JPH11196566A - 逓昇dc−dc変換器 - Google Patents

逓昇dc−dc変換器

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JPH11196566A
JPH11196566A JP10287905A JP28790598A JPH11196566A JP H11196566 A JPH11196566 A JP H11196566A JP 10287905 A JP10287905 A JP 10287905A JP 28790598 A JP28790598 A JP 28790598A JP H11196566 A JPH11196566 A JP H11196566A
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JP10287905A
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Marcello Criscione
マルチェロ・クリスチオーネ
Luigi Occhipinti
ルイジ・オッキピンティ
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STMicroelectronics SRL
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STMicroelectronics SRL
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators

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  • Dc-Dc Converters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファジー論理電流制御が集積された逓昇連続
モードDC−DC変換器を提供する。 【解決手段】 電流制御が集積された逓昇連続モードD
C−DC変換器は、偏差信号を生成するために変換器か
らの出力における電圧信号と基準信号とを比較するため
の比較器と、変換器を流れる電流ランプに比例する信号
に加算されるランプ信号を生成するのに適した補償ラン
プを生成するための回路とを含み、比較器から出力され
る信号およびこの加算により得られる信号はさらなる比
較器手段に送られ、その出力は発振器信号とともに変換
器の電力トランジスタを駆動するための手段に送られ
る。この変換器はさらに、上記比較器とさらなる比較器
との間に設けられるファジー論理制御手段を含み、ファ
ジー論理制御は比較器により出力される偏差信号を入力
で受取り、偏差信号の時間的変化に依存しさらなる比較
器に送られる信号を出力で与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、ファジー論理電流制御が集積
された逓昇連続モードDC−DC変換器に関する。
【0002】
【関連技術の説明】過渡負荷応答、広範囲にわたる安定
性、および低コストという観点で性能の高いことを特徴
とする、集積されたDC−DC変換器の必要性がますま
す高まっているように思われる。
【0003】この必要性は、回路構成要素の数および密
度を最小とすることにより、集積密度を高める傾向のあ
る応用分野において特に感じられる。たとえば、ポケッ
トベル、セルラー電話、ハードディスク、ポータブル装
置などの場合である。
【0004】本発明に従い使用できるDC−DC変換器
は、当該文献ではデューティサイクル制御を有する固定
周波数逓昇変換器として知られている。デューティサイ
クル制御は多くの場合、簡単な電流モードフィードバッ
ク線形調整線図によって行なわれる。変換器の不連続動
作モードは、線形制御の安定性の問題を伴わない。なぜ
なら、コントローラの閉ループ伝達関数は、各クロック
サイクル中インダクタ電流のゼロへの降下のために1次
型であるためである。交差周波数(単位ループ利得)で
は、伝達関数は確かに90°を上回る位相マージンを有
し、安定性を確実なものとしている。さらに、この動作
モードでは伝達関数は負荷に依存する項を含まない。
【0005】逆に、連続モード動作では、インダクタ電
流にゼロへの降下がないため、システムには、負荷の遷
移に応答して、制御されたシステムを不安定にする傾向
のあるデューティサイクルの変動を生ずる傾向が生じ
る。さらに、電流モード制御線図を連続モード動作のた
