心としてほ
ぼ底部透孔14bの位置程度の半径内に配置する。
具の重量バランスが失われることが防がれ、発泡剤が効
率よく発泡し、発生した気泡の放出により水に浮いた状
態で効果的に移動する。 【解決手段】 浮力体10の下側の環状嵌合溝部に椀形
状の腔部形成体14を嵌合させる。腔部18の底面を、
全体が中央に向かって下降傾斜する下向き凹部とする。
腔部形成体14の120度中心角毎の3箇所に底部透孔
14bを設ける。腔部形成体14の側部における上端部
に側部透孔14cを設ける。水よりも比重が大きい固形
発泡入浴剤16を腔部形成体14の中央を中心としてほ
ぼ底部透孔14bの位置程度の半径内に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水が流入する腔部
を有する水に浮く遊具であって、前記腔部に水に溶解又
は水と反応しつつ気泡を発生する発泡剤を配置して水に
浮かべた際に発泡剤から発生する気泡を外部に放出して
移動することの可能な遊具に関する。
を有する水に浮く遊具であって、前記腔部に水に溶解又
は水と反応しつつ気泡を発生する発泡剤を配置して水に
浮かべた際に発泡剤から発生する気泡を外部に放出して
移動することの可能な遊具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水が流
入する腔部を有する水に浮く遊具の腔部に、水に溶解又
は水と反応しつつ気泡を発生する発泡剤を配置し、水に
浮かべると、腔部に流入する水に発泡剤が溶解又は反応
しつつ発生する気泡を外部の水中に放出しつつ、水に浮
いた状態で遊具が移動するものとすることができる。
入する腔部を有する水に浮く遊具の腔部に、水に溶解又
は水と反応しつつ気泡を発生する発泡剤を配置し、水に
浮かべると、腔部に流入する水に発泡剤が溶解又は反応
しつつ発生する気泡を外部の水中に放出しつつ、水に浮
いた状態で遊具が移動するものとすることができる。
【0003】一般的には、発泡剤の比重は水よりも大き
く、腔部に水が流入しても発泡剤は腔部内において沈ん
だ状態となる。この場合、発泡剤が、腔部に流入する水
によって押し流されたり、流入する水により生じた傾斜
により下降移動したり、発泡剤の発泡により生じた気泡
の浮力によって移動することによって、水に浮いた遊具
の重量バランスが失われて姿勢をくずし、遊具としての
興趣がそがれたり、発泡により生じた気泡の水中放出自
体やそれによる遊具の移動が妨げられることが生じる。
く、腔部に水が流入しても発泡剤は腔部内において沈ん
だ状態となる。この場合、発泡剤が、腔部に流入する水
によって押し流されたり、流入する水により生じた傾斜
により下降移動したり、発泡剤の発泡により生じた気泡
の浮力によって移動することによって、水に浮いた遊具
の重量バランスが失われて姿勢をくずし、遊具としての
興趣がそがれたり、発泡により生じた気泡の水中放出自
体やそれによる遊具の移動が妨げられることが生じる。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、水が流入する腔部を有する水に浮く遊具であっ
て、その腔部に、水に溶解又は水と反応しつつ気泡を発
生する水よりも比重が大きい発泡剤を配置し、遊具を水
に浮かべた際に発泡剤から発生する気泡を外部に放出し
て水に浮いた状態で遊具を移動させる場合に、水の流入
や発泡剤の発泡により水に浮いた遊具の重量バランスが
失われることが防がれると共に、発泡剤が効率よく溶解
又は反応して発泡し、発生した気泡の放出により水に浮
いた状態で効果的に移動する遊具を提供することにあ
る。
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、水が流入する腔部を有する水に浮く遊具であっ
て、その腔部に、水に溶解又は水と反応しつつ気泡を発
生する水よりも比重が大きい発泡剤を配置し、遊具を水
に浮かべた際に発泡剤から発生する気泡を外部に放出し
て水に浮いた状態で遊具を移動させる場合に、水の流入
や発泡剤の発泡により水に浮いた遊具の重量バランスが
失われることが防がれると共に、発泡剤が効率よく溶解
又は反応して発泡し、発生した気泡の放出により水に浮
いた状態で効果的に移動する遊具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の遊具は、主たる浮力を発生する上部と、腔部を有す
る下部を備えてなり、前記腔部は、一定部の周囲の底面
がその一定部に向かって下降傾斜する状態で下向きに窪
