JPH11204520A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH11204520A
JPH11204520A JP239198A JP239198A JPH11204520A JP H11204520 A JPH11204520 A JP H11204520A JP 239198 A JP239198 A JP 239198A JP 239198 A JP239198 A JP 239198A JP H11204520 A JPH11204520 A JP H11204520A
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film
integrated circuit
plug
semiconductor integrated
interlayer insulating
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JP239198A
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Yohei Yamada
洋平 山田
Takashi Hosokawa
隆 細川
Takuya Fukuda
琢也 福田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属プラグをCMP法により形成する場合
に、プラグの粗密に起因して発生するオキサイドロスを
防止する。 【解決手段】 半導体基板1の主面にMISFETQn
を形成し、それを覆うシリコン酸化膜を堆積した後、こ
れをCMP法で研磨して平坦な層間絶縁膜7を形成す
る。次に、層間絶縁膜7上に50nm膜厚のシリコン窒
化膜13を堆積し、接続孔8を開口して、接続孔8を埋
め込む窒化チタン膜9aおよびタングステン膜9bを堆
積する。その後、窒化チタン膜9aおよびタングステン
膜9bをCMP法により研磨し、接続孔8内に金属プラ
グ9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、半導体集積回路素
子と配線、あるいは、異層配線間の接続に金属プラグが
用いられる半導体集積回路装置およびその製造方法に適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の高集積化および高
性能化を図るため、素子の微細化に加えて、配線の微細
化および高導電率化を図る必要がある。このため、配線
と半導体基板との接続、あるいは、異層配線間の接続
に、タングステンプラグが用いられる。
【0003】このタングステンプラグの製造方法として
は、タングステンの選択成長を用いた方法、ブランケッ
トタングステンCVD(Chemical Vapor Deposition ;
化学的気相堆積)法等によりタングステン膜を堆積した
後にこれをエッチバックする方法等が知られている。プ
ロセスの安定性、あるいは絶縁性の良好さの点から、タ
ングステン膜の堆積後のエッチバックによる方法が多く
用いられている。また、エッチバックの方法には、ドラ
イエッチングによるエッチバック法もあるが、微細加工
への適用容易性等の観点から、CMP(Chemical Mecha
nical Polishing ;化学的機械的研磨)法が近年用いら
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、CMP法を
用いたタングステンプラグの形成においては、タングス
テン膜と、タングステンプラグが形成されるシリコン酸
化膜とのCMPの研磨速度の相違に起因して、タングス
テンプラグが密に形成されている領域で研磨速度が速く
なり、CMPの研磨後の表面平坦性が保持できないとい
う、いわゆるオキサイドロスが発生する問題が指摘され
ている。オキサイドロスが発生すると、層間絶縁膜に薄
い部分が生じ、このような部分で配線層間の耐圧劣化が
発生し、また、その後のフォトリソグラフィプロセスに
おいて露光焦点が合わせ難くなって、半導体集積回路装
置の信頼性を低下するとともに、歩留まりの低下を来す
場合がある。また、CMPにより表面に傷(スクラッ
チ)が発生し、このスクラッチ部に残存した導電性物質
が配線間のショートあるいは信頼性低下の原因となると
いう問題が指摘されている。
【0005】このような指摘は、たとえば、T.Myers et
al.,IMPROVED TUNGSTEN CMP TECHNOLOGY FOR SEMICOND
UCTOR DEVICE FABRICATION,1997 CMP-MIC,p99(1997) に
記載されており、同文献においては、CMPの用いる研
磨剤(スラリ)の砥粒の種類や酸化剤の成分および組成
を最適化して前記問題点に対処する解決法が開示されて
いる。
