JPH11195079A - 証券処理装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

証券処理装置およびそのプログラム記録媒体

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JPH11195079A
JPH11195079A JP36906997A JP36906997A JPH11195079A JP H11195079 A JPH11195079 A JP H11195079A JP 36906997 A JP36906997 A JP 36906997A JP 36906997 A JP36906997 A JP 36906997A JP H11195079 A JPH11195079 A JP H11195079A
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JP
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security
dimensional code
paper
securities
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JP36906997A
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English (en)
Inventor
Hisao Aihara
久雄 相原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 証券の券面データとして印刷出力される要件
項目を2次元コード化して印刷し、この2次元コードを
用いて証券の正当性を検査することで、安価で安全性の
高い証券を提供する。 【解決手段】 CPU1は証券用紙の作成時に要件項目
を券面データとして印刷出力すると共に、この要件項目
を2次元コードに変換して印刷出力する。振出証券が持
ち込まれた際に、CPU1は2次元コード読取装置8に
よって読み取られた2次元コードを解読して証券の正当
性を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、証券の発行/管
理を行う証券処理装置およびそのプログラム記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関を対象とした手形・小切
手用紙の集中印刷発行システムは、金融機関の顧客に対
して未使用の手形・小切手用紙を配付するためにそれを
顧客別に一括印刷するものであり、手形・小切手の券面
に手形交換所規則に準拠したフォーマットにしたがって
手形・小切手の項目要件を印刷し、顧客毎に顧客名(カ
ナ文字)、署名鑑、MICR(磁気インク記録文字読取
装置)用の特殊文字にて口座番号を印刷するようにして
いる。また、従来より一部の金融機関では透かし入りの
用紙を使用したり、手形・小切手用紙にホログラム・シ
ールを貼り付けて偽造防止を図っている。一方、金融機
関の顧客においては、配付された手形・小切手用紙に、
支払先、支払金額、支払期日、振出日等を記入して小切
手・手形の振出を行うが、それらの記入作業は手書きの
他、コンピュータに接続されているプリンタを用いて印
刷するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手形・小切
手は有価証券であり、上述のように透かし入り用紙やホ
ログラムシールで偽造防止を図るものにおいては、コス
ト高となり、また、手形・小切手用紙に地紋印刷を施し
たり、カナ文字、署名鑑印刷を行うものにおいては、偽
造防止としては不十分であり、安価で、安全性の高い手
形・小切手が強く要望されていた。また、顧客側におい
て手形・小切手を振出す際に、プリンタにて支払先、支
払金額、支払期日等を印刷するものにおいては、企業に
導入された会計システムの一部としての位置づけにあ
り、導入コストが極めて高価なものとなるため、発行枚
数が少ない中小企業にとっては業務内容とシステム導入
価格とが釣り合わず、容易に導入することはできなかっ
た。また、手形・小切手のフォーマットは手形交換所規
則によって基準フォーマットが決められているが、手形
交換所によっては厳密に決めている場合と、ゆるやかな
決め方をしている場合とがあり、しかも、金融機関によ
っても手形・小切手のフォーマットは微妙に異なってい
るのが現状であり、その結果、幾つものフォーマットを
予め設定しておき、その中から必要なフォーマットを選
択しなければならず、手間がかかり、オペレータに大き
な負担をかけるという問題があった。この発明の課題
は、証券の券面データとして印刷出力される要件項目を
2次元コード化して印刷し、この2次元コードを用いて
証券の正当性を検査することで、安価で安全性の高い証
券を提供できるようにすることである。また、他の発明
の課題は、金融機関の顧客側において金融機関側から配
付された証券用紙に必要事項を記入して証券を発行する
際に、予め印刷されている証券発行時印刷フォーマット
情報を示す2次元コードを参照することで、その証券に
合ったフォーマット通りに記入事項を正確に印刷できる
ようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、証券の券面データと
してその要件項目を用紙フォーマットにしたがって印刷
出力することによって金融機関側がその顧客に対して配
付する証券用紙を作成する証券用紙作成手段と、前記証
券用紙に印刷出力された要件項目を個々の証券用紙に対
応する証券管理情報として記憶する管理情報記憶手段
と、前記証券用紙に印刷出力された要件項目を2次元コ
ードに変換する第1の変換手段と、この変換手段によっ
て変換された2次元コードを前記証券用紙の所定位置に
印刷出力するコード印刷手段と、金融機関の顧客によっ
て振出された証券が金融機関に持ち込まれた際に、その
証券に印刷形成されている2次元コードを読み取るコー
ド読取手段と、このコード読取手段によって読み取られ
た2次元コードを解読して要件項目に変換する第2の変
換手段と、この変換手段によって変換された要件項目の
一部をキーとして前記管理情報記憶手段を検索する検索
手段と、この検索手段によって検索された要件項目と前
記第2の変換手段によって変換された要件項目とを照合
して証券の正当性を検査する検査手段とを具備するもの
である。なお、この発明は以下のようなものであっても
よい。 前記証券用紙に2次元コードに変換されて印刷され
る要件項目は、証券用紙に券面検査用として磁気インク
記録文字にて印刷される情報である。 前記証券用紙に要件項目を2次元コードに変換して
印刷出力する他に、証券用紙の作成時点における固有の
情報を2次元コードに変換して印刷出力し、振出証券が
金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の正当性の他
に前記固有情報の正当性を検査する。 前記証券用紙に要件項目を2次元コードに変換して
印刷出力する他に、証券用紙作成時における金融機関側
の内部情報を2次元コードに変換して印刷出力し、振出
証券が金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の正当
性の他に、前記内部情報の正当性を検査する。 前記証券用紙に要件項目を2次元コードに変換して
印刷出力する他に、金融機関の顧客側から依頼された用
紙依頼情報を2次元コードに変換して印刷出力し、振出
証券が金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の正当
性の他に、前記用紙依頼情報の正当性を検査する。 前記証券用紙に印刷出力された要件項目を暗号化す
る暗号化手段を設け、前記第1の変換手段は暗号化され
た要件項目を2次元コードに変換する。 前記証券用紙に要件項目を2次元コードに変換して
印刷出力する他に、金融機関の顧客側において証券を振
り出す際に使用される印刷フォーマット情報を2次元コ
ードに変換して印刷出力する。
【0005】請求項1記載の発明において、金融機関側
がその顧客に対して配付する証券用紙を作成するため
に、証券の券面データとしてその要件項目を用紙フォー
マットにしたがって印刷出力すると、印刷出力された要
件項目は個々の証券用紙に対応する証券管理情報として
管理情報記憶手段に記憶保持される他、2次元コードに
変換されて証券用紙の所定位置に印刷出力される。一
方、金融機関の顧客によって振出された証券が金融機関
に持ち込まれた際に、その証券用紙に印刷形成されてい
る2次元コードを読み取ってそれを解読し、要件項目に
変換すると共に、変換された要件項目の一部をキーとし
て前記管理情報記憶手段を検索する。そして、検索され
た要件項目と変換された要件項目とを照合して証券の正
当性を検査する。したがって、証券の券面データとして
印刷出力される要件項目を2次元コード化して印刷し、
この2次元コードを用いて証券の正当性を検査すること
で、安価で安全性の高い証券を提供することができる。
【0006】請求項8記載の発明は、金融機関の顧客側
において金融機関から配付された証券用紙の要件項目に
必要事項を記入して証券を発行する際に、その証券用紙
に予め印刷されている証券発行時印刷フォーマット情報
を示す2次元コードを読み取る読取手段と、この読取手
段によって読み取られた2次元コードを解読して印刷フ
ォーマット情報に変換する変換手段と、この変換手段に
よって変換された印刷フォーマット情報に基づいて証券
用紙の要件項目の印刷位置を判別すると共に、判別され
た要件項目位置にその項目データを印刷出力する印刷手
段とを具備するものである。なお、前記証券用紙に予め
印刷されている印刷フォーマット情報を示す2次元コー
ドは、要件項目毎に印刷位置、文字サイズ、文字ピッチ
を定義する情報であってもよい。請求項8記載の発明に
おいて、金融機関の顧客側では証券用紙に予め印刷され
ている印刷フォーマット情報を示す2次元コードを読み
取り、これを解読して印刷フォーマット情報に変換する
と共に、このフォーマット情報に基づいて要件項目の印
刷位置を判別してその項目データを印刷出力する。した
がって、、金融機関の顧客側において金融機関側から配
付された証券用紙に必要事項を記入して証券を発行する
際に、予め印刷されている証券発行時印刷フォーマット
情報を示す2次元コードを参照することで、その証券に
合ったフォーマット通りに記入事項を正確に印刷すると
