JPH11203182A - データ保持方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ保持方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11203182A
JPH11203182A JP10008612A JP861298A JPH11203182A JP H11203182 A JPH11203182 A JP H11203182A JP 10008612 A JP10008612 A JP 10008612A JP 861298 A JP861298 A JP 861298A JP H11203182 A JPH11203182 A JP H11203182A
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JP
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data
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memory
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JP10008612A
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English (en)
Inventor
Fumiharu Shibata
文晴 柴田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータにおいて複数のデータを保持す
る際に、メモリの消費領域を小さくし、処理効率を上昇
させること。 【解決手段】 コンピュータのメモリ内に複数のデータ
についてのファイル識別名を保持する際に、各データの
ファイル識別名を格納位置情報DRとベースファイル名
BFとに分割し、複数の格納位置情報のうちで同一の格
納位置を示すものに対しては同一の番号を付与し、異な
る格納位置を示すものに対しては異なる番号を付与する
ことにより、各データごとに分割された格納位置情報に
対して格納位置識別番号を付与する。これにより、同一
の格納位置情報については重複する文字列データをメモ
リ内に保持する必要がなくなり、メモリの消費領域を小
さくすることができる。そして、メモリには、格納位置
情報と格納位置識別番号、及び、格納位置識別番号とベ
ースファイル名をそれぞれ対応付けて保持しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータに
おいて複数のデータを保持する際のデータ保持方法及び
そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関する。なお、ここでのデータは、コンピ
ュータで取り扱われる、いわゆるファイルの概念と同様
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータで特定のデータ
を表現する場合は、データが格納される場所を示す格納
位置情報(例えば、ディレクトリ名)と、そのデータに
設定されているベースファイル名とで表現される。
【0003】例えば、図8に示すような形式で表現され
る特定のデータについて、「C:\work\test
\sample\data\」が格納位置情報DRであ
り、「fil」がベースファイル名BFである。このよ
うに、格納位置情報DRとベースファイル名BFとが結
合して1つのデータを表現するものを、ここでは「ファ
イル識別名」と呼ぶ。
【0004】コンピュータにおいて、処理過程で複数の
データを取り扱う場合は、メモリの内部に格納位置情報
DRとベースファイル名とからなるファイル識別名を各
データごとに保持しておくことが必要であった。なぜな
ら、各データの実データは、磁気ディスク等の記憶部に
保存されているが、コンピュータの処理過程で必要とな
るデータのファイル識別名をメモリの内部に保持してお
かないと、処理過程で特定のデータが必要となる度に、
記憶部内の全ての領域を検索しなければならず、コンピ
ュータの効率的な処理を妨げることとなるからである。
【0005】なお、コンピュータにおいては、特定のデ
ィレクトリに対してパスを設定しておき、処理過程で必
要なデータが生じた場合には、ベースファイル名だけを
指定してパスとして設定されたディレクトリ内に必要な
データが存在するか否かを検索することも可能である
が、このようなパスの設定では、異なるディレクトリに
同一のベースファイル名のデータが存在する場合は、ど
ちらのデータを使用すれば良いかが判断できない。従っ
て、そのようなパス設定ではなく、メモリの内部に必要
なデータのベースファイル名とそのデータが格納されて
いる格納位置情報も保持する必要がある。
【0006】ところで、印刷過程において使用されるデ
ィジタル印刷システムにおいては、1つの印刷物につい
て多数のページが生成される。そして、ディジタル印刷
システムのコンピュータによって、ページ毎にレイアウ
ト等の処理が施されると、ページ毎に1つのデータが生
成され、所定のディレクトリに格納されることがある。
このような場合には、数百〜数千のデータが同一のディ
レクトリ内に格納されることとなる。
【0007】なお、ディジタル印刷システムは、印刷の
