JPH11203843A - 情報機器制御装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報機器制御装置および方法、並びに提供媒体

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JPH11203843A
JPH11203843A JP10001344A JP134498A JPH11203843A JP H11203843 A JPH11203843 A JP H11203843A JP 10001344 A JP10001344 A JP 10001344A JP 134498 A JP134498 A JP 134498A JP H11203843 A JPH11203843 A JP H11203843A
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JP10001344A
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Hiroshi Inoue
啓 井上
Harumi Kawamura
晴美 川村
Atsushi Endo
篤 遠藤
Kazuo Yamamoto
和夫 山本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PARTIAL PLAYの制御を行えるようにする。 【解決手段】 AV/Cコマンドにおいて、subunit_typeの
Disc Recoder/playerを制御するためのコマンドとし
て、PARTIAL PLAYを定義する。PARTIAL PLAYのパラメー
タとしては、所定の区間の再生開始位置とその再生終了
位置のパラメータが用意され、また、適宜、再生区間の
数を示すパラメータ、全体の再生回数を示すパラメー
タ、所定の区間の再生回数を示すパラメータが用意され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器制御装置
および方法、並びに提供媒体に関し、特に、パーシャル
プレイ用制御コマンドを定義することにより、IEEE1394
バスを介して接続されたオーディオ機器に対してパーシ
ャルプレイの制御を行うことができるようにした、情報
機器制御装置および方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、オーディオ機器やパーソナルコン
ピュータ等の電子機器を、例えばIEEE(Institute of E
lectrical and Electronics Engineers)1394バスを介
して相互に接続し、相互の間でデータを授受することが
できるようにしたシステムが提案されている。
【0003】このようなシステムに用いられるIEEE1394
バスは、SCSI(Small Computer Systems Interface)と
同様に、データを高速で転送することができるシリアル
バスである。これを用いた場合、アイソクロナス(Isoc
hronous)転送と、アシンクロナス(Asynchronous)転
送と呼ばれる2種類の転送方式により、データと制御コ
マンド(例えば、AV/Cコマンド)の両方を、1本のケー
ブルで転送することができる。
【0004】これにより、例えば、MD(ミニディス
ク)プレーヤ等の制御対象となる機器(ターゲット)
の、記録、再生、または停止等の動作や、トラックの分
割、結合、または消去等の編集を、パーソナルコンピュ
ータ等の制御機器(コントローラ)により制御すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、図
21(A)に示すように、トラックAの所定の位置
(分、秒、およびフレームで表すと、いまの場合、時刻
01:15:00)で分割して、図21(B)に示すよ
うに、トラックA1とトラックA2の2つのトラックに
分割(DIVIDE)するような場合、または、図22に示す
ように、トラックB、トラックC、およびトラックDの
うち、トラックBとトラックDを結合(COMBINE)し
て、図22(B)に示すように、これらをトラックEと
する場合など、ポイントとなる位置を決定して所定の編
集を行う場合、より正確な位置を決定するために、ポイ
ントとなる位置の部分再生(以下、適宜、リハーサル再
生またはパーシャルプレイ(PARTIAL PLAY)と記述す
る)を行うことにより、そのポイントが正しい位置であ
るか否かを確認することが望ましい。
【0006】部分再生を行うには、トラック中のポイン
トとなる位置を含む所定の区間、例えば、図21の例の
場合、トラックA1の最後の部分(例えば、01:1
0:00乃至01:12:00の範囲)、またはトラッ
クA2の最後の部分(例えば、時刻01:15:00乃
至01:17:00の範囲)の一方、または両方を、少
