JPH11202471A - フォトマスク及びこれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents
フォトマスク及びこれを用いた半導体装置の製造方法Info
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- JPH11202471A JPH11202471A JP2262498A JP2262498A JPH11202471A JP H11202471 A JPH11202471 A JP H11202471A JP 2262498 A JP2262498 A JP 2262498A JP 2262498 A JP2262498 A JP 2262498A JP H11202471 A JPH11202471 A JP H11202471A
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- Japan
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- pattern
- light
- photomask
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- fine pattern
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 段差を有する半導体基板上に所望の形状のレ
ジストパターンを形成することのできるフォトマスク及
びこれを用いた半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 遮光部5aと微細パターン5bを有する
フォトマスク5を用い、多結晶シリコン膜3の表面の段
差部3aに相当する位置にフォトマスク5の微細パター
ン5bを配置して露光を施すことにより、段差部3aに
は露光光線6の強度が低下した露光光線6’が到達す
る。これにより、段差部3aでハレーションが生じたと
しても、レジスト4の未露光部4b側面の感光を抑止す
ることができる。従って、所望の形状を有するレジスト
パターン7を形成することが可能となる。
ジストパターンを形成することのできるフォトマスク及
びこれを用いた半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 遮光部5aと微細パターン5bを有する
フォトマスク5を用い、多結晶シリコン膜3の表面の段
差部3aに相当する位置にフォトマスク5の微細パター
ン5bを配置して露光を施すことにより、段差部3aに
は露光光線6の強度が低下した露光光線6’が到達す
る。これにより、段差部3aでハレーションが生じたと
しても、レジスト4の未露光部4b側面の感光を抑止す
ることができる。従って、所望の形状を有するレジスト
パターン7を形成することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特にフォトリソグラフィー工程におけるハレ
ーションの発生を防止したフォトマスク及びこのフォト
マスクを用いたレジストパターン形成方法に関する。
法に関し、特にフォトリソグラフィー工程におけるハレ
ーションの発生を防止したフォトマスク及びこのフォト
マスクを用いたレジストパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段差を有する半導体基板上に所定形状の
レジストパターンを形成しようとした場合、フォトリソ
グラフィー工程の露光が段差部で反射して、パターンと
して残すレジストの側面に集光してしまうという問題が
発生する。これにより、形成したレジストパターンの側
面にパターン欠損が生じてしまう。
レジストパターンを形成しようとした場合、フォトリソ
グラフィー工程の露光が段差部で反射して、パターンと
して残すレジストの側面に集光してしまうという問題が
発生する。これにより、形成したレジストパターンの側
面にパターン欠損が生じてしまう。
【0003】例えば、図2(a)に示すように、シリコ
ン半導体基板11上に形成されたゲート電極12を覆う
ように多結晶シリコン膜13を形成した場合、多結晶シ
リコン膜13はゲート電極12の表面の形状に倣って均
一な厚みに形成されるため、多結晶シリコン膜13の表
面には段差部13aが形成される。
ン半導体基板11上に形成されたゲート電極12を覆う
ように多結晶シリコン膜13を形成した場合、多結晶シ
リコン膜13はゲート電極12の表面の形状に倣って均
一な厚みに形成されるため、多結晶シリコン膜13の表
面には段差部13aが形成される。
【0004】そして、この多結晶シリコン膜13をパタ
ーニングするために、レジスト膜14を塗布して、フォ
トマスク15を用いてステッパーにより露光光線16を
照射する。この際、フォトマスク15の遮光部15aの
範囲のレジスト14を残すように、レジスト14の露光
部14aに光が照射されるが、同時に段差部13aに照
射されて反射した露光光線16が矢印Bの方向に反射す
ることになる。
ーニングするために、レジスト膜14を塗布して、フォ
トマスク15を用いてステッパーにより露光光線16を
照射する。この際、フォトマスク15の遮光部15aの
範囲のレジスト14を残すように、レジスト14の露光
部14aに光が照射されるが、同時に段差部13aに照
