JPH1120012A - 中空二重壁成形品の製造方法 - Google Patents

中空二重壁成形品の製造方法

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JPH1120012A
JPH1120012A JP18898197A JP18898197A JPH1120012A JP H1120012 A JPH1120012 A JP H1120012A JP 18898197 A JP18898197 A JP 18898197A JP 18898197 A JP18898197 A JP 18898197A JP H1120012 A JPH1120012 A JP H1120012A
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JP
Japan
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molded product
mold
molding
back wall
wall
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JP18898197A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kashiwagi
俊幸 柏木
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1120012A publication Critical patent/JPH1120012A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/70Removing or ejecting blown articles from the mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の離型の過程で成形品の裏壁面に多重
の離型痕を生じさせず、成形品の離型を円滑かつ確実に
できるようにする。 【解決手段】 ブロー成形金型は、成形品3の表壁4を
成形する一方の金型1と裏壁6を成形する他方の金型2
からなる一対の分割金型である。成形品3の裏壁6を成
形する他方の金型2のキャビティ7に成形品3の裏壁6
を押して成形品3を離型する突き出し部材9を備える。
突き出し部材9は、その端面が成形品3の裏壁6に当接
する平坦部10と、平坦部10の略中心部に突出部11
を有する。他方の金型2のキャビティ7面に突き出し部
材9の平坦部10を同一面とした状態でブロー成形し
て、突き出し部材9の突出部11で裏壁6に凹部16が
形成されるとともにその凹部16の頂端が表壁4と溶着
している成形品3を成形する。次いでブロー成形金型を
型開きし、突き出し部材9を作動させて成形品3の裏壁
6を離型方向に押して成形品3を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性合成樹脂
のブロー成形により対向する表壁と裏壁との間に中空部
を有する中空二重壁成形品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性合成樹脂のブロー成形により対
向する表壁と裏壁との間に中空部を有する中空二重壁成
形品を製造する方法として、特公平6−57424号公
報は、次の技術事項を開示している。
【0003】すなわち、中空成形品が表壁と裏壁を成形
する一方の金型と他方の金型からなる分割形式のブロー
成形金型により中空二重壁成形品をブロー成形し、ブロ
ー成形後に成形品の裏壁面を、他方の金型に備えている
突出ピンにより叩いて突き出すことにより、成形品の離
型を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特公平
6−57424号公報に示す技術によれば、成形品の形
状が複雑であったり、また離型しにくい形状であって
も、成形品の離型が迅速かつ確実に行われるが、成形品
の離型にあたっては、突出ピンを繰り返し往復動させて
裏壁面を叩くので、成形品の離型の過程における僅かな
傾きなどのために、突出ピンの先端が当たる裏壁面の位
置が少しずつずれることが避けられず、そのため、成形
品の内面には突出ピンによる二重あるいは三重の痕が生
じてしまい、外観性が損なわれることが判明した。ま
た、離型過程で成形品の内面に対して突出ピンの当接位
置がずれることにより、成形品の離型に支障を生ずるこ
とがあることも判明した。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に対処しよ
うとするものであって、成形品の裏壁を成形する金型の
キャビティに備える突き出し部材に、その端面側の平坦
部の略中心に突出部を設けて、ブロー成形時に成形品の
裏壁に突き出し部材の突出部で凹部を形成するとともに
その凹部の頂端が表壁と溶着している成形品を成形する