なくとも1回再生させるようにオーディオ機器を制御す
ればよい。
【0007】しかしながら、従来、例えばMDプレーヤ
に、このようなトラックの再生開始位置と終了位置を指
定してその区間だけを繰り返し再生するといったパーシ
ャルプレイを実行させるように、バスを介して制御する
ことは、制御コマンドが定義されていないので、できな
かった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、パーシャルプレイ用の制御コマンドを定義
することにより、IEEE1394バスを介して接続されたオー
ディオ機器に対するパーシャルプレイの制御を実現する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報機
器制御装置は、情報機器が部分再生を行うように、情報
機器の動作を定義する定義手段と、部分再生の再生開始
位置を指定する再生開始位置指定手段と、部分再生の再
生終了位置を指定する再生終了位置指定手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の情報機器制御方法は、情
報機器が部分再生を行うように、情報機器の動作を定義
する定義ステップと、部分再生の再生開始位置を指定す
る再生開始位置指定ステップと、部分再生の再生終了位
置を指定する再生終了位置指定ステップとを備えること
を特徴とする。
【0011】請求項5に記載の提供媒体は、情報機器が
部分再生を行うように、情報機器の動作を定義する定義
ステップと、部分再生の再生開始位置を指定する再生開
始位置指定ステップと、部分再生の再生終了位置を指定
する再生終了位置指定ステップとを有するコンピュータ
プログラムを提供することを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の情報機器制御装置、請求
項4に記載の情報機器制御方法、および請求項5に記載
の提供媒体において、情報機器が部分再生を行うよう
に、情報機器の動作が定義され、部分再生の再生開始位
置が指定され、部分再生の再生終了位置が指定される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した情報機
器制御システムの構成例を示すブロック図である。この
例においては、IEEE1394バス2を介してパーソナルコン
ピュータ1とMDプレーヤ3が相互に接続されている。
パーソナルコンピュータ1は、1394通信部19を介し
て、IEEE1394バス2に接続されている。1394通信部19
は、PHY(physical layer protocol)20とLINK21に
より構成されている。PHY20は、IEEE1394バス2を介
して入力されるパケットを復調し、復調したパケットを
LINK21に出力するとともに、LINK21から供給された
パケットに対して変調を行い、それをIEEE1394バス2を
介して、MDプレーヤ3に送信するようになされてい
る。LINK21は、PHY20から供給されるパケットから
データを抽出して、これをCPU11に出力するととも
に、データをパケット化し、PHY20に出力するように
なされている。
【0014】CPU11は、ROM12に記録されているプロ
グラムに従って各種の処理を実行するようになされてい
る。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上に
おいて必要なデータやプログラム等が適宜記録される。
入出力インタフェース14は、キーボード15とマウス
16が接続されており、これらから供給された操作信号
をCPU11に出力するようになされている。また、入出
力インタフェース14には、ハードディスク17が接続
されており、CPU11は、入出力インタフェース14を
介してそのデータまたはプログラム等の記録または読み
出しを行うことができるようになされている。入出力イ
ンタフェース14には、さらに、モニタ18が接続され
ている。内部バス22は、例えば、PCI(Peripheral Co
mponentInterconnect)またはローカルバス等により構
成され、各部を相互に接続するようになされている。
【0015】MDプレーヤ3は、1394通信部36を介し
て、IEEE1394バス2に接続されている。CPU31は、ROM
32に記憶されているプログラムに従って各種の処理を
実行し、RAM33は、CPU31が各種の処理を実行する上
において必要なデータやプログラム等を適宜記憶する。
操作部34は、ボタン、スイッチ、リモートコントロー
ラ等により構成され、ユーザにより操作されたとき、そ
の操作に対応する信号を出力する。ドライブ35は、図
示せぬMDを駆動し、データの再生または記録を行うよ
うになされている。内部バス39は、これらの各部を相
互に接続している。1394通信部36は、PHY37とLINK
