JPH11206636A - 電気掃除機およびその吸込口体 - Google Patents

電気掃除機およびその吸込口体

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JPH11206636A
JPH11206636A JP1468998A JP1468998A JPH11206636A JP H11206636 A JPH11206636 A JP H11206636A JP 1468998 A JP1468998 A JP 1468998A JP 1468998 A JP1468998 A JP 1468998A JP H11206636 A JPH11206636 A JP H11206636A
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周平 大本
Atsushi Morishita
篤至 森下
Junji Naito
順司 内藤
Kiyoshi Ishikawa
清 石川
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Takeyuki Ichino
雄之 市野
Ikuo Oshima
郁夫 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転清掃体の着脱が容易で強度を確保できる
電気掃除機の吸込口体を提供する。 【解決手段】 下面に吸込口28を開口する下部ケース21
の後部上面の一部を覆ってケース覆部32を取り付け、前
部上面に係脱口36を開口する。下部ケース21に係脱口36
を閉塞して着脱可能にケース蓋体31を取り付け、ケース
体24を構成する。ケース蓋体31にて覆う吸込室29内に、
ケース蓋体31の前面に設けた吸気口60からの吸気流にて
回転する回転清掃体51を回転自在に軸支する。ケース覆
部32にケース蓋体31が重なり合い吸込室29の一部を覆う
補強板部34を設け、後部略中央に吸込口28に連通する連
通管47を軸支する連結管部35を設ける。掃除の際の走行
時に連通管47に負荷が掛っても、重なり合い強度が向上
した補強板部34およびケース蓋体31にて吸収し損傷を防
止できる。着脱するケース蓋体31にて保守管理が容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体にて開閉され
る開口を介して回転清掃体を着脱可能に備えた電気掃除
機の吸込口体およびこれを用いた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機の吸込口体と
しては、例えば特開平9−28630号公報に記載の構
成が知られている。
【0003】この特開平9−28630号公報に記載の
電気掃除機の吸込口体は、下面に吸込口を開口するとと
もに上面を開口する下部ケースに、上面を覆って着脱可
能に上部ケースを取り付けて形成されるケース体内に、
回転自在に回転清掃体を収容している。また、回転清掃
体は、軸方向の両端に同軸上に軸流エアタービンを一体
的設けている。そして、下部ケースおよび上部ケースに
挟持された連通管にホースおよび延長管を介して掃除機
本体に接続し、掃除機本体の電動送風機の駆動により、
ケース体の後部両端部に開口する吸気口から吸気して、
吸気流により軸流エアタービンとともに回転清掃体を一
体に回転させ、ケース体を床面上で走行させて床面上の
塵埃を掻き取り、吸込口から連通管を介して掃除機本体
に吸い込んで掃除する。また、回転清掃体に付着した糸
屑などを取り除く場合には、ケース体の吸込口カバーを
取り外して上面を開口させ、この開口から回転清掃体を
取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の電気掃除機の吸込口体では、掃除の際に前進時に床面
に押し付けられる力が、また後退時には引き上げられる
力がホースに接続される連通管の下部ケースおよび上部
ケースにて挟持される基端部分に掛かるので、回転清掃
体の着脱を容易にするために吸込口カバーにて閉塞され
る開口を大きくすると、下部ケースおよび上部ケースの
挟持部分が撓むなどの変形を生じたり、破損するなどの
損傷を生じるおそれが問題がある。特に、上記特開平9
−28630号公報に記載の電気掃除機のように、回転
清掃体の駆動手段が吸込室に位置するような場合は、連
通管を挟持する部材が少なくなるため、ケース体の変形
や損傷などの問題が顕著である。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、回転清掃体の着脱が容易で、強度を確保できる電気
掃除機およびその吸込口体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機の吸込口体は、上面を開口するとともに被掃除面と対
向する下面に吸込口を開口する下部ケースおよびこの下
部ケースの上面の前記開口の一部を覆って取り付けられ
るケース覆部を備えたケース体と、このケース体に前記
ケース覆部に少なくとも一部が保持されて設けられ前記
吸込口に連通する連通管と、前記ケース体に回転自在に
設けられ前記開口を介して着脱可能に取り付けられる回
転清掃体と、前記ケース体に着脱自在に取り付けられ前
記開口を閉塞するケース蓋体と、前記ケース体のケース
覆部に前記連通管の近傍に位置して設けられ前記ケース
蓋体が重なり合う補強部とを具備したものである。
【0007】そして、回転自在に設けられる回転清掃体
を着脱する開口を上面の一部に有し吸込口に連通する連
通管の少なくとも一部を保持するケース体のケース覆部
に、開口を閉塞して着脱自在に取り付けられるケース蓋
体が重なり合う補強部を連通管の近傍に位置して設けた
ため、掃除の際に負荷が掛かる連通管の近傍の強度が向
上し、掃除の際に掛る負荷を重なり合うケース覆部の補
強部およびケース蓋体にて吸収して損傷することを防止
するとともに、回転清掃体はケース蓋体を取り外すのみ
で容易に着脱される。
【0008】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、
上面を開口するとともに被掃除面と対向する下面に吸込
