JPH11202410A - 照明装置とそれを用いた投写型画像表示装置 - Google Patents

照明装置とそれを用いた投写型画像表示装置

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JPH11202410A
JPH11202410A JP10293510A JP29351098A JPH11202410A JP H11202410 A JPH11202410 A JP H11202410A JP 10293510 A JP10293510 A JP 10293510A JP 29351098 A JP29351098 A JP 29351098A JP H11202410 A JPH11202410 A JP H11202410A
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JP
Japan
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light
color
unit
lens
lens array
Prior art date
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Application number
JP10293510A
Other languages
English (en)
Inventor
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源装置とインテグレーター光学系を用いた
照明装置、投写型画像表示装置では色分離光学系のスペ
ースが大きく、装置の小型化が図れなかった。 【解決手段】 光源側の第1レンズアレイからの光に対
し斜めに配置されたダイクロイックミラーにより色分離
を行い、第2レンズアレイ上には各色光の入射位置にそ
れぞれマイクロレンズを備えることにより、各色光毎に
照明位置を分離する。さらに照明位置からライトバルブ
間に入射側レンズ等からなる導光手段を設けてライトバ
ルブを照明することで投写型画像表示装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一つの光源からの白
色光を赤緑青の色光に分割する照明装置、これを照明部
に用いライトバルブ上の画像をスクリーン上に拡大投写
する投写型画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来白色光を赤、緑、青の色光に分割し
て被照明部を照明する際には図11、図12、図13の
様な構成が取られてきた。これらを投写型画像表示装置
の照明部とするときに近年では画面照度の均一性向上や
高輝度化のためにインテグレーター光学系を合わせて装
置を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成すると
光学部品だけでなくそれを支持する機構部も含めて複雑
になる、スペースをとる、製造コストが上がる等の問題
点があった。
【0004】これらに対し液晶パネルをライトバルブと
して被照明部に配置しこの投写画像を得る投写型画像表
示装置においては大きさ、コストの面を改善するため、
液晶パネル1枚で装置を構成するもの(単板式)も提案
されている。ただこのうちカラーフィルターで色分離す
るものは光利用率が悪く高画質化が困難であり、また図
14に示す色分離タイプの単板式(特開平8−2785
03号公報参照)では、装置全体が大きくなるのを最小
限に抑えるためにロッドインテグレーターを用いている
が光利用率の面で3板式に対し劣っているのが実状であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の照明装置は白色の光を一方向に射出する光源
部と、前記光源部からの光を分割、重畳、矩形変換する
インテグレータ光学系とからなり、インテグレーター光
学系は入射側の第1レンズアレイ、出射側の第2レンズ
アレイと、その間に斜めに配置された反射部材からな
り、この反射部材は赤、青何れかの色光を選択反射する
第1の反射面と、第1の反射面を透過する赤、青何れか
の色光を選択反射する第2の反射面と、少なくとも緑の
色光を反射する第3の反射面からなって構成されいる。
【0006】また、これを照明部に用い、その被照明部
に各色光に対する信号に応じて入射光を変調して画像表
示できるライトバルブをそれぞれ配置し、前記ライトバ
ルブ1つに対し1つの投写手段が設けられてなり、前記
投写手段は各ライトバルブ上に表示される画像をスクリ
ーン上に重畳しながら拡大投写出来るよう構成されてい
ることを特徴として投写型画像表示装置となる。
【0007】あるいは前記照明装置を照明部に用い、そ
のうち一つの被照明部に各色光に対する信号に応じて入
射光を変調して画像表示できるライトバルブを配置し、
他の色については被照明部及びライトバルブ間に複数の
レンズからなる導光手段のリレー光学系を経た後、ライ
トバルブが配置されており、更にライトバルブから出射
される色光を合成する色合成手段と、前記色合成手段を
経てライトバルブ上の画像を拡大投写する投写手段が設
けられていることを特徴として投写型画像表示装置とな
る。
【0008】さらに、白色の光を一方向に射出する光源
部と、前記光源部からの光を分割、重畳、矩形変換する
インテグレータ光学系と、導光部と、入射光を変調して
入力信号に応じて画像表示を行う変調手段と、投写光学
系とからなり、前記インテグレーター光学系は入射側の
第1レンズアレイ、出射側の第2レンズアレイと、その
間に斜めに配置された反射部材からなり、この反射部材
は赤、青何れかの色光を選択反射する第1の反射面と、
第1の反射面を透過する赤、青何れかの色光を選択反射
する第2の反射面と、少なくとも緑の色光を反射する第
3の反射面からなっており、導光部はインテグレーター
光学系により集光された光を変調手段上に導くよう複数
のレンズから構成されており、変調手段は入射側にマイ
クロレンズを備えて赤、緑、青の色に応じた入力信号に
それぞれ対応した画素からなる一つのライトバルブから
なっており、その入射側に備えられたマイクロレンズは
赤、緑、青に対応する3つ画素に対し1つの割合で対応
していることを特徴として投写型画像表示装置を構成で
きる。
【0009】また、色分解部を変えて次のようにも構成
できる。白色の光を一方向に射出する光源部と、前記光
源部からの光を分割、重畳、矩形変換するインテグレー
タ光学系と、導光部と、入射光を変調して入力信号に応
じて画像表示を行う変調手段と、投写光学系とからなっ
ており、導光部は色分解部と色合成部からなり、色分解
