JPH11206404A - スパッツ - Google Patents

スパッツ

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JPH11206404A
JPH11206404A JP1112798A JP1112798A JPH11206404A JP H11206404 A JPH11206404 A JP H11206404A JP 1112798 A JP1112798 A JP 1112798A JP 1112798 A JP1112798 A JP 1112798A JP H11206404 A JPH11206404 A JP H11206404A
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JP
Japan
Prior art keywords
spats
climbing
eaves
shoes
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1112798A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Tatsuno
勇 辰野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mont Bell Co Ltd
Original Assignee
Mont Bell Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mont Bell Co Ltd filed Critical Mont Bell Co Ltd
Priority to JP1112798A priority Critical patent/JPH11206404A/ja
Publication of JPH11206404A publication Critical patent/JPH11206404A/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日本の気候にあった防水性の高いスパッツを
提供する。 【解決手段】 登山靴を履いた歩行者の臑と当該登山靴
とにまたがって覆いをかけるためのスパッツである。こ
のスパッツは、防水性を備えたひさし形状のひさし部2
が、当該スパッツを装着した歩行者の臑と前記登山靴と
の境目全周を覆うこととなる本体1の一部であって、登
山靴の甲を覆うことが可能な位置に係止されている。濡
れやすい登山靴の靴紐部分に雨水が降りかかることを防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、登山用品のスパッ
ツに係り、特に、従来品より防水性能を向上させるため
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スパッツは、雪や泥の上を歩く際に、登
山靴や臑を塗れや汚れから防止し、登山靴に雪や泥、石
等が入り込むことを防止するための登山用品である。ス
パッツは、一枚の布である本体に各種の係止具を備えて
構成される。スパッツはファスナー機構等により臑と登
山靴との境目を中心として臑に筒状に巻き付けて使用す
るものである。
【0003】従来のスパッツは、装着時に登山靴を覆う
下端部分の正面端部に鈎部材を備えていた。スパッツを
装着する際、登山者はスパッツを臑の回りに巻いてから
下端部分の鈎部材を登山靴の靴紐のいずれかに係止して
いた。雪上の歩行においては上記従来のスパッツで登山
靴などの濡れを十分防ぐことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、日本は
多雨気候であり登山者が雨中の歩行を余儀なくされる場
合が多い。従来のスパッツは、雨中の歩行において必ず
しも十分な防水性を備えているとはいえなかった。例え
ば軽登山靴は布製であるため水分との接触を極力避ける
ことが重要である。ところが軽登山靴では靴紐が靴の先
端近くにまで通すことができない場合が多い。このよう
な軽登山靴に従来の鈎部材を用いて取り付けるスパッツ
を使用すると、水分を排除したい領域の多くが雨水に晒
されることになる。この結果、長時間歩行で靴の中まで
濡れるという問題が生じていた。
【0005】そこで本願発明は多雨気候である日本とい
う地理的条件と最近の登山靴の形態における特質とを鑑
み、従来定型的とされていたスパッツにひさしを設ける
ことにより、防水性の高いスパッツを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は登山靴を履いた
歩行者の臑と当該登山靴とにまたがって覆いをかけるた
めのスパッツである。そして当該スパッツは防水性を備
えたひさし形状のひさし部が、当該スパッツを装着した
前記歩行者の臑と前記登山靴との境目全周を覆うことと
なる本体の一部であって、前記登山靴の甲(前部上面)
を覆うことが可能な位置に係止されていることを特徴と
する。
