JPH11197167A - 膝インプラントの回転整合装置 - Google Patents
膝インプラントの回転整合装置Info
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- JPH11197167A JPH11197167A JP10315260A JP31526098A JPH11197167A JP H11197167 A JPH11197167 A JP H11197167A JP 10315260 A JP10315260 A JP 10315260A JP 31526098 A JP31526098 A JP 31526098A JP H11197167 A JPH11197167 A JP H11197167A
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- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、関節の回転を評価し且つ任意の所
定の膝の撓み及び/又は伸びの間に、大腿骨と脛骨構成
要素間にて互いに対して生じる外側及び内側の全体の回
転程度を設定するための装置を外科医に対し提供するも
のである。 【解決手段】 大腿骨インプラントと略同一の形態を有
する埋込み不能な大腿骨トライアル構成要素1と、その
上面から突き出す2つの平行な案内レール11,11’
を有する、協働する脛骨関節接続トライアル構成要素1
6とを備える。レールが大腿骨トライアル構成要素の下
面に形成された溝と係合し、該係合により、横断面内に
て大腿骨トライアル構成要素が脛骨関節接続トライアル
構成要素に対して回転するのを防止するが、その2つの
構成要素が撓み且つ伸び回転するのを許容し、対応する
寸法の脛骨インプラント基部板の外周と略同一の外周を
有する脛骨トライアル基部板を備え、該基部板が、ばね
クリップ作動子を受け入れ、該ばねクリップ作動子が回
転することにより、補綴具の回転整合状態の選択が容易
となるようにした。
定の膝の撓み及び/又は伸びの間に、大腿骨と脛骨構成
要素間にて互いに対して生じる外側及び内側の全体の回
転程度を設定するための装置を外科医に対し提供するも
のである。 【解決手段】 大腿骨インプラントと略同一の形態を有
する埋込み不能な大腿骨トライアル構成要素1と、その
上面から突き出す2つの平行な案内レール11,11’
を有する、協働する脛骨関節接続トライアル構成要素1
6とを備える。レールが大腿骨トライアル構成要素の下
面に形成された溝と係合し、該係合により、横断面内に
て大腿骨トライアル構成要素が脛骨関節接続トライアル
構成要素に対して回転するのを防止するが、その2つの
構成要素が撓み且つ伸び回転するのを許容し、対応する
寸法の脛骨インプラント基部板の外周と略同一の外周を
有する脛骨トライアル基部板を備え、該基部板が、ばね
クリップ作動子を受け入れ、該ばねクリップ作動子が回
転することにより、補綴具の回転整合状態の選択が容易
となるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膝インプラントの
回転整合装置に関する。より特定的には、本発明は、大
腿骨トライアル部分と、脛骨トライアル部分と、脛骨ト
ライアル基部板と、固着用の骨釘とを備える特殊な設計
のトライアル装置(trialling apparatus)に関する。
本発明は、上述の装置を使用して、膝補綴具を適正に回
転整合させるための方法にも関する。
回転整合装置に関する。より特定的には、本発明は、大
腿骨トライアル部分と、脛骨トライアル部分と、脛骨ト
ライアル基部板と、固着用の骨釘とを備える特殊な設計
のトライアル装置(trialling apparatus)に関する。
本発明は、上述の装置を使用して、膝補綴具を適正に回
転整合させるための方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】膝が撓み且つ伸びることにより、横断面
内にて大腿骨が脛骨に対して回転するのが自然の膝の運
動機構である。全膝の関節形成中、膝の運動機構を修復
し且つインプラントの摩耗の特性を最適化するため、大
腿骨及び脛骨インプラントの構成要素を回転可能に配置
し且つ整合させることは極めて重要なことである。イン
プラントの回転整合状態を最適化し得ないならば、整形
外科の分野にて公知の整合外れ(ミスアライメント(mi
salignment))に関連する早期の摩耗及びその他の合併
症を招来する可能性がある。従って、任意の選択された
撓み/伸びの程度をする間に、大腿骨と脛骨の構成要素
間にて生じる回転程度を容易、正確に且つ体系的に判断
することのできるシステムがあれば、外科医がインプラ
ントの最適な回転位置を選択するのに役立つであろう。
内にて大腿骨が脛骨に対して回転するのが自然の膝の運
動機構である。全膝の関節形成中、膝の運動機構を修復
し且つインプラントの摩耗の特性を最適化するため、大
腿骨及び脛骨インプラントの構成要素を回転可能に配置
し且つ整合させることは極めて重要なことである。イン
プラントの回転整合状態を最適化し得ないならば、整形
外科の分野にて公知の整合外れ(ミスアライメント(mi