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1は金融機関側にお
ける証券発行管理装置Aを示したブロック図で、証券発
行管理装置Aは金融機関の顧客に対して配付される手形
・小切手(以下、総称して証券と称する)用紙を作成発
行したり、顧客によって振り出された証券が金融機関に
持ち込まれた際に、その改ざんチェックを行うようにし
たものである。CPU1はRAM2内にロードされてい
る各種プログラムにしたがってこの証券発行管理装置A
の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装
置3はオペレーティングシステムや各種アプリケーショ
ンプログラム、データファイル、文字フォントデータ等
が予め格納されている記憶媒体4やその駆動系を有して
いる。この記憶媒体4は固定的に設けたもの、もしくは
着脱自在に装着可能なものであり、フロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、RAMカード等の磁
気的・光学的記憶媒体、半導体メモリによって構成され
ている。また、記憶媒体4内のプログラムやデータは、
必要に応じてCPU1の制御により、RAM2にロード
される。更に、CPU1は通信回線等を介して他の機器
側から送信されて来たプログラム、データを受信して記
憶媒体4に格納したり、他の機器側に設けられている記
憶媒体に格納されているプログラム、データを通信回線
等を介して使用することもできる。そして、CPU1に
はその入出力周辺デバイスである入力装置5、表示装置
6、手形・小切手印刷装置7、2次元コード読取装置
8、MICR9がバスラインを介して接続されており、
入出力プログラムにしたがってCPU1はそれらの動作
を制御する。
【0008】入力装置5は文字列データや数値データ等
を入力したり、各種コマンドを入力するキーボード、マ
ウス等のポインティングデバイスを有している。表示装
置6は液晶表示装置やCRT表示装置あるいはプラズマ
表示装置等であり、また印刷装置7は熱転写やインクジ
ェットなどのノンインパクトプリンタあるいはインパク
トプリンタである。ここで、金融機関の顧客に対して配
付される証券用紙の作成発行を入力装置5から指示する
と、CPU1は証券の券面データとしてその要件項目お
よび用紙フォーマットを印刷装置7に送り、要件項目を
印刷出力させて証券用紙の作成を行う。その際、CPU
1は証券用紙に印刷出力された要件項目を個々の証券用
紙に対応する管理情報として記憶装置3に格納する他、
証券用紙に印刷出力された要件項目を暗号化したのち2
次元コードに変換して印刷装置7に送り、証券用紙の所
定位置に印刷出力させる。一方、金融機関の顧客によっ
て振出された証券が金融機関に持ち込まれた際に、2次
元コード読取装置8はその証券に印刷形成されている2
次元コードを光学的に走査して読み取るもので、CPU
1は、読み取られた2次元コードを解読して要件項目に
変換すると共に、変換された要件項目の一部をキーとし
て上述した証券管理情報を検索し、これによって検索さ
れた要件項目と2次元コードを解読することによって変
換された要件項目とを照合して証券の正当性を検査す
る。MICR9は磁気インク記録文字読取装置で、証券
用紙の所定部分にMICR文字にて印刷されている口座
番号等を読み取る。
【0009】図2は証券用紙の作成例として約束手形用
紙を示し、その券面は本券部分と換え部分とに分かれて
いる。そして、この券面には手形交換所規則準拠した用
紙フォーマットにしたがって金融機関番号、支店番号、
手形番号等が印刷出力されると共に、顧客の署名鑑イメ
ージやMICR文字が印刷され、更には本券部分の左下
部には要件項目等を暗号化したのち2次元コード化した
矩形パターンが印刷される。ここで、2次元コードとは
QRコード、カルラコード、CPコードあるいはバーコ
ードを面積化(多層化)したもので、多数の情報を集約
して印刷するようにしている。また、2次元コード化さ
れて印刷される情報は、券面データとしての要件項目の
他に、証券用紙に券面検査用としてRICR文字にて印
刷される情報、証券用紙の作成時点における固有な情
報、証券用紙作成時における金融機関側の内部情報、金
融機関の顧客側から依頼された用紙依頼情報、金融機関
の顧客側において証券を振り出す際に使用される証券発
行時印刷フォーマット情報である。なお、MICR文字
にて印刷される情報としては、発行銀行コード、発行支
店コード、当座口座番号、証券番号、また、発行時点に
おける固有な情報としては、発行銀行名称、発行支店名
称、当座口座名称、署名鑑有無、署名鑑名称もしくはカ
ナ文字、発行時における内部情報としては用紙発行日
時、発行バッチ情報、発行マシン情報、発行担当者情報
(オペレータ名称、役席者名称)、依頼情報としては、
発行依頼日時、依頼内容(券種、依頼冊数)、受付支店
情報(支店番号、支店名称、担当者名)である。
【0010】図3は記憶装置3内に格納されている各種
ファイルを示し、発行受付ファイルRPは金融機関の顧
客から証券の作成依頼を受けたときにその依頼情報を記
憶管理するもので、口座番号、依頼受付担当者ID、依
頼受付日、券種、冊数等が依頼情報として発行受付ファ