【0007】なお、ひさし部は、基部において本体に係
止させられることによってひさし形状を維持可能な程度
の機械的強度、柔軟性および耐水性を有することが好ま
しい。機械的強度が一定以上あればひさしとして形状を
維持可能であり、ひさしの機能を発揮し得るからであ
る。また柔軟性があれば登山靴を隙間無く覆ったり登山
靴を傷から保護したり岩等による変形を防いだりできる
からである。耐水性があれば雨中での使用に耐えるから
である。このような材料として例えば天然繊維、合成繊
維、ゴム、皮革、樹脂、フィルム等が考えられる。
【0008】また本体の長さに限定はなく、いわゆるシ
ョートスパッツであってもロングスパッツであってもよ
い。また登山用スパッツに限らずスキー用等他の用途の
スパッツであってもよい。
【0009】ここで当該スパッツは、好ましくは、ひさ
し部の基部両脇に当該スパッツの装着時に前記登山靴の
土踏まず部を通して係止させられることにより当該スパ
ッツの前記ひさし部を下方に引っ張ることが可能に構成
された締め部材が備えられている。締め部材がひさし部
を下方に引っ張るので、歩行中にひさし部がめくり上が
ることを防止できる。またひさし部が登山靴に密着し間
に雨水や氷雪が入り込むことを防止できる。
【0010】好ましくは前記ひさし部は、当該スパッツ
の装着時に前記登山靴に相対することとなる面に防水加
工が施されている。すなわち裏面に防水加工が施されて
いるので雨水がひさし部を通り抜けることがなく防水性
を維持できる。また防水加工が表面に施されていないの
で、摩耗によって防水性が低下することがない。
【0011】例えば前記本体と前記ひさし部とは縫合に
よって係止され、両者が縫合された部位に防水テープが
貼付されている。縫合により強固にひさし部を本体に係
止できる一方、防水テープにより縫合部位から雨水が浸
入することを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1に本実施形態のスパ
ッツの装着説明図、図2に本スパッツの表面図、および
図3に本スパッツの裏面図を示す。これらは左右一組の
スパッツのうち一方のみを示したもので、他方のスパッ
ツはこれらの図と対称的な配置で同様の構成を備える。
以下一方のスパッツのみを説明する。
【0013】これらの図に示すように、本実施形態のス
パッツは、本体1とひさし部2とを備えている。未装着
時、本体1は図2および図3に示すように一枚の布状を
なしている。その形状は図1に示すように、スパッツを
装着したときに登山靴および登山者の臑を覆う形状に縫
製されている。本体1の表面10は耐摩耗性の高い部
材、例えばナイロン布で構成され、本体1の裏面11は
防水加工が施されている。
【0014】本体1の上端は袋状15を構成しており内
部に締め紐14が通されている。締め紐14は把持部が
ループ状をなしており、把持部の取り出し部分に締め部
材19が取り付けられている。本体1の側端には互いに
係止自在に構成されたファスナー17aおよび17bが
縫合されている。ファスナー17aが設けられた側端も
はかしめ12a、13aおよびマジックテープ18bが
備えられている。ファスナー17bが設けられた側端に
はかしめ12b、13bおよびマジックテープ18aが
備えられている。
【0015】本体の下端にはひさし部2が縫合されてい
る。図3に示すように、ひさし部1の縫合部分には防水
テープ27が貼り付けられている。本体1の下端端部に
は弾性部材16aおよび16bが布に伸縮自在に縫合さ
れている。
【0016】ひさし部2は、その表面20が耐摩耗性の
高い部材、例えばナイロン布で構成され、ひさし部2の
裏面21に防水加工が施されている。ひさし部2の両側
端のスパッツ装着時に登山靴の土踏まずに相当すること
となる位置には、締め部材23aおよび23bが取り付
けられている。締め部材23aには締め金具24を介し
てバンド26が取り付けられ、締め部材23bには締め
部材25が取り付けられている。締め部材23aおよび
23bは氷雪や岩との摩擦によって縫合が解けることの
ないように堅牢に縫合されており、それ自体ナイロン等
の摩耗性のある部材を用いる。バンド26は繊維の入っ
た強化繊維等で構成される。
【0017】(装着方法)上記構成のスパッツを使用す
る際、登山者は臑にスパッツの本体1を巻き付け、前面
でファスナー17aと17bとを係合する。さらにかし
め12aと12b、13aと13bをそれぞれ嵌合す
る。この状態においてマジックテープ18aが18bと
対向するのでこれらを貼り合わせる。次いで筒状となっ
た本体1を臑の回りに半回転させる。そして登山靴の土
踏まずにバンド26を回し、締め金具25に係止させ
る。最後に締め紐14を適度な締めの張力が得られるま
で引いて装着が完了する。正しく装着されたスパッツは
図1に示すようにひさし部2が登山靴の甲を覆うように
配置される。
【0018】(作用)図4に登山者が本スパッツを装着
したときの水の流れを矢印で示し、図5にそのひさし部
2の断面を示す。図4において登山靴の最も濡れやすい