口を開口する下部ケースおよびこの下部ケースの上面の
前記開口の一部を覆って取り付けられるケース覆部を備
え、吸気口を開口するケース体と、このケース体に前記
ケース覆部に少なくとも一部が保持されて設けられ前記
吸込口および前記吸気口に連通する連通管と、前記ケー
ス体に前記開口を介して着脱可能で回転自在に設けら
れ、前記被掃除面を掻き上げる清掃部材を有し前記吸気
口からの吸気流を前記清掃部材が受けることにより回転
する回転清掃体と、前記ケース体に着脱自在に取り付け
られ前記開口を閉塞するケース蓋体と、前記ケース体の
ケース覆部に前記連通管の近傍に位置して設けられ前記
ケース蓋体が重なり合う補強部とを具備したものであ
る。
【0009】そして、被掃除面を掻き上げ吸気口からの
吸気流が吹き付けられる清掃部材を有し回転自在に設け
られる回転清掃体を着脱する開口を上面の一部に有し吸
込口および吸気口に連通する連通管の少なくとも一部を
保持するケース体のケース覆部に、開口を閉塞して着脱
自在に取り付けられるケース蓋体が重なり合う補強部を
連通管の近傍に位置して設けたため、掃除の際に負荷が
掛かる連通管の近傍の強度が向上し、掃除の際に掛かる
負荷を重なり合うケース覆部の補強部およびケース蓋体
にて吸収して損傷することを防止するとともに、回転清
掃体はケース蓋体を取り外すのみで容易に着脱される。
【0010】請求項3記載の電気掃除機は、請求項1ま
たは2記載の電気掃除機の吸込口体と、この吸込口体が
接続される掃除機本体とを具備したものである。
【0011】そして、回転清掃体の着脱が容易でかつ強
度を確保できる請求項1記載の電気掃除機の吸込口体を
備えたため、保守管理が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を示す構成を図面を参照して説明する。
【0013】図12において、1は掃除機本体で、この
掃除機本体1は、上面を開口した下部本体ケース2a、お
よび、この下部本体ケース2aの後部上面を閉塞する上部
本体ケース2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して
接合されて前側上面を開口した本体ケース2を有してい
る。そして、掃除機本体1は、本体ケース2の前側上面
を開閉自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支してい
る。
【0014】また、本体ケース2は、進行方向の前側下
面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本体
ケース2の後側側面に大径の従動輪6が回転自在に設け
られ、掃除機本体1は旋回輪と従動輪6とにて被掃除面
である床面上を走行可能となっている。さらに、本体ケ
ース2の上部には、上下方向に摺動可能なハンドル7が
設けられている。
【0015】そして、掃除機本体1内には、図示しない
電動送風機が収容される電動送風機室が後側に区画形成
され、この電動送風機の吸込側に連通しかつ上方が開放
して蓋体4にて開閉され集塵フィルタを収容する集塵室
が前側に区画形成されている。さらに、掃除機本体1の
前側には、集塵室に臨んで開口しホース8が着脱可能に
接続される接続口9が形成されている。
【0016】また、ホース8は、可撓なホース本体11
と、このホース本体11の一端に設けられ掃除機本体1の
接続口9に着脱可能に差し込み接続される接続管12と、
ホース本体11の他端に設けられ延長管13を介して吸込口
本体14が接続される把持部15とにて構成されている。そ
して、把持部15には、電動送風機の駆動状態を設定操作
する各種スイッチ16,16を有した操作手段17が配設され
ている。
【0017】一方、吸込口本体14は、図1ないし図5に
示すように、走行方向に対して横長で、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂などの合成樹
脂製の上面を開口した下部ケース21と、この下部ケース
21の上部に上面の開口を覆い同材質の下面を開口する上
部ケース22とが、下部ケース21および上部ケース22の前
面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体23を挟持して結
合固定されて、後部略中央が後方に向けて突出する凸字
状のケース体24を備えている。
【0018】そして、下部ケース21は上面に略垂直にリ
ブ25を有し、ケース体24はリブ25により横長矩形状の吸
込部26とこの吸込部26の後部略中央に後方に一対突出す
る軸支部27,27とにて凸字状に形成されている。さら
に、下部ケース21の吸込部26の下面にはリーク口として
の作用も有する吸込口28が開口形成され、吸込部26内が
吸込室29となっている。
【0019】また、上部ケース22は、吸込室29の上面を
覆って着脱可能に下部ケース21に取り付けられる断面略
半円状のケース蓋体31と、このケース蓋体31と一部が重
なり合って下部ケース21の後部上面を覆って例えばねじ
などにて取り付けられるケース覆部32とにて構成されて
いる。
【0020】そして、ケース覆部32は、下部ケース21の
後側上面の一部を覆い軸支部27を構成する覆部33と、こ
の覆部33に一連に設けられケース蓋体31の形状に対応、
すなわちケース蓋体31と同様の曲率で円弧状に形成され
ケース蓋体31の一部が重なり合い吸込室29の後部略中央
を覆う補強部としての補強板部34と、補強板部34の略中
央に一対の軸支部27,27間に位置して後方に向けて略円
筒状に突設され吸込室29に連通する連結管部35とにて構
成されている。なお、連結管部35は、軸方向が略水平方
向かつ前後方向に沿って設けられている。そして、下部
ケース21にケース覆部32が取り付けられて構成されるケ
ース体24の上面に開口する部分が係脱口36となる。
【0021】また、ケース覆部32の補強板部34の上部縁
には、前方に舌片状に突出する一対の係止舌片部34a ,
34a が設けられている。さらに、ケース蓋体31の内面に
は、係止舌片部34a ,34a がそれぞれ係脱可能な係脱凹
部34b ,34b が設けられているとともに、係脱凹部34b