【0006】しかし、前記文献に記載の解決法では、根
本的にオキサイドロスあるいはスクラッチの防止をする
には至らない。また、スラリの供給をメーカに頼らざる
を得ず、スラリに依存しない解決法が望まれる。
【0007】また、スラリに用いられる材料には、鉄あ
るいはカリウム等が多く含まれ、これらイオン性の強い
金属が半導体集積回路装置に好ましくないことは周知の
とおりであるため、CMP後の洗浄が十分に行われる必
要がある。しかし、現実にはこれら金属不純物の残留レ
ベルを十分に低いレベル、たとえば1011atom/c
2 のオーダーにまで、洗浄のみによって低減すること
は困難である。
【0008】本発明の目的は、金属プラグをCMP法に
より形成する場合に、プラグの粗密に起因して発生する
オキサイドロスを防止することにある。
【0009】また、本発明の目的は、金属プラグをCM
P法により形成する場合に発生するスクラッチを防止す
ることにある。
【0010】また、本発明の目的は、CMP後の不純物
の残留レベルを十分に低いレベルに低減することにあ
る。
【0011】また、本発明の目的は、半導体集積回路装
置の高い性能の維持、信頼性の向上および歩留まりの向
上を図ることにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】(1)本発明の半導体集積回路装置は、そ
の主面に半導体集積回路素子を有する半導体基板と、半
導体基板上に堆積された層間絶縁膜と、層間絶縁膜に開
口された接続孔にCMP法を用いて形成され、半導体基
板の主面の半導体集積回路素子に接続されるプラグと、
プラグに接続され、層間絶縁膜上に形成された配線とを
含む半導体集積回路装置であって、層間絶縁膜には、プ
ラグが密に形成された第1領域と、プラグが疎に形成さ
れた第2領域とを有し、第1領域のプラグの半導体基板
の主面からの標高と、第2領域のプラグの半導体基板の
主面からの標高とは、ほぼ同一であるものである。
【0015】このような半導体集積回路装置によれば、
第1領域のプラグであっても第2領域のプラグであって
も、その標高差がほぼ等しいため、オキサイドロスは発
生しておらず、配線層間の耐電圧が確保される。また、
プラグ形成後のフォトリソグラフィ工程においての露光
焦点合わせが容易となってフォーカスマージンが増加
し、安定して加工することができるため歩留まりの向上
を図ることができる。
【0016】なお、プラグは、半導体基板と第1層配線
とを接続する最下層のプラグに限られず、第1層配線と
第2層配線とを接続する第2層プラグ、その他それより
上層の全てのプラグ(第2のプラグ)でもよい。すなわ
ち、本発明の半導体集積回路装置は、前記配線上に形成
された第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜に開口さ
れた接続孔にCMP法を用いて形成された第2のプラグ
とを含み、第2の層間絶縁膜には、第2のプラグが密に
形成された第1領域と、第2のプラグが疎に形成された
第2領域とを有し、第1領域の第2のプラグの半導体基
板の主面からの標高と、第2領域の第2のプラグの半導
体基板の主面からの標高とは、ほぼ同一であるものであ
る。
【0017】また、第1領域のプラグまたは第2のプラ
グの標高と、第2領域のプラグまたは第2のプラグの標
高との差は、100nm未満とすることができる。第1
領域および第2領域での各プラグの標高差はないこと
(標高が同一)が最も好ましいが、ある程度の標高差は
許容できる。この具体的な標高差として、本発明者らの
経験に基づき、100nm未満を例示したものである。
より好適には50nm以下が好ましい。
【0018】また、層間絶縁膜または第2の層間絶縁膜
はシリコン酸化膜からなり、プラグまたは第2のプラグ
は主にタングステンからなるものとすることができる。
【0019】また、層間絶縁膜の表面または第2の層間
絶縁膜の表面に残留する金属不純物は、1×1012at
om/cm2 以下とすることができる。このように残留
不純物濃度が低いため、半導体集積回路装置の信頼性を
高く保つことができる。
【0020】この金属不純物は、鉄原子、カリウム原
子、銅原子とすることができる。これら金属原子は、ス
ラリから混入しやすく、また、半導体集積回路装置の特
性を劣化させやすいものであるが、本発明では、これら
不純物原子を特に低い残留レベルに低減しているもので
ある。
【0021】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)半導体基板の主面に半導体集積回路素子
を形成し、半導体集積回路素子の上層に層間絶縁膜を堆
積する工程、(b)層間絶縁膜上に、層間絶縁膜よりも
CMP法による研磨速度が遅く、かつ、層間絶縁膜に対
してエッチング選択比を有するストッパ膜を堆積する工