38により構成されており、パケットの送受信を行うと
ともに、パケットの変調または復調を行うようになされ
ている。
【0016】IEEE1394バス2は、それに接続されている
電子機器(いまの場合、パーソナルコンピュータ1とM
Dプレーヤ3)に対して、ノード番号を割り付け、それ
らの電子機器の間において、基本的に周期的に通信を行
うようになされている。周期的に通信を行うモードはIs
ochronousモードとされ、この周期と関係なく通信する
モードが、Asynchronousモードとして設けられている。
主に、Asynchronousモード期間において、コマンドの転
送を行い、Isochronousモード期間において、データの
転送を行うようになされている。
【0017】IEEE1394バス2においては、Asynchronous
パケットとして、Write,Read,Lockの3つのパケット
が用いられるが、図2は、このうちのWriteパケット(W
riteRequest for Data Block)のフォーマットを示して
いる。パケットヘッダ(packet header)のdestination
_IDは、データの転送先(宛先)のIDを表し、具体的
には、IEEE1394バス2で規定された電子機器のノード番
号が記述される。tl(transact label)はパケットの
番号を表し、rt(retry code)は、初めて伝送された
パケットなのか、再送されたパケットなのかを表すコー
ドである。tcode(transaction Code)は、指令コード
を示している。pri(Priority)はパケットの優先順位
を表している。
【0018】source_IDは、データの転送元のIDを表
し、具体的には、データ転送元となる電子機器のノード
番号が記述される。destination_offsetは、コマンドレ
ジスタとレスポンスレジスタのアドレスを表している。
data_lengthは、data fieldのデータ長を表している。e
xtended_tcodeは、tcodeを拡張した場合に利用される。
header_CRCは、パケットヘッダのチェックサムを行うCR
C計算値を表している。
【0019】以上のパケットヘッダの次に、データブロ
ック(data block)が配置され、そのdata field(図に
おいて、太線で囲まれている部分)の先頭には、CTS(C
ommand and Transaction Set)が記述される。例えば、
このCTSの値を0000に設定すると、data fieldに記
述されているものがAV/Cコマンドとして定義されるよう
になされている。data fieldの次には、data_CRCが配置
されている。
【0020】本発明の実施の形態においては、CTSとし
て、AV/Cコマンドが用いられる。すなわち、図2のCTS
には、値0000が記述される。CTSの次には、コマン
ドの機能の分類を示すctype(Command type)またはそ
のコマンドに応じた処理結果(レスポンス)を示すresp
onceが記述される。
【0021】図3は、このctypeとresponceの種類を示
している。ctypeには、値0000乃至0011とし
て、それぞれ、機能を外部から制御するコマンドである
CONTROL、外部から状態を問い合わせるコマンドであるS
TATUS、制御コマンドのサポートの有無を外部から問い
合わせるコマンドであるINQUIRY、および、状態の変化
を外部に知らせるよう要求するコマンドであるNOTIFYが
定義されている。一方、responceには、処理対象とされ
ていないことを示すNOT_IMPLEMENTED、受け入れたこと
を示すACCEPTED、拒絶を示すREJECTED、および、実行中
であることを示すINTRANSITIONが定義されている。さら
に、処理対象とされていることを示すIMPLEMENTED、継
続を示すSTABLE、変化したことを示すCHANGED、および
中間の状態を示すINTERIMが定義されている。
【0022】図2の説明に戻り、subunit_typeは、コマ
ンドの宛先またはレスポンスの送信元の機器を示す。な
お、ここでは、機器そのものをunit、その機器の内部に
存在するものをsubunitと称する。subunit_typeには、
図4に示すように、Monitor、Disc_recoder/player、VC
R(Video Cassette Recoder)、Tuner、Camera、また
は、subunitが存在しない場合に用いられるUnitの、合
計6種類が用意されており、例えば、サブユニットがDi
sc recoder/playerである場合、subunitの値は、000
11とされる。idは、同一の種類のsubunitが複数存在
する場合に、それぞれを識別するための識別番号であ
る。
【0023】opcodeは、コマンドの内容であるオペレー