イルRPに書き込まれる。口座マスタファイルAMは金
融機関番号、支店番号、口座番号、顧客名、振出地、署
名鑑有無、署名鑑イメージ、カナ文字を顧客に記憶管理
する。証券番号管理ファイルNMは図4に示すようにフ
ィールド名、属性、サイズ、備考を記憶するレコード構
造で、フィールド名は金融機関番号、支店番号、券種番
号、証券番号記号部、証券番号数値部を示し、属性は数
値データか文字データかを示すデータ種を示し、サイズ
はデータの桁数を示している。なお、証券番号記号部お
よび数値部に対応してその備考欄にセットされている割
り当て済み最終値は証券用紙が作成される毎に更新され
るもので前回作成した証券の番号がセットされる。支店
マスタファイルBMは金融機関番号、支店番号、支店
名、支店住所、交換所番号、交換所名を記憶管理し、ま
た担当者マスタファイルCMは担当者ID、担当者名、
所属コード、パスワードを記憶管理するファイルであ
る。動作環境ファイルACは図5に示すようにそのフィ
ールド名の項目にホスト名、発行機論理番号、発行機物
理番号、オペレータ担当者ID、役席者IDを記憶管理
する。
【0011】用紙フォーマット情報ファイルFMは証券
用紙作成時において使用される用紙フォーマット情報を
券種別に記憶するもので、図6はその一部を示してい
る。すなわち用紙フォーマット情報ファイルFMは、フ
ィールド名、属性、サイズ、備考を記憶するレコード構
造で、証券番号、署名鑑、振出地、支払地等の他、2次
元コードに対応してその印刷位置およびそのサイズ等を
記憶する。この用紙フォーマットにしたがって要件項目
の他、2次元コードが証券用紙に印刷出力される。発行
バッチファイルBTは上述した名称ファイルに基づいて
作成されたもので、CPU1は発行受付ファイルRP、
口座マスタファイルAM、証券番号管理ファイルNM、
支店マスタファイルBM、担当者マスタファイルCM、
動作環境ファイルACを参照して発行バッチファイルB
Tを作成する。図7は発行バッチファイルBTを示した
もので、フィールド名、属性、サイズ、備考を記憶する
レコード構造となっている。ここで、フィールド名に
は、証券用紙作成時に券面データとして印刷される情報
の他に、2次元コードとして印刷される情報が定義され
る。なお、図8には発行バッチファイルBTを作成する
際に、参照されるファイルが模式的に示されており、各
種ファイルRP、AM、NM、BM、ACを参照して発
行バッチファイルBTが作成されるが、動作環境ファイ
ルACの一部には担当者マスタファイルCMから抽出し
た情報も含まれている。CPU1は発行バッチファイル
BTの内容を1レコード毎に読み出して証券用紙を作成
発行するが、その際、用紙フォーマット情報ファイルF
Mからその券種に応じた用紙フォーマットを読み出して
券面印刷を行う。この券面印刷時に2次元コードの印刷
も行われるが、2次元コード化されて印刷される情報
は、発行バッチファイルBTのレコードの他、後述する
発行時印刷フォーマット情報ファイルPFからその券種
に応じて読み出された印刷フォーマット情報および発行
日時等の内容情報である。このようにして発行バッチフ
ァイルBT内の1レコード分の情報を券面印刷する毎
に、CPU1は発行ログファイルLGを作成する。
【0012】発行ログファイルLGは券面印刷毎に発行
バッチファイルBT内のレコードがそのまま書き込まれ
ると共に、動作環境ファイルAC内の情報および発行日
時等の内部情報が書き込まれる。図9は発行ログファイ
ルLGの1レコード分のデータ構造を示し、1レコード
はフィールド名、属性、サイズ、備考から成る。そし
て、フィールド名の金融機関番号、支店番号、口座番
号、顧客名、……発行機論理番号、発行機物理番号、依
頼受付担当者ID、依頼受付日は、発行バッチファイル
BT内のレコードがそのままコピーされたものである。
また、発行日時、発行シリアルNo、発行状況フラグは内
部処理情報であり、発行オペレータID、発行役職者I
Dは動作環境ファイルACから読み出された情報であ
る。発行時印刷フォーマット情報ファイルPFは金融機
関の顧客側において金融機関から配付された証券用紙の
要件項目に必要事項を印刷して証券を発行する際に用い
られる印刷フォーマット情報を券種に対応付けて記憶す
るもので、図10は1レコード分のデータのうちその一
部を示し、券種コードに続き各要件項目(金額欄、支払
期日欄、支払先欄……)毎にXY位置アドレス、文字サ
イズ、文字ピッチを記憶する構成となっている。この印
刷フォーマット情報は金融機関側において証券用紙の作
成時に2次元コード化されて証券用紙に印刷される。
【0013】図11(A)は金融機関の顧客側における
証券発行装置Bを示したブロック図である。CPU11
はRAM12内にロードされている各種プログラムにし
たがってこの証券発行装置Bの全体動作を制御する。記
憶装置13や記憶媒体14は上述した証券発行管理装置
A側の記憶装置3、記憶媒体4と基本的に同様であるた
め、その説明は省略する。CPU11は入出力デバイス
である入力装置15、表示装置16、印刷装置17、2
次元コード読取装置18がバスラインを介して接続され
ており、それらの入出力動作を制御する。入力装置15
は証券用紙の各項目に対応付けてその項目データとして