めに使用すると、伝達関数には出力負荷に依存する項が
導入され、さらなる位相シフトがもたらされこの位相シ
フトは出力LCユニットにより導入されるものに加えら
れて、事実上不可能であるというわけではないとして
も、広範囲にわたる負荷および入力条件に対する最適フ
ィードバックループ補償を行なうのが非常に困難にな
る。
【0006】この問題は特に、負荷が非常に変化しやす
いとか電源電圧が低いとかいう、負荷および電源電圧に
おける遷移に対し高速で応答することが求められる、仕
様の限界に近い動作条件では明らかである。
【0007】通常連続モード動作における逓昇変換器の
電流モード制御に関連する問題は、いわゆる「補償ラン
プを用いた電流モード」法によって処理される。この方
法によると、図2のブロック図で示されているように、
デューティサイクルの安定状態値に比例してループ利得
を減少させるために、ランプ信号が回路の内部で生成さ
れ、第1ステップ中にインダクタを流れる電流ランプに
比例する信号に加えられる。このようにして、デューテ
ィサイクルの値が50%を上回るときに連続モードにつ
いて生じる不安定性の問題が大幅に減じられる。
【0008】図1に示したブロック図は、参照番号1で
示す、出力電圧がVoutであり電源電圧2が供給され
るDC−DC変換器を含む。参照番号3は、ブロック4
で示される基準電圧Vrefとともに出力電圧Vout
を入力で受取る偏差増幅器を示す。参照番号5で示され
るブロックは、偏差増幅器3にカスケード接続され、偏
差増幅器の利得を示す。
【0009】Veで示されるブロック5の出力電圧は、
入力でランプ信号を受取る参照番号6で示されたさらな
る比較器に入力される。ランプ信号はONステップ中ス
イッチング電流に比例するものに、参照番号7で示され
た補償ランプ信号が加算されたものである。
【0010】増幅器6の出力は発振器ブロック8の出力
とともに、参照番号9で示されるデューティサイクル制
御論理ブロックに送られ、その出力がDC−DC変換器
を制御する。
【0011】図1に示した回路の伝達関数は正の実部を
持つゼロ点を有し、その値は、他のファクタの中でも特
に、1対の複素共役極に加え、負荷条件およびデューテ
ィサイクルの値に依存し、遷移に応答してオーバーシュ
ートを生じさせる傾向がある。
【0012】なお、図2の線図では、参照番号10は、
DC−DC変換器からの出力における電圧が送られる負
荷を示す。
【0013】しかしながら、この補償方法は、広範囲に
わたる負荷および電源条件に対しては効果的ではなく、
レギュレータ装置の閉ループ利得も減少させ、結果とし
ては動的性能を低下させる。
【0014】上記の問題に対する第2のアプローチは、
電流モードファジー論理制御であり、これは本願と出願
人が同一である、1994年7月1日に出願された欧州
特許出願第94830328.4の主題である。この出
願を本明細書に引用により援用する。このアプローチ
は、インダクタを流れる電流の入力および出力電圧の獲
得に基づき、さらに任意選択的に電力トランジスタの温
度の獲得に基づいて動作する(外部)ファジー制御アル
ゴリズムを用いる。
【0015】しかしながら、この解決策はチップ上で容
易に実現することができない。さらに、インダクタ電流
の瞬間的な値をとらえることは困難である。
【0016】デューティサイクルのファジー制御、およ
び任意選択的に電力トランジスタで測定される温度も利
用する電力トランジスタのベース電流のファジー制御も
また複雑で容易に実現できない可能性がある。
【0017】上記の特許出願において提案されたアプロ
ーチのもう1つの欠点は、この制御システムは上記のよ
うに、集積されたレギュレータにおいて使用されるアー
キテクチャとしては不十分なことである。なぜなら、こ
れは、回路集積度が高く、効率が高く、受動構成要素お
よび制御入力の数が最小である低電力システムにおける
すべての動作ステップ中では利用できない値の測定に基
づくからである。
【0018】
【発明の概要】本発明の目的はしたがって、ファジー論
理電流制御が集積された連続モード逓昇またはフライバ
ック構成で動作できる、DC−DC変換器を提供するこ
とである。
【0019】この意図の範囲内において本発明の目的
は、今までに知られているファジー論理アプローチを含
め他の従来の非線形制御アプローチと比較して大幅に簡
略化されたアーキテクチャをもたらす、ファジー論理電
流制御が集積されたDC−DC変換器を提供することで
ある。
【0020】本発明の他の目的は、容易に集積可能な、
ファジー論理電流制御が集積されたDC−DC変換器を
