JPH11191931A - 携帯型電子機器及びその電池制御方法 - Google Patents

携帯型電子機器及びその電池制御方法

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JPH11191931A
JPH11191931A JP9366217A JP36621797A JPH11191931A JP H11191931 A JPH11191931 A JP H11191931A JP 9366217 A JP9366217 A JP 9366217A JP 36621797 A JP36621797 A JP 36621797A JP H11191931 A JPH11191931 A JP H11191931A
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JP
Japan
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battery
battery pack
state
power supply
keyboard controller
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JP9366217A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hamamoto
昭彦 濱本
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Power Sources (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体のパフォーマンスに悪影響を与
えずに、低消費電力モードを持ったインテリジェント機
能を有する二次電池を効率よく使用することができる携
帯型電子機器及びその電池制御方法を提供する。 【解決手段】バッテリパック3の接続・非接続状態を示
すバッテリ接続フラグが「1」である場合にのみ、アド
レス16h、コマンド23h、パラメータCCh24h
の各入力値で、キーボードコントローラKBCからバッ
テリパック内のマイコンに対してSMBWordWri
te処理が行われる。バッテリパック3内のマイコンは
最初に送信されてくる開始条件をトリガとしてI2C割
込処理を起動し(ステップS61)、コマンド解釈を行
う(ステップS62)。コマンド23hパラメータCC
h24hの場合は低消費電力モード移行禁止設定であ
り、低消費電力モード移行禁止フラグに「1」をセット
する(ステップS63)。この後、バッテリパック3内
のマイコンは、常に通常モードにいることになり、SM
B経由で送られてくる各種コマンドに対して、即座に応
答することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インテリジェント
機能を有する二次電池を内蔵した携帯型電子機器及びそ
の電池制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュータ
(以下、ノートパソコンという)に使用される二次電池
は、電池残容量や充放電サイクル数等の様々な電池情報
を演算するために、電池内部にワンチップマイコンを内
蔵した、インテリジェント機能を有する二次電池が広く
普及してきている。
【0003】電池内部で算出される各種の情報は、例え
ばI2Cバス等のクロックとデータからなるシリアルバ
スを使用し、ノートパソコン内部のマイコン(一般的に
は、キーボードコントローラ)又はPCI−ISAブリ
ッジチップ(通称SOUTHBRIDGE)を経由し
て、OS側に伝えられ、ノートパソコン全体のパワーマ
ネージメントに利用されている。
【0004】二次電池のインテリジェント化が進むにつ
れて、電池内部のマイコンの消費電力も大きくなってき
た。このため、電池内部のマイコンも、演算時以外は低
消費電力モードになる機能を備えるようにしたものが、
一般的に採用されるようになっている。
【0005】図16は、マイコンを内蔵する二次電池ユ
ニット(バッテリパック)のマイコン動作モードと通信
リトライタイミングとの関係を示す説明図である。同図
に示すように、キーボードコントローラからバッテリパ
ックに各種コマンドを送信するときのデータラインの立
ち下がりが、バッテリパック内のマイコンの動作が低消
費電力モードから通常動作モードへ復帰するトリガとな
る。この場合、最初のコマンドは図示したようにトリガ
として機能するのみで、通信は成功しないから、コマン
ドの機能としては失敗におわり、キーボードコントロー
ラは希望する情報を取得するために、再度コマンドを送
信(リトライ)しなければならない。
【0006】しかしながら、バッテリパック内のマイコ
ンが低消費電力モードから通常モードに復帰するために
は、クロック発振安定まで数ミリ秒が必要であり、キー
ボードコントローラはこの時間を考慮してコマンドの再
送信をしなければならない。
【0007】一方、電池情報は、図17に示すようにO
SからBIOSさらにキーボードコントローラと様々な
階層で必要とされている。例えば、OSが電池情報を取
得するときにバッテリボックス内のマイコンが低消費電
力モードである場合は、OSもキーボードコントローラ
も、再送信時のウエイト時間に合わせた待ち時間が必要
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
タスク型OS(例えばWindows95等)では、こ
の待ち時間は他のタスクにも大きな影響を与えることに
なり、例えばシステム全体のパフォーマンスの低下や、
通信系のアプリケーションを実行している場合等は通信
の中断を引き起こし、更にはハングアップ等にもつなが
ってしまう可能性があるという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、システム全体のパフォーマンスに悪影響
を与えずに、低消費電力モードを持ったインテリジェン
ト機能を有する二次電池を効率よく使用することができ
る携帯型電子機器及びその電池制御方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の携帯型電子機器は、電源接続状態を検出
する電源接続状態検出手段と、充放電可能な二次電池
と、前記二次電池の内部情報を演算する、通常モード及
び低消費電力モードの2つの動作モードで動作する電池
情報演算手段とを有するバッテリパックと、前記電池情
報演算手段の動作モードを切り替える動作モード切替手
段と、前記動作モード制御手段を、前記電源接続状態検
出手段により検出される前記電源接続状態に応じて制御
する電源制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2の携帯型電子機器は、上記請求項
1記載の携帯型電子機器において、前記電源接続状態
は、二次電池を包有するバッテリパックの接続状態であ
ることを特徴とする。
【0012】請求項3の携帯型電子機器は、電源回路状
態を検出する電源回路状態検出手段と、充放電可能な二
次電池と、前記二次電池の内部情報を演算する、通常モ
ード及び低消費電力モードの2つの動作モードで動作す
る電池情報演算手段とを有するバッテリパックと、前記
