JPH11196759A - 豚の保定搬送装置 - Google Patents
豚の保定搬送装置Info
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- JPH11196759A JPH11196759A JP1640398A JP1640398A JPH11196759A JP H11196759 A JPH11196759 A JP H11196759A JP 1640398 A JP1640398 A JP 1640398A JP 1640398 A JP1640398 A JP 1640398A JP H11196759 A JPH11196759 A JP H11196759A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 豚に無理な負担や恐怖感を与えることなく、
常に安定した豚の動きを拘束保定する搬送装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 豚の追込み通路（３）の終端部に豚の腹
部を乗載支持し搬送する搬送手段（５）を連設し、豚を
拘束した姿勢で電撃作業場に連続的に送り込むようにし
た豚の保定搬送装置において、前記搬送手段（５）の左
右両側及び上側の略全長に、搬送手段（５）の軸線と平
行で、かつ、豚の左右両側に接する水平移動可能な側部
拘束手段（Ｂ）を左右対称的に設けるとともに、豚の背
側に接する上下移動可能な背部拘束手段（Ａ）を配設し
たことを特徴とする。
常に安定した豚の動きを拘束保定する搬送装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 豚の追込み通路（３）の終端部に豚の腹
部を乗載支持し搬送する搬送手段（５）を連設し、豚を
拘束した姿勢で電撃作業場に連続的に送り込むようにし
た豚の保定搬送装置において、前記搬送手段（５）の左
右両側及び上側の略全長に、搬送手段（５）の軸線と平
行で、かつ、豚の左右両側に接する水平移動可能な側部
拘束手段（Ｂ）を左右対称的に設けるとともに、豚の背
側に接する上下移動可能な背部拘束手段（Ａ）を配設し
たことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、屠畜作業場にお
いて豚を追い込通路から電撃作業場へ送り込むに際し、
豚に無理な負担や恐怖感を与えることなく、常に安定し
た豚の動きを拘束保定する搬送装置に係る技術分野に属
する。
いて豚を追い込通路から電撃作業場へ送り込むに際し、
豚に無理な負担や恐怖感を与えることなく、常に安定し
た豚の動きを拘束保定する搬送装置に係る技術分野に属
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種豚を拘束しながら搬送用装
置としては、３個のコンベアを順次連結し拘束搬送する
装置が提案されている。この装置は、進行方向が上向き
傾斜した追い込み通路を歩いてきた豚が、平行２列で進
行方向に対して下向き傾斜した搬送コンベアの一方に右
前足、右後足が乗り、他方に左前足、左後足が乗って搬
送され、開脚用仕切り体によって開脚されながら、而も
両搬送コンベア間に搬送始端部が配設された上向き傾斜
の腹乗せ型待機用拘束搬送コンベア上に自動的に腹乗せ
状態に乗載せしめられる。そして豚は搬送コンベアから
足が離れた姿勢で待機用コンベアにより搬送され、次い
で水平姿勢の電撃コンベアに移乗し、この電撃コンベア
の終端部に設けた電撃装置まで搬送される。一方、追い
込み通路の終端部からも電撃コンベアの終端部に至るま
での両側及び上側に固定構造の拘束手段を配設したもの
である。（例えば、特公平７−８９８３７号公報参照）
置としては、３個のコンベアを順次連結し拘束搬送する
装置が提案されている。この装置は、進行方向が上向き
傾斜した追い込み通路を歩いてきた豚が、平行２列で進
行方向に対して下向き傾斜した搬送コンベアの一方に右
前足、右後足が乗り、他方に左前足、左後足が乗って搬
送され、開脚用仕切り体によって開脚されながら、而も
両搬送コンベア間に搬送始端部が配設された上向き傾斜
の腹乗せ型待機用拘束搬送コンベア上に自動的に腹乗せ
