JPH1119193A - 殺菌処理用ブース - Google Patents

殺菌処理用ブース

Info

Publication number
JPH1119193A
JPH1119193A JP9187631A JP18763197A JPH1119193A JP H1119193 A JPH1119193 A JP H1119193A JP 9187631 A JP9187631 A JP 9187631A JP 18763197 A JP18763197 A JP 18763197A JP H1119193 A JPH1119193 A JP H1119193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
booth
airtight
sterilization
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9187631A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Matsumoto
茂樹 松本
Tokio Masuda
時雄 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP9187631A priority Critical patent/JPH1119193A/ja
Publication of JPH1119193A publication Critical patent/JPH1119193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン殺菌を行うための殺菌処理用ブースに
おいて、人が中に入っているときにファスナーを閉めら
れた場合でも、中からファスナーを開いて出られるよう
にする。 【解決手段】 柔軟な非通気性シート21で周囲を取り
囲むことにより殺菌処理空間を画成する。シート21の
一部に設けた出入口24に、外部から開閉操作可能な操
作片23aを持つ気密ファスナー23を取り付ける。気
密ファスナーの近傍に、殺菌処理空間の内部より手を挿
入できる大きさの気密の袋27A、27Bを突設し、袋
の中に手を入れて気密ファスナーの操作片を掴めるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医療施設な
どにおいて、部屋の一画などにオゾン殺菌のための特定
の空間を画成することのできる殺菌処理用ブースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、医療施設などにおける簡易な殺菌
処理手段として、図3に示すようなオゾン殺菌装置1が
提供されている。
【0003】このオゾン殺菌装置1は、殺菌処理のため
の空間を確保する殺菌処理用ブース2と、オゾンの発生
機能と無害化機能を備えた装置本体3とからなる。装置
本体3は、殺菌処理用ブース2と2本の通路4、5でつ
ながっており、これらの通路4、5を通して、殺菌処理
用ブース2内の空気を装置本体3との間で循環させるこ
とができるようになっている。そして、殺菌処理時に
は、循環空気にオゾンを含ませることで、ブース2内を
所定の殺菌雰囲気に維持し、殺菌処理後は、循環空気中
のオゾンを取り除くことで、ブース2内を無害化する。
【0004】前記殺菌処理用ブース2は、柔軟な非通気
性シート21で周囲を取り囲むことにより略直方体形の
殺菌処理空間を画成したもので、剛性のあるフレーム2
2により所定の形態を保つよう支持されている。また、
この殺菌処理用ブース2は、人が出入りできる大きさの
ものであり、シート21の側面に、スライド式の気密フ
ァスナー23の付いた出入口24が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、殺菌処理を
行う際には、ブース2の中に被処理物を入れ、ファスナ
ー23を閉じて、ブース2を気密に保持した上で、装置
本体3を作動させて殺菌を行うのであるが、このとき万
一、ブース2の中に人が残っている状態で他の人がファ
スナー23を閉めた場合、中の人が自力でファスナー2
3を開くことは困難であった。これは、気密ファスナー
23の場合、その性能上の要請から操作片を外側にしか
設けていないからである。
【0006】そこで、その対策として、内側にも操作片
を追加する案と、内側から開閉操作できるファスナーを
別に追加する案が考えられる。しかし、気密ファスナー
の場合、前者の案のように内側に操作片を追加すること
は事実上むずかしく、特注品となるのでコストアップと
なる。また、後者の案のように内側から開閉できるファ
スナーを追加する場合は、気密ファスナー自体が特殊製
品であるので、追加した分だけコストアップとなる。し
かも、内側にファスナーの咬合部が露出していると、オ
ゾンに侵されてスムーズな動作ができなくなることも考
えられる。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、特別にファ
スナーを改良したり、追加したりすることなく、中に閉
じ込められた人間が自力でファスナーを開けて脱出でき
るようにした殺菌処理用ブースを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、柔軟な非通気
性シートで周囲を取り囲むことにより殺菌処理空間を画
成し、前記シートの一部に設けた出入口に、外部から開
閉操作可能な操作片を持つ気密ファスナーを取り付けた
殺菌処理用ブースにおいて、前記シートの気密ファスナ
ーの近傍に、殺菌処理空間の内部より手を挿入できる大
きさの気密の袋を突設し、袋の中に手を入れて気密ファ
スナーの操作片を掴めるようにしたことを特徴とする。
その場合、気密の袋の先端部を手袋状にすると、一層操
作しやすくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、全体概要は図3のものと同じ
であるから、要部についてのみ説明する。図1(a)、
(b)は、それぞれ第1、第2の実施形態の殺菌処理用
ブース2A、2Bの要部を示し、図2(a)、(b)は
その使用例を示している。各殺菌処理用ブース2A、2
Bでは、柔軟な非通気性シート21で周囲を取り囲むこ
とにより殺菌処理空間を画成している。そして、シート
21の気密ファスナー23の近傍に穴26を開け、その
穴26に連通させて、殺菌処理空間の内側Uより手を挿
入できる大きさの筒状の気密の袋27Aを外側Sに突設
し、袋27Aの中に手を入れて気密ファスナー23の操
作片23aを掴めるようにしている。袋27A、27B
の位置は、気密ファスナー23を閉じたときに操作片2
3aに届く位置である。
【0010】袋27A、27Bは、シート21と同じ材
質(例えば、塩化ビニールシートの内面に耐オゾン性を
持たせるためのアクリル樹脂をコーティングしたもの)
で成形されており、シート21の穴26の周縁部に、耐
オゾン性の接着剤を用いて気密を保つように接合されて
いる。勿論、加工が可能であれば、シート21に直接一
体成形してもよい。
【0011】なお、図1(a)に示す第1実施形態で
は、袋27Aの先端は単に塞がっているだけであるが、
図1(b)に示す第2実施形態では、袋27Bの先端が
手袋状に形成されている。符号28は手袋状の先端部を
示す。
【0012】次に作用を説明する。このような構成の殺
菌処理用ブース2A、2Bにおいて、万一内部に人が閉
じ込められた場合には、図2(a)に示すように、気密
ファスナー23の近傍に設けた袋27A、27Bの中に
手を入れ、袋27A、27Bを通してファスナー23の
操作片23aを掴む。そして、そのまま操作片23aを
スライドさせることにより出入口24を少し開き、後は
その少し開いたところから手を出して、直接操作片23
aを掴んでスライドさせる。そうすることにより、出入
口24を全開させることができ、簡単に自力で脱出する
ことができる。特に、第2実施形態のように袋27Bの
先端部を手袋状にした場合は、慌てている場合にも簡単