射されて反射した露光光線16が矢印Bの方向に反射す
ることになる。
【0005】そして、この反射光は残存させるレジスト
の未露光部14bの側面を照射してしまう。すなわち、
本来は遮光部15aの範囲の未露光部14bには露光光
線16が到達してはならないが、矢印B方向に反射した
露光光線16の反射光によって、未露光部14bの側面
が露光されてしまうことになる。
の未露光部14bの側面を照射してしまう。すなわち、
本来は遮光部15aの範囲の未露光部14bには露光光
線16が到達してはならないが、矢印B方向に反射した
露光光線16の反射光によって、未露光部14bの側面
が露光されてしまうことになる。
【0006】従って、図2(b)に示すように、露光後
の現像によって残存するレジストパターン17の側面が
抉られて、欠損部17aが形成されてしまう。そして、
このような欠損部17aを有するレジストパターン17
をマスクとして、下層の多結晶シリコン膜13をパター
ニングすると所望の形状が得られないことになる。
の現像によって残存するレジストパターン17の側面が
抉られて、欠損部17aが形成されてしまう。そして、
このような欠損部17aを有するレジストパターン17
をマスクとして、下層の多結晶シリコン膜13をパター
ニングすると所望の形状が得られないことになる。
【0007】この問題を防止するため、図3に示す方法
が知られている。図3(a)及び図3(b)に示すよう
に、この方法ではフォトリソグラフィー工程で使用する
フォトマスク15に遮光部15a以外に段差部13a上
に位置するように遮光部15bが設けられている。
が知られている。図3(a)及び図3(b)に示すよう
に、この方法ではフォトリソグラフィー工程で使用する
フォトマスク15に遮光部15a以外に段差部13a上
に位置するように遮光部15bが設けられている。
【0008】従って、フォトリソグラフィー工程の露光
の際、遮光部15bにより露光光線16が遮られて段差
部13aには光が到達しないことになる。これにより、
段差部13aによるハレーションを防止することがで
き、図3(c)に示すように、露光後の現像によって所
望の形状を有するレジストパターン17を形成すること
が可能である。
の際、遮光部15bにより露光光線16が遮られて段差
部13aには光が到達しないことになる。これにより、
段差部13aによるハレーションを防止することがで
き、図3(c)に示すように、露光後の現像によって所
望の形状を有するレジストパターン17を形成すること
が可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す方法では、段差部13に露光光線16が到達しない
ようにフォトマスク15に別の遮光部15bを設ける必
要がある。これにより、図3(a)に示すように、レジ
スト14には未露光部14bとともに未露光部14cが
形成されることになる。
示す方法では、段差部13に露光光線16が到達しない
ようにフォトマスク15に別の遮光部15bを設ける必
要がある。これにより、図3(a)に示すように、レジ
スト14には未露光部14bとともに未露光部14cが
形成されることになる。
【0010】従って、図3(c)に示すように、現像後
に多結晶シリコン膜13のパターニングには必要のない
カバーパターン18が段差部13a上に形成されてしま
う。
に多結晶シリコン膜13のパターニングには必要のない
カバーパターン18が段差部13a上に形成されてしま
う。
【0011】そして、この不必要なカバーパターン18
を後工程で除去するために工程が煩雑化したり、カバー
パターン18によって形成する素子の性能が劣化する等
の問題が生じていた。
を後工程で除去するために工程が煩雑化したり、カバー
パターン18によって形成する素子の性能が劣化する等
の問題が生じていた。
【0012】また、特開平5−127363号公報に
は、フォトマスク上にクロム(Cr)で形成された正規
パターンとは別に、段差部上の位置に酸化珪素あるいは
スピンオングラスにより形成された補助パターンを形成
する方法が記載されている。
は、フォトマスク上にクロム(Cr)で形成された正規
パターンとは別に、段差部上の位置に酸化珪素あるいは
スピンオングラスにより形成された補助パターンを形成
する方法が記載されている。
【0013】しかし、特開平5−127363号公報に
記載された方法では、1枚のガラス基板上に正規パター
ンと補助パターンを別の材質を用いて形成する必要があ
り、フォトマスク形成が非常に困難になるという問題が
あった。
記載された方法では、1枚のガラス基板上に正規パター
ンと補助パターンを別の材質を用いて形成する必要があ
り、フォトマスク形成が非常に困難になるという問題が
あった。
【0014】本発明はこのような問題を解決するために
成されたものであり、フォトリソグラフィーの際に半導
体基板上の段差に起因するハレーションの発生を最小限
に抑え所望の形状を有するレジストパターンを形成する
ことを可能とするフォトマスクと、これを用いた半導体
装置の製造方法を提供することにある。
成されたものであり、フォトリソグラフィーの際に半導
体基板上の段差に起因するハレーションの発生を最小限
に抑え所望の形状を有するレジストパターンを形成する
ことを可能とするフォトマスクと、これを用いた半導体