電池情報演算手段の動作モードを切り替える動作モード
切替手段と、前記動作モード制御手段を、前記電源回路
状態検出手段により検出される前記電源回路状態に応じ
て制御する電源制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項4の携帯型電子機器は、上記請求項
3記載の携帯型電子機器において、前記電源回路状態
は、前記携帯型電子機器の本体への電源供給回路のオン
状態及びオフ状態であることを特徴とする。
【0014】請求項5の携帯型電子機器は、上記請求項
1〜4のいずれか1項記載の携帯型電子機器において、
前記電池情報演算手段により演算される前記二次電池の
内部情報は、前記二次電池の残容量、残り動作時間、満
充電までに要する時間及びサイクルカウントのうち、少
なくとも1つからなることを特徴とする。
【0015】請求項6の携帯型電子機器の電池制御方法
は、充放電可能な二次電池と、前記二次電池の内部情報
を演算する、通常モード及び低消費電力モードの2つの
動作モードで動作する電池情報演算手段とを包有するバ
ッテリパックを装着可能な携帯型電子機器の電池制御方
法において、電源接続状態及び電源回路状態を検出し、
前記電池情報演算手段の動作モードを、前記検出された
前記電源接続状態及び前記電源回路状態に応じて切り替
えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態について、図1〜図10を参照して説明す
る。
【0018】図1は、インテリジェント機能を有する二
次電池を採用する携帯型電子機器としてのノートパソコ
ンを示す外観斜視図である。同図において、ノートパソ
コンの本体1は、例えばLCD等からなる表示部10
と、キーボード9と、フロッピーディスクが挿入される
フロッピーディスクドライブ12と、ハードディスクド
ライブ(図示せず)とを有している。本体1の前面に
は、残量表示LED付きの、インテリジェンス機能を有
する二次電池を包有するバッテリパック3が装着され
る。本体1の側面にはACアダプタの挿入口6が配設さ
れ、表示部10とキーボード9との間にはパワースイッ
チ11及びキーボード関連情報や充電状態等のステータ
スを示すLED(図示せず)が配設されている。
【0019】図2は、本体1に内蔵されているキーボー
ドコントローラ(KBC)を中心にした機能ブロック図
である。
【0020】本実施の形態では、電源制御手段として、
キーボードの制御を行うワンチップマイコンからなるキ
ーボードコントローラを流用する。キーボードコントロ
ーラとしては、例えば日立製作所製8ビットワンチップ
マイコンH8/3434を使用することができる。
【0021】キーボードコントローラKBCはISAバ
スに接続されている。また、キーボードコントローラK
BCは、キーボードコントローラKBCのI/Oとして
一般的な64h・60hと、キーボートコントローラK
BC以外の情報の通信に使用される66h・62hの、
計2チャンネルのホストインターフェースを有してい
る。
【0022】キーボードコントローラKBCは、内部キ
ーボード21、タッチキーを有するタッチパッドと外部
に接続されるマウスと外部に接続される外部フルキーボ
ードとを含む外部入力部22及びポインティングスティ
ック23に接続され、各部の制御を行う一般的なキーボ
ードコントローラとしての機能を有する。また、キーボ
ードコントローラKBCは、キーボードコントローラK
BC自身に電源を供給するDC/DC回路24の制御を
行ったり、パワースイッチ11のステータスに応じて装
置各部に電源を供給するDC/DC回路25の制御を行
ったり、ACアダプタ26の接続情報及び二次電池を包
有するバッテリパック3の接続情報に基づいてACアダ
プタ26又はバッテリパック3と各部との間の電源ライ
ンの接続・切離しを行うパワーFET28を制御する電
源管理機能を有している。また、キーボードコントロー
ラKBCは、充電回路29とも接続され、一定条件下で
インテリジェント機能を有する二次電池の充電を制御す
る。
【0023】キーボードコントローラKBCとバッテリ
パックとの間はクロックとデータとからなるI2Cバス
30で接続されており、キーボードコントローラKBC
は、キーボードコントローラKBCに内蔵されるI2C
制御モジュール(図示せず)を使用して、バッテリパッ
ク3に内蔵されている電池情報演算手段としてのワンチ
ップマイコン(図示せず)との通信を行うことができ
る。
【0024】キーボードコントローラKBCには、パワ
ースイッチ11の状態を示すパワーLED、キーボード
21、22の動作に関連した情報を表示するLED、及
び充電の状態を示すチャージLED等の複数の表示灯3
1が接続されており、キーボードコントローラKBCは
各LEDの点灯・消灯・点滅等の制御を行う。
【0025】更に、キーボードコントローラKBCに
は、バッテリーパック3内の二次電池27の残電圧、バ
ッテリーパック3内の温度及びバッテリーパック3内を
流れる電流値等の二次電池27に関する情報が、バッテ
リパック3内のマイコンから、後述する電池情報取得処
理手順に従って取得される。
【0026】図3は、電源制御系を中心としたキーボー
ドコントローラKBCを含む電力制御ユニットの構成を
示す電気ブロック図である。
【0027】図1に示したACアダプタの挿入口6は、
整流ダイオードSBD1及びスイッチングトランジスタ
FETc1とを介して、キーボードコントローラKBC
への電源供給を制御するDC/DC回路24に接続され
ている。バッテリパック3は、正しい位置に装着された
ときにバッテリ用コネクタBCN1を介して電源制御ユ
ニットに接続される。バッテリ用コネクタBCN1は、
スイッチング用トランジスタFETc3及びFETc4
を介してDC/DC回路24に接続されている。
【0028】DC/DC回路24は、その出力がキーボ
ードコントローラKBCに接続されている。キーボード
コントローラKBCの信号HOLDH8出力端子はオア
回路OR1の一方の入力端子に接続され、DC/DC回
路24から入力された電源電圧に応じた信号をオア回路
OR1に入力する。
【0029】ACアダプタ26の挿入口6はダイオード
D1を介してワンショット回路34に接続され、バッテ
リ用コネクタBNC1はダイオードD2を介してワンシ
ョット回路34に接続されている。更に、ワンショット
回路34は、上述したオア回路OR1の他方の入力端子
に接続されており、該他方の入力端子には、ワンショッ
ト回路34の出力が信号START1として入力され
る。オア回路OR1の出力側はDC/DC回路24に接
続されている。
【0030】DC/DC回路24は、バッテリパック3
やACアダプタ26を挿入口6へ挿入する際に、ワンシ
ョット回路34によって一定時間(例えば50ミリ秒)
は無条件でキーボードコントローラKBCへの電源供給
を行うが、一定時間経過後は、キーボードコントローラ
KBCから出力される信号HOLDH8に応じて、キー
ボードコントローラKBCへの電源供給を行うように構
成されている。
【0031】スイッチング用トランジスタFETc1は
二入力のOR回路として構成される駆動素子DRVc1
に接続されている。駆動素子DRVc1の一方の入力端
子にはキーボードコントローラKBCの信号ASDCE
