JPH11196040A - データ通信変換装置 - Google Patents

データ通信変換装置

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JPH11196040A
JPH11196040A JP10000868A JP86898A JPH11196040A JP H11196040 A JPH11196040 A JP H11196040A JP 10000868 A JP10000868 A JP 10000868A JP 86898 A JP86898 A JP 86898A JP H11196040 A JPH11196040 A JP H11196040A
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JP
Japan
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communication line
signal
communication
signal processing
processing means
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JP10000868A
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Takashi Matsumoto
松本  孝
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のスロットで、通信回線毎にスロットの
挿し替えをすることがなくデータ通信を行うことのでき
るデータ通信変換装置を提供することを目的する。 【解決手段】 データ端末装置側に接続されて、データ
端末側と信号の送受信をするデータ端末側信号処理手段
と、N個の通信回線側信号処理手段がそれぞれ接続され
るN個の通信回線側の中で(N−1)(N≧2)個の通
信回線側が特定信号を常時出力し、通信回線側と信号の
送受信をするN個の通信回線側信号処理手段と、各特定
信号の有無をチェックして、回線接続検出信号を生成す
る回線接続検出手段と、回線接続検出信号が特定信号有
りを示す時、該特定信号を出力している通信回線側に接
続される通信回線側信号処理手段とデータ端末側信号処
理手段とを接続する切替手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ端末装置と
通信回線側との間に介在して、データ通信の中継するデ
ータ通信変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話やPHSなどの移動体通
信の普及には目覚ましいものがあるが、単に音声通話す
るだけでなく、携帯型パソコンや携帯情報端末(PD
A)と接続し、電子メールやパソコン通信等を外出先や
移動中などいつどこでも行えるようにするための通信手
段としても注目を集めている。
【0003】図7は、データ通信形態を示す図である。
これらデータ通信を携帯電話やPHS(PSと省略す
る)などで行う方法には2通りある。1つは、図7
(a)に示すように、携帯電話(PDC)/PHS6の
イヤホンマイク端子に、2線−4線の変換ケーブルを用
いて、有線電話回線用のアナログのモデム装置4を接続
して、携帯型パソコン/PDA2からのデータを音声信
号として伝送する方法である。
【0004】もう1つは、図7(b)に示すように、デ
ィジタル方式の携帯電話(PDC)/PHS6などで用
意されているディジタルデータ通信用のプロトコルを内
蔵した専用のデータ通信変換装置8を接続して伝送する
方法である。
【0005】どちらの装置も携帯型パソコン/PDA2
のシリアル通信ポートに接続し、データの入出力や初期
設定や発着信の制御を行うのが一般的である。尚、初期
設定や発着信の制御は、ATコマンドを使用するものが
大多数である。
【0006】前者と後者を比較すると、後者で用いられ
ているディジタルデータ通信用プロトコルは、無線伝送
路に特化したエラー訂正手順を具備しているため、無線
回線品質が劣化しても安定したデータ通信が行えるのが
特徴で、しかも前者よりも高速なデータ伝送が行える。
このため、後者を用いた方が有利なのは明らかである。
【0007】一方、携帯電話/PHS6などを使用した
データ通信には、いつどこでもできるというメリットが
ある反面、通信料金が有線電話と比較すると割高である
というデメリットもあるため、図7(c)に示すよう
に、データ通信用アナログポートの付いたISDN公衆
電話10等、有線電話回線を利用できる場所では有線電
話回線を使用、利用できない場所では携帯電話/PHS
6を使用するという使い分けをすることにより、通信費
の節約が可能である。
【0008】前述した通り、携帯電話やPHS等でデー
タ通信する場合は、専用のデータ通信変換装置を使用し
た方が圧倒的に有利であるが、このような使い分けをし
ようとすると、専用のデータ通信変換装置に加えて、有
線電話回線用のモデム装置を持ち歩く必要がある。
【0009】図8は、従来の専用のデータ通信変換装置
の構成図である。携帯型パソコン/PDA2から調歩同
期式信号が端末側信号処理部20中のシリアルインタフ
ェース回路22を通して、ATコマンド検出部24及び
DTE処理部26に入力される。
【0010】ATコマンド検出部24は、調歩同期式信
号に含まれるATコマンドを検出して、DTE処理部2
6に通知する。DTE処理部26は、シリアルインタフ
ェース回路22から入力した調歩同期信号よりデータを
抽出して、回線側信号処理部28中の専用プロトコル処
理部30に出力する。DTE処理部26は、専用プロト
コル処理部30から受け取ったデータを調歩同期信号に
組み立てて、シリアルインタフェース回路22に出力す
る。
【0011】更に、DTE処理部26は、ATコマンド
検出部24よりATコマンドの通知を受けた場合は、A
Tコマンドの解析/処理を行い、発信・着信応答に係わ
るコマンドであった場合は、発着信制御部32に通知す
る。
【0012】専用プロトコル処理部30は、携帯電話/