salignment))に関連する早期の摩耗及びその他の合併
症を招来する可能性がある。従って、任意の選択された
撓み/伸びの程度をする間に、大腿骨と脛骨の構成要素
間にて生じる回転程度を容易、正確に且つ体系的に判断
することのできるシステムがあれば、外科医がインプラ
ントの最適な回転位置を選択するのに役立つであろう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、関節の回転
を評価し且つ任意の所定の膝の撓み及び/又は伸びの間
に、大腿骨と脛骨構成要素間にて互いに対して生じる外
側及び内側の全体の回転程度を設定するための装置を外
科医に対し提供するものである。より具体的には、この
装置は、大腿骨トライアル部分と、脛骨関節接続トライ
アル部分と、脛骨基部板と、好ましくは2本の固着用骨
釘とを備えるトライアル装置である。
を評価し且つ任意の所定の膝の撓み及び/又は伸びの間
に、大腿骨と脛骨構成要素間にて互いに対して生じる外
側及び内側の全体の回転程度を設定するための装置を外
科医に対し提供するものである。より具体的には、この
装置は、大腿骨トライアル部分と、脛骨関節接続トライ
アル部分と、脛骨基部板と、好ましくは2本の固着用骨
釘とを備えるトライアル装置である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、膝イン
プラントの回転整合装置が提供される。この膝インプラ
ントの回転整合装置は、左側顆と、右側顆とを備え、該
顆の各々が上側凹状面と、下側凸状面とを有し、大腿骨
トライアル構成要素が左側顆及び右側顆の下面にそれぞ
れ切り込まれた、互いに対して平行な2つの長手方向溝
を有し、上面と、下面と、前端縁とを有する脛骨関節接
続トライアル構成要素と、上面から突き出す2つの平行
な案内レールであって、大腿骨のトライアル部分の下面
の上記溝に係合する2つの平行な案内レールとを備え、
該レールの係合により、横断面内にて大腿骨のトライア
ル構成要素が脛骨関節接続トライアル構成要素に対して
回転するのを防止するが、その双方の構成要素が撓み且
つ伸び回転するのを許容し、脛骨の関節トライアル構成
要素の下面の略中央に形成された内側穴と、該下面に形
成されて、上記穴から上記構成要素の前端縁まで伸長す
る溝と、対応する寸法の脛骨のインプラント基部板の外
周と略同一の外周を有する脛骨のトライアル部分基部板
と、上面と、下面と、前端縁とを有し、該上面が、互い
に対して鋭角度にて2つの側壁により形成され且つ前端
縁まで伸長する凹状キャビティに接続された中央穴を有
し、該中央穴及びキャビティが、円筒状の中央穴を有す
る突き出すハブと、上記の凹状キャビティに沿って伸長
する接続された回転可能なアームとを備える、ばねクリ
ップ作動子を受け入れ、これにより、回転角度が、キャ
ビティの側壁により制限され、該アームが、上記脛骨ト
ライアル基部板の前端縁に形成された開口を通じて突き
出す前方タブにて終わっており、また、該アームは、前
端縁に隣接して基部板の上面に形成された周方向に延び
る形状とした収納部内に配置された2つのばねクリップ
の間で挟み込まれており、該ばねクリップ作動子は、上
記突き出すハブの中央穴に配置されたポストを通じて脛
骨トライアル基部板に取り付けられ、該ポストは、基部
板の上面と下面との間にて穴内に押し込み嵌めされる下
方部分を有し、該基部板は、上記ハブ及び一体のアーム
を上記脛骨関節接続トライアル部分の下面に形成された
前記穴及び溝内にそれぞれ配置することにより、上記脛
骨関節接続トライアル部分に解放可能に接続されてい
る。
プラントの回転整合装置が提供される。この膝インプラ
ントの回転整合装置は、左側顆と、右側顆とを備え、該
顆の各々が上側凹状面と、下側凸状面とを有し、大腿骨
トライアル構成要素が左側顆及び右側顆の下面にそれぞ
れ切り込まれた、互いに対して平行な2つの長手方向溝
を有し、上面と、下面と、前端縁とを有する脛骨関節接
続トライアル構成要素と、上面から突き出す2つの平行
な案内レールであって、大腿骨のトライアル部分の下面
の上記溝に係合する2つの平行な案内レールとを備え、
該レールの係合により、横断面内にて大腿骨のトライア
ル構成要素が脛骨関節接続トライアル構成要素に対して
回転するのを防止するが、その双方の構成要素が撓み且
つ伸び回転するのを許容し、脛骨の関節トライアル構成
要素の下面の略中央に形成された内側穴と、該下面に形
成されて、上記穴から上記構成要素の前端縁まで伸長す
る溝と、対応する寸法の脛骨のインプラント基部板の外
周と略同一の外周を有する脛骨のトライアル部分基部板
と、上面と、下面と、前端縁とを有し、該上面が、互い
に対して鋭角度にて2つの側壁により形成され且つ前端
縁まで伸長する凹状キャビティに接続された中央穴を有
し、該中央穴及びキャビティが、円筒状の中央穴を有す
る突き出すハブと、上記の凹状キャビティに沿って伸長
する接続された回転可能なアームとを備える、ばねクリ
ップ作動子を受け入れ、これにより、回転角度が、キャ
ビティの側壁により制限され、該アームが、上記脛骨ト
ライアル基部板の前端縁に形成された開口を通じて突き
出す前方タブにて終わっており、また、該アームは、前
端縁に隣接して基部板の上面に形成された周方向に延び
