JPH11205603A - 画像処理装置と画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置と画像形成装置

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JPH11205603A
JPH11205603A JP10007661A JP766198A JPH11205603A JP H11205603 A JPH11205603 A JP H11205603A JP 10007661 A JP10007661 A JP 10007661A JP 766198 A JP766198 A JP 766198A JP H11205603 A JPH11205603 A JP H11205603A
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JP
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image
pixel
shift
input
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Application number
JP10007661A
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Inventor
Hidekazu Sakagami
英一 坂上
Tadashi Yamamoto
直史 山本
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
Hiroki Sugano
浩樹 菅野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像濃度を保存すると共にモアレの発生、画像
劣化を防ぎ、ハイライト部のパターン周期を低減して自
由な周期のパターンを構成する。 【解決手段】画像処理装置100において、画像バッフ
ァ部50で画像データ102をバッファして注目画素値
104及び注目画素の周辺画素値106を出力し、この
注目画素値104及び注目画素の周辺画素値106か
ら、シフト条件判定部200で注目画素値104をシフ
トすべきか否かを判定してシフト判定結果108を出力
し、シフト量算出部300で注目画素のシフト量110
を算出し、シフト画素位置計算部400で設定パラメー
タTx238,Ty218、XCLOCK224、YC
LOCK214からシフト画素位置信号234を出力
し、画素値シフト部500で注目画素値104、シフト
判定結果108、シフト量110、シフト画素位置信号
234とからシフト後の注目画素値112を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば原稿の
画像をスキャナにより読取り、この読取った画像を処理
する画像処理装置と、この画像処理装置を有して画像を
形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ドットのサイズ又は濃度の制御に
よる画素単位で多値記録可能なハードコピーデバイスが
増えてきている。多値記録は、擬似階調表現する2値記
録に比べ、高精細な階調表現が可能で、テクスチャを滑
らかに記録できるというメリットがある。その一方で多
値の各レベルを安定に記録するよう制御することは難し
く、特にハイライト部、つまり小さい又は濃度の薄いド
ットを紙面に表現することは困難で、画像ムラが生じや
すい。
【0003】これを克服する方法として、織田らの考案
した、画像中に不安定なハイライトレベルが現れないよ
うにする方法が従来技術として知られている(特開平8
−125863号)。この方式は、複数の階調変換テー
ブルを用意し、うち1つの変換テーブルでは、ハイライ
トレベルをトナーが記録されないゼロレベルに変換す
る。逆に他の階調変換では、ハイライトレベルを安定
し、トナーが安定して記録する高いレベルに変換する。
各画素に対して周期的にこの複数の階調変換方式を切り
替えることにより、ハイライトレベルは、ある画素は安
定な大きい又は濃度の高いドットになり、ある画素はド
ットを形成しない画素になる。ドットを形成しない画素
も見方によっては安定した画素である。
【0004】しかし、この技術は複数の階調変換方式が
それぞれ独立しており、各画素の濃度が周辺画素値と無
関係に変換される。そのため、平坦な濃度分布の画像に
対しては有効であるが、細かく濃度が変動しているパタ
ーンや文字には画像濃度が保存されず有効でない。特
に、階調変換切り替え周期に近いパターンを持つ画像の
場合、モアレが生じる。
【0005】例えば、ハイライトレベルをトナーを記録
しないゼロレベルに変換する画素は、画素の場所によっ
て決定されるが、その画素上のみに値がノンゼロの画素
があり、それ以外は値ゼロの場合は画像全体濃度がうす
くなるという問題がある。
【0006】さらに、階調変換の切り替え周期と階調変
換テーブルは1対1の関係があり、複数の切り替え周期
の画像を記録する場合、階調変換テーブルをその数だけ
用意しなけれならず回路規模が大きくなる。
【0007】また、階調変換テーブルの中身を書き換え
ることによって複数の階調変換の切り替え周期に対応し
たとしても、書き換え速度の制約から同一画面内で周期
を切り替えることも難しい。
【0008】このように、複数の独立な階調変換方式を
周期的に切り替え、ハイライトレベルを避ける技術は、
高周波成分を持つ画像で画像劣化したり、周期パターン
を自由に設定できなかったりするという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、複数
の階調変換方式がそれぞれ独立して各画素の濃度が周辺
画素値と無関係に変換される技術の場合、平坦な濃度分
布の画像に対しては有効であるが、細かく濃度が変動し
ているパターンや文字には画像濃度が保存されず有効で
ない。特に、階調変換切り替え周期に近いパターンを持