PHS側6から出力される同期信号用クロックに同期し
て、フレーム(シリアル同期信号)の組立/分解、CR
Cの生成/チェック、再送制御などのプロトコル処理を
行って、分解したデータは、DTE処理部26に出力
し、組立てたフレームは、専用インタフェース回路34
を通して、携帯電話/PHS側6に送信する。
【0013】発着信制御部32は、DTE処理部26か
らの発着信を指示する信号により、発信や着信応答の制
御信号を生成し、専用インタフェース回路34に出力
し、専用インタフェース回路34から着信の制御信号を
受信すると、DTE処理部26に出力する。
【0014】専用インタフェース回路34は、専用プロ
トコル処理部30から入力したシリアル同期信号を携帯
電話/PHS側6に出力し、携帯電話/PHS側6から
入力したシリアル同期信号を専用プロトコル処理部30
に出力し、発着信制御部32から入力した制御信号を携
帯電話/PHS側6に出力し、携帯電話/PHS側6か
ら入力した制御信号を発着信制御部32に出力する。
【0015】図9は、従来のモデム装置の構成図であ
る。携帯型パソコン/PDA2から調歩同期式信号が端
末側信号処理部40のシリアルインタフェース回路42
を通して、ATコマンド検出部44及びDTE処理部4
6に入力される。
【0016】ATコマンド検出部44は、調歩同期式信
号に含まれるATコマンドを検出して、DTE処理部4
6に通知する。DTE処理部46は、シリアルインタフ
ェース回路42から入力した調歩同期信号よりデータを
抽出して、回線側信号処理部48中のモデム変復調部5
0に出力する。モデム変復調部50から受け取ったデー
タを調歩同期信号に組み立てて、シリアルインタフェー
ス回路42に出力する。
【0017】DTE処理部46は、ATコマンド検出部
44よりATコマンドの通知を受けた場合は、ATコマ
ンドの解析/処理を行い、発信・着信応答に係わるコマ
ンドであった場合は、発着信制御部52に通知する。
【0018】モデム変復調部50は、DTE処理部46
から受け取ったデータをディジタル信号変換処理により
モデム信号に変換してD−A変換部54に出力し、逆
に、モデム信号からティジタル信号変換処理によりデー
タを復元し、DTE処理部46に出力する。
【0019】D−A変換部54は、ディジタル信号化さ
れたモデム信号あるいはPB信号をアナログ信号に変換
して回線インタフェース56に出力し、逆に、アナログ
モデム信号をディジタル信号に変換して、モデム変復調
部50に出力する。
【0020】発着信制御部52は、DTE処理部46か
らの発着信を指示する信号により、発信や着信応答の制
御信号を生成し、回線インタフェース回路56を制御し
てパルスダイヤルを発生させたり、PB信号パターンを
D−A変換部54に出力し、着信時には、リンガ検出信
号を受け取って、DTE処理部46に出力する。
【0021】回線インタフェース回路56は、電話回線
側10にモデム信号を送受信する他、オフフック/オン
フック、リンガ検出及びパルスダイヤル送出をする。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話やPHS専用
のデータ通信変換装置や有線電話回線用のモデム装置に
は、携帯性を考慮し、多くの携帯型パソコンやPDAが
持つ汎用のPCカードスロットに挿入して使用すること
ができるPCカード型の製品が発売されている。
【0023】携帯型パソコンやPDAのPCカードスロ
ットにPCカードを挿入すると、PCカードインタフェ
ース上に論理的な通信ポートが構成され、この論理的な
通信ポートを介して、データの入出力、ATコマンドに
よる初期設定や発着信の制御が行われる。
【0024】PCカードは小型軽量のため、PCカード
型の携帯電話やPHS専用のデータ通信変換装置とPC
カード型の有線回線用のモデム装置の両方を持ち歩くの
もさほど苦にはならと思われる。
【0025】しかしながら、携帯電話やPHS専用のデ
ータ通信変換装置と有線電話回線用のモデム装置を状況
に応じて使い分けようとする場合は、以下のような点で
利便性に問題があった。
【0026】(a) 装置の接続替え又はPCカードの
抜き差しが煩雑である 多くの携帯型パソコンやPDAは、1つ又は2つのPC
カードスロットを持っているが、PCカードスロットが
1つの場合は、PCカード型の携帯電話やPHS専用の
データ通信変換装置を使う場合と、PCカード型の有線
回線用のモデム装置を使う場合とで、PCカードを抜き
差しして入れ替える必要があるが、この作業を外出中や
移動中に行うのは結構煩わしいものである。
【0027】また、PCカードスロットが2つある場合
は、両方のPCカードを挿入しっぱなしにすることも可
能だが、携帯型パソコンやPDA側から見て通信ポート
が異なるため、データ通信を開始する前に使用する通信
ポートを特定するために、通信ソフトウェアの設定を替
えなければならないという別の問題が生じる。
【0028】(b) 装置に応じて異なる初期化コマン
ドを入力する必要がある 携帯電話やPHS専用のデータ通信変換装置や有線電話
回線用のモデム装置は、数多くの通信パラメータを持っ
ており、通信を開始する前に、初期化コマンドで通信パ
ラメータを適切な値に設定する必要がある。
【0029】携帯電話やPHS専用のデータ通信変換装
置や有線電話回線用のモデム装置では、適切な通信パラ
メータが異なるため、どちらが接続されているかで異な
る初期化コマンドを携帯型パソコンやPDAから与えて
やる必要がある。
【0030】(c) 装置に応じて異なる電話番号にダ
イヤルする必要がある 一般に、携帯型パソコンやPDAを使用してデータ通信
を行う場合は、BBS(Bulletin Board System:電子掲
示板)やデータベースなどのセンタに接続して、そのセ
ンタの機能を利用する。
【0031】ところが、携帯電話やPHS専用のデータ
通信変換装置を使って通信する場合と、有線電話回線用
のモデム装置を使って通信する場合とでは、同じ相手と
通信する場合でも、プロトコルが異なるため、接続先の
センタの電話番号(アクセスポイント)が異なることが
多い。このため、どちらが接続されているかで異なる電
