JPH11193826A - 加熱ローラの軸受冷却装置 - Google Patents

加熱ローラの軸受冷却装置

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Publication number
JPH11193826A
JPH11193826A JP36934697A JP36934697A JPH11193826A JP H11193826 A JPH11193826 A JP H11193826A JP 36934697 A JP36934697 A JP 36934697A JP 36934697 A JP36934697 A JP 36934697A JP H11193826 A JPH11193826 A JP H11193826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
heat
heated
roller
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP36934697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinzo Hashimoto
欣三 橋本
Motohiro Tanigawa
元洋 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP36934697A priority Critical patent/JPH11193826A/ja
Publication of JPH11193826A publication Critical patent/JPH11193826A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コデットローラ1などの加熱ローラの軸受4
の寿命が長くなるようにする。 【解決手段】 加熱ローラに内蔵されたヒータ7と軸受
間にヒートパイプ8が設けられ、ヒートパイプは加熱ロ
ーラの放熱部10に達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、紡糸
巻取機において、糸を加熱するコデットローラなどの加
熱ローラの軸受冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡糸巻取機では、一般に、溶融紡出され
た糸がコデットローラを通り、巻取ロールに導かれ、巻
き取られる。コデットローラはヒータを内蔵したもの
で、その回転軸は軸受に支持され、駆動モータに連結さ
れる。したがって、駆動モータによってコデットローラ
を回転させ、糸を送り、ヒータによって糸を加熱し、延
伸処理し、その状態で糸を巻き取ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、コデットロ
ーラのヒータによって軸受が加熱され、その潤滑材が劣
化することはさけられず、軸受の寿命が短いという問題
があった。
【0004】したがって、この発明は、コデットローラ
などの加熱ローラの軸受の寿命が長くなるようにするこ
とを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、ヒー
タが内蔵され、回転部を支持する軸受が設けられた加熱
ローラに、軸受の熱を放熱部に逃がすためのヒートパイ
プが設けられる。
【0006】軸受及び放熱部の位置を除いて、ヒートパ
イプのまわりに断熱部を形成することが好ましい。
【0007】軸受の位置において、ヒートパイプのまわ
りに伝熱材を充填することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1において、これは紡糸巻取機のコデッ
トローラ1であり、コデットローラ1は紡糸機から溶融
紡出されたフィラメント糸を下方の高速巻取機へ送り出
すものである。コデットローラ1は、糸が外周面に接す
る円筒形のローラ本体1aを備え、ローラ本体1aは回
転軸2の一端に固定されている。ローラ本体1a及び回
転軸2を有する回転部は、スリーブ(回転軸支持部材)
3及びヒータ7を有する固定部に、軸受4を介して回転
可能に支持されている。具体的に説明すると、スリーブ
3を回転軸2が貫通するよう配置され、スリーブ3の先
端部と根元部とにそれぞれ設けた軸受4に回転軸2が支
持されることにより、回転部の支持がなされている。ヒ
ータ7は、加熱コイルとコイル支持部材とからなり、ス
リーブ3のまわりに設けられ、スリーブ3に固定されて
いる。上記ローラ本体1aは、円筒部分がヒータ7を取
り囲むように配置され、ヒータ7により加熱されるよう
になっている。回転軸2の他端はカップリング14を介
して駆動モータ5の軸5aに連結され、回転部は駆動モ
ータ5の駆動力により回転駆動されるようになってい
る。スリーブ3及び駆動モータ5は支持台6により支持
され、支持台6のスリーブ3と駆動モータ5との間の一
部分(スリーブ3と接する部分)は、アルミニウム材等
の放熱性の良い材料からなる放熱部10となっていて、
駆動モータ5へのヒータ7の熱影響をなくすようにして
いる。放熱部10には、放熱性を高めるために多数のフ
ィン11が形成されている。
【0010】さらに、スリーブ3には、軸受4のまわり
において、多数のヒートパイプ8が所定角度間隔を置い
て配置されている。各ヒートパイプ8は、熱交換媒体を
充填したもので、スリーブ3の先端部側の軸受4の近傍
位置から回転軸2の軸方向に延び、放熱部10に達して
いる。また、スリーブ3及び放熱部10には、各ヒート
パイプ8を挿入するために軸方向孔9,10aが形成さ
れている。
【0011】さらに、スリーブ3の先端部側の軸受4の
位置及び放熱部10の位置を除いて、ヒートパイプ8の
まわりに断熱部12が形成されている。ヒートパイプ8
は軸方向孔9の内径よりも小さい外径のもので、ヒート
パイプ8のまわりに空隙が形成され、断熱部12はその
空隙からなる。軸方向孔9内において、ヒートパイプ8
のまわりに断熱材を充填し、断熱材によって断熱部12