部は少なくとも白色光を赤、緑、青光に分解すると共
に、インテグレータ光学系により形成される光源側マイ
クロレンズ像は各色毎に形成されその大きさはほぼ等し
く、略一直線上に形成されるよう複数の導光レンズから
なり、色合成部はインテグレーター光学系、色分解部に
より形成されたマイクロレンズ像を変調手段上に導くよ
う複数のレンズから構成されており、変調手段は入射側
にマイクロレンズを備えて赤、緑、青の色に応じた入力
信号にそれぞれ対応した画素からなる一つのライトバル
ブからなっており、その入射側に備えられたマイクロレ
ンズは赤、緑、青に対応する3つ画素に対し1つの割合
で対応していることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によれば従来のインテグレ
ーター照明系スペースの中で構成でき、更に反射層は接
合、あるいは非常に近い位置に配置されることから取り
付け誤差も小さくできることから、小型で、高精度で、
低コストな照明装置を提供出来る。
【0011】また、これを用いれば小型、高画質、低コ
ストな投写型画像表示装置を提供できる。
【0012】これに加えて、色分解をインテグレーター
照明系後に設けた構成に依れば前記例に比べて装置形状
は大きくなりがちであるが、インテグレーターの第2レ
ンズアレイが小さくできることから、光源や変調手段の
大きさから決まる明るさ効率的に有利に構成できる(詳
細は後述)。したがってこれによれば、前記構成で明る
さを取りにくい要素部品の構成の場合はこの構成を取る
ことで明るさを改善することが出来る。
【0013】(実施の形態1)図1は実施の形態1の概
略構成図である。本例の照明装置100はシステム光軸
に沿って光源部101、インテグレーター光学系102
とインテグレーター光学系102間にある色分離部10
3からなり、光源部101の光源104から生じた白色
光は放物、あるいは楕円の形状の反射面をもつリフレク
ター105によりその開口側に射出される。この光はイ
ンテグレーター光学系102の第1レンズアレイ106
に入射し、第1レンズアレイ106からの光路に対し斜
めに配置された色分離部103を介して第2レンズアレ
イ107に至る。
【0014】第1レンズアレイ106は光源像を第2レ
ンズアレイ107上に形成するよう設定された矩形レン
ズの集合体である。このとき第1レンズアレイ106上
のマイクロレンズ108から出射して色分離部103に
入射した光は青の色光を選択反射する第1の反射面10
9で青の色光のみが反射され、第2レンズアレイ107
上のマイクロレンズ110上に光源像を形成し、第1の
反射面109を透過した光は第1の反射面と平行に配置
された緑の色光を選択反射する第2の反射面111で緑
の色光のみが反射され、第1の反射面109を透過後、
第2レンズアレイ107上のマイクロレンズ112上に
光源像を形成し、第1の反射面109、第2の反射面1
11を透過した光は第2の反射面と平行に配置された全
反射ミラー113に入射する。
【0015】全反射ミラー113で反射され、第1の反
射面109、第2の反射面111を透過した光は第2レ
ンズアレイ107上のマイクロレンズ114上に光源像
を形成する。第2レンズアレイ107は上記から明らか
なように第1レンズアレイ108のマイクロレンズ1つ
に対して3つが対応するようマイクロレンズが設けられ
ており、マイクロレンズ110,112,114は各色
光に対応した照明位置115,116,117に第1レ
ンズアレイ106上のマイクロレンズ108の像を結ぶ
よう設計されており、各マイクロレンズ110,11
2,114の大きさはレンズ上に形成される光源像より
も大きく設定されている。このようにして得られた第1
レンズアレイ106上のマイクロレンズ108の像はこ
のマイクロレンズの数だけ重畳されるよう第2レンズア
レイ107のマイクロレンズ110,112,114は
設けられていることから、明るさムラのない各色光を得
ることが出来る。
【0016】このように構成することで、光源から発せ
られた白色光を無駄なく赤緑青の3色に色分離でき、し
かも空間的にインテグレーター手段の中で色分離までを
も行うことから、装置の小型化が可能になる。このとき
得られる照明状態は従来のインテグレーター光学系のも
のと同様に均一性の優れたものであることは言うまでも
ない。
【0017】ここで第3のミラーを全反射ミラー113
としたが、ここでは赤の色光を選択反射するミラーとす
ることでも構成可能であり、このときには照明時に不要
とされる光(一般に赤と緑間の黄色成分)を反射しない
よう波長選択して最終的に色純度を改善することが出来
る。
【0018】ここでは色分離を青、緑、赤の順で行った
が本発明はこれに縛られるものでなく、ミラー特性の選
択で任意に設定できる。
【0019】また、信頼性的には光路上に紫外線や赤外
線をカットするフィルターを配置することが望ましい。
【0020】前述の図1の構成で色分解部は密着したガ
ラス材の表面、密着面に波長選択性ミラーを形成してい
るが本発明においてこの構成に縛られることなく、図2
にあるようにそれぞれミラーを形成した板の間隔をあけ
て配置することでも構成可能であるし、図3のようにそ
の複合型でも構成できることは明らかである。
【0021】(実施の形態2)図4は実施の形態2の概
略構成図である。以下本形態の説明のうち前記照明装置
100と重複するところは同じ番号を用いて説明する。
本形態の投写型画像表示装置200はシステム光軸に沿
って光源部101、インテグレーター光学系102とイ
ンテグレーター光学系102間にある色分離部103
と、ライトバルブとそれを駆動する部分からなる変調手
段201、変調手段上の画像を拡大投写する投写手段2
02からなり、光源部101の光源104から生じた白
色光は放物、あるいは楕円の形状の反射面をもつリフレ
クター105によりその開口側に射出される。この光は
インテグレーター光学系102の第1レンズアレイ10
6に入射し、第1レンズアレイ106からの光路に対し
斜めに配置された色分離部103を介して第2レンズア
レイ107に至る。
【0022】第1レンズアレイ106は光源像を第2レ
ンズアレイ107上に形成するよう設定された矩形レン
ズの集合体である。このとき第1レンズアレイ106上
のマイクロレンズ108から出射して色分離部103に
入射した光は青の色光を選択反射する第1の反射面10
9で青の色光のみが反射され、第2レンズアレイ107
上のマイクロレンズ110上に光源像を形成し、第1の
反射面109を透過した光は第1の反射面と平行に配置
された緑の色光を選択反射する第2の反射面111で緑
の色光のみが反射され、第1の反射面109を透過後、