話番号にダイヤルする必要があった。
【0032】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、1個のPCカードスロットで、通信回線毎
にPCカードの差し替えをすることがなくデータ通信を
行うことができるとともに、通信回線側の信号処理部の
初期化及び発信操作の利便性の良いデータ通信変換装置
を提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。この図に示すように、本発明によれば、データ端
末装置側に接続されて、N(N≧2)個の通信回線側信
号処理手段62−i(i=1〜N)のいずれかより出力
された信号からデータ端末装置側とのインタフェースに
基づく信号を生成し、データ端末装置側より出力された
信号を分解して、N個の通信回線側信号処理手段に出力
するデータ端末側信号処理手段60と、N個の通信回線
側信号処理手段62−i(i=1〜N)がそれぞれ接続
されるN個の通信回線側の中で(N−1)(N≧2)個
の通信回線側が特定信号を常時出力し、データ端末側信
号処理手段60より出力された信号から接続される通信
回線側とのインタフェースに基づく信号の生成をし、該
通信回線側より出力された信号を分解して、データ端末
側信号処理手段60に出力するN個の通信回線側信号処
理手段62−i(i=1〜N)と、各特定信号の有無を
チェックして、該各特定信号の有無を示す回線接続検出
信号を生成する回線接続検出手段64と、回線接続検出
信号が特定信号有りを示す時、該特定信号を出力してい
る通信回線側に接続される通信回線側信号処理手段62
−i0とデータ端末側信号処理手段60とを接続し、回線
接続検出信号が(N−1)個の特定信号無しを示す時、
(N−1)個の通信回線側とは異なる残りの1個の通信
回線に接続される通信回線側信号処理手段62−j0とデ
ータ端末側信号処理手段60とを接続する切替手段66
とを具備したことを特徴とするデータ通信変換装置が提
供される。
【0034】以上のような構成によれば、切替手段66
は、特定信号有であれば、データ通信変換装置が該特定
信号を出力する通信回線側に接続されているので、切替
手段66は、該通信回線側に接続される通信回線側信号
処理手段62−i0とデータ端末装置側信号処理手段60
とを接続し、いずれの特定信号無ならば、特定信号を出
力しない通信回線側に接続される通信回線側信号処理手
段62−j0とデータ端末装置側信号処理手段60とを接
続する。
【0035】これにより、データ通信変換装置をデータ
端末装置及び所望の通信回線側に接続すると、自動的に
通信回線側信号処理手段とデータ通信端末側信号処理手
段60とが接続されて、通信が可能となって、通信接続
の手間を省くことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。第1実施形態 図2は、本発明の第1実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図である。
【0037】この図に示すように、データ通信変換装置
は、携帯パソコン/PDA側2にPCカードスロットな
どにより挿入されて接続されるデータ端末側信号処理部
70、スイッチ78,80、ISDN公衆電話などのア
ナログ電話回線側10にモジュラージャックにより接続
される電話回線側信号処理部82、携帯電話/PHSな
どのPS側6に16芯インタフェースなどにより接続さ
れるPS側信号処理部92、クロック検出部100を具
備する。
【0038】データ端末側信号処理部70は、シリアル
インタフェース回路72、ATコマンド検出部74及び
DTE処理部76を有する。シリアルインタフェース回
路72は、携帯パソコン/PDA2側と調歩同期式信号
を入出力するインタフェース回路である。
【0039】ATコマンド検出部74は、シリアルイン
タフェース回路72より出力される調歩同期式信号の同
期を取って、調歩同期式信号がATコマンド(「AT」
のコード)であるか否かをチェックして、ATコマンド
ならば、DTE処理部76に通知するものである。
【0040】DTE処理部76は、シリアルインタフェ
ース回路72から入力した調歩同期式信号からデータ信
号を抽出して、ATコマンド検出部74からの通知によ
り、それが発着信コマンドならば、発着信用の端子より
出力し、それ以外ならば、データ通信用の端子より出力
するものである。
【0041】DTE処理部76は、発着信制御用の端子
より着信に関わる信号を入力して、調歩同期式信号に変
換して、シリアルインタフェース回路72に出力し、デ
ータ通信用の端子よりデータを入力して、調歩同期式信
号に変換して、シリアルインタフェース回路72に出力
するものである。
【0042】DTE処理部76のこれらの機能は、図8
や図9中のDTE処理部26,46と実施的に同一であ
るが、データ用の端子及び発着信用の端子からそれぞれ
入出力される信号のフォーマットは、電話回線側信号処
理部82及びPS側信号処理部92で処理が可能な様
に、共通にしている。
【0043】DTE処理部76は、クロック検出信号が
ローレベルならば、データ通信用の端子をスイッチ78
の端子Aと接続し、発着信用の端子をスイッチ80の端
子Aと接続し、クロック検出信号がハイレベルならば、
データ通信用の端子をスイッチ78の端子Bと接続し、
発着信用の端子をスイッチ80の端子Bと接続するもの
である。
【0044】スイッチ78は、DTE処理部76に接続
される端子Cとモデム変復調部84に接続される端子A
とPIAFSプロトコル処理部94に接続される端子B
とを有し、端子Cと、端子A又は端子Bとの間の接続が
DTE処理部76により制御されるものである。
【0045】スイッチ80は、DTE処理部76に接続
される端子Cと電話回線側信号処理部82の発着信制御
部86に接続される端子AとPS側信号処理部92中の
発信着信制御部96に接続される端子Bとを有し、端子
Cと、端子A又はBとの間の接続がDTE処理部76に
より制御されるものである。
【0046】電話回線側信号処理部82は、モデム変復
調部84、発着信制御部86、D−A変換部88及び回
