JPH11192943A - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両

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JPH11192943A
JPH11192943A JP207298A JP207298A JPH11192943A JP H11192943 A JPH11192943 A JP H11192943A JP 207298 A JP207298 A JP 207298A JP 207298 A JP207298 A JP 207298A JP H11192943 A JPH11192943 A JP H11192943A
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JP
Japan
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natural frequency
car body
carriage
vehicle
vehicle body
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Pending
Application number
JP207298A
Other languages
English (en)
Inventor
Michifumi Takechi
通文 武市
Masaaki Shigeyama
正明 茂山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、車内騒音を低減する鉄道車両
を提供することにある。 【解決手段】前記目的は、台枠、側構体、屋根構体およ
び妻構体を組合せて接合して構成される車体2及び車体
2を支持する台車3から構成される鉄道車両1におい
て、車体2の固有振動数、台車3の固有振動数及び車体
2と台車3を連結する牽引装置4の固有振動数を互いに
ずらしたことによって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両に係り、
特に車内騒音低減に好適な鉄道車両に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車体、台車及び牽引装置の固有振
動数は、車内騒音低減の観点から配慮されていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄道車両の高速化に伴
い、走行時に発生する車内騒音の増大という問題におい
て、特に、台車の駆動による高周波振動により床構造、
側構造及び屋根構造が振動し、場合によっては床構造、
側構造あるいは屋根構造の共振が生じることによって大
きな車内騒音が発生するという問題があった。
【0004】従来、鉄道車両車体は、軽量化のため、軽
合金製の押出し形材を採用した骨部材および外板部材に
よって構成している。車内の静音化のためには、軽合金
製の押出し形材の車内側に制振材を貼付していた。しか
し、本車体構造は複雑なため、制振材の取付けに多大な
製作工数を要していた。
【0005】本発明の目的は、車体に制振材を貼付する
ことなく、車内騒音を低減する鉄道車両を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、台枠、側構
体、屋根構体および妻構体を組合せて接合して構成され
る車体及び前記車体を支持する台車から構成される鉄道
車両において、前記車体の固有振動数、前記台車の固有
振動数及び前記車体と台車を連結する牽引装置の固有振
動数を互いにずらしたことにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図2によって説明する。図1は本発明を適用した鉄道
車両1の側面図である。本発明を適用した鉄道車両1は
図1に示すように、台枠、側構体、屋根構体および妻構
体を組合せて接合して構成される車体2、前記車体2を
支持する台車3及び前記車体2と台車3を連結する牽引
装置4から構成されている。図2は本発明を適用した鉄
道車両1の車体2、台車3及び牽引装置4における振動
の周波数特性の一例を示したものである。
【0008】本発明の実施例における鉄道車両1は、図
2に示すように、前記車体2の固有振動数、前記台車3
の固有振動数及び前記牽引装置4の固有振動数を互いに
ずらしている。前記牽引装置4の固有振動数は緩衝ゴム
のバネ定数より、次式により算出される。
【0009】
【数1】
【0010】ここで,fは固有振動数(Hz)、mは牽引
装置の質量(kg)、kは緩衝ゴムの静剛性(バネ定数
(N/m))である。
【0011】なお、牽引装置は、それぞれ両端の緩衝ゴ
ムで支持された両端固定の質量・ばね系の振動特性を持
つとした。前記車体2の固有振動数及び前記台車3の固
有振動数は、この前記牽引装置4の固有振動数とずれる
ように適正部材配置されて構成される。
【0012】本発明により、前記台車3の駆動による高
周波振動を低減し、床構造、側構造あるいは屋根構造の
共振を防止することができるので、前記車体2に制振材
を貼付することなく、前記鉄道車両1の車内の静音化を
図ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
車内の静音化を図れる鉄道車両を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両の一実施例を示した側面
図である。
【図2】鉄道車両の車体、台車及び牽引装置の振動の周
波数特性図である。
【符号の説明】
1:鉄道車両、2:車体、3:台車、4:牽引装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠、側構体、屋根構体および妻構体を組
    合せて接合して構成される車体及び前記車体を支持する
    台車から構成される鉄道車両において、前記車体の固有
    振動数、前記台車の固有振動数及び前記車体と台車を連
    結する牽引装置の固有振動数を互いにずらしたことを特
    徴とする鉄道車両。
JP207298A 1998-01-08 1998-01-08 鉄道車両 Pending JPH11192943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088313A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 三菱重工業株式会社 鉄道用圧縮機装置、鉄道用車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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