んだ凹部を有し、腔部の底部における前記凹部の外周縁
部又はそれよりも内側であって前記一定部よりも外方の
部分に、水の通過が可能な下方開口の底部透孔を有し、
前記凹部の底部における前記底部透孔よりも内側には水
の流入が可能な透孔を有さず、前記腔部の側部における
上部に、ほぼ一定の側方向に開口する水及び気泡の通過
が可能な側部透孔を有し、下部を水に浸すことにより、
前記腔部に水が流入し、且つ前記側部透孔が水中に開口
し水面よりも上方には開口しない状態で水に浮き得るこ
とを特徴とする(請求項1)。
明の遊具は、主たる浮力を発生する上部と、腔部を有す
る下部を備えてなり、前記腔部は、一定部の周囲の底面
がその一定部に向かって下降傾斜する状態で下向きに窪
んだ凹部を有し、腔部の底部における前記凹部の外周縁
部又はそれよりも内側であって前記一定部よりも外方の
部分に、水の通過が可能な下方開口の底部透孔を有し、
前記凹部の底部における前記底部透孔よりも内側には水
の流入が可能な透孔を有さず、前記腔部の側部における
上部に、ほぼ一定の側方向に開口する水及び気泡の通過
が可能な側部透孔を有し、下部を水に浸すことにより、
前記腔部に水が流入し、且つ前記側部透孔が水中に開口
し水面よりも上方には開口しない状態で水に浮き得るこ
とを特徴とする(請求項1)。
【0006】上部は、全体として比較的低比重に構成さ
れていればよく、例えば、内部に空気を密封した空洞を
有するもの、低比重物を内部に包含したもの、低比重物
質により形成したもの等を採用し得る。
れていればよく、例えば、内部に空気を密封した空洞を
有するもの、低比重物を内部に包含したもの、低比重物
質により形成したもの等を採用し得る。
【0007】上記凹部における一定部は、点であっても
面であってもよい。この一定部の水平方向における中心
は、例えば遊具の水平方向における中央部に位置させる
ことができる。
面であってもよい。この一定部の水平方向における中心
は、例えば遊具の水平方向における中央部に位置させる
ことができる。
【0008】また、凹部の前記一定部又はその一定部を
中心としてほぼ底部透孔の位置よりも外方を含まない部
分に、水に溶解又は水と反応しつつ二酸化炭素等の気泡
を発生する水よりも比重が大きい発泡剤が配置されたも
のとすることができる(請求項3)。発泡剤は入浴剤で
あってもよい。発泡剤として好ましいのは、最も一般的
な、塊状の発泡剤である。塊状の発泡剤というのは、例
えば、ゼリー状等の半流動体状であってもよく、或は、
粉状、粒状、又は液状の発泡剤が、水の出入りが可能な
容器内に収容され、水中でそのような発泡剤が漸次水に
溶解又は水と反応して発泡するものであってもよい。
中心としてほぼ底部透孔の位置よりも外方を含まない部
分に、水に溶解又は水と反応しつつ二酸化炭素等の気泡
を発生する水よりも比重が大きい発泡剤が配置されたも
のとすることができる(請求項3)。発泡剤は入浴剤で
あってもよい。発泡剤として好ましいのは、最も一般的
な、塊状の発泡剤である。塊状の発泡剤というのは、例
えば、ゼリー状等の半流動体状であってもよく、或は、
粉状、粒状、又は液状の発泡剤が、水の出入りが可能な
容器内に収容され、水中でそのような発泡剤が漸次水に
溶解又は水と反応して発泡するものであってもよい。
【0009】側部透孔は、少なくとも前記底部透孔より
も上方に位置する。側部透孔は、1個でもよく、ほぼ一
定の側方向に開口するものであれば複数個であってもよ
い。
も上方に位置する。側部透孔は、1個でもよく、ほぼ一
定の側方向に開口するものであれば複数個であってもよ
い。
【0010】水というのは、通常の場合、40℃前後の
水若しくはそれ以下の温度の水である。水に他の成分を
含んでいてもよい。
水若しくはそれ以下の温度の水である。水に他の成分を
含んでいてもよい。
【0011】凹部の前記一定部すなわち低部、又はその
一定部を中心としてほぼ底部透孔の位置よりも外方を含
まない部分に、漸次水に溶解又は水と反応しつつ二酸化
炭素等の気泡を発生する例えば炭酸塩若しくは炭酸水素
塩及び有機酸等からなる発泡成分を有する発泡剤(例え
ば塊状の発泡剤)を配置し、下部を水に浸すことにより
遊具を水に浮かべると、底部透孔を通じてその水が腔部
に流入し、前記発泡剤が水に接して溶解又は反応し、気
泡を発生する。気泡は側部透孔を通じて外部の水中へ放
出され、発泡剤の成分は側部透孔又は底部透孔を介して
外部の水中に拡散する。
一定部を中心としてほぼ底部透孔の位置よりも外方を含
まない部分に、漸次水に溶解又は水と反応しつつ二酸化
炭素等の気泡を発生する例えば炭酸塩若しくは炭酸水素