提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、ファジー論理コント
ローラが既知の補償ランプとともに導入され、連続モー
ド動作中使用を制限する上記の問題にシステムが対処で
きるようにするためにその機能性を維持する、ファジー
論理電流制御が集積されたDC−DC変換器を提供する
ことである。
【0022】本発明のさらに他の目的は、ファジー論理
コントローラブロックが、電力トランジスタをスイッチ
オンおよびオフさせるための変調器を与える比較器ブロ
ックに直接働く、ファジー論理電流制御が集積されたD
C−DC変換器を提供することである。
【0023】本発明のさらに他の目的は、信頼性が非常
に高く、製造が比較的簡単であり、かつコストにおいて
競争力のある、ファジー論理電流制御が集積されたDC
−DC変換器を提供することである。
【0024】以下で明らかになるこの意図、上記目的お
よびその他は、電流制御が集積された逓昇(またはフラ
イバック)連続モードDC−DC変換器により達成され
る。このDC−DC変換器は、偏差信号を生成するため
にこの変換器からの出力における電圧信号と基準信号と
を比較するための比較器手段と、この変換器を流れる電
流ランプに比例する信号に加算されるランプ信号を生成
するのに適した補償ランプを生成するための手段とを含
み、この比較器手段から出力される信号およびこの加算
により得られる信号はさらなる比較器手段に送られ、そ
の出力は、発振器信号とともに、この変換器の電力トラ
ンジスタを駆動するための手段に送られる。変換器はさ
らに、上記比較器手段および上記さらなる比較器手段の
間に設けられるファジー論理制御手段を含み、ファジー
論理制御手段は比較器手段により出力される偏差信号出
力を入力として受取り、さらなる比較器手段に送られる
偏差信号の時間的変化に比例する信号を出力として与え
る。
【0025】本発明のさらに他の特徴および利点は、添
付の図面において非制限的な例としてのみ示される、本
発明に従うDC−DC変換器の好ましいが排他的ではな
い実施例の説明より明らかになるであろう。
【0026】
【詳細な説明】図2は、本発明に従うランプ補償を用い
たファジー論理制御のブロック図である。
【0027】この制御図では、図1のブロックと同じブ
ロックには同一の参照符号が付され、比較器3の出力
は、信号Veとして比較器6に送られる前に、参照番号
11で示されるファジー論理制御に送られる。
【0028】この場合、ファジー論理コントローラブロ
ック11は、図2および1において参照番号20で示さ
れる電力トランジスタをスイッチオンおよびオフするた
めのPWM変調器を与える比較器ブロック6に直接作用
する。
【0029】図3は、図2の制御図に含まれるファジー
論理コントローラ11の概略ブロック図である。
【0030】図3では、参照番号30は、比較器ブロッ
ク3により出力される偏差信号を示す。ブロック31
は、偏差信号30とともにファジー化ブロック32に入
力される傾斜信号を得るために偏差の時間的導関数を計
算する。ファジー化ブロックの出力は、ルールベース3
4を入力として受取りこのルールベースと双方向に通信
する差動エンジン33に送られる。
【0031】差動エンジン33の出力は非ファジー化手
段33に送られ、この非ファジー化手段は、図2に示さ
れるように比較器ブロック6に送られる偏差電圧信号V
eを出力として与える。
【0032】図4および5はそれぞれ、偏差信号30、
および図3で参照番号36で示される導関数信号につい
てのメンバシップ関数を表わしたものである。
【0033】図4において、項enegは負の偏差のメ
ンバシップ関数に関し、項ezeroは偏差のゼロ値に
ついてのメンバシップ関数に関し、項eposは正の偏
差信号についてのメンバシップ関数に関する。
【0034】図5において、kは偏差信号の傾斜の値を
示し、したがってkが変化するときの異なる傾斜の値に
対する偏差導関数信号36の種々のメンバシップ関数が
表わされている。
【0035】以下の表1は、図3および図2において示
された例におけるファジー論理ルールを列記したもので
ある。
【0036】
【表1】
【0037】
【数1】
【0038】上記より、この解決法には以下の利点があ
ると推定できる。図3に示されたファジー論理調整器ブ
ロックを実現する回路は、通常の信号および電力回路と
ともにシリコン上に容易に集積できる。
【0039】さらに、変換器を提供する集積回路内の電
流ループにおいて使用するための、インダクタの電流に