,34b 間には係止舌片部34a ,34a 間に係脱可能でか
つ補強板部34の上部縁に係脱可能な係脱凸部34c が突設
されている。
【0022】そして、下部ケース21の前部両端側には、
従動前輪37が回転自在に軸支された従動前輪室38が形成
されている。また、下部ケース21の一対の軸支部27,27
には、それぞれ従動後輪39が回転自在に軸支された従動
後輪室40が形成されている。なお、従動後輪39は、外周
面に布などの柔軟部材やゴムなどの弾性部材である図示
しない保護シートが設けられている。そして、ケース体
24は、従動前輪37と従動後輪39とにて被掃除面である床
面上を走行可能になっている。
【0023】一方、下部ケース21の前側縁近傍の内面側
には、吸込室29に向けて凹状の図示しない係止凹部が一
対設けられている。そして、ケース蓋体31の前側縁に
は、下部ケース21の係止凹部に係脱可能な係止爪部41が
突設されている。さらに、ケース蓋体31の左右方向の両
側後部縁には左右方向に摺動可能なスライダ42がそれぞ
れ設けられ、これらスライダ42には引っ掛け爪部43がそ
れぞれ突設されている。また、ケース覆部32の補強板部
34の左右方向の両側縁にはそれぞれ左右方向に突出する
舌片部44が一体に設けられ、これら舌片部44の先端部に
は吸込室29に向けて断面略L字状に突出しケース蓋体31
のスライダ42の引っ掛け爪部43が係脱可能な鍵部45が設
けられている。そして、スライダ42の摺動移動により、
ケース蓋体31が下部ケース21に接合固定されたケース覆
部32に着脱可能に装着される。
【0024】また、ケース体24の後部中央には、一対の
軸支部27,27間に位置して連通管47が配設されている。
この連通管47は、上部ケース22のケース覆部32の連結管
部35に回転自在に嵌着された継手部48に、一端を他端が
上下方向に回動自在に連結管部35に連通して軸支されて
いる。そして、連通管47は、延長管13およびホース8を
介して掃除機本体1に着脱自在に接続され、吸込口28が
掃除機本体1の接続口9に連通する。
【0025】さらに、ケース体24内には、吸込室29の左
右方向の両端部に位置して設けられた軸受50により回転
自在に軸支された回転清掃体51が配設されている。この
回転清掃体51は、シャフト52と、このシャフト52の両端
部に回転自在に設けられ軸受50に係脱可能に装着される
軸支部材53と、シャフト52に嵌着する筒状部54およびこ
の筒状部54の外周面に壁状でスパイラル状に一体に設け
られ先端側が一側に湾曲しこの回転清掃体51を回転させ
る駆動手段としての作用も有する清掃部材としてのブレ
ード55を有したブレード部56とにて構成されている。な
お、図3および図4は、説明の都合上ブレード55は直線
状に示している。また、軸支部材53,53は、それぞれ大
きさが異なり、軸受50,50は所定の軸支部材53,53のみ
係脱可能となっている。また、ブレード55の先端縁に
は、湾曲する方向と反対側に膨出して肉厚となる叩き部
57が設けられている。
【0026】そして、回転清掃体51は、シャフト52の両
端の軸支部材53が軸受50に装着された状態で、上方に位
置するブレード55がケース体24の前側に湾曲し、回転軸
心を含む水平方向の平面Aが連通管47を軸支する連結管
部35の中心軸を含む平面Bより下方に位置して配設され
ている。さらに、回転清掃体51は、外周縁と吸込口28の
前側縁との間隔Cが外周縁と吸込室29の内面との間隔D
より広い寸法で配設されている。そして、回転清掃体51
は、吸込口28に臨んで下端が従動前輪37および従動後輪
39にて形成される平面より上方に位置し、平坦な床面で
ある板の間には接触せず吸込口28に入り込む凹凸のある
床面である絨毯にはブレード55が接触するように配設さ
れる。
【0027】なお、ケース体24のケース覆部32の補強板
部34は、上部ケース22のケース蓋体31が取り外されて開
口するケース体24の上面から回転清掃体51が着脱可能に
下部ケース21の上面の一部のみを覆うように形成されて
いる。また、ケース覆部32およびケース蓋体31の吸込室
29に臨む内面は、回転清掃体51の外周に沿って等距離と
なるように円弧状に形成されている。
【0028】さらに、上部ケース22の前面には、左右方
向の両端部側に位置して、連通管47に対向する部分が閉
塞された状態、すなわち連通管47と対向しないように一
対の吸気口60,60が連通管47が位置する中央を対称中心
として略対称に開口形成されている。そして、この吸気
口60の下端の内側縁には、吸込室29の略上方に向けて、
すなわち、吸気口60から吸気した空気の流れである吸気
流が上部ケース22のケース蓋体31の内面に沿って回転清
掃体51の最外周であるブレード55の先端縁部分に衝突し
て吹き付けるように整流する吸気風路61を形成する整流
板62が設けられている。なお、この整流板62は、吸気風
路61がこの吸気風路61の上流側の風路断面積としての開
口面積である吸気口60の開口面積より吸気風路61の下流
側の風路断面積である開口面積の方が小さくなるラッパ
状に形成されるように設けられている。
【0029】なお、吸気口60,60は、連通管47を継手部
48を介して軸支する連結管部35の吸込室28側に開口する
開口中心と吸気口60の中心とを結ぶ直線上に回転清掃体
51の回転軸心が位置せず、連結管部35の軸心を含む水平
方向に沿った平面Bが位置する側と同じ側の上方、すな
わち回転清掃体51の回転軸心を含む水平方向の平面Aよ
り吸気口60の中心および連結管部35の軸心を含む水平方
向に沿った平面Bが上方に位置して開口形成されてい
る。また、吸気口60,60は、一対の総開口面積が吸込口
28の開口面積より小さい面積となるように開口形成され
ている。さらに、吸気口60,60は、連通管47と反対側、
すなわち回転清掃体51の回転軸心を通る略鉛直方向より
前側で回転清掃体51の回転半径の前端より前側に開口形
成されている。
【0030】また、下部ケース21の下面には、吸込口28
の左右方向の両端側に位置してケース体24の外部と吸込
口28とを連通する凹溝状の連通溝部64,64がそれぞれ設
けられている。これら連通溝部64,64は、前後方向の前
