JPH11200070A - 溶融Zn系合金めっき鋼線 - Google Patents
溶融Zn系合金めっき鋼線Info
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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- C23C28/345—Coatings combining at least one metallic layer and at least one inorganic non-metallic layer including at least one inorganic non-metallic material layer, e.g. metal carbide, nitride, boride, silicide layer and their mixtures, enamels, phosphates and sulphates with at least one oxide layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 海峡横断橋や港湾横断橋の架設現地のような
高濃度の海塩粒子が浮遊する環境におけるケーブル用鋼
線の保管期間を延長し、かつ、架設後のケーブルの内部
のような塩素イオン濃度の低い環境における鋼線の耐食
性を向上させる。 【解決手段】 鋼線の表面にNi付着量で0.2〜2g
/m2 のNiめっき層、その上にMg:0.05〜3重
量%,Al:0.05〜20重量%を含有し、その付着
量が100〜400g/m2 である溶融Zn系合金めっ
き層を有し、さらにその上にクロメート,リン酸塩,有
機ジルコニウム塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩のう
ち少なくとも1種類の化成処理皮膜を介して、有機合成
樹脂塗膜を有することを特徴とする溶融Zn系合金めっ
き鋼線。好ましくは、前記有機合成樹脂塗膜を焼付硬化
型の塗料組成物を硬化度80%以上に硬化させた塗膜と
する。
高濃度の海塩粒子が浮遊する環境におけるケーブル用鋼
線の保管期間を延長し、かつ、架設後のケーブルの内部
のような塩素イオン濃度の低い環境における鋼線の耐食
性を向上させる。 【解決手段】 鋼線の表面にNi付着量で0.2〜2g
/m2 のNiめっき層、その上にMg:0.05〜3重
量%,Al:0.05〜20重量%を含有し、その付着
量が100〜400g/m2 である溶融Zn系合金めっ
き層を有し、さらにその上にクロメート,リン酸塩,有
機ジルコニウム塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩のう
ち少なくとも1種類の化成処理皮膜を介して、有機合成
樹脂塗膜を有することを特徴とする溶融Zn系合金めっ
き鋼線。好ましくは、前記有機合成樹脂塗膜を焼付硬化
型の塗料組成物を硬化度80%以上に硬化させた塗膜と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り橋や斜張橋の
ケーブルの鋼線に用いる溶融Znめっき鋼線に関するも
のである。
ケーブルの鋼線に用いる溶融Znめっき鋼線に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、吊り橋ケーブルは、ストランド
と呼ばれる鋼線の平行結束体を一方の岸壁から他方の岸
壁まで一本ずつ所定本数まで架設した後、これらのスト
ランドをケーブルバンドにより結束して用いられる。そ
のため、架設前のケーブルはストランド毎に保管され
る。ところが、ストランドは架設工事の現地に保管され
ることが多く、特に海峡横断橋の場合には、海岸璧のよ
うな高濃度の海塩粒子が浮遊する過酷な腐食環境で保管
されることが多い。しかも、橋の規模によっては、その
保管期間が通常数年間に及ぶこともある。
と呼ばれる鋼線の平行結束体を一方の岸壁から他方の岸
壁まで一本ずつ所定本数まで架設した後、これらのスト
ランドをケーブルバンドにより結束して用いられる。そ
のため、架設前のケーブルはストランド毎に保管され
る。ところが、ストランドは架設工事の現地に保管され
ることが多く、特に海峡横断橋の場合には、海岸璧のよ
