JPH11204866A - 波長多重信号増幅中継器および該中継器を用いた光通信伝送路 - Google Patents

波長多重信号増幅中継器および該中継器を用いた光通信伝送路

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JPH11204866A
JPH11204866A JP10008010A JP801098A JPH11204866A JP H11204866 A JPH11204866 A JP H11204866A JP 10008010 A JP10008010 A JP 10008010A JP 801098 A JP801098 A JP 801098A JP H11204866 A JPH11204866 A JP H11204866A
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band
wavelength
signal
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Hidenori Taga
秀徳 多賀
Shu Yamamoto
周 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数Tbit/sの超大容量の光通信伝送路を達成し
得るように伝送可能な波長多重信号数を倍増し得る波長
多重信号増幅中継器および該中継器を用いた光通信伝送
路を提供する。 【解決手段】 入力光ファイバ1からの光波長多重信号
は光信号分離回路2で1.3μm帯と1.55μm帯の
光信号に分離され、1.55μm帯の光信号は1.55
μm帯光増幅器3で増幅され、1.3μm帯の光信号は
1.3μm帯光増幅器4で増幅され、光信号多重化回路
6で多重され、合波回路8に入力され、1.3μm帯ラ
マン増幅用励起光源7からの励起光と合波され、1.3
μm帯の光信号は励起光源7からの励起光によりラマン
利得を与えられ、光ファイバにおける1.3μm帯の光
信号の損失を補償するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長多重信号を
増幅して中継する波長多重信号増幅中継器および該中継
器を用いた光通信伝送路に関する。
【0002】
【従来の技術】光増幅器を使用した光ファイバ伝送路
は、光増幅器が波長多重光信号を一括して増幅可能であ
ることから、光波長多重通信との親和性がよく、900
0kmを越えるような長距離伝送実験も報告されている
(参考文献:多賀他、「波長多重技術を用いた長距離大
容量伝送」、電子情報通信学会光通信システム研究会、
OCS97−39,1997年)。
【0003】しかし、長距離光通信用波長帯である1.
55μm帯で使用されている光増幅器であるエルビウム
ドープ光ファイバ増幅器(以下、EDFAと略す)の増
幅帯域は、1530nm〜1570nmの40nm程度
であり、国際電気通信連合(ITU−T)で標準化され
ている波長多重信号の波長間隔100GHzでは、50
波長多重程度が波長多重数の限界である。
【0004】最近、EDFAの利得帯域を長波長側にシ
フトしたゲインシフトEDFAが報告されている(参考
文献:小野他、「低雑音・高利得1.58μm帯EDF
A」、1997年電子情報通信学会エレクトロニクスソ
サエティ大会、C−3−17)。このゲインシフトED
FAの増幅帯域は、1580〜1620nmの40nm
程度であり、通常のEDFAと組み合わせることにより
利得帯域をほぼ2倍に拡大した光増幅器の報告もされて
いる(参考文献:山田他、「1.55μm帯および1.
58μm帯EDFAを用いた並列型光増幅器」、199
7年電子情報通信学会エレクトロニクスソサエティ大
会、C−3−16)。しかしながらこのような方法を用
いても、波長多重数は100波程度が限界となってしま
う。
【0005】将来の光ファイバ通信の伝送容量として
は、数Tbit/sの超大容量が要求されるものと考えられ
る。研究レベルの技術としては、総伝送容量で2.6Tb
it/sの波長多重信号を伝送した報告が既になされている
(参考文献:Y.Yano et al.,“2.6 Terabit/s WDM tran
smission experiment using optical duobinary codin
g,”ECOC '96, Paper ThB.3.1,1996)。SDH標準のビ
ットレートであるSTM−64(10Gbit/s)を1波長
当りの容量とし、このような伝送容量を達成するために
は、波長多重数として100波程度では不足で、少なく
とも200波以上が必要と考えられる。
【0006】このように見てくると、ITU−T標準と
SDH標準という世界的な標準に則って、数Tbit/sの超
大容量光通信伝送路を構築する技術は、これまで明らか
にされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、将来
の光ファイバ通信の伝送容量としては、数Tbit/sの超大
容量が要求されるものと考えられ、このような伝送容量
を達成するためには波長多重数として少なくとも200
波以上必要であるが、現在使用されている通常のEDF
Aでは波長多重数は50波程度であり、また前述のゲイ
ンシフトしたEDFAと通常のEDFAを組み合わせた
ものでも100波程度が限界であり、現状の光増幅器で
は将来必要となる数Tbit/sの超大容量の光通信伝送路を
達成することができないという問題がある。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、数Tbit/sの超大容量の光通信
伝送路を達成し得るように伝送可能な波長多重信号数を
倍増し得る波長多重信号増幅中継器および該中継器を用
いた光通信伝送路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、光波長多重信号を増幅し
て中継する波長多重信号増幅中継器であって、1.3μ
m帯の光信号と1.55μm帯の光信号の両方を増幅す
る光増幅手段と、1.3μm帯でラマン増幅を起こさせ
る作用を有する励起光源と、1.3μm帯の光信号にラ
マン増幅を起こさせるべく前記励起光源からの励起光を
光波長多重信号と合波する合波手段とを有することを要
旨とする。
【0010】請求項1記載の本発明にあっては、1.3
μm帯の光信号と1.55μm帯の光信号の両方を増幅
するとともに、励起光源からのラマン増幅用励起光を光
