JPH11191729A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH11191729A
JPH11191729A JP9357155A JP35715597A JPH11191729A JP H11191729 A JPH11191729 A JP H11191729A JP 9357155 A JP9357155 A JP 9357155A JP 35715597 A JP35715597 A JP 35715597A JP H11191729 A JPH11191729 A JP H11191729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レイアウト面積を増大させることなく、電流の
スルーレートを制御してノイズの発生を抑制することが
できるのはもちろん、さらに高速動作が可能で、設計が
容易な出力バッファ回路を提供することにある。 【解決手段】少なくとも2つに分割された出力最終段の
トランジスタと、これら出力最終段のトランジスタのゲ
ート端間に配置された電流電圧制限のトランジスタと、
内部信号線の電位に応じて、出力最終段の1つのトラン
ジスタのゲート端を駆動する駆動回路と、出力最終段の
残りのトランジスタのゲート端の電位を補正する電位補
正回路とを備え、出力最終段のトランジスタがオンする
時に、駆動回路によって、出力最終段の1つのトランジ
スタのゲート端を駆動するとともに、電流電圧制限のト
ランジスタを介して、出力最終段の残りのトランジスタ
のゲート端を駆動することにより、上記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流のスルーレー
トを制御してノイズの発生を抑制することができる出力
バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体装置の出力バッファ回
路には、インダクタンス成分の影響にによって、容量成
分を充放電する際に流れる電流量に応じた大きさのノイ
ズ(di/dtノイズ)が発生する。本出願人は、この
ような出力バッファ回路におけるノイズを抑制するため
に、既に特開平8−228141号公報において、電流
のスルーレートを制御する出力バッファ回路を提案して
いる。以下、同公報に開示の出力バッファ回路について
説明する。
【0003】図6に示すように、同公報に開示の出力バ
ッファ回路52は、内部信号線32のレベルを反転出力
するインバータ16a,16b、抵抗素子となるN型M
OSトランジスタ(以下、NMOSという)54aおよ
びP型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)5
4b、チャージアップおよびディスチャージ用のPMO
S20aおよびNMOS20b、ならびに、2つに分割
された出力最終段のPMOS24a,26aおよびNM
OS24b,26bを有する。
【0004】ここで、内部信号線32は、インバータ1
6a,16bの入力端、PMOS20aおよびNMOS
20bのゲート端に入力されている。また、インバータ
16aの出力端は、PMOS24aのゲート端およびN
MOS54aのソース端に入力され、同様に、インバー
タ16bの出力端は、NMOS24bのゲート端および
PMOS54bのソース端に入力され、NMOS54a
およびPMOS54bのゲート端は各々電源およびグラ
ンドに接続されている。
【0005】また、PMOS20aおよびNMOS20
bのソース端は、それぞれ電源およびグランドに接続さ
れ、そのドレイン端は、各々NMOS54aおよびPM
OS54bのドレイン端と短絡されて、各々PMOS2
6aおよびNMOS26bのゲート端に入力されてい
る。また、PMOS24a,26aおよびNMOS24
b,26bのソース端は各々電源およびグランドに接続
され、そのドレイン端は短絡されて出力パッド34に接
続されている。
【0006】また、インバータ16aは、PMOS56
aおよびNMOS58aを有し、これらPMOS56a
およびNMOS58aのソースは各々電源およびグラン
ドに接続され、そのゲートは短絡されてこのインバータ
16aの入力端とされ、そのドレインは短絡されてこの
インバータ16aの出力端とされている。また、インバ
ータ16bは、PMOS56bおよびNMOS58bを
有しており、その接続はインバータ16aの場合と同じ
である。
【0007】この出力バッファ回路52において、ま
ず、内部信号線32がロウレベルの時、インバータ16
aの出力端はハイレベルであり、PMOS24aはオフ
状態である。また、PMOS20aはオン状態であり、
PMOS26aのゲート端は、PMOS20aによって
チャージアップされてハイレベルであるため、NMOS
54aおよびPMOS26aもオフ状態である。一方、
インバータ16bの出力端もハイレベルであり、NMO
S24bはオン状態である。
【0008】また、NMOS20bはオフ状態であり、
NMOS26bのゲート端は、NMOS20bによりデ
ィスチャージされず、オン状態のPMOS54bを通し
て、インバータ16bによりプリチャージされてハイレ
ベルであるため、NMOS26bもオン状態である。す
なわち、PMOS24a,26aおよびNMOS24
b,26bのゲート端は全てハイレベルであり、出力パ
ッド34における出力信号はロウレベルである。
【0009】この状態から内部信号線32がハイレベル
に変化した時、PMOS24aのゲート端は、インバー
タ16aによりディスチャージされてロウレベルとなる
ため、NMOS54aおよびPMOS24aはオン状態
となる。また、PMOS20aがオフ状態となるが、P
MOS26aのゲート端は、NMOS54aを通してイ
ンバータ16aにより徐々にディスチャージされてロウ
レベルとなるため、PMOS26aもオン状態となる。
【0010】一方、NMOS24bのゲート端は、イン
バータ16bによりディスチャージされてロウレベルと
なるため、NMOS24bはオフ状態となる。また、N
MOS20bがオン状態となり、NMOS26bのゲー
ト端は、NMOS20bにより急速にディスチャージさ
れてロウレベルとなるため、PMOS54bおよびNM
OS26bはオフ状態となる。すなわち、出力パッド3
4は、PMOS24a,26aによってチャージアップ
されてハイレベルとなる。
【0011】上述するように、PMOS24a,26a
のゲート端にチャージアップされた電荷は、ともに1つ
のインバータ16aのNMOS58aによりディスチャ
ージされる。この時、PMOS26aのゲート端にチャ
ージアップされた電荷は、NMOS54aを通してPM