うな高濃度の海塩粒子が浮遊する過酷な腐食環境で保管
されることが多い。しかも、橋の規模によっては、その
保管期間が通常数年間に及ぶこともある。
【0003】また、斜張橋は規模こそ吊り橋には及ばな
いものの、ストランドを高濃度の海塩粒子に保管すると
いう点で吊り橋と同様の問題がある。そのため、このよ
うな環境の中でストランドの構成単位である鋼線を腐食
のない健全な状態に保つ為に、従来から溶融Znめっき
が施されてきた。しかし、過酷な腐食環境下に数年以上
も保管されると、溶融Znめっきを施した鋼線といえど
も局所的な腐食が散見されることがある。これに対し
て、特開平9−263926号公報にて、高濃度の海塩
粒子環境で腐食しにくい溶融Zn系合金めっき鋼線が開
示されており、このめっきはMgが0.05〜3重量
%,Alが0.1〜1重量%を含有するZn系合金めっ
きである。
いものの、ストランドを高濃度の海塩粒子に保管すると
いう点で吊り橋と同様の問題がある。そのため、このよ
うな環境の中でストランドの構成単位である鋼線を腐食
のない健全な状態に保つ為に、従来から溶融Znめっき
が施されてきた。しかし、過酷な腐食環境下に数年以上
も保管されると、溶融Znめっきを施した鋼線といえど
も局所的な腐食が散見されることがある。これに対し
て、特開平9−263926号公報にて、高濃度の海塩
粒子環境で腐食しにくい溶融Zn系合金めっき鋼線が開
示されており、このめっきはMgが0.05〜3重量
%,Alが0.1〜1重量%を含有するZn系合金めっ
きである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の特開平
9−263926号公報におけるZn系合金めっきで
も、架設後のケーブルの内部のような塩化物濃度が極め
て低い環境すなわち高抵抗環境では必ずしも良好な耐食
性は得られなかった。そこで、本発明は、高濃度海塩粒
子環境でも高抵抗環境でも優れた耐食性を有するZn系
合金めっき鋼線を提供する。
9−263926号公報におけるZn系合金めっきで
も、架設後のケーブルの内部のような塩化物濃度が極め
て低い環境すなわち高抵抗環境では必ずしも良好な耐食
性は得られなかった。そこで、本発明は、高濃度海塩粒
子環境でも高抵抗環境でも優れた耐食性を有するZn系
合金めっき鋼線を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決する耐食性に優れたZn系合金めっき鋼線を提供する
もので、その要旨とするところは、以下の通りである。 (1)鋼線の表面にNi付着量で0.2〜2g/m2 の
Niめっき層、その上にMg:0.05〜3重量%,A
l:0.05〜20重量%を含有し、その付着量が10
0〜400g/m2 である溶融Zn系合金めっき層を有
し、さらにその上にクロメート,リン酸塩,有機ジルコ
ニウム塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩のうち少なく
とも1種類の化成処理皮膜を介して、有機合成樹脂塗膜
を有することを特徴とする溶融Zn系合金めっき鋼線。 (2)前記有機合成樹脂塗膜が、焼付硬化型の塗料組成
物を硬化度80%以上に硬化させた塗膜であることを特
徴とする前記(1)に記載の溶融Zn系合金めっき鋼線
にある。
決する耐食性に優れたZn系合金めっき鋼線を提供する
もので、その要旨とするところは、以下の通りである。 (1)鋼線の表面にNi付着量で0.2〜2g/m2 の
Niめっき層、その上にMg:0.05〜3重量%,A
l:0.05〜20重量%を含有し、その付着量が10
0〜400g/m2 である溶融Zn系合金めっき層を有
し、さらにその上にクロメート,リン酸塩,有機ジルコ
ニウム塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩のうち少なく
とも1種類の化成処理皮膜を介して、有機合成樹脂塗膜
を有することを特徴とする溶融Zn系合金めっき鋼線。 (2)前記有機合成樹脂塗膜が、焼付硬化型の塗料組成
物を硬化度80%以上に硬化させた塗膜であることを特
徴とする前記(1)に記載の溶融Zn系合金めっき鋼線
にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のめっき鋼線は、鋼線の表