状態に乗載せしめられる。そして豚は搬送コンベアから
足が離れた姿勢で待機用コンベアにより搬送され、次い
で水平姿勢の電撃コンベアに移乗し、この電撃コンベア
の終端部に設けた電撃装置まで搬送される。一方、追い
込み通路の終端部からも電撃コンベアの終端部に至るま
での両側及び上側に固定構造の拘束手段を配設したもの
である。（例えば、特公平７−８９８３７号公報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 上記豚の拘束搬送装
置には、次に述べるよな問題点がある。 （ａ）豚が搬送コンベア上に進入したとき、運ばれてい
ることによる揺れと下り勾配に対し（豚は前足が短いた
め下り勾配に恐怖を感じる）大きな恐怖感を覚え逃だそ
うとして暴れ、次の腹乗せ型待機用拘束搬送コンベアの
上に左右どちらかの前足を掛け体を捩ってしまい、激し
いものは搬送コンベア上より落下してしまうものがあ
り、後の電撃装置の作業効率がすこぶる悪化してしまう
だけなく、落下豚の取出し業による全体作業の停滞を余
儀なくされてしまう。 （ｂ）豚には大小の違いはもちろんのこと、脚の長さの
違いもあるのに、本装置においては床面に対するコンベ
ア上面の高さの範囲が３個のコンベアで自動受け渡しす
るため、大きくなったり小さくなったりせざるをえず、
豚の暴れる範囲が大きくなってしまう。 （ｃ）腹乗せ型待機用拘束搬送コンベアも腹乗せ型電撃
用拘束搬送コンベアにも共通で、両コンベアにはいずれ
もその両側に設置されている拘束手段が固定式のため、
小さいサイズの豚には本来の目的である落下防止の役に
立っていないし、一方、拘束搬送コンベア上部の豚背側
の拘束手段が固定式のため、小さなサイズの豚の場合に
はやはり拘束する役目をなさない。しかも、両拘束手段
は最も大きなサイズの豚に合わさざるを得ないため、ほ
とんどの豚に対して大きすぎるものとなってしまうの
で、豚の落下が頻繁化するという問題点がある。
置には、次に述べるよな問題点がある。 （ａ）豚が搬送コンベア上に進入したとき、運ばれてい
ることによる揺れと下り勾配に対し（豚は前足が短いた
め下り勾配に恐怖を感じる）大きな恐怖感を覚え逃だそ
うとして暴れ、次の腹乗せ型待機用拘束搬送コンベアの
上に左右どちらかの前足を掛け体を捩ってしまい、激し
いものは搬送コンベア上より落下してしまうものがあ
り、後の電撃装置の作業効率がすこぶる悪化してしまう
だけなく、落下豚の取出し業による全体作業の停滞を余
儀なくされてしまう。 （ｂ）豚には大小の違いはもちろんのこと、脚の長さの
違いもあるのに、本装置においては床面に対するコンベ
ア上面の高さの範囲が３個のコンベアで自動受け渡しす
るため、大きくなったり小さくなったりせざるをえず、
豚の暴れる範囲が大きくなってしまう。 （ｃ）腹乗せ型待機用拘束搬送コンベアも腹乗せ型電撃
用拘束搬送コンベアにも共通で、両コンベアにはいずれ
もその両側に設置されている拘束手段が固定式のため、
小さいサイズの豚には本来の目的である落下防止の役に
立っていないし、一方、拘束搬送コンベア上部の豚背側
の拘束手段が固定式のため、小さなサイズの豚の場合に
はやはり拘束する役目をなさない。しかも、両拘束手段
は最も大きなサイズの豚に合わさざるを得ないため、ほ
とんどの豚に対して大きすぎるものとなってしまうの
で、豚の落下が頻繁化するという問題点がある。
【０００４】本発明の課題は、豚に無理な負担や恐怖感
を与えることなく、常に安定した豚の動きを拘束保定す
る搬送装置を提供することにある。
を与えることなく、常に安定した豚の動きを拘束保定す
る搬送装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 従来技術の課題を解決
する本発明の豚の保定装置は、次のような手段を採用す
る。
する本発明の豚の保定装置は、次のような手段を採用す
る。
【０００６】上記課題は、豚の追込み通路３の終端部に
豚の腹部を乗載支持し搬送する搬送手段５を連設し、豚
を拘束した姿勢で電撃作業場に連続的に送り込むように
した豚の保定搬送装置において、前記搬送手段５の左右
両側及び上側の略全長に、搬送手段５の軸線と平行で、
かつ、豚の左右両側に接する水平移動可能な側部拘束手
段Ｂを左右対称的に設けるとともに、豚の背側に接する