塩及び有機酸等からなる発泡成分を有する発泡剤(例え
ば塊状の発泡剤)を配置し、下部を水に浸すことにより
遊具を水に浮かべると、底部透孔を通じてその水が腔部
に流入し、前記発泡剤が水に接して溶解又は反応し、気
泡を発生する。気泡は側部透孔を通じて外部の水中へ放
出され、発泡剤の成分は側部透孔又は底部透孔を介して
外部の水中に拡散する。
【0012】発泡剤が水よりも比重が大きい場合、腔部
に水が流入しても発泡剤は腔部内において沈んだ状態と
なる。発泡剤は、低部である一定部に向かって周囲の底
面が下降傾斜する状態で下向きに窪んだ凹部における低
部に位置すること、及び、発泡剤の下側に水の流入が可
能な透孔がないため、下側から流入する水により発泡剤
が押し上げられることが回避され、然も、発泡剤の下側
において気泡の発生がほとんどないか又は比較的少ない
ので発泡剤が下側の発泡によって移動することも防がれ
ることにより、発泡剤の位置が安定である。そのため、
水に浮いた遊具の重量バランスが失われることが防が
れ、姿勢が安定に維持される。
に水が流入しても発泡剤は腔部内において沈んだ状態と
なる。発泡剤は、低部である一定部に向かって周囲の底
面が下降傾斜する状態で下向きに窪んだ凹部における低
部に位置すること、及び、発泡剤の下側に水の流入が可
能な透孔がないため、下側から流入する水により発泡剤
が押し上げられることが回避され、然も、発泡剤の下側
において気泡の発生がほとんどないか又は比較的少ない
ので発泡剤が下側の発泡によって移動することも防がれ
ることにより、発泡剤の位置が安定である。そのため、
水に浮いた遊具の重量バランスが失われることが防が
れ、姿勢が安定に維持される。
【0013】発泡剤は、外周部及び上部から効率よく溶
解又は反応し、それに伴い効率よく発泡する。発生した
気泡は側部透孔からほぼ一定の側方向に水中に放出さ
れ、水に浮いた状態で遊具が移動する。底部透孔は、腔
部の底部に位置し、下方に開口するので、発生した気泡
が側部透孔以外から放出されることが防がれる。
解又は反応し、それに伴い効率よく発泡する。発生した
気泡は側部透孔からほぼ一定の側方向に水中に放出さ
れ、水に浮いた状態で遊具が移動する。底部透孔は、腔
部の底部に位置し、下方に開口するので、発生した気泡
が側部透孔以外から放出されることが防がれる。
【0014】側部透孔が腔部の上端部に位置する場合、
発泡剤から発生した気泡は容易に放出される。側部透孔
の位置が腔部の上端部よりも下方である場合、発生した
気体の圧力が腔部内である程度高まらなければ放出され
ない。底部透孔は、上記凹部における一定部の中心に対
しほぼ軸対称状に設けられていることが望ましい(請求
項2)。
発泡剤から発生した気泡は容易に放出される。側部透孔
の位置が腔部の上端部よりも下方である場合、発生した
気体の圧力が腔部内である程度高まらなければ放出され
ない。底部透孔は、上記凹部における一定部の中心に対
しほぼ軸対称状に設けられていることが望ましい(請求
項2)。
【0015】このような底部透孔は、例えば、複数個の
円形、円弧形又はその他の形状の透孔が、一定半径上に
一定中心角毎に設けられたものとすることができる。
円形、円弧形又はその他の形状の透孔が、一定半径上に
一定中心角毎に設けられたものとすることができる。
【0016】腔部に水が流入する底部透孔が凹部におけ
る一定部の中心に対しほぼ軸対称状をなすので、凹部の
前記一定部又はその一定部を中心としてほぼ底部透孔の
位置よりも外方を含まない部分に、水に溶解又は水と反
応しつつ気泡を発生する水よりも比重が大きい発泡剤が
配置して下部を水に浸すことにより遊具を水に浮かべた
場合、腔部への水の流入及びそれによる前記発泡剤の発
泡が、発泡剤を中心として軸対称状に生じ、水に浮く遊
具の重量バランスが、水の流入や発泡剤の発泡の不均衡
により失われることが防がれる。
る一定部の中心に対しほぼ軸対称状をなすので、凹部の
前記一定部又はその一定部を中心としてほぼ底部透孔の
位置よりも外方を含まない部分に、水に溶解又は水と反
応しつつ気泡を発生する水よりも比重が大きい発泡剤が
配置して下部を水に浸すことにより遊具を水に浮かべた
場合、腔部への水の流入及びそれによる前記発泡剤の発
泡が、発泡剤を中心として軸対称状に生じ、水に浮く遊
具の重量バランスが、水の流入や発泡剤の発泡の不均衡
により失われることが防がれる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しつつ説明する。
照しつつ説明する。