側縁が回転清掃体51の回転軸心を含む鉛直方向の平面E
より後方に位置して設けられている。
【0031】さらに、下部ケース21の下面には、図1な
いし図11に示すように、吸込口28の後方に位置して左
右方向に長手状で下方に向けて開口する凹溝状の収納凹
部65が設けられ、この収納凹部65には清掃体66が着脱可
能に装着されている。
【0032】そして、収納凹部65の左右方向である長手
方向の両端面には、下端縁が円弧状の凹状に切欠形成さ
れた軸受部67,67が設けられている。また、収納凹部65
の上面には、後側の縁に沿ってさらに凹溝状の段差凹部
68が設けられている。なお、この段差凹部68は、前側縁
が収納凹部65の前後方向の中心より後方側に位置して設
けられている。さらに、収納凹部65の前後の開口縁近傍
には、先端が対向しない千鳥状に内側に向けて突出する
爪部69が複数突設されている。
【0033】また、清掃体66は、略細長板状の台座部71
を有している。この台座部71は、弾性変形可能な部材に
て、幅方向の寸法が収納凹部65の前後方向における爪部
69,69間の距離より幅広に形成されている。また、長手
方向の両端部に長手方向に沿って突出し収納凹部65の軸
受部67に回転自在に軸支される略円柱状の軸部72が一体
に設けられている。そして、台座部71は、図11に示す
ように、前側上部縁がケース体24の下面である収納凹部
65の天井面に当接するとともに後側下部縁が爪部69に当
接して回動規制される前方回動と、図10に示すよう
に、後側上部縁が収納凹部65の段差凹部68の天井面に当
接するとともに前側下部縁が爪部69に当接して回動規制
される後方回動とにおいて、後方回動の回動角度が大き
くなるように軸支されて収容されている。なお、台座部
71は、回動しても下部ケース21の下面から突出しない。
【0034】さらに、台座部71の上面には、軸部72の外
周面に連続して略同曲率の円弧状で長手方向に沿って壁
状に突出する突部73が一体に膨出形成されている。この
突部73は、外周面が収納凹部65の天井面に常時摺動可能
に当接し、台座部71が回動する際に当接位置が変化して
収納凹部65の天井面を摺動するように突出形成されてい
る。
【0035】また、台座部71の下面は、軸部72の中心軸
である回動軸心を中心とした円弧の曲率より大きな曲率
で回動方向である前後方向に円弧状に形成されている。
すなわち、台座部71の下面の曲率に対応する中心より台
座部71の回動軸心が台座部71の下面側に近付いた位置に
偏位するように軸部72が設けられている。さらに、台座
部71の下面両端部には、図9に示すように、下方に向け
て凹状で台座部71の中央側の縁が傾斜する凹部である端
部取付凹部74が設けられている。また、台座部71の下面
両側部には、下方に向けて縁に沿って凹溝状で端部取付
凹部74に連続する凹部である縁取付凹部75が設けられて
いる。
【0036】そして、台座部71の下面には、ブラシ毛で
ある起毛76を有した拭き取り部材である起毛布77が取り
付けられている。この起毛布77は、周縁がそれぞれ端部
取付凹部74および縁取付凹部75に位置し、台座部71の下
面に対して起毛76が略垂直に植設された状態で例えば接
着剤などにより取り付けられ、清掃体66が形成されてい
る。そして、清掃体66は、台座部71がケース体24の下面
から下方に突出せず起毛76の先端部分がケース体24の下
面から突出し、従動前輪37および従動後輪39にて形成さ
れる平面に回動しない状態で起毛76の先端が位置して平
坦な床面である板の間に接触するように配設されてい
る。
【0037】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0038】掃除を行う際、掃除機本体1に延長管13お
よびホース8を介して吸込口本体14を接続し、ホース8
の把持部15を持って押動して、吸込口本体14を床面上で
前後に走行させる。
【0039】そして、掃除機本体1の電動送風機の駆動
により発生する吸込力にて、吸気口60,60から吸気され
るとともに吸込口28からも吸い込まれる。ここで、吸込
口本体14が床面上に載置されていることから、外部の空
気が吸気口60,60から吸込室29内に至る風路抵抗が、外
部からケース体24の下面を通って吸込口28から吸込室29
内に至る風路抵抗より小さい、このため、吸気口60,60
からの吸気量が増大する傾向となる。
【0040】さらに、床面が絨毯など特に毛足の長い絨
毯の場合には、吸込口28から吸込室29内に毛足が入り込
む状態となるので、さらに吸気口60,60からの吸気量が
増大する。
【0041】そして、吸気口60,60から吸気された空気
は、整流板62にて整流されつつ吸気風路61を介して吸込
室29内に流入し、回転清掃体51のブレード55に当接して
回転清掃体51を回転させて連結管部35に至る。
【0042】ここで、吸気口60からの吸気流は、吸気風
路61にて回転清掃体51の軸方向に対して略垂直に、すな
わち吸込口本体14の走行方向に沿って直線的に回転清掃
体51に吹き付けられた後、回転清掃体51の軸方向に沿う
ようにケース体24の中心に向けて集まるように流れて連
通管47に流れるため、吸気流が回転清掃体51に作用する
距離が長くなって回転トルクが増大するとともに、吸気
流が回転清掃体51により風路抵抗を受けるために吸込口
28からの吸込量は低減しないので効率よく塵埃が吸い込
まれる。また、吸気口60は、連通管47と反対側、すなわ
ち回転清掃体51の回転軸心を通る略鉛直方向より前側
で、さらに回転清掃体51の回転半径の前端より前側に開
口形成されているため、吸気流が回転清掃体51に長時間
作用するので、さらに回転トルクが増大する。
【0043】また、床面上の塵埃は、ケース体24の下面
を通って吸込口28から吸い込まれる。
【0044】なお、連通溝部64,64を介して塵埃ととも
に吸い込まれる空気は、回転清掃体51の軸方向に沿った
吸込流となる。しかも、ブレード55はスパイラル状に設
けられており、その湾曲面は回転清掃体51の軸方向と交
差している。このため、一側である走行方向の右側の連
通溝部64からの吸込流は、吸気流と同様に回転清掃体51
のブレード55の湾曲する側の面に吹き付けられる状態と