る形状とした収納部内に配置された2つのばねクリップ
の間で挟み込まれており、該ばねクリップ作動子は、上
記突き出すハブの中央穴に配置されたポストを通じて脛
骨トライアル基部板に取り付けられ、該ポストは、基部
板の上面と下面との間にて穴内に押し込み嵌めされる下
方部分を有し、該基部板は、上記ハブ及び一体のアーム
を上記脛骨関節接続トライアル部分の下面に形成された
前記穴及び溝内にそれぞれ配置することにより、上記脛
骨関節接続トライアル部分に解放可能に接続されてい
る。
【0005】トライアル用構成要素が患者に配置された
ならば、脛骨トライアル部分の基部板を好ましくは2本
である、骨釘により脛骨に一時的に固着し、その2本の
骨釘は、脛骨トライアル基部板に形成された穴を通じて
進め、十分な安定さが確実に得られるように穴内に入れ
る。従って、本発明の装置は、2本の骨釘も備えてい
る。また、これらの釘を受け入れるため、突き出すハブ
と外周との間にて基部板に穴が形成され、また、各骨釘
の頭部に対して十分な隙間を提供し得るように、脛骨の
関節接続トライアル構成要素の下面の穴の各側部に2つ
の半球状溝が形成される。
ならば、脛骨トライアル部分の基部板を好ましくは2本
である、骨釘により脛骨に一時的に固着し、その2本の
骨釘は、脛骨トライアル基部板に形成された穴を通じて
進め、十分な安定さが確実に得られるように穴内に入れ
る。従って、本発明の装置は、2本の骨釘も備えてい
る。また、これらの釘を受け入れるため、突き出すハブ
と外周との間にて基部板に穴が形成され、また、各骨釘
の頭部に対して十分な隙間を提供し得るように、脛骨の
関節接続トライアル構成要素の下面の穴の各側部に2つ
の半球状溝が形成される。
【0006】該装置の1つの好適な実施の形態におい
て、ハブの中央穴内に配置されたポストは、ハブの穴内
に回転可能に嵌まる上方の円筒状部分と、該上方の円筒
状部分の直径よりも小径の下方の円筒状部分とを備えて
おり、該下方部分は、中央穴から基部板の上記下面内ま
で同心状に下降する小径の穴内に押し込み嵌めされる。
て、ハブの中央穴内に配置されたポストは、ハブの穴内
に回転可能に嵌まる上方の円筒状部分と、該上方の円筒
状部分の直径よりも小径の下方の円筒状部分とを備えて
おり、該下方部分は、中央穴から基部板の上記下面内ま
で同心状に下降する小径の穴内に押し込み嵌めされる。
【0007】本発明は、また、膝補綴具における大腿骨
構成要素に対して脛骨構成要素の最適な回転可能な位置
を設定する方法も提供するものである。この方法は、イ
ンプラントの構成要素と同一寸法の上述した大腿骨及び
脛骨トライアル構成要素を選択するステップと、標準的
な方法に従って大腿骨及び脛骨を準備するステップと、
大腿骨トライアル部分を大腿骨の上に取り付けるステッ
プと、脛骨トライアル基部板を準備した脛骨の上に配置
するステップと、切開した脛骨高平部をインプラントで
最大限カバーし得るように基部板を回転可能に整合させ
るステップと、2本の骨釘により基部板を骨に対して一
時的に固着するステップと、脛骨関節接続トライアル構
成要素を脛骨トライアル基部板の上に配置するステップ
と、突き出すハブ及び接続されたアームが脛骨関節接続
構成要素の下面にそれぞれ形成された内側穴及び伸長溝
内に完全に係合することを確実にするため、その位置を
調節するステップと、その外周が脛骨トライアル基部板
の外周と整合するように脛骨関節接続構成要素を回転さ
せるステップと、その後、ばねコイルを共に接近させる
ステップと、骨の上で脛骨トライアル部分の回転中心を
標識するステップと、大腿骨のトライアル構成要素を脛
骨の関節接続トライアル構成要素と係合させるステップ
と、脛骨関節接続トライアル構成要素をハブの軸線の周
りで回転させ、ばねクリップ作動子を等しく回転させ、
その結果、ばねクリップを等しく回転させ、これによ
り、補綴具の回転整合程度を容易に選択し得るように平
均的な回転中心を設定するステップとを備えている。
構成要素に対して脛骨構成要素の最適な回転可能な位置
を設定する方法も提供するものである。この方法は、イ
ンプラントの構成要素と同一寸法の上述した大腿骨及び
脛骨トライアル構成要素を選択するステップと、標準的
な方法に従って大腿骨及び脛骨を準備するステップと、
大腿骨トライアル部分を大腿骨の上に取り付けるステッ
プと、脛骨トライアル基部板を準備した脛骨の上に配置
するステップと、切開した脛骨高平部をインプラントで
最大限カバーし得るように基部板を回転可能に整合させ
るステップと、2本の骨釘により基部板を骨に対して一
時的に固着するステップと、脛骨関節接続トライアル構
成要素を脛骨トライアル基部板の上に配置するステップ
と、突き出すハブ及び接続されたアームが脛骨関節接続
構成要素の下面にそれぞれ形成された内側穴及び伸長溝
内に完全に係合することを確実にするため、その位置を
調節するステップと、その外周が脛骨トライアル基部板
の外周と整合するように脛骨関節接続構成要素を回転さ
せるステップと、その後、ばねコイルを共に接近させる
ステップと、骨の上で脛骨トライアル部分の回転中心を
標識するステップと、大腿骨のトライアル構成要素を脛
骨の関節接続トライアル構成要素と係合させるステップ
と、脛骨関節接続トライアル構成要素をハブの軸線の周