ために使用されるディジタルデータを生成するととも
に、生成したディジタルデータに対して種々の処理を施
す装置であり、近年では一般的なコンピュータによって
実現されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、コンピ
ュータによって多量のデータを保持しており、これを処
理過程で使用する必要がある場合は、格納位置情報DR
とベースファイル名BFとが結合したファイル識別名を
多量に保持しておかなければならないため、多くのメモ
リ内の記憶領域を消費することとなる。
【0009】従って、コンピュータの処理効率が低下す
るという問題が生じる。また、処理効率を低下させない
ためにメモリの容量を大きくしようとすると、コストの
上昇は避けられない。
【0010】また、ディジタル印刷システムについても
同様のことが言える。ディジタル印刷システムの場合
は、処理過程において取り扱うデータ数が上記のように
数百〜数千となることもあるため、処理効率の低下は著
しいものとなる。
【0011】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、コンピュータにおいて複数のデータを保持
する際に、メモリの消費領域を小さくし、処理効率を上
昇させることができるデータ保持方法及びそのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、データごとに、当該デー
タが格納される場所を示す格納位置情報と、当該データ
に設定されるベースファイル名とが結合してなるファイ
ル識別名を設定することにより、コンピュータにおいて
複数のデータを保持するデータ保持方法であって、(a)
データごとに設定されたファイル識別名を格納位置情報
とベースファイル名とに分割する工程と、(b) 同一の格
納位置を示す格納位置情報に対しては同一の番号を付与
し、異なる格納位置を示す格納位置情報に対しては異な
る番号を付与することにより、データごとに分割された
格納位置情報に対して格納位置識別番号を付与する工程
と、(c) 格納位置情報と格納位置識別番号とを対応付け
て保持する工程と、(d) 格納位置識別番号とベースファ
イル名とを対応付けることによって複数のデータを保持
する工程とを有している。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ保持方法において、(d) 工程は、(d-1) データ
ごとに、格納位置識別番号とベースファイル名との組に
対して固有のファイル識別番号を付与する工程を有して
いる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の方法において、 (d)工程で保持された複
数のデータのうちから任意のデータを削除する際には、
削除するデータについての格納位置識別番号を無効にす
ることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の発明は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に、コンピュータを、請求項1な
いし請求項3のいずれかのデータ保持方法を実行するプ
ログラムが記録されている。
【0016】
【発明の実施の形態】<1.装置の構成>この実施の形
態においてデータ保持方法が適用されるコンピュータの
構成の一例について説明する。図1は、この発明の実施
の形態においてデータ保持方法が適用されるコンピュー
タ100の構成の一例を示す図である。
【0017】図1に示すように、このコンピュータ10
0において入出力装置11,CPU12,メモリ13,
記憶部14,インタフェース15,16がバスラインB
Lを介して相互に接続されている。入出力装置11は、
フレキシブルディスク,光磁気ディスク,CD−ROM
などのコンピュータ読み取り可能な可搬性記録媒体Rか
らデータを読み込んだり、それらに対してデータを書き
込んだりする装置である。CPU12は、演算処理を行
う処理部であり、所定のプログラムを実行することによ
り種々の機能を実現する。メモリ13は、データを一時
的に記憶保持しておくための装置であり、記憶部14
は、磁気ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な固
定の記録媒体である。そして、インタフェース15には
さらにCRTや液晶ディスプレイなどのような表示装置
18が接続されており、インタフェース16にはキーボ
ード19,マウス20が接続されている。また、コンピ
ュータ100は、図示しないインタフェースを介してネ
ットワーク等に接続することもでき、この場合には、他
の機器からデータを入力したり、他の機器に対してデー
タを出力することも可能である。
【0018】このような一般的な1台のコンピュータ1
00において、CPU12が後述するデータ保持方法に
基づく手順を実行することにより、メモリ13の内部に
複数のデータを特定するための情報を格納する場合でも
メモリ13の消費領域を最小限に抑えることができるよ
うに構成されている。ここで、CPU12が実行するデ
ータ保持方法に基づくプログラムは、可搬性記録媒体R
から入出力装置11を介して読み込まれても良いし、予
め記憶部14に記憶させておいても良い。