Nの出力端子が接続され、他方の入力端子にはワンショ
ット回路34の出力側が接続されている。また、挿入口
6は検出回路ACDT1を介してキーボードコントロー
ラKBCの信号EXACEN用入力端子に接続されてい
る。
【0032】キーボードコントローラKBCは、信号E
XACENのオン・オフに応じて、ACアダプタ26の
接続・非接続を検出し、ACアダプタ26接続時は信号
ACDCENによりACアダプタ26と電源供給ライン
とを接続する。
【0033】また、FETc3は駆動素子DRVc3の
出力側に接続され、駆動素子DRVc3の一方の入力端
子にはキーボードコントローラKBCの出力端子BAT
EN1が接続され、他方の入力端子にはワンショット回
路34の出力側が接続されている。また、FETc4
は、駆動素子DRVc4を介してキーボードコントロー
ラKBCの出力端子BATEN2に接続され、該キーボ
ードコントローラKBCによって制御される。
【0034】バッテリパック3の接続・非接続は、バッ
テリパック3内部の温度を検出するための信号BATT
MPのA/D変換値を信号BATTMP用の入力端子に
おいて検出することにより判別される。
【0035】キーボードコントローラKBCは、バッテ
リパック3の接続・非接続及びACアダプタ26の接続
・非接続状態に応じて、スイッチングトランジスタFE
Tc1、FETc2及びFETc3を制御して、バッテ
リパック3と電源供給ラインとの接続を制御する。
【0036】バッテリ用コネクタBCN1とキーボード
コントローラKBCとの間は、信号BATCLK及び信
号BATDATAを送受信するための2本のI2Cバス
により接続されており、キーボードコントローラKBC
は、システム・マネージメント・バス(System
Management Bus;SMB)に準拠したコ
マンドプロトコルによって、バッテリパック3内部のマ
イコン(図示せず)が保持している各種バッテリステー
タスを取得することができる。
【0037】また、キーボードコントローラKBCは、
バッテリ用コネクタBCN1及びACアダプタ26の挿
入口6に接続され、バッテリパック3内のバッテリ電流
(信号BATCUR)及びACアダプタから供給される
システム電流(信号SYSCUR)を検出する。
【0038】トルグスイッチであるパワースイッチ11
のプッシュ(押下)状態は、信号PWRSWとしてキー
ボードコントローラKBCに入力される。DC/DC回
路25はスイッチング用トランジスタFETc1又はF
ETc4の出力側に接続されている。
【0039】キーボードコントローラKBCは、一定時
間以上の連続する押下状態を検出した場合に、信号DC
ONを出力することによりDC/DC回路25の発振を
開始させ、ACアダプタ26又は二次電池27からシス
テム側への電源供給を開始するように回路各部を制御す
る。
【0040】DC/DC回路25の発振開始から所定時
間が経過すると、DC/DC回路25に接続されている
リセットIC35がこれを検出し、システム側のリセッ
ト信号を解除する。これにより、パソコン本体のBOO
T処理が開始される。すなわち、キーボードコントロー
ラKBCは、パソコン本体がオフ状態であっても、バッ
テリパック3又はACアダプタ26が接続されれば動作
できるような回路構成になっている。
【0041】ここで、本実施の形態において使用され
る、インテリジェント機能を有する二次電池を包有する
バッテリパック3でサポートされる各種コマンドのう
ち、特に本発明に関連するコマンドを以下に示す。
【0042】本実施の形態におけるバッテリパック3に
内蔵されているマイコンでは、Smart Batte
ryの本来の規格ではBlock Readプロトコル
として定義されているManufacture Dat
a(コマンドコード23h)を、Word Write
プロトコルに機能変換して、以下のような機能をサポー
トする。
【0043】AAAA;二次電池残量に応じて3秒間残
量LEDを点灯する。
【0044】CC24;低消費電力モードの移行を禁止
する。
【0045】3300;500ミリ秒以上コマンドを受
けない場合は、低消費電力モードへ移行する。
【0046】上述したハード構成からなるノードパソコ
ンにおける、バッテリ接続処理、パワーオン処理、パワ
ーオン状態でのバッテリ情報の取得処理、及びパワーオ
フ処理について、キーボードコントローラKBCの動作
を中心にして説明する。なお、本実施の形態では、発明
のポイントを明確にするために、バッテリパック3はパ
ワーオフ状態でのみ着脱可能とし、ACアダプタ26は
常に接続されている状態についてのみ説明する。
【0047】図4は、電源制御ユニットにおいて行われ
るメインの制御手順を示すフローチャートである。
【0048】まず、バッテリ用コネクタBCN1を介し
て検出されるバッテリパック3内部の温度を示す信号B
ATTMPをA/D変換する(ステップS1)。信号B
ATTMPは、外部回路によって、バッテリ非接続時は
4.5V以上になるように調整されている。キーボード
コントローラKBCのA/D変換のリファレンス電圧は
5Vで、分解能は10ビットとすると、バッテリパック
3の接続・非接続のスライス値は921となる。
【0049】次に、A/D変換の結果として得られる変
換値が921より小さいか否かが判別される(ステップ
S2)。この判別で、変換値が921より小さい場合は
バッテリパック3が接続されていると判断し、バッテリ
パック3の引き抜きを検出するカウンタである電池非接
続カウンタを0にクリアする(ステップS3)。
【0050】そして、現在のキーボードコントローラK
BC内部におけるバッテリパック接続・非接続を示して
いるバッテリ接続フラグをチェックし(ステップS
4)、0ではない場合は、既にバッテリパック接続が確
定しているから、後述するステップS9の処理に進み、
バッテリ接続処理をスキップする。
【0051】ステップS4の判別で、バッテリ接続フラ
グが0である場合は、電池接続カウンタの値を1増加し
(ステップS5)、電池接続カウンタの値が100に達
したか否かを判別する(ステップS6)。接続カウンタ
が100で有る場合、すなわち1秒(10ミリ秒×10
0)間連続して信号BATTMPのA/D変換値が92
1より小さい場合は、バッテリ接続フラグを1にセット
し(ステップS7)、後述するバッテリ接続処理を行う
(ステップS8)。
【0052】ステップS4の判別でバッテリ接続フラグ
が1であってバッテリパック接続が確定している場合、
接続カウンタが100未満であってまだバッテリパック
の接続が完全には確定していない場合、又はステップS
8のバッテリ接続処理が終了した場合は、パワースイッ
チ11が押下されているか否かを確認するために、パワ
ースイッチ11が押下された状態にあるときに入力され
る信号PWRSWがローレベルであるか否かを判別する
(ステップS9)。
【0053】ステップS9の判別で、信号PWRSWが
ハイレベルである場合は、まだパワースイッチが押下さ
れていない状態であるので、SWカウンタを0にリセッ
トして(ステップS15)、本処理手順を終了する。
【0054】一方、信号PWRSWがローレベルである
場合は、パワースイッチ11が押下されている状態であ
るから、SWカウンタを+1増加し(ステップS1
0)、SWカウンタの値が50であるか否かを判別する