りで回転させ、ばねクリップ作動子を等しく回転させ、
その結果、ばねクリップを等しく回転させ、これによ
り、補綴具の回転整合程度を容易に選択し得るように平
均的な回転中心を設定するステップとを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の特に好適な実施
の形態の分解斜視図であり、その主要な構成要素を示
す。
の形態の分解斜視図であり、その主要な構成要素を示
す。
【0009】該装置は、大腿骨のトライアル構成要素1
を備えており、該大腿骨のトライアル構成要素は、左側
顆2及び右側顆3とを備える、大腿骨インプラントの略
同一の埋込み不能(non−implantable)
なものを表すものであり、該左側顆及び右側顆の各々
は、上方凹状面4と、下方凸状面5とを有するが、トラ
イアル構成要素は、左側顆及び右側顆の下面にそれぞれ
切り込まれた、互いに対して平行な2つの長手方向溝
6、6′を含んでいる。
を備えており、該大腿骨のトライアル構成要素は、左側
顆2及び右側顆3とを備える、大腿骨インプラントの略
同一の埋込み不能(non−implantable)
なものを表すものであり、該左側顆及び右側顆の各々
は、上方凹状面4と、下方凸状面5とを有するが、トラ
イアル構成要素は、左側顆及び右側顆の下面にそれぞれ
切り込まれた、互いに対して平行な2つの長手方向溝
6、6′を含んでいる。
【0010】該装置は、上面8と、下面9(図2参照)
と、前端縁10と、上面から突き出す2本の平行な案内
レール11、11′とを有する脛骨関節接続構成要素7
をも備えており、該2本の平行な案内レールは、2つの
構成要素を互いに接触させたとき、脛骨トライアル構成
要素の下面にそれぞれ形成された溝6、6′に係合す
る。この係合は、大腿骨トライアル構成要素が横断面内
にて脛骨関節接続トライアル構成要素に対して回転する
のを防止するが、その双方の構成要素が撓み且つ伸び回
転するのを許容する。図2に図示するように、内側穴4
1が脛骨関節接続トライアル構成要素の下面の略中心に
形成されており、また、溝12は、下面にて該穴から構
成要素の前端縁まで伸長している。構成要素の前端縁に
形成された「V」字形切欠き13は、溝の端部から上面
まで伸長している。2つの半球状溝14、14′が脛骨
関節接続トライアル構成要素の下面に形成された穴41
の各側部に形成されており、以下に説明するように、脛
骨トライアル基部板を患者の脛骨に一時的に固着するた
めに使用される骨釘の頭部に対して十分な隙間を提供す
る。
と、前端縁10と、上面から突き出す2本の平行な案内
レール11、11′とを有する脛骨関節接続構成要素7
をも備えており、該2本の平行な案内レールは、2つの
構成要素を互いに接触させたとき、脛骨トライアル構成
要素の下面にそれぞれ形成された溝6、6′に係合す
る。この係合は、大腿骨トライアル構成要素が横断面内
にて脛骨関節接続トライアル構成要素に対して回転する
のを防止するが、その双方の構成要素が撓み且つ伸び回
転するのを許容する。図2に図示するように、内側穴4
1が脛骨関節接続トライアル構成要素の下面の略中心に
形成されており、また、溝12は、下面にて該穴から構
成要素の前端縁まで伸長している。構成要素の前端縁に
形成された「V」字形切欠き13は、溝の端部から上面
まで伸長している。2つの半球状溝14、14′が脛骨
関節接続トライアル構成要素の下面に形成された穴41
の各側部に形成されており、以下に説明するように、脛
骨トライアル基部板を患者の脛骨に一時的に固着するた
めに使用される骨釘の頭部に対して十分な隙間を提供す
る。
【0011】本発明の装置は、図1、図3及び図4に図
示した脛骨トライアル基部板15を更に備えている。該
脛骨トライアル基部板15は、対応する寸法の脛骨イン
プラントの基部板の外周と略同一の外周と、上面16
と、下面(図示せず)と、前端縁17とを備えている。
該上面は、互いに対して鋭角度にて2つの側壁20、2
0′により形成され且つ前端縁17まで伸長する凹状キ
ャビティ19に接続された中央穴18を有している。該
穴18及び凹状キャビティ19は、円筒状の中央穴22
を有する、突き出すハブ21と、接続された回転可能な
アーム23とを備えるばねクリップ作動子を受け入れ、
該回転可能なアームは、凹状キャビティ19に沿って伸
長し、これにより、回転角度はキャビティの側壁により
制限される。該アーム23は、脛骨トライアル基部板の
前端縁に形成された開口25を通じて突き出す前方タブ
24にて終わっている。該前方タブ及びアーム自体は、
前端縁に隣接して基部板の上面に形成された周方向に延
びる形状の収納部34内に配置された2つのばねクリッ
プ26、26′の間に挟み込まれる(図3参照)。該ば
ねクリップ作動子は、突き出すハブ21の中央穴22内
に配置されたポスト27を通じて脛骨トライアル基部板
に取り付ける。好適な実施の形態において、該ポスト2
7は、ハブの穴22内に回転可能に嵌まる上方円筒状部
分28と、上方部分の径より小径の下方円筒状部分29
とを備えている。該下方部分は、中央穴18から基部板
の下面内に同心状に下降する小径の穴30内に押し込み
嵌めされている。ポスト27の上方円筒状部分28は、