OS24aのゲート端に流れ込むため、PMOS24
a,26aのゲート端にチャージアップされた電荷は、
全体的に緩やかにディスチャージされる。
【0012】また、抵抗成分(R)となるNMOS54
aと寄生容量成分(C)とによりRC伝送路が構成さ
れ、PMOS26aのゲート端が、PMOS24aのゲ
ート端よりも遅延してディスチャージされるため、PM
OS24a,26aのオン動作が緩慢になるとともに、
PMOS24a,26aのオン状態となるタイミングを
必然的にずらすことができる。なお、内部信号線32が
ハイレベルからロウレベルに変化する時も同じように動
作する。
【0013】このように、同公報に開示の出力バッファ
回路52においては、出力最終段のトランジスタを2つ
以上に分割し、これらの2つ以上に分割されたトランジ
スタのゲート端間に抵抗素子を配置し、この抵抗素子に
よって電気的に直列接続されたゲート端を1つの駆動回
路で駆動することによって、2つ以上に分割したトラン
ジスタのオン動作を緩慢にするとともにオンするタイミ
ングをずらし、急激な電流変化を抑制してノイズの発生
を防止している。
【0014】ところで、標準化されているインターフェ
ース規格としては、例えばSCSI3(Small Computer
Systems Interface)のように、高駆動能力(48m
A)、かつ、低スルーレート(最大520mV/ns)
という相反する厳しい要求のものがある。これに対し、
同公報に開示の出力バッファ回路52においては、例え
ば出力最終段のトランジスタの多分割化や、抵抗素子と
なるトランジスタの高抵抗化によって理論的には対応可
能である。
【0015】しかしながら、現実的には、出力最終段の
トランジスタを多分割化した場合、抵抗素子となるトラ
ンジスタの個数や出力最終段のトランジスタのゲート端
の配線も増えるし、抵抗素子となるトランジスタを高抵
抗化する場合、例えばゲートアレイ等では予めトランジ
スタのサイズが決められており、一番小さいサイズのト
ランジスタの抵抗値よりも大きな抵抗値が必要であれ
ば、これを直列接続して高抵抗化することになるため、
結局、レイアウト面積が増大してしまう。
【0016】また、トランジスタレベルの回路の検証に
は、例えばSPICE(スパイス)等の回路シミュレー
タが用いられるが、回路シミュレータのパラメータは、
例えばゲートアレイ等の場合、通常、頻繁に使用される
トランジスタのサイズに合わせ込まれている。従って、
同公報に開示の出力バッファ回路52において、例えば
抵抗素子となるトランジスタのサイズを極端に変更した
場合、シミュレーションの不整合といった問題が発生す
る可能性もある。
【0017】また、同公報に開示の出力バッファ回路5
2においては、例えば出力最終段のトランジスタがオフ
状態の時には、抵抗素子となるトランジスタもオフ状態
となってしまうため、出力最終段のトランジスタのゲー
ト端の電位を駆動するまでに時間がかかり、出力パッド
34が遷移する(動作を開始する)タイミングが時間的
に遅くなってしまい、スルーレートを遅くするに従っ
て、出力バッファ回路52自体の遅延時間が増大してし
まう。
【0018】また、標準的なインターフェース規格であ
るGTL(ガニング・トランシーバ・ロジック)やPE
CL(疑似エミッタ結合ロジック)等のように、出力最
終段のトランジスタがオープンドレイン型やオープンソ
ース型のもので、外部で終端抵抗を介して終端電源に終
端される構成である場合、出力最終段のトランジスタが
オフ状態になった時の出力パッド34の電位は、終端抵
抗と終端電源によって決定される電位に終端される。
【0019】しかしながら、同公報に開示の出力バッフ
ァ回路52は、出力最終段のトランジスタがオープンド
レイン型やオープンソース型のものに対応するものでは
なく、出力最終段のトランジスタがオフする時のスルー
レートは制御されない。従って、従来のオープンドレイ
ン型やオープンソース型の出力バッファ回路では、出力
最終段のトランジスタがオフとなり、出力パッドが所定
の電位に急激に終端されると、ノイズが発生する場合が
あるという問題点があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、レイアウト面積
を増大させることなく、電流のスルーレートを制御して
ノイズの発生を抑制することができるのはもちろん、さ
らに高速動作が可能で、設計が容易な出力バッファ回路
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、オ
ープンドレイン型やオープンソース型の出力バッファ回
路において、電流のスルーレートを制御してノイズの発
生を抑制することができる出力バッファ回路を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ソース端が電源に接続され、ドレイン端
が短絡されて出力パッドに接続された第1のP型MOS
トランジスタおよび少なくとも1つの第2のP型MOS
トランジスタと、これら第1および第2のP型MOSト
ランジスタのゲート端間に配置され、ゲート端がグラン
ドに接続された第3のP型MOSトランジスタと、入力
端が内部信号線に接続され、出力端が前記第1のP型M
OSトランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号
線の電位に応じて前記第1のP型MOSトランジスタの
ゲート端を駆動する第1の駆動回路と、前記第2のP型
MOSトランジスタのゲート端に各々接続され、前記第
2のP型MOSトランジスタのゲート端の電位をグラン
ド電位まで各々ディスチャージする第1の電位補正回路
と、ソース端がグランドに接続され、ドレイン端が短絡
されて前記出力パッドに接続された第1のN型MOSト
ランジスタおよび少なくとも1つの第2のN型MOSト
ランジスタと、これら第1および第2のN型MOSトラ
ンジスタのゲート端間に配置され、ゲート端が電源に接
続された第3のN型MOSトランジスタと、入力端が前
記内部信号線に接続され、出力端が前記第1のN型MO
Sトランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号線
の電位に応じて前記第1のN型MOSトランジスタのゲ
ート端を駆動する第2の駆動回路と、前記第2のN型M
OSトランジスタのゲート端に各々接続され、前記第2
のN型MOSトランジスタのゲート端の電位を電源電位
まで各々チャージアップする第2の電位補正回路とを備
えることを特徴とする出力バッファ回路を提供するもの
である。
【0022】ここで、上記出力バッファ回路であって、