つ画像の場合、モアレが生じる。また、複数の独立な階
調変換方式を周期的に切り替えてハイライトレベルを避
ける技術は、高周波成分を持つ画像で画像劣化したり、
周期パターンを自由に設定できないという問題があっ
た。
【0010】そこで、この発明は、画像濃度を保存する
と共にモアレの発生、画像劣化を防ぎ、ハイライト部の
パターン周期を低減して自由な周期のパターンを構成す
ることのできる画像処理装置と画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、画像を構成するための複数の画素データを入力する
入力手段と、この入力手段にて入力された画素データの
中の注目画素データが所定レベル以下であるか否かを判
定する判定手段と、この判定手段にて所定レベル以下で
あることが判定された場合、この注目画素データを入力
時の位置から他の画素データの位置へ移動させると共
に、当該他の画素データに前記注目画素データを加算す
る加算手段と、この加算手段にて処理された画素データ
を出力する出力手段とから構成されている。
【0012】この発明の画像形成装置は、画像を構成す
るための複数の画素データを入力する入力手段と、この
入力手段にて入力された画素データの中の注目画素デー
タが所定レベル以下であるか否かを判定する判定手段
と、この判定手段にて所定レベル以下であることが判定
された場合、この注目画素データを入力時の位置から他
の画素データの位置へ移動させると共に、当該他の画素
データに前記注目画素データを加算する加算手段と、こ
の加算手段にて処理された画素データを出力する出力手
段と、この出力手段から出力された画素データに基づい
て画像を形成する画像形成手段とから構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1はこの発明の画像
形成装置の一例としてのデジタル複写機の内部構造を示
す断面図である。
【0014】図1に示すように、デジタル複写機は装置
本体10を備え、この装置本体10内には、後述する読
取手段として機能するスキャナ部4、および画像形成手
段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0015】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配
設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置
台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0016】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ1
5、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、
原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送
ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向
きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つま
り、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対
16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿
載置台12の所定位置へ搬送される。
【0017】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18に
より原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ2
0、フラッパ21、および排紙ローラ22を介してAD
F7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏
面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることによ
り、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、
反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト
18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0018】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これら
の露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置
台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り
付けられている。
【0019】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト
等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を
往復移動される。
【0020】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0021】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配
設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、
入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応
する電気信号を出力する。
【0022】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミ
ラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モ
ータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーか
らのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導
く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ
露光装置40は、装置本体10の図示しない支持フレー
ムに固定支持されている。
【0023】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ
送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレ
ーザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して
感光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を
走査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像
を形成する。
【0024】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露
光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電
潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラ
ム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、
感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体
ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる
転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー
用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に
残留したトナーを清掃する清掃装置51a、および、感
光体ドラム44周面の除電する除電器51bが順に配置
されている。
【0025】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度
の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコ
ピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容
量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた
給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0026】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはシングルトレイのフィニッシャ15
0が装着されている。
【0027】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0028】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0029】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0030】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用
紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69によ
り排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出され
る。
【0031】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58
と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口6
1あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲ
ート76が設けられている。
【0032】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピ用紙Pは、振り分けゲート76により反転路
72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時
的に集積された後、ピックアップローラ73および給紙
ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジスト
ローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ150に排紙され
る。
【0033】フィニッシャ150は排出された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー151にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー151が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ155にてそのフィニッシャ排出トレ
イ154に排出される。フィニッシャ排出トレイ154
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー151はフィニッシャ排出トレイ154上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0034】また、フィニッシャ排出トレイ154は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0035】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力する操作パネル80が設けられている。図2に
は、図1におけるデジタル複写機の電気的接続および制
御のための信号の流れを概略的に表わすブロック図が示
されている。図2によれば、デジタル複写機において、
主制御部90内のメインCPU91とスキャナ部4のス
キャナCPU130とプリンタ部6のプリンタCPU1
40の3つのCPUで構成される。メインCPU91
は、プリンタCPU140と共有RAM95を介して双
方向通信を行うものであり、メインCPU91は動作指
示をだし、プリンタCPU140は状態ステータスを返
すようになっている。プリンタCPU140とスキャナ
CPU130はシリアル通信を行い、プリンタCPU1
40は動作指示をだし、スキャナCPU130は状態ス
テータスを返すようになっている。
【0036】操作パネル80は、メインCPU91に接
続されている。主制御部90は、メインCPU91、R
OM92、RAM93、NVM94、共有RAM95、
画像処理装置100、ページメモリ制御部97、ページ
メモリ98、プリンタコントローラ99、およびプリン
タフォントROM121によって構成されている。
【0037】メインCPU91は、主制御部90の全体
を制御するものである。ROM92は、制御プログラム
が記憶されている。RAM93は、一時的にデータを記
憶するものである。
【0038】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:no
nvolatile RAM)94は、バッテリ(図示しない)に
バックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切
った時NVM94上のデータを保持するようになってい
る。
【0039】共有RAM95は、メインCPU91とプ
リンタCPU140との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。ページメモリ制御部97は、ページ
メモリ98に画像データを記憶したり、読出したりする
ものである。ページメモリ98は、複数ページ分の画像
データを記憶できる領域を有し、スキャナ部4からの画
像データを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能
に形成されている。
【0040】プリンタフォントROM121には、プリ
ントデータに対応するフォントデータが記憶されてい
る。プリンタコントローラ99は、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器122からのプリントデータをそのプ
リントデータに付与されている解像度を示すデータに応
じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶され
ているフォントデータを用いて画像データに展開するも
のである。
【0041】スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制
御するスキャナCPU130、制御プログラム等が記憶
されているROM131、データ記憶用のRAM13
2、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ13
3、露光ランプ25およびミラー26、27、28等を
移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライ
バ134、CCDセンサ34からのアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路とCCDセンサ3
4のばらつきあるいは周囲の温度変化などに起因するC
CDセンサ34からの出力信号に対するスレッショルド
レベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路
とシェーディング補正回路からのシェーディング補正さ
れたディジタル信号を一旦記憶するラインメモリからな
る画像補正装置135によって構成されている。
【0042】プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制
御するプリンタCPU140、制御プログラム等が記憶
されているROM141、データ記憶用のRAM14
2、半導体レーザ41による発光をオン/オフするレー
ザドライバ143、レーザユニット40のポリゴンモー
タ37の回転を制御するポリゴンモータドライバ14
4、搬送路58による用紙Pの搬送を制御する紙搬送部
145、帯電チャージャ45、現像器46、転写チャー
ジャ48を用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス
部146、定着器60を制御する定着制御部147、お
よびオプション装置148によって構成されている。
【0043】また、画像処理装置100、ページメモリ
98、プリンタコントローラ99、画像補正装置13
5、レーザドライバ143は、画像データバス120に
よって接続されている。
【0044】ここで、本発明の画像形成装置における画
像処理装置の処理概念を説明する。本処理の概念は、
「画素値がドット記録が不安定なハイライトレベルの場
合、各画素値の一部(または全部)を各画素値及び各画
素位置に対応する特定位置にシフトし、画素値を集め
る」というものである。特定位置は、「人間は規則的に
繰り返されたパターンはノイズとして認識されない」こ
とから画面内の周期的な位置にあることが望ましい。
【0045】図3の(a)は、パルス幅変調を用いてド
ットの大きさを制御し、多値記録する画像処理装置にお
ける最も一般的なパルス波形を模式的に示したものであ
る。各画素の中の長方形の横幅は、その画素内のパルス
幅を表す。パルス幅が小さい程記録されるドットが小さ
く、濃度が低くなる。この図を見ると各画素のパルスが
