JPH11191993A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH11191993A
JPH11191993A JP9357955A JP35795597A JPH11191993A JP H11191993 A JPH11191993 A JP H11191993A JP 9357955 A JP9357955 A JP 9357955A JP 35795597 A JP35795597 A JP 35795597A JP H11191993 A JPH11191993 A JP H11191993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
motor
rotation
rotor
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9357955A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Oshiumi
幸一郎 鴛海
Tetsuji Masai
哲司 正井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP9357955A priority Critical patent/JPH11191993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのモータで、高速回転で任意に回転方向
を切り換えて使用できるブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 ステータ12の円周方向に時計回り用の
コミュテーションセンサ25bと反時計回り用のコミュ
テーションセンサ25aとを設け、回転方向でこれらセ
ンサ25a,25bを選択切り換えるようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計回りと反時計
方向の双方向に回転して用いるブラシレスモータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】延伸仮撚機などフィラメント糸に撚を掛
けるニップツイスタ等の駆動用モータとしてブラシレス
モータが使用されている。ニップツイスタは交差する一
対のベルトを交差させると共にそれぞれ逆方向に回転し
て、その間を通る糸に撚を掛けるものである。
【0003】この一対のベルト駆動用のブラシレスモー
タは、永久磁石からなるロータと、コイルの巻かれたス
テータとからなり、インバータ等でコイルに3相交流電
流を流すことで回転し、コイルに流す交流相を切り換え
ることで、同じ構造のモータによりどちらのベルトに対
しても対応できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このブラシレスモータ
駆動に際し、モータに取り付けたコミュテーションセン
サ(CSセンサ)によってロータの磁極を検出し、その
検出したタイミングに基づいて、ステータの磁極を切り
換え、同期回転させるようにしている。
【0005】高速回転の場合、駆動電流の立ち上がりが
悪いため、CSセンサ信号の位相をずらし進み位相で運
転するようにしている。この進み位相は、ACサーボの
場合、一般にソフトウェアで行っている。
【0006】しかしながら、10000rpm以上の高
速回転の場合、ソフトでは時間的に処理が間に合わない
問題がある。
【0007】またハードで構成するか、予め機械的に進
み位相とするようCSセンサの取付位置を調整すること
も考えられるが、この場合、回転方向は一方向しか対応
できず、上述のようなニップツイスタの時計,反時計双
方向に回転するモータには適用できない問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、1つのモータで、高速回転で任意に回転方向を切り
換えて使用できるブラシレスモータを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の本発明は、ステータの円周方向に時計回り
用のコミュテーションセンサと反時計回り用のコミュテ
ーションセンサとを設け、回転方向に応じて各回転方向
用のセンサを選択切り換えて使用するようにしたブラシ
レスモータである。
【0010】請求項2の発明は、コミュテーションセン
サは、各回転方向に対してそれぞれ進み位相側に位相を
ずらして配置される請求項1記載のブラシレスモータで
ある。
【0011】請求項3の発明は、時計回り用及び反時計
回り用のコミュテーションセンサはステータの同一円周
上に配置される請求項1又は2記載のブラシレスモータ
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】先ず、図2によりニップツイスタに用いる
本発明のブラシレスモータ10の概略構成を説明する。
【0014】ケーシング11内にはステータ12が取り
付けられ、そのケーシング11の両側に設けた軸受1
3,14によりモータ軸15が回転自在に支承され、モ
ータ軸15にステータ12に対向して永久磁石からなる
ロータ16が設けられる。ステータ12には、U,V,
W相のバイポーラ形巻線17が巻き付けられる。このロ
ータ16の軸方向に隣接して、センシング用の永久磁石
25がロータ16と同期して回転するようにモータ軸1
5に固着されている。従って、実際は、後述するコミュ
テーションセンサ24a,24bにより、永久磁石25
による磁束を検出するようになっている。本実施の形態
では、センシング用の永久磁石25はロータ16と異な
る材質で構成されていると共に異なる径となっている。
【0015】モータ軸15の先端にはニップツイスタ用
の駆動ローラ18が取り付けられる。
【0016】ニップツイスタ19は、図4に示すように
駆動ローラ18に対向して従動ローラ(図示せず)が設
けられ、これらローラ間にベルト20,20が掛け渡さ
れると共にそのベルト20,20が交差して接するよう
に設けられ、ベルト20,20間で糸21に撚を掛ける
ようになっている。
【0017】さて、本発明においては、図1に示すよう
にステータ12には、U,V,W相巻線17が巻かれ
て、3相交流の磁極を構成するステータブロック12
U,12V,12Wに区画され、またロータ16には、
90度でN極とS極の永久磁石22N,22Sが設けら
れる。
【0018】各ステータブロック12U,12V,12
Wには、矢印23aで示した時計回り方向のロータ16
の永久磁石22N又は22Sの磁束を検出するホールセ
ンサからなるコミュテーションセンサ(CSセンサ)2
4a,矢印23bで示した反時計回り方向のロータ16
の永久磁石22N又は22Sの磁束を検出するコミュテ
ーションセンサ24bが設けられる。これらCSセンサ
24a,24bは、各回転方向に対して機械的に進み位
相(約0〜20°)となるように設けられる。即ち、ロ
ータ16の時計回り方向に回転するCSセンサ24a
は、各相の境界位置から少しだけ反時計回り方向にずれ
た位置に配置され、ロータ16の反時計回り方向に対す
るCSセンサ24bは、各相の境界位置から少しだけ時
計回り方向にずれた位置に配置されている。
【0019】次に、本発明のブラシレスモータ10を用
いたニップツイスタ19の構成例を図4により説明す
る。