さらに、ゲート端が前記内部信号線に接続され、ソース
端が電源に接続され、ドレイン端が前記第2のP型MO
Sトランジスタのゲート端に各々接続された第4のP型
MOSトランジスタと、ゲート端が前記内部信号線に接
続され、ソース端がグランドに接続され、ドレイン端が
前記第2のN型MOSトランジスタのゲート端に各々接
続された第4のN型MOSトランジスタとを備えるのが
好ましい。
【0023】また、上記各出力バッファ回路であって、
前記第1の駆動回路が、入力端が前記内部信号線に接続
され、出力端が前記第1のP型MOSトランジスタのゲ
ート端に接続された第1のインバータであり、前記第2
の駆動回路が、入力端が前記内部信号線に接続され、出
力端が前記第1のN型MOSトランジスタのゲート端に
接続された第2のインバータであるのが好ましい。
【0024】また、上記各出力バッファ回路であって、
さらに、前記第1のP型MOSトランジスタのゲート端
に接続され、前記第1のP型MOSトランジスタのゲー
ト端の電位をグランド電位までディスチャージする第3
の電位補正回路と、前記第1のN型MOSトランジスタ
のゲート端に接続され、前記第1のN型MOSトランジ
スタのゲート端の電位を電源電位までチャージアップす
る第4の電位補正回路とを備え、前記第1の駆動回路
が、前記第1のP型MOSトランジスタのゲート端とグ
ランドとの間に配置された第5のP型MOSトランジス
タと、入力端が前記内部信号線に接続され、出力端が前
記第5のP型MOSトランジスタのゲート端に接続され
た第1のインバータとを有し、前記第2の駆動回路が、
前記第1のN型MOSトランジスタのゲート端と電源と
の間に配置された第5のN型MOSトランジスタと、入
力端が前記内部信号線に接続され、出力端が前記第5の
N型MOSトランジスタのゲート端に接続された第2の
インバータとを有するのが好ましい。
【0025】また、前記第3のP型MOSトランジスタ
のゲート端をグランドに接続する代わりに、少なくとも
前記第3のP型MOSトランジスタのソース端またはド
レイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイアス効果分
の電圧とを加えた電位よりも高い時にグランド電位を出
力する内部信号線に接続し、前記第3のN型MOSトラ
ンジスタのゲート端をグランドに接続する代わりに、少
なくとも前記第3のN型MOSトランジスタのソース端
またはドレイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイア
ス効果分の電圧とを加えた電位よりも低い時に電源電位
を出力する内部信号線に接続するのが好ましい。
【0026】また、本発明は、ソース端が電源に接続さ
れ、ドレイン端が短絡されて出力パッドに接続された第
1のP型MOSトランジスタおよび少なくとも1つの第
2のP型MOSトランジスタと、これら第1および第2
のP型MOSトランジスタのゲート端間に配置され、ゲ
ート端がグランドに接続された第3のP型MOSトラン
ジスタと、ゲート端が内部信号線に接続され、ソース端
が電源に接続され、ドレイン端が前記第1または第2の
P型MOSトランジスタのゲート端の内の1つに接続さ
れた第4のP型MOSトランジスタと、入力端が前記内
部信号線に接続され、出力端が前記第1のP型MOSト
ランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号線の電
位に応じて前記第1のP型MOSトランジスタのゲート
端を駆動する駆動回路と、前記第2のP型MOSトラン
ジスタのゲート端に各々接続され、前記第2のP型MO
Sトランジスタのゲート端の電位をグランド電位まで各
々ディスチャージする電位補正回路とを備えることを特
徴とする出力バッファ回路を提供するものである。
【0027】ここで、上記出力バッファ回路であって、
前記駆動回路が、ゲート端が前記内部信号線に接続さ
れ、ソース端がグランドに接続され、ドレイン端が前記
第1のP型MOSトランジスタのゲート端に接続された
N型MOSトランジスタであるのが好ましい。
【0028】また、上記出力バッファ回路であって、さ
らに、前記第1のP型MOSトランジスタのゲート端に
接続され、前記第1のP型MOSトランジスタのゲート
端の電位をグランド電位までディスチャージする電位補
正回路を備え、前記駆動回路が、前記第1のP型MOS
トランジスタのゲート端とグランドとの間に配置された
第5のP型MOSトランジスタと、入力端が前記内部信
号線に接続され、出力端が前記第5のP型MOSトラン
ジスタのゲート端に接続されたインバータとを有するの
が好ましい。
【0029】また、前記第3のP型MOSトランジスタ
のゲート端をグランドに接続する代わりに、少なくとも
前記第3のP型MOSトランジスタのソース端またはド
レイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイアス効果分
の電圧とを加えた電位よりも高い時にグランド電位を出
力する内部信号線に接続するのが好ましい。
【0030】また、本発明は、ソース端がグランドに接
続され、ドレイン端が短絡されて出力パッドに接続され
た第1のN型MOSトランジスタおよび少なくとも1つ
の第2のN型MOSトランジスタと、これら第1および
第2のN型MOSトランジスタのゲート端間に配置さ
れ、ゲート端が電源に接続された第3のN型MOSトラ
ンジスタと、ゲート端が内部信号線に接続され、ソース
端がグランドに接続され、ドレイン端が前記第1または
第2のN型MOSトランジスタのゲート端の内の1つに
接続された第4のN型MOSトランジスタと、入力端が
前記内部信号線に接続され、出力端が前記第1のN型M
OSトランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号
線の電位に応じて前記第1のN型MOSトランジスタの
ゲート端を駆動する駆動回路と、前記第2のN型MOS
トランジスタのゲート端に各々接続され、前記第2のN
型MOSトランジスタのゲート端の電位を電源電位まで
各々チャージアップする電位補正回路とを備えることを
特徴とする出力バッファ回路を提供するものである。
【0031】ここで、上記出力バッファ回路であって、
前記駆動回路が、ゲート端が前記内部信号線に接続さ
れ、ソース端が電源に接続され、ドレイン端が前記第1
のN型MOSトランジスタのゲート端に接続されたP型
MOSトランジスタであるのが好ましい。
【0032】また、上記出力バッファ回路であって、さ
らに、前記第1のN型MOSトランジスタのゲート端に
接続され、前記第1のN型MOSトランジスタのゲート