第2レンズアレイ107上のマイクロレンズ112上に
光源像を形成し、第1の反射面109、第2の反射面1
11を透過した光は第2の反射面と平行に配置された全
反射ミラー113に入射する。
【0023】全反射ミラー113で反射され、第1の反
射面109、第2の反射面111を透過した光は第2レ
ンズアレイ107上のマイクロレンズ114上に光源像
を形成する。第2レンズアレイ107は上記から明らか
なように第1レンズアレイ108のマイクロレンズ1つ
に対して3つが対応するようマイクロレンズが設けられ
ており、マイクロレンズ110,112,114は各色
光に対応した照明位置115,116,117に第1レ
ンズアレイ108上のマイクロレンズの像を結ぶよう設
計されており、各マイクロレンズ110,112,11
4の大きさはレンズ上に形成される光源像よりも大きく
設定されている。このようにして得られた第1レンズア
レイ106上のマイクロレンズ108の像はこのマイク
ロレンズの数だけ重畳されるよう第2レンズアレイ10
7のマイクロレンズ110,112,114は設けられ
ていることから、明るさムラのない各色光を得ることが
出来る。
【0024】照明位置115,116,117には変調
手段201である液晶パネルユニット203が配置され
ている。ここでは照明位置直前にコンデンサレンズ20
4、205,206が配置されており、それぞれ第2レ
ンズアレイ107からの入射光が効率よく後述の投写光
学系207に利用されるよう設定されている。
【0025】前記液晶パネルユニットはそれぞれ入射側
偏光板208、液晶パネル209、出射側偏光板210
からなっており、変調手段201に入射してくる光のう
ち、ある偏光方向の光のみが入射側偏光板208を透過
する。この光は液晶パネルに入射し画像として白表示部
分(各単色では各色の出力のある部分を示す。)に相当
する位置に入射した光は液晶層で偏光方向は90度捻ら
れて出射され、画像として黒表示部分(各単色では各色
のない部分を示す。)に相当する位置に入射した光は液
晶層で偏光方向の変換を受けず出射される。これらの光
は出射側偏光板210に入射する。出射側偏光板210
は入射側偏光板208と直行する方向に透過軸を備えて
いることから、入射側偏光板208を透過後液晶パネル
209で偏光方向を捻られた光はここを透過し、一方入
射側偏光板208を透過後液晶パネル209で偏光方向
を変えられなかった光はここで吸収される。このように
液晶状態の制御を画素単位で行うことで画像表示を可能
にしている。
【0026】出射側偏光板210を出た光は前記投写光
学系207に入射する。この投写光学系207は各色の
変調手段201に対しそれぞれ対応する投写レンズ21
1,212,213からなっており、このうち少なくて
も投写レンズ211,213は、変調手段201の液晶
パネル209における表示部の中心とその光軸をずらし
て設定されている。このように投写レンズを設定するこ
とでスクリーン214上に青、緑、赤の各色光からなる
画像を一つに合成することで高画質画像を提供できる。
【0027】このように構成することで、実施の形態1
と同様に、光源から発せられた白色光を無駄なく赤緑青
の3色に色分離でき、しかも空間的にインテグレーター
手段の中で色分離までをも行い、さらに3レンズ方式で
拡大投写する事から色合成部が不要であることから装置
の小型化が可能になる。このとき得られる照明状態は従
来のインテグレーター光学系のものと同様に均一性の優
れたものであることは言うまでもない。
【0028】ここでも第3のミラーを全反射ミラー11
3としたが、ここでは赤の色光を選択反射するミラーと
することでも構成可能であり、このときには照明時に不
要とされる光(一般に赤と緑間の黄色成分)を反射しな
いよう波長選択して最終的に色純度を改善することが出
来る。
【0029】また色分離を青、緑、赤の順で行ったが本
発明はこれに縛られるものでなく、ミラー特性の選択で
任意に設定できる。
【0030】また、信頼性的には光路上に紫外線や赤外
線をカットするフィルターを配置することが望ましい。
【0031】ここで変調手段をノーマリーホワイト(液
晶パネルに電荷を加えないときに光が透過)モードの透
過型液晶パネルとしたが、もちろんノーマリーブラック
モードの液晶パネルでも応用可能であることはもちろ
ん、透過型でなく反射型でも応用可能であり、更には入
射光を変調するライトバルブであれば良いことであって
変調手段は液晶パネルでなくてもここに導入可能なこと
は言うまでもない。
【0032】(実施の形態3)図5は実施の形態3の概
略構成図である。以下本形態の説明のうち前記照明装置
100、投写型画像表示装置200と重複するところは
同じ番号を用いて説明する。本形態の投写型画像表示装
置300はシステム光軸に沿って光源部101、インテ
グレーター光学系102とインテグレーター光学系10
2間にある色分離部103と、ライトバルブ上に光を導
く導光手段301と、ライトバルブとそれを駆動する部
分からなる変調手段201、変調手段からの色光を合成
する色合成手段302と、ライトバルブ上の画像を色合
成部302を通して拡大投写する投写手段303からな
り、光源部101の光源104から生じた白色光は放
物、あるいは楕円の形状の反射面をもつリフレクター1
05によりその開口側に射出される。この光はインテグ
レーター光学系102の第1レンズアレイ106に入射
し、第1レンズアレイ106からの光路に対し斜めに配
置された色分離部103を介して第2レンズアレイ10
7に至る。
【0033】第1レンズアレイ106は光源像を第2レ
ンズアレイ107上に形成するよう設定された矩形レン
ズの集合体である。このとき第1レンズアレイ106上
のマイクロレンズ108から出射して色分離部103に
入射した光は青の色光を選択反射する第1の反射面10
9で青の色光のみが反射され、第2レンズアレイ107
上のマイクロレンズ110上に光源像を形成し、第1の
反射面109を透過した光は第1の反射面と平行に配置
された緑の色光を選択反射する第2の反射面111で緑
の色光のみが反射され、第1の反射面109を透過後、
第2レンズアレイ107上のマイクロレンズ112上に
光源像を形成し、第1の反射面109、第2の反射面1
11を透過した光は第2の反射面と平行に配置された全
反射ミラー113に入射する。
【0034】全反射ミラー113で反射され、第1の反
射面109、第2の反射面111を透過した光は第2レ
ンズアレイ107上のマイクロレンズ114上に光源像
を形成する。第2レンズアレイ107は上記から明らか
なように第1レンズアレイ108のマイクロレンズ1つ