上下移動可能な背部拘束手段Ａを配設したことにより達
成される。
豚の腹部を乗載支持し搬送する搬送手段５を連設し、豚
を拘束した姿勢で電撃作業場に連続的に送り込むように
した豚の保定搬送装置において、前記搬送手段５の左右
両側及び上側の略全長に、搬送手段５の軸線と平行で、
かつ、豚の左右両側に接する水平移動可能な側部拘束手
段Ｂを左右対称的に設けるとともに、豚の背側に接する
上下移動可能な背部拘束手段Ａを配設したことにより達
成される。
【０００７】上記課題は、請求項１記載の豚の保定搬送
装置において、側部拘束手段及び背部拘束手段を複数に
等分割し、搬送手段に乗載支持される複数頭の豚の大き
さに対応して各拘束部材の移動制御が各別に行われるよ
うにしたこにより達成される。
装置において、側部拘束手段及び背部拘束手段を複数に
等分割し、搬送手段に乗載支持される複数頭の豚の大き
さに対応して各拘束部材の移動制御が各別に行われるよ
うにしたこにより達成される。
【０００８】上記課題は、請求項１又は２記載の豚の保
定搬送装置において、背部拘束手段を複数本のパイプ材
などを平行に枠組した格子状の柵構造に構成し、豚に対
する天井視野を確保させ、豚に恐怖感を与えないように
したことにより達成される。
定搬送装置において、背部拘束手段を複数本のパイプ材
などを平行に枠組した格子状の柵構造に構成し、豚に対
する天井視野を確保させ、豚に恐怖感を与えないように
したことにより達成される。
【０００９】上記課題は、請求項１〜３の何れかに記載
の豚の保定搬送装置において、豚の追込み通路及びこれ
に連設する搬送手段を進行方向に対して上向き傾斜せし
め、追込み，搬送中の豚に恐怖感を与えないようにした
ことにより達成される。
の豚の保定搬送装置において、豚の追込み通路及びこれ
に連設する搬送手段を進行方向に対して上向き傾斜せし
め、追込み，搬送中の豚に恐怖感を与えないようにした
ことにより達成される。
【００１０】
【発明の実施の形態】 次に、図面について本発明実施
の形態の詳細を説明する。
の形態の詳細を説明する。
【００１１】図１に示す１は、平面形状が長方形をした
立方構造の機枠であって、該機枠１の一側短辺側には、
両側に誘導フェンス２を立設した豚の追い込み通路３が
連設されている。この追い込み通路３は図２のように、
豚の進行方向に対して上向き傾斜、即ち登り勾配に形成
されているとともに、追い込み通路３の終端部上面に
は、豚の足を自然に開かせるための開脚体４が設けてあ
る。
立方構造の機枠であって、該機枠１の一側短辺側には、
両側に誘導フェンス２を立設した豚の追い込み通路３が
連設されている。この追い込み通路３は図２のように、
豚の進行方向に対して上向き傾斜、即ち登り勾配に形成
されているとともに、追い込み通路３の終端部上面に
は、豚の足を自然に開かせるための開脚体４が設けてあ
る。
【００１２】５は、前記機枠１の長辺にそって架設され
た搬送手段、詳しくは、豚の腹部を乗載支持するコンベ
アであって、このコンベア５の軸線は前記追い込み通路
３の軸線と一致しており、進行方向に対して登り勾配に
形成されている。又コンベア５の搬送始端部には追い込
み通路３に設けた開脚体４の先端部が近接しているとと
もに、開脚体、４の上面がコンベア５の上面と略図一面
上にある。図３に示す６は、コンベア５の両側に配設せ
る豚の糞尿を流下させるようにした搬送上側に向かって
下向き傾斜構造の受板である。コンベア５を機枠１に架
設する何れかの駆動輪７の軸端には、歯車などの連動機
構８を介してモータ−などの駆動装置９が連結されてい
る。
た搬送手段、詳しくは、豚の腹部を乗載支持するコンベ
アであって、このコンベア５の軸線は前記追い込み通路
３の軸線と一致しており、進行方向に対して登り勾配に
形成されている。又コンベア５の搬送始端部には追い込
み通路３に設けた開脚体４の先端部が近接しているとと
もに、開脚体、４の上面がコンベア５の上面と略図一面
上にある。図３に示す６は、コンベア５の両側に配設せ
る豚の糞尿を流下させるようにした搬送上側に向かって
下向き傾斜構造の受板である。コンベア５を機枠１に架
設する何れかの駆動輪７の軸端には、歯車などの連動機
構８を介してモータ−などの駆動装置９が連結されてい
る。
