JPH11196694A - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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Publication number
JPH11196694A
JPH11196694A JP10003390A JP339098A JPH11196694A JP H11196694 A JPH11196694 A JP H11196694A JP 10003390 A JP10003390 A JP 10003390A JP 339098 A JP339098 A JP 339098A JP H11196694 A JPH11196694 A JP H11196694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling raising
nutrient solution
cultivation tank
seedlings
water supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP10003390A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Komai
浩一郎 駒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP10003390A priority Critical patent/JPH11196694A/ja
Publication of JPH11196694A publication Critical patent/JPH11196694A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 栽培槽内に育苗トレイを収納し、栽培槽内を
養液で満たす給水装置において、育苗トレイ内で育苗す
る苗への給水作業等を自動化できるようにする。 【解決手段】 栽培槽2の内底面より浮かせて育苗トレ
イ16を収納配置し、該栽培槽に養液を給水する手段
と、液面を検知する手段と、排水手段と、設定時間育苗
トレイを浸すように制御する手段を設け、また、前記栽
培槽外部に送風ファン14を配置し、該送風ファンの吐
出口を育苗トレイ底面側に配置し、養液の排出後に栽培
槽内に送風するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育苗トレイで育苗
する苗に液肥や水等の養液を自動的に供給する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】育苗トレイにトマトやナスや菜等の種子
を播種して育苗し,セル成形苗を得ることは従来から行
われている。このセル成形苗は機械的に移植したり、接
ぎ木したりするのに適用されるのであるが、育苗トレイ
上の各セル成形苗は大きさが略等しいことが望まれる。
即ち、育苗トレイ上で均一に育苗できず、苗の大きさが
部分的に異なると、機械的に移植したり、接ぎ木したり
するときに、爪の位置が胚軸とズレて掴むことができな
かったり、極小苗であると苗と判断されず欠株として処
理されたり、大きくなりすぎて隣のポットまで広がり、
隣のポットが欠株となるようなことがあったのである。
一方、育苗トレイでセル成形苗を育苗する場合、育苗ト
レイの上方から水や液肥を散布すると、その給水の勢い
によって苗が倒れて胚軸が曲がってしまい、機械的に胚
軸を掴むことができなくなったりしていたのである。そ
こで、従来では、育苗トレイを液肥に浸して育苗してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように育苗トレイ
を液肥に浸して養分や水分を与えて育苗するには、作業
者が育苗トレイを一つずつ持ち上げ、タンク等に浸して
戻すとう作業を手作業で行っていたので、大変な重労働
となっており、多量の育苗トレイを処理するには長時間
を要していたのである。また、この作業を少しでも軽減
するために、苗の根部分を常に液肥や水に浸しておくこ
とが考えられるが、水分過多となり根が腐ってしまうこ
ともあり、管理作業に手間がかかっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、栽培槽の内底面より浮かせて育苗
トレイを収納配置し、該栽培槽に養液を給水する手段
と、液面を検知する手段と、排水手段と、設定時間育苗
トレイを浸すように制御する手段を設けたものである。
また、前記栽培槽外部に送風ファンを配置し、該送風フ
ァンの吐出口を育苗トレイ底面側に配置し、養液の排出
後に栽培槽内に送風するようにしたものである。
【0005】
【本発明の実施の形態】本発明が解決しようとする課題
及び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付
の図面に示した実施例の構成を説明する。図1は本発明
の灌水装置の全体正面図、図2は灌水装置の栽培槽の部
分側面断面図、図3は栽培槽右側の部分平面図、図4は
栽培槽左側の部分平面図である。
【0006】図1、図2において本発明の灌水装置1の
全体構成から説明する。栽培槽2が支持柱3・3上に載
置され、該栽培槽2は多数の育苗トレイ16・16・・
・を複数列、複数条に並べられるように一定の幅を有
し、育苗トレイ16で育苗した後に苗全体が完全に沈ま
ないように浅く構成している。該栽培槽2内の底板上に
は、図1において左右方向に支持台15・15・・・が
