JPH11206173A - 同期電動機の位相検出方法 - Google Patents

同期電動機の位相検出方法

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JPH11206173A
JPH11206173A JP10007256A JP725698A JPH11206173A JP H11206173 A JPH11206173 A JP H11206173A JP 10007256 A JP10007256 A JP 10007256A JP 725698 A JP725698 A JP 725698A JP H11206173 A JPH11206173 A JP H11206173A
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JP
Japan
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signal
phase
serial
register
phase detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP10007256A
Other languages
English (en)
Inventor
Yojiro Miyahara
養治侶 宮原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期電動機に直結された絶対値位相検出器から
の電圧位相検出出力信号をシリアル伝送を用いて伝送し
ても高精度に位相検出を可能とし高精度な制御運転を実
現する。 【解決手段】回転速度に比例した補正信号をレジスタ値
の位相検出信号に加算補正する位相補正演算部により位
相信号を検出することを特徴とする構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイリスタ変換
器,GTO等で構成されるサイクロコンバータ(または
コンバータ,インバータ変換器)を用いた同期電動機の
速度制御装置において、同期電動機に直結された絶対値
位相検出器からの電圧位相検出出力信号をシリアル伝送
を用いて伝送しても高精度に位相検出が可能な位相検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイリスタ変換器,GTO等で構成され
るサイクロコンバータ(またはコンバータ,インバータ
変換器)を用いた同期電動機の速度制御装置において
は、同期電動機の交流電圧位相に追従してベクトル演算
による交流電流制御、電圧制御を高精度に制御するため
には、点弧位相の変動を少なく、追従性の良い位相検出
が必要である。従来このような場合、低速回転の用途で
は絶対位置検出器を用いられることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の絶対位置検出器
を用いた位相検出方法は、低速においては信号伝送の遅
れ、検出タイミングが位相検出精度にほとんど影響をう
けないため用いられるが、高速回転においては、シリア
ル信号伝送の遅れ時間及び検出タイミングが位相検出精
度に影響を与え、誤差が大きくなり高精度の位相検出が
困難で同期電動機を高精度に制御要求される用途には使
用できないという問題があった。また位相ずれは、トル
クリップルが大きくなる問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記のような問題を解消
するためになされたもので、速度検出は高分解能パルス
信号を用い、位相信号は絶対値位相検出器からのシリア
ル信号を用いて、シリアル信号の伝送遅れがあっても高
精度の位相検出が可能な位相検出方法を提供し、安定な
制御運転を可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
するため、絶対値位相検出器からのシリアル信号に対
し、検出タイミング及び伝送遅れによる位相検出誤差に
対し、位相信号の書き込みタイミングに同期して、位相
検出値を読み出し、その位相検出値に速度(回転数)に
比例した補正値を加算することにより高精度に位相を検
出する。
【0006】即ち、請求項(1)記載の発明における位
相検出方法は、位相信号の書き込みタイミングに同期し
て、位相検出値を読み出し、その位相検出値に速度(回
転数)に比例した補正値を加算することにより位相信号
を高精度に検出することができる。
【0007】請求項(2)記載の発明における位相検出
方法は、速度(回転数)として、エンコーダからのパル
ス信号による速度検出値から位相補正を行うことによ
り、位相信号を高精度に検出することができる。
【0008】請求項(3)記載の発明における位相検出
方法は、速度(回転数)として位相信号の差分演算にお
ける速度信号による位相補正を行うことにより、位相信
号を高精度に検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
4により説明する。図2は本発明における同期電動機の
速度制御装置の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、1は交流電源、2はサイクロコンバータ回路、3
は同期電動機、4は電流検出器、5はパルス発信器、6
は絶対値位置検出器、7はマイクロプロセッサを用いた
ディジタル制御装置、8は速度検出回路、9は位相検出
回路、10はマイクロプロセッサを用いた制御回路、1
1はゲート回路である。
【0010】図1は本実施例を示す位相検出回路のブロ
ック図である。図1の構成について説明する。
【0011】12は絶対値位置検出器からのシリアル位
相信号を受信する位相信号受信回路、13は位相信号の
シリアル/パラレル変換回路、14はレジスタ、15は
バッファ、16は発信器、17はシリアル/パラレル変
換及びレジスタ書き込みのコントロール回路、18はレ
ジスタ書き込み信号の分周回路、19はマイクロプロセ
ッサのデータ及びアドレスバスである。
【0012】図3は本発明になるマイクロプロセッサを
用いた制御回路内の位相検出演算部の実施例を示したも
のである。図3において20は絶対値位置検出器からの
位相信号を入力する位相演算部、21は速度検出信号を