波長多重信号と合波して1.3μm帯の光信号にラマン
増幅を起こさせるため、1.55μm帯よりも大きい
1.3μm帯における光ファイバの損失をラマン増幅で
補償することができ、伝送帯域を大幅に広げた光通信伝
送路を実現でき、数Tbit/sの超大容量光通信も可能とな
る。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記光増幅手段が、1.3μm帯
の利得帯域を有する第1の光増幅器手段と、1.55μ
m帯の利得帯域を有する第2の光増幅器手段とを有する
ことを要旨とする。
【0012】請求項2記載の本発明にあっては、1.3
μm帯の光波長多重信号は1.3μm帯用の第1の光増
幅器手段で増幅し、1.55μm帯の光波長多重信号は
1.55μm帯用の第2の光増幅器手段で増幅してい
る。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、前記第1および第2の光増幅器手
段に対してそれぞれの帯域に対応した光信号を供給すべ
く前記光波長多重信号を前記第1および第2の光増幅器
手段の帯域に対応した光信号に分離する光分離手段と、
前記第1および第2の光増幅器手段で増幅された帯域の
異なるそれぞれの光信号を多重化する光多重化手段とを
有することを要旨とする。
【0014】請求項3記載の本発明にあっては、光分離
手段において光波長多重信号を第1および第2の光増幅
器手段の帯域に対応した各光信号に分離して各光増幅器
手段に供給し、第1および第2の光増幅器手段で増幅さ
れた帯域の異なるそれぞれの光信号を光多重化手段で多
重化して光ファイバに出力している。
【0015】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記光分離手段および前記光多重化手段
が、アレイ光導波路を有することを要旨とする。
【0016】請求項4記載の本発明にあっては、光分離
手段および光多重化手段はアレイ光導波路で構成されて
いる。
【0017】また、請求項5記載の本発明は、請求項3
記載の発明において、前記光分離手段および前記光多重
化手段が、透過と反射を多段に組み合わせた誘電体多層
膜フィルタを有することを要旨とする。
【0018】請求項5記載の本発明にあっては、光分離
手段および光多重化手段は透過と反射を多段に組み合わ
せた誘電体多層膜フィルタで構成されている。
【0019】更に、請求項6記載の本発明は、請求項3
記載の発明において、前記光分離手段および前記光多重
化手段が、クロストークが29dB以上であることを要
旨とする。
【0020】請求項6記載の本発明にあっては、光分離
手段および光多重化手段のクロストークが29dB以上
である。
【0021】請求項7記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、前記第1および第2の光増幅器手段のい
ずれか一方または両方の後段に設けられ、伝送路の波長
分散を補償する分散補償手段を有することを要旨とす
る。
【0022】請求項7記載の本発明にあっては、第1お
よび第2の光増幅器手段のいずれか一方または両方の後
段に設けられた分散補償手段により伝送路の波長分散を
補償することができる。
【0023】また、請求項8記載の本発明は、請求項7
記載の発明において、前記分散補償手段が、伝送路の波
長分散の補償と同時に波長分散傾斜も補償する波長分散
傾斜補償手段を有することを要旨とする。
【0024】請求項8記載の本発明にあっては、分散補
償手段によって波長分散傾斜も補償することができる。
【0025】更に、請求項9記載の本発明は、請求項7
または8記載の発明において、前記分散補償手段が、フ
ァイバグレーティングを有することを要旨とする。
【0026】請求項9記載の本発明にあっては、分散補
償手段はファイバグレーティングで構成されている。
【0027】請求項10記載の本発明は、請求項1記載
の発明において、前記励起光源が、半導体レーザダイオ
ードを有することを要旨とする。
【0028】請求項10記載の本発明にあっては、励起
光源は半導体レーザダイオードで構成されている。
【0029】また、請求項11記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、前記励起光源が、半導体レーザ
ダイオードで励起されるファイバラマンレーザを有する
ことを要旨とする。
【0030】請求項11記載の本発明にあっては、励起
光源は半導体レーザダイオードで励起されるファイバラ
マンレーザで構成されている。
【0031】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、前記合波手段が、本波長多重信
号増幅中継器の入力側または出力側または入力側と出力
側の両方において前記励起光源からの励起光を光波長多
重信号と合波して1.3μm帯の光信号にラマン増幅を
起こさせるように設けられていることを要旨とする。
【0032】請求項12記載の本発明にあっては、合波
手段は中継器の入力側または出力側または入力側と出力
側の両方に設けられて、励起光源からの励起光を光波長
多重信号と合波して1.3μm帯の光信号にラマン増幅
を起こさせている。
【0033】請求項13記載の本発明は、請求項1記載
の発明において、前記合波手段が、WDM(波長分割多
重)カプラを有することを要旨とする。
【0034】請求項13記載の本発明にあっては、合波
手段はWDM(波長分割多重)カプラで構成されてい
る。
【0035】また、請求項14記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、前記合波手段が、誘電体多層膜
フィルタを有することを要旨とする。
【0036】請求項14記載の本発明にあっては、合波
手段は誘電体多層膜フィルタで構成されている。
【0037】更に、請求項15記載の本発明は、波長多
重通信方式で光ファイバを伝送される光波長多重信号の
1.3μm帯の光信号と1.55μm帯の光信号の両方
を増幅する光増幅手段、1.3μm帯でラマン増幅を起
こさせる作用を有する励起光源、1.3μm帯の光信号
にラマン増幅を起こさせて、光ファイバの1.3μm帯
の損失と1.55μm帯の損失の差を補償させるべく前
記励起光源からの励起光を光波長多重信号と合波する合
波手段を有し、光波長多重信号を増幅して中継する1台
以上複数台の波長多重信号増幅中継器を光ファイバに直
列に配設したことを要旨とする。
【0038】請求項15記載の本発明にあっては、1.