ションコード(Operation Code)を表し、operandsは、
opcodeが必要とする情報(パラメータ)を表している。
これらは、各subunit毎に定義されている。例えば、図
5は、Disc_recoder/playerに定義されているopcodeの
例を示す図であり、本発明の実施の形態においては、C
8h(以下、hは16進数を表すものとする)として、
部分再生の制御を行うPARTIAL PLAYが定義されている。
【0024】図6は、図1のMDプレーヤ3を制御して
PARTIAL PLAYを行わせるためのopcodeおよびoperandの
記述例を示している。なお、opcodeとoperandは、それ
ぞれ8ビットで記述されるようになされており、図にお
いて、MSB(most significantbit)は最上位ビットを表
し、LSB(least significant bit)は最下位ビットを表
している。PARTIAL PLAY(C8h)を示すopcodeの後に
は、再生区間の数を示すNumber of portionの値Nが指
定され、また、全体の再生回数を示すNumber ofrepeat
の値m0が指定される。なお、再生回数を0に設定する
と、指定された区間が無限に繰り返し再生されるように
なされている。
【0025】次に、第1番目の区間の再生回数を示すNu
mber of repeatの値m0が指定され、その次には、その
区間の再生開始位置を示すbeginning position data of
1st portionと、その区間の再生終了位置を示すend p
osition data of 1st portionが指定される。そし
て、第n番目の区間の再生回数を示すNumber of repeat
の値mnが指定され、その区間の再生開始位置を示すbe
ginning position dataof nth portionと、その再生終
了位置を示すend position data of nth portionが続
く。
【0026】ここで、operandにおいて、再生開始位置
または再生終了位置を指定する場合、図7に示すような
2種類のフォーマットのいずれか一方、または両方が用
いられる。所定のトラック(曲)の先頭からの再生時刻
(時:分:秒:フレーム/HH:MM:SS:FF)を
指定することにより再生位置を指定する場合(相対的な
位置を指定する場合)、図7(A)に示すように、位置
の指定形式を示すposition_typeの値が00hに設定さ
れ、その後に、トラックナンバー(track_Number)を示
す値、インデックス(INDEX)を示す値、時間を示す
値、分を示す値、秒を示す値、およびフレームを示す値
が、それぞれ記述される。なお、この場合、全部で9ビ
ットで記述されるため、2つのoperandが用いられるこ
とになる。
【0027】一方、そのディスク(MD)の最内周の所
定の基準位置からの再生時刻を指定することにより再生
位置を指定する場合(絶対的な位置を指定する場合)、
図7(B)に示すように、位置の指定形式を示すpositi
on_typeの値が00hに設定され、その次に、時間を示
す値、分を示す値、秒を示す値、およびフレームを示す
値が、それぞれ記述されるようになされている。
【0028】次に、例えば、所定のトラックを所定の位
置(時刻)で分割(DIVIDE)する処理を、図8のフロー
チャートを参照して説明する。まず、ステップS11に
おいて、ユーザにより、所定のトラックと、そのDIVIDE
位置が指定される。例えば、図9に示すようなGUIを用
いて、トラック(Tr)3の時刻01:10:15が指
定される。続いて、ステップS12において、パーソナ
ルコンピュータ1のCPU11は、1394通信部19を介し
て、指定された位置のPARTIAL PLAYを実行させるための
コマンド(PARTIAL PLAY)を、MDプレーヤ3に送信す
る。図10は、そのときのコマンドの例を示している。
この例においては、コマンドは、トラック3の時刻0
1:10:15乃至時刻01:12:15までの2秒間
を無限に繰り返すような設定とされている。
【0029】ステップS13において、MDプレーヤ3
のCPU31は、1394通信部36を介して、パーソナルコ
ンピュータ1から送信されたコマンドを受信し、ステッ
プS14において、そのコマンドに対応して、指定され
た区間のリハーサル再生を開始する。いまの場合、図1
1に示すように、トラック3の時刻01:10:15乃
至01:12:15の区間が、繰り返し再生される。続
いて、MDプレーヤ3のCPU31は、ステップS15に
おいて、レスポンス(ACCEPTED)を、パーソナルコンピ
ュータ1に送信する。この場合のレスポンスの内容は、
図10に示したコマンドの内容と同一となる。
【0030】ステップS16において、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、MDプレーヤ3のCPU31が13