端の電位を電源電位までチャージアップする電位補正回
路を備え、前記駆動回路が、前記第1のN型MOSトラ
ンジスタのゲート端と電源との間に配置された第5のN
型MOSトランジスタと、入力端が前記内部信号線に接
続され、出力端が前記第5のN型MOSトランジスタの
ゲート端に接続されたインバータとを有するのが好まし
い。
【0033】また、前記第3のN型MOSトランジスタ
のゲート端をグランドに接続する代わりに、少なくとも
前記第3のN型MOSトランジスタのソース端またはド
レイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイアス効果分
の電圧とを加えた電位よりも低い時に電源電位を出力す
る内部信号線に接続するのが好ましい。
【0034】また、上記各出力バッファ回路において、
前記電位補正回路は、各々対応するゲート端の電位が所
定電位に到達したことを検出して電位補正をかけるもの
である、もしくは、前記内部信号線の電位を検出してか
ら、所定時間後に各々対応するゲート端に電位補正をか
けるものであるのが好ましい。
【0035】また、前記第3のP型MOSトランジスタ
のゲート端をグランドに接続する代わりに、少なくとも
前記第3のP型MOSトランジスタのソース端またはド
レイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイアス効果分
の電圧とを加えた電位よりも高い時にグランド電位を出
力する内部信号線に接続し、前記第3のN型MOSトラ
ンジスタのゲート端をグランドに接続する代わりに、少
なくとも前記第3のN型MOSトランジスタのソース端
またはドレイン端の電位が、しきい値電圧と基板バイア
ス効果分の電圧とを加えた電位よりも低い時に電源電位
を出力する内部信号線に接続するのが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の出力バッファ回路を詳細に説
明する。図1は、本発明の出力バッファ回路の第1の実
施例の構成回路図である。図示例の出力バッファ回路1
0は、内部信号線32の状態に応じて、出力パッド34
を排他的にチャージアップおよびディスチャージするチ
ャージアップ回路12およびディスチャージ回路14を
有する。
【0037】図示例の出力バッファ回路10において、
まず、チャージアップ回路12は、内部信号線32のレ
ベルを反転出力するインバータ16a、電流制限および
電圧制限のトランジスタであるP型MOSトランジスタ
(以下、PMOSという)18a、チャージアップ用の
トランジスタであるPMOS20a、ロウレベル補正回
路(以下、L補正回路という)22a、2つに分割され
た出力最終段のトランジスタであるPMOS24a,2
6aを有する。
【0038】これに対して、ディスチャージ回路14
は、内部信号線32のレベルを反転出力するインバータ
16b、電流制限および電圧制限のトランジスタである
N型MOSトランジスタ(以下、NMOSという)18
b、ディスチャージ用のトランジスタであるNMOS2
0b、ハイレベル補正回路(以下、H補正回路という)
22b、2つに分割された出力最終段のトランジスタで
あるNMOS24b,26bを有する。
【0039】ここで、内部信号線32は、インバータ1
6a,16bの入力端、PMOS20aおよびNMOS
20bのゲート端に入力されている。また、インバータ
16aの出力端は、PMOS24aのゲート端およびP
MOS18aのドレイン端に入力され、同様に、インバ
ータ16bの出力端は、NMOS24bのゲート端およ
びNMOS18bのドレイン端に入力され、PMOS1
8aおよびNMOS18bのゲート端はそれぞれグラン
ドおよび電源に接続されている。
【0040】また、PMOS20aおよびNMOS20
bのソース端は、それぞれ電源およびグランドに接続さ
れ、そのドレイン端は、それぞれPMOS18aおよび
NMOS18bのソース端と短絡されて、それぞれPM
OS26aおよびNMOS26bのゲート端に入力され
ている。また、PMOS24a,26aおよびNMOS
24b,26bのソース端はそれぞれ電源およびグラン
ドに接続され、そのドレイン端は短絡されて出力パッド
34に接続されている。
【0041】また、L補正回路22aは、PMOS26
aのゲート端のロウレベルの電位を補正するもので、図
示例においては、NMOS28aおよびインバータ30
aを有する。インバータ30aの入力端はPMOS26
aのゲート端に接続され、その出力端はNMOS28a
のゲート端に入力されている。また、NMOS28aの
ソース端はグランドに接続され、そのドレイン端はPM
OS26aのゲート端に接続されている。
【0042】これに対し、H補正回路22bは、NMO
S26bのゲート端のハイレベルの電位を補正するもの
で、図示例においては、PMOS28bおよびインバー
タ30bを有する。インバータ30bの入力端はNMO
S26bのゲート端に接続され、その出力端はNMOS
28bのゲート端に入力されている。また、PMOS2
8bのソース端は電源に接続され、そのドレイン端はN
MOS26bのゲート端に接続されている。
【0043】次に、図2に示すグラフを参照しながら、
本発明の第1の実施例の出力バッファ回路10の動作に
ついて説明する。図2は、本発明の出力バッファ回路の
動作を表す一実施例のグラフである。ここで、同図
(a)は、出力最終段のトランジスタであるPMOS2
6aのゲート端の電位を表し、同図(b)は、出力パッ
ド34の電位を表す。なお、図中縦軸は電位(V)を示
し、横軸は時間(t)を示す。
【0044】この出力バッファ回路10において、ま
ず、内部信号線32がロウレベルの時、インバータ16
a,16bの出力端はいずれもハイレベルであり、PM
OS20aはオン状態、NMOS20bはオフ状態であ
る。
【0045】この時、チャージアップ回路12におい
て、PMOS24a,26aのゲート端は、各々インバ
ータ16aおよびPMOS20aによってチャージアッ
プされている。従って、PMOS18aはオン状態であ
る。また、L補正回路22aのインバータ30aの出力
端は、PMOS26aのゲート端の電位が反転されてロ
ウレベルであるため、NMOS28aはオフ状態であ
り、PMOS24a,26aはいずれもオフ状態であ
る。
【0046】一方、ディスチャージ回路14において、
NMOS24b,26bのゲート端は、各々インバータ
16bおよびH補正回路22bのPMOS28bによっ
てチャージアップされている。すなわち、NMOS18
bはオフ状態であり、H補正回路22bのインバータ3