【0020】図4において、時計方向に回転するブラシ
レスモータ10aと反時計方向に回転するブラシレスモ
ータ10bとは、それぞれ駆動ローラ18,18を駆動
してベルト20を駆動して糸21(フィラメント糸)に
撚を掛けるようになっており、その下流側で糸の解撚張
力がテンションセンサ28で検出される。このテンショ
ンセンサ28の検出値は、インバータからなるドライバ
30に入力され、そのドライバ30で検出したテンショ
ン値が一定となるようにブラシレスモータ10a,10
bの回転数が微調整されるようになっている。
【0021】ドライバ30は、CPUからなる演算回路
31と、速度指令値32が入力されると共に張力等の運
転状況を運転モニタ33に送信する通信回路34と、テ
ンションセンサ28からの検出値が入力される信号処理
回路35と、各CSセンサ24a,24bの検出値が入
力されると共にブラシレスモータ10a,10bに、3
相交流となるPWM波を出力する波形生成回路36a,
36bと、電源回路37とからなっている。
【0022】このドライバ30は、図5に示すように延
伸仮撚機の各錘毎に設けられ、各ドライバ30が通信ラ
イン42にて制御装置40に接続されて上述した速度指
令や運転状況を送受信できるようになっている。
【0023】次に本発明の作用を述べる。
【0024】図4で説明したように、ロータ16が時計
回り方向に回転する場合は、図1に示したCSセンサ2
4aを用い、ロータ16が反時計回り方向に回転する場
合は、CSセンサ24bを用い、これらCSセンサ24
a,24bの検出値を、それぞれ波形生成回路36a,
36bに入力する。
【0025】CSセンサ24a,24bは、各回転方向
に対してそれぞれ進み位相で設けられるため、ロータ1
6の回転を検出し、そのロータ16の回転に同期するよ
う波形生成回路36a,36bからステータ巻線17へ
の三相交流の励磁タイミングを調整すべく波形生成回路
36a,36b内のトランジスタをON−OFF制御す
る。
【0026】図3は、時計回り方向の回転におけるモー
タ誘導電圧とCSセンサ24aの信号(CS1,CS
2,CS3)の位相関係を示したものである。
【0027】図3に示すようにステータ巻線17のU−
W,V−U,W−V間の三相誘導電圧変化と信号CS
1,CS2,CS3の変化を示したもので、信号CS1
で、U−W間の誘導電圧、CS2で、V−U間の誘導電
圧、CS3で、W−V間の誘導電圧の整形を行ってロー
タ16の回転に同期するよう波形生成回路36aでステ
ータ巻線17の励磁を切り換える。
【0028】また、反時計回りの場合は、ステータ12
の他方のCSセンサ24bの信号を波形生成回路36b
に入力してステータ巻線17の励磁を切り換えるように
する。
【0029】このように、同じ構造のモータ10a,1
0bで、どちらの方向に回転させても、指令周波数に応
じた回転でモータを駆動できる。
【0030】また、図4に示したように延伸仮撚機のニ
ップツイスタ19に用いた場合、一方のモータが時計回
りに回転し、他方のモータが反時計回りに回転するの
で、同じ構造のモータをそれぞれ駆動ローラ18,18
に使用できて効果的である。そして、各CSセンサ24
a,24bを全て同一円周上に配置することで、両ベル
ト速度が同じとなり、しかもテンションセンサ28で検
出した張力変化に追従して所定の張力に維持すべくモー
タ10a,10bの回転を同期を保ちながら正確に調整
できるため、延伸仮撚による仮撚糸の品質も向上でき
る。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、正逆両方
向の回転に対して同期を保ちながら効率よく運転するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部概略図であ
る。
【図2】本発明においてニップツイスタに用いるブラシ
レスモータの断面図である。
【図3】本発明において、モータ誘導電圧とCSセンサ
の信号の位相関係を示す図である。
【図4】本発明において、延伸仮撚機のニップツイスタ
に用いるブラシレスモータのドライバの詳細を示す図で
ある。
【図5】本発明において、延伸仮撚機の各錘のドライバ
とブラシレスモータの全体システムを示す図である。
【符号の説明】
12 ステータ 16 ロータ 24a,24b コミュテーションセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータの円周方向に時計回り用のコミ
    ュテーションセンサと反時計回り用のコミュテーション
    センサとを設け、回転方向に応じて各回転方向用のセン
    サを選択切り換えて使用することを特徴とするブラシレ
    スモータ。
  2. 【請求項2】 コミュテーションセンサは、各回転方向
    に対してそれぞれ進み位相側に位相をずらして配置され
    る請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 時計回り用及び反時計回り用のコミュテ
    ーションセンサはステータの同一円周上に配置される請
    求項1又は2記載のブラシレスモータ。
JP9357955A 1997-12-25 1997-12-25 ブラシレスモータ Pending JPH11191993A (ja)

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JP9357955A JPH11191993A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ブラシレスモータ

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JP9357955A JPH11191993A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ブラシレスモータ

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JPH11191993A true JPH11191993A (ja) 1999-07-13

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ID=18456808

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JP9357955A Pending JPH11191993A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ブラシレスモータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816372B1 (ko) * 2002-01-24 2008-03-24 주식회사 만도 이피에스 브러시리스 모터의 위치 센서
US20090284201A1 (en) * 2008-05-15 2009-11-19 Young-Chun Jeung Motor with magnetic sensors
US8183733B2 (en) 2005-04-29 2012-05-22 Sntech, Inc. Two-phase brushless DC motor

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