94通信部36を介して送信したレスポンス(ACCEPTED)
を、1394通信部19を介して受信する。ユーザは、リハ
ーサル再生を聴いて、指定した位置がDIVIDE位置として
相応しくないと判断した場合、ステップS17におい
て、DIVIDE位置を変更する。例えば、図12に示すよう
に、DIVIDE位置を、トラック3の時刻01:15:15
の位置に変更する。ステップS18において、パーソナ
ルコンピュータ1のCPU11は、変更されたDIVIDE位置
に対応するPARTIAL PLAYのコマンドを、MDプレーヤ3
に送信する。
【0031】ステップS19において、MDプレーヤ3
のCPU31は、パーソナルコンピュータ1から送信され
たコマンド(PARTIAL PLAY)を受信し、ステップS20
において、そのコマンドに対応して、リハーサル再生を
開始する。いまの場合、図13に示すように、トラック
3の時刻01:15:15乃至時刻01:17:15ま
での区間が繰り返し再生される。そして、ステップS2
1において、MDプレーヤ3のCPU31は、レスポンス
(ACCEPTED)を、パーソナルコンピュータ1に送信す
る。
【0032】ステップS22において、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、MDプレーヤ3から送信され
たレスポンス(ACCEPTED)を受信する。ステップS23
において、ユーザは、DIVIDE位置を確定する。いまの場
合、DIVIDE位置として、時刻01:15:15に決定さ
れる。これに対応して、パーソナルコンピュータ1のCP
U11は、ステップS23で指定された位置でトラック
を分割するコマンド(DIVIDE)を、MDプレーヤ3に送
信する。
【0033】ステップS25において、MDプレーヤ3
のCPU11は、パーソナルコンピュータ1から送信され
たコマンド(DIVIDE)を受信し、ステップS26におい
て、これに対応して、指定された位置でトラックを分割
する。いまの場合、トラック3が、時刻01:15:1
5で、図14に示すように、新たなトラック3とトラッ
ク4の2つのトラックに分割される(なお、図14に
は、便宜上、物理的にトラックを分割して示している
が、実際には、物理的に分割される訳ではなく、新たな
始点と終点が定義されるだけである)。そして、ステッ
プS27において、MDプレーヤ3のCPU31は、レス
ポンス(ACCEPTED)を、パーソナルコンピュータ1に送
信する。
【0034】パーソナルコンピュータ1のCPU11は、
ステップS28において、MDプレーヤ3から送信され
たレスポンス(ACCEPTED)を受信する。
【0035】次に、例えば、第1のトラックと第2のト
ラックを結合(COMBINE)する処理を、図15のフロー
チャートを参照して説明する。まず、ステップS41に
おいて、ユーザにより、結合させる2つのトラック(第
1のトラックと第2のトラック)が選択される。例え
ば、図16に示すようなGUIを用いて、トラック2とト
ラック3が選択される。続いて、ステップS42におい
て、パーソナルコンピュータ1のCPU11は、選択され
た第1のトラック(いまの場合、トラック2)の最後の
2秒間と、第2のトラック(いまの場合、トラック3)
の最初の2秒間との2つの区間のPARTIAL PLAYを実行さ
せるためのコマンド(PARTIAL PLAY)を、1394通信部1
9を介して、MDプレーヤ3に送信する。図17は、そ
のときのコマンドの例を示している。この例において
は、コマンドは、トラック2の時刻05:08:30乃
至時刻05:10:30の区間と、トラック3の時刻0
0:00:00乃至時刻00:02:00の区間との2
つの区間を連続して繰り返し再生するように設定されて
いる。
【0036】ステップS43において、MDプレーヤ3
のCPU11は、パーソナルコンピュータ1から送信され
たコマンド(PARTIAL PLAY)を、1394通信部36を介し
て受信し、ステップS44において、そのコマンドに対
応して、指定された区間のリハーサル再生を開始する。
いまの場合、図18に示すように、トラック2の時刻0
5:08:30乃至時刻05:10:30の区間と、ト
ラック3の時刻00:00:00乃至時刻00:02:
00の区間との2つの区間を連続して繰り返し再生する
リハーサル再生が開始される。そして、MDプレーヤ3
のCPU31は、ステップS45において、レスポンス(A
CCEPTED)を、パーソナルコンピュータ1に送信する。
【0037】ステップS46において、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、MDプレーヤ3から送信され
たレスポンス(ACCEPTED)を受信する。ユーザは、リハ
ーサル再生を聴いて、選択したトラックが結合すべきト