(ステップS11)。ここで、SWカウンタの値が50
未満である場合は、そのまま本処理手順を終了する。
【0055】また、SWカウンタの値が50である場合
は、パワースイッチ11の押下を確定し、現在の信号D
CONの状態をチェック、すなわち信号DCONがハイ
レベルであるか否かを判別する(ステップS12)。
【0056】ステップS12の判別で、信号DCONが
ローレベルである場合は、オフ状態からのスイッチ押下
直後であるから、後述するパワーオン処理を実行する
(ステップS13)。また、信号DCONがハイレベル
である場合は、オン状態からのパワースイッチ押下であ
るから、後述するパワーオフ処理を実行する(ステップ
S14)。
【0057】ステップS13又はステップS14におけ
る処理が終了すると、本手順は終了される。
【0058】一方、ステップS2の判別で、変換値が9
21より大きい場合は、バッテリパック3が接続されて
いないと判断し、バッテリパック3が接続されているこ
とを示すカウンタである電池接続カウンタを0にクリア
する(ステップS16)。
【0059】そして、現在のキーボードコントローラK
BC内部におけるバッテリパック接続・非接続を示して
いるバッテリ接続フラグが1であるか否かをチェックし
(ステップS17)、1ではない場合は、既にバッテリ
パック非接続が確定しているから、上述したステップS
9の処理に進み、バッテリ接続処理をスキップする。
【0060】ステップS17の判別で、バッテリ接続フ
ラグが1である場合は、電池非接続カウンタの値を1増
加し(ステップS18)、電池非接続カウンタの値が1
00に達したか否かを判別する(ステップS19)。電
池非接続カウンタが100である場合、すなわち1秒
(10ミリ秒×100)間連続して信号BATTMPの
A/D変換値が921より大きい場合は、バッテリ接続
フラグを0にセットし(ステップS20)、後述するバ
ッテリ切り離し処理を行う(ステップS20a)。
【0061】また、ステップS17の判別でバッテリ接
続フラグが0であってバッテリパック非接続が確定して
いる場合、ステップS19の判別で電池非接続カウンタ
が100未満でありバッテリパック3の非接続が完全に
は確定していない場合、又はステップS20aのバッテ
リ切り離し処理が終了した場合は、上述したステップS
9の処理を実行する。
【0062】図5は、上述したステップS8において行
われるバッテリ接続処理手順を示すフローチャートであ
る。この処理手順は、バッテリパックの装着が確定した
場合に実行される。
【0063】まず、ユーザがバッテリパック3内の二次
電池の残容量を確認できるように、SMB経由で、二次
電池(アドレス16h)に対して上述した23hコマン
ドを、パラメータAAAhでWord Writeプロ
トコルで送信するために、パラメータAAAhをインプ
ット値として、後述するSMB−Word Write
サブルーチンを実行し(ステップS21)、通信が成功
したか否か、すなわちCARRYフラグが0であるか否
かを判別する。
【0064】上述したように、バッテリパック3内のマ
イコンは、通常は低消費電力モードで動作している。こ
のため、ステップS21で送信されたコマンドは失敗に
終わる。通信が失敗したか成功したかはCARRYフラ
グで判別し、該フラグが0で有る場合は所定時間(例え
ば5ミリ秒)ウエイトし(ステップS23)、その後、
再度同じパラメータでサブルーチンをコールする(ステ
ップS24)。
【0065】バッテリパック3内のマイコンは、ステッ
プS21のアドレス16hの開始条件を外部割込として
受け、通常モードの動作に必要なクロックの発振安定時
間(例えば2〜3ミリ秒)ウエイトして、その後通常モ
ードに復帰する。一旦通王モードに復帰すると、その後
500ミリ秒以上コマンドが送られてこない場合に、再
度低消費電力モードに移行するように設計する。
【0066】ステップS23における例えば5ミリ秒の
ウエイトによって、バッテリパック内のマイコンは通常
モードへの移行が完了しているから、今回はSMBのW
ord Writeのプロトコルに従って、16h、2
3h、AAh、AAhの順にアドレス、コマンド、パラ
メータ、パラメータを正常に受信することができる。
【0067】バッテリパック3内のマイコンは、23h
コマンド後に送られるAAh、AAhというパラメータ
を解釈後、現在のバッテリの残容量に応じた個数分のL
EDを3秒間点灯させる。これにより、キーボードコン
トローラKBCは、サブルーチンコールの戻り値が成功
したと判断し、信号BATEN1をアクティブにし(ス
テップS25)、本処理手順を終了する。なお、このと
き信号ACDCENがアクティブ状態であるから、実際
の電源供給はACアダプタ26から行われているが、A
Cアダプタ26を抜いた場合にはキーボードコントロー
ラKBCがACアダプタ26が抜かれたことをポーリン
グで検出し、信号BATEN2をアクティブに切り替え
るまでの時間はバッテリパック3からダイオードOR回
路経由で電源供給されることになる。
【0068】図6は、上述したステップS21で行われ
る、キーボードコントローラKBCからバッテリパック
3内のマイコンへのコマンド発行(SMB Word
Write)処理手順を示すフローチャートである。
【0069】まず開始条件(信号BATCLKがハイレ
ベルの状態の時に、信号BATDATをハイレベルから
ローレベルにする)を発行後(ステップS31)、バッ
テリパック3内のマイコンのアドレスである16hを送
信する(ステップS32)。
【0070】バッテリパック3内のマイコンは、二次電
池の消費電力を抑えるために低消費電力モードにある。
開始条件の発行によって、信号BATDATはハイレベ
ルからローレベルに切り替えられる。この信号は、バッ
テリパック3内のマイコンが低消費電力モードから通常
モードに復帰するための外部割込として機能するが、通
常モードへの移行が完了するまで2〜3ミリ秒のウエイ
ト時間が必要になる。このため、バッテリパック3内の
マイコンは、開始条件発行後に送信されてくる16hと
いうバッテリアドレスを示すデータに反応することがで
きないため、16hに対するバッテリパック3内のマイ
コンからキーボードコントローラKBCへ、アクノレッ
ジビット(AckBit)が「1」の信号、即ちノンア
クノレッジが返送される。
【0071】次に、キーボードコントローラKBCは、
アドレスに対するアックビット(AckBit)が
「1」であるか否かを判別し(ステップS33)、
「1」である場合は通信失敗と判断し、戻り値にCar
ryフラグをセットし(ステップS41)、SMBに対
して停止条件(信号BATCLKはハイレベルのままで
信号BATDATをローレベルからハイレベルにする)
を発行して(ステップS42)、本手順を終了する。
【0072】上記ステップS33で、アドレスに対する
アックビットが「0」である場合は、アドレスに続いて
次のコマンド21hを送信し(ステップS34)、ステ
ップ33と同様にバッテリパック3内のマイコンから返
送された信号のアックビットが「0」であるか否かを判
別する(ステップS35)。
【0073】ステップS35の判別で、アックビットが
「1」である場合は、通信失敗と判断して、上述したス
テップS41の処理を実行する。
【0074】また、ステップS35でアックビットが
