JPH11201465A - 電子レンジの回転皿 - Google Patents

電子レンジの回転皿

Info

Publication number
JPH11201465A
JPH11201465A JP777998A JP777998A JPH11201465A JP H11201465 A JPH11201465 A JP H11201465A JP 777998 A JP777998 A JP 777998A JP 777998 A JP777998 A JP 777998A JP H11201465 A JPH11201465 A JP H11201465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive pattern
rotating dish
rotating
main body
rotary dish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP777998A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Wada
昌彦 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP777998A priority Critical patent/JPH11201465A/ja
Publication of JPH11201465A publication Critical patent/JPH11201465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の加熱むらを防止することができ、しか
も簡単で安価な構成で済ませる。 【解決手段】 電子レンジのオーブン庫の内底部に、食
品を載置して回転するための回転皿17を設ける。回転
皿17を、回転皿本体18の下面に電波撹拌用の導電パ
ターン19を設けて構成する。回転皿本体18を、ポリ
プロピレン等の合成樹脂から円形皿状に形成し、その下
面の中心部に、回転駆動用のシャフトの上端に嵌合連結
される円筒状の連結部20を一体に突出形成する。導電
パターン19を、回転皿本体18の下面全体に渡って縦
横に延びる格子状に構成すると共に、導電性塗料をスク
リーン印刷することにより形成する。回転皿17を、シ
ャフトに直接的に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジのオー
ブン庫の内底部に設けられ、食品を載置した状態で回転
される電子レンジの回転皿に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電子レンジに
おいては、オーブン庫内の底部に設けられた回転皿(タ
ーンテーブル)上に食品を載置し、例えばオーブン庫の
側壁部あるいは天井部に設けられた励振口から庫内にマ
イクロ波を供給して食品の加熱調理を行う構成とされて
いる。この場合、マイクロ波の定在波に起因してオーブ
ン庫内に電界の強弱(加熱エネルギーの大小)のむらが
生ずる事情があり、食品の加熱むらを招く不具合があ
る。このとき、モータにより前記回転皿を回転駆動させ
ることによって、食品を回転させながら加熱することは
行われているが、回転皿の半径方向の加熱むらや、上下
方向についての加熱むらは依然として残るものとなる。
【0003】そこで、従来より、加熱むらの改善を行う
ための構成として、オーブン庫内にスタラファンを設
け、これを回転させることにより電波を撹拌して電界強
度の均一化を図ることが行われている。ところが、この
ようなスタラファンを設けるものでは、スタラファンや
その駆動機構などを設ける必要があり、構成が複雑とな
って大幅なコスト高を招く欠点があった。
【0004】また、近年では、それとは別の構成とし
て、図5に示すように、オーブン庫1の底部に設けられ
回転皿2を支持する回転板3を、金属から格子網状に構
成し、この回転板(金属製回転網)3を回転させること
により、電波を撹拌することが考えられている。これに
よれば、スタラファンを設ける場合に比べて、構成が簡
単となる。しかしながら、この構成でも、回転板3と回
転皿2との2つの付属品が必要となり、しかも回転板3
自体が高価となる不具合があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、食品の加熱むらを防止することがで
き、しかも簡単で安価な構成で済ませることができる電
子レンジの回転皿を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジの回
転皿は、電子レンジのオーブン庫の内底部に設けられ、
食品を載置した状態で回転されるものにあって、絶縁材
製の回転皿本体と、この回転皿本体に設けられた電波撹
拌用の導電パターンとを具備するところに特徴を有する
(請求項1の発明)。
【0007】これによれば、回転皿本体が回転すること
に伴い、電波撹拌用の導電パターンも回転するようにな
る。この導電パターンの回転によって、庫内における電
波の透過や反射の位置が常に変動すること等により、電
波が撹拌され、電界分布の均一化が図られる。このと
き、電波の撹拌を、別途の格子網状の回転板や、別途の
駆動機構なしで実現することができ、部品数が少なく簡
単な構成で済ませることができる。
【0008】この場合、導電パターンを、回転皿本体の
表面に設けることはもとより、回転皿本体の内部に埋め
込む形態で設けるようにしても良いが、導電パターン
を、導電性塗料を印刷することにより回転皿本体に形成
したり(請求項2の発明)、無電解メッキにより回転皿
本体に形成したり(請求項3の発明)すれば、導電パタ
ーンの形成を極めて簡単に行うことができるようにな
る。
【0009】また、導電パターンを、回転皿本体の下面
に設けるようにすれば(請求項4の発明)、導電パター
ンに食器等が当たって傷ついたり剥がされたりすること
を極力防止することができる。あるいは、導電パターン
を保護膜により覆う構成としても良く(請求項5の発
明)、導電パターンの保護を図ることができる。
【0010】さらに、回転皿本体を構成する絶縁材とし
ては、ガラス、セラミック、合成樹脂等があげられる
が、回転皿本体を、合成樹脂から構成すると共に、その
下面部に回転駆動用のシャフトに連結される連結部を一
体に設けるようにしても良い(請求項6の発明)。これ
によれば、シャフトに連結するための連結部を別体とし
て設けずに済むので、より簡単な構成で済み、この場