支払い先、支払い金額、支払い期日等を入力したり、各
種コマンドを入力するキーボードやマウス等のポインテ
ィングデバイスを有している。印刷装置17は金融機関
の顧客側において金融機関から配付された証券用紙の要
件項目に対応してその項目データを券面印刷して証券を
発行する。2次元コード読取装置18は証券用紙に印刷
されている2次元コードのうち印刷フォーマット情報を
光学的に読み取るもので、CPU11は2次元コード読
取装置18によって読み取られた2次元コードを解読し
て印刷フォーマット情報に変換し、この印刷フォーマッ
ト情報にしたがって券面印刷の実行を制御する。図11
(B)に示す証券発行ファイルBFは企業の会計システ
ム等で記憶管理されているもので、証券発行時にこの証
券発行ファイルBFの内容が読み出されて券面印刷され
る。図12は証券発行ファイルBFの内容を模式的に示
したもので、支払先、支払金額、支払期日、備考の各デ
ータの証券の要件項目のデータとして記憶管理されてお
り、この各項目データは印刷フォーマットにしたがって
証券用紙に券面印刷される。
【0014】次に、金融機関側における証券発行管理装
置A、顧客側における証券発行装置Bの動作を図13〜
図16に示すフローチャートにしたがって説明する。こ
こで、これらのフローチャートに記述されている各機能
を実現するためのプログラムは、CPU1(11)が読
み取り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体4(1
4)に記憶されており、その内容がRAM2(12)内
のワークメモリにロードされている。
【0015】図13は発行バッチファイルBTの作成動
作を示したフローチャートである。先ず、発行バッチフ
ァイルBTの作成が指示されると、CPU1は発行受付
ファイルRPの先頭から1レコードを読み取り(ステッ
プA1)、この発行受付レコードから口座番号を抽出し
て口座マスタファイルAMをアクセスし、口座マスタフ
ァイルAMから顧客名、振出地、署名鑑、カナ文字を読
み出して発行バッチレコードの対応項目にセットする
(ステップA2)。次に、発行受付レコードから支店番
号を抽出して支店マスタファイルBMをアクセスし、支
店マスタファイルBMから支店名、支払地、交換所番
号、交換所名を読み出して発行バッチレコードの対応項
目にセットする(ステップA3)。更に、発行受付レコ
ードの支店番号、券種コードを抽出して証券番号管理フ
ァイルNMをアクセスし、証券番号記号部、数値部を読
み取り、発行バッチレコードの対応項目にセットすると
共に(ステップA4)、この証券番号記号部、数値部の
値を証券用紙1冊分(50枚分)更新する(ステップA
5)。そして、動作環境ファイルACから発行機論理番
号、証券機物理番号およびオペレータ担当者ID、役席
名IDを読み取り、発行バッチレコードにセットする
(ステップA6)。このようにして得られたレコードを
発行バッチファイルBTに書き込む(ステップA7)。
【0016】図14は金融機関側において顧客毎に証券
用紙を依頼受付分作成して発行する処理を示したフロー
チャートである。先ず、発行依頼された顧客名が指定さ
れると、その顧客に対応するレコードを発行バッチファ
イルBTから読み出す(ステップB1)。そしてこの発
行バッチレコードの中から証券番号記号部、数値部を抽
出してそれらを組み合せる(ステップB2)。これによ
って証券番号「AA01076」等が生成される。次
に、この発行バッチレコードの中から券種コードを抽出
して用紙フォーマット情報ファイルFMをアクセスし、
対応する用紙フォーマット情報を読み出すと共に(ステ
ップB3)、発行時印刷フォーマット情報ファイルをア
クセスして対応する印刷フォーマット情報を読み出す
(ステップB4)。そして、発行バッチレコードから支
店名、支払地、振出地、交換所(名称、記号)、金融機
関番号、支店番号、署名鑑/カナ文字を読み出し、これ
を用紙フォーマットにしたがって配置展開する(ステッ
プB5)。これらのデータは各証券用紙に必ず印刷され
る固定データであるのに対し、証券番号は用紙毎に異な
る変動データである。そして、展開配置した固定データ
を印刷装置7に送信する(ステップB6)。この場合、
印刷装置7は証券用紙の発行が全て終了するまで固定デ
ータを全て記憶保持する。
【0017】次に、証券番号(変動データ)を用紙フォ
ーマットにしたがって展開配置し(ステップB7)、印
刷装置7に送信する(ステップB8)。次に2次元コー
ドとして印刷出力する対象データを全て取り揃える(ス
テップB9)。つまり、証券番号、発行バッチレコード
内の固定データの他に、発行印刷時フォーマット情報、
発行日時等の内部処理情報を2次元コード化の対象デー
タとして全て取り揃え、これを暗号化する(ステップB
10)。この場合、データの暗号化と復号化に異なる鍵
を用いる公開鍵暗号方式にしたがってデータの暗号化を
行うようにしているが、秘密鍵暗号方式であってもよ
い。そして暗号化されたデータを2次元コードに変換し
て用紙フォーマットにしたがってこの2次元コードを展
開配置したのち(ステップB11)、この2次元コード
を印刷装置7に送信する(ステップB12)。そして、
CPU1は印刷命令を発行して印刷動作を開始させる
(ステップB13)。これによって要件項目と共に2次