に操作片23aを掴むことができるので、確実に開くこ
とができる。
【0013】このような構成とした場合、単にシート2
1に袋27A、27Bを形成するだけであるから、内側
から開くことのできる気密ファスナーを追加したり、気
密ファスナーに外側の操作片とは別に内側の操作片を新
たに追加する必要がなく、改善費用が僅かですむ。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、内部から袋の中に手を入れることで、外側にあ
る気密ファスナーの操作片を掴んで簡単にファスナーを
開くことができる。従って、シートと同じ材質で袋を作
りさえすれば、気密ファスナーを改良したり追加したり
せず、また特別なオゾン対策を講じることなく、非常時
の脱出手段を低コストで提供することができ、安全性の
向上が図れる。また、小さい点では、追加した袋の分だ
け内部容積が増えるため、ブース内の内圧上昇の緩和に
も役立つ。
【0015】また、請求項2の発明のように袋の先端を
手袋状にすれば、外部の操作片が掴みやすくなるので、
慌てていても操作を間違えなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す斜視図で、
(a)は第1の例、(b)は第2の例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の使用方法の説明図で、
(a)は袋に手を入れて操作片を掴もうとしている状態
を示す図、(b)は操作片を引いてファスナーを少し開
いた状態を示す図である。
【図3】先行技術としてのオゾン殺菌装置の全体概要を
示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2,2A,2B 殺菌処理用ブース 21 シート 23 気密ファスナー 23a 操作片 24 出入口 27A,27B 袋 28 手袋状の先端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な非通気性シートで周囲を取り囲む
    ことにより殺菌処理空間を画成し、前記シートの一部に
    設けた出入口に、外部から開閉操作可能な操作片を持つ
    気密ファスナーを取り付けた殺菌処理用ブースにおい
    て、 前記シートの気密ファスナーの近傍に、殺菌処理空間の
    内部より手を挿入できる大きさの気密の袋を突設し、袋
    の中に手を入れて気密ファスナーの操作片を掴めるよう
    にしたことを特徴とする殺菌処理用ブース。
  2. 【請求項2】 前記気密の袋の先端が手袋状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の殺菌処理用ブー
    ス。
JP9187631A 1997-06-27 1997-06-27 殺菌処理用ブース Pending JPH1119193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187631A JPH1119193A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 殺菌処理用ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187631A JPH1119193A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 殺菌処理用ブース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1119193A true JPH1119193A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16209500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9187631A Pending JPH1119193A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 殺菌処理用ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1119193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264074A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置及び隔離室形成燻蒸方法
WO2018189988A1 (ja) 2017-04-14 2018-10-18 株式会社三井ハイテック 金属製品の製造方法及び金属製品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264074A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置及び隔離室形成燻蒸方法
WO2018189988A1 (ja) 2017-04-14 2018-10-18 株式会社三井ハイテック 金属製品の製造方法及び金属製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11919702B2 (en) Uncontaminated garment packing
US6953130B2 (en) Glove dispenser
US8006836B2 (en) Uncontaminated garment
US4367728A (en) Isolation apparatus
US5135721A (en) Sterilization and coating apparatus
US7789820B2 (en) Apparatus and method for providing continuous access to an isolation space while maintaining isolation
US5671983A (en) Lockable storage bag containing internal disposed hand covering element
US5063924A (en) Protective device, individual, portable, with total insulation and controlled atmosphere
WO2021242660A1 (en) Portable negative-pressure medical/dental procedures and isolation chamber
JPH1119193A (ja) 殺菌処理用ブース
US4944291A (en) Device and process for hygienic mouth to mouth artificial respiration
JP3511282B2 (ja) クリーン患者搬送容器
JP4516519B2 (ja) 安全キャビネット
US20030127951A1 (en) Hermetic mail handler
JP2005027841A (ja) 感染症患者搬送バッグ
WO2022244754A1 (ja) 防護パネル、防護パネル付き扉、及び防護パネル付きボックス
JP2005000613A (ja) マスク
JP4099764B2 (ja) 重症急性呼吸器症候群患者治療用具
US5694921A (en) Protective jacket
US20050254643A1 (en) Universal phone cover and method of use
CN219250527U (zh) 宠物保定袋
IT202000008287A1 (it) Dispositivo di isolamento.
JP3977103B2 (ja) 内視鏡の操作部汚染防止カバー
JPH07111691A (ja) マイクロフォン用殺菌装置
JP2000279161A (ja) 医療検査用安全キャビネット