入力とし、速度検出信号に比例した位相補正信号dθを
演算する位相補正演算部、22は位相演算部出力信号θ
と位相補正演算部出力信号dθを加算して位相検出信号
θtとする加算部である。
【0013】図4は本発明になる他の実施例を示したも
のである。23は今回と前回の位相差の演算により速度
信号を演算し、速度信号に比例した位相補正信号dθを
演算する位相差演算部である。
【0014】次に図1〜図4の動作について図5〜図7
を用いて説明する。
【0015】図5は同期電動機の電圧波形と位相の関係
を示したものである。
【0016】図6は高速回転速の各部の動作波形、図7
は低速回転時の各部の動作波形を示す。図6において電
動機の電圧位相θtは、シリアル伝送による伝送遅れの
ためシリアル/パラレル変換回路13の出力である位相
信号θdに対し位相差dθを持っている。位相信号θd
はレジスタ書き込みタイミング信号PLS1によりレジ
スタ14に格納されるため階段上のθで表される。
【0017】このレジスタ値θをレジスタ書き込みタイ
ミング信号PLS1に同期した分周回路出力信号PLS
2によりマイクロプロセッサが読み出すことによりA
点,B点,C点の各点でθA,θB,θCが得られる。
これらの位相信号はレジスタ書き込み周期に同期してい
るので電圧位相θtに対し伝送遅れ分dθの誤差を持っ
ているだけで、読み出しタイミングのバラツキによる誤
差は含んでいない。
【0018】そこで本発明では伝送遅れ分の誤差dθ
を、レジスタ14の読み出し値θに加算し補正を行い高
精度に位相検出をするものである。
【0019】シリアル伝送遅れによる誤差dθは、図7
に示すように回転数が低速になると小さくなる、これは
伝送遅れ時間が一定なのに対し、位相は周期が長くなる
のでほとんど影響しなくなるためである。したがって本
発明では誤差dθを回転数に比例して可変し、位相検出
値θに加算して位相補正することにより、低速回転数か
ら高速回転数までの広範囲にわたって高精度の位相検出
を可能にするものである。
【0020】
【発明の効果】従来の位相検出方法は、高速回転におい
ては、シリアル信号伝送の遅れ時間及び検出タイミング
が位相検出精度に影響を与え、誤差が大きくなり高精度
の位相検出が困難で同期電動機を高精度に制御要求され
る用途には使用できないという問題があった。
【0021】本発明によれば、絶対値位相検出器からの
シリアル信号の検出タイミング及び伝送遅れによる位相
検出誤差に対し、位相信号の書き込みタイミングに同期
して、位相検出値を読み出し、その位相検出値に速度
(回転数)に比例した補正値を加算することにより高精
度に位相を検出するのでこの問題を解決でき、高精度の
制御運転を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相検出回路のブロック図。
【図2】本発明による同期電動機の速度制御装置を示す
図。
【図3】本発明による位相検出演算部の実施例を示す
図。
【図4】本発明による位相検出演算部の他の実施例を示
す図。
【図5】本発明による同期電動機の電圧波形と位相の関
係を示す図。
【図6】本発明による高速回転時の各部の動作波形図。
【図7】本発明による低速回転時の各部の動作波形図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…サイクロコンバータ回路、3…同期
電動機、4…電流検出器、5…パルス発信器、6…絶対
値位置検出部、7…ディジタル制御装置、8…速度検出
回路、9…位相検出回路、10…制御回路、11…ゲー
ト回路、12…位相信号受信回路、13…シリアル/パ
ラレル変換回路、14…レジスタ、15…バッファ、1
6…発信器、17…コントロール回路、18…分周回
路、19…データ及びアドレスバス、20…位相演算
部、21…位相補正演算部、22…加算部、23…位相
差演算部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶対値位置検出器からのシリアル信号を受
    信する受信回路とシリアル信号をパラレル信号に変換す
    るシリアル/パラレル信号変換器と、シリアル/パラレ
    ル信号変換器の出力信号を一定周期で格納するレジスタ
    と、レジスタ書込み周期に同期した分周回路の出力信号
    をサンプリング周期としてレジスタ値を読み出し、回転
    速度に比例した補正信号をレジスタ値の位相検出信号に
    加算補正することにより、位相信号を検出することを特
    徴とする同期電動機の位相検出方法。
  2. 【請求項2】絶対値位置検出器からのシリアル信号を受
    信する受信回路とシリアル信号をパラレル信号に変換す
    るシリアル/パラレル信号変換器と、シリアル/パラレ
    ル信号変換器の出力信号を一定周期で格納するレジスタ
    と、レジスタ書込み周期に同期した分周回路の出力信号
    をサンプリング周期としてレジスタ値を読み出し、エン
    コーダからのパルス信号から検出される速度信号に応じ
    てレジスタ値の位相検出信号に加算補正することにより
    位相信号を検出することを特徴とする同期電動機の位相
    検出方法。
  3. 【請求項3】絶対値位置検出器からのシリアル信号を受
    信する受信回路とシリアル信号をパラレル信号に変換す
    るシリアル/パラレル信号変換器とシリアル/パラレル
    信号変換器の出力信号を一定周期で格納するレジスタ
    と、レジスタ書込み周期に同期した分周回路の出力信号
    をサンプリング周期としてレジスタ値を読み出し、位相
    信号から差分演算により位相差を演算する位相差演算手
    段と、該位相差演算手段で演算される位相差に応じた信
    号によりレジスタ値の位相検出信号に加算補正すること
    により位相信号を検出することを特徴とする同期電動機
    の位相検出方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298982A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機駆動装置、及びこれを備えた電動装置

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