ラックとして相応しくないと判断した場合、ステップS
47において、結合するトラックを変更する。例えば、
結合するトラックをトラック2とトラック4に変更す
る。ステップS48において、パーソナルコンピュータ
1のCPU11は、第1のトラック(いまの場合、トラッ
ク2)の最後の2秒間と第2のトラック(いまの場合、
トラック4)の最初の2秒間の2つの区間のPARTIAL PL
AYを実行させるためのコマンドをMDプレーヤ3に送信
する。
【0038】ステップS49において、MDプレーヤ3
のCPU31は、パーソナルコンピュータ1から送信され
たコマンド(PARTIAL PLAY)を受信し、ステップS50
において、そのコマンドに対応して、リハーサル再生を
開始する。いまの場合、図19に示すように、トラック
2の時刻05:08:30乃至時刻05:10:30の
区間と、トラック4の時刻00:00:00乃至時刻0
0:02:00の区間との2つの区間のリハーサル再生
が開始される。そして、ステップS51において、MD
プレーヤ3のCPU31は、レスポンス(ACCEPTED)を、
パーソナルコンピュータ1に送信する。
【0039】ステップS52において、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、MDプレーヤ3から送信され
たレスポンス(ACCEPTED)を受信する。ステップS53
において、ユーザは、結合する2つのトラックを確定す
る。いまの場合、トラック2とトラック4に確定され
る。これに対応して、パーソナルコンピュータ1のCPU
11は、決定された2つのトラックを結合するコマンド
(COMBINE)を、MDプレーヤ3に送信する。
【0040】ステップS55において、MDプレーヤ3
のCPU31は、パーソナルコンピュータ1から送信され
たコマンド(COMBINE)を受信し、ステップS56にお
いて、これに対応して、確定された2つのトラックを結
合する。いまの場合、図20に示すように、トラック2
とトラック4が新たなトラック2として結合される(な
お、図20には、便宜上、図19のトラック2とトラッ
ク4を物理的に結合して1本のトラックとして示してい
るが、実際には、トラック2とトラック4がリンクされ
ているだけで、物理的には、1本のトラックとされてい
るわけではない)。そして、ステップS57において、
MDプレーヤ3のCPU31は、レスポンス(ACCEPTED)
を、パーソナルコンピュータ1に送信する。
【0041】ステップS58において、パーソナルコン
ピュータ1のCPU11は、MDプレーヤ3から送信され
たレスポンス(ACCEPTED)を受信する。
【0042】以上のように、PARTIAL PLAYコマンドによ
り、指定された区間の部分再生が可能となる。なお、例
えば、指定された区間を、ボタンを操作している間だけ
繰り返して再生するような、特殊再生も実現することが
可能である。
【0043】また、本発明の実施の形態においては、M
Dプレーヤ3をコンピュータ1で制御するようにした
が、勿論、他の機器にも適用することができる。
【0044】さらに、上記各種の処理を行うコンピュー
タプログラムは、磁気ディスク、CD−ROMなどの記
録媒体を介してユーザに提供したり、ネットワークなど
の提供媒体を介してユーザに提供し、必要に応じて内蔵
するRAMやハードディスクなどに記録して利用させるよ
うにすることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報機器
制御装置、請求項4に記載の情報機器制御方法、および
請求項5に記載の提供媒体によれば、情報機器が部分再
生を行うように、情報機器の動作を定義し、部分再生の
再生開始位置を指定し、部分再生の再生終了位置を指定
するようにしたので、IEEE1394バスを介して接続された
オーディオ機器に対して、PARTIAL PLAYの制御を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報機器制御システムの構成
例を示すブロック図である。
【図2】AV/Cコマンドのパケットのフォーマットの例を
示す図である。
【図3】図2のAV/Cコマンドに記述されるctypeおよびr
esponceの例を示す図である。
【図4】図2のAV/Cコマンドに記述されるsubunit_type
の例を示す図である。
【図5】図4のsubunit_typeのDisc Recoder/playerに
定義されているopcodeの例を示す図である。
【図6】opcodeとoperandの記述例を示す図である。
【図7】トラックの位置を指定するときのoperandのフ
ォーマットの例を示す図である。
【図8】DIVIDEの処理例を説明するフローチャートであ
る。
【図9】トラックのDIVIDE位置を指定するとき用いられ
るGUIの表示例を示す図である。
【図10】図8の処理に用いられるコマンドの記述例を