線インタフェース回路90を有する。モデム変復調部8
4及び発着信制御部86は、図9中のモデム変復調部5
0及び発着信制御部52と機能は実質的に同一である
が、DTE処理部76との間の入出力信号がPS側信号
処理部92のPIAFSプロトコル処理部94及び発着
信制御部96とで共通にしたことが異なる。
【0047】D−A変換部88及び回線インタフェース
回路90は、図9中のD−A変換部54及び回線インタ
フェース回路56と実質的に同一なので説明を省略す
る。回線インタフェース回路90は、モジュラージャッ
クにより電話回線側10と接続されて、モデム信号やオ
ンフック/オフフック信号が入出力される。
【0048】PS側信号処理部92は、PIAFSプロ
トコル処理部94、発着信制御部96及び対PSインタ
フェース回路98を有する。PIAFSプロトコル処理
部94及び発着信制御部96は、図8中の専用プロトコ
ル処理部30及び発着信制御部32と機能は実質的に同
一であるが、DTE処理部76との間の入出力信号が電
話回線側処理回路82のモデム変復調部84及び発着信
制御部86とで共通にしたことが異なる。
【0049】対PSインタフェース回路98は、PS側
6と16芯インタフェースなどにより接続されて、上・
下りの32kbpsシリアル同期信号、32kbps同
期クロック及び発着信の制御信号が入出力される。
【0050】ここで、32kbps同期クロックは、接
続されるとPS側6から送受信の同期確立のために常時
送出されるものである。32kbps同期クロックの有
無を検出することによって、同期クロック有りの場合
は、PS側6と接続されているのが判明する。
【0051】尚、本実施形態では、PSを移動体端末装
置としているが、移動体端末装置より接続が特定可能な
信号(例えば、クロック信号)が常時出力されていれ
ば、PSに限らず、携帯電話、ページャ及びテレターミ
ナルなどの移動体端末装置であっても勿論良い。
【0052】また、複数の移動体端末装置、例えば、P
S、携帯電話及びページャなどに接続する通信回線側信
号処理部を複数個、データ通信変換装置に搭載してもよ
い。これにより、使用する移動体端末装置の通信状況や
通信コストなどに応じて、使用する移動体端末装置を選
択することができる。
【0053】クロック検出部100は、32kbps同
期クロックの有無をチェックして、同期クロック有りの
場合は、クロック検出信号をハイレベルにし、同期クロ
ック無しの場合は、クロック検出信号をローレベルにす
るものであり、例えば、時定数が32kbps同期クロ
ックのパルス幅に比べて十分大きなものにした積分回路
とバッファ回路などにより構成する。
【0054】以下、図2の第1実施形態によるデータ通
信変換装置の動作説明をする。 (a) 電話回線側10と接続されている場合 ユーザは、外出中などにおいて、携帯パソコン/PDA
2のPCカードスロットにデータ通信端末装置を挿入す
る。または、PCカードスロットには、データ通信装置
端末装置を挿入した状態のままにしておく。
【0055】これは、1つのデータ通信変換装置によっ
て、電話回線及びPSを使用してデータ通信ができるの
で、抜き差しをする必要が無く、その操作の煩わしさか
ら解放されるからである。
【0056】ユーザは、外出中などにおいて、電話回線
を使用してデータ通信を行う場合は、ISDN公衆電話
などのデータ通信用アナログポートにモジュラージャッ
クを挿し込んで、電話回線側信号処理部82と電話回線
とを接続する。
【0057】クロック検出部100は、32kbps同
期クロック信号無しなので、クロック検出信号をローレ
ベルにする。DTE処理部76は、データ通信用端子と
スイッチ78の端子Aとを接続し、発着信用端子とスイ
ッチ80の端子Aとを接続する。
【0058】ユーザは、BBSなどにアクセスするべ
く、初期設定コマンドAT&FX3などを入力すると、
携帯パソコン/PDA側からATコマンドの調歩同期式
信号がデータ端末装置側信号処理部70に入力される。
【0059】ATコマンドは、シリアルインタフェース
回路72を通して、ATコマンド検出部74及びDTE
処理部76に入力される。ATコマンド検出部74は、
ATコマンドであることを検出して、DTE処理部76
に通知する。
【0060】DTE処理部76は、初期設定ATコマン
ドを入力して、ATコマンド検出部74よりATコマン
ドの通知を受けると、ATコマンドを解析して、発着信
に関わるコマンドは、発着信用端子より出力し、それ以
外のコマンドは、データ通信用端子より出力する。
【0061】データ通信用端子より出力されたコマンド
は、スイッチ78の端子Aよりモデム変復調部84に出
力され、発着信用端子より出力されたコマンドは、スイ
ッチ80の端子Aより発着信制御部86に出力される。
モデム変復調部84及び発着信制御部86は、コマンド
を入力して、それぞれ初期設定を行う。
【0062】ユーザは、BBSなどのアクセスポイント
のダイヤル番号をダイヤルコマンド(ATD××××)
により入力すると、上述したと同様にして、ダイヤルコ
マンドの調歩同期式信号がシリアルインタフェース回路
72、DTE処理部76及びスイッチ80を通して、発
着信制御部86に入力される。
【0063】発着信制御部86は、回線インタフェース
回路90及びD−A変換部88を制御して、オフフック
をしてから、ダイヤル番号に従ってダイヤルパルスなど
を送出して、BBSなどと回線接続をする。回線接続が
終了すると、ユーザは、データを送信する。データは、
シリアルインタフェース回路72、DTE処理部76及
びスイッチ78を通して、モデム変復調部84に入力さ
れる。
【0064】モデム変復調部84は、データをティジタ
ル信号処理によりモデム信号に変換して、D−A変換部
88は、ディジタル信号処理されたモデム信号をアナロ
グ信号に変換して、回線インタフェース回路90を通し
て、電話回線側10に送信する。このデータは、BBS
などで受信される。
【0065】一方、D−A変換部88は、回線インタフ
ェース回路90を通して、BBSなどから電話回線側1
0より送信されたデータを入力して、ディジタルなモデ