【0019】<2.データ保持の概念>上述したような
構成において、CPU12は、記憶部14に格納されて
いる多数のデータのうちから処理過程において必要とな
る複数のデータを特定することができるようにするため
に、メモリ13の内部にそれら複数のデータの格納位置
と、各データに設定されたベースファイル名とを格納し
ておく。
【0020】そして、CPU12は、メモリ13の消費
領域を低減するために、各データが格納されている記憶
部14のディレクトリ等を示す格納位置情報に格納位置
識別番号を付与し、その格納位置識別番号で各データの
格納位置を管理する。なお、格納位置識別番号は、記憶
部14の同一の格納位置を示す場合は異なるデータにお
いても同一の番号が使用される。
【0021】例えば、図8に示すように、特定するデー
タが記憶部14に設定されたディレクトリの階層構造の
中に格納されている場合は、格納位置情報DRが「C:
\work\test\sample\data\」と
いうように長い文字列となり、これを同じディレクトリ
内に存在する全てのデータについて保持したのではメモ
リ13の消費領域が大きくなる。従って、この実施の形
態では、「C:\work\test\sample\
data\」という内容の格納位置情報DRに対して、
例えば格納位置識別番号「0001」を付与し、同一の
ディレクトリ内に存在する複数のデータについても同一
の格納位置識別番号を使用することにより、メモリ13
の消費領域の低減を図っている。
【0022】同一のディレクトリ内(すなわち、同一の
格納位置)に数百から数千ものデータが格納されるよう
なディジタル印刷システムにおいては、このような格納
位置識別番号を付与することにより、全てのデータにつ
いて格納位置情報DRを保持する必要がなくなり、メモ
リ13の消費領域の著しい低減を図ることが可能とな
る。
【0023】この実施の形態で行われる処理の概要につ
いて説明する。例えば、図2(a)に示すように、5つ
のファイル識別名をメモリ13で保持しようとする際
は、まず、図2(b)に示すように、CPU12が各フ
ァイル識別名について格納位置情報DRとベースファイ
ル名BFとを分割する。
【0024】そして、CPU12は、分割して得られた
格納位置情報DRを調べ、同じ格納位置を示すものには
同じ番号を付与するとともに、異なる格納位置を示すも
のには異なる番号を付与することにより、格納位置識別
番号を設定する。図2(b)の格納位置情報DRでは、
上側の3個のデータが同じ格納位置であり、下側の2個
のデータが同じ格納位置であるため、図3に示すような
格納位置識別番号を付与をすることができる。
【0025】そして、図3に示すような格納位置情報と
格納位置識別番号とを対応付けて格納位置テーブルPT
としてメモリ13で保持しておくことにより、「C:\
work\test\sample\data」という
ような長い文字列の格納位置情報DRは1つだけ保持す
れば良いこととなる。
【0026】そして、メモリ13で実際に複数のデータ
を保持する際には、図4に示すように格納位置識別番号
とベースファイル名とを対応付けて、参照テーブルDT
として保持することにより、各データについて長い文字
列の格納位置情報DRを保持する必要がなくなり、メモ
リ13の消費領域の低減を図ることができる。
【0027】なお、図4に示すファイル識別番号は、各
データ毎に固有に割り当てられる番号である。CPU1
2が実行するプログラム内において特定のデータを指定
する場合、ファイル識別番号がなければ、格納位置識別
番号とベースファイル名との2つの変数を用いなければ
ならないが、ファイル識別番号を用いれば1つの変数で
特定のデータを指定することができ、コンピュータの処
理効率の向上を図ることが可能となる。
【0028】<3.処理シーケンス>次に、この実施の
形態におけるデータ保持方法の処理シーケンスについて
説明する。図5は、この実施の形態においてメモリ13
にデータを保持する際のデータ登録についての処理を示
すフローチャートである。以下の処理は、CPU12
が、新規なデータを記憶部14等に格納した際等に行わ
れる。
【0029】まず、ステップS11において、メモリ1
3に保持するデータのファイル識別名をベースファイル
名と格納位置情報とに分割する。ディジタル印刷システ
ムにおいては、既述のようにページ毎に異なるデータが
生成されるので、ページ毎に1つのファイル識別名が得
られる。そして、CPU12が、得られたファイル識別
名の格納位置情報の部分とベースファイル名との部分と
を認識し、それらを分割することとなる。ここで、格納
位置情報とベースファイル名との分割は、ディレクトリ
名ごとに挿入される区切り記号「\」を識別し、文字列
中の最も後の位置にある区切り記号「\」を分割する位
置として決定し、その位置で分割が行われる。
【0030】そして、ステップS12において、CPU
12は、ステップS11で分割して得られた格納位置情
報が図3に示すような格納位置テーブルPTに既に登録
されているか否かを調べる。例えば、格納位置情報が
「C:\work\test\sample\dat
a」であった場合は、既に格納位置識別番号「000
1」として登録されているため「YES」と判断し、ス
テップS14に進む。また、格納位置情報が格納位置テ
ーブルPTに未だ登録されていない場合は、「NO」と
判断し、ステップS13に進む。