合、合成樹脂製であれば、一体形成も容易に行うことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1,2,4,6に対応)について、図1ないし図3を参
照しながら説明する。まず、図3は、本実施例に係る電
子レンジの外観を、扉を開放しまた回転皿を取外した状
態で示している。
【0012】ここで、この電子レンジは、外箱11内
に、前面が開放した矩形箱状のオーブン庫12を配設し
て構成され、そのオーブン庫12内が食品を加熱する加
熱室13とされている。また、外箱11の前面には、前
記加熱室13を開閉するための扉14が設けられている
と共に、その右側に位置して、ユーザーが調理メニュー
の選択、調理時間の設定、調理スタートの指示等を行う
ための操作パネル15が設けられている。
【0013】また、図示はしないが、前記外箱11内に
は、オーブン庫12の右側部に位置して機械室が設けら
れ、この機械室内に、マイクロ波を発振するマグネトロ
ンやその駆動回路、冷却ファン装置、マイコン等からな
る制御回路などが設けられている。前記マグネトロンか
ら発振されたマイクロ波は、図示しない導波管を通し
て、例えば前記オーブン庫12の右側壁部に形成された
励振口から加熱室13内に供給されるようになってい
る。そして、前記加熱室13内の底部中心部には、回転
駆動用のシャフト16が、オーブン庫12の底板を貫通
して突出するように設けられ、そのシャフトは、加熱室
13の外底面側に設けられた図示しないRTモータによ
り回転駆動されるようになっている。
【0014】さて、前記加熱室13(オーブン庫12)
の内底部には、食品を載置するための本実施例に係る回
転皿17が配設される。図1及び図2に示すように、こ
の回転皿17は、絶縁材製の回転皿本体18の下面に、
電波撹拌用の導電パターン19を有して構成される。
【0015】前記回転皿本体18は、この場合例えばポ
リプロピレン等の合成樹脂から円形皿状に形成されてい
る。また、本実施例では、この回転皿本体18の下面部
の中心部には、前記シャフト16の上端に嵌合連結され
る円筒状(ボス状)の連結部20が一体に突出形成され
ている。
【0016】そして、前記導電パターン19は、図1に
示すように、この場合縦横に延びる格子状をなし、下面
ほぼ全体に渡って形成されている。本実施例では、この
導電パターン19は、回転皿本体18の下面に対し、導
電性塗料を印刷(スクリーン印刷)することにより形成
されるようになっている。
【0017】このように構成された回転皿17は、前記
シャフト16の上端に対し、前記連結部20を嵌挿させ
ることにより、前記シャフト16に直接的に連結され
る。尚、前記シャフト16の上端部は、いわゆるDカッ
ト形状とされており、前記連結部20の穴もそれに対応
した形状とされている。
【0018】上記構成において、食品の加熱調理を行う
にあたっては、使用者は、食品を回転皿17上に載置し
て加熱室13内に収容させ、操作パネル15のキー操作
により調理態様や時間等を設定して調理をスタートさせ
る。すると、マグネトロンが駆動されてマイクロ波が加
熱室13内に供給されると共に、RTモータによりシャ
フト16が回転駆動されて回転皿17が回転されるよう
になり、もって、食品が、加熱室13内を回転しながら
マイクロ波により加熱されるようになる。
【0019】このとき、回転皿17が回転することに伴
い、電波撹拌用の導電パターン19も回転するようにな
り、この導電パターン19の回転によって、電波の透過
や反射の位置が常に変動すること等により、電波が撹拌
され、加熱室13内の電界分布が均一化されるようにな
る。これにより、食品の加熱むらがなく、均一加熱が図
られるようになるのである。
【0020】このように本実施例によれば、回転皿17
に設けられた導電パターン19により、加熱室13内の
電波を撹拌することができ、食品の加熱むらを防止する
ことができる。このとき、電波撹拌用の導電パターン1
9を、回転皿17自体に設けるようにしたので、従来の
ようなスタラファンを設けたものや、回転皿2とは別途
に金属製回転板3を設けたものとは異なり、電波の撹拌
を、別途の付属品や別途の駆動機構なしで実現すること
ができ、この結果、部品数を削減することができ、極め
て簡単で安価な構成で済ませることができるようになっ
たのである。
【0021】そして、本実施例では、導電パターン19
を形成するにあたって、導電性塗料を印刷するようにし
たので、導電パターン19の形成を極めて簡単に行うこ
とができてより一層安価に済ませることができる。ま
た、本実施例では、導電パターン19を、回転皿本体1
8の下面に形成するようにしたので、導電パターン19
に食器等が当たって傷ついたり剥がされたりすることを
未然に防止することができるといったメリットも得るこ
とができる。
【0022】さらに、特に本実施例では、回転皿本体1
8を合成樹脂製とし、シャフト16に連結される連結部
20を一体に形成するようにしたので、別体の連結部2
0を設ける場合と比較して構成がより簡単となると共
に、極めて容易に連結部を一体形成することができるも
のである。
【0023】図4は、本発明の他の実施例に係る回転皿
21を示しており、上記実施例と異なる点は、回転皿本
体22に形成される電波撹拌用の導電パターン23のパ
ターン形状にある。即ち、この実施例では、導電パター
ン23を、放射方向に延びる複数本の羽根状に形成する
ようにしている。かかる構成でも、上記実施例と同様の
作用効果を得ることができる。その他、導電パターンの
パターン形状としては、電波撹拌の機能を有するもので
あれば、種々の変形が可能であることは勿論である。
【0024】尚、上記実施例では、導電性塗料の印刷に
より導電パターンを形成するようにしたが、導電パター
ンを無電解メッキにより形成しても良く(請求項3に対
応)、これによっても、同様に導電パターンの形成を極
めて簡単に行うことができる。また、導電パターンを露
出させるのではなく、回転皿本体に対する例えばシリコ
ーン樹脂等のコーティングにより、導電パターンを保護
膜により覆う構成としても良く(請求項5に対応)、こ
れにより、導電パターンの保護を図ることができるもの
である。
【0025】その他、例えば回転皿本体の材質として
は、ガラスやセラミック等の各種の絶縁材料を採用する
ことができ、また合成樹脂製とする場合でも、上記した
ポリプロピレンの他にもフェノール樹脂など比較的耐熱
性の高いものを採用することができる。また、導電パタ
