JPH11206080A - 誘導電動機のかご形回転子 - Google Patents
誘導電動機のかご形回転子Info
- Publication number
- JPH11206080A JPH11206080A JP1510398A JP1510398A JPH11206080A JP H11206080 A JPH11206080 A JP H11206080A JP 1510398 A JP1510398 A JP 1510398A JP 1510398 A JP1510398 A JP 1510398A JP H11206080 A JPH11206080 A JP H11206080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- slots
- die
- opening
- slot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】回転子鉄心のオープニングスロット部の短絡に
よる漂遊損の発生を防止する。 【構成】オープニングスロット５の幅以上の幅で形成さ
れた棒状の金属バー、例えば銅バー３を、回転子スロッ
ト４内であって、オープニングスロット５と回転子スロ
ット４との境界部に固定して、銅バー３が設けられた鉄
心をダイキャスト成形して構成する。
よる漂遊損の発生を防止する。 【構成】オープニングスロット５の幅以上の幅で形成さ
れた棒状の金属バー、例えば銅バー３を、回転子スロッ
ト４内であって、オープニングスロット５と回転子スロ
ット４との境界部に固定して、銅バー３が設けられた鉄
心をダイキャスト成形して構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】２次巻線をダイキャスト成形
により構成される誘導電動機のかご形回転子に関する。
により構成される誘導電動機のかご形回転子に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来における誘導電動機のかご形回転子
の回転子鉄心を図３を用いて説明する。図３は、従来に
おける回転子鉄心の部分正面断面図である。
の回転子鉄心を図３を用いて説明する。図３は、従来に
おける回転子鉄心の部分正面断面図である。
【０００３】図３において、鉄心１０は、円状の板を積
層して形成されている。また、この鉄心の中央部には、
シャフトを挿入する為の穴１１が設けられている。円端
部には、複数個の穴、すなわち回転子スロット１２が形
成されており、それぞれの回転子スロット１２には、外
周面側に開口したオープニングスロット１３が形成され
ている。このオープニングスロット１３は、誘導電動機
の駆動時に、かご形回転子内に形成される磁路が、短絡
しないように形成されている。
層して形成されている。また、この鉄心の中央部には、
シャフトを挿入する為の穴１１が設けられている。円端
部には、複数個の穴、すなわち回転子スロット１２が形
成されており、それぞれの回転子スロット１２には、外
周面側に開口したオープニングスロット１３が形成され
ている。このオープニングスロット１３は、誘導電動機
の駆動時に、かご形回転子内に形成される磁路が、短絡
しないように形成されている。
【０００４】そして、この鉄心１０にアルミ材１４によ
りダイキャスト成形して、回転子鉄心１５を形成する。
りダイキャスト成形して、回転子鉄心１５を形成する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のオープニングス
ロットが設けられた鉄心をダイキャスト成形して回転子
鉄心を形成する際、液状になったアルミ材は、オープニ
ングスロットまで流れ込み、オープニングスロットが塞
がった状態で回転子鉄心が形成される。すなわち、磁路
がオープニングスロット部で短絡して漂遊損が発生し
た。
ロットが設けられた鉄心をダイキャスト成形して回転子
鉄心を形成する際、液状になったアルミ材は、オープニ
ングスロットまで流れ込み、オープニングスロットが塞
がった状態で回転子鉄心が形成される。すなわち、磁路
がオープニングスロット部で短絡して漂遊損が発生し
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によれ
ば、オープニングスロットの幅以上の幅で形成された棒
状の金属バーを、回転子スロット内であって、オープニ
ングスロットと回転子スロットとの境界部に固定して、
この金属バーが設けられた鉄心をダイキャスト成形して
構成したことを特徴とする誘導電動機のかご形回転子を
提供する。
ば、オープニングスロットの幅以上の幅で形成された棒
状の金属バーを、回転子スロット内であって、オープニ
ングスロットと回転子スロットとの境界部に固定して、
この金属バーが設けられた鉄心をダイキャスト成形して
構成したことを特徴とする誘導電動機のかご形回転子を
提供する。
【０００７】
【作用】回転子スロット内に金属バーを備えることによ
り、回転子スロット内の電気抵抗を低減する。また、鉄
心をダイキャスト成形する際、回転子スロット外にアル
ミ材が流出しないように、金属バーをオープニングスロ
ットと回転子スロットとの境界部に固定して成形するこ
とにより、オープニングスロットにアルミ材が流れ込ま
ないようにする。
り、回転子スロット内の電気抵抗を低減する。また、鉄
心をダイキャスト成形する際、回転子スロット外にアル
ミ材が流出しないように、金属バーをオープニングスロ
ットと回転子スロットとの境界部に固定して成形するこ
とにより、オープニングスロットにアルミ材が流れ込ま
ないようにする。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明における実施の形態を図１
および図２を用いて説明する。図１は、本発明における
ダイキャスト成形する際の成形型に挿入された鉄心の部
分側断面図である。図２は、ダイキャスト成形後の回転
子鉄心の部分正面断面図である。
および図２を用いて説明する。図１は、本発明における
ダイキャスト成形する際の成形型に挿入された鉄心の部
分側断面図である。図２は、ダイキャスト成形後の回転
子鉄心の部分正面断面図である。
【０００９】図１において、従来における図３の鉄心と