【0031】ステップS13においてCPU12は、格
納位置テーブルPTにステップS11で分割して得られ
た格納位置情報を登録し、格納位置識別番号を付与す
る。図3に示すような格納位置テーブルPTに新たに格
納位置情報を登録する場合は、格納位置識別番号は「0
003」として登録される。そして、格納位置テーブル
PTに対する新規の格納位置情報の登録が終了するとス
テップS14に進む。
【0032】ステップS14においては、CPU12
は、その格納位置情報についての格納位置識別番号を獲
得する。ステップS12で「YES」と判断されてステ
ップS14に進んできた場合は、ステップS12で既に
登録されていると認識した格納位置識別番号を獲得する
こととなる。例えば、ステップS12で調べる対象とな
った格納位置情報が「C:\work\test\sa
mple\data」であった場合は、既に登録されて
いる格納位置識別番号「0001」を獲得することとな
る。一方、ステップS13からステップS14に進んで
きた場合は、ステップS13で新規に付与した格納位置
識別番号を獲得することとなる。このように、このステ
ップS14により、メモリ13に登録しようとしている
データの格納位置識別番号を得ることができる。
【0033】そして、ステップS15において、図4に
示すような参照テーブルDTのファイル識別番号の設定
されていない欄(すなわち、未登録の領域)に、格納位
置識別番号とベースファイル名とを登録する。図4の参
照テーブルDTに登録する場合は、例えば、ファイル識
別番号が「0006」、格納位置識別番号が「000
1」、ベースファイル名が「file6」として登録さ
れることとなる。なお、このステップS15では、後述
するような格納位置識別番号の欄に無効を示す番号が格
納されている場合は、その欄に登録しようとしているデ
ータの格納位置識別番号とベースファイル名とを登録す
るようにしても良い。
【0034】以上で、メモリ13にデータを保持する際
のデータ登録についての処理が終了する。上記の登録の
処理により、例えば、「C:\work\test\s
ample\data」という格納位置に数百〜数千の
データが格納されたとしても、このような格納位置を示
す情報は、メモリ13の内部に1つだけ保持すれば良い
こととなり、メモリ13の記憶領域の消費を低減したデ
ータ保持を行うことができる。
【0035】次に、CPU12が処理過程において特定
のデータが必要となった場合のデータ検索の処理につい
て説明する。図6は、この実施の形態においてメモリ1
3に保持されたデータから必要なデータを検索して特定
する処理を示すフローチャートである。
【0036】この検索の処理は、例えば、特定のページ
について再編集を行うことが必要となり、オペレータが
キーボード19等からそのページについてのファイル識
別名を入力した場合、ネットワークを介して他の機器か
ら任意のページについてのデータが要求された場合、C
PU12が特定のプログラムを処理中にファイル識別名
が与えられ、そのファイル識別名に対応するファイル識
別番号を獲得する必要が生じた場合、CPU12が特定
のプログラムを処理中にファイル識別名が与えられ、そ
のファイル識別名に対応するデータを記憶部14等から
読み出す必要が生じた場合等に行われる。
【0037】まず、ステップS21において、CPU1
2は、検索の対象となるファイル識別名を取得する。
【0038】そして、ステップS22において、CPU
12は、ステップS21で取得したファイル識別名をベ
ースファイル名と格納位置情報とに分割する。
【0039】そして、ステップS23において、CPU
12は、ステップS22で分割して得られた格納位置情
報が図3に示すような格納位置テーブルPTに既に登録
されているか否かを調べる。そして、格納位置テーブル
PTに登録されている場合は「YES」と判断してステ
ップS23に進み、登録されていない場合は「NO」と
判断して検索処理を終了する。「NO」と判断した場合
は、検索対象のデータを保持していないことになるた
め、処理を終了する前に、該当するデータが存在しない
旨を表示装置18に表示させる等のエラー処理を行うよ
うにしても良い。
【0040】そして、ステップS24においてCPU1
2は、格納位置テーブルPTに登録されている検索対象
のデータの格納位置情報に対応する格納位置識別番号を
獲得する。例えば、検索対象であるデータのファイル識
別名が「C:\work\test\sample\d
ata\file3」であった場合は、図3の格納位置
テーブルPTから格納位置識別番号「0001」を獲得
する。
【0041】そして、ステップS25において、CPU
12は、図4に示すような参照テーブルDTにおいて、
ステップS24で獲得した格納位置識別番号と同じ値の
ものについてのみ、検索対象のデータのベースファイル
名と参照テーブルDTに登録されているベースファイル
名との比較を順次行い検索を行う。このとき、参照テー
ブルDTの格納位置識別番号がステップS24で獲得し
た格納位置識別番号と異なれば、ベースファイル名の部
分を調べる必要はない。また、この実施の形態の場合
は、番号の比較によって格納位置が同一であるか否かを
判断するものであるため、文字列である格納位置情報を
先頭側から順次1文字ずつ比較していく方法に比べて、
処理速度が著しく上昇し、処理時間の大幅な短縮を図る