【0018】図面はいずれも本発明の実施の形態の一例
としての風呂用遊具に関するものであって、図1は正面
図、図2は底面図、図3は図2におけるIII-III 線断面
図である。
としての風呂用遊具に関するものであって、図1は正面
図、図2は底面図、図3は図2におけるIII-III 線断面
図である。
【0019】この風呂用遊具は、上向きに外径が縮小す
る回転対称状の略円錐台形状をなす浮力体10と、その
浮力体10の上部中央に設けられた上方開口の窪部10
aに下端部が着脱自在に嵌合する、上部がドーム形状を
なしその中央部が上向きに突起したキャップ体12と、
上方開口の略回転対称状の椀形状をなし、開口縁部が前
記浮力体10の下側周縁部の環状嵌合溝部10bに着脱
自在に嵌合する腔部形成体14と、図3に二点鎖線で示
された人形15及び径方向寸法に比し高さが小さい円柱
状をなす塊状の固形発泡入浴剤16からなる。
る回転対称状の略円錐台形状をなす浮力体10と、その
浮力体10の上部中央に設けられた上方開口の窪部10
aに下端部が着脱自在に嵌合する、上部がドーム形状を
なしその中央部が上向きに突起したキャップ体12と、
上方開口の略回転対称状の椀形状をなし、開口縁部が前
記浮力体10の下側周縁部の環状嵌合溝部10bに着脱
自在に嵌合する腔部形成体14と、図3に二点鎖線で示
された人形15及び径方向寸法に比し高さが小さい円柱
状をなす塊状の固形発泡入浴剤16からなる。
【0020】風呂用遊具の上部を構成する浮力体10
は、内部が空洞10cに形成され、その空洞10cに空
気(他の気体でもよい)が密封されており、この風呂用
遊具における主たる浮力を発生する。
は、内部が空洞10cに形成され、その空洞10cに空
気(他の気体でもよい)が密封されており、この風呂用
遊具における主たる浮力を発生する。
【0021】人形15は、浮力体10の窪部10aの中
央に設けられた上向突起10dが下端面中央部に嵌合し
た状態で、その窪部10aとキャップ体12によって構
成される空間内に収まっている。
央に設けられた上向突起10dが下端面中央部に嵌合し
た状態で、その窪部10aとキャップ体12によって構
成される空間内に収まっている。
【0022】腔部形成体14は、開口縁部が浮力体10
の環状嵌合溝部に嵌合して風呂用遊具の下部を構成し、
内側に腔部18を形成する。
の環状嵌合溝部に嵌合して風呂用遊具の下部を構成し、
内側に腔部18を形成する。
【0023】腔部18の底面すなわち腔部形成体14の
内側面は、全体が中央(一定部)に向かって下降傾斜す
る状態で下向きに略円周面状に窪んだ凹部を構成してい
る。
内側面は、全体が中央(一定部)に向かって下降傾斜す
る状態で下向きに略円周面状に窪んだ凹部を構成してい
る。
【0024】内側に腔部18を形成する腔部形成体14
は、半径の半分程度の径方向位置における120度中心
角毎に設けられた3箇所に、球面状外方突部14aを有
し、各球面状外方突部14aの中央部に、水の通過が可
能な円形の底部透孔14bを有する。腔部形成体14に
おける各底部透孔14bよりも内側には水の流入が可能
な透孔を有さない。
は、半径の半分程度の径方向位置における120度中心
角毎に設けられた3箇所に、球面状外方突部14aを有
し、各球面状外方突部14aの中央部に、水の通過が可
能な円形の底部透孔14bを有する。腔部形成体14に
おける各底部透孔14bよりも内側には水の流入が可能
な透孔を有さない。
【0025】また、腔部形成体14の側部における上端
部すなわち外端部に、高さ方向寸法が腔部形成体14の
高さの半分にやや満たない程度であり周方向に約10度
中心角程度を占める水及び気泡の通過が可能な側部透孔
14cを有する。側部透孔14cは1個のみ有してお
り、その周方向位置は、2つの底部透孔14bの周方向
位置の中間となっている。
部すなわち外端部に、高さ方向寸法が腔部形成体14の
高さの半分にやや満たない程度であり周方向に約10度
中心角程度を占める水及び気泡の通過が可能な側部透孔
14cを有する。側部透孔14cは1個のみ有してお
り、その周方向位置は、2つの底部透孔14bの周方向
位置の中間となっている。
【0026】固形発泡入浴剤16は、水よりも比重が大
きく、水に溶解又は水と反応しつつ二酸化炭素の気泡を
発生するものであり、腔部形成体14の中央を中心とし
てほぼ底部透孔14bの位置程度の半径内に配置されて
いる。
きく、水に溶解又は水と反応しつつ二酸化炭素の気泡を
発生するものであり、腔部形成体14の中央を中心とし
てほぼ底部透孔14bの位置程度の半径内に配置されて