3μm帯および1.55μm帯の両方の光波長多重信号
を増幅するとともに1.3μm帯の光波長多重信号にラ
マン増幅を与える波長多重信号増幅中継器を伝送路に使
用して、光波長多重信号を伝送するため、1.55μm
帯よりも大きい1.3μm帯における光ファイバの損失
をラマン増幅で補償することができ、伝送帯域を大幅に
広げた光通信伝送路を実現でき、数Tbit/sの超大容量光
通信も可能となる。
【0039】請求項16記載の本発明は、請求項15記
載の発明において、前記光ファイバが、1.55μm帯
に設定された平均零分散波長を有することを要旨とす
る。
【0040】請求項16記載の本発明にあっては、光フ
ァイバの平均零分散波長は1.55μm帯に設定されて
いる。
【0041】また、請求項17記載の本発明は、請求項
16記載の発明において、前記伝送される光波長多重信
号の波長間隔が1.3μm帯では等間隔であり、1.5
5μm帯では不等間隔であることを要旨とする。
【0042】請求項17記載の本発明にあっては、光波
長多重信号の波長間隔は1.3μm帯では等間隔であ
り、1.55μm帯では不等間隔である。
【0043】更に、請求項18記載の本発明は、請求項
16記載の発明において、前記波長多重信号増幅中継器
の光増幅手段が1.3μm帯の利得帯域を有する第1の
光増幅器手段および1.55μm帯の利得帯域を有する
第2の光増幅器手段を有し、前記第1の光増幅器手段の
後段に設けられ、伝送路の波長分散を補償する分散補償
手段を有することを要旨とする。
【0044】請求項18記載の本発明にあっては、1.
3μm帯用の第1の光増幅器手段の後段に分散補償手段
を設けて、伝送路の波長分散を補償している。
【0045】請求項19記載の本発明は、請求項15記
載の発明において、前記光ファイバが、1.3μm帯に
設定された平均零分散波長を有することを要旨とする。
【0046】請求項19記載の本発明にあっては、光フ
ァイバの平均零分散波長は1.3μm帯に設定されてい
る。
【0047】また、請求項20記載の本発明は、請求項
19記載の発明において、前記伝送される光波長多重信
号の波長間隔が1.55μm帯では等間隔であり、1.
3μm帯では不等間隔であることを要旨とする。
【0048】請求項20記載の本発明にあっては、光波
長多重信号の波長間隔は1.55μm帯では等間隔であ
り、1.3μm帯では不等間隔である。
【0049】更に、請求項21記載の本発明は、請求項
19記載の発明において、前記波長多重信号増幅中継器
の光増幅手段が1.3μm帯の利得帯域を有する第1の
光増幅器手段および1.55μm帯の利得帯域を有する
第2の光増幅器手段を有し、前記第2の光増幅器手段の
後段に設けられ、伝送路の波長分散を補償する分散補償
手段を有することを要旨とする。
【0050】請求項21記載の本発明にあっては、1.