元コードが券面印刷され、用紙1枚分の印刷が終ると、
証券番号の数値部に「1」を加算してその値を更新する
処理が行われる(ステップB14)。そして、1冊分
(50枚)の印刷が終了したかを調べ(ステップB1
5)、終了するまでステップB7に戻り、証券番号を更
新しながら上述の動作が繰り返される。そして、50枚
分の券面印刷が終ると、ステップB16に進み、発行バ
ッチレコードと、発行日時等の内部処理情報を組み合せ
た発行ログレコードを作成し、このレコードを発行ログ
ファイルLGに書き込む(ステップB17)。そして、
依頼された冊数分の印刷が終了したかを調べ(ステップ
B18)、終了するまでステップB1に戻り、上述の動
作を繰り返す。
【0018】図15は顧客側において証券発行装置Bの
動作を示したフローチャートである。先ず、2次元コー
ド読取装置18は証券用紙上の2次元コード印刷領域か
ら2次元コードを読み取る(ステップC1)。すると、
CPU1はこの2次元コードを解読したのち、暗号を復
号化する(ステップC2)。そして、このデコード結果
から発行時印刷フォーマット情報を取り出すと共に(ス
テップC3)、発行バッチファイルBTを読み込み(ス
テップC4)、1件分のデータを取り出す(ステップC
5)。そして、この発行バッチファイルBTから取り出
した1件分のデータ(支払先、支払金額、支払期日、振
出日、備考)を発行時印刷フォーマットにしたがって展
開配置し(ステップC6)、印刷装置17に送信したの
ち(ステップC7)、印刷装置17に印刷命令を与える
(ステップC8)。そして、証券発行ファイルBFのレ
コード終了かを調べ(ステップC9)、終了するまでス
テップC5に戻り、上述の印刷処理を繰り返す。
【0019】図16は顧客が振出した証券が金融機関側
に持ち込まれた際における証券発行管理装置Aの動作を
示したフローチャートである。先ず、印刷装置7は証券
の2次元コード印刷領域から2次元コードを読み取る
(ステップD1)。すると、CPU1はこの2次元コー
ドを解読したのち暗号を復号化する(ステップD2)。
そして、このデータの中からキー情報(金融機関番号、
支店番号、証券番号)をキー情報として取り出し(ステ
ップD3)、このキー情報に基づいて発行ログファイル
LGを検索する(ステップD4)。この結果、該当する
発行ログレコードが存在するかを調べ(ステップD
5)、無ければ、エラー証券であると認識するが、有れ
ば、次のステップD6に進み、該当レコードを発行ログ
ファイルLGから読み出す。そして、2次元コードを解
読して復号化したデータと発行ログレコードとを比較
し、全て一致するかを調べ(ステップD7)、一つでも
不一致が検出された場合にはエラー証券と認識し、全デ
ータの一致が検出されると正常な証券であると認識す
る。
【0020】以上のようにこの一実施形態は、金融機関
側の証券発行管理装置Aにおいて、その顧客に対して配
付する証券用紙を依頼に応じて作成発行する際に、証券
の券面データとしてその要件項目を用紙フォーマットに
したがって印刷出力すると共に、印刷出力された要件項
目は個々の証券用紙に対応する証券管理情報として発行
ログファイルLGに記憶管理される他、2次元コードに
変換された証券用紙の所定位置に印刷出力される。一
方、金融機関の顧客によって振出された証券が金融機関
に持ち込まれた際に、その証券用紙に印刷形成されてい
る2次元コードを読み取ってそれを解読し、要件項目に
変換すると共に、変換された要件項目の一部をキーとし
て発行ログファイルLGを検索し、検索された要件項目
と変換された要件項目とを照合して証券の正当性を検査
するようにしたから、偽造有無のチェックが可能とな
る。この場合、従来のように透かし入り用紙、ポログラ
ムシールを使用して偽造防止を図るものに比べ、コスト
的にも安価となり、しかも地紋印刷や署名鑑印刷に比べ
てセキュリティが向上し、偽造チェックが確実なものと
なる。
【0021】また証券用紙に2次元コード化されて印刷
される情報の中には、MICR文字にて印刷される情報
の他、MICR文字としては印刷されないが、用紙発行
時における固有な情報(発行銀行名称、署名鑑有無等)
や証券用紙作成時における金融機関側の内部情報(発行
日時、発行マシン、発行担当者等)、更に金融機関の顧
客側から依頼された用紙依頼情報(依頼日時、依頼内容
等)が含まれており、それらの各情報を発行ログファイ
ルLGに記憶管理して証券照合を行うようにしたから、
更にセキュリティが向上し、偽造防止効果が高いものと
なる他、偽造等が発覚した場合には、その追跡が可能と
なり、また登録時点で何んらかの発行ミスを起こした場
合には、原因究明の手がかりとなる。また、上述のよう
な各種の情報を2次元コード化して証券用紙に印刷する
際に、各種情報を公開鍵暗号方式等にしたがって暗号化
したのちに2次元コード化して印刷し、証券照合時には
それを復号化するようにしたから、更にセキュリティを
向上させることが可能となる。
【0022】また、金融機関側の証券発行管理装置Aに
おいて、証券用紙に2次元コード化されて印刷される情
報の中に、発行時印刷フォーマット情報を含めると共
に、顧客側の証券発行装置Bにおいては、2次元コード
を読み取って解読し、この印刷フォーマットにしたがっ