いる。
【0027】この風呂用遊具は、その下部を40℃前後
の水に浸すと、底部透孔14bを通じて腔部18に水が
流入し、側部透孔14cが水中に開口し水面wよりも上
方には開口しない状態で例えば図3に示されるように水
に浮く。
の水に浸すと、底部透孔14bを通じて腔部18に水が
流入し、側部透孔14cが水中に開口し水面wよりも上
方には開口しない状態で例えば図3に示されるように水
に浮く。
【0028】固形発泡入浴剤16が腔部18に流入した
水に接して溶解又は反応して発生した気泡Bは、側部透
孔14cを通じて外部の水中へ放出され、固形発泡入浴
剤16の成分は側部透孔14c又は底部透孔14bを介
して外部の水中に拡散する。
水に接して溶解又は反応して発生した気泡Bは、側部透
孔14cを通じて外部の水中へ放出され、固形発泡入浴
剤16の成分は側部透孔14c又は底部透孔14bを介
して外部の水中に拡散する。
【0029】固形発泡入浴剤16は水よりも比重が大き
いので、腔部18に水が流入しても腔部18内において
沈んだ状態となる。固形発泡入浴剤16は、腔部18に
おける低部である中央部に位置し、その周囲の底面は内
方へ下降傾斜しており、固形発泡入浴剤16の下側に水
の流入が可能な透孔がないため、下側から流入する水に
より固形発泡入浴剤16が押し上げられることが回避さ
れ、然も、固形発泡入浴剤16の下側における水が少な
くて気泡の発生が比較的少ないので固形発泡入浴剤16
が下側の発泡によって移動することも防がれることによ
り、固形発泡入浴剤16の位置が安定である。そのた
め、水に浮いた風呂用遊具の重量バランスが失われるこ
とが防がれ、姿勢が安定に維持される。
いので、腔部18に水が流入しても腔部18内において
沈んだ状態となる。固形発泡入浴剤16は、腔部18に
おける低部である中央部に位置し、その周囲の底面は内
方へ下降傾斜しており、固形発泡入浴剤16の下側に水
の流入が可能な透孔がないため、下側から流入する水に
より固形発泡入浴剤16が押し上げられることが回避さ
れ、然も、固形発泡入浴剤16の下側における水が少な
くて気泡の発生が比較的少ないので固形発泡入浴剤16
が下側の発泡によって移動することも防がれることによ
り、固形発泡入浴剤16の位置が安定である。そのた
め、水に浮いた風呂用遊具の重量バランスが失われるこ
とが防がれ、姿勢が安定に維持される。
【0030】固形発泡入浴剤16は、外周部及び上部か
ら効率よく溶解又は反応し、それに伴い効率よく発泡す
る。発生した気泡Bは、比較的容易に、側部透孔14c
から図3におけるほぼ右方に向かって水中に放出され、
それに伴い水に浮いた状態で風呂用遊具が移動する。底
部透孔14bは、腔部18の底部に位置し、下方に開口
するので、発生した気泡が側部透孔14c以外から放出
されることが防がれる。
ら効率よく溶解又は反応し、それに伴い効率よく発泡す
る。発生した気泡Bは、比較的容易に、側部透孔14c
から図3におけるほぼ右方に向かって水中に放出され、
それに伴い水に浮いた状態で風呂用遊具が移動する。底
部透孔14bは、腔部18の底部に位置し、下方に開口
するので、発生した気泡が側部透孔14c以外から放出
されることが防がれる。
【0031】また、腔部18に水が流入する底部透孔1
4bが凹部における一定部の中心に対しほぼ120度中
心角毎の軸対称状をなすので、腔部18への水の流入及
びそれによる固形発泡入浴剤16の発泡が、固形発泡入
浴剤16を中心として軸対称状に生じ、水に浮く風呂用
遊具の重量バランスが、水の流入や固形発泡入浴剤16
の発泡の不均衡により失われることが防がれる。
4bが凹部における一定部の中心に対しほぼ120度中
心角毎の軸対称状をなすので、腔部18への水の流入及
びそれによる固形発泡入浴剤16の発泡が、固形発泡入
浴剤16を中心として軸対称状に生じ、水に浮く風呂用
遊具の重量バランスが、水の流入や固形発泡入浴剤16
の発泡の不均衡により失われることが防がれる。
【0032】なお、人形15は、キャップ体12を浮力
体10から外して随時出し入れ可能である。腔部形成体
14を浮力体10から外して前記と同様に固形発泡入浴
剤16を配置して再使用することもできる。
体10から外して随時出し入れ可能である。腔部形成体
14を浮力体10から外して前記と同様に固形発泡入浴
剤16を配置して再使用することもできる。
【0033】この風呂用遊具は、例えば、収縮性フィル
ムを用いて全体を収縮包装することができ、底部透孔1
4b及び側部透孔14cをシール部材によりそれらの外