55μm帯用の第2の光増幅器手段の後段に分散補償手
段を設け、伝送路の波長分散を補償している。
【0051】請求項22記載の本発明は、請求項15記
載の発明において、前記光ファイバが、1.55μm帯
よりも更に長い波長帯に設定された平均零分散波長を有
することを要旨とする。
【0052】請求項22記載の本発明にあっては、光フ
ァイバの平均零分散波長は1.55μm帯よりも更に長
い波長帯に設定されている。
【0053】また、請求項23記載の本発明は、請求項
15記載の発明において、前記光ファイバが、1.3μ
m帯よりも更に短い波長帯に設定された平均零分散波長
を有することを要旨とする。
【0054】請求項23記載の本発明にあっては、光フ
ァイバの平均零分散波長は1.3μm帯よりも更に短い
波長帯に設定されている。
【0055】更に、請求項24記載の本発明は、請求項
15記載の発明において、前記光ファイバが、1.3μ
m帯と1.55μm帯との間に設定された平均零分散波
長を有することを要旨とする。
【0056】請求項24記載の本発明にあっては、光フ
ァイバの平均零分散波長は1.3μm帯と1.55μm
帯との間に設定されている。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0058】図1は、本発明の一実施形態に係る波長多
重信号増幅中継器の構成を示すブロック図である。同図
に示す波長多重信号増幅中継器は、1.55μm帯に加
えて1.3μm帯の波長の光信号も増幅して、増幅帯域
を増大し得るように現在長距離伝送用として使用されて
いる2個の1.55μm帯光増幅器3と1.3μm帯の
光信号を増幅する2個の1.3μm帯光増幅器4とを有
し、入力光ファイバ1から伝送される光波長多重信号は
光信号分離回路2において光増幅器3,4のそれぞれの
増幅帯域の波長の光信号に分離され、1.55μm帯の
光信号は1.55μm帯光増幅器3に入力され、1.3
μm帯の光信号は1.3μm帯光増幅器4に入力され
て、それぞれ増幅されるようになっている。
【0059】各光増幅器3,4で増幅された1.55μ
m帯および1.3μm帯の各光信号は、それぞれの波長
分散補償素子5に入力され、伝送路の波長分散を補償さ
れてから、光信号多重化回路6に入力される。光信号多
重化回路6は、1.55μm帯の光信号と1.3μm帯
の光信号を多重化し、再度光波長多重信号として合波回
路8に入力する。合波回路8は、光信号多重化回路6か
らの光波長多重信号を1.3μm帯ラマン増幅用励起光
源7から出力される1.2μm付近の波長の励起光と合
波する。
【0060】1.3μm帯ラマン増幅用励起光源7は、
1.3μm帯でラマン増幅を起こさせる作用を有するも
のであり、これにより合波回路8で励起光と合波された
光波長多重信号のうち1.3μm帯の光信号は励起光源
7からの励起光によりラマン利得を与えられ、光ファイ
バ1における1.3μm帯の光信号の損失を補償し、光
ファイバ伝送路における1.3μm帯の光信号のパワー
を1.55μm帯の光信号のパワーと同程度にし、出力
光ファイバ9から出力される。
【0061】図2は、光信号パワーの光ファイバ伝送距
離依存性を示すグラフである。同図において、実線は図
1に示す実施形態の波長多重信号増幅中継器における
1.3μm帯の光信号パワーの距離依存性を示し、点線
は1.55μm帯の光信号パワーの距離依存性を示し、
一点鎖線はラマン利得がない場合の1.3μm帯の光信
号パワーの距離依存性を示している。同図からわかるよ
うに、一点鎖線で示すラマン利得のない1.3μm帯の
光信号は、1.55μm帯の光信号に比較して光ファイ
バによってかなり減衰するが、本実施形態のようにラマ
ン利得を与えることにより、1.3μm帯の光信号の光
ファイバにより損失は補償される。
【0062】1.3μm帯ラマン増幅用励起光源7によ
るラマン増幅は、伝送用の光ファイバ中で発生する誘導
ラマン散乱によって光信号を増幅するものであり、光信
号より波長の短い光をポンプ光として光ファイバに入射
することにより増幅作用を発生する。1.3μm帯でラ
マン増幅作用を引き起こすためには、約1.2μmの波
長の光をポンプ光とする必要がある。ラマン利得はラマ
ン増幅により伝送路の光ファイバ中で得られる利得とな
る。因に、1.3μm帯の光信号の光ファイバによる伝
送損失は約0.3dB/kmであり、1.55μm帯で
は約0.2dB/kmであるので、光ファイバの入力光
信号のパワーが同じであっても、50km伝送後には5
dBの差が発生する。従って、1.3μm帯の光信号に
5dBのラマン利得を与えることにより1.55μm帯
の光信号のパワーとほぼ同じようになる。
【0063】1.55μm帯光増幅器3は、通常のエル
ビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA)を使用する
ことができる。また、前述したように、EDFAの利得
帯域を長波長側にシフトしたゲインシフトEDFAも使
用することができ、この2種類のEDFAを組み合わせ
て、図1の2台の1.55μm帯光増幅器3として使用
することができる。
【0064】1.3μm帯光増幅器4は、例えばプラセ
オジウムをファイバ中に添加したプラセオジウムドープ
光ファイバ増幅器である。1.3μm帯光増幅器4の波
長帯の一例は、1280nm〜1310nmまたは13
20nm〜1350nmであり、また1.55μm帯光
増幅器3の波長帯の一例は、1530nm〜1570n
mまたは1580nm〜1620nmである。ここで、
1.3μm帯の波長幅が狭いのは、周波数が高いため同
じ10THz幅でも波長帯として狭くなるからである。