を形成してもよい。さらに、スリーブ3の先端部側の軸
受4の位置において、ヒートパイプ8のまわりにスリー
ブ3よりも熱伝導性の高い伝熱材13が充填されてい
る。伝熱材13はシリコンなどの熱伝導性の高い物質か
らなる。場合によっては、スリーブ3の根元部側の軸受
4の位置においても、伝熱材13を充填するようにして
もよい。なお、放熱部10の軸方向孔10aの内径とヒ
ートパイプ8の外径とは一致しており、ヒートパイプ8
は放熱部10と接している。
【0012】この装置において、糸はローラ本体1aを
通り、巻取ロールに導かれ、巻き取られる。したがっ
て、駆動モータ5によって回転軸2およびローラ本体1
aを回転させ、糸を送り、ヒータ7によってローラ本体
1aおよび糸を加熱することができ、これによって糸を
延伸処理し、その状態で糸を巻き取ることができる。
【0013】一方、回転軸2の軸受4(先端部側の軸受
4)については、ヒータ7によってローラ本体1aが加
熱されるとき、軸受4には、加熱されたローラ本体1a
の円筒部からの輻射熱及びローラ本体1aと連結された
回転軸2からの伝導熱が付与されるが、ヒートパイプ8
が設けられているため、軸受4の熱がヒートパイプ8に
よって放熱部10に逃がされ、放熱部10から放熱され
る。これによって軸受4が冷却されるものである。した
がって、ヒータ7によってローラ本体1aおよび糸を加
熱しても、軸受4は高温に加熱されず、その潤滑材が劣
化することはなく、軸受4の寿命は長い。
【0014】しかも、ヒートパイプ8のまわりには、冷
却対象の軸受4の位置を除いて断熱部12を設けたの
で、ヒートパイプ8が軸受部4以外の熱を放熱部10に
放熱することが防止され、主として軸受4部の熱を放熱
することが可能となる。さらに、軸受4の位置では、軸
受4の熱が伝熱材13を通り、ヒートパイプ8に伝達さ
れ、これを効果的に逃がし、放熱することができ、好ま
しい。
【0015】紡糸巻取機のコデットローラ1に限らず、
この発明を他の加熱ローラに適用することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コデットローラなどの加熱ローラにおいて、軸受は
高温に加熱されず、その潤滑材が劣化することはなく、
軸受の寿命は長い。
【0017】しかも、断熱部によって熱が遮断され、ヒ
ータの熱がヒートパイプに逃げることはなく、その熱効
率は低下しない。
【0018】さらに、軸受の位置では、軸受の熱が伝熱
材を通り、ヒートパイプに伝達され、これを効果的に逃
がし、放熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コデットローラ 2 回転軸 4 軸受 7 ヒータ 8 ヒートパイプ 12 断熱部 13 伝熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01D 11/00 D01D 11/00 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータが内蔵され、回転部を支持する軸
    受が設けられた加熱ローラに、軸受の熱を放熱部に逃が
    すためのヒートパイプを設けたことを特徴とする加熱ロ
    ーラの軸受冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受及び放熱部の位置を除いて、前
    記ヒートパイプのまわりに断熱部を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の軸受冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受の位置において、前記ヒートパ
    イプのまわりに伝熱材を充填したことを特徴とする請求
    項1または2に記載の軸受冷却装置。
JP36934697A 1997-12-26 1997-12-26 加熱ローラの軸受冷却装置 Pending JPH11193826A (ja)

Priority Applications (1)

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JP36934697A JPH11193826A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 加熱ローラの軸受冷却装置

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JP36934697A JPH11193826A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 加熱ローラの軸受冷却装置

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JPH11193826A true JPH11193826A (ja) 1999-07-21

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1126061A2 (en) * 2000-02-10 2001-08-22 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Yarn heat treatment roller
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CN103866645A (zh) * 2014-03-26 2014-06-18 吉翔宝(太仓)离型材料科技发展有限公司 一种具有冷却功能的网纹辊

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Effective date: 20061101

A02 Decision of refusal

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Effective date: 20070307