JPH11201896A - 微量試料赤外吸収セル - Google Patents

微量試料赤外吸収セル

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JPH11201896A
JPH11201896A JP2025298A JP2025298A JPH11201896A JP H11201896 A JPH11201896 A JP H11201896A JP 2025298 A JP2025298 A JP 2025298A JP 2025298 A JP2025298 A JP 2025298A JP H11201896 A JPH11201896 A JP H11201896A
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JP
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infrared
cell
sample
capillary
infrared light
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JP2025298A
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English (en)
Inventor
Naohiro Kumamaru
尚宏 熊丸
Hiroshi Uchihara
博 内原
Masahiko Ikeda
昌彦 池田
Juichiro Ukon
寿一郎 右近
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CEによって分離された物質の赤外吸収スペ
クトルなどを好適に測定することができる微量試料赤外
吸収セルを提供すること。 【解決手段】 CEに用いるキャピラリー1Aの一部
に、赤外光透過性材料よりなるセル本体12を設け、こ
のセル本体12の内部を移動する試料Sに対してその移
動方向に垂直な方向から赤外光30を照射するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微量試料赤外吸
収セルに関し、特に、キャピラリー電気泳動法(Cap
illary Electrophoresis、以
下、単にCEという)によって分離された物質の赤外吸
収スペクトルなどを測定する微量試料赤外吸収セルに関
する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】CEを用いた検出方法
には、従来、紫外線吸収、蛍光、レーザ誘起、蛍光、電
気化学、電気伝導度、質量分析、示差屈折率、円二色
性、ラマンなどがある。一方、赤外吸収法は、物質の構
造を推定するのに有効な手段であるが、CEと組み合わ
せた測定は行われてない。これは、CEで分離された試
料がきわめて微量であり、例えば、全使用試料量10n
L(ナノリットル)がキャピラリーの端部で吸引サンプ
リングされ、電気泳動で全体として300nm(ナノメ
ートル)の間に分離されたクロマトとなり、目的の対象
物が3nmの幅となったとき、対象物は0.1nL程度
の量となる。また、絶対量として10-13 〜10-18
ol程度の量となり、この程度の試料の測定に適切な赤
外吸収測定装置がなく、また、微量試料測定のための用
のセルも適切なものがなかったためである。
【0003】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、CEによって分離された物質の
赤外吸収スペクトルなどを好適に測定することができる
微量試料赤外吸収セルを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の微量試料赤外吸収セルは、CEに用いる
キャピラリーの一部に、赤外光透過性材料よりなるセル
本体を設け、このセル本体の内部を移動する試料に対し
てその移動方向に垂直な方向から赤外光を照射するよう
にしている(請求項1)。
【0005】上記セル本体を形成する手段として、赤外
線透過性材料よりなる二つの部材の間に、赤外線非透過
性材料よりなり孔を有するスペーサを介装したり(請求
項2)、あるいは、赤外線透過性材料よりなる二つの部
材に所定深さの同大の溝を形成し、これらの溝どうしを
対応するようにして前記二つの部材を密着させる(請求
項3)などの手法がある。
【0006】また、この発明の微量試料赤外吸収セル
は、CEに用いるキャピラリーの一部に、赤外線非透過
性材料よりなるセルベースの上面に赤外プリズムを設
け、これら両者の間に微小のセル空間を形成し、このセ
ル空間に対して赤外光を照射するようにしている(請求
項4)。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、CEで分
離された試料に関する赤外スペクトルが得られ、これに
基づいて、従来のCEでは得られなかった物質の原子団
に関する情報を得ることができる。