画素の左側に統一して寄せられ、縦方向(副走査方向)
にそろっている。この縦方向にパルスが揃ったパターン
は万線パターンと呼ばれ、比較的安定に記録されること
から広く用いられている。
【0046】細い斜線で塗りつぶされた画素値が小さい
ハイライトレベルな長方形は、パルス幅が非常に小さく
ドット記録が不安定なパルスを示し、太い斜線で塗りつ
ぶされた長方形は、パルス幅が大きく安定にドットが記
録できるパルスを示している。このパルス波形でそのま
ま記録すると、細い斜線領域のドットが環境に応じて非
常に濃く記録されたり、逆にドットが付着せず白く飛ぶ
など、むらのある画像になってしまう可能性が高い。
【0047】図3の(b)は、細い斜線で塗りつぶされ
た長方形で表された短い幅のパルスを周期的位置にシフ
トしたものである。図中の矢印の起点、終点、長さがそ
れぞれシフトする画素位置、シフト先の画素位置、シフ
ト量を示す。このシフト処理により、短いパルス波形が
消えていることがこの図から分かる。
【0048】さらに、周期的位置に値の大きい画素が存
在するため、視覚的には網点構造が形成されていること
になる。一般的な組織的ディザは、画素値と閾値マトリ
クスを比較したり、画素値のγを周期的に変化させて形
成するため、入力パターンに閾値マトリクスの周期やγ
の変化の周期に近い周波数成分が含まれる場合は、ディ
ザ形成前後で画素値が保存されず、モアレが発生する。
しかし、本発明の方法では、画素値をシフトさせるた
め、ディザ形成前後で画素値が保存され、モアレが発生
しない。
【0049】図3の(c)は、周期的シフト位置をライ
ン毎に変えたものである。図3の(b)は周期的位置の
パターンと万線パターンの周波数成分に大きく差があ
る。それに比べ、図3の(c)は周期的位置のパターン
の位置がライン毎にずれ、副走査方向の空間周波数が高
くなり、相対的に万線パターンとの差が小さく、パター
ンの境界に違和感がなくなるというメリットがある。さ
らに色毎にずれ量を異ならせることにより色毎の周期的
パターンを変え、モアレを少なくすることもできる。
【0050】図3の(b)、(c)は、図3の(a)の
ようにドットが安定か不安定かを定める閾値thがあっ
て、閾値thより小さい場合はパルス幅全て(100
%)を周期的位置にシフトさせ、閾値thより大きい場
合はシフトさせない処理を行っている。シフト前の画素
値とシフト後の出力レベルの関係を図4に示す。
【0051】しかし、図4の(b)に示すように、ドッ
トシフト率を画素の濃度に応じて徐々に変化させる方法
も、周期的パターンと万線パターンへの推移をソフトラ
ンディングさせ、有効である。その際、細い斜線の領域
は、一部がシフトされるため、残ったパルスは不安定な
狭いパルス幅になる可能性がある(図4の(d)におけ
る太線部)。
【0052】しかし、この場合、このパルス幅の近傍に
周期的ドットがあり、これに隣接するため、図3の
(a)、(c)よりは安定である。この場合、細い斜線
領域のレベルが現れないよう、階調処理(誤差拡散処
理)等で調整する方法も有効である。
【0053】図3の(d)は、解像度を重視したシフト
方法を示す。左向きの矢印が存在することが図3の
(c)と異なつている。その矢印の分だけ図3の(c)
に比べ矢印の長さが短くなっている。矢印が短いという
ことは、シフト量が小さいことを意味する。つまり、本
来の画像の解像度を損なわないシフト処理といえる。
【0054】図5は、本発明に係る画像処理装置100
の構成例を示すものである。画像処理装置100は、画
素値バッファ部50、シフト条件判定部200、シフト
量算出部300、シフト画素位置計算部400、及び画
素値シフト部500とを有する。
【0055】画素値バッファ部50は、画像データ(da
ta)102をバッファし、注目画素値104及び注目画
素の周辺画素値106を出力する。シフト条件判定部2
00は、注目画素値104及び注目画素の周辺画素値1
06とから注目画素値104をシフトすべきか否かを判
定し、その結果をシフト判定結果108として出力す
る。
【0056】シフト量算出部300は、注目画素値10
4及び注目画素の周辺画素値106から注目画素のシフ
ト量110を算出して出力する。シフト画素位置計算部
400は、メインCPU91からの設定パラメータTx
238,Ty218、画素クロックXCLOCK22
4、ラインクロックYCLOCK(HSYNC)214
を入力し、シフト画素位置信号234を出力する。
【0057】画素値シフト部500は、注目画素値10
4、シフト判定結果108、シフト画素位置信号234
を入力し、シフト後の注目画素値112を出力する。図
6は、シフト条件判定部200の構成例を示すものであ
る。シフト条件判定部200は、2つの比較器202、
204及び論理積部206を有する。比較器202は、
注目画素値104と内部設定値208との比較をとり、
注目画素値104が内部設定値208より小さい場合に
比較結果212を出力する。また、比較器204は、周
辺画素値中の注目画素の左隣りの値106と内部設定値
210との比較をとり、左隣りの値106が内部設定値
210より小さい場合に比較結果213を出力する。論
理積部206は、2つの比較結果212、213の論理
積をとり、この結果をシフト判定結果108として画素
値シフト部500へ出力する。
【0058】ここで内部設定値208は、安定してドッ
ト記録できる最低画素値を意味する。注目画素値が最低
画素値より小さい場合に上に説明した画素シフトによ
り、画素値を一個所に集め、安定なドットを形成する。
注目画素の周辺画素値106も判定結果に含める理由
は、注目画素のドット記録が安定かどうかはその周辺画
素値も影響するからである。
【0059】図7は、シフト量算出部300の構成例を
示すものである。シフト量算出部300は、ルックアッ
プテーブル(LUT)302を有する。LUT302
は、注目画素値104及び注目画素の周辺の値106を
入力し、複数のシフト量110を画素値シフト部500
へ出力する。
【0060】次に、シフト画素位置計算部400の構成