穴22よりも僅かに小径であり、これにより、ばねクリ
ップ作動子がポスト27の軸線の周りで半径方向に回転
するのを許容すると同時に、その双方の構成要素が分離
するのを防止する。凹状キャビティ19の横側部は、ば
ねクリップ作動子の回転程度を制限する。
示した脛骨トライアル基部板15を更に備えている。該
脛骨トライアル基部板15は、対応する寸法の脛骨イン
プラントの基部板の外周と略同一の外周と、上面16
と、下面(図示せず)と、前端縁17とを備えている。
該上面は、互いに対して鋭角度にて2つの側壁20、2
0′により形成され且つ前端縁17まで伸長する凹状キ
ャビティ19に接続された中央穴18を有している。該
穴18及び凹状キャビティ19は、円筒状の中央穴22
を有する、突き出すハブ21と、接続された回転可能な
アーム23とを備えるばねクリップ作動子を受け入れ、
該回転可能なアームは、凹状キャビティ19に沿って伸
長し、これにより、回転角度はキャビティの側壁により
制限される。該アーム23は、脛骨トライアル基部板の
前端縁に形成された開口25を通じて突き出す前方タブ
24にて終わっている。該前方タブ及びアーム自体は、
前端縁に隣接して基部板の上面に形成された周方向に延
びる形状の収納部34内に配置された2つのばねクリッ
プ26、26′の間に挟み込まれる(図3参照)。該ば
ねクリップ作動子は、突き出すハブ21の中央穴22内
に配置されたポスト27を通じて脛骨トライアル基部板
に取り付ける。好適な実施の形態において、該ポスト2
7は、ハブの穴22内に回転可能に嵌まる上方円筒状部
分28と、上方部分の径より小径の下方円筒状部分29
とを備えている。該下方部分は、中央穴18から基部板
の下面内に同心状に下降する小径の穴30内に押し込み
嵌めされている。ポスト27の上方円筒状部分28は、
穴22よりも僅かに小径であり、これにより、ばねクリ
ップ作動子がポスト27の軸線の周りで半径方向に回転
するのを許容すると同時に、その双方の構成要素が分離
するのを防止する。凹状キャビティ19の横側部は、ば
ねクリップ作動子の回転程度を制限する。
【0012】トライアル構成要素を患者に配置したなら
ば、脛骨トライアル基部板15を骨釘により脛骨31に
一時的に固着する。該装置の1つの好適な実施の形態
は、2つの骨釘32を備えている(その一方のみを図1
に図示)。該骨釘は、脛骨トライアル基部板の穴33を
通じて進め、十分な安定性を確保するため、骨内に入れ
る。図2に図示した脛骨関節接続トライアル構成要素の
下面に形成された2つの半球状溝14、14′が、構成
要素を共に配置したとき、各骨釘の頭部に対して十分な
隙間を提供する。脛骨関節接続トライアル構成要素の下
面に形成された内側穴41、及び接続された溝12は、
ばねクリップ作動子における突き出すハブ21及び接続
された回転可能なアーム23にそれぞれ係合する。突き
出すハブ21は円形の断面であり、アーム23は矩形の
断面であることが好ましい。係合する穴41及び溝12
は、同様にそれぞれ円形及び矩形の断面である。
ば、脛骨トライアル基部板15を骨釘により脛骨31に
一時的に固着する。該装置の1つの好適な実施の形態
は、2つの骨釘32を備えている(その一方のみを図1
に図示)。該骨釘は、脛骨トライアル基部板の穴33を
通じて進め、十分な安定性を確保するため、骨内に入れ
る。図2に図示した脛骨関節接続トライアル構成要素の
下面に形成された2つの半球状溝14、14′が、構成
要素を共に配置したとき、各骨釘の頭部に対して十分な
隙間を提供する。脛骨関節接続トライアル構成要素の下
面に形成された内側穴41、及び接続された溝12は、
ばねクリップ作動子における突き出すハブ21及び接続
された回転可能なアーム23にそれぞれ係合する。突き
出すハブ21は円形の断面であり、アーム23は矩形の
断面であることが好ましい。係合する穴41及び溝12
は、同様にそれぞれ円形及び矩形の断面である。
【0013】2つのばねクリップ26、26′は、脛骨
トライアル基部板の前端縁17に形成された開口25を
通じて工場にて脛骨トライアル基部板15に組み立てら
れている。脛骨トライアル基部板の上面に設定された周
方向に延びる形状の収納部34は、脛骨トライアル基部
板の前端縁と収納部34の外壁との間に均一な肉厚のリ
ッジ35が形成されるように機械加工する。ばねクリッ
プ26、26′により提供される張力は、ばねクリップ
が自由に動くのを防止するような仕方にてリッジ35に
作用する。しかしながら、十分な力を付与することによ
り、双方のばねクリップを脛骨トライアル基部板の前端
縁17の外半径の曲率に従って半径方向に動かすことが
できる。アーム23の前方タブ24は、開口25を通っ
て突き出し、2つのばねクリップ26、26′の間に挟
み込まれる。この位置決めは、ばねクリップを作動させ
ること、すなわち該ばねクリップを外方に押し出すこと
を可能にする。従って、ばねクリップ作動子を一方向に
回転させると、ばねクリップが等しく回転する。
トライアル基部板の前端縁17に形成された開口25を
通じて工場にて脛骨トライアル基部板15に組み立てら
れている。脛骨トライアル基部板の上面に設定された周
方向に延びる形状の収納部34は、脛骨トライアル基部
板の前端縁と収納部34の外壁との間に均一な肉厚のリ