装置の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトマスク
は、段差が形成された半導体基板上にレジストパターン
を形成するためのフォトマスクであって、所定パターン
の遮光領域と、前記遮光領域と同一材質からなる微細パ
ターンとを備え、フォトリソグラフィー工程において、
レジストに照射する光線を前記遮光領域により遮光する
とともに、前記段差上に形成されたレジストに照射する
光線の強度を前記微細パターンにより低下させて、前記
遮光領域に対応した位置に前記レジストパターンを形成
するようにしている。
は、段差が形成された半導体基板上にレジストパターン
を形成するためのフォトマスクであって、所定パターン
の遮光領域と、前記遮光領域と同一材質からなる微細パ
ターンとを備え、フォトリソグラフィー工程において、
レジストに照射する光線を前記遮光領域により遮光する
とともに、前記段差上に形成されたレジストに照射する
光線の強度を前記微細パターンにより低下させて、前記
遮光領域に対応した位置に前記レジストパターンを形成
するようにしている。
【0016】本発明のフォトマスクの一態様例におい
て、前記微細パターンは遮光部が点状のパターンからな
る。
て、前記微細パターンは遮光部が点状のパターンからな
る。
【0017】本発明のフォトマスクの一態様例におい
て、前記微細パターンは遮光部及び透過部が線状のパタ
ーンからなる。
て、前記微細パターンは遮光部及び透過部が線状のパタ
ーンからなる。
【0018】本発明のフォトマスクの一態様例におい
て、前記微細パターンの遮光部と透過部はともに0.2
μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた値以下の幅か
らなる。
て、前記微細パターンの遮光部と透過部はともに0.2
μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた値以下の幅か
らなる。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法は、段差を
有する半導体基板上にレジストパターンを形成する方法
であって、前記段差を覆うようにレジストを形成する工
程と、前記レジストに照射される露光光線を遮光する遮
光領域と、前記遮光領域と同一材料により形成され前記
露光光線では解像不可能な微細パターンが形成されたマ
スクを用いて露光を行い、前記段差部に相当する位置に
は前記微細パターンを透過した光線を照射する工程とを
有する。
有する半導体基板上にレジストパターンを形成する方法
であって、前記段差を覆うようにレジストを形成する工
程と、前記レジストに照射される露光光線を遮光する遮
光領域と、前記遮光領域と同一材料により形成され前記
露光光線では解像不可能な微細パターンが形成されたマ
スクを用いて露光を行い、前記段差部に相当する位置に
は前記微細パターンを透過した光線を照射する工程とを
有する。
【0020】本発明における半導体装置の製造方法の一
態様例において、前記微細パターンは遮光部が点状のパ
ターンからなる。
態様例において、前記微細パターンは遮光部が点状のパ
ターンからなる。
【0021】本発明における半導体装置の製造方法の一
態様例において、前記微細パターンは遮光部及び透過部
が線状のパターンからなる。
態様例において、前記微細パターンは遮光部及び透過部
が線状のパターンからなる。
【0022】本発明における半導体装置の製造方法の一
態様例において、前記微細パターンの遮光部と透過部は
ともに0.2μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた
値以下の幅からなる。
態様例において、前記微細パターンの遮光部と透過部は
ともに0.2μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた
値以下の幅からなる。
【0023】
【作用】本発明においては、段差部に解像不可能なレベ
ルの微細なマスクパターンを透過させて露光光線を照射
する。これにより、段差部に照射される露光光線の強度
を低下させることができる。従って、露光光線が段差部
で反射したとしても、反射光線によるレジストの感光を
抑止することが可能である。
ルの微細なマスクパターンを透過させて露光光線を照射
する。これにより、段差部に照射される露光光線の強度
を低下させることができる。従って、露光光線が段差部
で反射したとしても、反射光線によるレジストの感光を
抑止することが可能である。
【0024】より具体的には、微細なマスクパターンの
遮光部と透過部は、ともに0.2μmに縮小光学系の縮
小率の逆数を掛けた値以下の幅とするのが好適である。
このように遮光部と透過部の幅を構成することにより、
確実に露光光線の強度を低下させることができる。
遮光部と透過部は、ともに0.2μmに縮小光学系の縮
小率の逆数を掛けた値以下の幅とするのが好適である。
このように遮光部と透過部の幅を構成することにより、
確実に露光光線の強度を低下させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態を示している。
図1(a)に示すように、シリコン半導体基板1上に表
面から突出してゲート電極2が形成されている。そし
て、ゲート電極2を覆うように間に絶縁膜を介在させて
