JPH11206307A - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

鳥類飛来防止装置

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Publication number
JPH11206307A
JPH11206307A JP1278298A JP1278298A JPH11206307A JP H11206307 A JPH11206307 A JP H11206307A JP 1278298 A JP1278298 A JP 1278298A JP 1278298 A JP1278298 A JP 1278298A JP H11206307 A JPH11206307 A JP H11206307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
birds
flying
fence
bare
coming
Prior art date
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Pending
Application number
JP1278298A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Nakajima
寿美夫 中島
Toshihide Sakai
利秀 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Steel Works Ltd
Original Assignee
Nichia Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Steel Works Ltd filed Critical Nichia Steel Works Ltd
Priority to JP1278298A priority Critical patent/JPH11206307A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】田畑や果樹園の作物を鳥類から守るべく鳥類の
飛来を防止する。 【解決手段】導電材よりなる囲み柵2を設け、接地され
ていない複数本の裸電線3をこの囲み柵の上縁に沿うよ
うに且つ互いに間隔をおいて、しかも該囲み柵の全周に
わたって張設する。これらの裸電線3の各々に高電圧パ
ルスを発生させるパルス発生器15の出力線17を接続
し、該パルス発生器15のアース線18を上記囲み柵に
接続する。上記裸電線3に高電圧パルスを印加すること
によって、該裸電線3から空中に鳥類の嫌う電磁波エネ
ルギーを放射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田畑や果樹園の作
物を鳥類から守るための鳥類飛来防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−70751号公報には、磁場
を利用した鳥類飛来防止装置について開示されている。
これは、コイルに電流を通ずることによって磁場を発生
させるようにし、このコイル電流を変化させることと、
コイル自体の姿勢を変化させることによって、磁場に変
化をもたせることにより、その周囲への鳥類の飛来を防
止せんとするものである。
【0003】特開平8−242747号公報には、高電
圧を利用した鳥類飛来防止装置について開示されてい
る。これは、ケーブルを2本平行に設け、その一方に高
電圧パルスを印加することによって両ケーブル間に電位
差をもたせておき、鳥が両ケーブルに同時に接触したと
きに、その鳥に衝撃電流が流れるようにしているもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コイルに電流
を流して磁場を形成する方法では、その磁場の及ぶ範囲
が狭く、鳥類の飛来を効果的に防止することができな
い。また、高電圧を利用する方法も、鳥類が2本のケー
ブルに同時に接触しなければ効果がなく、やはり鳥類の
飛来を効果的に防止するには不十分である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空中に架設し
た電線に高電圧パルスを印加して該電線から空中に電磁
波エネルギーを放射させることによって鳥類の飛来を防
止するようにしたものである。
【0006】すなわち、本発明に係る鳥類飛来防止装置
は、空中に架設され且つ接地されていない電線と、該電
線に高電圧パルスを印加し該電線より電磁波エネルギー
を空中に放射させるパルス発生器とを備えていることを
特徴とする。
【0007】このような鳥類飛来防止装置であれば、高
電圧パルスの印加によって電線から空中に効果的に電磁
波エネルギーが放射され、これがために、その電線周囲
の広い範囲にわたって鳥類の飛来が防止される。
【0008】ここに、導電材よりなる囲み柵を設け、接
地されていない複数本の裸電線をこの囲み柵の上縁に沿
うように且つ互いに間隔をおいて、しかも該囲み柵の全
周にわたって張設し、これらの裸電線の各々に高電圧パ
ルスを発生させるパルス発生器の出力線を接続し、該パ
ルス発生器のアース線を上記囲み柵に接続することが好
適である。
【0009】このようにすれば、複数本の裸電線の各々
より電磁波エネルギーを空中に放射されるため、鳥類の
飛来防止により効果的である。また、各裸電線が鳥類飛
来防止地域の全周にわたって張り巡らされているから、
鳥類はいずれの方角からもその地域に飛来し難くなる。
この場合の導電性囲み柵の作用は不明であるが、この導
電性囲みに上記アース線を接続すると、当該効果がより
高まるようである。
【0010】
【発明の効果】このように、本発明によれば、空中に架
設した電線に高電圧パルスを印加して該電線から空中に
電磁波エネルギーを放射させるようにしたから、鳥類の
飛来を効果的に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の実施
形態に係る鳥類飛来防止装置1は、鳥類の飛来を防止す
べき場所(例えば果樹園)の周囲に張り巡らされた囲み
柵2と、該囲み柵2の上縁に沿って且つその全周にわた
って張り巡らされた裸電線3と、該裸電線3に高電圧パ
ルスを印加するための通電装置4とからなる。囲み柵2
は、全周にわたって所定間隔をおいて地上に立設された
支柱5に金網6を張設して構成されている。7は囲み柵
2の門扉である。この囲み柵2を構成する支柱5、金網
6及び門扉7はいずれも導電性を有する。