0bの出力端は、NMOS26bのゲート端の電位が反
転されてロウレベルであるため、PMOS28bはオン
状態であり、NMOS24b,26bはいずれもオン状
態である。
【0047】このように、内部信号線32がロウレベル
の時、PMOS24a,26aおよびNMOS24b,
26bのゲート端はいずれもハイレベルであり、PMO
S24a,26aはオフ状態、NMOS24b,26b
はオン状態、出力パッド34は、NMOS24b,26
bによってディスチャージされてロウレベルである。ま
た、PMOS18aはオン状態、NMOS18bはオフ
状態であり、L補正回路22aはオフ状態、H補正回路
22bはオン状態である。
【0048】続いて、内部信号線32がロウレベルから
ハイレベルに変化した時、インバータ16a,16bの
出力端はいずれもロウレベルとなり、PMOS20aは
オフ状態、NMOS20bはオン状態となる。
【0049】この時、チャージアップ回路12において
は、まず、インバータ16aによって、PMOS24a
のゲート端がディスチャージされ、PMOS18aの抵
抗成分(R)と寄生容量成分(C)とのRC遅延による
遅延時間の後、PMOS26aのゲート端が、既にオン
状態であるPMOS18aを介してディスチャージされ
る(電流制限)。これにより、PMOS24a,26a
は、そのゲート端がディスチャージされるとともに次第
にオン状態となる。
【0050】続いて、PMOS18aは、PMOS26
aのゲート端がディスチャージされ、(しきい値電圧+
基板バイアス効果分の電圧)に近づくとともに次第にオ
フ状態となる(電圧制限)。従って、PMOS26aの
ゲート端は、(しきい値電圧+基板バイアス効果分の電
圧)付近でディスチャージがほぼ停止され、PMOS2
6aが完全にオン状態とはなっていないため、この時点
におけるPMOS26aの駆動能力は制限される。
【0051】また、PMOS26aのゲート端の電位
は、L補正回路22aのインバータ30aによって反転
され、NMOS28aのゲート端に入力されている。N
MOS28aは、PMOS26aのゲート端がディスチ
ャージされ、(しきい値電圧+基板バイアス効果分の電
圧)に近づき所定の電位に達しインバータ30aがそれ
を検出した時点でオン状態になる。これにより、PMO
S26aのゲート端は、L補正回路22aのNMOS2
8aを介してグランド電位までディスチャージされる。
【0052】ここで、図6に示す出力バッファ回路52
では、抵抗素子となるNMOS54aのオン抵抗を大き
くする必要があり、その電流駆動能力が小さくなるた
め、また、内部信号線32がロウレベルからハイレベル
に変化した時、最初NMOS54aはオフ状態であり、
そのソース端の電位が(しきい値電圧+基板バイアス効
果分の電圧)を越えてディスチャージされた後にオン状
態となるため、PMOS26aのゲート端は一定遅延後
緩やかにグランド電位までディスチャージされる。
【0053】これに対し、出力バッファ回路10では、
出力バッファ回路52と同じ電流のスルーレートを実現
する場合、電圧制限の作用のためにPMOS18aのオ
ン抵抗を大きくする必要がなく、電流駆動能力を大きく
することができるため、また、内部信号線32がロウレ
ベルからハイレベルに変化した時、PMOS18aは既
にオン状態であるため、PMOS26aのゲート端は、
インバータ16aにより、PMOS18aを介して高速
にディスチャージされる。
【0054】従って、図2(a)のグラフに示すよう
に、内部信号線32がロウレベルからハイレベルに変化
した時、PMOS26aのゲート端は、(しきい値電圧
+基板バイアス効果分の電圧)までは、インバータ16
aにより、PMOS18aを介して高速にディスチャー
ジされ、この時点でインバータ16aによるディスチャ
ージがほぼ停止された後、L補正回路22aのNMOS
28aによってグランド電位まで適度に高速にディスチ
ャージされる。
【0055】このように、本発明の出力バッファ回路1
0では、上述するPMOS18aの電流制限と電圧制限
の両方の作用によって、出力最終段のトランジスタであ
るPMOS24a,26aを必要以上に多分割化する必
要がなく、なおかつ、PMOS18aによる抵抗成分を
増大する必要がないため、トランジスタのゲート幅
(W)を極端に短くしたり、ゲート長(L)を極端に長
くする必要もなくなり、レイアウトを含めた回路設計が
容易となる。
【0056】また、図2(b)のグラフに示すように、
出力パッド34は、PMOS26aのゲート端の電位
が、(しきい値電圧+基板バイアス効果分の電圧)にな
るまでは高速にディスチャージされるため、出力パッド
34がロウレベルからハイレベルに立ち上がる(動作を
開始する)タイミングが時間的に早くなる。従って、出
力バッファ回路10による遅延時間を増大することな
く、ノイズの発生を効果的に抑制することができる。
【0057】一方、ディスチャージ回路14において
は、内部信号線32がロウレベルからハイレベルに変化
した時、NMOS24b,26bのゲート端が、各々イ
ンバータ16bおよびNMOS20bによってディスチ
ャージされる。従って、PMOS18bはオン状態とな
る。また、H補正回路22bのインバータ30bの出力
端はハイレベル、PMOS28bはオフ状態となり、P
MOS24b,26bはいずれもオフ状態となる。
【0058】このように、内部信号線32がロウレベル
からハイレベルに変化した時、PMOS24a,26a
およびNMOS24b,26bのゲート端はいずれもロ
ウレベルとなり、PMOS24a,26aはオン状態、
NMOS24b,26bはオフ状態、出力パッド34
は、PMOS24a,26aによってチャージアップさ
れてハイレベルとなる。また、PMOS18aはオフ状
態、NMOS18bはオン状態、L補正回路22aはオ
ン状態、H補正回路22bはオフ状態となる。
【0059】続いて、内部信号線32がハイレベルから
ロウレベルに変化した時、インバータ16a,16bの
出力端はいずれもハイレベルとなり、PMOS20aは
オン状態、NMOS20bはオフ状態となる。この場
合、基本的に、PMOSとNMOS、チャージアップと
ディスチャージ、オンとオフが反対になるだけで、上述
するように、内部信号線32がロウレベルからハイレベ
ルに変化した時と全く同じように動作するため、その動
作説明については省略する。
【0060】なお、チャージアップ用のPMOS20a
およびディスチャージ用のNMOS20bは、各々出力
最終段のトランジスタであるPMOS24a,26aお
よびNMOS24b,26bのオフ動作を高速にするた
めのものである。これらのPMOS20aおよびNMO