に対して3つが対応するようマイクロレンズが設けられ
ており、マイクロレンズ110,112,114は各色
光に対応した照明位置115,116,117に第1レ
ンズアレイ108上のマイクロレンズの像を結ぶよう設
計されており、各マイクロレンズ110,112,11
4の大きさはレンズ上に形成される光源像よりも大きく
設定されている。このようにして得られた第1レンズア
レイ106上のマイクロレンズ108の像はこのマイク
ロレンズの数だけ重畳されるよう第2レンズアレイ10
7のマイクロレンズ110,112,114は設けられ
ていることから、明るさムラのない各色光を得ることが
出来る。
【0035】照明位置115,117には入射側レンズ
304が配置されており、前記第2レンズアレイ107
の像を中間レンズ305上に結ぶよう配置され、中間レ
ンズ305により変調手段201である液晶パネルユニ
ット203上に前記照明位置に形成されたマイクロレン
ズ像が形成される。また、液晶パネルユニット203に
入射する光の主光線が略平行に光が入射するようコンデ
ンサレンズ307が配置されている。
【0036】照明位置116にも変調手段201である
液晶パネルユニット203が配置されている。ここでも
入射側に上述同様の効果を得るためコンデンサレンズ3
08が配置されている。
【0037】前記液晶パネルユニット203はそれぞれ
入射側偏光板208、液晶パネル209、出射側偏光板
210からなっており、変調手段201に入射してくる
光のうち、ある偏光方向の光のみが入射側偏光板208
を透過する。この光は液晶パネルに入射し画像として白
表示部分(各単色では各色の出力のある部分を示す。)
に相当する位置に入射した光は液晶層で偏光方向は90
度捻られて出射され、画像として黒表示部分(各単色で
は各色のない部分を示す。)に相当する位置に入射した
光は液晶層で偏光方向の変換を受けず出射される。これ
らの光は出射側偏光板210に入射する。出射側偏光板
210は入射側偏光板208と直行する方向に透過軸を
備えていることから、入射側偏光板208を透過後液晶
パネル209で偏光方向を捻られた光はここを透過し、
一方入射側偏光板208を透過後液晶パネル209で偏
光方向を変えられなかった光はここで吸収される。この
ように液晶状態の制御を画素単位で行うことで画像表示
を可能にしている。
【0038】出射側偏光板210を出た光は色合成手段
303に入射する。色合成手段303は直交した青反射
ダイクロイックミラー309、赤反射ダイクロイックミ
ラー310からなっており、照明位置115を経た青色
光は青反射ダイクロイックミラー309に反射されて投
写レンズ311に入射する。照明位置117を経た赤色
光は赤反射ダイクロイックミラー310に反射されて投
写レンズ311に入射する。更に、照明位置116を経
た緑色光は青反射ダイクロイックミラー309、赤反射
ダイクロイックミラー310を透過して投写レンズ31
1に入射する。
【0039】このようにして各色光における液晶パネル
209上の画像は色合成手段により合成され、投写レン
ズ311によりスクリーン上に拡大投写される。
【0040】このように構成することで、実施の形態
1、2と同様に、光源から発せられた白色光を無駄なく
赤緑青の3色に色分離でき、しかも空間的にインテグレ
ーター手段の中で色分離までをも行うことから装置の小
型化が可能になる。このとき得られる照明状態は従来の
インテグレーター光学系のものと同様に均一性の優れた
ものであることは言うまでもない。
【0041】本実施例に依れば装置内で色合成が行われ
ていることから、スクリーンまでの距離が変わっても各
色光の画像はお互いにずれることがないので設置性に優
れ、更にはズームレンズを搭載することに依る機能拡大
を可能に出来る。
【0042】ここでも第3のミラーを全反射ミラー11
3としたが、ここでは赤の色光を選択反射するミラーと
することでも構成可能であり、このときには照明時に不
要とされる光(一般に赤と緑間の黄色成分)を反射しな
いよう波長選択して最終的に色純度を改善することが出
来る。
【0043】また色分離を青、緑、赤の順で行ったが本
発明はこれに縛られるものでなく、ミラー特性の選択で
任意に設定できる。
【0044】また、信頼性的には光路上に紫外線や赤外
線をカットするフィルターを配置することが望ましい。
【0045】ここで変調手段をノーマリーホワイト(液
晶パネルに電荷を加えないときに光が透過)モードの透
過型液晶パネルとしたが、もちろんノーマリーブラック
モードの液晶パネルでも応用可能であることはもちろ
ん、透過型でなく反射型でも応用可能であり、更には入
射光を変調するライトバルブであれば良いことであって
変調手段は液晶パネルでなくてもここに導入可能なこと
は言うまでもない。
【0046】色合成手段はここに上げた例以外にもクロ
スタイププリズムでも同様の構成は可能であるし、また
反射面が重なり合わないようなダイクロイックミラーも
考えられる。このように本発明は色合成手段の具体的構
成に縛られることなく、同様の効果を得ることが出来
る。
【0047】(実施の形態4)図6は実施の形態4の概
略構成図である。
【0048】以下、本形態の説明のうち前記照明装置1
00、投写型画像表示装置200、300と重複すると
ころは同じ番号を用いて説明する。本形態の投写型画像
表示装置400はシステム光軸に沿って光源部101、
インテグレーター光学系102とインテグレーター光学
系102間にある色分離部103と、ライトバルブ上に
光を導く導光手段401と、ライトバルブとそれを駆動
する部分からなる変調手段402と、ライトバルブ上の
画像を拡大投写する投写手段403からなり、光源部1
01の光源104から生じた白色光は放物、あるいは楕
円の形状の反射面をもつリフレクター105によりその
開口側に射出される。この光はインテグレーター光学系
102の第1レンズアレイ106に入射し、第1レンズ
アレイ106からの光路に対し斜めに配置された色分離
部103を介して第2レンズアレイ107に至る。
【0049】第1レンズアレイ106は光源像を第2レ
ンズアレイ107上に形成するよう設定された矩形レン
ズの集合体である。このとき第1レンズアレイ106上
のマイクロレンズ108から出射して色分離部103に
入射した光は青の色光を選択反射する第1の反射面10
9で青の色光のみが反射され、第2レンズアレイ107
上のマイクロレンズ110上に光源像を形成し、第1の
反射面109を透過した光は第1の反射面と平行に配置
された緑の色光を選択反射する第2の反射面111で緑
の色光のみが反射され、第1の反射面109を透過後、
第2レンズアレイ107上のマイクロレンズ112上に