【0065】なお、現状の光増幅器の利得帯域は、せい
ぜい数十nmであり、利得帯域の異なる光増幅器を組み
合わせることにより、1.3μm帯および1.55μm
帯でそれぞれ50〜60nmの利得帯域を実現するため
に、上記実施形態では光増幅器3,4をそれぞれ2台ず
つ使用しているが、1台で60nm以上の帯域をカバー
する場合には、光増幅器3,4はそれぞれ1台ずつで実
現できることは勿論である。また逆に、光増幅器3,4
の数を更に多くすることもできる。この場合には、1台
当りのカバーする帯域が狭くてすむので、光増幅器3,
4に使用される励起光源のパワーを少なくすることがで
きる。
【0066】伝送路の波長分散を補償する波長分散補償
素子5は、1.55μm帯光増幅器3および1.3μm
帯光増幅器4の両方の後段に設けられているが、後述す
るようにいずれか一方の後段に設けられてもよい。ま
た、波長分散補償素子5は、伝送路の波長分散を補償す
ると同時に波長分散傾斜も補償する機能を有し、例えば
ファイバグレーティングを使用することができる。
【0067】波長分散補償素子5について更に具体的に
説明すると、光ファイバの波長分散は一定ではなく、波
長の関数になっていて、例えば1.3μmで波長分散が
0ps/km/nmの光ファイバは1.55μmでは約18ps/k
m/nmの波長分散を有する。波長分散傾斜は波長分散の変
化量を波長の差で割ったものであり、おおよそ0.05
−0.1ps/km/nm/nm の大きさである。
【0068】本実施形態に使用されている波長分散補償
素子5は例えば1550nmで18ps/km/nmの波長分散
と0.05ps/km/nm/nm の波長分散傾斜を有するファイ
バを補償することができる。このファイバを50km伝
送すると、信号波長1550nmでは900ps/nm の累
積波長分散を発生する。また、信号波長を1560nm
にすると、波長分散は18.5ps/km/nmに増えるので、
同じ50kmのファイバを伝送しても、累積波長分散は
925ps/nm に増大する。波長分散と波長分散傾斜を同
時に補償する波長分散補償素子は、1550nmでは−
900ps/nm の波長分散を有し、1560nmでは−9
25ps/nm の波長分散を有するものとなる。通常の波長
分散補償素子は、波長分散のみしか補償しないので、1
550nmでも1560nmでも−900ps/nm の波長
分散となってしまい、1560nmでは累積分散を補償
しきれなくなる。従って、波長分散と波長分散傾斜の両
方を同時に補償することにより、伝送特性を改善するこ
とができる。
【0069】1.3μm帯ラマン増幅用励起光源7は、
例えば半導体レーザダイオードまたは半導体レーザダイ
オードで励起されるファイバラマンレーザを使用するこ
とができる。
【0070】合波回路8は、光信号多重化回路6からの
1本の光ファイバに多重化された光波長多重信号と励起
光源7からの1.3μm帯ラマン増幅用励起光とを合波
するものであり、例えば光ファイバカプラ、特にWDM
(波長分割多重)カプラまたは誘電体多層膜フィルタを
使用することができる。本実施形態では、ラマン増幅用
励起光と光波長多重信号は出力光ファイバ9中を同一方
向に伝搬していくので、光波長多重信号のうち1.3μ
mの光信号は本波長多重信号増幅中継器の出力近傍で大
きなラマン利得を受け、次の波長多重信号増幅中継器の
入力近傍ではそれほど利得を得られない。
【0071】光信号分離回路2は、例えばアレイ導波路
型波長分離素子または誘電体多層膜フィルタの反射と透
過を多段に組み合わせた分離回路を使用することができ
る。また、光信号分離回路2は29dB以上のクロスト
ークを有することが好ましい。
【0072】図3は、誘電体多層膜フィルタで構成され
る光信号分離回路2の具体的構成を示す図である。図3
において、11は入力光ファイバ1からの光波長多重信
号のうちの1.3μm帯の光信号を透過し、1.55μ
m帯の光信号を反射するフィルタ、12は1.3μmよ
りも短い波長の光信号を反射し、長波長の光信号を透過
するフィルタ、13は1.57μmより短波長の光信号
を反射し、長波長の光信号を透過するフィルタ、14は
1.31μmより短波長で1.3μm帯の光波長多重信
号を出力する出力光ファイバ、15は1.31μmより
長波長で1.3μm帯の光波長多重信号を出力する出力
光ファイバ、16は1.57μmより短波長で1.55
μm帯の光波長多重信号を出力する出力光ファイバ、1
7は1.57μmより長波長で1.55μm帯の光波長
多重信号を出力する出力光ファイバである。
【0073】このように誘電体多層膜フィルタで構成さ
れる光信号分離回路2により、入力光ファイバ1から入
力される光波長多重信号を(1)1.31μmより短波
長で1.3μm帯、(2)1.31μmより長波長で
1.3μm帯、(3)1.57μmより短波長で1.5
5μm帯、(4)1.57μmより長波長で1.55μ
m帯の光波長多重信号を分離し、それぞれを対応する利
得帯域の光増幅器3,4に入力することができる。
【0074】図4は、本発明の他の実施形態に係る波長
多重信号増幅中継器の構成を示すブロック図である。同
図に示す波長多重信号増幅中継器は、図1に示した実施
形態において合波回路8を入力光ファイバ1に挿入し、
1.3μm帯ラマン増幅用励起光源7からの励起光を光
波長多重信号とは逆方向に入力光ファイバ1中を伝搬す
るように構成した点が異なるものであり、その他の構成
作用は同じである。
【0075】図5は、図4の実施形態の場合の光信号パ
ワーの光ファイバ伝送距離依存性を示すグラフである。
同図において、実線は本実施形態の1.3μm帯の光信