程、(c)ストッパ膜および層間絶縁膜に接続孔を開口
し、接続孔を埋め込む導電膜をストッパ膜上に堆積する
工程、(d)導電膜をCMP法により研磨し、接続孔内
に導電膜からなるプラグを形成する工程、(e)プラグ
に接続する配線を形成する工程、を有するものである。
【0022】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、層間絶縁膜上に、層間絶縁膜よりもCMP法
による研磨速度が遅く、かつ、層間絶縁膜に対してエッ
チング選択比を有するストッパ膜を堆積するため、導電
膜のCMPによる研磨(エッチバック)の際に、ストッ
パ膜をCMPのストッパとして機能させることができ
る。この結果、プラグの粗密に依存せず、プラグの標高
および層間絶縁膜の厚さを均一に形成すること、すなわ
ち半導体基板全面での平坦性を確保することができる。
【0023】また、このように、ストッパ膜によってC
MPでの平坦性を確保するため、スラリの特性に依存せ
ず、安定に加工することが可能となる。
【0024】したがって、本発明の製造方法によって、
オキサイドロスの発生を防ぐことができ、配線層間の耐
電圧の確保、その後のフォトリソグラフィ工程の安定化
を図って、半導体集積回路装置の信頼性および歩留まり
を向上できる。
【0025】なお、前記製造方法において、プラグの形
成後に、ストッパ膜を除去する工程を有することができ
る。このように、ストッパ膜を除去することにより、ス
トッパ膜に付着したスラリに起因する金属不純物を同時
に除去することができる。これにより半導体集積回路装
置の信頼性を向上できる。また、ストッパ膜にはスクラ
ッチが多く形成されていると考えられるが、ストッパ膜
を除去することにより、スクラッチをも同時に除去する
ことができる。これにより、スクラッチに起因する金属
膜の研磨残りを防止して、配線間ショート等の発生を防
止し、半導体集積回路装置の高い性能の維持、信頼性の
向上、および歩留まりの向上を図ることができる。
【0026】また、層間絶縁膜はCVD法により形成さ
れたシリコン酸化膜であり、ストッパ膜は、シリコン窒
化膜、シリコン酸窒化膜、窒化ボロン膜、炭化シリコン
膜またはSOG膜から選択された単層膜またはそれらの
積層膜とすることができる。
【0027】さらに、ストッパ膜の膜厚は50nm以下
とすることができる。もっとも、膜厚が薄過ぎれば、ス
トッパ膜として機能しなくなるため、ストッパ膜の機能
が維持できる膜厚が下限となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施の形態である半導
体集積回路装置の一例を示した断面図である。
【0030】p形の不純物(たとえばボロン(B))が
低濃度に導入された半導体基板1の主面には、分離領域
2が形成され、分離領域2で囲まれた活性領域には、M
ISFETQnが形成されている。
【0031】分離領域2は、半導体基板1の主面の浅溝
内にシリコン酸化膜を埋め込んで形成されたものであ
り、半導体基板1の表面の平坦性を高く保つことができ
る。
【0032】MISFETQnは、たとえば薄いシリコ
ン酸化膜からなるゲート絶縁膜3を介して半導体基板1
の主面上に形成されたゲート電極4と、ゲート電極4の
両側の活性領域に形成された一対の不純物半導体領域5
とからなる。
【0033】ゲート電極4は、たとえば多結晶シリコン
膜からなり、たとえばn形の不純物であるリン(P)ま
たはヒ素(As)が導入されて低抵抗化されている。ま
た、表面近傍には、金属シリサイド膜4aが形成され、
さらに低抵抗化が図られている。金属シリサイド膜4a
の金属元素としては、タングステン、チタン、コバルト
等を例示できる。
【0034】また、ゲート電極4の側面には、サイドウ
ォールスペーサ6が形成されている。サイドウォールス
ペーサ6はたとえばシリコン窒化膜からなる。
【0035】不純物半導体領域5には、n形の不純物、
たとえばリン(P)またはヒ素(As)が高濃度に導入
されている。すなわち、MISFETQnは、nチャネ
ルMISFETである。対向する不純物半導体領域5の
側面、つまり不純物半導体領域5のチャネルに接する領
域の不純物濃度を低くして、いわゆるLDD(Lightly
Doped Drain )構造にすることもできる。
【0036】不純物半導体領域5の表面近傍には、金属
シリサイド膜5aが形成されている。金属シリサイド膜
5aは、金属シリサイド膜4aと同様にタングステン、
チタン、コバルト等のシリサイド物とすることができ
る。金属シリサイド膜5aと金属シリサイド膜4aと
は、後に説明するようにサリサイド技術を用いて同時に
形成できる。このような金属シリサイド膜5aにより不
純物半導体領域5のシート抵抗を低減できるとともに、
後に説明するプラグとの接触抵抗を低減できる。
【0037】なお、ここでは、nチャネルMISFET