光源像を形成し、第1の反射面109、第2の反射面1
11を透過した光は第2の反射面と平行に配置された全
反射ミラー113に入射する。
【0050】全反射ミラー113で反射され、第1の反
射面109、第2の反射面111を透過した光は第2レ
ンズアレイ107上のマイクロレンズ114上に光源像
を形成する。第2レンズアレイ107は上記から明らか
なように第1レンズアレイ108のマイクロレンズ1つ
に対して3つが対応するようマイクロレンズが設けられ
ており、マイクロレンズ110,112,114は各色
光に対応した照明位置115,116,117に第1レ
ンズアレイ108上のマイクロレンズの像を結ぶよう設
計されており、各マイクロレンズ110,112,11
4の大きさはレンズ上に形成される光源像よりも大きく
設定されている。このようにして得られた第1レンズア
レイ106上のマイクロレンズ108の像はこのマイク
ロレンズの数だけ重畳されるよう第2レンズアレイ10
7のマイクロレンズ110,112,114は設けられ
ていることから、明るさムラのない各色光を得ることが
出来る。
【0051】照明位置115、116、117には入射
光に対し軸シフトした入射側レンズ404、入射光に対
し軸シフトのない入射側レンズ405、前記入射側レン
ズ404と対称の形に軸シフトした入射側レンズ406
が配置されており、前記第2レンズアレイ107の像を
入射光に対し軸シフトした中間レンズ407、入射光に
対し軸シフトのない中間レンズ408、前記中間レンズ
407と対称の形に軸シフトした中間レンズ409上に
結ぶよう配置され、中間レンズ407、408、409
により変調手段402である液晶パネルユニット410
上に前記照明位置に形成されたマイクロレンズ像が3色
光とも重畳されて形成される。また、液晶パネルユニッ
ト410に入射する光の主光線(ここでは緑光の主光
線)が略平行に入射するようコンデンサレンズ411が
配置されている。
【0052】前記液晶パネルユニット410は入射側偏
光板412、液晶パネル413、出射側偏光板414か
らなっており、変調手段402に入射してくる光のう
ち、ある偏光方向の光のみが入射側偏光板412を透過
する。この光は液晶パネルに入射し画像として白表示部
分(各単色では各色の出力のある部分を示す)に相当す
る位置に入射した光は液晶層で偏光方向は90度捻られ
て出射され、画像として黒表示部分(各単色では各色の
ない部分を示す)に相当する位置に入射した光は液晶層
で偏光方向の変換を受けず出射される。これらの光は出
射側偏光板414に入射する。出射側偏光板414は入
射側偏光板412と直行する方向に透過軸を備えている
ことから、入射側偏光板412を透過後液晶パネル41
3で偏光方向を捻られた光はここを透過し、一方入射側
偏光板412を透過後液晶パネル413で偏光方向を変
えられなかった光はここで吸収される。このように液晶
状態の制御を画素単位で行うことで画像表示を可能にし
ている。
【0053】前記液晶パネル413の入射面には図7に
あるように青の色信号に対応して駆動される画素開口4
15、緑の色信号に対応して駆動される画素開口41
6、赤の色信号に対応して駆動される画素開口417に
対し、導光手段401を経た各色光がそれぞれ前記画素
開口415、416、417に入射するようマイクロレ
ンズ418が設けられている。このマイクロレンズ41
8は3つの画素開口に対して1つが対応するのでパネル
画素数の1/3の数設けられている。マイクロレンズ4
18は中間レンズ407、408、409上の第2レン
ズアレイ107の像をおよそ前記画素開口部分に形成す
るように光学的寸法が設定されている。
【0054】このようにして液晶パネル413上に形成
された画像は投写レンズ419によりスクリーン上に拡
大投写される。
【0055】前記液晶パネルユニット410を経て投写
レンズ419に至る光はマイクロレンズ418により拡
散されており、これにもともと導光手段401からの2
つの色光は角度を持って液晶パネルユニット410に入
射していることから大きく広がっている。従って液晶パ
ネルユニット410の出射側近傍に集光レンズを設ける
ことで投写レンズ419の小型化、あるいは光利用率の
向上を図ることが出来る。
【0056】本実施の形態では導光手段を各色光に対応
して入射側レンズ、中間レンズを配置したが、それぞれ
3枚が一体化した形状でも構成可能である。
【0057】この構成に依れば比較的高価な液晶パネル
は1枚だけで液晶パネルを3枚使う3板式と同レベルの
光利用率を出来ることから、従来の単板式に比べて明る
く、3板式に比べて低価格な装置の実現が可能である。
また、3板式に比べれば大きさ的にも有利であることは
明らかである。
【0058】本実施の形態でも実施の形態1、2、3と
同様に、光源から発せられた白色光を無駄なく赤緑青の
3色に色分離でき、しかも空間的にインテグレーター手
段の中で色分離までをも行うことから装置の小型化が可
能になる。このとき得られる照明状態は従来のインテグ
レーター光学系のものと同様に均一性の優れたものであ
ることは言うまでもない。
【0059】本実施例に依ればライトバルブである液晶
パネルは1枚でカラー表示を可能にしていることから、
実施の形態3同様にスクリーンまでの距離が変わっても
各色光の画像はお互いにずれることがないので設置性に
優れ、更にはズームレンズを搭載することに依る機能拡
大を可能に出来る。
【0060】ここでも第3のミラーを全反射ミラー11
3としたが、ここでは赤の色光を選択反射するミラーと
することでも構成可能であり、このときには照明時に不
要とされる光(一般に赤と緑間の黄色成分)を反射しな
いよう波長選択して最終的に色純度を改善することが出
来る。
【0061】また色分離を青、緑、赤の順で行ったが本
発明はこれに縛られるものでなく、ミラー特性の選択で
任意に設定できる。
【0062】また、信頼性的には光路上に紫外線や赤外
線をカットするフィルターを配置することが望ましい。
【0063】ここで変調手段をノーマリーホワイト(液
晶パネルに電荷を加えないときに光が透過)モードの透
過型液晶パネルとしたが、もちろんノーマリーブラック
モードの液晶パネルでも応用可能であることはもちろ
ん、透過型でなく反射型でも応用可能であり、更には入
射光を変調するライトバルブであれば良いことであって
変調手段は液晶パネルでなくても導入可能なことは言う
までもない。
【0064】図7に示した液晶パネルの画素は青、緑、
赤に対応したものが一列に配置された直交配列(図8)
であるが、本発明はこれに縛られるものでなく図9に示
したデルタ配列にも導光手段、液晶パネル上のマイクロ