号パワーの距離依存性を示し、点線は1.55μm帯の
光信号パワーの距離依存性を示し、一点鎖線はラマン利
得がない場合の1.3μm帯の光信号パワーの距離依存
性を示している。同図からわかるように、図1に示した
実施形態との相違は、1.3μm帯の光信号パワーが本
中継器の出力近傍で速やかに減衰することで、1.3μ
m帯の光信号に対する光ファイバの非線形性による光信
号劣化を緩和することができる。
【0076】図6は、本発明の別の実施形態に係る波長
多重信号増幅中継器の構成を示すブロック図である。同
図に示す波長多重信号増幅中継器は、図1および図4の
実施形態において合波回路8を本中継器の出力側または
入力側、すなわち入力光ファイバ1または出力光ファイ
バ9に挿入したのに対して、入出力の両側、すなわち入
力光ファイバ1と出力光ファイバ9の両方に合波回路8
を挿入し、ラマン増幅用励起光源7からの励起光を光波
長多重信号と同方向および逆方向の両方向に入力光ファ
イバ1、出力光ファイバ9中を伝搬するように構成する
とともに、そのためにラマン増幅用励起光源7からの励
起光を二分岐する光回路18を設け、これによりラマン
増幅用励起光源7からの励起光を二分岐し、入出力側の
光ファイバ1,9に挿入された2つの合波回路8に供給
し、これにより該励起光を光波長多重信号と合波するよ
うにしているものである。
【0077】図7は、図6の実施形態の場合の光信号パ
ワーの光ファイバ伝送距離依存性を示すグラフである。
同図において、実線は本実施形態の1.3μm帯の光信
号パワーの距離依存性を示し、点線は1.55μm帯の
光信号パワーの距離依存性を示し、一点鎖線はラマン利
得がない場合の1.3μm帯の光信号パワーの距離依存
性を示している。同図からわかるように、1.3μm帯
の光信号パワーの低下が1.55μm帯の光信号パワー
の低下に非常に類似しているものとなるので、1.3μ
m帯と1.55μm帯の伝送特性を整合させることが容
易になる。
【0078】なお、図6の実施形態では、ラマン増幅用
励起光源7の数を節約するために、1個の励起光源7の
出力を光回路18で二分岐して、両方の合波回路8に供
給しているが、2個の励起光源7を使用することも可能
であることは勿論である。
【0079】図8は、本発明の更に他の実施形態に係る
光通信伝送路の構成を示す図である。同図において、1
9は図1、図4、図6に示す本発明の波長多重信号増幅
中継器であり、20は伝送用光ファイバである。
【0080】図8の実施形態の光通信伝送路では、伝送
用光ファイバ20の平均零分散波長を1.55μm帯に
設定している。光波長多重信号と伝送用光ファイバ20
の平均零分散波長との関係は、図9に示すようになって
いる。このように設定した場合、上述した図1、図4、
図6の実施形態において1.55μm帯光増幅器3の後
段に設けられていた波長分散補償素子5は不要となる。
すなわち、光ファイバの平均零分散波長が信号波長帯と
一致している場合には、長距離伝送後でも累積分散値が
それほど大きくならないので、中継器内に設けていた波
長分散補償素子5でいちいち波長分散を補償する必要が
なく、従って波長分散補償素子5が不要となる。平均零
分散波長が1.55μmで信号波長が1.55μmであ
る場合には、累積波長分散は零になるので、中継器毎に
波長分散補償を行う必要はない。
【0081】本実施形態では、光通信伝送路に伝送され
る光波長多重信号の波長間隔は、1.3μm帯では等間
隔、1.55μm帯では不等間隔になっている。すなわ
ち、これは、伝送用の光ファイバの零分散波長との兼ね
合いで、零分散波長に近い帯域で発生する四光波混合を
抑制するために不等間隔化する。信号波長帯域と伝送用
の光ファイバの零分散波長が近接している場合に不等間
隔多重を行うことは公知である。なお、等間隔の場合の
波長間隔は例えばITUでは100GHzを1つの基準
間隔として勧告されている。
【0082】図10は、本発明の更に別の実施形態に係
る光通信伝送路の構成を示す図である。19,20はそ
れぞれ図8と同じ波長多重信号増幅中継器および伝送用
光ファイバである。本実施形態では、伝送用光ファイバ
20の平均零波長分散を1.3μm帯に設定している。
光波長多重信号と伝送用光ファイバ20の平均零分散波
長との関係は、図11に示すようになる。このように設
定した場合、上述した図1、図4、図6の実施形態にお
いて1.3μm帯光増幅器4の後段に設けられていた波
長分散補償素子5は不要となる。
【0083】図12は、本発明のまた更に他の実施形態
に係る光通信伝送路の構成を示す図である。19,20
はそれぞれ図8と同じ波長多重信号増幅中継器および伝
送用光ファイバである。本実施形態では、伝送用光ファ
イバ20の平均零波長分散を1.3μm帯と1.55μ
m帯との中間に設定している。光波長多重信号と伝送用
光ファイバ20の平均零分散波長との関係は、図13に
示すようになる。このように設定した場合、上述した図
1、図4、図6の実施形態において1.3μm帯光増幅
器4の後段に設けられている波長分散補償素子5は大き
な異常分散を有し、1.55μm帯光増幅器3の後段に
設けられていた波長分散補償素子5は大きな正常分散を
有する。
【0084】図14は、本発明のまた更に別の実施形態
に係る光通信伝送路の構成を示す図である。19,20
はそれぞれ図8と同じ波長多重信号増幅中継器および伝
送用光ファイバである。本実施形態では、伝送用光ファ
イバ20の平均零波長分散を1.55μm帯よりも更に
長波長に設定している。光波長多重信号と伝送用光ファ
イバ20の平均零分散波長との関係は、図15に示すよ