【００１３】コンベア５の上方に対応する機枠１には、
コンベア５の搬送軸線にそった複数、即ちこの実施の形
態では２個の豚の背部拘束手段Ａを設ける。この背部拘
束手段Ａは次のように構成されている。機枠１の上面に
２個一組とした下向き姿勢のエアシリンダ１０が、機枠
１の長手軸線方向、詳しくは、コンベア５の軸線を跨ぐ
ように設けられており、この各組のエアシリンダ１０の
作動ロッド１０ａの下端は、コンベア５の軸線と直交す
る軸線をもつ共通の連結板１１の上面に夫々固定されて
いる。このように構成したエアシリンダ１０をコンベア
５の軸線にそって適当間隔毎に複数組、この実施の形態
では図１、図２に示す如く、搬送上手側、下手側に属す
る領域に夫々２組、合計４組設ける。尚、前記連結板１
１の正面形状は図３に示すように、豚の背に適合させる
ため円弧状又はゆるい山形状に形状されている。
コンベア５の搬送軸線にそった複数、即ちこの実施の形
態では２個の豚の背部拘束手段Ａを設ける。この背部拘
束手段Ａは次のように構成されている。機枠１の上面に
２個一組とした下向き姿勢のエアシリンダ１０が、機枠
１の長手軸線方向、詳しくは、コンベア５の軸線を跨ぐ
ように設けられており、この各組のエアシリンダ１０の
作動ロッド１０ａの下端は、コンベア５の軸線と直交す
る軸線をもつ共通の連結板１１の上面に夫々固定されて
いる。このように構成したエアシリンダ１０をコンベア
５の軸線にそって適当間隔毎に複数組、この実施の形態
では図１、図２に示す如く、搬送上手側、下手側に属す
る領域に夫々２組、合計４組設ける。尚、前記連結板１
１の正面形状は図３に示すように、豚の背に適合させる
ため円弧状又はゆるい山形状に形状されている。
【００１４】搬送上手側、下手側の領域に属する２組の
エアシリンダ１０に設けられた両連結板１１の下面間
に、コンベア５の軸線にそったパイプ材料よりなる複数
本の誘導杆１２を平行に橋架せしめ、２個の連結板１１
と複数本の誘導杆１２とによって枠組みされた格子柵構
造としたものである。そして、搬送上手側、下手側の誘
導杆１２の内側対向端は、図１、図２のように互いに近
接して設けられることは勿論のこと、２組の誘導杆１２
はコンベア５の略全長にわったて配設される。上記背部
拘束手段Ａは上述のように構成されている。
エアシリンダ１０に設けられた両連結板１１の下面間
に、コンベア５の軸線にそったパイプ材料よりなる複数
本の誘導杆１２を平行に橋架せしめ、２個の連結板１１
と複数本の誘導杆１２とによって枠組みされた格子柵構
造としたものである。そして、搬送上手側、下手側の誘
導杆１２の内側対向端は、図１、図２のように互いに近
接して設けられることは勿論のこと、２組の誘導杆１２
はコンベア５の略全長にわったて配設される。上記背部
拘束手段Ａは上述のように構成されている。
【００１５】この実施の形態では、図１、図２に示すよ
うに、背部拘束手段Ａを２組の拘束手段にっよって構成
したが、単体又は２組以上の拘束手段によって構成して
もよいことから、図示構成に特定されることはないし、
エアシリンダ１０を２個一組としたが、単体又は２個以
上としてもよいので、図示のものに特定されるものでな
く、適宜設計的変更が加えられるようにしたものであ
る。
うに、背部拘束手段Ａを２組の拘束手段にっよって構成
したが、単体又は２組以上の拘束手段によって構成して
もよいことから、図示構成に特定されることはないし、
エアシリンダ１０を２個一組としたが、単体又は２個以
上としてもよいので、図示のものに特定されるものでな
く、適宜設計的変更が加えられるようにしたものであ
る。
【００１６】又コンベア５の両側方に対応する機枠１の
両側には豚の側部拘束手段Ｂを設ける。この側部拘束手
段Ｂは次のように構成される。図１、図３から明らかな
ように、機枠１の両側面に上下２個一組とした水平姿勢
のエアシリンダ１３を、適当間隔毎に複数組夫々対向的
に配設する。この実施の形態では、搬送上手側、下手側
に属する領域に夫々２組、合計４組のエアシリンダ１３
を設けたものである。
両側には豚の側部拘束手段Ｂを設ける。この側部拘束手
段Ｂは次のように構成される。図１、図３から明らかな
ように、機枠１の両側面に上下２個一組とした水平姿勢
のエアシリンダ１３を、適当間隔毎に複数組夫々対向的