S20bがなくても機能上問題はないが、必要に応じて
適宜備えるのが好ましい。また、インバータ16a,1
6bを、1つのインバータで構成するようにしてもよ
い。
【0061】本発明の第1の実施例の出力バッファ回路
10は、基本的に以上のようなものである。続いて、図
3に示す構成回路図を参照しながら、本発明の第2の実
施例の出力バッファ回路について説明する。ここで、図
3(a)および(b)は、各々出力最終段のトランジス
タがオープンソース型およびオープンドレイン型の本発
明の出力バッファ回路の一例を示す。
【0062】まず、同図(a)に示す出力バッファ回路
36は、図1に示す出力バッファ回路10と比べて、デ
ィスチャージ回路14がない点、チャージアップ回路1
2のインバータ16aの代わりにNMOS38aを用い
ている点の2つが相違するだけである。ここで、NMO
S38aのソース端はグランドに接続され、そのゲート
端は内部信号線32に接続され、そのドレイン端は、P
MOS24aのゲート端に接続されている。
【0063】この出力バッファ回路36において、内部
信号線32がロウレベルからハイレベルに変化した時
は、図1に示す出力バッファ回路10のチャージアップ
回路12と全く同じように動作する。すなわち、NMO
S38aはオン状態、PMOS24a,26aはオン状
態となり、出力パッド34は、PMOS24a,26a
によってチャージアップされてハイレベルとなる。ま
た、PMOS18aはオフ状態、L補正回路22aはオ
ン状態となる。
【0064】続いて、内部信号線32がハイレベルから
ロウレベルに変化した時、PMOS20aはオン状態、
NMOS38aはオフ状態となる。この時、PMOS2
0aによって、PMOS26aのゲート端がチャージア
ップされ、L補正回路22aのNMOS28aは、PM
OS26aのゲート端がチャージアップされて、(しき
い値電圧+基板バイアス効果分の電圧)に近づくととも
に次第にオフ状態となる。
【0065】一方、PMOS18aは、PMOS26a
のゲート端がチャージアップされ、(しきい値電圧+基
板バイアス効果分の電圧)に近づくとともに次第にオン
状態となり、PMOS18aの抵抗成分(R)と寄生容
量成分(C)とのRC遅延による遅延時間の後、PMO
S24aのゲート端が、オン状態のPMOS18aを介
してチャージアップされ、PMOS26a,24aの順
番で次第にオフ状態になる。
【0066】また、同図(b)に示す出力バッファ回路
42は、図1に示す出力バッファ回路10と比べて、チ
ャージアップ回路12がない点、ディスチャージ回路1
4のインバータ16bの代わりにPMOS38bを用い
ている点の2つが相違するだけである。ここで、PMO
S38bのソース端は電源に接続され、そのゲート端は
内部信号線32に接続され、そのドレイン端は、NMO
S24bのゲート端に接続されている。
【0067】この出力バッファ回路42は、基本的に、
PMOSとNMOS、チャージアップとディスチャー
ジ、オンとオフが反対になるだけで、図3(a)に示す
出力バッファ回路36と全く同じように動作する。
【0068】このように、出力バッファ回路36,42
においては、出力最終段のトランジスタであるPMOS
24a,26aやNMOS24b,26bがオンする時
はもちろん、オフする時にも急激にオフ状態とせずに、
タイミングをずらして徐々にオフ状態とすることによっ
て、出力パッド34の電位が終端抵抗40a,40bに
より決定される所定の電位に終端される時のノイズの発
生を効果的に抑制することができる。
【0069】なお、本発明は図示例のものだけに限定さ
れず、例えば出力最終段のトランジスタであるPMOS
24a,26aがオフする時に、出力パッド34が終端
抵抗40aによってグランド電位に終端されるのを補助
したり、同じように、NMOS24b,26bがオフす
る時に、出力パッド34が終端抵抗40bによって電源
電位に終端されるのを補助するいわゆるアクティブネゲ
ーション(Active Negation )回路を有するものにも適
用可能である。
【0070】また、図示例では、インバータ16aおよ
び16bの代わりに、各々NMOS38aおよびPMO
S38bを用い、チャージアップ用のPMOS20aお
よびディスチャージ用のNMOS20bを設けている
が、これに限定されず、例えばNMOS38aおよびP
MOS38bの代わりに、各々インバータ16aおよび
16bを用い、チャージアップ用のPMOS20aおよ
びディスチャージ用のNMOS20bを設けないように
してもよい。
【0071】本発明の第2の実施例の出力バッファ回路
36,42は、基本的に以上のようなものである。続い
て、図4に示す構成回路図を参照しながら、本発明の第
3の実施例の出力バッファ回路について説明する。ここ
で、図4(a)および(b)は、各々L補正回路22a
およびH補正回路22bの別の例を示す。
【0072】図4(a)および(b)に示すL補正回路
22aおよびH補正回路22bは、各々図1に示す出力
バッファ回路10のL補正回路22aおよびH補正回路
22bと比べて、インバータ30aおよび30bの代わ
りに遅延回路44aおよび44bを用いている点が相違
するだけである。ここで、遅延回路44aおよび44b
の入力端は内部信号線32に接続され、その出力端は、
各々NMOS28aおよびPMOS28bのゲート端に
接続されている。
【0073】例えば、図1に示す出力バッファ回路10
のL補正回路22aおよびH補正回路22bは、出力最
終段のトランジスタのゲート端の電位を検出して、一定
の電位に到達した時点で電位補正を行っているが、図4
に示すL補正回路22aおよびH補正回路22bは、内
部信号線32の電位を検出してから、出力最終段のトラ
ンジスタのゲート端の電位が一定の電位に到達したと思
われる一定時間後に電位補正を行う。
【0074】なお、遅延回路44a,44bは、ゲート
遅延等を用いて構成することができる。また、図4に示
すL補正回路22aおよびH補正回路22bは、図1や
図3に示す出力バッファ回路10,36,42に限ら
ず、本発明を適用する全ての出力バッファ回路に適用可
能である。また、本発明の出力バッファ回路で用いるL
補正回路およびH補正回路の具体的な回路構成は図示例
のものに限定されず、適宜変更が可能である。
【0075】本発明の第3の実施例の出力バッファ回路
は、基本的に以上のようなものである。続いて、図5に
示す構成回路図を参照しながら、本発明の第4の実施例
の出力バッファ回路について説明する。ここで、図5
(a)および(b)は、各々チャージアップ回路12お
よびディスチャージ回路14の別の例を示す。
【0076】まず、図5(a)に示すチャージアップ回