比例する信号が、電力トランジスタ20のエミッタ電流
の分割としてパワーオンステップ中にのみ取出される。
このことにより、調整器の電力効率には事実上損失がな
く、DC−DC変換器1のセンス抵抗器21に加えて外
部センス抵抗器を使用する、またはインダクタの2次巻
線を使用する必要がない。
【0040】制御動作は電圧ループ内で非線形の態様で
伝達関数に作用し、負荷の変動のマイナスの影響を補償
する。
【0041】この提案された制御図は電流モード制御を
有する全てのレギュレータに適用することができ、ファ
ジー論理制御パラメータの(すなわち前件および結論に
おけるメンバシップ関数の位置の)設定しか必要としな
い。
【0042】図6(A)−(C)および図7(A)−
(C)は、線形制御およびファジー制御をそれぞれ備え
る回路の、シミュレーションにより得られる負荷調整の
ふるまいを示す。電圧ループの利得または段が等しいと
きに制御ループの安定性を確実にするためには、線形の
場合は補償ランプに対する傾斜値すなわちkの値を使用
することが必要であり、この値は本発明に従うファジー
非線形コントローラの場合に使用される値よりも高いこ
とをこれら図面は明らかに示している。これには、変換
器の動作モードが不連続から連続へと変化し、結果とし
てデューティサイクルの値が増大すると、線形の場合の
ループ利得が大幅に減少するという結果が伴う。したが
って、問題の制御アーキテクチャにおいて線形調整器を
使用すると、たとえ十分に補償されたものであっても、
結果としてはファジー論理解決策の場合よりも負荷調整
は有利でなくなる。
【0043】図8(A)−(C)および図9(A)−
(C)は、線形制御およびファジー制御をそれぞれ備え
る回路の、シミュレーションにより得られるライン調整
のふるまいを示す。上記と同じ見解がライン調整にも当
てはまる。線形制御の場合の入力電圧の変化に伴う性能
の損失は、ここでは制御動作の安定性を確実にするルー
プの単位値が、ファジーコントローラを使用することに
より得られる値よりも低いことであるということができ
る。したがって図6(A)−図9(C)を分析すると、
電流モード型のアーキテクチャにおいて集積される非線
形制御システムを用いると、遷移およびオーバーシュー
トの連続に対する応答速度についてより高くかつ安定し
た動的性能が得られることに加えて、制御システムの静
的性能を向上させることができることが明らかにわか
る。
【0044】ファジー論理コントローラを実現する回路
は、特に設計された集積DC−DC変換器アーキテクチ
ャに面積増加を最小にして含まれるように設計される。
【0045】したがって、図10を参照すると、図3に
示されたファジー制御のブロック図を実現する、可能な
回路図が示される。
【0046】図10は、上記のファジーコントローラを
与えるアナログ回路ブロックを示す。
【0047】ファジー前件部については、各メンバシッ
プ関数は適切に設計された相互コンダクタンス関数を有
する相互コンダクタンス演算増幅器によって与えられ
る。図10では、参照番号40は図4に示したメンバシ
ップ関数「eneg」を示し、参照番号41は図4に示
したメンバシップ関数「ezero」を示し、参照番号
42は図4に示したメンバシップ関数「epos」を示
す。このようにして、ブロック40、41および42
は、図10においてVerror で示される偏差信号30に
対するメンバシップ関数を示す。図3で参照番号31で
示され、図10ではVderivi で示される偏差信号
の導関数信号については、メンバシップ関数はそれぞ
れ、1と0.05との間で変化する傾斜kの値に対する
図5に示されたメンバシップ関数に対応する、ブロック
43−47によってそれぞれ示される。
【0048】「eneg」および「epos」型のメン
バシップ関数は、1つの、相互コンダクタンス制御導関
数ブロックにより実現され、「ezero」型のベル形
関数は、飽和差動ブロックの特性の電流和により得られ
る。
【0049】結果として得られた電流は、参照番号4
8、49、50、51および52で示されるフィルタ手
段によってフィルタ処理されるが、これらは各ルールに
対しファジー差動エンジン33を与えるために「AN
D」型論理を提供するよう、そのファジールールに対し
2種類の電流のうちの最も低いものが通過することを可
能にする(これに替えて、ギルバートセルまたはそれと
等価の装置を備える乗算器回路を実現して、それぞれの
ファジー集合における入力のメンバシップ帰属度の積を
実現することもできる、または、OR型のファジーオペ
