JPH11206101A - n相リニアパルスモータ - Google Patents

n相リニアパルスモータ

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JPH11206101A
JPH11206101A JP770798A JP770798A JPH11206101A JP H11206101 A JPH11206101 A JP H11206101A JP 770798 A JP770798 A JP 770798A JP 770798 A JP770798 A JP 770798A JP H11206101 A JPH11206101 A JP H11206101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
pulse motor
auxiliary
linear pulse
yokes
Prior art date
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Pending
Application number
JP770798A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP770798A priority Critical patent/JPH11206101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のリニアパルスモータは、2相として用
いられている構成の場合、駆動時のダンピング特性が悪
く、共振モードが出やすく、この欠点を解消するために
単純に1相分増加させると駆動が困難となっていた。 【解決手段】 本発明によるn相リニアパルスモータ
は、各固定ヨーク(4、5、5A)間及び両端に位置する固定ヨ
ーク(4、5A)の外側に設けられた補助マグネット体(7A)
と、各補助マグネット体(7A)の外側に設けられた補助磁
性体(10)とを備え、各固定ヨーク(4、5、5A)は互いに異な
る極性を交互に構成し、補助マグネット体(7A)からの磁
束が補助磁性体(10)を通るようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、n相リニアパルス
モータに関し、特に、補助マグネット体と補助磁性体を
用いて3相以上のリニアパルスモータを得るための新規
な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のリニアパ
ルスモータとしては、例えば、電学論D、112巻12
号、平成4年の第1207頁〜1212頁に開示された
「永久磁石移動子埋込型円筒状リニアパルスモータの特
性」を挙げることができ、図7に示すリニアパルスモー
タ(LPM)及び図8に示す円筒状リニアパルスモータ
が用いられている。すなわち、図7において符号1で示
されるものは第1、第2駆動巻線2、3が設けられてい
ると共にマグネット体7を有する第1、第2固定ヨーク
4、5が直線状に配列された固定子であり、この固定子
1に対して相対移動可能に直線状の可動子6が設けられ
ている。前記各固定ヨーク4、5には複数の固定歯4
a、5aが形成され、前記可動子6には固定歯4a、5
aに対峙して複数の可動歯6aが形成されている。ま
た、図8で示す円筒状リニアパルスモータ(CLPM)
は、前記各固定ヨーク4、5が円筒状をなしていること
が図7とは異なるだけで、図7と同様の構成であるた
め、図7と同一又は同等部分には同一符号を付し、その
説明は省略する。従って、周知のように、図7及び図8
の構成において、各駆動巻線2、3に駆動信号をドライ
バ(図示せず)から供給することにより、各歯5a、6
aの相互磁気作用により可動子6はステップ駆動又は連
続駆動することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアパルスモ
ータ及び円筒状リニアパルスモータは、2相構成である
ため、1相励磁、2相励磁、1−2相励磁あるいはユニ
ポーラ又はバイポーラ駆動されることにより、多少は性
能差を出すことはできるが、結論としては、2相モータ
であるために、駆動時のダンピング特性が悪く、共振モ
ードが出やすいことであった。前述の欠点を解消するた
めには、一般の回転型モータがそうであるように、多相
化することによって改良されるものであるが、図9及び
図10に示すように単に1相分を増設して3相構成とす
ることが考えられる。しかし、各固定ヨークは、図9の
N極、S極の配列か、図10のN極、S極、N極の順序
とするしかなく、これらの場合、通電以前に各極が一様
とならず、U相、V相、W相の順で駆動信号を供給して
も規則的な推力は得られず、モータとしての動作は得ら
れなかった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、補助マグネット体と補助磁
性体を用いて3相以上で直動するリニアパルスモータを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるn相リニア
パルスモータは、直線状に形成され複数の可動歯を有す
る長手形状の可動子に対し、複数の固定歯を有する複数