レンズを含めて最適化を行うことで対応可能である。
【0065】(実施の形態5)図10は実施の形態5の
概略構成図である。以下本形態の説明のうち前記照明装
置100、投写型画像表示装置200、300、400
と重複するところは同じ番号を用いて説明する。本形態
の投写型画像表示装置500はシステム光軸に沿って光
源部101、インテグレーター光学系501と色分離部
502と、色合成部503、導光手段からなる導光部5
04と、ライトバルブとそれを駆動する部分からなる変
調手段402と、ライトバルブ上の画像を拡大投写する
投写手段403からなり、光源部101の光源104か
ら生じた白色光は放物、あるいは楕円の形状の反射面を
もつリフレクター105によりその開口側に射出され
る。
【0066】この光はインテグレーター光学系501の
第1レンズアレイ505に入射し、第1レンズアレイ5
05上の各マイクロレンズ506により第2レンズアレ
イ507のマイクロレンズ508上に集光せしめられ
る。第1レンズアレイ505は光源像を第2レンズアレ
イ507上に形成するよう設定された矩形マイクロレン
ズ506の集合体である。前記マイクロレンズ508は
照明位置509、510、511に第1レンズアレイ5
05上のマイクロレンズ506の像を結ぶよう設計され
ており、各マイクロレンズ508の大きさはレンズ上に
形成される光源像よりも大きく設定されている。このよ
うにして得られた第1レンズアレイ505上のマイクロ
レンズ506の像はこのマイクロレンズの数だけ重畳さ
れるよう第2レンズアレイ507のマイクロレンズ50
8は設けられていることから、明るさムラのない各色光
を得ることが出来る。
【0067】第2レンズアレイ507から射出された光
は導光部504の色分離部502に入射する。この色分
離部502は青反射ダイクロイックミラー512とこれ
と直交して配置された赤反射ダイクロイックミラー51
3と全反射ミラー514、515からなっており、色分
離部502に入射した光のうち青の色光は青反射ダイク
ロイックミラー512に入射せしめられ、第1入射側レ
ンズ516に入射する。この第1入射側レンズ516は
前記照明位置は509に位置している。第1入射側レン
ズ516を透過した光は全反射ミラー514で光路を折
り返した後、第1中間レンズ517に入射する。先の第
1入射側レンズ516でこの第1中間レンズ517上に
第2レンズアレイ507の像が形成され、この第1中間
レンズ517は第1入射側レンズ516上のマイクロレ
ンズ506の像を第2入射側レンズ518上に結ぶよう
設計されている。
【0068】色分離部502に入射した光のうち緑の色
光は青反射ダイクロイックミラー512、赤反射ダイク
ロイックミラー513を透過した後、入射側レンズ51
9に入射する。この入射側レンズ519は前記照明位置
510に位置している。
【0069】さらに色分離部502に入射した光のうち
赤の色光は赤反射ダイクロイックミラー513に入射せ
しめられ、第1入射側レンズ520に入射する。この第
1入射側レンズ520は前記照明位置は511に位置し
ている。第1入射側レンズ520を透過した光は全反射
ミラー515で光路を折り返した後、第1中間レンズ5
21に入射する。先の第1入射側レンズ520でこの第
1中間レンズ521上に第2レンズアレイ507の像が
形成され、この第1中間レンズ521は第1入射側レン
ズ516上のマイクロレンズ506の像を第2入射側レ
ンズ522上に結ぶよう設計されている。
【0070】また第2入射側レンズ518,522は入
射光に対し軸シフトしている。前記第2入射側レンズ5
18は第2中間レンズ523上に第1中間レンズ517
上の第2レンズアレイ507の像を形成し、入射側レン
ズ519は中間レンズ524上に第2レンズアレイ50
7の像を形成し、第2入射側レンズ522は第2中間レ
ンズ525上に第1中間レンズ521上の第2レンズア
レイ507の像を形成する。この第2中間レンズ52
3、525は入射光に対し軸シフトしている。
【0071】このようにして導かれた光は中間レンズ5
24、第2中間レンズ523、525により変調手段4
02である液晶パネルユニット410上に前記照明位置
に形成されたマイクロレンズ像が3色光とも重畳されて
形成される。また、液晶パネルユニット410に入射す
る光の主光線(ここでは緑光の主光線)が略平行に入射
するようコンデンサレンズ526が配置されている。
【0072】前記液晶パネルユニット410は入射側偏
光板412、液晶パネル413、出射側偏光板414か
らなっており、変調手段402に入射してくる光のう
ち、ある偏光方向の光のみが入射側偏光板412を透過
する。この光は液晶パネルに入射し画像として白表示部
分(各単色では各色の出力のある部分を示す)に相当す
る位置に入射した光は液晶層で偏光方向は90度捻られ
て出射され、画像として黒表示部分(各単色では各色の
ない部分を示す)に相当する位置に入射した光は液晶層
で偏光方向の変換を受けず出射される。これらの光は出
射側偏光板414に入射する。出射側偏光板414は入
射側偏光板412と直行する方向に透過軸を備えている
ことから、入射側偏光板412を透過後液晶パネル41
3で偏光方向を捻られた光はここを透過し、一方入射側
偏光板412を透過後液晶パネル413で偏光方向を変
えられなかった光はここで吸収される。このように液晶
状態の制御を画素単位で行うことで画像表示を可能にし
ている。
【0073】前記液晶パネル413の入射面には図7に
あるように青の色信号に対応して駆動される画素開口4
15、緑の色信号に対応して駆動される画素開口41
6、赤の色信号に対応して駆動される画素開口417に
対し、導光手段401を経た各色光がそれぞれ前記画素
開口415、416、417に入射するようマイクロレ
ンズ418が設けられている。このマイクロレンズ41
8は3つの画素開口に対して1つが対応するのでパネル
画素数の1/3の数設けられている。マイクロレンズ4
18は中間レンズ524、第2中間レンズ523、52
5上の第2レンズアレイ507の像をおよそ前記画素開
口部分に形成するように光学的寸法が設定されている。
このようにして液晶パネル413上に形成された画像は
投写レンズ419によりスクリーン上に拡大投写され
る。
【0074】前記液晶パネルユニット410を経て投写
レンズ419に至る光はマイクロレンズ418により拡
散されており、これにもともと導光手段401からの2
つの色光は角度を持って液晶パネルユニット410に入
射していることから大きく広がっている。従って液晶パ
ネルユニット410の出射側近傍に集光レンズを設ける
ことで投写レンズ419の小型化、あるいは光利用率の