「0」である場合は、次のパラメータ送信を実行する。
すなわち、キーボードコントローラKBCは、まずLo
wバイトのパラメータであるAAhを送信し(ステップ
S36)、アックビットが「0」であるか否かを判別し
(ステップS37)、アックビットが「0」である場合
は最後にHighバイトのパラメータであるAAhを送
信する(ステップS38)。ステップS37の判別で、
アックビットが「1」で有る場合は、上述したステップ
S41の処理を実行する。
【0075】ステップS38の最後のデータ送信に対す
るアックビットが「0」であるか否かを判別し(ステッ
プS39)、「0」である場合はWord Write
処理が成功したことを示すためにCarryフラグをク
リアする(ステップS40)。そして、SMBに対して
停止条件を発行して(ステップS42)、本手順を終了
する。
【0076】図6を参照して説明した手順は、アドレス
16h、コマンド23h、パラメータAAAAhについ
てのものであるが、他のコマンド及びパラメータに関し
ても、同様の制御手順により実行可能である。
【0077】図7は、キーボードコントローラKBCに
おいて実行されるパワーオン処理手順を示すフローチャ
ートであり、図8は図7のパワーオン処理時のキーボー
ドコントローラKBCの動作に応じたバッテリパック3
内のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。
【0078】キーボードコントローラKBCは10ミリ
秒周期で信号PWRSWをポーリングしており、キーボ
ードコントローラKBCからDC/DC回路25へ送ら
れる信号DCONがオフ状態であるとき、すなわちパソ
コン本体としてはパワーオフ状態にあるときに、500
ミリ秒以上連続して信号PWRSWがアクティブ状態で
あることを検出した場合に、キーボードコントローラK
BCはパワーオン処理を実行する。
【0079】まず、上述したステップS7においてセッ
トされた、バッテリパック3の接続・非接続状態を示す
バッテリ接続フラグが「1」であるか否かをチェックす
る(ステップS51)。ここで、「1」である場合すな
わちバッテリパック3が接続されている場合は、アドレ
ス16h、コマンド23h、パラメータCCh24hの
各入力値で、図6に示したSMB Word Writ
e処理を行う(ステップS52)。そして、戻り値であ
るCarryフラグが「0」であるか否か、すなわち通
信が成功したか否かを判別する(ステップS53)。
【0080】上述したバッテリ接続処理から500ミリ
秒以上は経過し、かつ多くの場合この間はSMB上はフ
リー状態が継続しているから、バッテリパック3内のマ
イコンは再び低消費モードに入っている。従って、上述
したバッテリ接続処理と同様に、1回目の送信はバッテ
リパック3内のマイコンを低消費モードから復帰させる
のみで、通信は失敗する。
【0081】ステップS53でCarryが「0」でな
い場合すなわち通信失敗の場合は、バッテリパック3内
のマイコンが通常モードに移行するため、5ミリ秒ウエ
イトし(ステップS54)、その後、ステップS52と
同様にSMB Word Write処理を行う(ステ
ップS55)。
【0082】上記ステップS51の判別で、バッテリ接
続フラグが「0」である場合、すなわちバッテリパック
3が接続されていない場合は、上記ステップS52から
ステップS55までの処理をスキップする。また、ステ
ップS53の判別で、通信が成功したと判別された場合
は、ステップS54及びステップS55を行う必要がな
いので、これらの処理をスキップする。
【0083】通信終了後、信号DCONをハイレベルに
することにより、システム側への電源供給を開始する
(ステップS56)。そして、システム側の電源ライン
が十分に立ち上がるまで例えば10ミリ秒ウエイトし
(ステップS57)、ISAバスやチップセット等のシ
ステム側に接続されているI/Oポートの所定の初期化
処理を実行し(ステップS58)、パワーオン処理を終
了する。
【0084】一方、ステップS55において送信される
データがバッテリパック3内のマイコンに正常に受信さ
れると、バッテリパック3内のマイコンは最初に送信さ
れてくる開始条件をトリガにして、I2C割込処理を起
動する(ステップS61)。
【0085】開始条件に続いて送信されてくるアドレス
16h、コマンド23h、パラメータCCh24hのそ
れぞれに対して、正常受信を示すため、アックビットを
「0」にした信号を返送し、最後にコマンド解釈を行う
(ステップS62)。コマンド23hパラメータCCh
24hの場合は低消費電力モード移行禁止設定であり、
低消費電力モード移行禁止フラグをセットして(ステッ
プS63)、割込処理を終了する。
【0086】バッテリパック3内のマイコンは、最後の
通信から500ミリ秒経過後に、低消費電力モード移行
禁止フラグを参照し、そのフラグが「0」である場合に
のみ、低消費電力モードに移行する。キーボードコント
ローラKBCにおいてパワーオン処理が実行された場合
は、ステップS63によって低消費電力モードへの移行
が禁止された状態となるので、この後、バッテリパック
3内のマイコンは、常に通常モードにいることになる。
つまり、SMB経由で送られてくる各種コマンドに対し
て、ステップS63の処理を行った後は、即座に戻り値
を返送することが可能となる。
【0087】低消費電力モード移行禁止フラグは、バッ
テリパック3が外された場合と、後述するパワーオフ処
理時にキーボードコントローラKBCから送られてくる
16h、23h、33h、00hというデータを受信し
たときに解除される。
【0088】バッテリパック3が外された場合は、バッ
テリパック3のSMBもパソコン本体1のSMBから切
り離される。バッテリパック3内のハードウエアによっ
て、バッテリパック内のSMBには非接続時にはローレ
ベルになるように定数設定されており、バッテリパック
3内のマイコンは、該バッテリパック3内のSMBが所
定時間(例えば1秒)以上ローレベルである状態が継続
した場合に、バッテリパックがパソコン本体1から取り
外されたことを認識し、低消費電力モード移行禁止フラ
グを「0」にクリアする。この処理により、バッテリパ
ック3内のマイコンは、低消費電力モードへの移行が可
能となる。
【0089】以下、パワーオン状態時にキーボードコン
トローラKBCにおいて実行される、主にOSやBIO
Sからのバッテリ情報の取得手順について説明する。
【0090】OSやBIOSによる、バッテリパック3
内のマイコンが保持している二次電池の残容量(%)、
残り動作時間、満充電までに要する時間又はサイクルカ
ウント等の各種バッテリ情報の取得は、ISAバス上の
66h、62hのI/Oにマッピングされているチャネ
ル2のホストインターフェースを経由して行われる。プ
ロトコルは、64h、60hを用いる標準的なキーボー
ドでのホストインターフェースプロトコルと同様である
ので、これらの詳細な説明は省略する。
【0091】バッテリ情報の取得をするためのコマンド
体系は、以下の通りである。
【0092】WordReadプロトコル :E2h・
SMBアドレス・コマンド→ハイバイト・ローバイト WordWriteプロトコル:E3h・SMBアドレ
ス・コマンド・ハイバイト・ローバイト ReadBlockプロトコル:E4h・SMBアドレ