多結晶シリコン膜3が均一な膜厚で形成されている。従
って、多結晶シリコン膜3の表面には段差部3aが形成
されている。
図1(a)に示すように、シリコン半導体基板1上に表
面から突出してゲート電極2が形成されている。そし
て、ゲート電極2を覆うように間に絶縁膜を介在させて
多結晶シリコン膜3が均一な膜厚で形成されている。従
って、多結晶シリコン膜3の表面には段差部3aが形成
されている。
【0027】多結晶シリコン膜3を所定形状にパターニ
ングするために、多結晶シリコン膜3上にはレジスト4
が塗布される。本実施形態においては、レジスト4とし
てポジレジストを用いた例を示している。すなわち、レ
ジスト4の所定範囲に光を照射した場合には、その範囲
において光分解がなされ、現像液に対して溶解するよう
になる。
ングするために、多結晶シリコン膜3上にはレジスト4
が塗布される。本実施形態においては、レジスト4とし
てポジレジストを用いた例を示している。すなわち、レ
ジスト4の所定範囲に光を照射した場合には、その範囲
において光分解がなされ、現像液に対して溶解するよう
になる。
【0028】レジスト4の上にはステッパーのフォトマ
スク5が設置される。フォトマスク5にはレジスト4に
所定パターンを形成するための遮光部5aが形成されて
いる。遮光部5aはクロム(Cr)から形成されてお
り、フォトマスク5において遮光部5a以外の領域は光
を透過させることができる。ステッパーにより露光光線
6を照射した場合、この遮光部5aによって露光光線6
が所定の範囲に渡って遮光されるため、露光後に現像を
行うことにより遮光された範囲以外のレジスト4を除去
することが可能である。
スク5が設置される。フォトマスク5にはレジスト4に
所定パターンを形成するための遮光部5aが形成されて
いる。遮光部5aはクロム(Cr)から形成されてお
り、フォトマスク5において遮光部5a以外の領域は光
を透過させることができる。ステッパーにより露光光線
6を照射した場合、この遮光部5aによって露光光線6
が所定の範囲に渡って遮光されるため、露光後に現像を
行うことにより遮光された範囲以外のレジスト4を除去
することが可能である。
【0029】すなわち、レジスト4を塗布後に露光光線
6をフォトマスク5に向かって照射させることにより、
レジスト4において、遮光部5aが形成された範囲は未
露光部4bとなり遮光部5aが形成されていない範囲は
露光部4aとなる。露光部4aは現像によって除去され
る領域となる。
6をフォトマスク5に向かって照射させることにより、
レジスト4において、遮光部5aが形成された範囲は未
露光部4bとなり遮光部5aが形成されていない範囲は
露光部4aとなる。露光部4aは現像によって除去され
る領域となる。
【0030】図1(b)はフォトマスク5の全体を示す
平面図である。このように、多結晶シリコン膜3に形成
された段差部3aに相当する位置においては、フォトマ
スク5に微細パターン5bが形成されている。この微細
パターン5bは遮光部5aと同じ材質であるクロム(C
r)によって形成されているため、フォトマスク5に形
成する際には両者を同一の工程で形成することが可能で
ある。
平面図である。このように、多結晶シリコン膜3に形成
された段差部3aに相当する位置においては、フォトマ
スク5に微細パターン5bが形成されている。この微細
パターン5bは遮光部5aと同じ材質であるクロム(C
r)によって形成されているため、フォトマスク5に形
成する際には両者を同一の工程で形成することが可能で
ある。
【0031】微細パターン5bは、本実施形態において
は0.1μmから0.2μmの範囲の幅で形成された複
数のドットパターンにより構成されている。すなわち、
この場合ドットの部分が遮光部となり隣接するドットの
間が透過部となる。ドットの幅をこのように設定するこ
とにより、ステッパーの露光光線6によっては微細パタ
ーン5bは解像不可能となり、レジスト4への露光量を
低下させることができる。
は0.1μmから0.2μmの範囲の幅で形成された複
数のドットパターンにより構成されている。すなわち、
この場合ドットの部分が遮光部となり隣接するドットの
間が透過部となる。ドットの幅をこのように設定するこ
とにより、ステッパーの露光光線6によっては微細パタ
ーン5bは解像不可能となり、レジスト4への露光量を
低下させることができる。
【0032】より具体的には、微細パターン5bの遮光
部と透過部は、ともに0.2μmに露光装置の縮小光学
系の縮小率の逆数を掛けた(乗じた)値以下の幅とする
のが好適である。すなわち、実際にレジスト4に転写さ
れるパターンが0.2μm以下となるように微細パター
ン5bを構成すれば、同様の効果を得ることができる。
部と透過部は、ともに0.2μmに露光装置の縮小光学
系の縮小率の逆数を掛けた(乗じた)値以下の幅とする
のが好適である。すなわち、実際にレジスト4に転写さ
れるパターンが0.2μm以下となるように微細パター
ン5bを構成すれば、同様の効果を得ることができる。
【0033】微細パターン5bはドット以外にも、例え
ばライン状のパターンによって構成してもよい。この場
合にはラインの部分が遮光部となり、隣接するラインの
間が遮光部となる。この場合もラインの幅とライン間の
スペースはドットパターンの場合と同様に構成するのが
効果的である。
ばライン状のパターンによって構成してもよい。この場