なって、回転清掃体51の回転方向へ力が作用する。ま
た、他側である走行方向の左側の連通溝部64からの吸込
流は、回転清掃体51のブレード55の湾曲する側と反対側
の曲面に吹き付けられてブレード55の曲面に沿って案内
されて逃げる状態となり、回転清掃体51の回転方向と反
対方向への力はほとんど加わらない。このため、連通溝
部64からの吸込流も回転清掃体51の回転に寄与する。
【0045】この回転清掃体51の回転により、床面が絨
毯などの場合、ブレード55の叩き部57が床面に衝突して
塵埃を叩き出すとともに掻き出しあるいは掃き取りして
掻き取り、塵埃を吸込口28から吸い込む。
【0046】ここで、吸込室29内に吸い込まれた塵埃を
含む空気は、一部が回転清掃体51と下部ケース21との間
隔Dを介して連結管部35に至るが、回転清掃体51は回転
しているとともに間隔Cが広いため、大半は回転清掃体
51の回転方向に沿って押し出されるように前側を通って
吸気流とともに連結管部35に流過する。そして、吸い込
んだ塵埃は、延長管13およびホース8を介して掃除機本
体1の集塵室に流過し捕捉される。
【0047】また、掃除の際の吸込口本体14の前進時に
は、床面に接触する清掃体66が図10に示す後方回動し
た状態で、清掃体66の起毛布77の前縁側の部分が床面と
接触し、この接触する部分で床面上の塵埃を拭き取る。
さらに、吸込口本体14の後退時には、床面に接触する清
掃体66が図11に示す前方回動した状態で、清掃体66の
起毛布77の後縁側の部分が床面と接触し、この接触する
部分で床面上の塵埃を拭き取る。なお、起毛布77の起毛
76は、取り付けられた台座部71の円弧状の下面に略垂直
となっているため、回動した状態では床面に対して傾斜
した順目状態となっている。すなわち、前進時における
後方回動の際には、起毛76の先端側が後方に伸びる順目
状態、後退時における前方回動の際には、起毛76の先端
が前方に伸びる順目状態となる。このため、床面上の塵
埃を撫でて掃き寄せることにより、吸込口本体14の走行
方向を問わず床面との摩擦抵抗が小さくなって軽い走行
感で塵埃が拭き取られる。
【0048】さらに、前進時から後退時に吸込口本体14
の走行方向が切り替わる際には、清掃体66は後方回動し
た状態で前進時での順目状態となっていることから、後
退時には起毛76が逆目状態となり、床面と清掃体66との
摩擦抵抗が大きくなる。このため、清掃体66は、後方へ
の走行とともに前方回動して再び順目状態となる。ま
た、後退時から前進時に走行方向が切り替わる際にも同
様に、清掃体66が後方回動して順目状態となる。
【0049】なお、この後退時から前進時に走行方向が
切り替わる際、吸込口本体14は作業者に近付いた状態に
位置し、連通管47の端部が上方に回動した立位状態とな
り、この状態での前進のための押動により、吸込口本体
14が床面に押し付けられる状態となる。このため、引動
により吸込口本体14が持ち上げられる状態となる前進時
から後退時に切り替わる場合に比して、後退時から前進
時に切り替わる場合の方向が床面と清掃体66との圧着状
態が強くなって摩擦抵抗も強くなる。ところで、清掃体
66は、前進時の後方回動の方が回動角度が大きいため、
清掃体66が回動規制されるまで回動する間の後退時から
前進時に切り替わって前進する距離が長くなる。
【0050】したがって、清掃体66が従動前輪37および
従動後輪39の回転による走行の補助と同様に回動するこ
とにより、吸込口本体14は清掃体66が回動規制されるま
で床面と摩擦する部材がなく回動する清掃体66により吸
込口本体14の走行が補助され、特に床面に押し付けられ
る状態の後退時から前進時に切り替わる際にも軽い走行
感が得られ、走行性が向上して掃除作業が容易となる。
【0051】一方、家具などの移動や掃除箇所の移動な
どのために吸込口本体14の下面が床面から離間する状態
となると、開口面積が大きく、また吸込室29への風路が
形成されていない吸込口28からの風路抵抗が吸気口60,
60から吸気される風路抵抗より小さくなるので、吸込口
28からの吸い込まれる風量が増大するとともに、吸気口
60,60から吸気される風量が減少する。このため、回転
清掃体51に吹き付けられる吸気風が弱まって回転清掃体
51の回転速度が大きく低減する。
【0052】なお、掃除終了後に、回転清掃体51に絡み
付いた糸ごみや髪の毛などを除去するために回転清掃体
51を取り外す場合には、スライダ42をスライド移動して
ケース蓋体31を取り外し、開口するケース体24の上面の
係脱口36から着脱する。なお、装着する場合には、取り
外し動作と反対の動作で装着する。
【0053】また、清掃体66に塵埃が付着して汚れた場
合には、台座部71の中間部分を弾性変形させて爪部69,
69間を通過させ、軸部72,72を軸受部67,67からそれぞ
れ取り外すことにより収納凹部65から取り外して洗浄す
る。なお、装着する場合には、取り外し動作と反対の動
作で装着する。
【0054】ここで、回転清掃体51は、吸気口60からの
吸気流が直接吹き付けられて回転するため、回転清掃体
51を回転駆動させる電動機やエアタービンなどの別部材
の駆動手段が設けられていない。このため、駆動手段の
上方を覆う部材が不要となるので、ケース体24の上面を
覆う上部ケース22としては、連通管47を継手部48を介し
て軸支する部分のみを構成すればよいため、下部ケース
21の上面の略全体をケース蓋体31にて着脱可能に閉塞さ
れ回転清掃体51の係脱のための係脱口36とする構成とす
ればよい。しかしながら、下部ケース21の上面を係脱可
能なケース蓋体31にて閉塞しケース覆部32として連通管
47を支持する構成のみとしたのでは、掃除の際に前進時
に床面に押し付けられる力および後退時に引き上げられ
る力などの負荷がホース8に接続される連通管47のケー
ス体24にて支持される基端部分に掛かるので、ケース覆
部32にて十分に負荷を吸収できなくなり、ケース体24の
連通管47を支持する部分が撓んでリークを生じる隙間が
生じて塵埃の吸込効率および回転清掃体51を回転させる
吸気流を確保できなくなったり、破損するなどの損傷を
生じる恐れがある。