面にNi:0.2〜5g/m2 のNiめっき層、その上
にMg:0.05〜3重量%,Al:0.05〜20重
量%を含有するZn系合金めっき層を有する。鋼線表面
のNi付着量が0.2g/m2 未満では、Zn系合金め
っきをしたときに不めっきが生じやすい。一方、2g/
m2 を超えるとZn系合金めっきの密着性が低下する。
従って、Niめっき量は0.2〜2g/m2 とする。次
に、Niめっき層の上に施すZn系合金めっき層におい
て、MgとAlの量的関係を規定することによって、良
好な耐食性を付与することができる。
面にNi:0.2〜5g/m2 のNiめっき層、その上
にMg:0.05〜3重量%,Al:0.05〜20重
量%を含有するZn系合金めっき層を有する。鋼線表面
のNi付着量が0.2g/m2 未満では、Zn系合金め
っきをしたときに不めっきが生じやすい。一方、2g/
m2 を超えるとZn系合金めっきの密着性が低下する。
従って、Niめっき量は0.2〜2g/m2 とする。次
に、Niめっき層の上に施すZn系合金めっき層におい
て、MgとAlの量的関係を規定することによって、良
好な耐食性を付与することができる。
【0007】Mgの含有量は、耐食性の向上のためには
0.05重量%以上が必要である。しかし、3重量%を
超えるとめっき層が脆くなって密着性が低下する。した
がって、Mgの含有量は0.05〜3重量%とする。ま
た、Alの含有量は、0.05重量%未満ではめっきの
耐食性は低下する。しかし、20重量%を超えると、め
っきの上に設けた塗膜との良好な密着性が得にくい。し
たがって、Alの含有量は0.05〜20重量%とす
る。
0.05重量%以上が必要である。しかし、3重量%を
超えるとめっき層が脆くなって密着性が低下する。した
がって、Mgの含有量は0.05〜3重量%とする。ま
た、Alの含有量は、0.05重量%未満ではめっきの
耐食性は低下する。しかし、20重量%を超えると、め
っきの上に設けた塗膜との良好な密着性が得にくい。し
たがって、Alの含有量は0.05〜20重量%とす
る。
【0008】次に、前述した本発明の溶融Zn系合金め
っきを鋼線に施すめっき方法について説明する。まず、
めっきの前処理は、良好なめっき外観を得るために無電
解Niめっき法を採用する。無電解Niめっき浴として
は、とくに限定しないが、硫酸ニッケルを含ませ、浴温
90〜91℃,pH4.5〜5の条件で30秒〜1分ほ
ど浸漬してNiめっきするとよい。
っきを鋼線に施すめっき方法について説明する。まず、
めっきの前処理は、良好なめっき外観を得るために無電
解Niめっき法を採用する。無電解Niめっき浴として
は、とくに限定しないが、硫酸ニッケルを含ませ、浴温
90〜91℃,pH4.5〜5の条件で30秒〜1分ほ
ど浸漬してNiめっきするとよい。
【0009】Niめっき層の上に、Zn系合金めっきを
施すに際しては、Znめっき浴中にMg:0.05〜3
重量%,Al:0.05〜20重量%を含有させる。め
っき浴温は380〜500℃とすることが好ましい。3
80℃未満では、溶融Znめっき浴の流動性が低く、良
好なめっき外観が得られない。一方、500℃を超える
と鋼線の強度が低下する恐れがある。
施すに際しては、Znめっき浴中にMg:0.05〜3
重量%,Al:0.05〜20重量%を含有させる。め
っき浴温は380〜500℃とすることが好ましい。3
80℃未満では、溶融Znめっき浴の流動性が低く、良
好なめっき外観が得られない。一方、500℃を超える
と鋼線の強度が低下する恐れがある。
【0010】Zn系合金めっき浴中への鋼線の浸漬時間
は、0.5〜10分がよい。0.5分未満では、めっき
の密着性が低下し、10分を超えるとめっき層が脆くな
る。Zn系合金めっきの付着量は、きず付き等のめっき
への機械的なダメージを考慮して100g/m2 以上と
する。また、あまり厚目付にするとめっき表面の平滑性
が損なわれることがあるので、400mg/m2 を上限
とする。
は、0.5〜10分がよい。0.5分未満では、めっき
の密着性が低下し、10分を超えるとめっき層が脆くな
る。Zn系合金めっきの付着量は、きず付き等のめっき
への機械的なダメージを考慮して100g/m2 以上と
する。また、あまり厚目付にするとめっき表面の平滑性
が損なわれることがあるので、400mg/m2 を上限
とする。