ことにより、突き出し部材の成形品の離型作動ごとに突
き出し部材の突出部が凹部に案内されるようにして成形
品の裏壁面の同一箇所を突き出し部材が押すようにし、
成形品の裏壁面に多重の離型痕が生じないうえ、成形品
の離型過程での傾きをなくして円滑かつ確実に離型がで
きる中空二重壁成形品の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る中空二重壁成形品の製造方法は、熱可
塑性合成樹脂のブロー成形により対向する表壁と裏壁と
の間に中空部を有する中空二重壁成形品を製造する方法
において、成形品の表壁を成形する一方の金型と裏壁を
成形する他方の金型からなる一対の分割金型であって成
形品の裏壁を成形する他方の金型のキャビティに成形品
の裏壁面を押して成形品を離型する突き出し部材を備え
ており、かつこの突き出し部材は、その端面が成形品の
裏壁面に当接する平坦部と、その平坦部の略中心部に突
出部を有しているブロー成形金型を用い、他方の金型の
キャビティ面に突き出し部材の平坦部を同一面とした状
態でブロー成形して、突き出し部材の突出部で裏壁に凹
部が形成されるとともにその凹部の頂端が表壁と溶着し
ている成形品を成形し、次いでブロー成形金型を型開き
したうえ、突き出し部材を作動させて成形品の裏壁面を
離型方向に押して成形品を取り出すことを特徴とする。
【0007】本発明に係る中空二重壁成形品の製造方法
においては、突き出し部材の平坦部の突出部に占める割
合が50%以上であることが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る中空二重壁成
形品のブロー成形態様を示す型締め前の断面図、図2は
型締めしてブローした態様を示す一部の断面図、図3は
ブロー成形後に型開きした態様を示す一部の断面図、図
4は型開き後の成形品の離型態様を示す一部の断面図、
図5は突き出し部材の一部の側面図および端面図、図6
は突き出し部材の他例を示す一部の側面図および端面図
である。
【0009】図1において、1は一方の金型、2は他方
の金型であり、一方の金型1は成形品3の表壁4を成形
するキャビティ5を有し、他方の金型2は成形品3の裏
壁6を成形するキャビティ7を有している。一方の金型
1および他方の金型2は一対の分割形式のブロー成形金
型を構成しており、一方の金型1のキャビティ5には、
成形品3のヒンジ部を成形する突起部8を有している。
【0010】成形品3の裏壁6を成形する他方の金型2
のキャビティ7には、成形品3の裏壁6を押して成形品
を離型する突き出し部材9を備えており、かつこの突き
出し部材9は、その端面が成形品3の裏壁6面に当接す
る平坦部10と、その平坦部10の略中心部に突出部1
1を有している。上記突き出し部材9は、他方の金型2
にスライド自在に嵌装されていて、その端面側がキャビ
ティ7から突出またはキャビティ7面まで往復動自在に
なっている。12はエアシリンダであって突き出し部材
9をキャビティ7から突出またはキャビティ7面まで往
復動させるためのものである。13は押出ダイ、14は
パリソン、15,15はブローノズルである。
【0011】上記突き出し部材9の平坦部10の突出部
11に占める割合は50%以上であり、特に80%以上
であることが好ましい。平坦部10は、突き出しの際に
裏壁6を押し出す力を伝えるものであるから、平坦部1
0を大きくすることにより無理のない突き出しができる
ことになる。
【0012】図5に示すように、突き出し部材9の端面
にある突出部11は、平坦部10の略中心にあり、突出
部11の先端部は球面状のガイド部16を形成してい
る。この突き出し部材9は、図6に示すように、突出部
11のガイド部16は先端を平らにした円錐状としても
よい。
【0013】図1に示すように、押出ダイ13から溶融
した熱可塑性合成樹脂のパリソン14を押し出し、型開
きしたブロー成形金型を構成する一方の金型1と他方の
金型2間に配置して型締めをし、ブローノズル15,1
5からパリソン14内に圧力流体を導入してブロー成形
し、成形品3をブロー成形金型内で成形する。このブロ
ー成形工程において突き出し部材9はその平坦部10が
他方の金型2のキャビティ7面と同一面となる位置にあ
るが、突き出し部材9の平坦部10にはその略中心に突
出部11を有しているので、裏壁6には突出部11によ
り凹部16が形成され、この凹部16の頂部が表壁4に
溶着される。このため、成形品3の表壁4と裏壁6とが
凹部16により一体化される(図2)。
【0014】次いで、ブロー成形金型の一方の金型1と
他方の金型2を型開きしたうえ(図3)、突き出し部材
9をキャビティ7から突出させる作動を1度または若干
の回数繰り返すことにより、突き出し部材9の平坦部1
0で成形品3の裏壁6を離型方向に押し、成形品3を型
から離脱させる(図4)。
【0015】ところで、突き出し部材9の端面側の突出
部11は、図5または図6に示すように、球面または円
錐状のガイド部17をなしているので、突き出し部材9