複数配設され、図2に示すように、隣接する数本の支持
台15・15上に育苗トレイ16が載置される。なお、
該支持台15は本実施例では二本で支えているがその数
は限定するものではなく、また、断面視で三角形上に形
成され、その頂点に育苗トレイ16底面を載置し、接地
面積を少なくしているが、断面視半円形でも可能であり
その形状は限定しない。また、前記育苗トレイ16に
は、複数の苗を育苗するためのポット(凹部)が形成さ
れ、該ポット内でセル成形苗が育苗される。
【0007】また、前記支持柱3・3で囲まれた栽培槽
2下方には、大容量の養液タンク4を配置して液肥また
は水を貯留している。この養液タンク4の下部には給水
手段としての給水ポンプ6の給水口が連通され、該給水
ポンプ6はモーターやエンジン等によって駆動される
が、本実施例ではモーターによって駆動され、該モータ
ーはコントローラ30に接続されて駆動制御される。
【0008】前記給水ポンプ6の吐出側には三方切換型
の電磁弁5が接続され、該電磁弁5の吐出口の一方は余
水管29に接続され、該余水管29の他端は養液タンク
4へ連通されて、電磁弁5を余水管29側へ切り換える
ことによって養液タンク4内を攪拌することができる。
吐出口の他方は送水管7に接続され、該送水管7他端は
栽培槽2の一側(図1の右側上方)に延出している。該
栽培槽2の一側には給水管9が横設され、前記送水管7
の他端が接続され、電磁弁5を送水管7側に切り換える
ことで養液を送り込むようにしている。該給水管9に
は、図3に示すように適所位置に給水口9a・9a・・
・が開口され、栽培槽2内に養液を給水し、前記育苗ト
レイ16底面を養液で浸すようにしている。尚、前記電
磁弁5は、コントローラ30に接続されて切り換え制御
される。
【0009】また、前記栽培槽2の内側壁には水位セン
サー31が配置され、該水位センサー31は前記コント
ローラ30と接続されて、栽培槽2内に送られた液肥や
水の液面の高さを検知している。つまり、該水位センサ
ー31によって育苗トレイ16の底面が養液で浸される
高さまで液肥または水が供給されたかをどうかを検知
し、設定高さまで水位が上がると、その高さを検知し
て、その信号をコントローラ30に入力し、給水ポンプ
6を停止、または、電磁弁5を切り換えて栽培槽2への
給水を停止するのである。そして、育苗トレイ16に液
肥または水が吸収されて水位が下がると、再び給水ポン
プ6または、電磁弁5を作動して栽培槽2へ給水して、
設定水位となるようにしている。
【0010】また、前記栽培槽2の他端側(図1の左
側)には、排水管10が接続され、該排水管10の途中
部に電磁弁からなる排水弁11が介装され、該排水管1
0の他端を養液タンク4に接続している。前記排水弁1
1のソレノイドは前記コントローラ30に接続され、設
定時間が経過すると排水弁11を開けて養液を排出する
ようにしている。尚、前記養液タンク4内に濾過装置を
設けたり、排水管10またはポンプ6吸入側にフィルタ
ーを設けて養液に混合したゴミ等を除去することもでき
る。
【0011】また、前記栽培槽2外側には、送風ファン
14が配置され、該送風ファン14も前記コントローラ
30に接続され制御されている。そして、該送風ファン
14の送風口にエア導入管13が接続され、該エア導入
管13の他端は前記栽培槽2内の一側(給水管9を配置
した逆側)に延出している。該栽培槽2内の一側には、
図4に示すように、栽培槽2の幅方向に該送風管12が
横設され、幅方向の適所位置で送風口12a・12a・
・・が開口されている。該送風口12a・12a・・・
を支持台15・15に載置した育苗トレイ16底面の延
長線より下方に開口し、送風ファン14から送られたエ
アが送風口12a・12a・・・より栽培槽2内に吐出
され、養液排出後の育苗トレイ16底面と栽培槽2の内
底面との間の空間の湿気を吹き飛ばして乾燥するように
している。但し、前記送風ファン14で温風を送風する
こともでき、各育苗トレイ16・16・・・内の苗の生
育に適した温度に保つこともできる。この場合温度セン
サーや湿度センサーが配置される。
【0012】そして、前記コントローラ30にはタイマ
ー32が接続され、前記給水して設定の水位に達し給水
を停止してからの時間をカウントし、設定時間(例えば
10〜30秒)経過後に排水弁11を開き、栽培槽2内
の養液を養液タンク4内に戻すように構成している。ま
た、前記送風時間もカウントし、設定時間送風する構成
としている。また、給水開始や送風開始時間も設定でき
るようにし、これら給水開始時間や送風開始時間、水位
等の設定はコントローラ30に接続した設定器33によ
って設定できる。
【0013】このような構成において育苗する場合、先
ず、前記栽培槽2内の支持台15・15・・・上に複数
列複数条の育苗トレイ16・16・・・を載置して大量
育苗トレイで育苗できるようにする。そして、給水手段
である前記給水ポンプ6を駆動して電磁弁5を切り換え
養液タンク4より養液を吸い上げて、給水管9の給水口
9a・9a・・・より栽培槽2内に養液を給水する。そ
して、育苗トレイ16・16・・・底面が養液に浸され
る設定した水位まで給水されると、その水位を前記水位
センサー31が検知してコントローラ30に入力し、電
磁弁5を切り換えて余水管29より養液タンク4へ戻
し、或いは、給水ポンプ6の駆動を停止して給水を停止
する。また、この停止時よりタイマーを作動させてカウ
ントし、育苗トレイ16・16・・・は設定時間液肥に
浸される。
【0014】そして、設定した時間が経過すると、排水