向上を図ることが出来る。
【0075】本実施の形態では導光手段を各色光に対応
して入射側レンズ、中間レンズを配置したが、それぞれ
3枚が一体化した形状でも構成可能である。
【0076】本実施の形態を示す図10においては入射
側レンズ519、第2入射側レンズ518,522及び
中間レンズ524、第2中間レンズ523、525を一
直線に並べた構成になっている。これはコンデンサレン
ズ526が各色光とも共通に使うことから性能的に有利
である。しかし最終、画質に問題なければこれは必ずし
も本発明の必須条件としなくても良い。
【0077】実施の形態4と同様に、この構成に依れば
比較的高価な液晶パネルは1枚だけで液晶パネルを3枚
使う3板式と同レベルの光利用率を出来ることから、従
来の単板式に比べて明るく、3板式に比べて低価格な装
置の実現が可能である。また、3板式に比べれば大きさ
的にも有利である。しかしながら実施の形態4と比べる
と色分離部がスペース的に増えることから若干大きくな
る可能性がある。
【0078】一方第2レンズアレイが実施の形態4は各
色光分のマイクロレンズが必要であった分大きくなって
しまうが、本実施の形態に依れば、インテグレーター光
学系を出射後に色分離することから第2レンズアレイ5
07を小さくできることからマイクロレンズ418によ
って画素開口415、416、417に形成される第2
レンズアレイ507の像も小さくできることから、開口
部への集光が容易になり、光利用効率の面では実施の形
態4よりも有利に構成できる。
【0079】本実施例に依ればライトバルブである液晶
パネルは1枚でカラー表示を可能にしていることから、
実施の形態3同様にスクリーンまでの距離が変わっても
各色光の画像はお互いにずれることがないので設置性に
優れ、更にはズームレンズを搭載することに依る機能拡
大を可能に出来る。
【0080】本実施例で色分離の光路を青、緑、赤の順
で割り当てたがこの配置はダイクロイックミラーの特性
の選択で任意に設定できるもので、なんら本発明を制限
するものでない。さらに色分離について言えば、ここで
は2つのダイクロイックミラーが中央部で交差する構成
を取っているが必ずしもこの構成を取る必要はなく、交
差しないようにダイクロイックミラーを配置しても構成
可能であるし、または上述のように中心の光路に対し両
側(ここで言う青と赤の光路)を等しく長い光路を取ら
なくても構成可能なことは従来の3板式の色分離方式を
見ても明らかである。ただしこのとき上述の入射側レン
ズ、第2入射側レンズ上に第1レンズアレイのマイクロ
レンズ像が形成されるよう導光手段の構成を最適化する
ことも合わせて必要なことは言うまでもない。
【0081】また、信頼性的には光路上に紫外線や赤外
線をカットするフィルターを配置することが望ましい。
【0082】ここで変調手段をノーマリーホワイト(液
晶パネルに電荷を加えないときに光が透過)モードの透
過型液晶パネルとしたが、もちろんノーマリーブラック
モードの液晶パネルでも応用可能であることはもちろ
ん、透過型でなく反射型でも応用可能であり、更には入
射光を変調するライトバルブであれば良いことであって
変調手段は液晶パネルでなくてもここに導入可能なこと
は言うまでもない。
【0083】図7に示した液晶パネルの画素は青、緑、
赤に対応したものが一列に配置された直交配列(図8参
照)であるが、本発明はこれに縛られるものでなく図9
に示したデルタ配列にも導光手段、液晶パネル上のマイ
クロレンズを含めて最適化を行うことで対応可能であ
る。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明の照明装置、あるい
はこれを用いた投写型画像表示装置においてはインテグ
レータ光学系の中に色分離手段を有することで構成を簡
単にし、従来必要であった色分離のためのスペースを省
くことが出来ることから、低コスト化と装置の小型化を
実現することが出来る。また、前記構成で光利用効率の
取りにくい構成(光源の発光体サイズやライトバルブ有
効面積他の関係)の場合はインテグレータ光学系の後に
色分離手段を設けるが、導光手段を最適化することでこ
れを改善することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1の照明装置の構成図
【図2】同照明装置の色分離部の別構成説明図
【図3】同照明装置の色分離部の他の構成例である構成
説明図
【図4】本願発明の実施の形態2の投写型画像表示装置
の構成図
【図5】本願発明の実施の形態3の投写型画像表示装置
の構成図
【図6】本願発明の実施の形態4の投写型画像表示装置
の構成図
【図7】同投写型画像表示装置の液晶パネルの構成例を
示す液晶パネルの拡大図
【図8】本願発明の投写型画像表示装置の液晶パネルの
構成例(直交配列)を示す図
【図9】本願発明の投写型画像表示装置の液晶パネルの
構成例(デルタ配列)を示す図
【図10】本願発明の実施の形態5の投写型画像表示装
置の構成図
【図11】従来の色分解光学構成例を示す図(1)
【図12】従来の色分解光学構成例を示す図(2)
【図13】従来の色分解光学構成例を示す図(3)
【図14】従来の投写型画像表示装置の構成例を示す図
【符号の説明】
100 実施の形態1の照明装置 101 光源部 102,501 インテグレーター光学系 103,502 色分離部 104,601 光源 105,602 リフレクター 106,505 第1レンズアレイ 107,507 第2レンズアレイ 108,506 第1レンズアレイ上のマイクロレンズ 109 青反射する第1反射面 110,112,114,508 第2レンズアレイ上
のマイクロレンズ 111 緑反射する第2反射面 113,306,514,515,605 全反射ミラ
ー 115,116,117,509,510,511,6
06,607,608照明位置 200 実施の形態2の投写型画像表示装置 201,402 変調手段 202,303,403 投写手段 203,410 液晶パネルユニット 204,205,206,307,308,411,5
26コンデンサレンズ 207 投写光学系 208,412 入射側偏光板 209,413 液晶パネル 210,414 出射側偏光板 211,212,213,311,419 投写レンズ 214 スクリーン 300 実施の形態3の投写型画像表示装置 301,401 導光手段 302 色合成手段 304,404,405,406,518 入射側レン