に配設する。この実施の形態では、搬送上手側、下手側
に属する領域に夫々２組、合計４組のエアシリンダ１３
を設けたものである。
【００１７】搬送上手側、下手側に属する２組のエアシ
リンダ１３の作動ロッド１３ａ端に、コンベア５の１／
２の長さで、かつ共通の誘導板１４を夫々取りつけ、更
に、各誘導板１４の内側面全域にステンレス鋼などより
なる接触板１４ａを設ける。そして、搬送上手側、下手
側の誘導板１４の内側対向端は図１、図２のように、互
いに近接して設けられるとともに、２組の誘導板１４は
コンベア５の略全長にわったて配設される。上記側部拘
束手段Ｂは上述のように構成されている。
リンダ１３の作動ロッド１３ａ端に、コンベア５の１／
２の長さで、かつ共通の誘導板１４を夫々取りつけ、更
に、各誘導板１４の内側面全域にステンレス鋼などより
なる接触板１４ａを設ける。そして、搬送上手側、下手
側の誘導板１４の内側対向端は図１、図２のように、互
いに近接して設けられるとともに、２組の誘導板１４は
コンベア５の略全長にわったて配設される。上記側部拘
束手段Ｂは上述のように構成されている。
【００１８】この実施の形態では図１、図２に示すよう
に、側部拘束手段Ｂを２組の拘束手段によって構成する
ようにしたが、単体または２組以上の拘束手段によって
構成してもよいことから、図示のものに特定されること
はない。又エアシリンダ１３も２個一組としたが、単体
又は３個以上としてもよいので、図示のものに特定され
るものなく、適宜設計的変更が加えられることがある。
に、側部拘束手段Ｂを２組の拘束手段によって構成する
ようにしたが、単体または２組以上の拘束手段によって
構成してもよいことから、図示のものに特定されること
はない。又エアシリンダ１３も２個一組としたが、単体
又は３個以上としてもよいので、図示のものに特定され
るものなく、適宜設計的変更が加えられることがある。
【００１９】
【動作説明】 豚が追い込み通路３に自らの意志で進ん
でくると、追い込み通路３の近傍に設置された複数の自
動測定装置（図示略）によって、豚の体幅、体高、腹部
の床からの高さなどが測定され、この測定値は電子的記
憶装置（図示略）にインプットされる。豚は更に歩行を
続け、開脚体４によって左右の両前足、両後足を開きな
がらコンベア５に向って前進する。豚の前足が装置本体
の床にかかったとき、詳しくは腹部がコンベア５の搬送
始端部に乗載したとき、電子記憶装置にインプットされ
た測定値にしたがって搬送上手側の背部拘束手段Ａがエ
アシリンダ１０の上下移動によって適切な高さに設定さ
れると同時に、搬送上手側の両側部拘束手段Ｂのエアシ
リンダ１３の左右移動によって適切な幅位置に設定さ
れ、豚は安定した拘束姿勢でコンベア５に乗載支持搬送
せしめられ、豚の後足が床から離れ完全にコンベア５に
乗載支持せしめられる。豚の鼻先が装置本体の中間部、
詳しくは下手側、上手側の両拘束手段Ａ，Ｂの境部近傍
にさしかかると、センサ−（図示略）がこれを感知し，
搬送下手側の背部拘束手段Ａがエアシリンダ１０によっ
て適切な高さ、詳しくは既に調整済みの上手側背部拘束
手段Ａと同じ高さに設定される。同様な作用で搬送下手
側の両側部拘束手段Ｂも調整済みの上手側部拘束手段Ｂ
と同幅位置に移動する。これら一連の動作によって各々
の豚の大きさ（体形）に合った移動領域が確保でき、確
実に同じ安定した姿勢で搬送が可能となり、スム−ズな
連続した電撃作業が保証しうる。
でくると、追い込み通路３の近傍に設置された複数の自
動測定装置（図示略）によって、豚の体幅、体高、腹部
の床からの高さなどが測定され、この測定値は電子的記
憶装置（図示略）にインプットされる。豚は更に歩行を
続け、開脚体４によって左右の両前足、両後足を開きな
がらコンベア５に向って前進する。豚の前足が装置本体
の床にかかったとき、詳しくは腹部がコンベア５の搬送
始端部に乗載したとき、電子記憶装置にインプットされ
た測定値にしたがって搬送上手側の背部拘束手段Ａがエ
アシリンダ１０の上下移動によって適切な高さに設定さ
れると同時に、搬送上手側の両側部拘束手段Ｂのエアシ
リンダ１３の左右移動によって適切な幅位置に設定さ
れ、豚は安定した拘束姿勢でコンベア５に乗載支持搬送
せしめられ、豚の後足が床から離れ完全にコンベア５に