を例示しているが、pチャネルMISFETであっても
よい。この場合、半導体基板1および不純物半導体領域
5の導電形は前記と逆になる。また、nチャネルMIS
FETおよびpチャネルMISFETの両方を形成し、
CMISFET(Complimentary-MISFET)としてもよ
い。さらに、半導体基板1にウェル領域を形成してもよ
い。
【0038】ゲート電極4および半導体基板1の主面
は、層間絶縁膜7で覆われている。層間絶縁膜7は、た
とえばTEOS(テトラメトキシシラン)を原料ガスと
したCVD法により形成されたシリコン酸化膜とするこ
とができる。
【0039】不純物半導体領域5の上部の層間絶縁膜7
には、接続孔8が形成され、接続孔8の内部には金属プ
ラグ9が形成されている。金属プラグ9は、バリアメタ
ルである窒化チタン(TiN)膜9aおよびタングステ
ン(W)膜9bからなる。タングステン膜9bは、たと
えばブランケットタングステンCVD法により形成さ
れ、窒化チタン膜9aは、たとえばスパッタ法により堆
積される。窒化チタン膜9aは、タングステン膜9bを
堆積する際の接着性の改善およびタングステンの熱拡散
の防止に機能する。
【0040】本実施の形態においては、金属プラグ9の
半導体基板1の主面からの標高は、半導体基板1の全面
においてほぼ均一(同一)である。このように金属プラ
グ9の標高が均一に形成できるのは、後に説明するよう
に、金属プラグ9を形成する際のCMP工程において、
層間絶縁膜7上に形成されたシリコン窒化膜をストッパ
膜として機能させ、金属プラグ9が密に形成された領域
のオキサイドロスを低減できるためである。この結果、
層間絶縁膜7の膜厚を金属プラグ9の粗密に関わらず均
一にできるため、その上下に形成される導電性部材(た
とえば第1層配線M1と半導体基板1)間の耐電圧を向
上して、半導体集積回路装置の信頼性を向上できる。ま
た、本実施の形態では、金属プラグ9の標高が均一であ
るため、その後の工程において金属プラグ9上にさらに
プラグを形成する場合等、金属プラグ9上にレジスト膜
を形成してフォトリソグラフィを行う場合に、露光焦点
の合わせが容易になる。この結果、工程での露光マージ
ンが増加して工程のロバスト性が向上し、半導体集積回
路装置の信頼性および歩留まりを向上できる。
【0041】金属プラグ9の標高の均一性は、100n
m未満の範囲である。実際には、後に説明するストッパ
膜であるシリコン窒化膜の膜厚によりほぼ決定される
が、50nm以下にすることも可能である。
【0042】また、層間絶縁膜7の上部界面での金属不
純物の残留濃度は、著しく低くなっている。たとえば、
鉄(Fe)、カリウム(K)、銅(Cu)等、CMP工
程で混入する金属不純物n濃度が1×1012atom/
cm2 以下となっている。このような低い不純物濃度に
できるのは、後に説明するように、CMP工程でストッ
パ膜を用い、これを除去する際に金属不純物も同時に除
去するためである。このため、このような金属不純物に
起因する半導体集積回路装置の信頼性の低下、あるいは
性能の低下を防止することができる。
【0043】金属プラグ9および層間絶縁膜7上には第
1層配線M1が形成されている。第1層配線M1は、た
とえば窒化チタン膜、アルミニウム膜およびチタン膜か
らなる積層膜とすることができる。このように、導電性
に優れたアルミニウムを主導電層として配線を構成する
ため、半導体集積回路装置の性能(特に高速応答性能)
を向上できる。
【0044】第1層配線M1は、第2層間絶縁膜10で
覆われている。第2層間絶縁膜10は、層間絶縁膜7と
同様にTEOSを原料ガスとしたCVD法により形成さ
れたシリコン酸化膜とすることができる。
【0045】第2層間絶縁膜10には、接続孔11が形
成され、接続孔11の内部には金属プラグ12が形成さ
れている。金属プラグ12は、金属プラグ9と同様に、
バリアメタルである窒化チタン膜12aおよびタングス
テン膜12bからなる。窒化チタン膜12aおよびタン
グステン膜12bは、上記窒化チタン膜9aおよびタン
グステン膜9bと同様である。
【0046】金属プラグ12上には、第2層配線M2が
形成されている。第2層配線M2は、第1層配線M1と
同様にたとえば窒化チタン膜、アルミニウム膜およびチ
タン膜からなる積層膜から構成される。これにより第2
層配線M2の導電性を向上して半導体集積回路装置の性
能を向上できる。
【0047】本実施の形態では、金属プラグ12の標高
(半導体基板1からの表面の高さ)も半導体基板1の全
面にわたってほぼ均一である。このように金属プラグ1
2の標高を均一にすることができる理由は前記した金属
プラグ9についての場合と同様である。また、その効果
は、第1層配線M1と第2層配線M2間の耐電圧を向上
でき、金属プラグ12を形成した後の工程マージンを向