の固定ヨークを直線状に直列接続し前記各固定ヨークに
駆動巻線を有する長手形状の棒状の固定子を配設し、前
記駆動巻線に駆動信号を通電させることにより前記可動
子を移動させるn相リニアパルスモータにおいて、前記
各固定ヨーク間及び両端に位置する固定ヨークの外側に
設けられた補助マグネット体と、前記各補助マグネット
体の外側に設けられた補助磁性体とを備え、前記各固定
ヨークは互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前
記補助マグネット体からの磁束が前記補助磁性体を通る
ようにした構成であり、また、前記固定ヨークは3個よ
りなり、三相駆動されるようにした構成であり、また、
直線状に形成され複数の可動歯を周面に有する棒状の可
動子に対し、複数の固定歯を有する複数の固定ヨークを
直線状に直列接続し前記各固定ヨークに駆動巻線を有す
る筒状の固定子を配設し、前記駆動巻線に駆動信号を通
電させることにより前記可動子を移動させるn相リニア
パルスモータにおいて、前記各固定ヨーク間及び両端に
位置する固定ヨークの外側に設けられた輪状の補助マグ
ネット体と、前記各補助マグネット体の外側に設けられ
た輪状の補助磁性体とを備え、前記各固定ヨークは互い
に異なる極性を交互に構成すると共に、前記補助マグネ
ット体からの磁束が前記補助磁性体を通るようにし、前
記可動子は前記固定子内に位置させた構成であり、さら
に、前記固定ヨークは3個よりなり、三相駆動されるよ
うにした構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるn
相リニアパルスモータの好適な実施の形態について説明
する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を
付して説明する。図1は3相のリニアパルスモータを示
している。なお、固定ヨーク4、5、5Aを増設するこ
とにより3相以上のn相とすることができる。図1にお
いて符号1で示されるものは周知のY結線又はΔ結線よ
りなるU、V、W相用の第1、第2、第3駆動巻線2、
3、3Aが設けられていると共にマグネット体7を挟持
した第1、第2、第3固定ヨーク4、5、5Aが直線状
に配列された長手形状の固定子であり、この固定子1に
対して相対移動可能に直線状の長手形状の可動子6が設
けられている。
【0007】前記各固定ヨーク4、5、5Aには複数の
固定歯4a、5a、5Aaが形成され、前記可動子6に
は各固定歯4a、5a、5Aaに対峙して複数の可動歯
6aが形成されている。前記固定子1の両端には補助マ
グネット体7Aが設けられていると共に、この各補助マ
グネット体7Aの外側には単なる磁性材からなり磁性ル
ープを形成させる補助磁性体10が設けられている。従
って、各固定ヨーク4、5、5Aは、互いに異なる極性
となるように交互に形成されており、各固定ヨーク4、
5、5AのU1、U2とV1、V2とW1、W2極の各
固定歯4aは可動歯6aのピッチPに対して1/2Pピ
ッチずれ、V1極の各固定歯5aは可動歯6aのピッチ
Pに対して1/6Pピッチ、W1極の各固定歯5Aaは
可動歯6aのピッチPに対して2/6Pピッチずれてい
る。なお、前述の場合は、3相について述べたが、前述
したように3相以上のn相の場合も極数を増加させ、図
1と同様に構成することにより得ることができる。ま
た、図1のリニア構成を円筒形のリニア構成とすると、
図2に示す通りであり、図1と同等部分には同一符号を
付しその説明は省略するが、固定子1、マグネット体
7、補助マグネット体7A及び補助磁性体10が筒状又
は輪状に形成され、棒状の可動子6は固定子1内に位置
すると共に、その周面に可動歯6aが設けられている。
【0008】次に、図3及び図4は、図1の構成におい
て図3はマグネットが作る磁力線を示すと共に、図4は
コイルが作る磁力線を示している。すなわち、図3にお
いては各マグネット体7による磁力線の発生状態を示
し、各補助磁性体10によって各極の一様性が得られ
る。また、図4はこの通電時の各相の駆動巻線2、3、
3Aが作る磁気ループを示しており、その方向は流す電
流の向きにより定まる。従って、実際の通電状態では、
図3の磁力線と図4の磁気ループが合成されるが、図5
に示す電流を、ステッピング駆動の場合(A)又はマイ
クロステッピングあるいはサイン波駆動の場合(B)と
して供給すると、固定子1と可動子6は図6の(A)で
示す前述した構成であるため、図5の状態(1)から
(6)に対応して図6で示す状態(1)から(6)のよ
うに対応して可動子6が左方向に移動する。すなわち、
まず、図5の状態1で通電すると、図6の状態1のよう
にU1極とW2極が吸引されて可動子6が安定し、以下
同様に+V、−Wを通電すると状態2のように可動子6
が安定し、以下、状態3〜6で示すように各相に通電す
る。なお、前述の図6の各状態1〜6においては、記号
によって各駆動巻線2、3、3Aに供給する電流の向き
を変えていることを示している。また、前述の固定子1
と可動子6は、固定子1を可動子とし、可動子6を固定
子とすることも自在であることは述べるまでもないこと
である。また、前述の図6では、図1の各歯4a、5
a、5Aaと6aの関係を分かりやすくするために、各
極共1個の歯で代表させて簡略化して示している。