うになる。このように設定した場合、上述した図1、図
4、図6の実施形態において光増幅器3,4の後段に設
けられている波長分散補償素子5は大きな異常分散を有
する。
【0085】図16は、本発明のまた更に他の実施形態
に係る光通信伝送路の構成を示す図である。19,20
はそれぞれ図8と同じ波長多重信号増幅中継器および伝
送用光ファイバである。本実施形態では、伝送用光ファ
イバ20の平均零波長分散を1.3μm帯よりも更に短
波長に設定している。光波長多重信号と伝送用光ファイ
バ20の平均零分散波長との関係は、図17に示すよう
になる。このように設定した場合、上述した図1、図
4、図6の実施形態において光増幅器3,4の後段に設
けられている波長分散補償素子5は大きな正常分散を有
する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1.3μm帯の光信号と1.55μm帯の光信号の両方
を増幅するとともに、励起光源からのラマン増幅用励起
光を光波長多重信号と合波して1.3μm帯の光信号に
ラマン増幅を起こさせるので、1.55μm帯よりも大
きい1.3μm帯における光ファイバの損失をラマン増
幅で補償することができ、伝送帯域を大幅に広げた光通
信伝送路を実現でき、数Tbit/sの超大容量光通信も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る波長多重信号増幅中
継器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態における光信号パワーの光ファ
イバ伝送距離依存性を示すグラフである。
【図3】図1の実施形態に使用されている光信号分離回
路を誘電体多層膜フィルタで構成した場合の具体的構成
を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る波長多重信号増幅
中継器の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の実施形態の場合の光信号パワーの光ファ
イバ伝送距離依存性を示すグラフである。
【図6】本発明の別の実施形態に係る波長多重信号増幅
中継器の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の実施形態の場合の光信号パワーの光ファ
イバ伝送距離依存性を示すグラフである。
【図8】本発明の更に他の実施形態に係る光通信伝送路
の構成を示す図である。
【図9】図8の実施形態における光波長多重信号と伝送
用光ファイバの平均零分散波長との関係を示す図であ
る。
【図10】本発明の更に別の実施形態に係る光通信伝送
路の構成を示す図である。
【図11】図10の実施形態における光波長多重信号と
伝送用光ファイバの平均零分散波長との関係を示す図で
ある。
【図12】本発明のまた更に他の実施形態に係る光通信
伝送路の構成を示す図である。
【図13】図12の実施形態における光波長多重信号と
伝送用光ファイバの平均零分散波長との関係を示す図で
ある。
【図14】本発明のまた更に別の実施形態に係る光通信
伝送路の構成を示す図である。
【図15】図14の実施形態における光波長多重信号と
伝送用光ファイバの平均零分散波長との関係を示す図で
ある。
【図16】本発明のまた更に他の実施形態に係る光通信
伝送路の構成を示す図である。
【図17】図16の実施形態における光波長多重信号と
伝送用光ファイバの平均零分散波長との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 入力光ファイバ 2 光信号分離回路 3 1.55μm帯光増幅器 4 1.3μm帯光増幅器 5 波長分散補償素子 6 光信号多重化回路 7 1.3μm帯ラマン増幅用励起光源 8 合波回路 9 出力光ファイバ 19 波長多重信号増幅中継器 20 伝送用光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/02 10/18

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光波長多重信号を増幅して中継する波長
    多重信号増幅中継器であって、1.3μm帯の光信号と
    1.55μm帯の光信号の両方を増幅する光増幅手段
    と、1.3μm帯でラマン増幅を起こさせる作用を有す
    る励起光源と、1.3μm帯の光信号にラマン増幅を起
    こさせるべく前記励起光源からの励起光を光波長多重信
    号と合波する合波手段とを有することを特徴とする波長
    多重信号増幅中継器。
  2. 【請求項2】 前記光増幅手段は、1.3μm帯の利得
    帯域を有する第1の光増幅器手段と、1.55μm帯の
    利得帯域を有する第2の光増幅器手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の波長多重信号増幅中継器。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の光増幅器手段に対
    してそれぞれの帯域に対応した光信号を供給すべく前記
    光波長多重信号を前記第1および第2の光増幅器手段の
    帯域に対応した光信号に分離する光分離手段と、前記第
    1および第2の光増幅器手段で増幅された帯域の異なる
    それぞれの光信号を多重化する光多重化手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の波長多重信号増幅中継
    器。
  4. 【請求項4】 前記光分離手段および前記光多重化手段