上できる点で金属プラグ9の場合と同様である。また、
第2層間絶縁膜10の上部界面における金属不純物の濃
度を低減できることも同様である。
【0048】なお、本実施の形態では説明を省略する
が、第2層配線M2上に、さらに層間絶縁膜を形成し、
プラグおよび配線を形成してもよいことはいうまでもな
い。この場合のプラグ表面の標高を半導体基板1の全面
にわたって均一にできることは前記と同様である。
【0049】次に、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法を図2〜図12を用いて説明する。図2〜図
12は、本実施の形態の半導体集積回路装置の製造方法
の一例を工程順に示した断面図である。
【0050】まず、p形の不純物が低濃度に導入された
半導体基板1を用意し、浅溝2bを形成した後、分離領
域2を形成する(図2)。浅溝2bは、フォトリソグラ
フィ技術および異方性エッチング技術を用いて半導体基
板1の主面をパターニングすることにより形成する。分
離領域2は、浅溝2bを含む半導体基板1の全面にシリ
コン酸化膜を堆積し、このシリコン酸化膜をCMP法に
より研磨して半導体基板1上のシリコン酸化膜を除去
し、浅溝2b内にのみシリコン酸化膜を残すことにより
形成する。
【0051】シリコン酸化膜は、たとえばTEOSを用
いた熱CVD法により形成することができる。シリコン
酸化膜の堆積前に、浅溝2bを形成した際のエッチング
ダメージを除去するための薄いシリコン酸化膜を形成し
てもよい。また、浅溝2b以外の半導体基板1の表面に
シリコン窒化膜を形成して、シリコン酸化膜のCMPの
際のストッパ膜としてもよい。
【0052】次に、半導体基板の主面にMISFETQ
nを形成する(図3)。MISFETQnの形成は、ま
ず半導体基板1の主面上にゲート絶縁膜3となるシリコ
ン酸化膜をたとえば熱CVD法で堆積し、さらにゲート
電極4となる多結晶シリコン膜を堆積した後、多結晶シ
リコン膜およびシリコン酸化膜をパターニングしてゲー
ト絶縁膜3およびゲート電極4を形成する。多結晶シリ
コン膜には低抵抗化の為、不純物を高濃度に導入する。
その後、たとえばシリコン窒化膜を半導体基板1の全面
に堆積した後、異方性エッチングを行って、ゲート電極
4の側面にのみシリコン窒化膜を残し、サイドウォール
スペーサ6とする。その後、ゲート電極4およびサイド
ウォールスペーサ6をマスクとしてn形の不純物、たと
えばリン(P)あるいはヒ素(As)を自己整合的にイ
オン注入し。不純物半導体領域5を形成する。この際フ
ォトレジスト膜をマスクとして併用し、不純物が形成さ
れない領域を覆うことができることはいうまでもない。
さらに、半導体基板1の全面にたとえばタングステン膜
を堆積し、熱処理を行って、ゲート電極4の上面および
不純物半導体領域5の上面に金属シリサイド膜4a、5
aを各々形成する。ここでは、金属シリサイド膜として
タングステンシリサイドを例示しているが、チタン(T
i)、あるいはコバルト(Co)のシリサイド膜であっ
てもよい。このようにして図3に示すMISFETQn
を形成する。
【0053】次に、MISFETQnを覆う層間絶縁膜
7を形成する(図4)。層間絶縁膜7の形成は、たとえ
ばTEOSを用いたCVD法によりシリコン酸化膜を厚
く堆積し、このシリコン酸化膜をCMP法を用いて研磨
して平坦化することにより形成する。よって、層間絶縁
膜7は表面平坦性が確保される。層間絶縁膜7の膜厚は
約1000nmとすることができる。
【0054】次に、層間絶縁膜7の上面にシリコン窒化
膜13を堆積する(図5)。シリコン窒化膜13はプラ
ズマCVD法あるいはスパッタ法によって堆積できる。
シリコン窒化膜13は、後に説明するように、CMP法
による研磨の際のストッパ膜として機能する。シリコン
窒化膜13の膜厚は50nmとすることができる。
【0055】次に、フォトレジスト膜をマスクとして、
シリコン窒化膜13および層間絶縁膜7を異方性エッチ
ングし、接続孔8を形成する(図6)。接続孔8は、半
導体基板1の主面の不純物半導体領域5(金属シリサイ
ド膜5a)が露出するように形成する。
【0056】次に、バリア膜として窒化チタン膜9aを
堆積し、さらにタングステン膜9bを堆積する(図
7)。窒化チタン膜9aはスパッタ法あるいはCVD法
により堆積できる。また、タングステン膜9bはたとえ
ばブランケットタングステンCVD法により堆積でき
る。タングステン膜9bは図7に示すとおり、接続孔8
を完全に埋め込む。
【0057】次に、接続孔8の部分を除くシリコン窒化
膜13上のタングステン膜9bおよび窒化チタン膜9a
をCMP法により除去し、金属プラグ9を形成する(図
8)。この際、シリコン窒化膜13の研磨速度は、タン
グステン膜9bあるいは窒化チタン膜9aの研磨速度と
比較して5倍以上遅いため、シリコン窒化膜13がCM