【0008】請求項2または3に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項2に記載の発明において
は、スペーサの厚みを適宜設定することにより、また、
請求項3に記載の発明においては、溝の深さを適宜設定
することにより、それぞれ光路長を簡単に変えることが
でき、最適の状態で赤外スペクトル測定を行うことがで
きる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、全反射吸
収測定を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜図3は、この発明の一つの実施
の形態を示す。そして、図1は、この発明が適用される
キャピラリー電気泳動装置(CE装置)の構成を概略的
に示すもので、この図において、1はキャピラリーで、
内径が約100μm、長さが約100cmの石英ガラス
からなり、例えば、内周面に溶融シリカが塗布された所
謂溶融シリカキャピラリーである。
【0011】2,3はキャピラリー1の両端部にそれぞ
れ設けられる導入ブロック、導出ブロックである。導入
ブロック2は、緩衝液Bを収容した第1の緩衝液貯蔵槽
4と、試料液Lをキャピラリー1に導入するための試料
導入装置5と、高電圧(DC30kV)の直流電源6の
陽極端子に接続されるとともに緩衝液Bに浸漬され、こ
れに正の電位を印加するための陽極7からなる。また、
導出ブロック3は、緩衝液Bを収容した第2の緩衝液貯
蔵槽8と、高電圧電源6の陰極端子に接続されるととも
に第2の緩衝液貯蔵槽8内の緩衝液Bに浸漬される陰極
9とからなる。なお、図1に示した構成は、電気浸透流
を利用するものであるが、陰イオンの移動を利用する場
合には、印加する電位を逆にする場合がある(例えば、
「ぶんせき」1998年1月号、第49頁、図4参
照)。
【0012】10はキャピラリー1の下流側(第2の緩
衝液貯蔵槽8に近い側)に設けられる赤外吸収測定装置
で、その主たる構成部材である微量試料赤外吸収セル1
1がキャピラリー1と連通するようにして設けられてい
る。なお、以下、キャピラリー1の第1の緩衝液貯蔵槽
4から微量試料赤外吸収セル11までの部分をキャピラ
リー1Aといい、キャピラリー1の微量試料赤外吸収セ
ル11から下流側の第2の緩衝液貯蔵槽8までの部分を
キャピラリー1Bというものとする。
【0013】図2および図3は、微量試料赤外吸収セル
11を拡大して示すもので、これらの図において、12
は微量試料赤外吸収セル11の本体で次のように構成さ
れている。すなわち、13A,13BはCaF2 (フッ
化カルシウム)やBaF2 (フッ化バリウム)などの赤
外線透過性材料よりなる円板状部材で、厚さ1mm、直
径12mmである。14A,14Bは赤外線透過性部材
13A,13Bに形成される孔で、赤外線透過性部材1
3A,13Bの中心から4mmの位置に形成され、キャ
ピラリー1Aの下流端1a、キャピラリー1Bの上流端
1bがそれぞれ挿入される。
【0014】15は赤外線透過性部材13A,13Bの
間に介装される膜のように薄い円板状のスペーサで、そ
の厚みが10μm、直径が赤外線透過性部材13A,1
3Bのそれより若干大きい。このスペーサ15は、四フ
ッ化エチレン樹脂などのように赤外線非透過性かつ化学
的に安定な性質を有する素材から構成され、その直径方
向に長さが10mm、幅が100μmの長孔16が形成
されている。
【0015】つまり、図2および図3に示すように、孔
14A,14Aが同一直径上かつそれら14A,14B
の間の距離が最も大きくなるようにして配置された二つ
の赤外線透過性部材13A,13Bの間に、長孔16を
形成したスペーサ15を、長孔16の長手方向と、孔1
4Aと14Bとを結ぶ線とが一致するようにして介装す
ることにより、赤外線透過性部材13A,13Bの間に
長孔16によるセル空間(100μm×10μm×10
mm)が形成され、このセル空間16の長手方向の両側
に孔14A,14Bが連通することとなる。
【0016】17A,17Bはセル本体12の赤外線透
過性部材13A,13Bを外側から挟持するための円板
状の押さえ部材で、ステンレス鋼またはアルミニウムな
どの金属やガラスあるいは合成樹脂などの赤外線非透過
性の素材よりなり、その厚みが3mmで、直径がスペー
サ15のそれより若干大きい。これらの押さえ部材17
A,17Bのほぼ中心には、後述する赤外光源29から
の赤外光31(図1参照)を通過させるための直径5m
mの貫通孔18A,18Bが形成され、赤外線透過性部
材13A,13Bの貫通孔18A,18Bに対応する部
分13a,13bが赤外線透過窓となる。つまり、赤外
線透過性部材13A,13Bの一部は、赤外光30を透
過させる窓として機能するのである。
【0017】そして、前記押さえ部材17Aにはキャピ
ラリー1Aの下流端1aを接続するためのインレット部
19Aが、また、押さえ部材17Bにはキャピラリー1
Bの上流端1bを接続するためのアウトレット部19B
がそれぞれ形成されている。また、押さえ部材17Bに
形成されたねじ挿通孔20を挿通するねじ21を押さえ
部材17Aに形成されたねじ孔22締め込むことによ