例を示す前に、図8を用いて各画素とシフト位置の関係
を説明する。図8の各画素の2つの数字は、その画素の
シフト位置を表す。これは図3の(d)に示す矢印の長
さにあたり、その画素に対応する周期的網点位置の最も
近い画素の相対的位置dを示す。
【0061】数字の絶対値は矢印の長さに対応し、処理
画素と周期的位置の間の距離(画素数)を示す。正負の
符号は矢印の方向にあたり、処理画素からみた周期的位
置の方向を示し、負の符号は処理画素より前の画素の方
向を示す。
【0062】ある画素の位置(x,y)とその画素に対
応する周期的網点位置の最も近い画素の相対的位置dと
の関係は、 d=(x−xs0{y(modTy)})modTx…(1) となる。ここでxs0{M}はMの関数をあらわし、こ
こでは1例としてM×stepを用いる(stepは定数)。A
modBは、AをBで割ったときの余りを表す。step
は、ライン毎の周期的位置のズレ量を示し、このstepを
調整することにより、図3の(c)に示すように周期的
位置に角度をつけることができる。この応用として角度
を持った万線構造のような画像の基本テクスチャの上に
周期的位置を持ってきて、基本テクスチャと周期的位置
上のドットとの干渉を防ぐことができる。
【0063】図9は、上述した動作を実現するシフト画
素位置計算部400の構成例を示すものである。シフト
画素位置計算部400は、yカウンタ402、比較器4
04、ルックアップテーブル(LUT)406、xカウ
ンタ408、論理積部410、論理和部411、比較器
412を有する。
【0064】yカウンタ402は、副走査方向のライン
クロックであるYCLOCK214をカウントアップ
し、カウント値416を出力する。比較器404は、カ
ウント値416とメインCPU91からの設定値Ty2
18とを比較し、両者が一致したときReset信号4
20を出力する。Reset信号420は、yカウンタ
402のカウント値をリセットする。この結果カウント
値416は、上記(1)式のy(modTy)を表す。
【0065】カウント値416は、LUT406に通さ
れ、x初期値422が出力される。x初期値422は、
(1)式のxs0{y(modTy)}を意味する。x
カウンタ408は,主走査方向の画素クロックであるX
CLOCK224をカウントアップし、カウント値(シ
フト画素位置信号)234を出力する。比較器412
は、カウント値(シフト画素位置信号)234の分岐信
号426とメインCPU91からの設定値Tx238と
比較し、両者が一致したときにReset信号429を
出力する。Reset信号429は、YCLOCK21
4との論理和を論理和部411でとられReset信号
430となる。Reset信号430は、xカウンタ4
08のカウント値をリセットする。
【0066】x初期値422は、YCLOCK214と
の論理積を論理積部410でとられ、イニシャライズ
(ini)432となる。ここで、YCLOCK214
が各ラインの先頭部でのみ「0」から「1」に立ち上が
る特性を持つとすると、ini432はYCLOCK2
14が「1」のとき、すなわち各ラインの先頭で、x初
期値422となり、それ以外の場合は「0」となる。x
カウンタ408のリセット時に、カウンタの初期値はi
ni432にセットされる。
【0067】これらの操作により、xカウンタ408の
カウント値(シフト画素位置信号)234は d=(x−Xs0{y(modTy)})(modT
x) を表す。
【0068】図10は、画素値シフト部500の第1の
構成例を示すものである。第1構成例の画素値シフト部
500は、複数のフリップフロップ(FF)502,
…、論理積部504、減算器506、蓄積加算器50
8、加算器510、及び2つのルックアップテーブル
(LUT)512、514を有する。
【0069】入力された注目画素値104は、複数のフ
リップフロップ(FF)502でバッファされる。論理
積部504は、シフト量算出部300からのシフト量1
10とシフト条件判定部200からのシフト判定結果1
08との論理積をとり、その結果をシフト値505とし
て出力する。減算器506は、FF502でバッファさ
れた注目画素値データ(data)516からシフト値
505を減算し、データ(data)520として出力
する。蓄積加算器508は、シフト値505を蓄積加算
し、その結果を蓄積加算値(sum)522として出力
する。
【0070】シフト画素位置信号234が送られてきた
とき、蓄積加算値522とデータ520との加算が加算
器510により求められ、シフト後の注目画素値112
が求められ、プリンタ6へ出力される。シフト画素位置
信号234は、蓄積加算器508からの蓄積加算値52
2を「0」にリセットすることにも用いられる。
【0071】上述した操作により画素値がシフトされ
る。画素値は、あくまで画像信号上の値であり、画像処
理装置100で処理した場合、その値が出力されるとは
限らない。そこで、2つのLUT512、514は、そ
れぞれ減算されたデータ520と蓄積加算値522を変
換し、データ520、蓄積加算値522が処理後も補償
されるよう調整する働きを行う。
【0072】図11は、画素値シフト部500の第2構
成例を示すものである。第2構成例の画素値シフト部5
00は、複数のフリップフロップ(FF)502,…、
論理積部504、減算器506、蓄積加算器508、加
算器510、2つのルックアップテーブル(LUT)5
12、514、カウンタ528、比較器532、及び論
理積部536を有する。
【0073】本処理は、ハイライト部の記録安定性を高
める代わりに、解像度を低減させるというデメリットが
ある。そのため解像度を重視する文字部には、本処理を
行わない方が画質的に有効である。そこで、写真/文字
の像域識別結果に応じて処理をオン/オフさせる機能を
持たせる。
【0074】具体的には、注目画素か、対応する周期的
網点位置の画素か、両者の間の画素のどれか1つが文字
画素と判定された場合、画素値シフトを行わない。図1
1に示すdet526は、注目画素104が文字の場合