ッジ35が形成されるように機械加工する。ばねクリッ
プ26、26′により提供される張力は、ばねクリップ
が自由に動くのを防止するような仕方にてリッジ35に
作用する。しかしながら、十分な力を付与することによ
り、双方のばねクリップを脛骨トライアル基部板の前端
縁17の外半径の曲率に従って半径方向に動かすことが
できる。アーム23の前方タブ24は、開口25を通っ
て突き出し、2つのばねクリップ26、26′の間に挟
み込まれる。この位置決めは、ばねクリップを作動させ
ること、すなわち該ばねクリップを外方に押し出すこと
を可能にする。従って、ばねクリップ作動子を一方向に
回転させると、ばねクリップが等しく回転する。
【0014】本発明の装置は、外科医に対し、膝補綴具
の回転整合程度を選択するための改良に係る方法を提供
するものである。本発明の装置を使用して、この方法を
実施するため、外科医の大腿骨及び脛骨は補綴具を受け
入れ得るように準備し、適正な寸法の大腿骨トライアル
構成要素を選択し且つその準備した大腿骨に取り付け
る。次に、適正な寸法の脛骨トライアル基部板を選択
し、準備した脛骨に公知の技術を使用して取り付ける。
この公知の技術は、a)基準点として使用される、解剖
学的骨構造体と、b)インプラントが切開した脛骨高平
部をカバーする程度を最大にすること、c)外科医の臨
床的判断及び経験とに基づいている。最初に取り付けた
後、脛骨トライアル基部板を2本の骨釘を使用して脛骨
に一時的に固着し、該2本の骨釘は、脛骨トライアル基
部板の穴を通じて進め且つ十分な安定性を確保し得るよ
うに骨内に入れる。
の回転整合程度を選択するための改良に係る方法を提供
するものである。本発明の装置を使用して、この方法を
実施するため、外科医の大腿骨及び脛骨は補綴具を受け
入れ得るように準備し、適正な寸法の大腿骨トライアル
構成要素を選択し且つその準備した大腿骨に取り付け
る。次に、適正な寸法の脛骨トライアル基部板を選択
し、準備した脛骨に公知の技術を使用して取り付ける。
この公知の技術は、a)基準点として使用される、解剖
学的骨構造体と、b)インプラントが切開した脛骨高平
部をカバーする程度を最大にすること、c)外科医の臨
床的判断及び経験とに基づいている。最初に取り付けた
後、脛骨トライアル基部板を2本の骨釘を使用して脛骨
に一時的に固着し、該2本の骨釘は、脛骨トライアル基
部板の穴を通じて進め且つ十分な安定性を確保し得るよ
うに骨内に入れる。
【0015】大腿骨及び脛骨トライアル構成要素を大腿
骨及び脛骨にそれぞれ配置した後、脛骨関節トライアル
構成要素を脛骨トライアル基部板の上に配置し且つ調節
して、ばねクリップ作動子の突き出すハブ及び接続され
た回転可能なアームが、脛骨関節接続トライアル構成要
素の下面にそれぞれ形成された合わせ穴及び合わせ溝内
に完全に係合するようにする。上記の構成要素を組み立
てたときに、脛骨関節接続トライアル部分を回転させ、
その外周が略同一の外周の幾何学的形態を有する脛骨ト
ライアル基部板の外周と整合するようにする。この時点
で、外科医は、2つのばねクリップを共に接近させ、適
当な標識器具、好ましくは当該技術分野にて「ボービエ
(bovie)」として公知の電気外科手術用装置を使用し
て「V」字形切欠きの位置を骨まで動かす。この「V」
字形切欠きの位置は、視覚的方向に基づいてのみ脛骨ト
ライアル部分の回転中心を表す。
骨及び脛骨にそれぞれ配置した後、脛骨関節トライアル
構成要素を脛骨トライアル基部板の上に配置し且つ調節
して、ばねクリップ作動子の突き出すハブ及び接続され
た回転可能なアームが、脛骨関節接続トライアル構成要
素の下面にそれぞれ形成された合わせ穴及び合わせ溝内
に完全に係合するようにする。上記の構成要素を組み立
てたときに、脛骨関節接続トライアル部分を回転させ、
その外周が略同一の外周の幾何学的形態を有する脛骨ト
ライアル基部板の外周と整合するようにする。この時点
で、外科医は、2つのばねクリップを共に接近させ、適
当な標識器具、好ましくは当該技術分野にて「ボービエ
(bovie)」として公知の電気外科手術用装置を使用し
て「V」字形切欠きの位置を骨まで動かす。この「V」
字形切欠きの位置は、視覚的方向に基づいてのみ脛骨ト
ライアル部分の回転中心を表す。
【0016】上述したステップに従い、外科医は、大腿
骨トライアル構成要素を脛骨関節接続トライアル部分と
係合させ、患者の膝を任意の程度に撓ませ/伸ばすこと
により手順を進める。大腿骨トライアル構成要素は、合
わせ溝及び案内レールが確実に係合させることにより完
全に拘束されるため、大腿骨の回転により、脛骨関節接
続トライアル構成要素は同程度に回転する。脛骨関節接
続トライアル構成要素の回転は、ばねクリップ作動子の
突き出すハブの軸線の周りで生じ、その下方の脛骨トラ
イアル基部板は、2本の骨釘により骨に固定されている
ため、その脛骨トライアル基部板を回転可能に変位させ
ることはない。
骨トライアル構成要素を脛骨関節接続トライアル部分と
係合させ、患者の膝を任意の程度に撓ませ/伸ばすこと
により手順を進める。大腿骨トライアル構成要素は、合
わせ溝及び案内レールが確実に係合させることにより完
全に拘束されるため、大腿骨の回転により、脛骨関節接