ス・コマンド→バイトカウント・1st……Last ここで、平均消費電流に基づいた残り動作時間(Ave
rageTimeToEmpty:SmartBatt
eryではコマンド12h)を取得する場合を例とし
て、BIOS−キーボードコントローラKBC−バッテ
リパック3間の情報の流れを説明する。
【0093】図9はSMB−BIOSにおいて行われる
バッテリ情報の取得手順を示すフローチャートであり、
図10は図9の処理が行われた場合にキーボードコント
ローラにおいて行われるバッテリ情報取得手順を示すフ
ローチャートであり、図11は図10の処理に応じた、
バッテリパック3内のマイコンの動作手順を示すフロー
チャートである。
【0094】まず、アドレス66hのI/Oリードによ
ってチャネル2のステータスレジスタ情報を取得する
(ステップS71)。そして、ステータスレジスタのビ
ット1に定義され、BIOSからのI/Oライトによっ
て「1」にセットされ、キーボードコントローラKBC
のデータリードによって「0」にクリアされるIBFフ
ラグが「0」であるか否かをチェックする(ステップS
72)。
【0095】このIBFフラグは、キーボードコントロ
ーラKBCのI/O制御と同様に、上記のBIOSのI
/Oライトやキーボードコントローラのデータリードを
トリガとして、キーボードコントローラKBC内蔵のH
/Wによって自動的にセット及びクリアされる。
【0096】ステップS72の判別で、IBFフラグが
「1」である場合は、キーボードコントローラKBCが
まだデータリードを完了していないことを示しているか
ら、データリードが完了してIBFフラグが「0」にク
リアされるまで、ステップS71及びS72の手順を繰
り返す。
【0097】IBFフラグが「0」であることを確認
後、アドレス66hにWordReadプロトコルであ
ることを示すE2hをI/Oライトする(ステップS7
3)。また、このタイミングで、キーボードコントロー
ラKBCに内蔵されているH/W制御でIBFフラグは
「1」にセットされる。
【0098】ステップS73で実行されたBIOSによ
るアドレス66hへのE2hのI/Oライトは、キーボ
ードコントローラKBCへはチャネル2へのホストイン
ターフェース割込(HIF2IRQ)として取り扱われ
る。
【0099】すなわち、キーボードコントローラKBC
は、E2hのI/OライトによってHIF2IRQ割込
処理を起動する(図10、ステップS91)。そして、
割込処理中に66hのデータレジスタからE2hのデー
タをリードすると(ステップS92)、上述したように
キーボードコントローラKBC内のH/WによってIB
Fフラグが「0」にクリアされる。キーボードコントロ
ーラKBCは、E2hのデータをWordReadプロ
トコルコマンドであると解釈し、IBFが再び「1」に
セットされるまで、すなわちBIOSが62hに次のデ
ータをI/Oライトするまで待機状態となる。
【0100】図9に戻り、BIOSは、SMBのアドレ
ス(16h)及びSMBのコマンド(12h)に関して
もE2hの場合と同様の制御を実行する(ステップS7
6〜S79)。これにより、SMBのアドレス及びコマ
ンドは順次キーボードコントローラKBCへ送られるこ
とになり、キーボードコントローラKBCは送られてき
た16h及び12hのデータを順次取得する(図10、
ステップS93、S94)。
【0101】キーボードコントローラKBCは、ステッ
プS94で12hのデータをリードした後、このレジス
タに一旦保持されていたSMBアドレスである16hと
SmartBatteryコマンドである12hとをパ
ラメータとして、SMB Word Readサブルー
チンを実行する(ステップS95)。このサブルーチン
は、上述したバッテリ接続処理やパワーオン処理で使用
したSMBWordWriteサブルーチンと同様に、
キーボードコントローラKBCに内蔵されているI2C
制御モジュールにより、アドレス16h・コマンド12
hをパラメータとしてWordReadプロトコルでS
MB上にデータを送信するものである。
【0102】上述したパワーオン処理において送信され
たコマンドによって、バッテリパック3内のマイコンは
低消費電力モードに入ることなく、パワーオン状態では
通常モードにある。このため、バッテリパック3内のマ
イコンは、上述したステップS95で行われるWord
Readサブルーチンによってキーボードコントローラ
KBCから発行される開始条件をトリガとしてI2C割
込処理を開始し(図11、ステップS101)、続いて
送られてくるアドレス(16h)及びコマンド(12
h)(AverageTimeToEmpty)を解釈
し(ステップS102)、バッテリパック3内のマイコ
ンのRAM(不図示)上で絶えず更新されている返却デ
ータのうち、コマンド(AverageTimeToE
mpty)に対応するWordデータを、キーボードコ
ントローラKBCが送信する信号BATCLK上のI2
Cクロックに同期させて送信する(ステップS10
3)。このデータの送信後、バッテリパック3内のマイ
コンは、本割込処理を終了する。
【0103】図10に戻り、キーボードコントローラK
BCは、バッテリパック3から返送されてきたWord
データを、ハイバイト・ローバイトの順で62hレジス
タにライトして(ステップS96、97)、本割込処理
を終了する。
【0104】図9に戻り、BIOSは、12hのI/O
ライトの後、キーボードコントローラKBCからの戻り
値が返送されてくるまで、チャネル2のステータスレジ
スタのOBFフラグをチェックし続ける(ステップS8
0、S81)。ここで、OBFフラグは、ステータスレ
ジスタのビット0に定義され、IBFフラグとは逆に、
キーボードコントローラKBCのデータライトで「1」
に、BIOSによるI/Oリードで「0」に、キーボー
ドコントローラKBC内のH/Wによって自動的にセッ
ト又はクリアされるフラグである。
【0105】BIOSは、OBFフラグが「1」になっ
たことを確認した後、アドレス62hのI/Oリードに
よって、順にハイバイト・ローバイトのデータ、つまり
バッテリパック3の平均消費電流に基づいた残り動作時
間(AverageTimeToEmpty)の値を取
得する(ステップS82〜85)。残り動作時間(Av
erageTimeToEmpty)が取得されると、
本処理手順は終了される。
【0106】なお、キーボードコントローラKBCによ
るステップS96〜S97の処理及びBIOSによるス
テップS82〜85の処理はキーボードコントローラK
BCからBIOSへのデータ転送処理であるが、これ
は、上述したBIOSからキーボードコントローラKB
Cへのデータ転送の場合にIBFフラグによるハンドシ
ェークを行ったのと同様に、OBFフラグによるハンド
シェークによって実現されている。
【0107】このような図9〜図11に基づいて説明し
た制御フローの場合、バッテリパック3内のマイコンの
低消費電力モードに伴う、ミリ秒オーダーの待ち時間
は、どこにも存在しない。BIOSとキーボードコント
ローラKBCとの間はISAバスで接続されており、こ
れはSMBと比較してはるかに高速であるから、スルー
プットはSMBの転送速度に左右されることになる。B
IOSが最初のコマンドを発行してから(ステップS7