【0055】ところで、上記実施の形態は、連通管47を
支持する上部ケース22のケース覆部32に、回転清掃体51
を係脱するための係脱口36を閉塞するケース蓋体31が重
なり合う補強板部34を設けている。このため、吸込口本
体14の前進時に床面に押し付けられる大きな負荷が掛か
った際、連通管47を継手部48を介して軸支する連結管部
35の後方に突出する後端部側が床面側に押し付けられる
とともに吸込室29に対向する前端部側が補強板部34とと
もに上方に持ち上げられるように変形しようとするが、
補強板部34はケース蓋体31が覆われるように重なってい
るため、変形が規制される。このため、連通管47を支持
する部分に変形により隙間が生じたり、破損することを
防止できる。
【0056】上述したように、回転自在に設けられる回
転清掃体51を着脱する係脱口36を上面の一部に開口し吸
込口28に連通する連通管47を設けたケース体24の上部ケ
ース22を構成するケース覆部32に、回転清掃体51を覆い
係脱口36を閉塞して着脱自在に取り付けられる上部ケー
ス22を構成するケース蓋体31が重なり合う補強板部34を
連通管47の近傍に位置して設けたため、掃除の際に負荷
が掛る連通管47の近傍の強度を向上でき、掃除の際に掛
る負荷を重なり合う補強板部34およびケース蓋体31にて
吸収して損傷することを防止できるとともに、回転清掃
体31はケース蓋体31を取り外すのみで容易に着脱でき、
保守管理が容易にできる。
【0057】また、ケース覆部32に係止舌片部34a ,34
a を設けるとともに、ケース蓋体31に係止舌片部34a ,
34a がそれぞれ係脱可能な係脱凹部34b ,34b と係止舌
片部34a ,34a 間に係脱可能でかつ補強板部34の上部縁
に係脱可能な係脱凸部34c とを設けたため、ケース覆部
32にケース蓋体31が重ね合わされて上部ケース22を構成
した状態で互いに位置ぎめされ、外部からの負荷が掛っ
てもケース覆部32およびケース蓋体31がずれて隙間が生
じる変形などを確実に防止できる。
【0058】そして、回転清掃体51のブレード55に吸気
流を供給して回転させる吸気口60と吸込口28および吸気
口60に連通する連通管47の開口断面の中心とを結ぶ直線
上に、回転軸心が位置しないように回転清掃体51を回転
自在に設けるため、吸気口60から吸気された吸気流が回
転清掃体51の回転軸心からずれた外周側に吹き付けられ
る状態となり、効率よく吸気流がブレード55に吹き付け
られ回転清掃体51のトルクを増大でき、掃除効率を向上
できる。
【0059】また、回転清掃体51の回転軸心を含む水平
方向に沿った平面Aに対して連通管47および吸気口60を
それぞれ同一面側に位置して設けたため、吸気口60から
の吸気流の全量が回転清掃体51の外周側に回転清掃体51
の回転方向と反対側に流れることなく効率よく吹き付け
られ、回転清掃体51のトルクを効率よく増大できる。
【0060】さらに、これら連通管47および吸気口60
は、回転清掃体51の回転軸心を含む水平方向に沿った平
面Aに対してそれぞれ上方に位置して設けられているた
め、回転清掃体51の回転方向が床面に押し付けられる負
荷が掛る吸込口本体14の前進時の走行方向に対して逆回
転となり、回転清掃体51が床面に押し付けられる負荷に
より床面を効率よく叩き、塵埃の掻取効率を向上でき
る。
【0061】また、回転清掃体51のブレード55に吸気流
を供給して回転させる吸気口60を連通管47と対向しない
位置に設け、連通管47と対向する部分は閉塞された状態
であるため、走行方向に沿って直線的に回転清掃体51に
吹き付けられた後、回転清掃体51の軸方向に沿うように
ケース体24の中心に向けて集まるように流れて連通管47
に流れ、直線状に直接連通管47に吸気されないので、吸
気流が回転清掃体51に作用する距離が長くなって回転ト
ルクを増大できるとともに、吸気流が回転清掃体51によ
り風路抵抗を受けるために吸込口28からの吸込量は低減
しないので効率よく塵埃を吸い込むことができ、掃除効
率を向上できる。さらに、吸込口28からの吸込量が低減
しないで風量バランスを確保できることから、例えば吸
気口60の開口面積を小さくして吸気口60からの吸気量を
抑制して風量バランスを確保するなどの吸気口60からの
流入速度を規制する構成が不要で、流入速度を規制する
ことにより乱流が生じ、この乱流により騒音が発生する
ことを防止できる。
【0062】そして、回転清掃体51を回転駆動させる電
動機やエアタービンなどの別部材が不要で、小型軽量化
が図れるとともに、吸込口本体14の下面に掃除できない
領域を減少でき、掃除効率を向上できる。
【0063】また、吸気口60は、連通管47と反対側、す
なわち回転清掃体51の回転軸心を通る略鉛直方向より前
側で、さらに回転清掃体51の回転半径の前端より前側に
開口形成されているため、吸気流が回転清掃体51に長時
間作用でき、さらに回転トルクを増大できる。
【0064】さらに、吸気口60をケース体24の中央を対
称として一対開口形成したため、外観を向上できるとと
もに、回転清掃体51に長手方向の略全域で略均等に吸気
流を供給でき、回転清掃体51を安定して効率よく回転で
き、塵埃の掻き出し性を向上できる。
【0065】また、回転清掃体51のブレード55に吸気流
を供給して回転させる吸気口60に整流板62を設け、回転
清掃体51の最外周に吹き付けるように吸気風路61を形成
したため、効率よく吸気流が回転清掃体51に吹き付けら
れて回転清掃体51のトルクを向上でき、掃除性を向上で
きる。
【0066】さらに、整流板62により形成される吸気風
路61が下流側で開口面積が小さくなるラッパ状に形成し
たため、乱流による騒音の発生を生じないで吸気流が絞
り込め、吸気流の風速が増大して回転清掃体51へ吹き付
ける力を増大でき、回転清掃体51のトルクが増大して掃
除性を向上できる。
【0067】そして、整流板62は、吸気口60から内側に
設けたため、ケース体24の外部に突出せず外観を向上で
きるとともに、掃除の際に整流板62が家具などに衝突し
たりひっ掛かるなどして掃除作業に支障をきたすなどを
防止でき、しかも突出する部分を設けることにより生じ
る乱流による騒音の発生を防止できる。
【0068】一方、台座部71の下面に起毛布77を取り付
けた清掃体66を、軸方向が吸込口本体14の走行方向に対
して交差する方向に沿うように所定角度で回動可能に軸
支したため、吸込口本体14の前後への走行方向の切り替
えである反転する際に清掃体66が従動前輪37および従動
後輪39と同様に回動するので走行が補助され、走行性を
向上でき、掃除作業が容易となる。
【0069】また、清掃体66は回動して床面との接触す
る部分を異ならす、すなわち起毛布77の走行方向側の部
分で塵埃を拭き取るため、起毛布77が局所的に損傷する
ことを防止でき、清掃体66の寿命を向上できる。
【0070】さらに、清掃体66は所定角度に回動規制さ
れているため、従来のローラ状で回転する清掃体に比
し、回転を規制する構成が不要で簡単な構造で吸込口本
体14の走行中に確実に床面から塵埃を拭き取れ掃除効率
を向上できるとともに、清掃体66の断面が半円状で小型
化でき配設空間である収納凹部65も小型化するので、軽
量小型化できる。
【0071】そして、清掃体66は、回動軸心を中心とし
た曲率より大きな曲率の円弧状に形成した台座部71の下
面、すなわち回動軸心が下面に近付いた位置に偏位する
ように形成した台座部71の下面に、この下面に対して略
垂直に起毛76が伸びるように起毛布77を設けたため、吸
込口本体14が床面上を走行して台座部71が回動した際
に、起毛76は先端が走行方向と反対側に延出した順目状
態に床面に対して傾斜するので、起毛76が床面を撫でる
状態となって吸込口本体14の走行中の床面と清掃体66と
の摩擦抵抗が低減し、走行性を向上できる。そしてさら
に、清掃体66の方向性がないため、ケース体24への誤装
着を防止する構成が不要で構造を簡略化できる。
【0072】さらに、清掃体66をケース体24の収容凹部
65にケース体24の下面から起毛布77のみ突出するように
回動可能に収容したため、床面と台座部71との接触によ
る床面および清掃体66の損傷を防止できる。
【0073】また、軸方向に長手状に形成した台座部71
の上面に、先端が台座部71の回動軸心を中心とした曲率
と略同曲率でケース体24の下面である収納凹部65の天井
面に接触する突部73を設けたため、清掃体66に床面との
接触により床面から押し上げられる力が加わってもケー
ス体24に軸支される位置とケース体24の下面に小さい面
積で接触する突部73とにて、清掃体66の回動を損なうこ
となく清掃体66の変形を防止できるので、清掃体66の軸
方向の全域で塵埃の拭き取りができるとともに、清掃体
66の折損などの損傷を防止できる。
【0074】そして、ケース体24の下面に清掃体66より
下方に位置して清掃体66に向けて突設し、清掃体66の回
動を所定角度の範囲に規制する爪部69,69を設けたた
め、簡単な構造で回動規制およびケース体24の下面に設
けた清掃体66の脱落を防止できる。
【0075】さらに、爪部69,69を千鳥状に設け、台座
部71を弾性変形可能な材質にて形成したため、清掃体66
を容易に着脱できる。
【0076】また、台座部71に起毛布77の周縁を埋設す
る端部取付凹部74および縁取付凹部75を設けたため、起
毛布77と床面との接触・摩擦により、起毛布77の周縁か
ら剥離して清掃体66が損傷することを防止できる。
【0077】そして、細長状の清掃体66を吸込口本体14
の左右方向に沿って略全域に配設したため、ケース体24
の下面の気密性が向上して負圧が増大し、塵埃の吸込効
率を向上できる。
【0078】また、清掃体66を着脱可能としたため、塵
埃の付着により汚れても清掃体66のみ洗浄すればよく、
保守管理性を向上できる。
【0079】なお、上記実施の形態において、キャニス
タ型の電気掃除機に限らず、吸込口本体14が掃除機本体
1の下面に直接形成されたアップライト型、その他、掃
除機本体1と吸込口本体14とが一体化された自走式の電
気掃除機などにも適用することができる。
【0080】そして、直接吸気流が吹き付けられて回転
する回転清掃体51を設けて説明したが、別途電動機やエ
アタービンなどの駆動手段にて回転する回転清掃体を配
設したもの、複数の回転清掃体を設けたものでも同様の
効果が得られる。さらに、回転清掃体としては、ブレー
ド55の他に、起毛を壁状に設けた回転ブラシや、布ブレ
ード部を設けたもの、ブラシや布ブレード、ブレード55
を組み合わせたものなどいずれのものでもよい。
【0081】また、清掃体66を吸込口28の後側に1つ配
設して説明したが、吸込口28の前側、あるいは、複数の
清掃体66を設けても良い。
【0082】さらに、清掃体66としては、起毛布77の他
に、台座部71に直接ブラシ毛を植設して塵埃の掻き出し
や掃き取りなどの塵埃の掻き取り作用を有するものでも
同様の効果を有する。
【0083】また、起毛布77を起毛76が台座部71の下面
に略垂直となるように設けて説明したが、例えば前進方
向に対して先端が後方に伸びる傾斜した状態となるよう
に設けてもよい。すなわち、吸込口本体14が床面に押し
付けられる状態の前進時に起毛76がより寝た状態とな
り、さらに走行性が向上するとともに、後退時には塵埃
の掻き出し作用が得られる。なお、ブラシ毛や起毛76を
傾斜して設ける場合には、例えば両端の軸部の径寸法を
異ならしめてケース体24への誤装着を防止する構成を設
けるとよい。
【0084】そして、清掃体66は、収納凹部65内に配設
せずケース体24の下面に直接回動自在に配設してもよ
い。
【0085】一方、吸気口60を左右対称に設けて説明し
たが、例えばブレード55がスパイラル状でない直線状に
設けた回転清掃体を用いる場合、左右に開口する吸気口
60,60の位置を上下方向において偏位させて設けてもよ
い。
【0086】また、吸気口60を走行方向の前側に二つ開
口して説明したが、1つあるいは複数設けてもよい。
【0087】さらに、吸気口60に設けた整流板62をケー
ス体24のケース蓋体31の内側に吸気風路の下流側が次第
に開口面積が小さくなるように設けて説明したが、例え
ばケース体24の外方に筒状に突設して吸気風路を構成す
るように形成してもよい。
【0088】また、連通管47を継手部48を介して連結管