同様の鉄心１をダイキャスト型２に設置する。このと
き、２次巻線に使用可能な金属バー、例えば銅バー３を
鉄心１の回転子スロット４内に挿入する。
同様の鉄心１をダイキャスト型２に設置する。このと
き、２次巻線に使用可能な金属バー、例えば銅バー３を
鉄心１の回転子スロット４内に挿入する。
【００１０】そして、この銅バー３は、オープニングス
ロット５の幅以上の長さを有した形状になっている。そ
して、銅バー３をオープニングスロット５との境界線に
設置し、銅バー３で回転子スロット４に蓋をするように
固定する。このとき、銅バー３の側面に突起を設け、こ
の突起をオープニング５にはめ込むようにして銅バー６
を固定しても良い。
ロット５の幅以上の長さを有した形状になっている。そ
して、銅バー３をオープニングスロット５との境界線に
設置し、銅バー３で回転子スロット４に蓋をするように
固定する。このとき、銅バー３の側面に突起を設け、こ
の突起をオープニング５にはめ込むようにして銅バー６
を固定しても良い。
【００１１】そして、アルミ材６をピンゲート口７よ
り、ダイキャスト型２に流し込みダイキャスト成形す
る。
り、ダイキャスト型２に流し込みダイキャスト成形す
る。
【００１２】図２において、前述したようにダイキャス
ト成形すると銅バー３により、回転子スロット４からア
ルミ材６の流出がせき止められて、オープニングスロッ
ト５内は、空間となり、磁路の短絡が発生しなくなる。
ト成形すると銅バー３により、回転子スロット４からア
ルミ材６の流出がせき止められて、オープニングスロッ
ト５内は、空間となり、磁路の短絡が発生しなくなる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、回転子スロット内の電
気抵抗を低減すると同時に、オープニングスロット部の
短絡による漂遊損の発生を防止する。
気抵抗を低減すると同時に、オープニングスロット部の
短絡による漂遊損の発生を防止する。
【００１４】
【図１】本発明におけるダイキャスト成形する際の成形
型に挿入された鉄心の部分側断面図。
型に挿入された鉄心の部分側断面図。
【図２】ダイキャスト成形後の回転子鉄心の部分正面断
面図。
面図。
【図３】従来における回転子鉄心の部分正面断面図。
１、１０…鉄心 ２…ダイキャスト型 ３…銅バー ４、１２…回転子スロット ５、１３…オープニングスロット ６、１４…アルミ材 ７…ピンゲート口 １１…穴 １５…回転子鉄心
Claims (1)
- 【請求項１】鉄心の各回転子スロットにオープニングス
ロットが設けられ、また、２次巻線をダイキャスト成形
により構成される誘導電動機のかご形回転子において、 オープニングスロットの幅以上の幅で形成された棒状の
金属バーを、回転子スロット内であって、前記オープニ
ングスロットと回転子スロットとの境界部に固定して、 この金属バーが設けられた鉄心をダイキャスト成形して
構成したことを特徴とする誘導電動機のかご形回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1510398A JPH11206080A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 誘導電動機のかご形回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1510398A JPH11206080A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 誘導電動機のかご形回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206080A true JPH11206080A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11879515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1510398A Pending JPH11206080A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 誘導電動機のかご形回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206080A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102010043384A1 (de) * | 2010-11-04 | 2012-05-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Asynchronmaschine, insbesondere stromrichtergespeiste Asynchronmaschine mit Kurzschlussläufer und Verfahren zur Herstellung eines Kurzschlussläufers |
| US9806589B2 (en) | 2013-12-16 | 2017-10-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Basket-type rotor production method and basket-type rotor |