合にはラインの部分が遮光部となり、隣接するラインの
間が遮光部となる。この場合もラインの幅とライン間の
スペースはドットパターンの場合と同様に構成するのが
効果的である。
【0034】微細パターン5bを透過した露光光線6’
は段差部3aによって反射され、図1(a)で矢印Aの
方向へ反射される。従って、この反射光はレジスト4の
未露光部4bを照射することとなるが、微細パターン5
bによって露光光線6’の強度が低下しているため、未
露光部4bの側面を感光させることはない。
は段差部3aによって反射され、図1(a)で矢印Aの
方向へ反射される。従って、この反射光はレジスト4の
未露光部4bを照射することとなるが、微細パターン5
bによって露光光線6’の強度が低下しているため、未
露光部4bの側面を感光させることはない。
【0035】従って、微細パターン5bを段差部3a上
に位置させることにより、段差部3aにより生ずるハレ
ーションを最小限に抑えることが可能である。これによ
りレジストパターンの欠損の発生を抑止することができ
る。
に位置させることにより、段差部3aにより生ずるハレ
ーションを最小限に抑えることが可能である。これによ
りレジストパターンの欠損の発生を抑止することができ
る。
【0036】露光後、図1(c)に示すように現像を行
う。これにより、レジスト4の露光部4aが除去され、
未露光部4bが残存することにより所定形状のレジスト
パターン7が形成される。前述したように、段差部3a
において反射する露光光線6’は強度が低下しているた
め遮光部5aの形状に倣った所望のレジストパターン7
を形成することができる。
う。これにより、レジスト4の露光部4aが除去され、
未露光部4bが残存することにより所定形状のレジスト
パターン7が形成される。前述したように、段差部3a
において反射する露光光線6’は強度が低下しているた
め遮光部5aの形状に倣った所望のレジストパターン7
を形成することができる。
【0037】以上説明したように本実施形態において
は、多結晶シリコン膜3の表面に形成された段差部3a
に相当する位置にフォトマスク5の微細パターン5bを
配置する。そしてステッパーにより露光を行うことによ
り、微細パターン5bを透過した露光光線6’の強度を
低下させることができる。
は、多結晶シリコン膜3の表面に形成された段差部3a
に相当する位置にフォトマスク5の微細パターン5bを
配置する。そしてステッパーにより露光を行うことによ
り、微細パターン5bを透過した露光光線6’の強度を
低下させることができる。
【0038】従って、段差部3aには強度の低下された
露光光線6’が照射されることとなり、段差部3aによ
って反射されたとしてもレジスト4の未露光部4bを感
光させることはない。
露光光線6’が照射されることとなり、段差部3aによ
って反射されたとしてもレジスト4の未露光部4bを感
光させることはない。
【0039】これにより、現像後に形成されるレジスト
パターン7を所定の形状に精度良く形成することが可能
となる。そして、この高精度に形成されたレジストパタ
ーン7をマスクとして、下層の多結晶シリコン膜3を所
望の形状にパターニングすることができる。
パターン7を所定の形状に精度良く形成することが可能
となる。そして、この高精度に形成されたレジストパタ
ーン7をマスクとして、下層の多結晶シリコン膜3を所
望の形状にパターニングすることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、半導体基板上に段差が
形成されている場合でも段差に照射される露光光線の強
度を効果的に低下させることができる。従って、所望の
形状にレジストパターンを形成することが可能なフォト
マスクと、これを用いた半導体装置の製造方法を提供す
ることができる。
形成されている場合でも段差に照射される露光光線の強
度を効果的に低下させることができる。従って、所望の
形状にレジストパターンを形成することが可能なフォト
マスクと、これを用いた半導体装置の製造方法を提供す
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す模式図である。
法を示す模式図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法の問題点を示す模
式図である。
式図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法の問題点を示す模
式図である。
式図である。
1 シリコン半導体基板 2 ゲート電極 3 多結晶シリコン膜 3a 段差部 4 レジスト 4a 露光部 4b 未露光部 5 フォトマスク 5a 遮光部 5b 微細パターン 6,6’ 露光光線 7 レジストパターン
Claims (8)
- 【請求項1】 段差が形成された半導体基板上にレジス
トパターンを形成するためのフォトマスクであって、 所定パターンの遮光領域と、 前記遮光領域と同一材質からなる微細パターンとを備
え、 フォトリソグラフィー工程において、レジストに照射す
る光線を前記遮光領域により遮光するとともに、前記段
差上に形成されたレジストに照射する光線の強度を前記
微細パターンにより低下させて、前記遮光領域に対応し
た位置に前記レジストパターンを形成するようにしたこ