続トライアル構成要素は同程度に回転する。脛骨関節接
続トライアル構成要素の回転は、ばねクリップ作動子の
突き出すハブの軸線の周りで生じ、その下方の脛骨トラ
イアル基部板は、2本の骨釘により骨に固定されている
ため、その脛骨トライアル基部板を回転可能に変位させ
ることはない。
【0017】脛骨関節接続トライアル構成要素の回転に
より、ばねクリップ作動子が等しく回転する。同様に、
ばねクリップ作動子の回転により、ばねクリップが等し
く回転する。ばねクリップ作動子は、ばねクリップに機
械的に締結されていないため、ばねクリップ作動子を回
転させるだけで、ばねクリップは回転方向に押し出さ
れ、ばねクリップ作動子の方向を逆にしたとき、ばねク
リップはその位置に残る。このことは、任意の程度の撓
み/伸びの全体に亙って生じる最大の回転程度をばねク
リップの間の最小隙間で表して記録することを可能にす
る。
より、ばねクリップ作動子が等しく回転する。同様に、
ばねクリップ作動子の回転により、ばねクリップが等し
く回転する。ばねクリップ作動子は、ばねクリップに機
械的に締結されていないため、ばねクリップ作動子を回
転させるだけで、ばねクリップは回転方向に押し出さ
れ、ばねクリップ作動子の方向を逆にしたとき、ばねク
リップはその位置に残る。このことは、任意の程度の撓
み/伸びの全体に亙って生じる最大の回転程度をばねク
リップの間の最小隙間で表して記録することを可能にす
る。
【0018】ばねクリップの間の最小隙間の中間点は、
この過程中に選択される動作範囲の平均的回転中心を表
す。外科医は、ばねクリップの間の上記中間点を表す位
置にてボービエで脛骨に標識することにより手順を進め
る。膝の撓み/伸びを通じて設定されたこの新たな中心
は、視覚的な観察及び臨床的判断により以前に為された
回転整合の中心点を表す、脛骨における第一の標識と一
致することもあるし、一致しないこともある。このた
め、外科医は補綴具の回転整合状態を決定するときの更
なる選択が可能となる。
この過程中に選択される動作範囲の平均的回転中心を表
す。外科医は、ばねクリップの間の上記中間点を表す位
置にてボービエで脛骨に標識することにより手順を進め
る。膝の撓み/伸びを通じて設定されたこの新たな中心
は、視覚的な観察及び臨床的判断により以前に為された
回転整合の中心点を表す、脛骨における第一の標識と一
致することもあるし、一致しないこともある。このた
め、外科医は補綴具の回転整合状態を決定するときの更
なる選択が可能となる。
【図1】本発明のトライアル装置の分解斜視図である。
【図2】図1の装置の脛骨関節接続トライアル部分の下
面の平面図である。
面の平面図である。
【図3】ばねクリップ作動子を示す、装置の脛骨トライ
アル基部板の上面の平面図である。
アル基部板の上面の平面図である。
【図4】図3の作動子の一部分の拡大部分切欠き図であ
る。
る。
1 トライアル構成要素 2 左側顆 3 右側顆 4 上方凹状面 5 下方凹状面 6、6’ 長手方向溝 8 上面 9 下面 10 前端縁 11 案内レール 12 溝 13 V字型切り欠き 14、14’ 半球状溝 15 脛骨トライアル基部板 16 上面 17 前端縁 18 穴 19 凹状キャビティ 20,20’ 側壁 21 ハブ 22 中央穴 23 アーム 24 前方タブ 25 開口 26、26’ ばねクリップ 27 ポスト 28 上方円筒状部分 29 下方円筒状部分 30 穴 31 脛骨 34 収納部 41 内側穴
フロントページの続き (72)発明者 スチュアート・リー・アクセルソン アメリカ合衆国ニュージャージー州07876, サッカサンナ,チャーチル・ドライブ 12 (72)発明者 ドナルド・エクホフ アメリカ合衆国コロラド州80207,デンヴ ァー,バレア・ストリート 2021
Claims (4)
- 【請求項1】 膝インプラントの回転整合装置におい
て、該回転整合装置が、 左側顆と右側顆とを備え、該顆の各々が上側凹状面と下
側凸状面とを有する大腿インプラントと実質的に同一形
状の埋込み不能な大腿骨トライアル構成要素を有し、該
大腿骨トライアル構成要素が左側顆及び右側顆の下面に
それぞれ切り込まれた、互いに対して平行な2つの長手
方向溝を有し、 前記回転整合装置が、更に、上面と、下面と、前端縁と
を有する脛骨関節接続トライアル構成要素を備え、該脛
骨関節接続トライアル構成要素が、上面から突き出す2
つの平行な案内レールであって、大腿骨トライアル構成
要素の下面の前記溝に係合する2つの平行な案内レール
を備え、該レールの係合により、横断面内にて大腿骨ト
ライアル構成要素が脛骨関節接続トライアル構成要素に
対して回転するのを防止するが、その双方の構成要素が
撓み且つ伸び回転するのを許容し、前記脛骨関節接続ト
ライアル構成要素がまた、脛骨関節トライアル構成要素
の下面の略中央に形成された内側穴と、該下面に形成さ
れて、前記穴から前記構成要素の前端縁まで伸長する溝
とを有し、 前記回転整合装置が更に、対応する寸法の脛骨のインプ
ラント基部板の外周と略同一の外周と、上面と、下面
と、前端縁とを有する脛骨トライアル基部板を備え、該
上面が、互いに対して鋭角度にて2つの側壁により形成
され且つ前端縁まで伸長する凹状キャビティに接続され