1)最後のデータを取得するまで(ステップS85)に
要する時間は、SMBの転送レートを100kHzで使
用した場合には、 10マイクロ秒×9パルス×5モジュール [アドレス・コマンド・リアドレス・ハイバイト・ロー
バイト] より、約500マイクロ秒程度となる。この数値は、従
来データ取得に要した時間(5ミリ秒)と比較して、非
常に小さな値である。
【0108】図12は、キーボードコントローラKBC
により行われるパワーオフ処理手順を示すフローチャー
トである。
【0109】キーボードコントローラは、10ミリ秒周
期で信号PWRSWをポーリングしており、信号DCO
Nがオン状態(パソコン本体1としてはパワーオン状
態)のときに1000ミリ秒以上連続して信号PWRS
Wがアクティブ状態であることを検知したときに、本処
理を起動する。
【0110】まず、キーボードコントローラKBCは、
図4に示したステップS7でセットされたバッテリパッ
ク3の接続・非接続を示すバッテリ接続フラグをチェッ
クする(ステップS111)。バッテリ接続フラグが
「1」である場合すなわちバッテリパック3が接続され
ている場合は、上述したSMBWordWrite処理
を、アドレス16h・コマンド23h・パラメータ33
h00hの各入力値でサブルーチンコールし(ステップ
S112)、戻り値のCarryフラグが「0」である
か否か、すなわち通信が成功したか否かをチェックする
(ステップS113)。
【0111】上述したパワーオン処理でバッテリパック
3に送信した16h・23h・CCh・24hのデータ
によって、バッテリパック3内のマイコンは通常モード
にあるから、ステップS112では、1回目のサブルー
チンの実行で、正常にバッテリパック3内のマイコンに
データが送信される。万一通信に失敗した場合は、、5
ミリ秒のウエイトの後(ステップS114)、再度ステ
ップS112と同様に、SMBWordWrite処理
を実行する(ステップS115)。
【0112】ステップS111でバッテリ接続フラグが
「0」である場合すなわちバッテリパック3が未接続の
場合は、ステップS112からステップS115の処理
をスキップする。
【0113】ステップS113の判別で、Carryが
「0」であり通信が成功したことを確認した後、又はス
テップS115の処理終了後は、ISAバスやチップセ
ット等のシステム側に接続されているI/Oポートの初
期化処理を実行し(ステップS116)、実際のポート
が安定するまで10ミリ秒ウエイトし(ステップS11
7)、信号DCONをローレベルにしてシステム側への
電源供給を停止し(ステップS118)、本手順を終了
する。
【0114】図13は図12に示すパワーオフ処理に応
じたバッテリパック3内のマイコンの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【0115】バッテリパック3内のマイコンは、上述し
たステップS112又はステップS115においてキー
ボードコントローラKBCから発行された開始条件をト
リガとしてI2C割込処理を起動し(ステップS12
1)、続いて送られてくるアドレス16h・コマンド2
3h・パラメータ33h00hのそれぞれに対して正常
受信を示すためのアックビット「0」を返送し、最後に
コマンド解釈を行う(ステップS122)。
【0116】コマンド23hパラメータ33h00hは
低消費電力モード移行禁止解除設定であり、これを受け
たバッテリパック3内のマイコンは、低消費電力モード
移行禁止フラグをクリアする(ステップS103)。こ
のデータの送信後、バッテリパック3内のマイコンは、
本割込処理を終了する。
【0117】最後のデータ通信から500ミリ秒経過時
に、バッテリパック3内のマイコンは、低消費電力モー
ド移行禁止フラグを参照し、該フラグがクリアされてい
ることを確認した後低消費電力モードに移行する。
【0118】図14は、本実施の形態による効果を説明
するための説明図であり、図14(a)は本発明適用
前、図14(b)は本発明適用後の、二次電池に関する
情報を取得する際の動作タイミングをそれぞれ示してい
る。
【0119】図14(a)において、バッテリパック3
内のマイコンが低消費電力モードである場合にOSがバ
ッテリ情報を取得しようとしたときに、5ミリ秒のウエ
イトのため、他の実行中のタスクが一時的に待たされて
しまう等、システム全体のパフォーマンスが低下すると
いう不具合が発生する。
【0120】具体的には、例えば、MPEG再生時の画
像書き換えタイミングでOSのバッテリマネージャ等の
プログラムによってパワーポーリング処理が実行された
場合は、バッテリパック3内のマイコンが低消費電力モ
ードであるために5ミリ秒のウエイトとリトライが必要
であった。従って、通常時の画像書き換え速度を33ミ
リ秒とすると、ウエイトとリトライのために、当該タイ
ミングにおける画面書き換え速度が[33ミリ秒+5ミ
リ秒+0.5ミリ秒]にまで遅くなるので、ユーザ側か
らみると、画像が一瞬コマ送りになったような感じを受
けることになる。また、MIDIデータによる音声の再
生を行っているタイミングでパワーポーリング処理が実
行された場合は、上述したようなウエイトとリトライの
処理中は音声が飛んでしまうという不具合が生じる。
【0121】これに対して、本発明を適用した場合は、
OSがバッテリデータを取得するまでに要する時間は5
00マイクロ秒程度である。従って、図14(b)に示
すように、画像書き換えタイミング又は音声再生タイミ
ングは従来と比較するとほとんど遅延しないので、ユー
ザ側からみれば、画像又は音声の不連続感を生じること
はなく、システム全体のパフォーマンスに悪影響はな
い。
【0122】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、演算時以外は低消費電力モードになることができる
マイコンを含有するバッテリパックを装着される携帯型
電子機器において、バッテリパック内のマイコンに対し
て、電源接続状態や電源回路の状態等に応じて低消費電
力モードへの移行の許可・禁止を行うようにしたので、
バッテリパック情報を取得する際のウエイト及びリトラ
イが不要になる。従って、様々な処理に必要なバッテリ
パック情報をシステム全体のパフォーマンスに悪影響を
与えずに取得することができ、その結果、低消費電力モ
ードを持ったインテリジェント機能を有する二次電池を
効率よく使用することができる。
【0123】なお、本実施の形態では、バッテリパック
3内のマイコンの低消費電力モードへの移行の許可・禁
止を、SmartBatteryコマンドのうち、23
hコマンドをWordWriteプロトコルで使用し、
パラメータCCh24hの場合を禁止に、パラメータ3
3h00hを許可に解釈するように構成したが、これに
限られるものではなく、他のパラメータやプロトコルを
定義することも可能である。
【0124】また、SmartBatteryコマンド
ではなく、バッテリパック3とキーボードコントローラ
KBCとの間に新たに専用の制御信号を追加して、この
信号のレベルに応じて許可・禁止を切り替えるように構
成することにより、キーボードコントローラの制御は更
に簡略化することが可能となる。
【0125】また、例えば図15に示すように、二次電
池との情報通信はPCI−ISAブリッジに代表される