とを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項2】 前記微細パターンは遮光部が点状のパタ
ーンからなることを特徴とする請求項1に記載のフォト
マスク。 - 【請求項3】 前記微細パターンは遮光部及び透過部が
線状のパターンからなることを特徴とする請求項1に記
載のフォトマスク。 - 【請求項4】 前記微細パターンの遮光部と透過部はと
もに0.2μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた値
以下の幅からなることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載のフォトマスク。 - 【請求項5】 段差を有する半導体基板上にレジストパ
ターンを形成する方法であって、 前記段差を覆うようにレジストを形成する工程と、 前記レジストに照射される露光光線を遮光する遮光領域
と、前記遮光領域と同一材料により形成され前記露光光
線では解像不可能な微細パターンが形成されたマスクを
用いて露光を行い、前記段差部に相当する位置には前記
微細パターンを透過した光線を照射する工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記微細パターンは遮光部が点状のパタ
ーンからなることを特徴とする請求項5に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記微細パターンは遮光部及び透過部が
線状のパターンからなることを特徴とする請求項5に記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記微細パターンの遮光部と透過部はと
もに0.2μmに縮小光学系の縮小率の逆数を掛けた値
以下の幅からなることを特徴とする請求項5〜7のいず
れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262498A JPH11202471A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | フォトマスク及びこれを用いた半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262498A JPH11202471A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | フォトマスク及びこれを用いた半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202471A true JPH11202471A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12087992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2262498A Pending JPH11202471A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | フォトマスク及びこれを用いた半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11202471A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010079063A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | パターン形成不良領域算出方法およびパターンレイアウト評価方法 |
JP2011215627A (ja) * | 2011-06-07 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | パターンレイアウト評価方法および半導体デバイス製造方法 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP2262498A patent/JPH11202471A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010079063A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | パターン形成不良領域算出方法およびパターンレイアウト評価方法 |
US8171433B2 (en) | 2008-09-26 | 2012-05-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of calculating pattern-failure-occurrence-region, computer program product, pattern-layout evaluating method, and semiconductor-device manufacturing method |
JP2011215627A (ja) * | 2011-06-07 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | パターンレイアウト評価方法および半導体デバイス製造方法 |
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