路12は、図1に示す出力バッファ回路10のチャージ
アップ回路12と比べて、インバータ16aの代わり
に、インバータ48aおよびPMOS18aに相当する
PMOS46aを用いている点、PMOS24aのゲー
ト端にも、L補正回路22aに相当するL補正回路50
aを有する点の2つが相違するだけである。
【0077】ここで、インバータ48aの入力端は内部
信号線32に接続され、その出力端はPMOS46aの
ゲート端に接続されている。また、PMOS46aのド
レイン端はグランドに接続され、そのソース端はPMO
S24aのゲート端に接続されている。また、PMOS
24aのゲート端にはL補正回路50aが接続されてい
る。
【0078】このチャージアップ回路12において、内
部信号線32がロウレベルからハイレベルに変化した
時、PMOS20aはオフ状態となり、インバータ48
aを介してPMOS46aはオン状態となる。
【0079】まず、PMOS46aによって、PMOS
24aのゲート端がディスチャージされ、PMOS18
aの抵抗成分(R)と寄生容量成分(C)とのRC遅延
による遅延時間の後、PMOS26aのゲート端が、既
にオン状態であるPMOS18aを介してディスチャー
ジされる。これにより、PMOS24a,26aは、そ
のゲート端がこの順番でディスチャージされ、ディスチ
ャージされるとともに次第にオン状態となる。
【0080】PMOS46aは、PMOS24aのゲー
ト端がディスチャージされ、しきい値電圧に近づくとと
もに次第にオフ状態となる。従って、PMOS24aの
ゲート端は、PMOS46aのしきい値電圧付近でPM
OS46aによるディスチャージが停止された後、L補
正回路50aによってグランド電位までディスチャージ
される。なお、これ以後の動作は、図1に示すチャージ
アップ回路12の動作と同じである。
【0081】また、内部信号線32がハイレベルからロ
ウレベルに変化した時、PMOS20aはオン状態、P
MOS46aはオフ状態となる。この時の動作は、基本
的に、図3(a)に示す出力バッファ回路36の動作と
同じである。すなわち、PMOS20aによって、PM
OS26aのゲート端がチャージアップされ、PMOS
18aを介して、PMOS24aのゲート端もチャージ
アップされ、PMOS26a,24aの順番で次第にオ
フ状態となる。
【0082】また、図5(b)に示すディスチャージ回
路14は、図1に示す出力バッファ回路10のディスチ
ャージ回路14と比べて、インバータ16bの代わり
に、インバータ48bおよびNMOS18bに相当する
NMOS46bを用いている点、NMOS24bのゲー
ト端にも、H補正回路22bに相当するH補正回路50
bを有する点の2つが相違するだけである。
【0083】ここで、インバータ48bの入力端は内部
信号線32に接続され、その出力端はNMOS46bの
ゲート端に接続されている。また、NMOS46bのド
レイン端は電源に接続され、そのソース端はNMOS2
4bのゲート端に接続されている。また、NMOS24
bのゲート端にはH補正回路50bが接続されている。
【0084】このディスチャージ回路14は、基本的
に、PMOSとNMOS、チャージアップとディスチャ
ージ、オンとオフが反対になるだけで、図5(a)に示
すチャージアップ回路12と全く同じように動作する。
この実施例で示すように、本発明の出力バッファ回路に
おいては、出力最終段のトランジスタであるPMOS2
4a,NMOS24bのゲート端についても、電流制限
および電圧制限を行うようにしてもよい。
【0085】なお、図5に示すチャージアップ回路12
およびディスチャージ回路14は、図1や図3に示す出
力バッファ回路10,36,42に限らず、本発明を適
用する全ての出力バッファ回路に適用可能である。
【0086】本発明の第4の実施例の出力バッファ回路
は、基本的に以上のようなものである。なお、PMOS
18a,38b,46aやNMOS18b,38a,4
6b、インバータ16a,16b等のトランジスタサイ
ズを変更して、その駆動能力を適宜選択することによ
り、2つ以上に分割された出力最終段のトランジスタの
スイッチングのタイミングのずれを適宜調整するのが好
ましい。また、本発明は図示例だけに限定されず、回路
構成は必要に応じて適宜変更してもよい。
【0087】例えば、出力最終段のトランジスタである
PMOSやNMOSは各々2つ以上に分割していればよ
く、PMOSとNMOSの分割数は同一個数である必要
はない。また、PMOS18aおよびNMOS18bの
ゲート端は、必ずしもグランドおよび電源に直接接続す
る必要はなく、例えば間に抵抗を介して接続したり、あ
るいは、必要に応じてグランド電位および電源電位を出
力する信号線に各々接続するようにしてもよい。
【0088】以上、本発明の出力バッファ回路について
詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や
変更をしてもよいのはもちろんである。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の出力
バッファ回路は、出力最終段のトランジスタがオンする
時に、駆動回路によって、出力最終段の1つのトランジ
スタのゲート端を駆動するとともに、電流電圧制限のト
ランジスタを介して、出力最終段の残りのトランジスタ
のゲート端を駆動するものである。これにより、(しき
い値電圧+基板バイアス効果分の電圧)までは、駆動回
路によって、出力最終段のトランジスタのゲート端が電
流電圧制限のトランジスタを介して高速に駆動され、こ
の時点で駆動回路による駆動が停止された後、電位補正
回路によって、グランド電位または電源電位まで適度に
高速に駆動される。また、オープンソース型やオープン
ドレイン型の出力バッファ回路においては、出力最終段
のトランジスタがオンする時の動作は通常の出力バッフ
ァ回路の場合と同じであるが、出力最終段のトランジス
タがオフする時、チャージアップまたはディスチャージ
用のトランジスタによって、出力最終段の1つのトラン
ジスタのゲート端を駆動するとともに、電流電圧制限の
トランジスタを介して、出力最終段の残りのトランジス
タのゲート端を駆動するものである。これにより、電流
電圧制限のトランジスタの抵抗成分と寄生容量成分との
RC遅延による遅延時間の後、出力最終段のトランジス
タのゲート端が、電流電圧制限のトランジスタを介して
駆動され、出力最終段のトランジスタが次第にオフ状態
になる。本発明の出力バッファ回路によれば、電流電圧
制限のトランジスタの作用によって、出力最終段のトラ
ンジスタを必要以上に多分割化する必要がなく、電流電