部35に軸支して説明したが、直接連通管47を回動自在に
軸支したもの、連通管47が固定されて設けられたもの、
下部ケース21と上部ケース22の上部覆部にて挟持したも
のなどでも同様の効果が得られる。
【0089】そして、補強部として円弧板状に形成した
補強板部34にて説明したが、カバー蓋体31の形状に対応
して重なり合う形状であれば、例えばリブ状に設けるな
ど他のいずれの構造でもよい。
【0090】さらに、ケース蓋体31およびケース覆部32
が互いに係脱する構成として、係止舌片部34a 、係脱凹
部34b ,34b および係脱凸部34c を設けて説明したが、
他のいずれの構造でもよく、設けなくてもよい。なお、
これら係脱する構成を設けることにより補強板部34の大
きさをより小さくでき、相対的に係脱口36の開口を大き
くでき、回転清掃体51の着脱作業が容易にできる。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機の吸込口体に
よれば、回転清掃体を着脱する開口を有したケース体の
連通管の少なくとも一部を保持するケース覆部に、開口
を閉塞して着脱自在に取り付けられるケース蓋体が重な
り合う補強部を連通管の近傍に位置して設けたため、掃
除の際に負荷が掛かる連通管の近傍の強度を向上でき、
掃除の際に掛る負荷を重なり合うケース覆部の補強部お
よびケース蓋体にて吸収して損傷することを防止できる
とともに、回転清掃体はケース蓋体を取り外すのみで容
易に着脱できる。
【0092】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によ
れば、吸気口からの吸気流が吹き付けられる清掃部材を
有した回転清掃体を着脱する開口を有したケース体の連
通管の少なくとも一部を保持するケース覆部に、開口を
閉塞して着脱自在に取り付けられるケース蓋体が重なり
合う補強部を連通管の近傍に位置して設けたため、掃除
の際に負荷が掛かる連通管の近傍の強度を向上でき、掃
除の際に掛かる負荷を重なり合うケース覆部の補強部お
よびケース蓋体にて吸収して損傷することを防止できる
とともに、回転清掃体はケース蓋体を取り外すのみで容
易に着脱できる。
【0093】請求項3記載の電気掃除機によれば、回転
清掃体の着脱が容易で強度を確保できる請求項1記載の
電気掃除機の吸込口体を備えたため、保守管理が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の吸込口体の実施の一形態
の吸込口本体を示す上部ケースを取り外した状態を示す
平面図である。
【図2】同上側面断面図である。
【図3】同上底面図である。
【図4】同上正面図である。
【図5】同上背面図である。
【図6】同上吸込口本体の清掃体近傍を示す側面断面図
である。
【図7】同上清掃体を示す一部を切り欠いた斜視図であ
る。
【図8】同上端面断面図である。
【図9】同上側面断面図である。
【図10】同上清掃体が後方回動した状態の吸込口本体
の清掃体近傍を示す側面断面図である。
【図11】同上清掃体が前方回動した状態の吸込口本体
の清掃体近傍を示す側面断面図である。
【図12】同上掃除機本体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 14 吸込口本体 21 下部ケース 24 ケース体 28 吸込口 31 ケース蓋体 32 ケース覆部 34 補強部としての補強板部 47 連通管 51 回転清掃体 55 清掃部材としてのブレード 60 吸気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 清 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 大津 育弘 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 市野 雄之 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 大島 郁夫 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口するとともに被掃除面と対向
    する下面に吸込口を開口する下部ケースおよびこの下部
    ケースの上面の前記開口の一部を覆って取り付けられる
    ケース覆部を備えたケース体と、 このケース体に前記ケース覆部に少なくとも一部が保持
    されて設けられ前記吸込口に連通する連通管と、 前記ケース体に回転自在に設けられ前記開口を介して着
    脱可能に取り付けられる回転清掃体と、 前記ケース体に着脱自在に取り付けられ前記開口を閉塞
    するケース蓋体と、 前記ケース体のケース覆部に前記連通管の近傍に位置し
    て設けられ前記ケース蓋体が重なり合う補強部とを具備
    したことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】 上面を開口するとともに被掃除面と対向
    する下面に吸込口を開口する下部ケースおよびこの下部
    ケースの上面の前記開口の一部を覆って取り付けられる
    ケース覆部を備え、吸気口を開口するケース体と、 このケース体に前記ケース覆部に少なくとも一部が保持
    されて設けられ前記吸込口および前記吸気口に連通する
    連通管と、 前記ケース体に前記開口を介して着脱可能で回転自在に
    設けられ、前記被掃除面を掻き上げる清掃部材を有し前
    記吸気口からの吸気流を前記清掃部材が受けることによ
    り回転する回転清掃体と、 前記ケース体に着脱自在に取り付けられ前記開口を閉塞
    するケース蓋体と、 前記ケース体のケース覆部に前記連通管の近傍に位置し
    て設けられ前記ケース蓋体が重なり合う補強部とを具備
    したことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電気掃除機の吸
    込口体と、 この吸込口体が接続される掃除機本体とを具備したこと
    を特徴とした電気掃除機。
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