のみ信号がオンになる信号で、公知な像域識別技術によ
り画像データより生成される。det526は、カウン
タ528でカウントされる。このカウンタ528からの
カウンタ値530は、注目画素104とシフト画素位置
の間に少なくとも文字と識別された画素があるかないか
を表す。
【0075】カウント値530が「0」以外、つまり注
目画素104とシフト画素位置の間に文字と識別された
画素がある場合は論理積部504でシフト値が「0」と
なり、画素シフトが行われない。
【0076】カウンタ528からのカウント値530
は、シフト画素位置信号234でリセットされる。ま
た、文字と判定されても濃度のうすいところは解像度を
犠牲にしても安定性を選んだ方が有効な場合がある。そ
の場合は、濃度判定用の比較器532でメインCPU9
1からの内部設定値534と注目画素値l04とを比較
し、注目画素値104が内部設定値534より小さかっ
た場合に文字を識別した信号det526を論理積部5
36で打ち消し、シフトを行う方が有効である。
【0077】図12は、画素値シフト部500の第3構
成例を示すものである。第3構成例の画素値シフト部5
00は、複数のフリップフロップ(FF)502,…、
論理積部504、減算器506、蓄積加算器508、加
算器510、2つのルックアップテーブル(LUT)5
12、514、及びセレクタ602、604を有する。
【0078】第3構成例の画素値シフト部500は、上
述したようにセレクタ602、604を持ち、一方のセ
レクタ602は注目画素値104をどのフリップフロッ
プ502,…に通すか、もう一方のセレクタ604はど
のフリップフロップ502,…からの出力を加算器51
0に通すかを選択する。このセレクタ602、604の
操作により、あらゆる周期、位置に画素値をシフトでき
る。
【0079】図13は、画素値シフト部500の第4構
成例を示すものである。第4構成例の画素値シフト部5
00は、複数のフリップフロップ(FF)502,…、
2つの論理積部504,…、減算器506、蓄積加算器
508、第2蓄積加算器509、加算器510、第2加
算器511、3つのルックアップテーブル(LUT)5
12、514、517、及び遅延回路606を有する。
【0080】第4構成例の画素値シフト部500は、図
7に示したシフト量算出部300のシフト量110が複
数ある場合の例である。説明を簡単にするため、シフト
量110が2個ある場合を例にとって以下に示す。
【0081】遅延回路606は、シフト画素位置信号2
34の位相を変え、遅延シフト画素位置信号235とし
て出力する。2つのシフト量110はそれぞれ減算器5
06及び蓄積加算器508、減算器506及び第2蓄積
加算器509に送られる。減算器506は、2つのシフ
ト量110の合計をデータ(data)516から引
く。第2加算器511のイネーブル信号は、先ほど述べ
た位相がずれたシフト画素位置信号235であるから、
本来の加算器510で加算される周期位置と位相がずれ
た画素にも画素値がシフトされ、シフト画素位置が先の
構成例の2倍となり、ドット周期が2倍となる。
【0082】この結果、ルックアップテーブル(LU
T)512、514、517のテーブルの中身及び遅延
回路606を調節することで、画素の濃度によって網点
の周期が異なる自在な周期的網点構造を形成することが
できる。
【0083】次に、このような構成の画像処理装置10
0において、上述した処理内容をソフトウエアで行う画
像処理手段としての処理動作を図14のフローチャート
を参照して説明する。
【0084】画像処理手段は、シフト画素位置算出ステ
ップ(STEP1)と、シフト条件算出ステップ(ST
EP2)と、シフト量算出ステップ(STEP3)と、
画像シフトステップ(STEP4)とからなる。
【0085】まず、シフト画素位置算出ステップ(ST
EPI)では、注目画素位置(x.y)に応じたシフト
画素位置dが求められる。(x,y)とdの関係の1例
が上にあげた(1)式である。
【0086】シフト条件算出ステップ(STEP2)で
は、注目画素が画素値をシフトすべき画素かを判定す
る。ここでは、画素は記録不安定なハイライト(画素値
a<閾値thかどうか)かを判定している。
【0087】シフト量算出ステップ(STEP3)で
は、注目画素値aからシフト量asを求める。画像シフ
トステップ(STEP4)では、シフト画素位置dが
「0」以外の場合、注目画素aからシフト量asを引
き、シフト量バッファbufにasを加算する。シフト
画素位置d=0の場合、その画素に周辺の画素値がシフ
トされ集まってくるから、画素値aにシフト量バッフア
bufの値を加算する。
【0088】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、画素値の一部を他の画素にシフトするため、
マクロ的な濃度が保存され、モアレや解像度の低下がな
く、ハイライト部のパターン周期を低減することができ
る。
【0089】また、シフト量は設定により容易に変更可
能で、自由な周期のパターンを構成できる。さらに、シ
フト量バッファを複数有することで濃度変換に対して連
続的に変化する複数パターンを生成でき、エンジン特性
に応じて最適なパターンを選択できるようになる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
画像濃度を保存すると共にモアレの発生、画像劣化を防
ぎ、ハイライト部のパターン周期を低減して自由な周期
のパターンを構成することのできる画像処理装置と画像
形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル複写機の概略構成を示す
断面図。
【図2】デジタル複写機の概略構成を示すブロック図。
【図3】本発明の処理概要を説明するための図。
【図4】本発明の処理概要を説明するための図。
【図5】本発明に係る画像処理装置の概略構成を示すブ
ロック図。
【図6】画素値シフト部の構成例を示す図。
【図7】シフト量算出部の構成例を示す図。