【0011】つぎに、めっきの上に施す化成処理につい
て説明する。化成処理の種類は、クロメート処理,リン
酸塩処理,有機ジルコニウム塩処理,有機チタン塩処
理,ジルコニウム塩処理のうち少なくとも1種類を採用
する。これ以外の処理では、めっきと塗膜との良好な密
着性が得られない。化成処理は、めっき面を十分に脱脂
してからおこなうことが好ましい。脱脂に用いる薬液は
揮発性のある有機溶剤や専用の市販品を用いてかまわな
い。化成処理方法は、浸漬法やスプレー法またはその他
適当な方法でおこなってよい。
て説明する。化成処理の種類は、クロメート処理,リン
酸塩処理,有機ジルコニウム塩処理,有機チタン塩処
理,ジルコニウム塩処理のうち少なくとも1種類を採用
する。これ以外の処理では、めっきと塗膜との良好な密
着性が得られない。化成処理は、めっき面を十分に脱脂
してからおこなうことが好ましい。脱脂に用いる薬液は
揮発性のある有機溶剤や専用の市販品を用いてかまわな
い。化成処理方法は、浸漬法やスプレー法またはその他
適当な方法でおこなってよい。
【0012】化成処理皮膜の付着量は、とくに限定しな
いが、クロメート処理では金属クロム換算で20〜10
0mg/m2 、リン酸塩処理ではリン原子換算で0.5
〜5g/m2 程度が望ましく、有機ジルコニウム塩処
理,有機チタン塩処理およびジルコニウム塩処理では各
々対応する金属に換算して2〜20mg/m2 程度が望
ましい。これらの範囲を外れると、没水環境や高温高湿
度環境において塗膜ふくれが発生しやすくなる。
いが、クロメート処理では金属クロム換算で20〜10
0mg/m2 、リン酸塩処理ではリン原子換算で0.5
〜5g/m2 程度が望ましく、有機ジルコニウム塩処
理,有機チタン塩処理およびジルコニウム塩処理では各
々対応する金属に換算して2〜20mg/m2 程度が望
ましい。これらの範囲を外れると、没水環境や高温高湿
度環境において塗膜ふくれが発生しやすくなる。
【0013】化成処理皮膜が十分に乾燥した後、有機合
成樹脂塗料を塗装する。塗料としては、アクリル系,塩
化ゴム系,塩化ビニル系,ポリウレタン系など市販のも
のを用いてもよいが、塗膜の密着性が高く、機械的強度
にも優れていることからエポキシ系塗料を用いるのが好
ましい。エポキシ系塗料の組成は適宜調節してよいが、
連続生産の塗装ラインで、限られた時間内に塗装から成
膜までの一連の工程を完了する必要があるので、焼付型
を用いるのが好ましく、焼付硬化型を用いるのがさらに
好ましい。
成樹脂塗料を塗装する。塗料としては、アクリル系,塩
化ゴム系,塩化ビニル系,ポリウレタン系など市販のも
のを用いてもよいが、塗膜の密着性が高く、機械的強度
にも優れていることからエポキシ系塗料を用いるのが好
ましい。エポキシ系塗料の組成は適宜調節してよいが、
連続生産の塗装ラインで、限られた時間内に塗装から成
膜までの一連の工程を完了する必要があるので、焼付型
を用いるのが好ましく、焼付硬化型を用いるのがさらに
好ましい。
【0014】塗料に用いるエポキシ樹脂は、平均分子量
300〜4000,エポキシ当量70〜5000のもの
がよく、分子末端のオキシラン環の数はエポキシ1分子
あたり2個以上のものを用いる。また、これらのエポキ
シ樹脂を適宜変性したものを用いてもよい。硬化剤はジ
アミン誘導体(ジシアンジアミドおよびイミダゾール誘
導体を含む),酸無水物,フェノール誘導体,アミン塩
およびこれらの各種変性体の中から適宜選定する。
300〜4000,エポキシ当量70〜5000のもの
がよく、分子末端のオキシラン環の数はエポキシ1分子
あたり2個以上のものを用いる。また、これらのエポキ
シ樹脂を適宜変性したものを用いてもよい。硬化剤はジ
アミン誘導体(ジシアンジアミドおよびイミダゾール誘
導体を含む),酸無水物,フェノール誘導体,アミン塩
およびこれらの各種変性体の中から適宜選定する。
【0015】エポキシ樹脂と硬化剤の適切な混合比は、
用いる化合物の組み合せによって異なるので一概には規
定できないが、例えば1級アミン化合物を硬化剤とする
場合には、エポキシ樹脂のオキシラン環10部に対し
て、硬化剤の活性水素が8部程度になるようにするとよ
い。さらに、塗膜に強度や柔軟性などを付与するため
に、シリカなどの無機系添加剤を加えてもよいし、塗装
作業を容易にするために、有機溶剤で希釈してもよい。