ことができる。そして、格納位置番号とベースファイル
名とが一致したものが、検索対象のデータであることが
判り、データを特定することができる。また、CPU1
2が検索対象のデータのファイル識別番号を使用する場
合は、上記のように高速にファイル識別番号を獲得する
ことができる。
【0042】以上で、特定のデータが必要となった場合
のデータ検索の処理が終了する。この実施の形態で示す
ように、格納位置識別番号を付与することによって、メ
モリ13の消費領域の低減を図ることができるだけでな
く、上述のように、検索の際には高速な検索処理を実現
することが可能となる。
【0043】次に、メモリ13に登録された特定のデー
タの登録を削除する処理について説明する。図7は、こ
の実施の形態においてメモリ13に保持されたデータか
ら必要でなくなったデータの登録を削除する処理を示す
フローチャートである。
【0044】この検索の処理は、例えば、記憶部14等
に格納されていたデータが削除された場合やCPU12
の処理過程において参照されることがなくなったデータ
をメモリ13の登録から削除する場合等に行われる。
【0045】まず、ステップS31において、CPU1
2は、削除の対象となるファイル識別名を取得する。
【0046】そして、ステップS32において、CPU
12は、ステップS31で取得したファイル識別名をベ
ースファイル名と格納位置情報とに分割する。
【0047】そして、ステップS33において、CPU
12は、ステップS32で分割して得られた格納位置情
報が図3に示すような格納位置テーブルPTに既に登録
されているか否かを調べる。そして、格納位置テーブル
PTに登録されている場合は「YES」と判断してステ
ップS23に進み、登録されていない場合は削除対象の
データは存在しないため「NO」と判断して検索処理を
終了する。
【0048】そして、ステップS34においてCPU1
2は、格納位置テーブルPTに登録されている削除対象
のデータの格納位置情報に対応する格納位置識別番号を
獲得する。
【0049】そして、ステップS35において、CPU
12は、参照テーブルDTにおいて、ステップS34で
獲得した格納位置識別番号と同じ値のものについての
み、削除対象のデータのベースファイル名と参照テーブ
ルDTに登録されているベースファイル名との比較を順
次行い検索を行い、削除対象のデータを特定する。な
お、検索によって削除対象のデータが見つからない場合
は、処理を終了する。
【0050】そして、ステップS36において、削除対
象のデータのベースファイル名と同じものが見つかる
と、それに対応する格納位置識別番号の欄に「−1」を
セットする。ここで、格納位置識別番号が「−1」であ
るということは、その欄のデータは無効であることを示
している。従って、登録の際に格納位置識別番号が「−
1」の項目を見つけた場合は、そのファイル識別番号の
欄に登録を行うことにより、不必要にファイル識別番号
が増加していくことを防ぐことが可能となり、メモリ1
3の消費領域を最小限に抑えることができる。
【0051】以上で、特定のデータが不必要となった場
合のデータの削除の処理が終了する。そして、削除の際
にも削除対象のデータを特定するために検索が行われる
ため、上述の検索の場合と同様に高速に削除対象のデー
タを特定することができる。また、削除する際には、格
納位置識別番号に無効を示す値「−1」を格納するた
め、その後に新規なデータを登録する際には、格納位置
識別番号が無効とされている欄に登録していくことによ
り、メモリ13の消費領域を最小限にすることができ
る。
【0052】以上のように、この実施の形態で示したデ
ータ保持を行うと、あるデータのベースファイル名と同
一のベースファイル名を有するデータを検索する場合、
格納位置(例えば、ディレクトリ名)の部分を整数値の
比較で行うことができるので、全て文字列で検索しなく
てはならない従来の方法に比べて処理効率が向上する。
このことは、ある特定の格納位置に格納されるデータ数
が多ければ多いほど、より顕著な効果として現れる。従
って、ディジタル印刷システムのように、1つの印刷物
について数百から数千ものページについてのデータが1
つの格納位置に格納される場合は、高効率な処理を行う
ことが可能となる。
【0053】また、複数のデータについて、その格納位
置を格納位置識別番号で示すため、格納位置についての
重複する文字列部分については省略することができる。
従って、メモリの消費領域の低減を図ることができ、こ
の点からも処理効率を上昇させることができる。
【0054】また、メモリに保持したデータのそれぞれ
に対して固有のファイル識別番号を付与することによ
り、番号のみで各データを取り扱うことができるので効
率的である。
【0055】さらに、メモリからデータを削除した際
に、格納位置識別番号を無効にするため、不必要にメモ
リの消費領域が増加していくことを防ぐことが可能とな
り、メモリの消費領域を最小限に抑えることができ、結
果として効率的な処理が可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、データごとに設定されたファイル識別名
を格納位置情報とベースファイル名とに分割し、データ
ごとに分割された格納位置情報に対して格納位置識別番
号を付与し、格納位置情報と格納位置識別番号とを対応