レータについては、最大入力電流に等しい値を有する電
流を生成する回路を使用することができる)。
【0050】最後に、非ファジー化手段35の実現のた
めには、各ファジールールに対し生成される電流のファ
ジールールの結論の値について重み付けされた総和を計
算することが必要であるので、参照番号53、54、5
5、56、57、58、59および60で示される電流
利得ブロックが使用される。これらのブロックは、図1
0で例として参照番号61で示されるカレントミラー型
の回路により得ることができる。
【0051】電流の総和は加算器ノード62において得
られる。実際には、ランプ補償と組合わされたファジー
制御を備えるDC変換器により上記の目的が達成される
ことがわかってきている。なぜなら、この変換器は、電
流モード制御においては典型的な入力遷移に対する応答
速度についての利点を、電圧ループにおけるファジー制
御システムの柔軟性と組合わせて、システムの安定範囲
を従来の制御システムにおいて設定される限界を超えて
拡げているからである。
【0052】ファジー論理コントローラブロックの正確
な動作のためには、入力として基準電圧に関する出力電
圧の偏差信号を与えるだけで十分である。そこから時間
的変化に比例する信号が得られ、簡単な回路実現を特徴
とする簡潔な線図につながる。
【0053】ファジー論理コントローラブロックは電力
トランジスタのスイッチオンおよびオフのためのPWM
変調器を与える比較器ブロックに直接働く。
【0054】このようにして考案されたDC−DC変換
器には、多数の変形例および修正例があり、これらはす
べて本発明のコンセプトの範囲内であり、詳細はすべて
他の技術的に等価である要素と交換可能である。
【0055】実際には、採用される材料は、寸法と同
様、特定用途と互換性のある限り、当該技術の要求およ
び状態に従ういかなるものでもよい。
【0056】本発明の少なくとも1つの実施例について
述べてきたが、当業者にとっては種々の変更点、修正
点、および改良点が明らかであろう。このような変更
点、修正点、および改良点は、本発明の精神および範囲
内であることが意図されている。したがって、上記の説
明は例としてのみ挙げたものであり、制限を意図したも
のではない。本発明は前掲の特許請求の範囲およびその
等価物において規定されるようにしてのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランプ補償を備えるDC−DC変換器制御のブ
ロック図である。
【図2】本発明に従うランプ補償を備えるファジー論理
制御のブロック図である。
【図3】本発明に従う、図2に示した制御図において実
現されるファジー論理制御の詳細なブロック図である。
【図4】本発明に従うファジーコントローラにおける偏
差信号に対するメンバシップ関数を示す図である。
【図5】本発明に従うファジー制御における偏差導関数
信号に対するメンバシップ関数を示す図である。
【図6】(A)−(C)はそれぞれ、既知の種類の線形
制御における、負荷電流のふるまい、出力電圧のふるま
い、およびインダクタ電流のふるまいを示す図である。
【図7】(A)−(C)はそれぞれ、図6の(A)−
(C)で示された線形制御と比較した、本発明に従うフ
ァジー制御における、負荷電流のふるまい、出力電圧の
ふるまい、およびインダクタ電流のふるまいを示す図で
ある。
【図8】(A)−(C)はそれぞれ、傾斜補償を備える
DC−DC変換器の線形制御における、電源電圧のふる
まい、出力電圧のふるまい、およびインダクタ電流のふ
るまいを示す図である。
【図9】(A)−(C)はそれぞれ、本発明に従うDC
−DC変換器のファジー制御における、電源電圧のふる
まい、出力電圧のふるまい、およびインダクタ電流のふ
るまいを示す図である。
【図10】本発明に従うDC−DC変換器のためのファ
ジーコントローラをブロック形式で示す回路図である。
【符号の説明】
1 DC−DC変換器 3 比較器 6 比較器 7 補償ランプ信号 9 デューティサイクル制御論理 11 ファジー論理制御
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイジ・オッキピンティ イタリア、97100 ラグーサ、ビア・ジェ ルマニア、33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流制御が集積され連続モードで動作可
    能な逓昇DC−DC変換器であって、 偏差信号を生成するために前記変換器からの出力におけ