示す図である。
【図11】リハーサル再生区間の例を示す図である。
【図12】トラックのDIVIDE位置を指定するとき用いら
れるGUIの表示例を示す図である。
【図13】リハーサル再生区間の他の例を示す図であ
る。
【図14】トラックが分割された様子を示す図である。
【図15】COMBINEの処理例を説明するフローチャート
である。
【図16】結合する2つのトラックを選択するとき用い
られるGUIの表示例を示す図である。
【図17】図15の処理に用いられるコマンドの記述例
を示す図である。
【図18】リハーサル再生区間の例を示す図である。
【図19】リハーサル再生区間の他の例を示す図であ
る。
【図20】トラックが結合された様子を示す図である。
【図21】従来において、DIVIDEの処理を説明する図で
ある。
【図22】従来において、COMBINEの処理を説明する図
である。
【符号の説明】 1 パーソナルコンピュータ, 2 IEEE1394バス,
3 MDプレーヤ,11,31 CPU, 12,32 R
OM, 13,33 RAM, 14 入出力インタフェー
ス, 15 キーボード, 16 マウス, 17 ハ
ードディスク, 18 モニタ, 19,36 1394通
信部, 20,37 PHY, 21,38 LINK, 2
2,39 内部バス, 34 操作部, 35 ドライ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、第1番目の区間の再生回数を示すNu
mber of repeatの値m1が指定され、その次には、その
区間の再生開始位置を示すbeginning position data of
1st portionと、その区間の再生終了位置を示すend p
osition data of 1st portionが指定される。そし
て、第n番目の区間の再生回数を示すNumber of repeat
の値mnが指定され、その区間の再生開始位置を示すbe
ginning position dataof nth portionと、その再生終
了位置を示すend position data of nth portionが続
く。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
フロントページの続き (72)発明者 山本 和夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器を1本の線でコマンドと実デー
    タを双方向に授受できるバスを介して制御する情報機器
    制御装置において、 前記情報機器が部分再生を行うように、前記情報機器の
    動作を定義する定義手段と、 前記部分再生の再生開始位置を指定する再生開始位置指
    定手段と、 前記部分再生の再生終了位置を指定する再生終了位置指
    定手段とを備えることを特徴とする情報機器制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バスは、IEEE1394バスであることを
    特徴とする請求項1に記載の情報機器制御装置。
  3. 【請求項3】 前記部分再生を行う区間の数を指定する
    区間数指定手段と、 全体の再生回数を指定する全体回数指定手段と、 所定の区間の再生回数を指定する区間再生回数指定手段
    の、少なくともいずれか1つをさらに備えることを特徴
    とする請求項1に記載の情報機器制御装置。
  4. 【請求項4】 情報機器を1本の線でコマンドと実デー
    タを双方向に授受できるバスを介して制御する情報機器
    制御方法において、 前記情報機器が部分再生を行うように、前記情報機器の
    動作を定義する定義ステップと、 前記部分再生の再生開始位置を指定する再生開始位置指
    定ステップと、 前記部分再生の再生終了位置を指定する再生終了位置指
    定ステップとを備えることを特徴とする情報機器制御方
    法。
  5. 【請求項5】 情報機器を1本の線でコマンドと実デー
    タを双方向に授受できるバスを介して制御する情報機器
    制御装置に用いられるコンピュータプログラムを提供す
    る提供媒体において、 前記情報機器が部分再生を行うように、前記情報機器の
    動作を定義する定義ステップと、 前記部分再生の再生開始位置を指定する再生開始位置指
    定ステップと、 前記部分再生の再生終了位置を指定する再生終了位置指
    定ステップとを有するコンピュータプログラムを提供す
    ることを特徴とする提供媒体。
JP10001344A 1998-01-07 1998-01-07 情報機器制御装置および方法、並びに提供媒体 Withdrawn JPH11203843A (ja)

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