ただし、有機溶剤は、用いるエポキシ樹脂や硬化剤と化
学反応を起こさないものを用いる。
用いる化合物の組み合せによって異なるので一概には規
定できないが、例えば1級アミン化合物を硬化剤とする
場合には、エポキシ樹脂のオキシラン環10部に対し
て、硬化剤の活性水素が8部程度になるようにするとよ
い。さらに、塗膜に強度や柔軟性などを付与するため
に、シリカなどの無機系添加剤を加えてもよいし、塗装
作業を容易にするために、有機溶剤で希釈してもよい。
ただし、有機溶剤は、用いるエポキシ樹脂や硬化剤と化
学反応を起こさないものを用いる。
【0016】塗装は、鋼線を塗料の中に浸漬するか、適
当な塗装機を用いてスプレー法によっておこなうが、こ
れ以外の方法を用いてもよい。塗装後は、塗膜厚を均一
にするために必要に応じてゴムベラなどで軽くしごくと
よい。焼付けは、熱風乾燥法,電気誘導加熱法または赤
外線加熱法など適当な方法によりおこなう。ただし、ど
のような方法で焼付けるにしても、焼付け後の塗膜の硬
化度は80%以上でなくてはならない。これを下回る
と、強固な塗膜は得られない。なお、塗膜の硬化度は、
公開技報95−4431号に開示された方法で見積もる
ことができる。必要な塗膜厚は、吊り橋毎にケーブル内
部の腐食環境等を考慮して個別に決めることが肝要であ
るので、ここではとくに限定しない。しかし、防食性を
有するためには少なくとも5μ以上が望ましい。
当な塗装機を用いてスプレー法によっておこなうが、こ
れ以外の方法を用いてもよい。塗装後は、塗膜厚を均一
にするために必要に応じてゴムベラなどで軽くしごくと
よい。焼付けは、熱風乾燥法,電気誘導加熱法または赤
外線加熱法など適当な方法によりおこなう。ただし、ど
のような方法で焼付けるにしても、焼付け後の塗膜の硬
化度は80%以上でなくてはならない。これを下回る
と、強固な塗膜は得られない。なお、塗膜の硬化度は、
公開技報95−4431号に開示された方法で見積もる
ことができる。必要な塗膜厚は、吊り橋毎にケーブル内
部の腐食環境等を考慮して個別に決めることが肝要であ
るので、ここではとくに限定しない。しかし、防食性を
有するためには少なくとも5μ以上が望ましい。
【0017】
【実施例】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細に
説明する。 (実施例1)直径5mmの鋼線を10%硫酸で酸洗した
後、めっき前処理として無電解Niめっきをおこなっ
た。無電解Niめっき浴は、硫酸ニッケル(25g/
l),次亜リン酸ナトリウム(20g/l)およびクエ
ン酸ナトリウム(10g/l)の組成とし、pHを約5
に調整した。浴の温度は90℃とし、鋼線を約30秒間
浸漬して処理した。次に、MgとAlの組成を調整した
溶融Znめっき浴に、上述の前処理を施した鋼線を3分
間浸漬してめっきした。このめっき鋼線を、市販のアル
カリ脱脂剤で脱脂した後、市販のリン酸塩処理液にリン
原子換算で2〜3g/m2 の付着量になるように浸漬し
て処理をおこなった。
説明する。 (実施例1)直径5mmの鋼線を10%硫酸で酸洗した
後、めっき前処理として無電解Niめっきをおこなっ
た。無電解Niめっき浴は、硫酸ニッケル(25g/
l),次亜リン酸ナトリウム(20g/l)およびクエ
ン酸ナトリウム(10g/l)の組成とし、pHを約5
に調整した。浴の温度は90℃とし、鋼線を約30秒間
浸漬して処理した。次に、MgとAlの組成を調整した
溶融Znめっき浴に、上述の前処理を施した鋼線を3分
間浸漬してめっきした。このめっき鋼線を、市販のアル
カリ脱脂剤で脱脂した後、市販のリン酸塩処理液にリン
原子換算で2〜3g/m2 の付着量になるように浸漬し
て処理をおこなった。
【0018】一方、有機合成樹脂塗料は、以下のように
して調合した。まず、平均分子量が380でエポキシ当
量が190である2官能型エポキシ樹脂に、体質顔料と
してフュームドシリカを5重量%配合し、トルエンで5
0%に希釈した。そこに、ビス−アミノプロピル−テト
ラオキサ−スピロ−ウンデカンを硬化剤として、エポキ
シ樹脂との重量比が2.8〜3.0:1になるように添
加した。この塗料の中に化成処理しためっき鋼線を浸漬
した後、その鋼線を、ゴム板にくり貫いた直径約5mm
の円形の穴を通過させて余分の塗料を除去した。このよ