乗載支持せしめられる。豚の鼻先が装置本体の中間部、
詳しくは下手側、上手側の両拘束手段Ａ，Ｂの境部近傍
にさしかかると、センサ−（図示略）がこれを感知し，
搬送下手側の背部拘束手段Ａがエアシリンダ１０によっ
て適切な高さ、詳しくは既に調整済みの上手側背部拘束
手段Ａと同じ高さに設定される。同様な作用で搬送下手
側の両側部拘束手段Ｂも調整済みの上手側部拘束手段Ｂ
と同幅位置に移動する。これら一連の動作によって各々
の豚の大きさ（体形）に合った移動領域が確保でき、確
実に同じ安定した姿勢で搬送が可能となり、スム−ズな
連続した電撃作業が保証しうる。
【００２０】本実施の形態では、豚の大きさに適合する
背部拘束手段Ａの上下動、側部拘束手段Ｂの左右移動
は、限定されない任意の値を取れるものとしたが、これ
を例えば、予測される豚の大，中，小の３種類に分け、
この種類に適応した動き量に設定したものや、４種類に
適応したものに設定しても有効性はかなり保持される。
更に、予じめある程度大きさを揃えた豚を連続して処理
する場合には、自動測定装置を使用せずに背部、側部拘
束手段Ａ，Ｂを手動によって任意に設定することも可能
である。
背部拘束手段Ａの上下動、側部拘束手段Ｂの左右移動
は、限定されない任意の値を取れるものとしたが、これ
を例えば、予測される豚の大，中，小の３種類に分け、
この種類に適応した動き量に設定したものや、４種類に
適応したものに設定しても有効性はかなり保持される。
更に、予じめある程度大きさを揃えた豚を連続して処理
する場合には、自動測定装置を使用せずに背部、側部拘
束手段Ａ，Ｂを手動によって任意に設定することも可能
である。
【００２１】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。
次のような効果が得られる。
【００２２】豚の追い込み通路と、通路上に設けた開脚
体によって案内された豚は、コンベアに乗載支持されて
搬送されるとともに、豚は背部拘束手段、側部拘束手段
の上下、又は左右の水平移動により、体形に適合した拘
束がなし得られ、豚の安定した搬送が連続的に行われ、
電撃効果の向上が図れる。
体によって案内された豚は、コンベアに乗載支持されて
搬送されるとともに、豚は背部拘束手段、側部拘束手段
の上下、又は左右の水平移動により、体形に適合した拘
束がなし得られ、豚の安定した搬送が連続的に行われ、
電撃効果の向上が図れる。
【００２３】請求項２では、上記効果に加え、搬送手段
に乗載支持される複数頭の豚の大きさに両拘束手段を自
動的に適合させるとともに、各別に安定した拘束が適確
になされる。
に乗載支持される複数頭の豚の大きさに両拘束手段を自
動的に適合させるとともに、各別に安定した拘束が適確
になされる。
【００２４】請求項３では、上記効果に加え、豚に対す
る天井視野を確保させることができ、豚に恐怖感を与え
ることがない。
る天井視野を確保させることができ、豚に恐怖感を与え
ることがない。
【００２５】請求項４によれば、上記効果に加え、豚の
習性を利用して恐怖感のない安定した搬送がなし得ら
れ、更に電撃効果の向上が図れる。
習性を利用して恐怖感のない安定した搬送がなし得ら
れ、更に電撃効果の向上が図れる。
【図１】本発明に係る豚の保定搬送装置の平面図であ
る。
る。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１の側面図である。
Ａ 背部拘束手段Ａ Ｂ 側部拘束手段Ｂ １ 機枠 ２ 誘導フェンス ３ 追込み通路 ４ 開脚体 ５ コンベア ６ 受板 ７ 駆動輪 ８ 連動機構 ９ 駆動装置 １０ エアシリンダ １０ａ 作動ロッド １１ 連結板 １２ 誘導杆 １３ エアシリンダ １３ａ 作業ロッド １４ 誘導板 １４ａ 接触板
Claims (4)
- 【請求項１】 豚の追込み通路の終端部に豚の腹部を乗
載支持し搬送する搬送手段を連設し、豚を拘束した姿勢
で電撃作業場に連続的に送り込むようにした豚の保定搬
送装置において、前記搬送手段の左右両側及び上側の略
全長に、搬送手段の軸線と平行で、かつ、豚の左右両側
に接する水平移動可能な側部拘束手段を左右対称的に設
けるとともに、豚の背側に接する上下移動可能な背部拘