ム信号に変換する。
【0066】モデム変復調部84は、モデム信号を復調
して、スイッチ78を通して、DTE処理部78に出力
する。DTE処理部78は、復調されたデータを入力し
て、調歩同期式信号に変換して、シリアルインタフェー
ス回路72を通して、携帯パソコン/PDA側2に送信
する。
【0067】(b) PS側6と接続されている場合 ユーザは、外出中などにおいてPS側6に16芯インタ
フェースなどのコネクタを差し込んで、PS側信号処理
部92とPSとを接続する。PS側6からは、32kb
ps同期クロック信号が送出される。クロック検出部1
00は、32kbps同期クロック信号有りなので、ク
ロック検出信号をハイレベルにする。DTE処理部76
は、データ通信用端子とスイッチ78の端子Bとを接続
し、発着信用端子とスイッチ80の端子Bとを接続す
る。
【0068】ユーザは、BBSなどにアクセスするべ
く、初期設定コマンドAT&F%C2X3などを入力す
ると、携帯パソコン/PDA側からATコマンドの調歩
同期式信号がデータ端末装置側信号処理部70に入力さ
れて、シリアルインタフェース回路72、DTE処理部
76及びスイッチ78,80を通して、PIAFSプロ
トコル処理部94及び発着信制御部96に入力される。
PIAFSプロトコル処理部94及び発着信制御部96
は、各コマンドに応じて、それぞれ初期設定をする。
【0069】ユーザは、BBSなどのアクセスポイント
のダイヤル番号をダイヤルコマンド(ATD××××)
により入力すると、上述したと同様にして、ダイヤルコ
マンドの調歩同期式信号がシリアルインタフェース回路
72、DTE処理部76及びスイッチ80を通して、発
着信制御部96に入力される。
【0070】発着信制御部96は、回線インタフェース
回路98を通して、発信制御信号をPS側6に送信す
る。PHSは、発信の制御信号を受信して、着信先のB
BSなどに発信をする。
【0071】ユーザは、データを送信する。データは、
シリアルインタフェース回路72、DTE処理部76及
びスイッチ78を通して、PIAFSプロトコル処理部
94に入力される。
【0072】PIAFSプロトコル処理部94は、デー
タを入力して、フレームに組立て、対PSインタフェー
ス回路98を通して、PHS端末に送信する。PS側6
は、フレームを割り当てられた通信チャネルにて、基地
局を通して、BBSに送信する。このフレームデータ
は、BBSなどで受信される。
【0073】一方、PIAFSプロトコル処理部94
は、対PSインタフェース回路98を通して、32kb
ps同期クロック信号に同期して、BBSなどからPS
側6より送信されたフレームを入力し、CRCチェック
して、フレームを分解して、スイッチ78を通して、D
TE処理部76に出力する。
【0074】DTE処理部76は、分解されたデータを
入力して、調歩同期式信号に変換して、シリアルインタ
フェース回路72を通して、携帯パソコン/PDA側2
に送信する。携帯パソコン/PDA側2は、データを受
信して処理などをする。
【0075】以上説明した第1実施形態によれば、デー
タ通信変換装置に電話回線側信号処理部とPS側信号処
理部とを搭載して、PS側に接続された否かを検出し
て、PS側に接続された場合は、携帯パソコン/PDA
側信号処理部とPS側信号処理部とを接続し、それ以外
の場合は、携帯パソコン/PDA側信号処理部と電話回
線側信号処理部とを切替えて使用することができる。
【0076】特に、装置がPCカード型の場合、PCカ
ードスロットを1個しか備えない携帯型パソコンやPD
Aでも、PCカードの抜き差しをすることなく、両者を
使い分けることが可能となり、利便性が大幅に向上す
る。
【0077】第2実施形態 図3は、本発明の第2実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図であり、図2中の構成要素と実質的に同一の
要素には同一の符号を付してある。
【0078】本第2実施形態のデータ通信変換装置は、
図2の第1実施形態のデータ通信変換装置と異なる点
は、初期化コマンド格納メモリ114,116を設けた
こと、DTE処理部112中に初期化コマンド格納メモ
リ114,116を制御する機能を図2中のDTE処理
部76に設けたことである。
【0079】初期化コマンド格納メモリ114は、電話
回線側信号処理部82を初期化する電話回線側初期化コ
マンドを格納するメモリである。初期化コマンド格納メ
モリ116は、PS側信号処理部92を初期化するPS
側初期化コマンドを格納するメモリである。
【0080】ここで、初期化コマンド格納メモリ11
4,116を設けたのは、通信速度、エラー訂正手順及
び圧縮手順などは、使用する電話回線側信号処理部82
及びPS側信号処理部92の特性に応じた最適なものを
選択して、AT初期化コマンドを用いて回線側信号処理
部82,92を初期化する必要があるからである。
【0081】DTE処理部112は、図2中のDTE処
理部76の機能に加えて、電話回線側初期化コマンドが
入力されると、該コマンドを初期化コマンド格納メモリ
114に格納し、PS側初期化コマンドが入力される
と、該コマンドを初期化コマンド格納メモリ116に格
納し、初期化共通コマンドを入力すると、クロック検出
信号がローレベルの時は、初期化コマンド格納メモリ1
14から電話回線側初期化コマンドを読み出して、電話
回線側信号処理部82を初期化し、クロック検出信号が
ハイレベルの時は、初期化コマンド格納メモリ116か
らPS側初期化コマンドを読み出して、PS側信号処理
部92を初期化するものである。
【0082】本例では、電話回線側初期化コマンドは、
AT#F1=××××(初期化コマンド格納メモリ11
4に××××を書き込む命令)とし、PS側初期化コマ
ンドは、AT#F2=××××(初期化コマンド格納メ
モリ116に××××を書き込む命令)とし、初期化共
通コマンドは、AT#F(モード切替えを行い、回線側
信号処理部82又は92を初期化する命令)であるとす
る。
【0083】図4は、初期化処理のフローチャートであ
る。以下、図4を参照して、第2実施形態によるデータ