うにして塗装しためっき鋼線を、230℃の乾燥炉の中
で3分間保定した。塗膜の厚さは約10μであり、硬化
度は95%以上であった。
して調合した。まず、平均分子量が380でエポキシ当
量が190である2官能型エポキシ樹脂に、体質顔料と
してフュームドシリカを5重量%配合し、トルエンで5
0%に希釈した。そこに、ビス−アミノプロピル−テト
ラオキサ−スピロ−ウンデカンを硬化剤として、エポキ
シ樹脂との重量比が2.8〜3.0:1になるように添
加した。この塗料の中に化成処理しためっき鋼線を浸漬
した後、その鋼線を、ゴム板にくり貫いた直径約5mm
の円形の穴を通過させて余分の塗料を除去した。このよ
うにして塗装しためっき鋼線を、230℃の乾燥炉の中
で3分間保定した。塗膜の厚さは約10μであり、硬化
度は95%以上であった。
【0019】このようにして作製しためっき鋼線の耐食
性を調べるために、カッターナイフで鋼面まで達する線
状の人工疵を塗膜に加え、塩水噴霧試験と40℃の温水
浸漬試験を1000時間おこない、疵部からの塗膜の最
大剥離幅を測定した。以上の試験結果を表1に示す。こ
の表からは、Mgの含有量が0.05〜3重量%および
Alの含有量が0.05〜20重量%の範囲内におい
て、剥離は発生しないか発生しても軽微であり、赤錆の
発生もほとんど認められなかった。しかし、この範囲を
外れると塗膜剥離もしくは赤錆の発生が多くなることが
判明した。
性を調べるために、カッターナイフで鋼面まで達する線
状の人工疵を塗膜に加え、塩水噴霧試験と40℃の温水
浸漬試験を1000時間おこない、疵部からの塗膜の最
大剥離幅を測定した。以上の試験結果を表1に示す。こ
の表からは、Mgの含有量が0.05〜3重量%および
Alの含有量が0.05〜20重量%の範囲内におい
て、剥離は発生しないか発生しても軽微であり、赤錆の
発生もほとんど認められなかった。しかし、この範囲を
外れると塗膜剥離もしくは赤錆の発生が多くなることが
判明した。
【0020】
【表1】
【0021】(実施例2)実施例1と同様な条件で無電
解Niめっきした鋼線を、Mgを0.5重量%およびA
lを0.2重量%添加したZnめっき浴に実施例1と同
じ要領で溶融めっきした(めっき付着量約350g/m
2 )。このめっき鋼線を、市販のアルカリ脱脂剤で脱脂
した後、各種の化成処理液に浸漬して処理をおこなっ
た。このとき、薬液の濃度や浸漬時間を調節しながら、
化成皮膜の付着量を任意に変えた。その後、実施例1と
同じ要領で塗装と焼き付けをしてサンプルを作製し(膜
厚約10μ)、塩水噴霧試験および温水浸漬試験(40
℃)をそれぞれ1000時間おこなった。
解Niめっきした鋼線を、Mgを0.5重量%およびA
lを0.2重量%添加したZnめっき浴に実施例1と同
じ要領で溶融めっきした(めっき付着量約350g/m
2 )。このめっき鋼線を、市販のアルカリ脱脂剤で脱脂
した後、各種の化成処理液に浸漬して処理をおこなっ
た。このとき、薬液の濃度や浸漬時間を調節しながら、
化成皮膜の付着量を任意に変えた。その後、実施例1と
同じ要領で塗装と焼き付けをしてサンプルを作製し(膜
厚約10μ)、塩水噴霧試験および温水浸漬試験(40
℃)をそれぞれ1000時間おこなった。
【0022】その評価結果を表2に示す。この表から、
化成処理はクロメート,リン酸塩,有機ジルコニウム
塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩を用いた場合に良好
な結果が得られた。さらに、クロメート処理では金属ク
ロム換算で20〜100mg/m2 、リン酸塩処理では
リン原子換算で0.5〜5g/m2 程度、有機ジルコニ
ウム塩処理,有機チタン塩処理およびジルコニウム塩処
理では各々対応する金属に換算して2〜20mg/m2
程度で塗膜剥離がとくに少なくなった。そして、これら
の範囲を外れると、塗膜剥離が発生しやすくなることが
判明した。
化成処理はクロメート,リン酸塩,有機ジルコニウム
塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩を用いた場合に良好
な結果が得られた。さらに、クロメート処理では金属ク
ロム換算で20〜100mg/m2 、リン酸塩処理では
リン原子換算で0.5〜5g/m2 程度、有機ジルコニ