て必要事項の項目データを印刷出力して証券を発行する
ようにしたから、金融機関によって印刷フォーマットが
微妙に異なっているような現状でも、従来のように顧客
側で幾つかの印刷フォーマットを予め用意しておき、そ
れを必要に応じて選択するという手間がなくなり、証券
発行を効率良く行うことができると共に、券面印刷を最
適な印刷位置、文字サイズ、文字ピッチで行うことがで
き、正確かつ高品位な印刷が可能となる。更に、この印
刷フォーマットを金融機関側で読み出して証券照合を行
うことで、それ自体でもセキュリティの向上となる。な
お、印刷フォーマットを2次元コード化して印刷する位
置は用紙の表面に限らず、裏面に印刷するようにしても
よい。この場合、顧客側において裏面印刷されている2
次元コードを読み出してそれを印刷フォーマットに解読
すればよい。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、証券の券面データと
して印刷出力される要件項目を2次元コード化して印刷
し、この2次元コードを用いて証券の正当性を検査する
ことで、安価で安全性の高い証券を提供することができ
る。また、金融機関の顧客側において金融機関側から配
付された証券用紙に必要事項を記入して証券を発行する
際に、予め印刷されている証券発行時印刷フォーマット
情報を示す2次元コードを参照することで、その証券に
合ったフォーマット通りに記入事項を正確に印刷するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金融機関側における証券発行管理装置Aの全体
構成を示したブロック図。
【図2】金融機関側において作成発行された証券の印刷
例を示した図。
【図3】記憶装置3内に格納されている各種ファイルを
示した図。
【図4】証券番号管理ファイルNMのレコード構造およ
びそのデータ内容を示した図。
【図5】動作環境ファイルACのレコード構造およびそ
のデータ内容を示した図。
【図6】用紙フォーマット情報ファイルFMのレコード
構造およびそのデータ内容を示した図。
【図7】発行バッチファイルBTのレコード構造および
そのデータ内容を示した図。
【図8】発行バッチファイルBTおよび発行ログファイ
ルLGの作成を模式的に示した図。
【図9】発行ログファイルLGのレコード構造およびそ
のデータ内容を示した図。
【図10】発行時印刷フォーマット情報ファイルPFの
レコード構造およびそのデータ内容を示した図。
【図11】(A)は顧客側における証券発行装置Bの全
体構成を示したブロック図、(B)は証券発行装置B内
の主要ファイルを示した図。
【図12】証券発行ファイルBFの内容を示した図。
【図13】証券発行管理装置Aが発行バッチファイルB
Tを作成する際の動作を示したフローチャート。
【図14】証券発行管理装置Aが証券用紙を作成して発
行する際の動作を示したフローチャート。
【図15】顧客側の証券発行時における印刷動作を示し
たフローチャート。
【図16】顧客によって振出された証券が金融機関側に
持ち込まれた際における証券検査処理を示したフローチ
ャート。
【符号の説明】
1、11 CPU 2、12 RAM 3、13 記憶装置 4、14 記憶媒体 5、15 入力装置 7、17 印刷装置 8、18 2次元コード読取装置 FM 用紙フォーマット情報ファイル BT 発行バッチファイル LG 発行ログファイル PF 発行時印刷フォーマット情報ファイル BF 証券発行ファイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】証券の券面データとしてその要件項目を用
    紙フォーマットにしたがって印刷出力することによって
    金融機関側がその顧客に対して配付する証券用紙を作成
    する証券用紙作成手段と、 前記証券用紙に印刷出力された要件項目を個々の証券用
    紙に対応する証券管理情報として記憶する管理情報記憶
    手段と、 前記証券用紙に印刷出力された要件項目を2次元コード
    に変換する第1の変換手段と、 この変換手段によって変換された2次元コードを前記証
    券用紙の所定位置に印刷出力するコード印刷手段と、 金融機関の顧客によって振出された証券が金融機関に持
    ち込まれた際に、その証券に印刷形成されている2次元
    コードを読み取るコード読取手段と、 このコード読取手段によって読み取られた2次元コード
    を解読して要件項目に変換する第2の変換手段と、 この変換手段によって変換された要件項目の一部をキー
    として前記管理情報記憶手段を検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された要件項目と前記第2の
    変換手段によって変換された要件項目とを照合して証券
    の正当性を検査する検査手段とを具備したことを特徴と
    する証券処理装置。
  2. 【請求項2】前記証券用紙に2次元コードに変換されて
    印刷される要件項目は、証券用紙に券面検査用として磁
    気インク記録文字にて印刷される情報であることを特徴
    とする請求項1記載の証券処理装置。
  3. 【請求項3】前記証券用紙に要件項目を2次元コードに
    変換して印刷出力する他に、証券用紙の作成時点におけ