Pの研磨のストッパとして機能する。このため、シリコ
ン窒化膜13の下層の層間絶縁膜7が研磨されることが
なく、金属プラグ9の粗密に関係なく、層間絶縁膜7の
膜厚および金属プラグ9の標高が均一に保たれる。
【0058】この状況を図10を用いて説明する。図1
0(a)は、本発明を適用した場合のCMP研磨後の層
間絶縁膜7および金属プラグ9の断面形状を示したもの
であり、図10(b)は、比較のため本発明を適用しな
い場合の断面形状を示したものである。図10(a)、
(b)の双方ともに、左側領域は金属プラグ9が密に形
成された領域を示し、右側領域は金属プラグ9が疎に形
成された領域を示している。図10(a)に示すとお
り、本発明を適用してシリコン窒化膜13を形成し、こ
れをストッパ膜として作用させた場合には、CMPが終
了した段階で(すなわち、シリコン窒化膜13上のタン
グステン膜9bおよび窒化チタン膜9aが完全に除去さ
れた段階で)、シリコン窒化膜13は研磨が遅いため残
っている状態となる。このようなシリコン窒化膜13は
金属プラグ9の粗密に関わらず残存する。一方、シリコ
ン窒化膜13を形成しない場合には、金属プラグ9が密
に形成された左側領域で過剰に研磨され、平坦性を保持
することができない。このため金属プラグ9の標高およ
び層間絶縁膜7の膜厚を均一に保つことができない。こ
のような過剰な研磨は、タングステンあるいは窒化チタ
ンがシリコン酸化膜よりもCMPの研磨速度が速いた
め、金属プラグが密に形成された領域(左側領域)では
平均的な研磨速度が速くなり、金属プラグが疎な領域
(右側領域)よりも研磨速度が速くなるために生じる。
このような過剰研磨により生ずる凹みは、いわゆるオキ
サイドロスとして観察されるものである。
【0059】このように、本発明を適用したシリコン窒
化膜13を用いる本実施の形態では、金属プラグ9の標
高を半導体基板1の全面にわたって均一(同一)にする
ことができる。
【0060】次に、シリコン窒化膜13を除去する(図
9)。シリコン窒化膜13の除去は、たとえば熱リン酸
によるエッチングにより行うことができる。このように
シリコン窒化膜13の除去を行うため、CMPの際にた
とえばスラリを構成する金属不純物が残留する可能性を
取り除くことができる。すなわち、スラリの残留物は主
にシリコン窒化膜13上に残留しており、これを除去す
るため、シリコン窒化膜13と同時に不純物も除去でき
るためである。なお、不純物としては主に鉄、カリウ
ム、銅を例示できるが、他にカルシウム(Ca)、亜鉛
(Zn)、ナトリウム(Na)、アルミニウム(A
l)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)等も例
示できる。また、このように、不純物をシリコン窒化膜
13と同時に除去するため、不純物の残留レベルは10
11atom/cm2 のオーダー、すなわち1×1012
tom/cm2 未満にすることができる。
【0061】また、CMPの研磨により、スクラッチが
発生し、これに起因して、上層に形成される配線間のシ
ョート不良が発生する恐れが生じるが、本実施の形態で
は、スクラッチは主にシリコン窒化膜13上に発生し、
このようなスクラッチを有するシリコン窒化膜13を取
り除くため、スクラッチをも取り除くことができる。こ
の結果、半導体集積回路装置の性能および信頼性を向上
できる。
【0062】なお、金属プラグ9の標高は、ほぼ均一で
あるが、シリコン窒化膜13の膜厚程度の標高差は存在
する可能性がある。すなわち、最大50nmの標高差が
生じる。しかし、この程度の標高差は後の工程マージン
に吸収することが可能であり、特に問題は発生しない。
【0063】次に、第1層配線M1を形成する(図1
1)。第1層配線M1は、たとえば窒化チタン膜、アル
ミニウム膜およびチタン膜を堆積した後、フォトレジス
ト膜をマスクとしてエッチングして形成することができ
る。
【0064】次に、第1層配線M1を覆う第2層間絶縁
膜10を堆積した後、接続孔11を形成し、金属プラグ
12を形成する(図12)。第2層間絶縁膜10、接続
孔11および金属プラグ12の構成および製造方法は、
前記した層間絶縁膜7、接続孔8および金属プラグ9と
同様であるため説明を省略する。すなわち、金属プラグ
12の形成の際にもシリコン窒化膜をストッパ膜として
使用することが可能であり、シリコン窒化膜の使用によ
り金属プラグ12の標高および第2層間絶縁膜10の膜
厚を均一にし、残留不純物のレベルを低くすることがで
きる。また、スクラッチの影響も取り除くことができ
る。
【0065】最後に、第2層配線M2を第1層配線M1
と同様に形成して図1の半導体集積回路装置がほぼ完成
する。
【0066】本実施の形態の半導体集積回路装置および
その製造方法によれば、金属プラグ9、12の標高を均