束手段を配設したことを特徴とする豚の保定搬送装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の豚の保定搬送装置におい
て、側部拘束手段及び背部拘束手段を複数に等分割し、
搬送手段に乗載支持される複数頭の豚の大きさに対応し
て各拘束部材の移動制御が各別に行われるようにしたこ
とを特徴とする豚の保定搬送装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の豚の保定搬送装置
において、背部拘束手段を複数本のパイプ材などを平行
に枠組した格子状の柵構造に構成し、豚に対する天井視
野を確保させ、豚に恐怖感を与えないようにしたことを
特徴とする豚の保定搬送装置 - 【請求項４】 請求項１〜３の何れかに記載の豚の保定
搬送装置において、豚の追込み通路及びこれに連設する
搬送手段を進行方向に対して上向き傾斜せしめ、追込
み，搬送中の豚に恐怖感を与えないようにしたことを特
徴とする豚の保定搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1640398A JP2869722B1 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 豚の保定搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1640398A JP2869722B1 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 豚の保定搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2869722B1 JP2869722B1 (ja) | 1999-03-10 |
| JPH11196759A true JPH11196759A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11915290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1640398A Expired - Fee Related JP2869722B1 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 豚の保定搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869722B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102456799B1 (ko) * | 2022-05-24 | 2022-10-19 | 정명순 | 도축장치 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP5201470B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-06-05 | 食肉生産技術研究組合 | 豚の追込み搬送方法とその装置 |
| CN106332805B (zh) * | 2016-10-20 | 2022-05-03 | 宿州市动物疫病预防与控制中心（宿州市畜牧兽医技术推广中心） | 一种可移动赶猪台 |
| CN114698669B (zh) * | 2022-05-18 | 2023-01-13 | 太行润源食品有限公司 | 一种防松动的生猪屠宰场用生猪肢体定位装置 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP1640398A patent/JP2869722B1/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102456799B1 (ko) * | 2022-05-24 | 2022-10-19 | 정명순 | 도축장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869722B1 (ja) | 1999-03-10 |
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