G.A.に内蔵されたSMB機能を用いて実行すること
も可能である。この場合、リセットICの35からキー
ボードコントローラKBCへ送られる信号PGS(この
信号は、DC/DC回路25がオン状態のときにハイレ
ベルになる信号である)をバッテリパック側に入力する
ように構成し、信号PGSがローレベルの場合には低消
費電力モード移行禁止フラグを解除し、ハイレベルの場
合は低消費電力モード移行禁止フラグをセットするよう
に構成する。このような構成により、上述した実施の形
態と同様の効果を得ることが出来る。なお、この場合
は、リセットICが電源制御手段を構成することにな
る。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1若しくは
請求項3の携帯型電子機器又は請求項6の電池制御方法
によれば、電源接続状態又は電源回路状態を検出し、前
記電池情報演算手段の動作モードを、前記検出された前
記電源接続状態及び前記電源回路状態に応じて切り替え
るようにしたので、バッテリパック情報を取得する際に
要する時間が短縮化される。従って、様々な処理に必要
なバッテリパック情報をシステム全体のパフォーマンス
に悪影響を与えずに取得することができ、その結果、低
消費電力モードを持ったインテリジェント機能を有する
二次電池を効率よく使用することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る、インテリジェン
ト機能を有する二次電池を採用する携帯型電子機器とし
てのノートパソコンを示す外観斜視図である。
【図2】キーボードコントローラKBCを中心にした機
能ブロック図である。
【図3】電源制御系を中心としたキーボードコントロー
ラKBCを含む電力制御ユニットの構成を示す電気ブロ
ック図である。
【図4】電源制御ユニットにおいて行われるメインの制
御手順を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS8において行われるバッテリ
接続処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS21で行われるコマンド発行
(SMB Word Write)処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】キーボードコントローラKBCにおいて実行さ
れるパワーオン処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図7のパワーオン処理時のキーボードコントロ
ーラKBCの動作に応じたバッテリパック3内のマイコ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】SMB−BIOSにおいて行われるバッテリ情
報の取得手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の処理が行われた場合にキーボードコン
トローラにおいて行われるバッテリ情報取得手順を示す
フローチャートである。
【図11】図10の処理に応じた、バッテリパック3内
のマイコンの動作手順を示すフローチャートである。
【図12】キーボードコントローラKBCにより行われ
るパワーオフ処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図12に示すパワーオフ処理に応じたバッテ
リパック3内のマイコンの動作手順を示すフローチャー
トである。
【図14】本実施の一形態による効果を説明するための
説明図である。
【図15】本発明の他の実施の一形態を示す電気ブロッ
ク図である。
【図16】マイコンを内蔵する二次電池ユニット(バッ
テリパック)のマイコン動作モードと通信リトライタイ
ミングとの関係を示す説明図である。
【図17】従来の携帯型電子機器におけるソフトレイヤ
の概念図である。
【符号の説明】
1 携帯型電子機器 3 バッテリパック 6 ACアダプタ用挿入口 26 ACアダプタ 35 リセットIC (電源制御手段) KBC キーボードコントローラ (電源制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 X

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源接続状態を検出する電源接続状態検
    出手段と、 充放電可能な二次電池と、前記二次電池の内部情報を演
    算する、通常モード及び低消費電力モードの2つの動作
    モードで動作する電池情報演算手段とを有するバッテリ
    パックと、 前記電池情報演算手段の動作モードを切り替える動作モ
    ード切替手段と、 前記動作モード制御手段を、前記電源接続状態検出手段
    により検出される前記電源接続状態に応じて制御する電
    源制御手段と、を備えることを特徴とする携帯型電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記電源接続状態は、二次電池を包有す
    るバッテリパックの接続状態であることを特徴とする請
    求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 電源回路状態を検出する電源回路状態検
    出手段と、 充放電可能な二次電池と、前記二次電池の内部情報を演
    算する、通常モード及び低消費電力モードの2つの動作
    モードで動作する電池情報演算手段とを有するバッテリ
    パックと、 前記電池情報演算手段の動作モードを切り替える動作モ
    ード切替手段と、 前記動作モード制御手段を、前記電源回路状態検出手段
    により検出される前記電源回路状態に応じて制御する電
    源制御手段と、を備えることを特徴とする携帯型電子機
    器。
  4. 【請求項4】 前記電源回路状態は、前記携帯型電子機
    器の本体への電源供給回路のオン状態及びオフ状態であ
    ることを特徴とする請求項3記載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記電池情報演算手段により演算される
    前記二次電池の内部情報は、前記二次電池の残容量、残
    り動作時間、満充電までに要する時間及びサイクルカウ
    ントのうち、少なくとも1つからなることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項記載の携帯型電子機器。
  6. 【請求項6】 充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    の内部情報を演算する、通常モード及び低消費電力モー
    ドの2つの動作モードで動作する電池情報演算手段とを
    包有するバッテリパックを装着可能な携帯型電子機器の
    電池制御方法において、 電源接続状態又は電源回路状態を検出し、 前記電池情報演算手段の動作モードを、前記検出された
    前記電源接続状態及び前記電源回路状態に応じて切り替
    えることを特徴とする電池制御方法。
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