弁11が開けられ、栽培槽2内の養液が排水管10を通
って養液タンク4に戻され、養分が過剰となることを防
ぎ、酸素も与えられる。更に、水位センサー31により
栽培槽2内に養液がなくなり排水されたことが検知され
ると、送風ファン14が駆動され、一定時間送風する。
即ち、送風管12の送風口12a・12a・・・よりエ
アを栽培槽2内に送風し、養液の排出後の栽培槽2の内
底面と育苗トレイ16・16・・・の底面との間に風を
送り、湿気を除去し、苗の生育に有害な微生物やカビ等
の繁殖を防ぐとともに、育苗トレイ16・16・・・内
の全ての苗の生育に適した温度、水分量等の生育環境を
均等に整えて、苗を均等に生育させるようにしている。
また、養液内に長時間漬けると腐ることがあるが、これ
も防止している。
【0015】この様にして給水手段と排水手段の動作が
繰り返され、養液を循環することによって灌水が間欠的
に行われ、汚れた養液に絶えず浸されて苗が腐ることな
く、養液で育苗トレイ16内の苗を生育を促進させるよ
うにしている。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記載
のように、栽培槽の内底面より浮かせて育苗トレイを収
納配置し、該栽培槽に養液を給水する手段と、液面を検
知する手段と、排水手段と、設定時間育苗トレイを浸す
ように制御する手段を設けたので、自動的に栽培槽に養
液を満たし育苗トレイ底面から養分や水分を吸収させる
ことができるようになり、設定時間後に栽培槽から養液
を排水することができる。よって、育苗トレイの苗の根
が水分過多となって、根が腐ることがない。また、この
排水によって苗に酸素を供給できる。こうして、育苗ト
レイへ灌水し、養分を供給することが自動的に行え、労
力を大幅に削減することができる。
【0017】また、請求項2記載の如く、前記栽培槽外
部に送風ファンを配置し、該送風ファンの吐出口を育苗
トレイ底面側に配置し、養液の排出後に栽培槽内に送風
するようにしたので、育苗トレイ底面と栽培槽の内底面
との間で水分及び湿気を除去することができて、苗の生
育に有害な微生物やカビ等の繁殖を防ぐことができ、さ
らに栽培槽内を育苗トレイ内の全ての苗の温度、水分量
等の生育環境を整えられ、苗が均等に生育でき、移植や
接木を機械的に行うのに適した苗を容易に生育すること
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の灌水装置の全体正面図である。
【図2】灌水装置の栽培槽の部分側面断面図である。
【図3】栽培槽右側の部分平面図である。
【図4】栽培槽左側の部分平面図である。
【符号の説明】
1 灌水装置 2 栽培槽 4 養液タンク 5 電磁弁 6 給水ポンプ 11 排水弁 12 送風管 14 送風ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培槽の内底面より浮かせて育苗トレイ
    を収納配置し、該栽培槽に養液を給水する手段と、液面
    を検知する手段と、排水手段と、設定時間育苗トレイを
    浸すように制御する手段を設けたことを特徴とする給水
    装置。
  2. 【請求項2】 前記栽培槽外部に送風ファンを配置し、
    該送風ファンの吐出口を育苗トレイ底面側に配置し、養
    液の排出後に栽培槽内に送風するようにしたことを特徴
    とする請求項1の給水装置。
JP10003390A 1998-01-09 1998-01-09 給水装置 Pending JPH11196694A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10003390A JPH11196694A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 給水装置

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JP10003390A JPH11196694A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 給水装置

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JPH11196694A true JPH11196694A (ja) 1999-07-27

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ID=11556045

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111046A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Hiroshi Kamiyama 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
JP2020145969A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 大和ハウス工業株式会社 栽培装置および栽培方法
CN114027168A (zh) * 2021-10-26 2022-02-11 江西栎湾农业生态开发有限公司 一种茎芽分隔式的北美红栎无土育苗装置
CN114287274A (zh) * 2022-01-24 2022-04-08 周亮 一种低碳节能的林业育苗装置

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