    は、アレイ光導波路を有することを特徴とする請求項3
    記載の波長多重信号増幅中継器。
  5. 【請求項5】 前記光分離手段および前記光多重化手段
    は、透過と反射を多段に組み合わせた誘電体多層膜フィ
    ルタを有することを特徴とする請求項3記載の波長多重
    信号増幅中継器。
  6. 【請求項6】 前記光分離手段および前記光多重化手段
    は、クロストークが29dB以上であることを特徴とす
    る請求項3記載の波長多重信号増幅中継器。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の光増幅器手段のい
    ずれか一方または両方の後段に設けられ、伝送路の波長
    分散を補償する分散補償手段を有することを特徴とする
    請求項2記載の波長多重信号増幅中継器。
  8. 【請求項8】 前記分散補償手段は、伝送路の波長分散
    の補償と同時に波長分散傾斜も補償する波長分散傾斜補
    償手段を有することを特徴とする請求項7記載の波長多
    重信号増幅中継器。
  9. 【請求項9】 前記分散補償手段は、ファイバグレーテ
    ィングを有することを特徴とする請求項7または8記載
    の波長多重信号増幅中継器。
  10. 【請求項10】 前記励起光源は、半導体レーザダイオ
    ードを有することを特徴とする請求項1記載の波長多重
    信号増幅中継器。
  11. 【請求項11】 前記励起光源は、半導体レーザダイオ
    ードで励起されるファイバラマンレーザを有することを
    特徴とする請求項1記載の波長多重信号増幅中継器。
  12. 【請求項12】 前記合波手段は、本波長多重信号増幅
    中継器の入力側または出力側または入力側と出力側の両
    方において前記励起光源からの励起光を光波長多重信号
    と合波して1.3μm帯の光信号にラマン増幅を起こさ
    せるように設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の波長多重信号増幅中継器。
  13. 【請求項13】 前記合波手段は、WDM(波長分割多
    重)カプラを有することを特徴とする請求項1記載の波
    長多重信号増幅中継器。
  14. 【請求項14】 前記合波手段は、誘電体多層膜フィル
    タを有することを特徴とする請求項1記載の波長多重信
    号増幅中継器。
  15. 【請求項15】 波長多重通信方式で光ファイバを伝送
    される光波長多重信号の1.3μm帯の光信号と1.5
    5μm帯の光信号の両方を増幅する光増幅手段、1.3
    μm帯でラマン増幅を起こさせる作用を有する励起光
    源、1.3μm帯の光信号にラマン増幅を起こさせて、
    光ファイバの1.3μm帯の損失と1.55μm帯の損
    失の差を補償させるべく前記励起光源からの励起光を光
    波長多重信号と合波する合波手段を有し、光波長多重信
    号を増幅して中継する1台以上複数台の波長多重信号増
    幅中継器を光ファイバに直列に配設したことを特徴とす
    る光通信伝送路。
  16. 【請求項16】 前記光ファイバは、1.55μm帯に
    設定された平均零分散波長を有することを特徴とする請
    求項15記載の光通信伝送路。
  17. 【請求項17】 前記伝送される光波長多重信号は、波
    長間隔が1.3μm帯では等間隔であり、1.55μm
    帯では不等間隔であることを特徴とする請求項16記載
    の光通信伝送路。
  18. 【請求項18】 前記波長多重信号増幅中継器は、光増
    幅手段が1.3μm帯の利得帯域を有する第1の光増幅
    器手段および1.55μm帯の利得帯域を有する第2の
    光増幅器手段を有し、前記第1の光増幅器手段の後段に
    設けられ、伝送路の波長分散を補償する分散補償手段を
    有することを特徴とする請求項16記載の光通信伝送
    路。
  19. 【請求項19】 前記光ファイバは、1.3μm帯に設
    定された平均零分散波長を有することを特徴とする請求
    項15記載の光通信伝送路。
  20. 【請求項20】 前記伝送される光波長多重信号は、波
    長間隔が1.55μm帯では等間隔であり、1.3μm
    帯では不等間隔であることを特徴とする請求項19記載
    の光通信伝送路。
  21. 【請求項21】 前記波長多重信号増幅中継器は、光増
    幅手段が1.3μm帯の利得帯域を有する第1の光増幅
    器手段および1.55μm帯の利得帯域を有する第2の
    光増幅器手段を有し、前記第2の光増幅器手段の後段に
    設けられ、伝送路の波長分散を補償する分散補償手段を
    有することを特徴とする請求項19記載の光通信伝送
    路。
  22. 【請求項22】 前記光ファイバは、1.55μm帯よ
    りも更に長い波長帯に設定された平均零分散波長を有す
    ることを特徴とする請求項15記載の光通信伝送路。
  23. 【請求項23】 前記光ファイバは、1.3μm帯より
    も更に短い波長帯に設定された平均零分散波長を有する
    ことを特徴とする請求項15記載の光通信伝送路。
  24. 【請求項24】 前記光ファイバは、1.3μm帯と
    1.55μm帯との間に設定された平均零分散波長を有
    することを特徴とする請求項15記載の光通信伝送路。
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