    る電圧信号と基準信号とを比較するための比較器手段
    と、 前記変換器を流れる電流ランプに比例する信号に加算さ
    れるランプ信号を生成するのに適した補償ランプを生成
    するための手段とを含み、前記比較器手段から出力され
    る信号および前記加算により得られる信号はさらなる比
    較器手段に送られ、さらなる比較器手段の出力は発振器
    信号とともに前記変換器の電力トランジスタを駆動する
    ための手段に送られ、前記変換器はさらに、 前記比較器手段および前記さらなる比較器手段の間に設
    けられるファジー論理制御手段を含み、前記ファジー論
    理制御手段は、前記比較器手段により出力される偏差信
    号を入力として受取り、前記さらなる比較器手段に送ら
    れる前記偏差信号の時間的変化に比例する信号を出力と
    して与える、逓昇DC−DC変換器。
  2. 【請求項2】 前記ファジー論理制御手段は、 前記偏差信号および前記偏差信号の時間的導関数を表わ
    す信号を入力で受取るファジー化手段と、 前記ファジー化手段にカスケード接続されルールベース
    に接続される差動エンジン手段と、 前記差動エンジン手段にカスケード接続され前記さらな
    る比較器手段に送られるのに適した信号を生成する非フ
    ァジー化手段とを含む、請求項1に記載の逓昇DC−D
    C変換器。
  3. 【請求項3】 前記ファジー化手段は前記偏差信号およ
    び前記偏差信号導関数信号のためのメンバシップ関数を
    含む、請求項2に記載の逓昇DC−DC変換器。
  4. 【請求項4】 前記ルールベースはファジー前件および
    クリスプまたはファジー結論を有する、請求項1に記載
    の逓昇DC−DC変換器。
  5. 【請求項5】 各メンバシップ関数は電流を生成するた
    めの相互コンダクタンス演算増幅器手段により与えら
    れ、前記電流は偏差信号および偏差信号導関数信号から
    それぞれ得られる電流の対各々の最低値を通過させるの
    に適したフィルタ処理手段によりフィルタ処理される、
    請求項3に記載の逓昇DC−DC変換器。
  6. 【請求項6】 前記非ファジー化手段は、前記フィルタ
    処理手段から出力される電流を入力として受取る電流利
    得ブロックを含む、請求項2に記載の逓昇DC−DC変
    換器。
  7. 【請求項7】 前記電流利得ブロックはカレントミラー
    型の回路手段により与えられる、請求項6に記載の逓昇
    DC−DC変換器。
  8. 【請求項8】 前記非ファジー化手段の出力信号は、加
    算器手段を通して加算されて、前記さらなる比較器手段
    に送るのに適した前記信号を生成する、請求項2に記載
    の逓昇DC−DC変換器。
  9. 【請求項9】 電流制御が集積された連続モードDC−
    DC変換器を制御する方法であって、 偏差信号を得るために前記変換器の出力電圧と基準電圧
    との差を検知するステップと、 前記変換器の電流を検知し、その電流に補償電流ランプ
    を加算するステップと、 ファジー論理制御ステップとを含み、その出力信号は前
    記変換器の検知電流およびランプ電流の加算から得られ
    る前記信号とともにさらなる比較器手段に送られ、その
    出力は発振器信号とともに前記変換器の電力トランジス
    タを駆動するのに使用される、連続モードDC−DC変
    換器を制御する方法。
  10. 【請求項10】 前記ファジー論理制御ステップは、 前記偏差信号および前記偏差信号の導関数である信号を
    ファジー化手段に送るステップと、 ファジー差動エンジンを与えるための電流信号を、前件
    および結論により構成されるルールベース手段により生
    成するステップと、 前記電流信号を非ファジー化し、各ファジールールに対
    し生成される前記電流信号の重み付けされた総和を計算
    するステップとを含む、請求項9に記載の連続モードD
    C−DC変換器を制御する方法。
  11. 【請求項11】 前記ファジー論理制御は電力信号回路
    とともにシリコン上に集積される、請求項10に記載の
    連続モードDC−DC変換器を制御する方法。
JP10287905A 1997-10-17 1998-10-09 逓昇dc−dc変換器 Withdrawn JPH11196566A (ja)

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