【図8】画素シフトの操作概略を説明するための図。
【図9】シフト画素位置計算部の構成例を示す図。
【図10】シフト画素位置計算部の第1構成例を示す
図。
【図11】シフト画素位置計算部の第2構成例を示す
図。
【図12】シフト画素位置計算部の第3構成例を示す
図。
【図13】シフト画素位置計算部の第4構成例を示す
図。
【図14】画像処理手段の処理動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
4…スキャナ部 6…プリンタ部 10…装置本体 50…画素値バッファ部 100…画像処理装置 200…シフト条件判定部 300…シフト量算出部 400…シフト画素位置計算部 500…画素値シフト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 浩樹 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を構成するための複数の画素データ
    を入力する入力手段と、 この入力手段にて入力された画素データの中の注目画素
    データが所定レベル以下であるか否かを判定する判定手
    段と、 この判定手段にて所定レベル以下であることが判定され
    た場合、この注目画素データを入力時の位置から他の画
    素データの位置へ移動させると共に、当該他の画素デー
    タに前記注目画素データを加算する加算手段と、 この加算手段にて処理された画素データを出力する出力
    手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、画素データが安定した
    記録が可能か否かを判定することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、文字/線画領域と写真
    /下地領域とを識別して識別結果を出力する像域識別部
    を有し、前記像域識別部から出力される識別結果から前
    記注目画素データの位置と前記移動位置との間に文字/
    線画領域と判定された画素がある場合に移動を行わない
    判定をすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、濃度判定部を有し、文
    字/線画領域と判定されても前記濃度判定部の判定で濃
    度が所定の閾値より小さい場合は、移動を行う判定をす
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 万線構造を形成する万線構造形成手段
    と、 この万線構造形成手段で形成される万線構造を画像濃度
    に応じて網点構造に変換する網点構造形成手段と、 前記万線構造形成手段と前記網点構造形成手段とを用い
    て、入力される第1の画像信号における高濃度部は万線
    テクスチャ、低濃度部は網点テクスチャを有する第2の
    画像信号に変換処理する画像処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記網点構造形成手段は、前記第1の画
    像信号が低濃度かつその周波数成分が前記網点テクスチ
    ャ付近でも変換前後で画素値の総和を保存し、モアレ無
    く第2の画像信号を出力することを特徴とする請求項5
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像を構成するための複数の画素データ
    を入力する入力手段と、 この入力手段にて入力された画素データの中の注目画素
    データが所定レベル以下であるか否かを判定する判定手
    段と、 この判定手段にて所定レベル以下であることが判定され
    た場合、前記注目画素データを入力時の位置から他の画
    素データの位置へ移動させる移動量を算出する算出手段
    と、 前記画素データの主走査方向の画素クロックと副走査方
    向のラインクロックとから移動する画素位置信号を計算
    する計算手段と、 この計算手段からの画素位置信号に基づいて、前記算出
    手段で算出された移動量だけ前記注目画素データを入力
    時の位置から他の画素データの位置へ移動させると共
    に、当該他の画素データに前記注目画素データを加算す
    る加算手段と、 この加算手段にて処理された画素データを出力する出力
    手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像を構成するための複数の画素データ
    を入力する入力手段と、 この入力手段にて入力された画素データの中の注目画素
    データが所定レベル以下であるか否かを判定する判定手
    段と、 この判定手段にて所定レベル以下であることが判定され
    た場合、この注目画素データを入力時の位置から他の画
    素データの位置へ移動させると共に、当該他の画素デー
    タに前記注目画素データを加算する加算手段と、 この加算手段にて処理された画素データを出力する出力
    手段と、 この出力手段から出力された画素データに基づいて画像
    を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP10007661A 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置と画像形成装置 Pending JPH11205603A (ja)

Priority Applications (2)

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JP10007661A JPH11205603A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 画像処理装置と画像形成装置
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