側において密閉することもでき、また、フルオープンの
イージーオープン缶内に全体を収容して密封することも
できる。使用時にはそのような収縮性フィルムやシール
部材を除去したり、缶を開けることとなる。
ムを用いて全体を収縮包装することができ、底部透孔1
4b及び側部透孔14cをシール部材によりそれらの外
側において密閉することもでき、また、フルオープンの
イージーオープン缶内に全体を収容して密封することも
できる。使用時にはそのような収縮性フィルムやシール
部材を除去したり、缶を開けることとなる。
【0034】以上の実施の形態についての記述における
寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそ
れらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範
囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例に過ぎない。
寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそ
れらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範
囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0035】
【発明の効果】本発明の遊具においては、凹部の前記一
定部又はその一定部を中心としてほぼ底部透孔の位置よ
りも外方を含まない部分に、水に溶解又は水と反応しつ
つ気泡を発生する水よりも比重が大きい発泡剤を配置
し、遊具の下部を水に浸すことにより遊具を水に浮かべ
た場合、発泡剤は、腔部に水が流入して水に溶解又は水
と反応しつつ発泡した状態で前記位置において安定し、
水に浮いた遊具の重量バランスが失われることが防が
れ、姿勢が安定に維持される。また、発泡剤は、腔部内
で外周部及び上部から効率よく溶解又は反応して発泡
し、発生した気泡は側部透孔からほぼ一定の側方向に水
中に放出され、発生した気泡が側部透孔以外から放出さ
れることが防がれるので、水に浮いた状態で遊具が効果
的に移動する。
定部又はその一定部を中心としてほぼ底部透孔の位置よ
りも外方を含まない部分に、水に溶解又は水と反応しつ
つ気泡を発生する水よりも比重が大きい発泡剤を配置
し、遊具の下部を水に浸すことにより遊具を水に浮かべ
た場合、発泡剤は、腔部に水が流入して水に溶解又は水
と反応しつつ発泡した状態で前記位置において安定し、
水に浮いた遊具の重量バランスが失われることが防が
れ、姿勢が安定に維持される。また、発泡剤は、腔部内
で外周部及び上部から効率よく溶解又は反応して発泡
し、発生した気泡は側部透孔からほぼ一定の側方向に水
中に放出され、発生した気泡が側部透孔以外から放出さ
れることが防がれるので、水に浮いた状態で遊具が効果
的に移動する。
【0036】請求項2の遊具においては、底部透孔が凹
部における一定部の中心に対しほぼ軸対称状をなすの
で、凹部の前記一定部又はその一定部を中心としてほぼ
底部透孔の位置よりも外方を含まない部分に、水に溶解
又は水と反応しつつ気泡を発生する水よりも比重が大き
い発泡剤を配置し、遊具の下部を水に浸すことにより遊
具を水に浮かべた場合、水に浮く遊具の重量バランスが
失われることがより効果的に防がれ、姿勢がより安定に
維持される。
部における一定部の中心に対しほぼ軸対称状をなすの
で、凹部の前記一定部又はその一定部を中心としてほぼ
底部透孔の位置よりも外方を含まない部分に、水に溶解
又は水と反応しつつ気泡を発生する水よりも比重が大き
い発泡剤を配置し、遊具の下部を水に浸すことにより遊
具を水に浮かべた場合、水に浮く遊具の重量バランスが
失われることがより効果的に防がれ、姿勢がより安定に
維持される。
【図1】正面図である。
【図2】底面図である。
【図3】図2におけるIII-III 線断面図である。
10 浮力体 14 腔部形成体 14b 底部透孔 14c 側部透孔 16 固形発泡入浴剤 18 腔部
Claims (3)
- 【請求項1】主たる浮力を発生する上部と、腔部を有す
る下部を備えてなり、前記腔部は、一定部の周囲の底面
がその一定部に向かって下降傾斜する状態で下向きに窪
んだ凹部を有し、腔部の底部における前記凹部の外周縁
部又はそれよりも内側であって前記一定部よりも外方の
部分に、水の通過が可能な下方開口の底部透孔を有し、
前記凹部の底部における前記底部透孔よりも内側には水
の流入が可能な透孔を有さず、前記腔部の側部における