ーンを回転皿本体の表面に設けるものに限らず、回転皿
本体内に埋込むようにして設けても良い等、本発明は要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
【0026】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の電子レンジの回転皿によれば、絶縁材製の回転皿本体
に電波撹拌用の導電パターンを設けるようにしたので、
食品の加熱むらを防止することができ、しかも簡単で安
価な構成で済ませることができるという実用的効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、回転皿の底面
【図2】回転皿の縦断面図
【図3】電子レンジの斜視図
【図4】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図5】従来例を示すオーブン庫内の斜視図
【符号の説明】
図面中、12はオーブン庫、16はシャフト、17,2
1は回転皿、18,22は回転皿本体、19,23は導
電パターン、20は連結部を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子レンジのオーブン庫の内底部に設け
    られ、食品を載置した状態で回転されるものであって、 絶縁材製の回転皿本体と、この回転皿本体に設けられた
    電波撹拌用の導電パターンとを具備することを特徴とす
    る電子レンジの回転皿。
  2. 【請求項2】 導電パターンは、導電性塗料を印刷する
    ことにより回転皿本体に形成されることを特徴とする請
    求項1記載の電子レンジの回転皿。
  3. 【請求項3】 導電パターンは、無電解メッキにより回
    転皿本体に形成されることを特徴とする請求項1記載の
    電子レンジの回転皿。
  4. 【請求項4】 導電パターンは、回転皿本体の下面に設
    けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の電子レンジの回転皿。
  5. 【請求項5】 導電パターンは保護膜により覆われてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電子レンジの回転皿。
  6. 【請求項6】 回転皿本体は、合成樹脂から構成される
    と共に、その下面部に回転駆動用のシャフトに連結され
    る連結部が一体に設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載の電子レンジの回転皿。
JP777998A 1998-01-19 1998-01-19 電子レンジの回転皿 Pending JPH11201465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP777998A JPH11201465A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 電子レンジの回転皿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP777998A JPH11201465A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 電子レンジの回転皿

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201465A true JPH11201465A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11675172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP777998A Pending JPH11201465A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 電子レンジの回転皿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201465A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0023827B1 (en) Cooking appliance of hot air circulating type
JPH11108369A (ja) 電子レンジ用スタラー
CA1081795A (en) Microwave oven with a rotary table
CA1068788A (en) Microwave energy feed system for combination cooking apparatus
JP2004108756A (ja) 電子レンジ
US4501945A (en) Microwave oven provided with turntable
KR100320669B1 (ko) 가열조리기
JPH11201465A (ja) 電子レンジの回転皿
US6686575B2 (en) Microwave oven having side wave dispersing unit
KR200150895Y1 (ko) 다기능 전자렌지의 히터 고정구조
JP2006308114A (ja) 高周波加熱装置
KR20050036439A (ko) 전자레인지 케비티의 하부플레이트구조
KR200390575Y1 (ko) 전자레인지의 회전식 히터시스템
JP2004340513A (ja) 電子レンジ
KR950009707Y1 (ko) 전자레인지의 스티러/컨벡션 겸용장치
KR100277957B1 (ko) 전자렌지의 고주파 분산 장치
KR200199628Y1 (ko) 전자렌지의 회동식 히터
KR100305861B1 (ko) 전자레인지의 마이크로웨이브 분배장치
JP2000068045A (ja) スタラーおよびスタラーを用いた電子レンジ
KR100293343B1 (ko) 전자렌지의회동식히터
KR100233197B1 (ko) 전자레인지
KR970003077Y1 (ko) 컨벡션 및 스터러겸용 팬이 구비된 전자렌지
KR200211567Y1 (ko) 전자렌지의 콘트롤패널
KR200393590Y1 (ko) 전자레인지
KR20060013843A (ko) 전자렌지의 조리실 분리 구조