り、セル本体12が所定の形状に保持される。
【0018】前記インレット部19Aおよびアウトレッ
ト部19Bにおける構成は、基本的には同じであるの
で、インレット部19Aにおける接続構造のみを説明す
ると、押さえ部材17Aの孔14Aに対応する位置に一
部にねじ部を有する接続孔23が開設してあり、この接
続孔23にプラグ24が螺着される。このプラグ24に
は、その長手方向に貫通孔25が形成してあり、この貫
通孔25にキャピラリー1Aの下流端側を挿入し、その
端部1aを赤外線透過性部材13Aに形成された孔14
Aに挿入するのである。なお、26は適宜の材料よりな
るシール部材としてのリング状のパッキンで、キャピラ
リー1Aの下流端周囲と密に接し、赤外線透過性部材1
3Aに当接するようにして設けられている。また、27
はキャピラリー1Aの下流端側を被覆する適宜の断熱部
材で、その先端はパッキン26に当接している。
【0019】再び、図1において、29は赤外光30を
発するレーザ光源で、微量試料赤外吸収セル11の一方
の赤外線透過性部材13B側に、押さえ部材17Bに形
成された貫通孔18Bに臨むようにして設けられ、セル
空間16内を矢印31(図2参照)方向に移動する試料
に対して垂直な方向から赤外光30を照射するように構
成されている。また、32はセル空間16を透過してき
た赤外光30を検出する赤外線検出器で、微量試料赤外
吸収セル11の他方の赤外線透過性部材13A側に、押
さえ部材17Aに形成された貫通孔18Bに臨むように
して設けられている。そして、33,34は赤外光源2
9と微量試料赤外吸収セル11との間および微量試料赤
外吸収セル11と赤外線検出器32との間にそれぞれ介
装される集光レンズである。
【0020】35は信号処理部としてのマイクロコンピ
ュータで、赤外線検出器32からの出力を適宜信号処理
するものである。
【0021】上記構成のCE装置において、直流電源6
を例えば30kVで100μAまでの電流の強さで駆動
することにより、第1の緩衝液貯蔵槽4内の緩衝液Bが
キャピラリー1A内に流れ出す。この状態で、試料導入
装置5を動作させて試料液Lをキャピラリー1Aに適宜
のタイミングで注入すると、図1において拡大部分Aに
示すように、緩衝液Bに区画されるように試料液Lが存
在した状態の試料Sとなり、この試料Sは、矢印Fで示
すように、キャピラリー1A内を移動し、所定のCE分
離を受け、図1において拡大部分Bに示すように、分離
される。この分離された試料Sは、インレット部19A
を経て微量試料赤外吸収セル11のセル本体12内に導
かれる。そして、この試料Sは、セル空間16内を矢印
31に示すように移動し、アウトレット部19Bを経て
セル本体12外に導出され、キャピラリー1Bを経て第
2の緩衝液貯蔵槽8内に導かれる。
【0022】そして、前記試料Sが矢印Fで示すように
キャピラリー1A内を移動している状態で、赤外光源2
9から赤外光30を微量試料赤外吸収セル11に対して
照射すると、この赤外光30は、集光レンズ33によっ
て集光され、セル本体12の内部を移動する試料Sを、
その移動方向に垂直な方向から照射する。そして、セル
本体12を透過した赤外光30は、集光レンズ34を経
て赤外線検出器32に入光する。この赤外線検出器32
からの出力信号がマイクロコンピュータ35に送られて
処理されることにより、CEで分離された試料に関する
赤外スペクトルが得られ、これに基づいて、従来のCE
では得られなかった物質の原子団に関する情報を得るこ
とができる。
【0023】そして、上述した実施の形態においては、
集光レンズ32,34を設けているので、従来より用い
られている顕微式フーリエ変換赤外線分光光度計(顕微
FTIR)とに代わり、通常のFTIRにおいても適用
が可能である。
【0024】上述の実施の形態においては、セル本体1
2に対してインレット部19Aを赤外光30の出射側に
設け、アウトレット部19Bを赤外光30の入射側に設
けていたが、この位置関係を逆にしてもよい。
【0025】また、図4に示すように、インレット部1
9Aおよびアウトレット部19Bをセル本体12に対し
て赤外光30の一方の側(入射側または出射側)にまと
めて設けるようにしてもよい。
【0026】なお、上述の実施の形態における数値はあ
くまでも一例であり、この発明はこれに限定するもので
はなく、任意に設定することができる。
【0027】また、上述した各実施の形態においては、
赤外線透過性材料よりなる二つの部材13A,13Bの
間に、赤外線非透過性材料よりなり孔16を有する膜状
のスペーサ15を介装してセル本体12を形成し、長孔
16をセル空間としたものであるので、このスペーサ1
5の厚みを変えることによって、セル本体12における
光路長を簡単に設定することができる。また、光路幅を
100μm以下にするには、前記長孔16の短径を10
0μm以下にすればよい。
【0028】そして、CEにおいては、試料SがnL
(ナノリットル)オーダーときわめて少量であるため、
セル空間16において赤外光30が通過する部分が、セ
ル本体12の前後に設けられたキャピラリー1A,1B
の内径より大きい場合は、一度分離した試料Sが拡散す