上部に、ほぼ一定の側方向に開口する水及び気泡の通過
が可能な側部透孔を有し、下部を水に浸すことにより、
前記腔部に水が流入し、且つ前記側部透孔が水中に開口
し水面よりも上方には開口しない状態で水に浮き得るこ
とを特徴とする遊具。 - 【請求項2】底部透孔が、上記凹部における一定部の中
心に対しほぼ軸対称状に設けられた請求項1記載の遊
具。 - 【請求項3】凹部の上記一定部又はその一定部を中心と
してほぼ底部透孔の位置よりも外方を含まない部分に、
水に溶解又は水と反応しつつ二酸化炭素等の気泡を発生
する水よりも比重が大きい発泡剤が配置された請求項1
又は2記載の遊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2653998A JPH11207045A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 遊 具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2653998A JPH11207045A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 遊 具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207045A true JPH11207045A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12196312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2653998A Pending JPH11207045A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 遊 具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207045A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005115329A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Kabushiki Kaisha Health | 発泡入浴剤と発泡入浴剤用容器 |
CN105744828A (zh) * | 2013-11-13 | 2016-07-06 | T·F·H·发行公司 | 漂浮型宠物玩具 |
CN109895975A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 朴永赞 | 水上套装 |
US11626032B2 (en) * | 2019-03-01 | 2023-04-11 | Kris Kesler | Methods and devices for increasing urine stream accuracy |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP2653998A patent/JPH11207045A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005115329A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Kabushiki Kaisha Health | 発泡入浴剤と発泡入浴剤用容器 |
US8074305B2 (en) | 2004-05-27 | 2011-12-13 | Kabushiki Kaisha Health | Bubbling bath additive and bubbling bath additive container |
CN105744828A (zh) * | 2013-11-13 | 2016-07-06 | T·F·H·发行公司 | 漂浮型宠物玩具 |
CN109895975A (zh) * | 2017-12-07 | 2019-06-18 | 朴永赞 | 水上套装 |
US11626032B2 (en) * | 2019-03-01 | 2023-04-11 | Kris Kesler | Methods and devices for increasing urine stream accuracy |
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