一にして、また、層間絶縁膜7、10の膜厚を均一にで
きる。これにより、半導体集積回路装置の製造工程の工
程マージンを増加し、半導体集積回路装置の信頼性およ
び歩留まりを向上できる。
【0067】また、CMP研磨により残留する可能性の
ある不純物金属の残留レベルを低減して半導体集積回路
装置の信頼性を向上できる。
【0068】また、CMPにより発生するスクラッチを
除去し、上層に形成される配線等のショート不良を防止
して、半導体集積回路装置の性能および信頼性を高くす
ることができる。
【0069】なお、上記実施の形態では、CMP法のス
トッパ膜としてシリコン窒化膜13を例示したが、これ
に限られず、シリコン酸窒化(SiON膜)、窒化ボロ
ン(BN)膜、炭化シリコン(SiC)膜、あるいはS
OG膜であってもよい。
【0070】また、金属プラグ9のバリア膜として窒化
チタン膜9aを例示したが、スパッタタングステン膜で
あってもよい。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0072】たとえば、上記実施の形態では、シリコン
窒化膜13を除去した例を説明したが、図13および図
14に示すように、シリコン窒化膜13を除去せず、残
存させてもよい。すなわち、図13に示すように、CM
P法でタングステン膜9bおよび窒化チタン膜9aを除
去し、金属プラグ9を形成(前記図8)した後、シリコ
ン窒化膜13を除去せずに第1層配線M1を形成する。
その後前記実施の形態と同様な方法により第2層間絶縁
膜10、金属プラグ12および第2層配線M2を形成す
る(図14)。この場合は、シリコン窒化膜13の除去
工程を省略して工程を簡略化することができる。
【0073】また、第2層配線M2をいわゆるダマシン
法により形成することもできる。すなわち、図15に示
すように、第2層間絶縁膜10を堆積後、接続孔11お
よび配線溝14を第2層間絶縁膜10に形成する。その
後、図16に示すように、バリア膜として窒化チタン膜
15aを堆積し、さらに銅膜15bを堆積したのち、第
2層間絶縁膜10上の銅膜15bおよび窒化チタン膜1
5aをCMP法により除去して窒化チタン膜15aおよ
び銅膜15bからなる第2層配線M2を形成することが
できる。この場合、銅を主導電層として、より高性能な
半導体集積回路装置に対応することが可能となる。ま
た、この場合、実施の形態と同様に第2層間絶縁膜10
上にCMPのストッパとしてシリコン窒化膜を形成する
ことができ、このシリコン窒化膜を除去して残留不純物
の濃度を低減することができる。この場合の残留金属と
しては銅が多くなると考えられることから、本実施の形
態の不純物除去の効果が特に有効に働くこととなる。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0075】(1)金属プラグをCMP法により形成す
る場合に、プラグの粗密に起因して発生するオキサイド
ロスを防止することができる。
【0076】(2)金属プラグをCMP法により形成す
る場合に発生するスクラッチを防止することができる。
【0077】(3)CMP後の不純物の残留レベルを十
分に低いレベルに低減することができる。
【0078】(4)半導体集積回路装置の高い性能の維
持、信頼性の向上および歩留まりの向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の一例を示した断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図10】(a)は、本発明を適用した場合のCMP研
磨後の層間絶縁膜および金属プラグの断面形状を示した
ものであり、(b)は、比較のため本発明を適用しない
場合の断面形状を示したものである。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の他の例を工程順に示した断面図であ
る。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の他の例を工程順に示した断面図であ
る。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法のさらに他の例を工程順に示した断面図
である。
【図16】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法のさらに他の例を工程順に示した断面図
である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 分離領域 2b 浅溝 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 4a 金属シリサイド膜 5 不純物半導体領域 5a 金属シリサイド膜 6 サイドウォールスペーサ 7 層間絶縁膜 8 接続孔 9 金属プラグ 9a 窒化チタン膜 9b タングステン膜 10 第2層間絶縁膜 11 接続孔 12 金属プラグ 12a 窒化チタン膜 12b タングステン膜 13 シリコン窒化膜 14 配線溝 15a 窒化チタン膜 15b 銅膜 M1 第1層配線 M2 第2層配線 Qn MISFET