ズ 305,407,408,409,524 中間レンズ 309,512 青反射ダイクロイックミラー 310,513 赤反射ダイクロイックミラー 400 実施の形態4の投写型画像表示装置 415,416,417 画素開口 418 マイクロレンズ 500 実施の形態5の投写型画像表示装置 503 色合成部 504 導光部 516,520 第1入射側レンズ 517,521 第1中間レンズ 522 第2入射側レンズ 523,525 第2中間レンズ 603 第1の色光を反射するダイクロイックミラー 604 第2の色光を反射するダイクロイックミラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色の光を一方向に射出する光源部と、
    前記光源部からの光を分割、重畳、矩形変換するインテ
    グレータ光学系とからなり、 前記インテグレーター光学系は入射側の第1レンズアレ
    イ、出射側の第2レンズアレイと、その間に斜めに配置
    された反射部材からなり、この反射部材は赤、青何れか
    の色光を選択反射する第1の反射面と、第1の反射面を
    透過する赤、青何れかの色光を選択反射する第2の反射
    面と、少なくとも緑の色光を反射する第3の反射面から
    なっていることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記インテグレータ手段の第2レンズア
    レイは第1のレンズアレイ上の1つのレンズに対し3つ
    のレンズが対応するよう構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記照明装置を照明部に用い、その被照
    明部に各色光に対する信号に応じて入射光を変調して画
    像表示できるライトバルブをそれぞれ配置し、前記ライ
    トバルブ1つに対し1つの投写手段が設けられてなり、 前記投写手段は各ライトバルブ上に表示される画像をス
    クリーン上に重畳しながら拡大投写出来るよう構成され
    ていることを特徴とする投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記照明装置を照明部に用い、そのうち
    一つの被照明部に各色光に対する信号に応じて入射光を
    変調して画像表示できるライトバルブを配置し、他の色
    光については被照明部及びライトバルブ間に複数のレン
    ズからなるリレー光学系を経た後、ライトバルブが配置
    されており、更にライトバルブから出射される色光を合
    成する色合成手段と、 前記色合成手段を経てライトバルブ上の画像を拡大投写
    する投写手段が設けられていることを特徴とする投写型
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記色合成手段は誘電体反射層を設けた
    反射面を少なくとも2面用いた構成からなることを特徴
    とする請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 白色の光を一方向に射出する光源部と、
    前記光源部からの光を分割、重畳、矩形変換するインテ
    グレータ光学系と、導光部と、入射光を変調して入力信
    号に応じて画像表示を行う変調手段と、投写光学系とか
    らなり、 前記インテグレーター光学系は入射側の第1レンズアレ
    イ、出射側の第2レンズアレイと、その間に斜めに配置
    された反射部材からなり、この反射部材は赤、青何れか
    の色光を選択反射する第1の反射面と、第1の反射面を
    透過する赤、青何れかの色光を選択反射する第2の反射
    面と、少なくとも緑の色光を反射する第3の反射面から
    なっており、 導光部はインテグレーター光学系により集光された光を
    変調手段上に導くよう複数のレンズから構成されてお
    り、 変調手段は入射側にマイクロレンズを備えて赤、緑、青
    の色に応じた入力信号にそれぞれ対応した画素からなる
    一つのライトバルブからなっており、その入射側に備え
    られたマイクロレンズは赤、緑、青に対応する3つ画素
    に対し1つの割合で対応していることを特徴とする投写
    型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 白色の光を一方向に射出する光源部と、
    前記光源部からの光を分割、重畳、矩形変換するインテ
    グレータ光学系と、導光部と、入射光を変調して入力信
    号に応じて画像表示を行う変調手段と、投写光学系とか
    らなり、 前記導光部は色分解部と色合成部からなり、色分解部は
    少なくとも白色光を赤、緑、青光に分解すると共に、イ
    ンテグレータ光学系により形成される光源側マイクロレ
    ンズ像は各色毎に形成されその大きさはほぼ等しく形成
    されるよう複数の導光レンズからなり、色合成部はイン
    テグレーター光学系、色分解部により形成されたマイク
    ロレンズ像を変調手段上に導くよう複数のレンズから構
    成されており、変調手段は入射側にマイクロレンズを備
    えて赤、緑、青の色に応じた入力信号にそれぞれ対応し
    た画素からなる一つのライトバルブからなっており、そ
    の入射側に備えられたマイクロレンズは赤、緑、青に対
    応する3つ画素に対し1つの割合で対応していることを
    特徴とする投写型画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記色分解部は少なくとも誘電体反射層
    を2枚設けた反射面と導光レンズからなることを特徴と
    する請求項7記載の投写型画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記導光部に形成される光源側マイクロ
    レンズ像は略一直線上に配置されることを特徴とする請
    求項7記載の投写型画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108803217A (zh) * 2017-05-04 2018-11-13 深圳市光峰光电技术有限公司 激发光源系统及投影设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108803217A (zh) * 2017-05-04 2018-11-13 深圳市光峰光电技术有限公司 激发光源系统及投影设备
CN108803217B (zh) * 2017-05-04 2024-05-03 深圳光峰科技股份有限公司 激发光源系统及投影设备

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