通信変換装置の動作説明をする。
【0084】データ通信を行うには、使用する電話回線
側信号処理部82又はPS側信号処理部92を初期化共
通コマンドを用いて初期化する必要があるが、通信する
毎に初期化共通コマンドを入力するのは、操作性が良い
ものではないので、ユーザが通信の開始を指示すること
により、携帯型パソコン又はPDAの通信ソフトウェア
がAT#Fを実行するものとする。
【0085】尚、AT#F1=××××中の電話回線側
信号処理部82を初期化する初期化コマンド××××
(例えば、&FX3(工場出荷時設定、ダイヤルトーン
検出などの指定))及びAT#F2=××××中のPS
側信号処理部92を初期化する初期化コマンド××××
(例えば、&F%C2¥Z1(工場出荷時設定、圧縮機
能有効、リザルトコード表示指定など))などは、予
め、ユーザが携帯型パソコン又はPDAから入力して、
それを初期化コマンド格納メモリ114及び初期化コマ
ンド格納メモリ116により記憶させておく。
【0086】ユーザは、外出中などにおいて、データ通
信変換装置を携帯パソコン/PDA側2に接続し、PS
側6又は電話回線側10とを接続する。ユーザは、通信
ソフトウェアに通信の開始を指示する。
【0087】通信ソフトウェアは、初期化共通コマンド
AT#Fをデータ通信変換装置に出力する。これらのA
Tコマンドは、シリアルインタフェース回路72を通し
て、DTE処理部120に入力される。
【0088】図4中のステップS2において、DTE処
理部120は、ATコマンドの入力を待っている。ステ
ップS4において、AT#F1=××××であるか否か
をチェックして、AT#F1=××××ならば、ステッ
プS6に進む。ステップS6において、初期化コマンド
格納メモリ114に××××を書き込み、ステップS2
に戻る。
【0089】ステップS8において、AT#F2=××
××であるか否かをチェックして、AT#F2=×××
×ならば、ステップS10に進む。ステップS10にお
いて、初期化コマンド格納メモリ116に××××を書
き込み、ステップS2に戻る。
【0090】ステップS12において、ATコマンドが
AT#F、AT#F1=××××及びAT#F2=××
××でなければ、ステップS14に進む。ステップS1
4において、所定の処理を実行して、ステップS2に戻
る。
【0091】ステップS16において、AT#Fである
か否かをチェックして、AT#Fならば、ステップS1
8に進む。ステップS18において、クロック検出信号
を読み取る。
【0092】ステップS20において、クロック検出信
号のレベルをチェックして、ローレベルならば、ステッ
プS22に進み、ハイレベルならば、ステップS28に
進む。ステップS22において、スイッチ78をA側に
接続する。ステップS24において、スイッチ80をA
側に接続する。
【0093】ステップS26において、PS側6と接続
されておらず、電話回線側10と接続されているものと
して、初期化コマンド格納メモリ114の内容を読み出
して、例えば、&FX3を読み出して、工場出荷時設定
ならば、図示しない電話回線側信号処理部82を初期化
するためのROMに格納された初期値をリードして、こ
れらを解析し、発着信制御に関わる初期値は、スイッチ
80を通して、発着信制御部96に出力し、それ以外の
初期値は、スイッチ78を通して、モデム変復調部84
に出力する。モデム変復調部84及び発着信制御部86
は、初期値を入力して、初期化を行う。
【0094】ステップS28において、スイッチ78を
B側に接続する。ステップS30において、スイッチ8
0をB側に接続する。ステップS28において、初期化
コマンド格納メモリ116の内容を読み出して、例え
ば、&F%C2を読み出して、工場出荷時設定ならば、
図示しないPS側信号処理部92の初期化のためのRO
Mに格納された初期値をリードして、これらを解析し、
発着信制御に関わる初期値は、スイッチ80を通して、
発着信制御部96に出力し、それ以外の初期値は、スイ
ッチ78を通して、PIAFSプロトコル処理部94に
出力する。PIAFSプロトコル処理部94及び発着信
制御部96は、初期値を入力して、初期化を行う。
【0095】初期化設定後は、第1実施形態と同様にし
て、ダイヤルコマンドによりBBSなどと発信して回線
接続をしてから、データの送受信を行う。このように、
ユーザは、例えば、電話回線側信号処理部82の初期化
コマンドがAT&FX3、PS側信号処理部92の初期
化コマンドがAT&F%C2¥Z1である場合、事前に
AT#F1=&FX3、AT#F2=&F%C2¥Z1
を一度実行しておけば、有線電話回線で通信する場合も
PSで通信する場合でも、通信ソフトウェアに通信開始
を指示するだけで、初期化コマンドが自動的に実行され
て、格段に利便性が向上する。
【0096】以上説明した第2実施形態によれば、第1
実施形態と同様の効果に加えて、両者で異なる初期化コ
マンドを装置無いに設けられたメモリに予め登録してお
くことにより、通信時には共通の初期化コマンドを初期
化の操作が簡単になる。
【0097】このため、携帯型パソコン/PDAの通信
ソフトウェアに共通の初期化コマンドを設定しておくこ
とにより、ユーザは装置に有線電話回線又はPHS端末
を接続して、通信の開始を指示するだけで、通信ソフト
ウェアの設定を変えることなく、自動的に有線電話回線
用またはPHS用の初期化コマンドを使い分けることが
できる。
【0098】第3実施形態 図5は、本発明の第3実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の
要素には同一の符号を付してある。
【0099】本第3実施形態のデータ通信変換装置は、
図3の第1実施形態のデータ通信変換装置と異なる点
は、ダイヤル情報格納メモリ122−n1,122−n
2(n=1〜N)を設けたこと、DTE処理部120中
にダイヤル情報格納メモリ122−n1,122−n2
を制御する機能を図3中のDTE処理部112に設けた
ことである。
【0100】ダイヤル情報格納メモリ122−n1,1
22−n2(n=1〜N)は、電話回線側10及びPS
側6を使用してデータ通信を行う際のそれぞれの着信ダ