を裏壁6を押す方向に突き出すときに、このガイド部1
7が裏壁6の凹部16に正しく嵌入する案内をすること
になる。このため、成形品3の離型過程で成形品3が傾
くことがあって、裏壁6の凹部16と突き出し部材9の
突出部11との対応にずれが生じることがあっても、次
に突き出し部材9を突き出すときにその突出部11の平
坦部10が先の当接位置からずれて裏壁6の凹部16の
周辺を突くことがなく、突出部11が凹部16に正しく
嵌入した状態で平坦部10が成形品3の裏壁6面を押す
ので、成形品3の離型の過程で突き出し部材9により裏
壁6に二重、三重の多重痕を生じさせることがなく、成
形品3の外観性を損なうことがない。また、成形品3の
離型の過程でそれに傾きが生じても、突き出し部材9で
次に突き出す際には裏壁6の凹部16が突き出し部材9
の突出部11に正しく対応するように成形品3の姿勢が
修正されることから、成形品3の離型が円滑かつ確実に
行われることになる。
【0016】さらに、突き出し部材9の突出部11で裏
壁6に凹部16が形成されるとともにその凹部16の頂
端が表壁4と溶着しているので、突き出し部材9を作動
させて成形品の裏壁6を離型方向に押して成形品を取り
出す際に裏壁6がバウンドするのを抑制することができ
る。このため、突き出し部材9を突出させる作動は1度
ないしは若干の回数ですむので、突き出し部材9が安定
した動作状態を保ち、裏壁6に多重の離型痕が生じな
い。
【0017】本発明において、中空二重壁成形品とは、
実施の形態として例示した図示のケースのほか、各種パ
ネルや容器などであるが、特に離型に難のある中空二重
壁成形品一般をいうものとする。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、成形品の裏壁を成形す
る金型のキャビティに備える突き出し部材に平坦部の略
中心に突出部を設けることにより、ブロー成形時に成形
品の裏壁に突き出し部材の突出部で凹部を形成するとと
もにその凹部の頂端が表壁と溶着している成形品を成形
することができて成形品の強度と剛性が向上するととも
に、突き出し部材の成形品の離型作動ごとに突き出し部
材の突出部が凹部に案内されるようにして成形品の裏壁
面の同一箇所を突き出し部材が押すようにして、成形品
の裏壁面に多重の離型痕を生じさせないうえ、成形品の
離型過程での傾きをなくして円滑かつ確実に離型ができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中空二重壁成形品のブロー成形態
様を示す型締め前の断面図である。
【図2】型締めしてブロー成形した態様を示す一部の断
面図である。
【図3】ブロー成形後に型開きした態様を示す一部の断
面図である。
【図4】型開き後の成形品の離型態様を示す一部の断面
図である。
【図5】突き出し部材の一部の側面図および端面図であ
る。
【図6】突き出し部材の他例を示す一部の側面図および
端面図である。
【符号の説明】
1 一方の金型 2 他方の金型 3 成形品 4 表壁 5 キャビティ 6 裏壁 7 キャビティ 8 突起部 9 突き出し部材 10 平坦部 11 突出部 12 エアシリンダ 13 押出ダイ 14 パリソン 15,15 ブローノズル 16 凹部 17 ガイド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂のブロー成形により対
    向する表壁と裏壁との間に中空部を有する中空二重壁成
    形品を製造する方法において、成形品の表壁を成形する
    一方の金型と裏壁を成形する他方の金型からなる一対の
    分割金型であって成形品の裏壁を成形する他方の金型の
    キャビティに成形品の裏壁面を押して成形品を離型する
    突き出し部材を備えており、かつこの突き出し部材は、
    その端面が成形品の裏壁面に当接する平坦部と、その平
    坦部の略中心部に突出部を有しているブロー成形金型を
    用い、他方の金型のキャビティ面に突き出し部材の平坦
    部を同一面とした状態でブロー成形して、突き出し部材
    の突出部で裏壁に凹部が形成されるとともにその凹部の
    頂端が表壁と溶着している成形品を成形し、次いでブロ
    ー成形金型を型開きしたうえ、突き出し部材を作動させ
    て成形品の裏壁を離型方向に押して成形品を取り出すこ
    とを特徴とする中空二重壁成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 突き出し部材の平坦部の突出部に占める
    割合が50%以上であることを特徴とする請求項1記載
    の中空二重壁成形品の製造方法。
JP18898197A 1997-06-30 1997-06-30 中空二重壁成形品の製造方法 Pending JPH1120012A (ja)

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