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その主面に半導体集積回路素子を有する
    半導体基板と、前記半導体基板上に堆積された層間絶縁
    膜と、前記層間絶縁膜に開口された接続孔にCMP法を
    用いて形成され、前記半導体基板の主面の前記半導体集
    積回路素子に接続されるプラグと、前記プラグに接続さ
    れ、前記層間絶縁膜上に形成された配線とを含む半導体
    集積回路装置であって、 前記層間絶縁膜には、前記プラグが密に形成された第1
    領域と、前記プラグが疎に形成された第2領域とを有
    し、前記第1領域のプラグの前記半導体基板の主面から
    の標高と、前記第2領域のプラグの前記半導体基板の主
    面からの標高とは、ほぼ同一であることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記配線上に形成された第2の層間絶縁膜と、前記第2
    の層間絶縁膜に開口された接続孔にCMP法を用いて形
    成された第2のプラグとを含み、 前記第2の層間絶縁膜には、前記第2のプラグが密に形
    成された第1領域と、前記第2のプラグが疎に形成され
    た第2領域とを有し、前記第1領域の第2のプラグの前
    記半導体基板の主面からの標高と、前記第2領域の第2
    のプラグの前記半導体基板の主面からの標高とは、ほぼ
    同一であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記第1領域の前記プラグまたは第2のプラグの前記標
    高と、前記第2領域の前記プラグまたは第2のプラグの
    前記標高との差は、100nm未満であることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置であって、 前記層間絶縁膜または第2の層間絶縁膜はシリコン酸化
    膜からなり、前記プラグまたは第2のプラグは主にタン
    グステンからなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置であって、 前記層間絶縁膜の表面または前記第2の層間絶縁膜の表
    面に残留する金属不純物は、1×1012atom/cm
    2 以下であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記金属不純物は、鉄原子、カリウム原子、銅原子であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 (a)半導体基板の主面に半導体集積回
    路素子を形成し、前記半導体集積回路素子の上層に層間
    絶縁膜を堆積する工程、 (b)前記層間絶縁膜上に、前記層間絶縁膜よりもCM
    P法による研磨速度が遅く、かつ、前記層間絶縁膜に対
    してエッチング選択比を有するストッパ膜を堆積する工
    程、 (c)前記ストッパ膜および前記層間絶縁膜に接続孔を
    開口し、前記接続孔を埋め込む導電膜を前記ストッパ膜
    上に堆積する工程、 (d)前記導電膜をCMP法により研磨し、前記接続孔
    内に前記導電膜からなるプラグを形成する工程、 (e)前記プラグに接続する配線を形成する工程、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、 前記プラグの形成後に、前記ストッパ膜を除去する工程
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の半導体集積回路
    装置の製造方法であって、 前記層間絶縁膜はCVD法により形成されたシリコン酸
    化膜であり、前記ストッパ膜は、シリコン窒化膜、シリ
    コン酸窒化膜、窒化ボロン膜、炭化シリコン膜またはS
    OG膜から選択された単層膜またはそれらの積層膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7、8または9記載の半導体集
    積回路装置の製造方法であって、 前記ストッパ膜の膜厚を50nm以下にすることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (3)

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