イヤル番号を格納するメモリであり、ダイヤル情報格納
メモリ122−n1は、電話回線側10を使用してデー
タ通信を行う時の着信ダイヤル番号、ダイヤル情報格納
メモリ122−n2は、PS側6を使用してデータ通信
を行う時の着信ダイヤル番号である。
【0101】ここで、ダイヤル情報格納メモリ122−
n1,122−n2を設けたのは、BBSのアクセスポ
イントなどにダイヤルをして回線接続する時に、電話回
線側10を使用してデータ通信を行う場合とPS側6を
使用してデータ通信を行う場合とでは、ダイヤル番号が
異なるためである。尚、このように異なるダイヤル番号
が複数個有る場合は、ダイヤル情報格納メモリ122−
n1,122−n2を複数個設ける。DTE処理部12
0は、図3中のDTE処理部112の機能に加えて、電
話回線側ダイヤル番号情報AT#Dn1=××××(n
は数字)が入力されると、××××をダイヤル情報格納
メモリ122−n1に格納し、PS側ダイヤル番号情報
AT#Dn2=××××(nは数字)が入力されると、
××××をダイヤル情報格納メモリ122−n2に格納
し、共通ダイヤルコマンドAT#Dn(nは数字)を入
力すると、クロック検出信号がローレベルの時は、ダイ
ヤル情報格納メモリ122−n1から電話回線側ダイヤ
ル番号を読み出して、電話回線側信号処理部82から電
話回線側10にダイヤルするよう制御し、クロック検出
信号がハイレベルの時は、ダイヤル情報格納メモリ12
2−n2からPS側ダイヤル番号を読み出してを読み出
して、PS側信号処理部92からPS側6にダイヤルす
るよう制御するものである。
【0102】図6は、初期化処理及び発信処理のフロー
チャートである。以下、図6を参照して、第3実施形態
によるデータ通信変換装置の動作説明をする。
【0103】初期化の場合と同様にユーザは予め電話回
線側ダイヤル番号情報AT#Dn1=××××及びPS
側ダイヤル番号情報AT#Dn2=××××を入力し
て、これらのダイヤル情報をデータ通信変換装置に送信
しておく。
【0104】データ通信を行う際の電話回線側信号処理
部82又はPS側信号処理部92の初期化は、第2実施
形態と同様にして行う。初期化を行った後、ダイヤル番
号AT#Dnを通信ソフトウェアにより、これらのダイ
ヤル情報をデータ通信変換装置に送信する。ここで、N
=1の時は、通信ソフトウェアが自動的にダイヤルAT
#D1をデータ通信変換装置に送信し、N≧2の時は、
ユーザがメニュー画面などをピックアップするなどする
ことにより簡単にダイヤルAT#Dnを指定してから、
通信ソフトウェアが該当するダイヤルAT#Dnをデー
タ通信変換装置に送信するものとする。
【0105】図6中のステップS2〜36により、図4
と同様にして、DTE処理部120は、初期化コマンド
格納メモリ114,116に初期化コマンドを記憶し
て、クロック検出信号のレベルに応じて、電話回線側信
号処理部82,PS側信号処理部92のいずれかを初期
化する。
【0106】ステップS38において、AT#Dn1=
××××であるか否かをチェックして、AT#Dn1=
××××ならば、ステップS40に進む。ステップS4
0において、ダイヤル情報格納メモリ122−n1に×
×××を書き込み、ステップS2に戻る。
【0107】ステップS42において、AT#Dn2=
××××であるか否かをチェックして、AT#Dn2=
××××ならば、ステップS46に進む。ステップS4
6において、ダイヤル情報格納メモリ122−n2に×
×××を書き込み、ステップS2に戻る。
【0108】ステップS48において、AT#Dnであ
るか否かをチェックして、AT#Dnならば、ステップ
S50に進む。ステップS50において、クロック検出
信号を読み取る。
【0109】ステップS52において、クロック検出信
号のレベルをチェックして、ローレベルならば、ステッ
プS54に進み、ハイレベルならば、ステップS58に
進む。
【0110】ステップS54において、スイッチ78及
びスイッチ80がA側に接続されているかをチェックし
て、A側に接続されていれば、ステップS56に進み、
A側に接続されていなければ、ステップS64に進む。
【0111】ステップS56において、ダイヤル情報格
納メモリ122−n1からダイヤル番号××××を読み
出して、ダイヤル番号を発着信制御部86に出力する。
ステップS58において、スイッチ78及びスイッチ8
0がB側に接続されているかをチェックして、B側に接
続されていれば、ステップS60に進み、B側に接続さ
れていなければ、ステップS64に進む。
【0112】ステップS60において、ダイヤル情報格
納メモリ122−n2からダイヤル番号××××を読み
出して、ダイヤル番号を発着信制御部96に出力する。
ステップS62において、発着信制御部86,96は、
ダイヤル番号を入力して、電話回線側1又はPS側6に
発信して、BBSなどと回線接続する。BBSなどと回
線接続した後は、第1実施形態と同様にして、データを
BBSなどとの間で送受信をする。
【0113】ステップS64において、エラー処理をす
る。ここで、エラー処理をするのは、ダイヤルコマンド
AT#Dnが入力される前に初期化コマンドAT#Fが
入力されていないユーザの初期化ミスの場合などであ
り、これを警告などをするためである。
【0114】例えば、ある接続先の有線電話回線用の電
話番号が044-777-1111、PS用の電話番号が044-777-11
12の時、事前にAT#D31=044-777-1111、AT#D
32=044-777-1112を一度実行しておけば、有線電話回
線で通信する場合もPHSで通信する場合も3番目のダ
イヤル番号を簡単にメニューにより通信ソフトウェアに
指示するだけで良くなり、利便性が向上する。
【0115】以上説明した第3実施形態によれば、第2
実施形態と同様の効果に加えて、ダイヤル番号の入力に
ついても、利便性が大幅に向上する。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の通信回線側とインタフェースする複数の通信回線
側信号処理手段を具備して、通信回線側に接続されてい