靴紐部分は領域Aで示される。ひさし部2は登山靴がど
のような靴紐の構造を備えていてもひさし形状を維持し
ている。このためひさし部2は領域Aを含む広範な領域
を覆う。このスパッツが正しく装着された状態でスパッ
ツに雨が降りかかると矢印の方向へ流れる。しかし濡れ
易い登山靴の部分には雨水が降りかかることがない。こ
のため登山靴を濡れから防止することができる。
【0019】また登山靴の靴紐がどのような位置にあっ
てもひさし部が覆う領域は一定である。したがって従来
のスパッツでは鈎部材を引っかける位置がないような登
山靴であっても登山靴を濡れから防止することができ
る。
【0020】さらに締め部材23、締め金具24,25
およびバンド26により係止すれば、ひさし部2の両端
が登山靴の土踏まず方向(下方)へ引っ張られ、ひさし
部2がめくれることがなくなる。またひさし部2が登山
靴と密着してひさし部と登山靴との間に雪や水が入り込
みにくくなる。
【0021】さらにまた本体とひさし部との縫合部分の
背面には防水テープが貼付されているので、縫い目から
雨水が浸入するおそれがない。
【0022】またひさし部には裏面に防水加工が施され
ているので、表面が雪や岩等にすれても防水性能が落ち
ることがない。
【0023】上記したように本実施形態によれば、ひさ
し部を設けたので登山靴を濡れから防止することができ
る。また、本実施形態によればひさし部を下方に引っ張
る締め部材を設けたのでひさし部がめくれたりひさし部
と登山靴との間に雪や水が入り込むことを防止できる。
【0024】(その他の変形例)本発明は、上記実施形
態に拘束されることなく種々に変形して適用することが
可能である。各部の構成は本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々に変更して適用してもよい。例えば上記実施形
態は登山用のショートスパッツに適用するものであった
が、ロングスパッツであってもスキー用等他の用途のス
パッツに適用してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、スパッツにひさし部を
設けたので、多雨気候である日本における使用に適した
防水性の高いスパッツを提供することができる。
【0026】特にひさし部に締め部材を設けることによ
り、ひさし部と登山靴との間に雪や水が侵入することを
防止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッツの装着説明図である。
【図2】本発明のスパッツの表面図である。
【図3】本発明のスパッツの裏面図である。
【図4】本発明のスパッツを装着した際の雨水の流れを
説明する図である。
【図5】本発明のスパッツを装着した際の雨水の流れを
説明する一部断面図である。
【符号の説明】 1…本体 2…ひさし部 23a、23b…締め部材 24、25…締め金具 26…バンド 27…防水テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登山靴を履いた歩行者の臑と当該登山靴
    とにまたがって覆いをかけるためのスパッツにおいて、 防水性を備えたひさし形状のひさし部が、当該スパッツ
    を装着した前記歩行者の臑と前記登山靴との境目全周を
    覆うこととなる本体の一部であって、前記登山靴の甲を
    覆うことが可能な位置に係止されていることを特徴とす
    るスパッツ。
  2. 【請求項2】 前記ひさし部の基部両脇には、当該スパ
    ッツの装着時に前記登山靴の土踏まず部を通して係止さ
    せられることにより当該スパッツの前記ひさし部を下方
    に引っ張ることが可能に構成された締め部材が備えられ
    ている請求項1に記載のスパッツ。
  3. 【請求項3】 前記ひさし部は、当該スパッツの装着時
    に前記登山靴に相対することとなる面に防水加工が施さ
    れている請求項1に記載のスパッツ。
  4. 【請求項4】 前記本体と前記ひさし部とは縫合によっ
    て係止され、両者が縫合された部位に防水テープが貼付
    されている請求項1に記載のスパッツ。
JP1112798A 1998-01-23 1998-01-23 スパッツ Pending JPH11206404A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006125244A1 (en) * 2005-05-25 2006-11-30 Johnny Musladin Shoe cover
JP2013052086A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Mitsuyoshi Mori キャリーブーツ
JP2022124238A (ja) * 2021-02-15 2022-08-25 株式会社東京プロカラーラボ 簡易ブーツ

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