    る固有の情報を2次元コードに変換して印刷出力し、 振出証券が金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の
    正当性の他に前記固有情報の正当性を検査するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の証券処理装置。
  4. 【請求項4】前記証券用紙に要件項目を2次元コードに
    変換して印刷出力する他に、証券用紙作成時における金
    融機関側の内部情報を2次元コードに変換して印刷出力
    し、 振出証券が金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の
    正当性の他に、前記内部情報の正当性を検査するように
    したことを特徴とする請求項1記載の証券処理装置。
  5. 【請求項5】前記証券用紙に要件項目を2次元コードに
    変換して印刷出力する他に、金融機関の顧客側から依頼
    された用紙依頼情報を2次元コードに変換して印刷出力
    し、 振出証券が金融機関側に持ち込まれた際に、要件項目の
    正当性の他に、前記用紙依頼情報の正当性を検査するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の証券処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記証券用紙に印刷出力された要件項目を
    暗号化する暗号化手段を設け、 前記第1の変換手段は暗号化された要件項目を2次元コ
    ードに変換するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の証券処理装置。
  7. 【請求項7】前記証券用紙に要件項目を2次元コードに
    変換して印刷出力する他に、金融機関の顧客側において
    証券を振り出す際に使用される印刷フォーマット情報を
    2次元コードに変換して印刷出力するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の証券処理装置。
  8. 【請求項8】金融機関の顧客側において金融機関から配
    付された証券用紙の要件項目に必要事項を記入して証券
    を発行する際に、その証券用紙に予め印刷されている証
    券発行時印刷フォーマット情報を示す2次元コードを読
    み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた2次元コードを解読
    して印刷フォーマット情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された印刷フォーマット情報
    に基づいて証券用紙の要件項目の印刷位置を判別すると
    共に、判別された要件項目位置にその項目データを印刷
    出力する印刷手段とを具備したことを特徴とする証券処
    理装置。
  9. 【請求項9】前記証券用紙に予め印刷されている印刷フ
    ォーマット情報を示す2次元コードは、要件項目毎に印
    刷位置、文字サイズ、文字ピッチを定義する情報である
    ことを特徴とする請求項8記載の証券処理装置。
  10. 【請求項10】コンピュータに対して、 証券の券面データとしてその要件項目を用紙フォーマッ
    トにしたがって印刷出力することによって金融機関側が
    その顧客に対して配付する証券用紙を作成すると共に、
    前記証券用紙に印刷出力された要件項目を個々の証券用
    紙に対応する証券管理情報として管理情報記憶手段に書
    き込む機能と、 前記証券用紙に印刷出力された要件項目を2次元コード
    に変換する機能と、 変換された2次元コードを前記証券用紙の所定位置に印
    刷出力する機能と、 金融機関の顧客によって振出された証券が金融機関に持
    ち込まれた際に、その証券に印刷形成されている2次元
    コードを読み取る機能と、 読み取られた2次元コードを解読して要件項目に変換す
    る機能と、 変換された要件項目の一部をキーとして前記管理情報記
    憶手段を検索する機能と、 検索された要件項目と前記変換された要件項目とを照合
    して証券の正当性を検査する機能を実現させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】コンピュータに対して、 金融機関の顧客側において金融機関から配付された証券
    用紙の要件項目に必要事項を記入して証券を発行する際
    に、その証券用紙に予め印刷されている証券発行時印刷
    フォーマット情報を示す2次元コードを読み取る機能
    と、 読み取られた2次元コードを解読して印刷フォーマット
    情報に変換する機能と、 変換された印刷フォーマット情報に基づいて証券用紙の
    要件項目の印刷位置を判別すると共に、判別された要件
    項目位置にその項目データを印刷出力する機能を実現さ
    せるためのプログラムを記録した記録媒体。
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