る通信回線側信号処理装置とデータ端末装置側信号処理
装置とを接続するので、データ端末装置側のスロットへ
の面倒な抜き差しをせずに、データ通信を行うことがで
き、データ通信の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態における初期化処理のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第3実施形態によるデータ通信変換装
置の構成図である。
【図6】本発明の第3実施形態における初期化処理及び
発信処理のフローチャートである。
【図7】データ通信形態を示す図である。
【図8】従来のデータ通信変換装置の構成図である。
【図9】従来のモデム装置の構成図である。
【符号の説明】
2 携帯パソコン/PDA側 6 PS側 10 電話回線側 70 データ端末側信号処理部 72 シリアルインタフェース回路 74 ATコマンド検出部 76 DTE処理部 78 スイッチ 80 スイッチ 82 電話回線側信号処理部 84 モデム変復調部 86 発着信制御部 88 D−A変換部 90 回線インタフェース回路 92 PS側信号処理部 94 PIAFSプロトコル処理部 96 発着信制御部 98 対PSインタフェース回路 100 クロック検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ端末装置側に接続されて、N(N
    ≧2)個の通信回線側信号処理手段のいずれかより出力
    された信号から前記データ端末装置側とのインタフェー
    スに基づく信号を生成し、前記データ端末装置側より出
    力された信号を分解して、前記N個の通信回線側信号処
    理手段に出力するデータ端末側信号処理手段と、 前記N個の通信回線側信号処理手段がそれぞれ接続され
    るN個の通信回線側の中でN個または(N−1)(N≧
    2)個の通信回線側が特定信号を常時出力し、前記デー
    タ端末側信号処理手段より出力された信号から接続され
    る前記通信回線側とのインタフェースに基づく信号を生
    成し、該通信回線側より出力された信号を分解して、前
    記データ端末側信号処理手段に出力する前記N個の通信
    回線側信号処理手段と、 前記各特定信号の有無をチェックして、該各特定信号の
    有無を示す回線接続検出信号を生成する回線接続検出手
    段と、 前記回線接続検出信号が前記特定信号有りを示す時、該
    特定信号を出力している前記通信回線側に接続される前
    記通信回線側信号処理手段と前記データ端末側信号処理
    手段とを接続し、前記回線接続検出信号が前記(N−
    1)個の特定信号無しを示す時、該(N−1)個の通信
    回線側とは異なる残りの1個の通信回線に接続される前
    記通信回線側信号処理手段と前記データ端末側信号処理
    手段とを接続する切替手段と、 を具備したことを特徴とするデータ通信変換装置。
  2. 【請求項2】 前記N個の通信回線側処理手段の初期設
    定を指示する初期化コマンドを記憶するN個の初期化コ
    マンド記憶手段と、 前記データ端末装置より前記N個のいずれかの初期化記
    憶手段に記憶する前記初期化コマンド及び該初期化コマ
    ンドにより初期化する前記通信回線側処理手段を特定す
    る情報とを含むコマンドを入力して、該情報が示す前記
    通信回線側処理手段に該当する前記初期化コマンド記憶
    手段に該初期化コマンドを記憶する初期化コマンド書き
    込み手段と、 前記データ端末装置より初期化共通コマンドを入力し
    て、前記回線接続検出信号が前記特定信号有りを示す
    時、該特定信号を出力している前記通信回線側に接続さ
    れる前記通信回線側信号処理手段を初期化する前記初期
    化コマンドを前記初期化コマンド記憶手段より読み出し
    て、該通信回線側信号処理手段を初期化し、前記回線接
    続検出信号が前記(N−1)個の特定信号無しを示す
    時、(N−1)個の通信回線側とは異なる残りの通信回
    線に接続される前記通信回線側信号処理手段を初期化す
    る前記初期化コマンドを前記初期化コマンド記憶手段よ
    り読み出して、該通信回線側信号処理手段を初期化する
    初期化手段と、 を更に具備したことを特徴とする請求項1記載のデータ
    通信変換装置。
  3. 【請求項3】 前記N個の通信回線側処理手段が接続さ
    れる各通信回線側について、M(M≧1)個の着信先の
    ダイヤル情報を記憶するN×M個のダイヤル情報記憶手
    段と、 前記データ端末装置より、前記N×M個のダイヤル情報
    記憶手段のいずれかに記憶する前記ダイヤル情報、該ダ
    イヤル情報に該当する前記通信回線側を特定する第1情
    報及びM≧2の時、該M個のダイヤル情報の中でダイヤ
    ル情報を特定する第2情報を含むコマンドを入力して、
    該第1及び第2情報に該当する前記ダイヤル情報記憶手
    段に該ダイヤル情報を記憶するダイヤル情報書き込み手
    段と、 前記データ端末装置より、前記第2情報を含むダイヤル
    コマンドを入力して、前記回線接続検出信号が前記特定
    信号有りを示す時、該特定信号を出力している前記通信
    回線側及び前記第2情報に対応する前記ダイヤル情報を
    前記ダイヤル情報記憶手段より読み出して、該ダイヤル
    情報にて、該通信回線側信号処理手段に発信指示をし、
    前記回線接続検出信号が前記(N−1)個の特定信号無
    しを示す時、(N−1)個の通信回線側とは異なる残り
    の1個の通信回線及び前記第2情報に対応する前記ダイ
    ヤル情報を前記ダイヤル情報記憶手段より読み出して、
    該ダイヤル情報にて、該通信回線側信号処理手段に発信
    指示をするダイヤル指示手段と、 を更に具備したことを特徴とする請求項1記載のデータ
    通信変換装置。
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