付けて保持するとともに、格納位置識別番号とベースフ
ァイル名とを対応付けることによって複数のデータを保
持するため、メモリの消費領域の低減することができ、
処理効率を上昇させることができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、データご
とに、格納位置識別番号とベースファイル名との組に対
して固有のファイル識別番号を付与するため、ファイル
識別番号のみで各データを特定することができるので効
率的な処理が可能となる。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、格納位置
識別番号とベースファイル名とが対応付けられて保持さ
れた複数のデータのうちから任意のデータを削除する際
には、そのデータについての格納位置識別番号を無効に
するため、メモリの消費領域を最小限に抑えることがで
き、結果として効率的な処理が可能となる。
【0059】請求項4に記載の発明によれば、コンピュ
ータが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録さ
れたプログラムを実行することにより、複数のデータを
保持する際に、メモリの消費領域を小さくし、処理効率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態においてデータ保持方法
が適用されるコンピュータの構成の一例を示す図であ
る。
【図2】データごとに設定されたファイル識別名を格納
位置情報とベースファイル名とに分割する概念を示す説
明図である。
【図3】格納位置情報と格納位置識別番号とを対応付け
る格納位置テーブルを示す図である。
【図4】格納位置識別番号とベースファイル名とを対応
付ける参照テーブルを示す図である。
【図5】この発明の実施の形態においてメモリにデータ
を保持する際のデータ登録についての処理を示すフロー
チャートである。
【図6】この発明の実施の形態においてメモリに保持さ
れたデータから必要なデータを検索して特定する処理を
示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態においてメモリに保持さ
れたデータから必要でなくなったデータの登録を削除す
る処理を示すフローチャートである。
【図8】格納位置情報とベースファイル名とが結合して
1つのデータを表現するファイル識別名を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 100 コンピュータ 11 入出力装置 12 CPU 13 メモリ 14 記憶部 R 可搬性記録媒体 DR 格納位置情報 BF ベースファイル名 PT 格納位置テーブル DT 参照テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データごとに、当該データが格納される
    場所を示す格納位置情報と、当該データに設定されるベ
    ースファイル名とが結合してなるファイル識別名を設定
    することにより、コンピュータにおいて複数のデータを
    保持する方法であって、 (a) データごとに設定された前記ファイル識別名を前記
    格納位置情報と前記ベースファイル名とに分割する工程
    と、 (b) 同一の格納位置を示す前記格納位置情報に対しては
    同一の番号を付与し、異なる格納位置を示す前記格納位
    置情報に対しては異なる番号を付与することにより、デ
    ータごとに分割された前記格納位置情報に対して格納位
    置識別番号を付与する工程と、 (c) 前記格納位置情報と前記格納位置識別番号とを対応
    付けて保持する工程と、 (d) 前記格納位置識別番号と前記ベースファイル名とを
    対応付けることによって前記複数のデータを保持する工
    程と、を有することを特徴とするデータ保持方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記 (d)工程は、 (d-1) データごとに、前記格納位置識別番号と前記ベー
    スファイル名との組に対して固有のファイル識別番号を
    付与する工程、を有することを特徴とするデータ保持方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の方法にお
    いて、 前記 (d)工程で保持された前記複数のデータのうちから
    任意のデータを削除する際には、削除するデータについ
    ての前記格納位置識別番号を無効にすることを特徴とす
    るデータ保持方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 請求項1ないし請求項3のいずれかのデータ保持方法を
    実行するプログラムを記録したことを特徴とする、コン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP10008612A 1998-01-20 1998-01-20 データ保持方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH11203182A (ja)

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