た中央穴を有し、 前記中央穴及びキャビティが、円筒状の中央穴を有する
突き出すハブと、前記の凹状キャビティに沿って伸長す
る接続された回転可能なアームとを備える、ばねクリッ
プ作動子を受け入れ、これにより回転角度がキャビティ
の側壁により制限され、 前記アームが、前記脛骨トライアル基部板の前端縁に形
成された開口を通じて突き出す前方タブにて終わってお
り、また、該アームは、前端縁に隣接して基部板の上面
に形成された周方向に延びる形状とした収納部内に配置
された2つのばねクリップの間で挟み込まれており、 前記ばねクリップ作動子は、前記突き出すハブの中央穴
に配置されたポストを通じて脛骨トライアル基部板に取
り付けられ、 該ポストは、前記基部板の上面と下面との間にて穴内に
押し込み嵌めされる下方部分を有し、該基部板は、前記
ハブ及び一体のアームを前記脛骨関節接続トライアル部
分の下面に形成された前記穴及び溝内にそれぞれ配置す
ることにより、前記脛骨関節接続トライアル部分に解放
可能に接続された、膝インプラントの回転整合装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、2本の
骨釘と、突き出すハブと外周との間にて該釘を受け入れ
得るように基部板に形成された2つの穴と、骨釘の各々
の頭部に対し十分な隙間を提供し得るように脛骨関節接
続トライアル構成要素の下面にて穴の各側部に形成され
た2つの半球状溝とを更に備える、膝インプラントの回
転整合装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、ハブの
中央穴内に配置されたポストが、ハブの穴内に回転可能
に嵌まる上方円筒状部分と、該上方部分の直径よりも小
径の下方円筒状部分とを備え、該下方部分が、中央穴か
ら基部板の前記下面内まで同心状に下降する小径の穴内
に押し込み嵌めされる、装置。 - 【請求項4】 膝補綴具における大腿骨構成要素に対し
て脛骨構成要素の最適な回転可能な位置を設定する方法
において、 インプラントの構成要素と同一寸法の大腿骨及び脛骨ト
ライアル構成要素を備える、請求項1に記載の装置を選
択するステップと、 標準的な方法に従って大腿骨及び脛骨を準備するステッ
プと、 大腿骨トライアル部分を大腿骨の上に取り付けるステッ
プと、 脛骨トライアル基部板を準備した脛骨の上に配置するス
テップと、 切開した脛骨高平部をインプラントで最大限カバーし得
るように基部板を回転可能に整合させるステップと、 2本の骨釘により基部板を骨に対して一時的に固着する
ステップと、 脛骨関節接続トライアル構成要素を脛骨トライアル基部
板の上に配置するステップと、 突き出すハブ及び接続されたアームが脛骨関節接続構成
要素の下面にそれぞれ形成された内側穴及び伸長溝内に
完全に係合することを確実にするため、その位置を調節
するステップと、 その外周が脛骨トライアル基部板の外周と整合するよう
に脛骨関節接続構成要素を回転させるステップと、 その後、ばねコイルを共に接近させるステップと、 骨の上で脛骨トライアル部分の回転中心を標識するステ
ップと、 大腿骨トライアル構成要素を脛骨関節接続トライアル構
成要素と係合させるステップと、 脛骨関節接続トライアル構成要素をハブの軸線の周りで
回転させ、ばねクリップ作動子を等しく回転させ、その
結果、ばねクリップを等しく回転させ、これにより、補
綴具の回転整合程度を容易に選択し得るように平均的な
回転中心を設定するステップとを備える、方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/965,676 US5782925A (en) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | Knee implant rotational alignment apparatus |
US965676 | 1997-11-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11197167A true JPH11197167A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=25510324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10315260A Pending JPH11197167A (ja) | 1997-11-06 | 1998-11-06 | 膝インプラントの回転整合装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5782925A (ja) |
EP (1) | EP0916322A3 (ja) |
JP (1) | JPH11197167A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2017511207A (ja) * | 2014-04-14 | 2017-04-20 | ラシュワン マフホウズ,モハメド | 動態位置合わせ並びに新規な大腿骨人工装具及び脛骨人口装具 |
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