【0012】図2に示すように、裸電線3は、4本設け
られていて、互いに上下に間隔をおいて張設されてお
り、そのうちの2本は囲み柵2の上方に配設され、残り
2本は囲み柵2の上縁の下側に配設されている。また、
これら裸電線3は、いずれも囲み柵2の支柱5より内側
へ突出させたブラケット8〜11の先端に碍子12を介
して支持することによって、囲み柵2とは電気的に絶縁
されており接地もされていない。上側2本のブラケット
8,9は下側2本のブラケット10,11よりも囲み柵
2の内側へ大きく張り出し、且つ最上段のブラケット8
が最も大きく張り出している。従って、4本の裸電線3
は、上側へいくほど囲み柵2の内側に配置されているこ
とになる。
【0013】図3に示すように、通電装置4は、太陽電
池13、バッテリー14、パルス発生器15及び分配器
16よりなる。パルス発生器15は、一定周期の高電圧
パルス(4000V以上の瞬時電圧)を発生させて上記
各裸電線3に印加するためのものであり、太陽電池13
からバッテリー4を介して直流電圧を受ける。すなわ
ち、太陽エネルギーが得られるときは太陽電池13から
の電力が裸電線3に用いられ、その余剰電力がバッテリ
ー14に充電されるものであり、太陽エネルギーが得ら
れないときはこのバッテリー14の電力が用いられる。
このパルス発生器15の出力線(プラス極)17は分配
器16の幹線に接続され、アース線(マイナス極)18
は途中で分岐して、その一方は地面に接地され、他方は
上記金網6に接続されている。
【0014】上記高電圧パルスは適宜変調させることが
でき、また、ランダムパルスにしてもよい。
【0015】分配器16は、幹線より分岐した4本の分
岐線を備え、各々の分岐線に抵抗体16a〜16dが接
続されたものであり、これらの抵抗体16a〜16dよ
り延設された各出力線が上記4本の裸電線3の各々に接
続されている。これらの抵抗体16a〜16dは、その
各々に連なる裸電線が地絡して電流が流れたときに、当
該裸電線3と分配器16の幹線(パルス発生器15の出
力線17)との間で電位差を生ずるようにして、地絡し
ていない他の裸電線の電位を確保するものである。この
ような通電装置4であれば、複数本の裸電線3のうちの
1本乃至3本に草木等が接触してそれらが地絡しても、
その影響は他の裸電線には及ばない。
【0016】図3に2点鎖線で示す接続例は、太陽電池
13を使用せずに交流電源19を使用する場合であり、
その場合は、交流電源19を、変圧器及び交流−直流変
換器を備えたアダプター20を介して上記パルス発生器
15に接続すればよい。
【0017】以上の構成において、洋梨畑で試験したと
ころ、上記4本の裸電線3に高電圧パルスを印加すれ
ば、それまでは飛来していた鳥類が飛来しなくなった。
これは、当該高電圧パルスの印加によって裸電線3から
空中に電磁波エネルギーが放出され、それを鳥類が嫌っ
たためと推測される。
【図面の簡単な説明】
【図1】鳥類飛来防止装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】裸電線の張設態様を示す斜視図。
【図3】当該装置の通電装置を示す正面図。
【符号の説明】
1 鳥類飛来防止装置 2 囲み柵 3 裸電線 4 通電装置 5 支柱 6 金網 15 パルス発生器 17 出力線(プラス極) 18 アース線(マイナス極)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が接地されることなく空中に架設さ
    れていて、該電線に高電圧パルスを印加し該電線より電
    磁波エネルギーを空中に放射させるパルス発生器が接続
    されていることを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  2. 【請求項2】 導電材よりなる囲み柵と、 上記囲み柵の上縁に沿うように且つ互いに間隔をおいて
    該囲み柵の全周にわたって張設され、接地されていない
    複数本の裸電線と、 上記複数本の裸電線の各々に出力線が接続され、上記囲
    み柵にアース線が接続されており、上記複数本の裸電線
    に高電圧パルスを印加し該裸電線より電磁波エネルギー
    を空中に放射させるパルス発生器とを備えていることを
    特徴とする鳥類飛来防止装置。
JP1278298A 1998-01-26 1998-01-26 鳥類飛来防止装置 Pending JPH11206307A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1278298A JPH11206307A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 鳥類飛来防止装置

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JPH11206307A true JPH11206307A (ja) 1999-08-03

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ID=11814982

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JP1278298A Pending JPH11206307A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 鳥類飛来防止装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180762A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Tadashi Ohira 動物用威嚇装置
JP2008079521A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Shimane Pref Gov 獣害防止用電気柵
JP2009022246A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Kitahara Denboku Kk 電気柵用電牧器内蔵柱体及び電気柵用電牧ユニット
CN114568419A (zh) * 2022-03-17 2022-06-03 国网江苏省电力有限公司泰州供电分公司 一种配电柜上防止鸟类筑巢或逗留的装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031021