圧制限のトランジスタの抵抗値を大きくする必要もない
ため、レイアウト面積を増大させることがないし、レイ
アウトを含めた回路設計が容易となる。また、本発明の
出力バッファ回路によれば、電流電圧制限のトランジス
タを用いたことによって、出力最終段のトランジスタが
動作を開始するタイミングが時間的に早くなるため、出
力バッファ回路による遅延時間を増大することなく、ノ
イズの発生を効果的に抑制することができる。また、本
発明の出力バッファ回路によれば、オープンドレイン型
やオープンソース型の出力バッファ回路においても、電
流のスルーレートを制御してノイズの発生を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の出力バッファ回路の第1の実施例の
構成回路図である。
【図2】 (a)および(b)は、ともに本発明の第1
の実施例の出力バッファ回路の動作を表す一実施例のグ
ラフである。
【図3】 (a)および(b)は、いずれも本発明の出
力バッファ回路の第2の実施例の構成概念図である。
【図4】 (a)および(b)は、ともに本発明の出力
バッファ回路の第3の実施例の部分的な構成概念図であ
る。
【図5】 (a)および(b)は、ともに本発明の出力
バッファ回路の第4の実施例の構成概念図である。
【図6】 従来の出力バッファ回路の一例の構成概念図
である。
【図7】 (a)および(b)は、ともに従来の出力バ
ッファ回路の動作を表す一例のグラフである。
【符号の説明】
10,36,42,52 出力バッファ回路 12 チャージアップ回路 14 ディスチャージ回路 16a,16b,30a,30b48a,48b イン
バータ 18a,20a,24a,26a,28b,38b,4
6a,54b,56a,56b P型MOSトランジス
タ 18b,20b,24b,26b,28a,38a,4
6b,54a,58a,58b N型MOSトランジス
タ 22a,50a ロウレベル補正回路 22b,50b ハイレベル補正回路 32 内部信号線 34 出力パッド 40a,40b 終端抵抗 44a,44b 遅延回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソース端が電源に接続され、ドレイン端が
    短絡されて出力パッドに接続された第1のP型MOSト
    ランジスタおよび少なくとも1つの第2のP型MOSト
    ランジスタと、これら第1および第2のP型MOSトラ
    ンジスタのゲート端間に配置され、ゲート端がグランド
    に接続された第3のP型MOSトランジスタと、入力端
    が内部信号線に接続され、出力端が前記第1のP型MO
    Sトランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号線
    の電位に応じて前記第1のP型MOSトランジスタのゲ
    ート端を駆動する第1の駆動回路と、前記第2のP型M
    OSトランジスタのゲート端に各々接続され、前記第2
    のP型MOSトランジスタのゲート端の電位をグランド
    電位まで各々ディスチャージする第1の電位補正回路
    と、ソース端がグランドに接続され、ドレイン端が短絡
    されて前記出力パッドに接続された第1のN型MOSト
    ランジスタおよび少なくとも1つの第2のN型MOSト
    ランジスタと、これら第1および第2のN型MOSトラ
    ンジスタのゲート端間に配置され、ゲート端が電源に接
    続された第3のN型MOSトランジスタと、入力端が前
    記内部信号線に接続され、出力端が前記第1のN型MO
    Sトランジスタのゲート端に接続され、前記内部信号線
    の電位に応じて前記第1のN型MOSトランジスタのゲ
    ート端を駆動する第2の駆動回路と、前記第2のN型M
    OSトランジスタのゲート端に各々接続され、前記第2
    のN型MOSトランジスタのゲート端の電位を電源電位
    まで各々チャージアップする第2の電位補正回路とを備
    えることを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】ソース端が電源に接続され、ドレイン端が
    短絡されて出力パッドに接続された第1のP型MOSト
    ランジスタおよび少なくとも1つの第2のP型MOSト
    ランジスタと、これら第1および第2のP型MOSトラ
    ンジスタのゲート端間に配置され、ゲート端がグランド
    に接続された第3のP型MOSトランジスタと、ゲート
    端が内部信号線に接続され、ソース端が電源に接続さ
    れ、ドレイン端が前記第1または第2のP型MOSトラ
    ンジスタのゲート端の内の1つに接続された第4のP型
    MOSトランジスタと、入力端が前記内部信号線に接続
    され、出力端が前記第1のP型MOSトランジスタのゲ
    ート端に接続され、前記内部信号線の電位に応じて前記
    第1のP型MOSトランジスタのゲート端を駆動する駆
    動回路と、前記第2のP型MOSトランジスタのゲート
    端に各々接続され、前記第2のP型MOSトランジスタ
    のゲート端の電位をグランド電位まで各々ディスチャー
    ジする電位補正回路とを備えることを特徴とする出力バ
    ッファ回路。
  3. 【請求項3】ソース端がグランドに接続され、ドレイン
    端が短絡されて出力パッドに接続された第1のN型MO
    Sトランジスタおよび少なくとも1つの第2のN型MO
    Sトランジスタと、これら第1および第2のN型MOS
    トランジスタのゲート端間に配置され、ゲート端が電源
    に接続された第3のN型MOSトランジスタと、ゲート
    端が内部信号線に接続され、ソース端がグランドに接続
    され、ドレイン端が前記第1または第2のN型MOSト
    ランジスタのゲート端の内の1つに接続された第4のN
    型MOSトランジスタと、入力端が前記内部信号線に接
    続され、出力端が前記第1のN型MOSトランジスタの
    ゲート端に接続され、前記内部信号線の電位に応じて前
    記第1のN型MOSトランジスタのゲート端を駆動する
    駆動回路と、前記第2のN型MOSトランジスタのゲー
    ト端に各々接続され、前記第2のN型MOSトランジス
    タのゲート端の電位を電源電位まで各々チャージアップ
    する電位補正回路とを備えることを特徴とする出力バッ
    ファ回路。
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