るため、分離能が低下する。また、光路長が10μmよ
り長いときは、緩衝液による吸収が大きく、目的物質の
赤外スペクトルを得ることが困難になる。
【0029】このように、CEと赤外吸収セルとを組み
合わせるには、セル空間16における光路長が短く、1
0μm以下で、インレット部19Aとアウトレット部1
9Bの間のセル空間16の断面積は、分離用キャピラリ
ー1の断面積と同程度で、良好な分離状況を維持するに
は層流を保つ構造が好ましい。
【0030】図5は、この発明の他の実施の形態を示す
もので、この実施の形態においては、膜状のスペーサ1
5を用いるのではなく、赤外線透過性材料よりなる二つ
の部材13A,13Bに所定深さの同大の溝36A,3
6Bを形成し、これらの溝36A,36Bどうしを対応
するようにして前記二つの部材13A,13Bを密着さ
せてセル空間36を形成するようにしている。
【0031】図6は、この発明のさらに他の実施の形態
を示すもので、この実施の形態における微量試料赤外吸
収セル40は、四フッ化エチレン樹脂やガラスなどの赤
外線非透過性材料よりなるセルベース41の上面に四フ
ッ化エチレン樹脂よりなるスペーサ42を介して、Si
2 、ZnSe、KRS−5、Ge、Siなどの赤外線
透過性材料よりなる赤外プリズム43を設け、セルベー
ス42と赤外プリズム43との間に、前記セル空間16
と同様の微小のセル空間44を形成するとともに、セル
ベース41の下面側に前記インレット部19A、アウト
レット部19Bと同様構成のインレット部45A、アウ
トレット部45Bを形成してなるものである。
【0032】上記構成の微量試料赤外吸収セル40にお
いては、赤外光46を赤外プリズム43に対して全反射
を生ずるように入光し、赤外プリズム43の表面から1
0μm以下のエバネセント波を発生させ、赤外光46が
セル空間44内に0.3μm程度入ったところで1回全
反射させ、そのときセル空間44内を流れる試料Sの吸
収を測定するのである。
【0033】
【発明の効果】この発明の微量試料赤外吸収セルによれ
ば、CEによって分離された物質の赤外吸収スペクトル
などを好適に測定することができ、従来のCEでは得ら
れなかった物質の原子団に関する情報を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の微量試料赤外吸収セルを組み込んだ
CE装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】前記セルの構成の一例を拡大して示す断面図で
ある。
【図3】前記セルの構成の一例を拡大して示す分解斜視
図である。
【図4】前記セルの他の実施の形態を示す拡大断面図で
ある。
【図5】前記セルの別の実施の形態を示す拡大断面図で
ある。
【図6】前記セルのさらに他の実施の形態を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B…キャピラリー、11…微量試料赤外吸
収セル、12…セル本体、13A,13B…赤外線透過
性部材、15…スペーサ、16…孔(セル空間)、30
…赤外光、36A,36B…溝、40…微量試料赤外吸
収セル、41…セルベース、43…赤外プリズム、44
…セル空間、46…赤外光、S…試料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 右近 寿一郎 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャピラリー電気泳動法に用いるキャピ
    ラリーの一部に、赤外光透過性材料よりなるセル本体を
    設け、このセル本体の内部を移動する試料に対してその
    移動方向に垂直な方向から赤外光を照射するようにした
    ことを特徴とする微量試料赤外吸収セル。
  2. 【請求項2】 赤外線透過性材料よりなる二つの部材の
    間に、赤外線非透過性材料よりなり孔を有するスペーサ
    を介装してセル本体を形成してなる請求項1に記載の微
    量試料赤外吸収セル。
  3. 【請求項3】 赤外線透過性材料よりなる二つの部材に
    所定深さの同大の溝を形成し、これらの溝どうしを対応
    するようにして前記二つの部材を密着させてセル本体を
    形成してなる請求項1に記載の微量試料赤外吸収セル。
  4. 【請求項4】 キャピラリー電気泳動法に用いるキャピ
    ラリーの一部に、赤外線非透過性材料よりなるセルベー
    スの上面に赤外プリズムを設け、これら両者の間に微小
    のセル空間を形成し、このセル空間に対して赤外光を照
    射するようにしたことを特徴とする微量試料赤外吸収セ
    ル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017201259A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 株式会社島津製作所 フローセル
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