ウム塩処理,有機チタン塩処理およびジルコニウム塩処
理では各々対応する金属に換算して2〜20mg/m2
程度で塗膜剥離がとくに少なくなった。そして、これら
の範囲を外れると、塗膜剥離が発生しやすくなることが
判明した。
【0023】
【表2】
【0024】(実施例3)実施例1と同様な条件で無電
解Niめっきした鋼線を、Mgを0.5重量%およびA
lを0.2重量%添加したZnめっき浴に実施例1と同
じ要領で溶融めっきした(めっき付着量約350g/m
2 )。そのめっき鋼線を、市販のアルカリ脱脂剤で脱脂
した後、市販のリン酸塩処理液にリン原子換算で2〜3
g/m2 の付着量になるように浸漬して処理をおこなっ
た。つぎに、塗装膜厚の薄いサンプルを得るために、実
施例1で用いたのと同じエポキシ塗料をさらにトルエン
で任意に希釈した。この希釈塗料を用いて実施例1と同
じ要領で塗装および焼き付けをおこなった。このように
して得られたサンプルを用いて、実施例1と同様に塩水
噴霧試験と温水浸漬試験(40℃)をそれぞれ1000
時間おこなった。その試験結果を表3に示す。この表か
ら、塗装膜厚が5μを下回ると塗膜のふくれが発生しや
すくなることが判明した。
解Niめっきした鋼線を、Mgを0.5重量%およびA
lを0.2重量%添加したZnめっき浴に実施例1と同
じ要領で溶融めっきした(めっき付着量約350g/m
2 )。そのめっき鋼線を、市販のアルカリ脱脂剤で脱脂
した後、市販のリン酸塩処理液にリン原子換算で2〜3
g/m2 の付着量になるように浸漬して処理をおこなっ
た。つぎに、塗装膜厚の薄いサンプルを得るために、実
施例1で用いたのと同じエポキシ塗料をさらにトルエン
で任意に希釈した。この希釈塗料を用いて実施例1と同
じ要領で塗装および焼き付けをおこなった。このように
して得られたサンプルを用いて、実施例1と同様に塩水
噴霧試験と温水浸漬試験(40℃)をそれぞれ1000
時間おこなった。その試験結果を表3に示す。この表か
ら、塗装膜厚が5μを下回ると塗膜のふくれが発生しや
すくなることが判明した。
【0025】
【表3】
【0026】
【発明の効果】本発明の鋼線は、溶融Zn−Mg−Al
系合金めっきを施し、その上に化成処理皮膜を介して有
機合成樹脂塗膜を設けたものである。この表面処理によ
り、沿岸における橋梁ケーブル用ストランドの保管期間
を延長することが可能となるだけでなく、架設後のケー
ブルの耐食性も従来以上に向上させることが可能とな
る。
系合金めっきを施し、その上に化成処理皮膜を介して有
機合成樹脂塗膜を設けたものである。この表面処理によ
り、沿岸における橋梁ケーブル用ストランドの保管期間
を延長することが可能となるだけでなく、架設後のケー
ブルの耐食性も従来以上に向上させることが可能とな
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23C 22/53 C23C 22/53 (72)発明者 森本 康秀 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 西村 一実 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼線の表面にNi付着量で0.2〜2g
/m2 のNiめっき層、その上にMg:0.05〜3重
量%、Al:0.05〜20重量%を含有し、その付着
量が100〜400g/m2 である溶融Zn系合金めっ
き層を有し、さらにその上にクロメート,リン酸塩,有
機ジルコニウム塩,有機チタン塩,ジルコニウム塩のう
ち少なくとも1種類の化成処理皮膜を介して、有機合成
樹脂塗膜を有することを特徴とする溶融Zn系合金めっ
き鋼線。 - 【請求項2】 有機合成樹脂塗膜が、焼付硬化型の塗料
組成物を硬化度80%以上に硬化させた塗膜であること
を特徴とする請求項1に記載の溶融Zn系合金めっき鋼