【0009】
【発明の効果】本発明によるn相リニアパルスモータ
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、補助マグネット体と補
助磁性体を用いて3相以上の各駆動コイル及びマグネッ
ト体の磁路を一様に形成することができ、従来不可能で
あった3相以上のn相駆動を可能とすることができる。
また、駆動信号を変化させることにより、ステッピング
及びブラシレスモータとして任意に変えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるn相リニアパルスモータの3相構
成を示す構成図である。
【図2】図1の他の形態を示す構成図である。
【図3】図1のマグネット体の磁力線の発生状態を示す
説明図である。
【図4】図1の各駆動巻線による磁気ループを示す説明
図である。
【図5】1サイクルにおける駆動信号の供給状態を示す
説明図である。
【図6】駆動状態を示す説明図である。
【図7】従来のリニアパルスモータを示す構成図であ
る。
【図8】図7の他の従来形態を示す構成図である。
【図9】図7の構成を3相とした場合の状態を示す説明
図である。
【図10】図7の構成を3相として場合の状態を示す説
明図である。
【符号の説明】 1 固定子 2、3、3A 駆動巻線 4、5、5A 固定ヨーク 4a、5a、5Aa 固定歯 6 可動子 6a 可動歯 7A 補助マグネット体 10 補助磁性体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に形成され複数の可動歯(6a)を有
    する長手形状の可動子(6)に対し、複数の固定歯(4a、5a、
    5Aa)を有する複数の固定ヨーク(4、5、5A)を直線状に直列
    接続し前記各固定ヨーク(4、5、5A)に駆動巻線(2、3、3A)を
    有する長手形状の棒状の固定子(1)を配設し、前記駆動
    巻線(2、3、3A)に駆動信号を通電させることにより前記可
    動子(6)を移動させるn相リニアパルスモータにおい
    て、前記各固定ヨーク(4、5、5A)間及び両端に位置する固
    定ヨーク(4、5A)の外側に設けられた補助マグネット体(7
    A)と、前記各補助マグネット体(7A)の外側に設けられた
    補助磁性体(10)とを備え、前記各固定ヨーク(4、5、5A)は
    互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記補助マ
    グネット体(7A)からの磁束が前記補助磁性体(10)を通る
    ようにしたことを特徴とするn相リニアパルスモータ。
  2. 【請求項2】 前記固定ヨーク(4、5、5A)は3個よりな
    り、三相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項1記載のn相リニアパルスモータ。
  3. 【請求項3】 直線状に形成され複数の可動歯(6a)を周
    面に有する棒状の可動子(6)に対し、複数の固定歯(4a、5
    a、5Aa)を有する複数の固定ヨーク(4、5、5A)を直線状に直
    列接続し前記各固定ヨーク(4、5、5A)に駆動巻線(2、3、3A)
    を有する筒状の固定子(1)を配設し、前記駆動巻線(2、3、
    3A)に駆動信号を通電させることにより前記可動子(6)を
    移動させるn相リニアパルスモータにおいて、前記各固
    定ヨーク(4、5、5A)間及び両端に位置する固定ヨーク(4、5
    A)の外側に設けられた輪状の補助マグネット体(7A)と、
    前記各補助マグネット体(7A)の外側に設けられた輪状の
    補助磁性体(10)とを備え、前記各固定ヨーク(4、5、5A)は
    互いに異なる極性を交互に構成すると共に、前記補助マ
    グネット体(7A)からの磁束が前記補助磁性体(10)を通る
    ようにし、前記可動子(6)は前記固定子(1)内に位置させ
    たことを特徴とするn相リニアパルスモータ。
  4. 【請求項4】 前記固定ヨーク(4、5、5A)は3個よりな
    り、三相駆動されるように構成したことを特徴とする請
    求項3記載のn相リニアパルスモータ。
JP770798A 1998-01-19 1998-01-19 n相リニアパルスモータ Pending JPH11206101A (ja)

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JP (1) JPH11206101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195104A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Siemens Ag 力脈動補償機能を備えたリニア電気機械の1次側部分およびリニア電気機械
JP2014087467A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Toshiba Corp 衣類乾燥機

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