| WO2019025349A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025360A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025346A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025350A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025353A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025359A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025348A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025344A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025355A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP1510398A patent/JPH11206080A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102010043384A1 (de) * | 2010-11-04 | 2012-05-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Asynchronmaschine, insbesondere stromrichtergespeiste Asynchronmaschine mit Kurzschlussläufer und Verfahren zur Herstellung eines Kurzschlussläufers |
| US9806589B2 (en) | 2013-12-16 | 2017-10-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Basket-type rotor production method and basket-type rotor |
| WO2019025349A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025360A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025346A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025350A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025353A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025359A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025348A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025344A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| WO2019025355A1 (fr) | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor a cage injectee |
| US11522399B2 (en) | 2017-07-31 | 2022-12-06 | Moteurs Leroy-Somer | Rotor having an injected cage |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7262526B2 (en) | Rotor for permanent magnet motor of outer rotor type | |
| JPH11206080A (ja) | 誘導電動機のかご形回転子 | |
| JP5019451B2 (ja) | 回転子 | |
| DE102005060117A1 (de) | Rotor mit Deckplatte zur Sicherung eines Magneten im Rotor | |
| JP4121673B2 (ja) | 永久磁石型同期電動機 | |
| JP5313552B2 (ja) | 回転子及びその製造方法 | |
| JPH07222424A (ja) | ステッピングモータ | |
| JP2010268561A (ja) | 回転電機の回転子及び回転電機 | |
| JP2000102202A (ja) | 永久磁石形電動機の回転子 | |
| CN108141070B (zh) | 用于旋转电机的永磁体转子以及用于制造该转子的方法 | |
| US1925052A (en) | Method and means for producing motor armatures | |
| JPH104658A (ja) | 誘導電動機 | |
| US5402026A (en) | Rotor for a short circuited alternating current motor | |
| US3570117A (en) | Method of making squirrel-cage outer rotor for outer rotor type squirrel-cage induction motors | |
| JPH07111746A (ja) | 回転電機 | |
| JP2998861B2 (ja) | 誘導電動機 | |
| JP6538244B2 (ja) | かご型回転電機 | |
| WO2016129017A1 (ja) | かご型回転電機およびその回転子ならびに回転子製造方法 | |
| GB2347561A (en) | Die-cast cage rotor for electrical machines | |
| JPH07131945A (ja) | 回転電機 | |
| US1190009A (en) | Induction-motor. | |
| KR100524706B1 (ko) | 유도동기기의 회전자 및 제조 방법 | |
| JP2001025194A (ja) | 永久磁石形同期回転電機 | |
| JP2001320859A (ja) | 電動機の回転子 | |
| JPH09191617A (ja) | かご形回転子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20071002 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080212 |