線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP636098A JPH11200070A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 溶融Zn系合金めっき鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP636098A JPH11200070A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 溶融Zn系合金めっき鋼線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200070A true JPH11200070A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11636205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP636098A Withdrawn JPH11200070A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 溶融Zn系合金めっき鋼線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11200070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003010356A1 (fr) * | 2001-07-23 | 2003-02-06 | Sanoh Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede de fabrication d'un produit tubulaire et produit tubulaire |
WO2005075697A1 (en) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Nv Bekaert Sa | High-carbon steel wire with nickel sub coating |
CN103707572A (zh) * | 2012-10-05 | 2014-04-09 | 烨辉企业股份有限公司 | 镀制钢板及其制造方法 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP636098A patent/JPH11200070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003010356A1 (fr) * | 2001-07-23 | 2003-02-06 | Sanoh Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede de fabrication d'un produit tubulaire et produit tubulaire |
JP2003034877A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Sanoh Industrial Co Ltd | パイプ成形物の製造方法及びパイプ成形物 |
WO2005075697A1 (en) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Nv Bekaert Sa | High-carbon steel wire with nickel sub coating |
WO2005075696A2 (en) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Nv Bekaert Sa | Low-carbon steel wire with nickel sub coating |
WO2005075696A3 (en) * | 2004-02-04 | 2005-10-06 | Bekaert Sa Nv | Low-carbon steel wire with nickel sub coating |
US7300706B2 (en) | 2004-02-04 | 2007-11-27 | Nv Bekaert Sa | High-carbon steel wire with nickel sub coating |
CN103707572A (zh) * | 2012-10-05 | 2014-04-09 | 烨辉企业股份有限公司 | 镀制钢板及其制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |