JPH11191218A - 光ディスク記録装置、光ディスク記録方法及び光ディスク - Google Patents

光ディスク記録装置、光ディスク記録方法及び光ディスク

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JPH11191218A
JPH11191218A JP35878797A JP35878797A JPH11191218A JP H11191218 A JPH11191218 A JP H11191218A JP 35878797 A JP35878797 A JP 35878797A JP 35878797 A JP35878797 A JP 35878797A JP H11191218 A JPH11191218 A JP H11191218A
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pit
pits
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誠司 小林
Toshihiro Fujiki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光ディスク記録装置、光ディスク記
録方法及び光ディスクに関し、例えばコンパクトディス
クの作成装置、コンパクトディスク、コンパクトディス
クプレイヤーに適用して、ピット列等による主のデータ
列の再生には何ら影響を与えないで、この主のデータ列
を再生する光ピックアップにより再生可能に、かつ違法
コピーによってはコピーすることが困難に、副のデータ
列を記録する。 【解決手段】エッジの位置情報に影響を与えないタイミ
ングで、ピット、マーク等の反射膜を局所的に変化させ
て副のデータ列EDを記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記録装
置、光ディスク記録方法及び光ディスクに関し、例えば
コンパクトディスクの作成装置、コンパクトディスク、
コンパクトディスクプレイヤーに適用することができ
る。本発明は、エッジの位置情報に影響を与えないタイ
ミングで、ピット、マーク等の反射膜を局所的に変化さ
せることにより、ピット列等による主のデータ列の再生
には何ら影響を与えないで、この主のデータ列を再生す
る光ピックアップにより再生可能に、かつ違法コピーに
よってはコピーすることが困難に、副のデータ列を記録
することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクは、記録に供
するデータ列をデータ処理した後、EFM変調(Eight
to Fourteen Modu1ation)することにより、所定の基本
周期Tに対して周期3T〜11Tのピット列が形成さ
れ、これによりオーディオデータ等が記録されるように
なされている。
【0003】これに対して内周側のリードインエリアに
は、管理用データの記録領域が形成され、この記録領域
に記録されたTOC(Table Of Contents )により、所
望の演奏等を選択的に再生できるようになされている。
【0004】このようにして種々のデータが記録される
コンパクトディスクは、リードインエリアの内周側に、
メーカー、製造所及びディスク番号等を示す符号が刻印
され、これによりコンパクトディスクの履歴等を目視に
より確認できるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような刻
印においては、コンパクトディスクの履歴を確認できる
ことにより、この刻印の有無により違法コピーを識別で
きると考えられる。ところがこの刻印は、目視による確
認を目的とすることにより、コンパクトディスクプレイ
ヤーの光ピックアップによっては再生することが困難な
欠点がある。これにより刻印により違法コピーを識別す
る場合には、結局、刻印を再生する為に専用の再生機構
が別途必要になる。
【0006】また、これらの方法によって記録される符
号は、通常のピットと同じ方法で記録されることによ
り、コンパクトディスクの保護膜及びアルミ反射膜を剥
離してスタンパを作成することにより複製可能で、これ
により違法にコピーされる問題があった。
【0007】これらにより、ピット列によるオーディオ
データの再生には何ら影響を与えないで、オーディオデ
ータを再生する光ピックアップによって再生可能に、か
つ違法コピーによってはコピーすることが困難に、副の
情報を記録することができれば、この第2の情報を利用
して違法コピーを排除できると考えられる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ピット列等によるデータの再生には何ら影響を与え
ないで、このピット列等によるデータを再生する光ピッ
クアップにより再生可能に、かつ違法コピーによっては
コピーすることが困難に、副のデータ列を記録すること
ができる光ディスク記録装置、光ディスク記録方法、こ
れらにより作成された光ディスクを提案しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスク記録装置及び光ディス
ク記録方法において、所定長さ以上のピット及び又はラ
ンド、若しくはマーク及び又はスペースについて、副の
データ列に基づいてピット又はマークのエッジより所定
距離だけ離間した箇所で、局所的に情報記録面の反射率
を変化させて、副のデータ列を記録する。
【0010】また光ディスクにおいて、所定長さ以上の
ピット及び又はランド、若しくはマーク及び又はスペー
スについて、ピット又はマークのエッジより所定距離だ
け離間した箇所で、局所的に情報記録面の反射率が変化
して副のデータ列が記録されてなるようにする。
【0011】所定長さ以上のピット及び又はランド、若
しくはマーク及び又はスペースについて、エッジより所
定距離だけ離間した箇所で、局所的に情報記録面の反射
率を変化させた場合、このエッジのタイミングには何ら
影響を与えることなく、局所的に反射率を変化させるこ
とができる。これによりこの反射率の変化により副のデ
ータ列を記録して、ピット列等による主のデータの再生
には何ら影響を与えないで副のデータ列を記録すること
ができる。またこのようにした反射率の変化は、戻り光
の光量変化として現れることにより、ピット列等による
主のデータ列を再生する光ピックアップにより再生可能
に、副のデータ列を記録することができる。さらにこの
ようにして記録した副のデータ列においては、この副の
データ列を記録する記録系を有する装置によってのみコ
ピーすることができる。また反射膜を剥がしてスタンパ
を作成する手法によってはコピーすることが困難にな
る。これにより違法コピーによってはコピーすることが
困難に、副のデータ列を記録することができる。
【0012】これにより光ディスクにおいて、所定長さ
以上のピット及び又はランド、若しくはマーク及び又は
スペースについて、ピット又はマークのエッジより所定
距離だけ離間した箇所で、局所的に情報記録面の反射率
が変化して副のデータ列が記録されてなる場合には、コ
ピーを有効に排除することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、この実施の形態に係るコンパクトディスクのフ
ォーマットをこのコンパクトディスクの断面構造と共に
示すタイムチャートである。このコンパクトディスク1
は(図2(D))、通常のコンパクトディスクと同様に
スタンパーを用いたポリカーボネイト等の射出成形によ
り、ディスク基板2が作成される。ここでディスク基板
2は、この射出成形において、ピット及びランドに対応
した微細な凹凸形状が情報記録面側に形成される。さら
にコンパクトディスク1は、矢印aにより部分的に拡大
して示すように(図2(E))、例えば蒸着により、こ
のディスク基板2の情報記録面側に、レーザービームを
反射する反射記録面3が形成され、続いて反射記録面3
を保護する保護膜4が形成される。
【0015】これによりコンパクトディスク1は、通常
のコンパクトディスクと同様に、ピット及びランドの繰
り返しによりオーディオ信号等を記録できるようになさ
れ、またディスク基板2を透過してレーザービームLを
反射記録面3に照射し、その戻り光を受光することによ
り、このようにして記録したオーディオ信号等を再生で
きるようになされている。
【0016】ここでこのようにして形成されるピット及
びランドの繰り返しは、通常のコンパクトディスクと同
様に、1秒当たりに75個のCDフレームが割り当てら
れ(図2(A))、各CDフレームにそれぞれ98個の
EFMフレームが割り当てられる(図2(B))。さら
に各EFMフレームは、588のチャンネルクロックに
分割され、そのうちの先頭の22チャンネルクロックに
フレームシンクが割り当てられる。ピット及びランド
は、この1チャンネルクロックの1周期を基本周期Tと
して、この基本周期の整数倍の長さにより繰り返され、
フレームシンクでは、それぞれ周期11Tにより作成さ
れるようになされているさらにこの実施の形態におい
て、反射記録面3は、CD−Rの情報記録面と同一の膜
構造により作成される。これによりコンパクトディスク
1は、所定光量以上によりレーザービームLを照射する
と、このレーザービーム照射位置における反射記録面3
の反射率が可逆的に変化するように構成され、またこの
反射率の変化を戻り光の光量変化により検出できるよう
になされている。
【0017】図1は、このコンパクトディスクの仕上げ
装置を示すブロック図である。コンパクトディスク1
は、この仕上げ装置10によりディスク識別符号が記録
されて出荷される。
【0018】すなわちこの仕上げ装置10において、ス
ピンドルモータ11は、サーボ回路12の制御により、
線速度一定の条件によりコンパクトディスク1を回転駆
動する。
【0019】光ピックアップ13は、コンパクトディス
ク1にレーザービームを照射すると共にその戻り光を受
光し、戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生
信号RFを出力する。このとき光ピックアップ13は、
APC(Automatic Power Control )回路14の制御に
より、所定のタイミングでレーザービームの光量を立ち
上げ、これによりコンパクトディスク1における反射記
録面3の反射率を局所的に変化させる。
【0020】増幅回路15は、この再生信号RFを所定
利得で増幅して出力する。2値化回路16は、増幅回路
15より出力される再生信号を所定の基準レベルにより
2値化し、2値化信号BDを出力する。PLL回路17
は、この2値化信号BDよりチャンネルクロックCKを
再生する。
【0021】同期パターン検出回路18は、2値化信号
BDに繰り返し現れるシンクパターンを検出する。すな
わち図2との対比により図3(A−1)〜(A−4)に
示すように、2値化信号BDは、コンパクトディスク1
に形成されたピット列に対応して信号レベルが切り換わ
り、各フレームの先頭に割り当てられたフレームシンク
において、周期11Tの期間、信号レベルが立ち上がっ
た後、続いて周期11Tの期間、信号レベルが立ち下が
る。同期パターン検出回路18は、多段接続したフリッ
プフロップ回路により、チャンネルクロックCKを基準
にして、2値化信号BDの連続する信号レベルを判定す
ることにより、このフレームシンクを検出する。さらに
このフレームシンクの検出結果より、各フレームの先
頭、1チャンネルクロックの期間Tの間、信号レベルが
立ち上がる同期パターン検出パルスSYを出力する(図
3(C))。
【0022】同期パターン予測回路19は、同期パター
ン検出パルスSYを基準にしてチャンネルクロックCK
をカウントするリングカウンタにより構成され、各フレ
ームの先頭、1チャンネルクロックの期間Tの間、信号
レベルが立ち上がるフレームパルスFPを出力する(図
3(C))。これにより同期パターン予測回路19は、
ディフェクト等により、同期パターン検出回路18にお
いてフレームシンクを正しく検出できない場合でも、各
フレームシンクを予測してフレームパルスFPを出力す
る。
【0023】ディスク識別符号発生回路20は、サブコ
ード検出回路20A及びリードオンリーメモリ(RO
M)20Bにより構成される。ここでサブコード検出回
路20Aは、2値化信号BDを復号することにより、2
値化信号BD中に含まれるサブコード情報を再生する。
さらにディスク識別符号発生回路20は、このサブコー
ド情報に含まれる分、秒、フレームによる時間情報か
ら、分(AMIN)、秒(ASEC)の時間情報を選択
的に出力する。
【0024】なおここで分(AMIN)、秒(ASE
C)の時間情報は、コンパクトディスク1の規格に定め
られたサブコード情報であり、コンパクトディスク1上
のデータの位置を示すものである。すなわち分(AMI
N)の時間情報は、コンパクトディスク1上に記録され
たデータを分単位で表したものであり、例えば0から7
4までの値を取ることができる。また秒(ASEC)の
時間情報は、分(AMIN)で定められる分単位の位置
を、さらに秒単位で細かく規定したものであり、0から
59までの値を取る。
【0025】リードオンリメモリ20Bは、ディスク識
別符号EDを保持し、サブコード検出回路20Aより出
力される分(AMIN)、秒(ASEC)の時間情報を
アドレスにして保持したデータを出力する。ここでディ
スク識別符号EDは、ディスク毎に固有なものとして設
定されるID情報、製造工場に係る情報、製造年月日、
コピー可/不可を制御する情報等により構成され、ディ
スク識別符号の始まりを表す同期信号、誤り訂正符号な
どが含まれる。リードオンリメモリ20Bは、ディスク
識別符号EDをビットデータにより保持し、分(AMI
N)、秒(ASEC)の時間情報による1のアドレスに
対して、1ビットのディスク識別符号EDを出力する。
これによりリードオンリメモリ20Bは、1秒当たり1
ビットのディスク識別符号EDを出力する。
【0026】変調回路21は、このディスク識別符号E
Dに応じて所定のタイミングでAPC回路14の制御信
号MXを立ち上げ、これによりレーザービームの光量を
瞬間的に立ち上げて、コンパクトディスク1の反射率を
局所的に変化させる。
【0027】すなわち図4に示すように、変調回路21
において、M系列発生回路23は、縦続接続された複数
のフリップフロップとイクスクルーシブオア回路とによ
り構成され、秒(ASEC)の時間情報の変化に対応す
るタイミングによりこれら複数のフリップフロップに初
期値をセットした後、セットした内容をフレームパルス
FPに同期して順次転送すると共に、所定の段間で帰還
することにより論理1と論理0が等確率で現れるM系列
の乱数データMSを生成する。これによりM系列信号M
Sは、ディスク識別符号EDの1ビットに対応する周期
で同一パターンを繰り返す疑似乱数の系列となる。
【0028】イクスクルーシブオア回路24は、M系列
信号MSとディスク識別符号EDを受け、この排他的論
理和信号を出力する。すなわちイクスクルーシブオア回
路24は、ディスク識別符号EDが論理0の場合、M系
列信号MSの論理レベルにより排他的論理和信号を出力
し、これとは逆にディスク識別符号EDが論理1の場
合、M系列信号MSの論理レベルを反転してなる排他的
論理和信号を出力する。これによりイクスクルーシブオ
ア回路24は、ディスク識別符号EDをM系列乱数によ
り変調することになる。
【0029】フリップフロップ22A〜22Pは、縦続
接続され、初段のフリップフロップ22Aにフレームパ
ルスFPが入力される。これらフリップフロップ22A
〜22Pは、このフレームパルスFPを順次チャンネル
クロックCKに同期して転送する。
【0030】オア回路25は、これらフリップフロップ
22A〜22Pのうち、5段目のフリップフロップ22
Eと、16段目でなる最終段のフリップフロップ22P
とから出力を受け、これらの論理和信号を出力する。こ
れによりオア回路25は、フレームシンクが開始して、
チャンネルクロックCKの5周期分の期間が経過する
と、1チャンネルクロック周期Tだけ信号レベルが立ち
上がり、またフレームシンクが開始して、チャンネルク
ロックCKの16周期分の期間が経過すると、1チャン
ネルクロック周期Tだけ信号レベルが立ち上がるパルス
信号WPを出力する。かくするにつき、このパルス信号
WPの信号レベルが立ち上がる期間は、シンクパターン
を形成する周期11Tのピットと、周期11Tのランド
との各中央の1チャンネルクロック周期Tであり、それ
ぞれピット及びランドの両エッジより充分な距離だけ離
間した位置に対応する。
【0031】アンド回路26は、イクスクルーシブオア
回路24より出力される排他的論理和信号と、このパル
ス信号WPとの論理積信号をAPC回路14の光量制御
信号MXとして出力する(図3(D))。
【0032】APC回路14(図1)は、この光量制御
信号MXに応じて、レーザービームの光量を再生時の光
量から記録時の光量に切り換える。ここで記録時の光量
とは、コンパクトディスク1の反射記録面の反射率を変
化させるに充分な光量である。
【0033】システム制御回路28は、この仕上げ装置
10全体の動作を制御するコンピュータにより構成さ
れ、サブコード検出回路20Aで検出されるサブコード
を基準にして光ピックアップ13をシークさせ、コンパ
クトディスク1の所定領域について上述のディスク識別
符号EDを記録する。
【0034】これにより仕上げ装置10は、シンクパタ
ーンを形成する周期11Tのピットの中央と、周期11
Tのランドとの中央とで、乱数データMSにより変調さ
れたディスク識別符号EDに応じてレーザービームの光
量を立ち上げ、ディスク識別符号EDを追加記録する
(図3(E−1)及び(E−2))。従ってコンパクト
ディスク1においては、ディスク識別符号EDを追加記
録していない場合は、これらのピット及びランドで、ほ
ぼ一定値に飽和した信号波形による再生信号RFが得ら
れるのに対し(図3(F−1))、このようにディスク
識別符号EDを追加記録した場合には、ピット及びラン
ドの中央近傍で、反射記録面3の特性に応じて信号レベ
ルが局所的に変動してなる再生信号RFが得られること
になる(図3(F−2))。コンパクトディスク1は、
この再生信号RFの信号レベルの変化を基準にしてディ
スク識別符号EDが再生される。
【0035】図5は、このコンパクトディスク1を再生
するコンパクトディスクプレイヤーを示すブロック図で
ある。このコンパクトディスクプレイヤー30におい
て、スピンドルモータ32は、サーボ回路33の制御に
より、線速度一定の条件によりコンパクトディスク1を
回転駆動する。
【0036】光ピックアップ34は、コンパクトディス
ク1にレーザービームを照射すると共にその戻り光を受
光し、戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生
信号RFを出力する。ここでこの再生信号RFは、コン
パクトディスク1に記録されたピットに対応して信号レ
ベルが変化することになる。このときコンパクトディス
ク1において、ディスク識別符号EDの記録により局所
的に反射率が変化するように形成されていることによ
り、再生信号RFの信号レベルは、ディスク識別符号E
Dによる反射率の変化に応じて変化することになる。し
かしながら周期11Tのピット及びランドについて、こ
れらピット及びランドのエッジより所定距離だけ離間し
て局所的に反射率が変化していることにより、これらピ
ット及びランドにおいて再生信号RFの信号レベルが2
値識別のための基準レベルを横切るタイミングは、何ら
反射率が変化していない場合と同様のタイミングに維持
される。
【0037】これらにより2値化回路35は、この再生
信号RFを所定の基準レベルにより2値化し、2値化信
号BDを作成する。かくするにつき、コンパクトディス
ク1における局所的な反射率の変化が周期11Tのピッ
ト及びランドの中央でなることから、2値化信号BDに
おいては、この局所的な反射率の変化が検出されないこ
とになる。
【0038】PLL回路36は、この2値化信号BDを
基準にして動作することにより、再生信号RFのチャン
ネルクロックCCKを再生する。
【0039】EFM復調回路37は、チャンネルクロッ
クCCKを基準にして2値化信号BDを順次ラッチする
ことにより、EFM変調信号S2に対応する再生データ
を再生する。さらにEFM復調回路37は、この再生デ
ータをEFM復調した後、フレームシンクを基準にして
この復調データを8ビット単位で区切り、生成した8ビ
ット単位の信号をデインターリーブしてECC(Error
Correcting Code )回路38に出力する。
【0040】ECC回路38は、このEFM復調回路3
7の出力データに付加された誤り訂正符号に基づいて、
この出力データを誤り訂正処理し、これによりオーディ
オデータD1を再生して出力する。
【0041】ディジタルアナログ変換回路(D/A)3
9は、このECC回路38より出力されるオーディオデ
ータD1をディジタルアナログ変換処理し、アナログ信
号でなるオーディオ信号S4を出力する。このときディ
ジタルアナログ変換回路39は、システム制御回路40
の制御により、このコンパクトディスク1が違法コピー
によるものと判断されると、オーディオ信号S4の出力
を中止する。
【0042】システム制御回路40は、このコンパクト
ディスクプレイヤー30の動作を制御するコンピュータ
により構成される。システム制御回路40は、事前に、
コンパクトディスク1の所定領域をアクセスするように
全体の動作を制御し、ディスク識別符号再生回路41よ
り出力されるディスク識別符号EDに基づいて、コンパ
クトディスク1が違法コピーによるものか否か判断し、
違法コピーによるものと判断した場合には、ディジタル
アナログ変換回路39からのオーディオ信号S4の出力
を停止制御する。
【0043】ディスク識別符号再生回路41は、再生信
号RFよりディスク識別符号EDを復号して出力する。
【0044】図6は、このディスク識別符号再生回路4
1を詳細に示すブロック図である。このディスク識別符
号再生回路41において、同期パターン検出回路43
は、チャンネルクロックCCKを基準にして2値化信号
BDを順次ラッチし、その連続する論理レベルを判定す
ることによりシンクパターンを検出する。さらに同期パ
ターン検出回路43は、この検出したシンクパターンを
基準にして、各フレームが開始する1チャンネルクロッ
クの期間Tの間、信号レベルが立ち上がるフレームパル
スFPを出力する。
【0045】M系列生成回路45は、システム制御回路
40の制御により所定のタイミングでアドレスを初期化
した後、フレームパルスFPによりアドレスを順次歩進
して内蔵のリードオンリメモリをアクセスし、これによ
り仕上げ装置10で生成したM系列乱数データMSに対
応するM系列乱数データMZを生成する。
【0046】アナログディジタル変換回路(A/D)4
7は、チャンネルクロックCCKを基準にして再生信号
RFをアナログディジタル変換処理し、8ビットのディ
ジタル再生信号を出力する。極性反転回路(−1)48
は、このディジタル再生信号の極性を反転して出力す
る。
【0047】セレクタ49は、M系列生成回路45より
出力されるM系列乱数データMZの論理レベルに応じ
て、アナログディジタル変換回路47より直接入力され
るディジタル再生信号、極性反転回路48より入力され
る極性を反転してなるディジタル再生信号を選択出力す
る。すなわちセレクタ49は、M系列乱数データMZが
論理1の場合、直接入力されるディジタル再生信号を選
択して出力し、これとは逆にM系列乱数データが論理0
の場合、極性反転されたディジタル再生信号を選択す
る。これによりこのセレクタ49は、M系列乱数データ
MSにより変調したディスク識別符号EDの論理レベル
を多値のデータにより再生することになり、この多値の
データによる再生データRXを出力する。
【0048】ピット中央検出回路50は、仕上げ装置1
0における変調回路21と同様に、縦続接続された16
段のフリップフロップと、これらフリップフロップの所
定出力を受けるオア回路とにより構成される。ピット中
央検出回路50は、これらフリップフロップによりフレ
ームパルスFPを順次転送することにより、周期11T
のピットの中央、周期11Tのランドの中央で、1チャ
ンネルクロック周期Tだけ信号レベルが立ち上がる中央
部検出信号CTを出力する。
【0049】サブコード検出回路51は、チャンネルク
ロックCCKを基準にして2値化信号BDを監視し、こ
の2値化信号BDよりサブコード情報を復号する。さら
にサブコード検出回路51は、この復号したサブコード
情報のうちの時間情報を監視し、この時間情報が1秒変
化する毎に信号レベルが立ち上がる1秒検出パルスSE
CPを出力する。
【0050】加算器52は、16ビットのディジタル加
算器であり、再生データRXとアキュムレータ(AC
U)53の出力データAXとを加算して出力する。アキ
ュムレータ53は、加算器52の出力データを保持する
16ビットのメモリで構成され、保持したデータを加算
器52に帰還することにより、加算器52と共に累積加
算器を構成する。すなわちアキュムレータ53は、1秒
検出パルスSECPにより保持した内容をクリアした
後、中央部検出信号CTのタイミングにより加算器52
の出力データを記録する。これにより加算器52は、サ
ブコード情報による時間情報の各秒毎(7350フレー
ム間)に、セレクタ49により再生された再生データR
Xの論理値を累積し、累積値AXを出力する。
【0051】2値化回路54は、1秒検出パルスSEC
Pが立ち上がるタイミングで、所定の基準値によりアキ
ュムレータ53の出力データAXを2値化して出力す
る。これによりセレクタ49により再生されたディスク
識別符号EDの再生データRXが、2値のディスク識別
符号EDに変換される。
【0052】ECC回路55は、このディスク識別符号
EDに付加された誤り訂正符号によりディスク識別符号
EDを誤り訂正処理して出力する。
【0053】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この実施の形態に係るコンパクト
ディスク1の製造工程では、通常のマスタリング装置に
よりマザーディスクが作成され、このマザーディスクよ
り作成されたスタンパーによりディスク基板2が作成さ
れる。さらにこのディスク基板2に反射記録面3、保護
膜4が形成されてコンパクトディスク1が作成される
(図2)。これによりコンパクトディスク1は、所定の
基本周期Tに対応する基本長さの整数倍の長さによるピ
ット及びランドが繰り返されて、ディジタルオーディオ
信号等が記録される。
【0054】このときコンパクトディスク1は、反射記
録面3にCD−Rの情報記録面と同一の膜構造が適用さ
れ、これにより所定光量以上によりレーザービームLを
照射すると、このレーザービーム照射位置における反射
記録面3の反射率が可逆的に変化し、ピット及びランド
の繰り返しにより記録された主のデータに加えて、副の
データを追加記録することができるように構成される。
【0055】このようにして作成されたコンパクトディ
スク1は、仕上げ装置10(図1)において、システム
制御回路28の制御により所定領域が再生され、ピット
及びランドの繰り返しにより記録されたディジタルオー
ディオ信号の再生には何ら影響を与えないように、この
所定領域にディスク識別符号EDが記録される。
【0056】すなわち仕上げ装置10において、光ピッ
クアップ13より得られる再生信号RFが2値化回路1
6により2値化信号BDに変換され、同期パターン検出
回路18においてこの2値化信号よりシンクパターンが
検出される。これによりコンパクトディスク1に形成さ
れたピット及びランドのうち、最も長さの長い周期11
Tのピット及びランドについて、これらピット及びラン
ドの開始のタイミングが検出される。
【0057】さらに続く同期パターン予測回路19にお
いて、シンクパターンの開始のタイミングで信号レベル
が立ち上がるフレームパルスFPが生成され、これによ
りディフェクト等により正しく2値化信号BDが再生さ
れない場合でも、正しいタイミングにより周期11Tの
ピット及びランドについて、開始のタイミングが検出さ
れる。
【0058】さらに変調回路21において(図4)、フ
リップフロップ22A〜22PでこのフレームパルスF
Pが順次転送され、5段目及び16段目のフリップフロ
ップからの出力がオア回路25により合成され、これに
よりこれら周期11Tのピット及びランドについて、ピ
ットの中央部分の1チャンネルクロック周期T、ランド
の中央部分の1チャンネルクロック周期Tが検出され
る。
【0059】これらと連動してサブコード検出回路20
Aにおいて(図1)、サブコードが再生され、このサブ
コードから分(AMIN)及び秒(ASEC)により再
生位置を特定する情報が検出され、続くリードオンリメ
モリ20Bより、これら再生位置を特定する情報に対応
してディスク識別符号EDが出力される。このときリー
ドオンリメモリ20Bがビット情報によりディスク識別
符号EDを保持し、分(AMIN)及び秒(ASEC)
の情報によりアクセスされて保持したディスク識別符号
EDを出力することにより、1秒当たり1ビットの極め
て低いビットレートによりディスク識別符号EDが出力
される。
【0060】またM系列発生回路23において、フレー
ムパルスFPに同期して、論理1及び論理0が等確率で
発生するM系列乱数データMSが生成され、イクスクル
ーシブオア回路24において、このM系列乱数データM
Sによりディスク識別符号EDが変調される。さらにア
ンド回路26において、このイクスクルーシブオア回路
24の出力がオア回路25の出力によりゲートされ、こ
れによりM系列乱数データMSにより変調されたディス
ク識別符号EDに応じて、周期11Tのピット及びラン
ドの各中央部分で信号レベルが立ち上がる制御信号MX
が生成される。
【0061】コンパクトディスク1は、この制御信号M
Xによりレーザービームの光量が立ち上げられて反射記
録面3の反射率が局所的に変化し、これにより周期11
Tのピット及びランドの各中央部分に局所的にマークが
形成されてディスク識別符号EDが形成される。
【0062】このようなマークは、周期11Tのピット
及びランドにおいて、中央部分に形成されることによ
り、このピット及びランドに応じて変化する再生信号に
おいて、これらピット及びランドの各エッジに対応する
信号レベルは、マークが形成された場合と、何らマーク
が形成されていない場合とで等しい信号レベルに保持さ
れる。これによりピット及びランドによる主のデータの
再生には何ら影響を与えることなく、副のデータでなる
ディスク識別符号EDが記録される。
【0063】すなわちこの種のピット列によるデータを
再生する光学系の開口数をNA、レーザービームの波長
をλと置くと、コンパクトディスク1の情報記録面に
は、次式により表される直径D1の光スポットが形成さ
れる。なおここで直径D1は、光スポットにおける半値
幅である。
【0064】
【数4】
【0065】これにより前後のエッジより距離D1だけ
離間してマークを形成すれば、光スポットにおいては、
マーク及びエッジを同時に走査しないことになる。これ
に対してエッジの位置情報は、再生信号RFの平均レベ
ルをしきい値に設定して、再生信号RFの信号レベルが
このしきい値を横切るタイミングであり、このタイミン
グは、光スポットの中心がエッジを横切るタイミングに
対応する。このタイミングにおいて、光ビームが同時に
マークを照射していない場合には、このしきい値を横切
るタイミングが何らマークを形成していない場合と同一
に保持される。
【0066】これにより(4)式の直径D1を1/2に
して次式に示すように距離D1において、前後のエッジ
よりこの距離D1だけ離間してマークを形成すれば、ピ
ット及びランドによる主のデータの再生には何ら影響を
与えることなく、副のデータでなるディスク識別符号E
Dを再生することができる。
【0067】
【数5】
【0068】ここでコンパクトディスクプレイヤーにお
ける一般的な開口数NAは、値0.45であり、波長λ
は、0.78〔μm〕であることから、(5)式を解く
と、D=1.06〔μm〕となる。コンパクトディスク
1は、線速度1.2〔m/sec〕で回転し、チャンネ
ルクロックCKの周波数が4.3218〔MHz〕でな
ることから、エッジより4チャンネルクロック周期に相
当する距離だけ離間してマークを形成すれば、(5)式
による距離D1以上、エッジから離間してマークを作成
したことになる。
【0069】すなわちピット及びランドのエッジより、
約周期4T以上に対応する距離だけ離間してマークを形
成すれば、同じように戻り光の光量変化により検出され
るピット及びランドのエッジ情報と、マークによる情報
とを分離して再生することができる。これによりピット
及びランドによる主のデータの再生には何ら影響を与え
ることなく、副のデータでなるディスク識別符号EDが
記録される。
【0070】またこのとき論理1と論理0が等確率で現
れるM系列乱数データMSによりディスク識別符号ED
を変調したことにより、反射率の変化による再生信号R
Fの変化が再生信号RFに混入するノイズのように観察
され、これによりディスク識別符号EDを観察、発見困
難にすることができる。さらにディスク識別符号EDの
コピーを困難にすることもできる。
【0071】またこれらに加えて、ディスク識別符号E
Dの1ビットを1秒の期間に割り当てたことにより、す
なわちこの1ビットを全部で7350(7350=75
×98)CDフレームに分散して記録することにより、
ノイズ等により再生信号が変動しても、確実にディスク
識別符号EDを再生することができる。
【0072】さらにこのようにしてディスク識別符号E
Dを記録したコンパクトディスク1は、従来の違法コピ
ーの手法によっては、ピット列によるディジタルオーデ
ィオ信号D1についてはコピーされてしまうものの、デ
ィスク識別符号EDについては、コピーすることが困難
になる。
【0073】すなわちこのコンパクトディスク1と同一
に違法コピーを作成する場合には、ディスク識別符号E
Dを同様にマークにより記録する必要があり、ディジタ
ルオーディオ信号D1が事前にピット列により記録さ
れ、また反射記録面を有しているディスク状記録媒体を
用意する必要がある。またこの仕上げ装置10と同様の
構成による装置を用意する必要もある。これらによりこ
のディスク識別符号EDについては、コピー困難に記録
することができる。
【0074】すなわちこのようにして作成されたコンパ
クトディスク1は(図5)、コンパクトディスクプレイ
ヤー30において、レーザービームを照射して得られる
戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生信号R
Fが検出されることにより、この再生信号RFの信号レ
ベルがピット及びランドに応じて、またコンパクトディ
スク1の反射率に応じて変化することになり、この再生
信号RFが2値化回路35により2値化される。続いて
2値化信号BDがEFM復調回路37により2値識別さ
れた後、EFM復調、デインターリーブされ、ECC回
路38により誤り訂正処理され、これによりディジタル
オーディオ信号D1が再生される。
【0075】このときコンパクトディスク1において、
局所的に反射率が変化してなるマークが周期11Tのピ
ット及びランドで、かつエッジ(前エッジ及び後ろエッ
ジの双方である)より周期4Tに対応する距離以上離間
した、ピット及びランドの中央に形成されていることに
より、このマークを形成したことによる各エッジ近傍に
おける信号レベルの変化が防止され、これによりディス
ク識別符号EDを記録したコンパクトディスク1であっ
ても、通常のコンパクトディスクプレイヤーにより正し
く再生することが可能となる。
【0076】このようにして実行されるディジタルオー
ディオ信号D1の再生において、コンパクトディスク1
は、事前に、所定領域がアクセスされ、この領域よりデ
ィスク識別符号EDが再生され、このディスク識別符号
EDが正しく再生できない場合、違法なコピーとしてデ
ィジタルアナログ変換回路39によるディジタルアナロ
グ変換処理が停止制御される。
【0077】すなわちこのディスク識別符号EDの再生
において(図6)、コンパクトディスク1は、同期パタ
ーン検出回路43において、フレームシンクが検出さ
れ、このフレームシンクの検出を基準にしてM系列生成
回路45において記録時のM系列乱数データMSに対応
するM系列乱数データMZが生成される。
【0078】また再生信号RFがアナログディジタル変
換回路47によりディジタル再生信号に変換され、M系
列乱数データMZを基準にしてセレクタ49によりこの
ディジタル再生信号、又は極性を反転してなるディジタ
ル再生信号が選択されることにより、ディスク識別符号
EDの論理レベルを多値のデータにより表現してなる再
生データRXが再生される。
【0079】コンパクトディスク1においては、この再
生データRXがアキュムレータ53及び加算器52によ
り1秒単位で累積され、これによりSN比が改善され
る。またこの累積結果が2値化回路54により2値化さ
れてディスク識別符号EDが復号された後、ECC回路
55により誤り訂正処理され、システム制御回路40に
出力される。
【0080】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、周期11Tでなるシンクパターン
のピット及びランドを検出し、エッジより周期4T以上
離間した、これらピット及びランドの中央にマークを形
成してディスク識別符号を記録したことにより、エッジ
の位置情報に影響を与えないタイミングでピット及びラ
ンドの反射膜を局所的に変化させて、ピット列によるデ
ィジタルオーディオ信号D1の再生には何ら影響を与え
ないで、このディジタルオーディオ信号D1を再生する
光ピックアップにより再生可能に、かつ違法コピーによ
ってはコピーすることが困難にディスク識別符号を記録
することができる。
【0081】また規則的に記録されたシンクパターンの
ピット及びランドについて、マークによりディスク識別
符号を記録することにより、この規則性を利用して、簡
易にディスク識別符号を記録することができる。
【0082】またこのとき約1秒間に割り当てられるシ
ンクパターンのピット及びランドにディスク識別符号の
1ビットを割り当てて記録することにより、ノイズ等の
影響を回避して確実にディスク識別符号を再生すること
ができる。
【0083】さらにこのディスク識別符号をM系列乱数
データにより変調して記録することにより、ノイズと識
別困難にディスク識別符号を記録でき、ディスク識別符
号を発見、解析困難にすることができる。また再生時、
ノイズの影響を有効に回避してディスク識別符号を再生
することができる。
【0084】またこのマークを基本周期Tに対応する長
さにより形成したことにより、同様に、ノイズと識別困
難にディスク識別符号を記録でき、ディスク識別符号を
発見、解析困難にすることができる。
【0085】またコンパクトディスクプレイヤーにおい
て、再生信号RFの信号レベルを検出してディスク識別
符号を復号し、この信号レベルを累積してディスク識別
符号に混入したノイズの影響を除去することにより、ノ
イズと識別困難に記録したディスク識別符号EDを確実
に再生することができる。
【0086】またセレクタ49においてM系列乱数デー
タMZによりディジタル再生信号を選択的に処理して、
ディスク識別符号を再生することにより、発見、解析困
難に記録したディスク識別符号を確実に再生するこがで
きる。
【0087】(2)第2の実施の形態 図7は、本発明の第2の実施に形態に係る仕上げ装置を
示すブロック図である。この仕上げ装置60は、周期9
T以上のピットを検出し、これらのピットにディスク識
別符号EDを記録する。なおこの図7に示す構成におい
て、図1の仕上げ装置10と同一の構成は、対応する符
号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0088】すなわちこの仕上げ装置60において、シ
ステム制御回路61は、この仕上げ装置60全体の動作
を制御するコンピュータにより構成され、再生信号RF
より検出されるサブコードを基準にして光ピックアップ
13の動作を制御し、これによりディスク識別符号ED
の記録領域に設定された領域を順次2回ずつ光ピックア
ップ13によりトレースする。
【0089】このときシステム制御回路61は、第1回
目のトレースにおいては、トレース信号T1を論理0に
保持するのに対し、第1回目のトレースにより走査した
箇所を続いて走査する第2回目のトレースにおいては、
トレース信号T1を論理1に切り換える。なおここで第
1回目のトレースは、周期9T以上のピットを検出する
ためのもので、第2回目のトレースは、この検出結果よ
り周期9T以上のピットにディスク識別符号を追加記録
するためのものである。
【0090】9T以上パターン検出回路62は、1回目
のトレースにおいて、チャンネルクロック9T以上のパ
ルス幅を検出することにより、周期9T以上のピットを
検出する。
【0091】すなわち図8に示すように、9T以上パタ
ーン検出回路62は、縦続接続された13段のフリップ
フロップ64A〜64Mを有し、これらフリップフロッ
プ64A〜64Mの初段に2値化信号BDを入力する。
これらフリップフロップ64A〜64Mは、チャンネル
クロックCKに同期して順次入力データを転送する。
【0092】アンド回路65A〜65Cは、それぞれこ
れらフリップフロップ64A〜64Mの出力を入力して
論理積信号を出力する。このときアンド回路65Aは、
初段、2段目、12段目、最終段のフリップフロップ6
4A、64B、64L、64Mより出力される出力につ
いては、論理レベルを反転して入力し、これにより論理
「0011111111100」の出力が得られた場
合、すなわち長さ9Tのピット形状に対応する論理レベ
ルが連続した場合、論理積信号の論理レベルを立ち上げ
る。
【0093】続くアンド回路65Bは、初段、12段
目、最終段のフリップフロップ64A、64L、64M
より出力される出力については、論理レベルを反転して
入力し、これにより論理「001111111111
0」の出力が得られた場合、すなわち長さ10Tのピッ
ト形状に対応する論理レベルが連続した場合、論理積信
号の論理レベルを立ち上げる。
【0094】アンド回路65Cは、初段、最終段のフリ
ップフロップ64A、64Mより出力される出力につい
ては、論理レベルを反転して入力し、これにより論理
「0111111111110」の出力が得られた場
合、すなわち長さ11Tのピット形状に対応する論理レ
ベルが連続した場合、論理積信号の論理レベルを立ち上
げる。
【0095】オア回路66は、アンド回路65A〜65
Cより出力される出力信号の論理和を演算することによ
り、周期9T、10T、11Tの何れかのピットが検出
されると、論理「1」となるような論理和信号MDを出
力する。フリップフロップ67は、この論理和信号MD
をチャンネルクロックCKでサンプリングして、波形整
形することによりグリッジノイズなどの影響を除去し
て、検出パルスNPを出力する。
【0096】9T以上パターン予測回路63は、システ
ム制御回路61より出力されるトレース信号T1の論理
レベルに応じて動作を切り換えることにより、第1回目
のトレースにおいては、周期9T以上のピットについ
て、位置情報を記録するのに対し、第2回目のトレース
においては、この記録した位置情報に基づいて、ディス
ク識別符号を記録するタイミング信号EPを出力する。
【0097】すなわち図9に示すように、9T以上パタ
ーン予測回路63において、サブコード検出回路69
は、チャンネルクロックCKを基準にして2値化信号B
Dを処理することにより、サブコードとして記録されて
いるコンパクトディスク1の位置情報(フレーム(AF
RAME)、秒(ASEC)、分(AMIN))を再生
する。ここでフレーム(AFRAME)は、1秒間を7
5等分にした位置情報である。またサブコード検出回路
69は、サブコードに含まれるS0フラグ(サブコーデ
ィングの同期パターンでなる)をデコードし、サブコー
ドの1フレームを示すサブコードフラグS0FLAGと
して出力する。
【0098】同期パターン検出回路70は、チャンネル
クロックCKを基準にして2値化信号BDの連続する論
理レベルを監視することにより、シンクフレームを検出
し、各フレームの開始のタイミングで信号レベルが立ち
上がるシンクフレーム検出信号SYを出力する。
【0099】同期パターン予測回路71は、このシンク
フレーム検出信号SYを基準にしてチャンネルクロック
をカウントするリングカウンタにより構成され、これに
よりディフェクト等により同期パターン検出回路70で
シンクフレームが検出されない場合でも、シンクフレー
ム周期性を利用して欠落のないフレームパルスFPを送
出する。
【0100】カウンタ72は、フレームパルスFPを基
準にしてチャンネルクロックCKをカウントアップする
リングカウンタにより構成され、これにより1つのEF
Mフレームの中を588分割するような位置情報でなる
カウント値EFMCを出力する。さらにカウンタ72
は、サブコードフラグS0FLAGを基準にしてフレー
ムパルスFPをカウントアップし、これにより1のCD
フレームを98等分する位置情報でなるカウント値CD
Cを作成する。
【0101】このようにしてカウント値EFMC、CD
Cを出力する際に、カウンタ72は、トレース信号T1
が論理0の場合(すなわち第1回目のトレースの場
合)、フレームパルスFPが立ち上がるタイミングでカ
ウント値EFMCが値0になるように、連続するチャン
ネルクロックCKをカウントアップするのに対し、トレ
ース信号T1が論理1の場合(すなわち第2回目のトレ
ースの場合)、フレームパルスFPが立ち上がるタイミ
ングでカウント値EFMCが値7になるように、連続す
るチャンネルクロックCKをカウントアップする。
【0102】ここでこの値7に対応するチャンネルクロ
ックCKの7周期は、カウント値EFMCにより特定さ
れるレーザービーム照射位置に対して、このカウント値
EFMCによりタイミング信号EPを出力してレーザー
ビームの光量が立ち上がるまでの遅延時間に相当する。
これによりカウンタ72は、第2回目のトレースにおい
ては、この遅延時間の分、カウント値EFMCが進むよ
うにチャンネルクロックCKをカウントアップする。
【0103】メモリ74は、サブコード検出回路69に
よる位置情報(フレーム(AFRAME)、秒(ASE
C)、分(AMIN))、カウンタ72による位置情報
でなるカウント値EFMC、CDCをアドレスにして検
出パルスNPを記録するメモリにより構成され、トレー
ス信号T1に応じて動作を切り換える。すなわちトレー
ス信号T1が論理0の場合(すなわち第1回目のトレー
スの場合)、メモリ74は、これらの位置情報をアドレ
スにして9T以上パターン検出回路62より出力される
検出パルスNPを記録する。これに対してトレース信号
T1が論理1の場合(すなわち第2回目のトレースの場
合)、メモリ74は、これらの位置情報をアドレスにし
て保持した内容をタイミング信号EPとして出力する。
【0104】変調回路75は、図4について上述した変
調回路21と類似して構成される。すなわち変調回路7
5は、所定段数のフリップフロップが縦続接続され、こ
れらフリップフロップによりフレームパルスFPをチャ
ンネルクロック周期で順次転送する。さらに変調回路7
5は、これらフリップフロップの所定段数より出力を受
け、これにより周期9T以上のピットにおいて、このピ
ットの開始のエッジより周期4Tだけ経過すると、1チ
ャンネルクロックの周期Tだけ論理レベルが立ち上がる
タイミング信号を生成する。
【0105】さらに変調回路75は、タイミング信号E
Pを基準にしてM系列乱数データを生成し、この乱数デ
ータによりディスク識別符号EDを変調する。さらにフ
リップフロップにより生成したタイミング信号によりこ
の変調結果をゲートし、制御信号MXとして出力する。
【0106】これにより仕上げ装置60は、(5)式に
ついて説明した条件を満足する周期9T以上のピットに
ついて、ディスク識別符号を記録するようになされてい
る。
【0107】すなわち周期9T以上のピットにおいて
は、開始側エッジより周期4Tだけ離間して周期1Tだ
け反射率を変化させても、前後エッジの位置情報には何
ら影響を与えることなく反射率を変化させることができ
る。またこの周期9T以上のピットにおいては、周期1
1Tのピット及びランドに比して発生頻度が高い特徴が
ある。これによりディスク識別符号の1ビットを多くの
ピットに記録でき、その分ディスク識別符号の信頼性を
向上することができる。
【0108】かくするにつきこの実施の形態に係るコン
パクトディスクを再生する場合においては、この仕上げ
装置60に適用した9T以上パターン検出回路62と同
一の構成によるパターン検出回路により9T以上のピッ
トを検出し、このピットについて再生信号RFの信号レ
ベルを検出してディスク識別符号を再生することにな
る。
【0109】第2の実施の形態の構成によれば、周期9
T以上のピットを検出し、このピットのエッジより所定
距離だけ離間したタイミングで局所的に情報記録面の反
射率を変化させてディスク識別符号を記録するようにし
ても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。また第1の実施の形態に比して、発生頻度の高いピ
ットを用いてディスク識別符号を記録することができ、
その分ディスク識別符号を確実に記録することができ、
また必要に応じてディスク識別符号の1ビットに割り当
てる時間を短くしてディスク識別符号の記録密度を向上
することができる。
【0110】(3)第3の実施の形態 図10は、第3の実施の形態に係るコンパクトディスク
1の仕上げ装置を示すブロック図である。この仕上げ装
置80においては、周期9T以上のピット検出処理と、
ディスク識別符号の追加記録処理とを同時並列的に実行
する。なおこの図10に示す構成において、図7につい
て上述した仕上げ装置60と同一の構成は、対応する符
号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0111】すなわちこの実施の形態において、仕上げ
装置80は、先行読み出し用の光ピックアップ83A
と、この先行読み出し用の光ピックアップ83Aが走査
した走査軌跡を所定時間だけ遅延して走査する記録用光
ピックアップ83Bとを有する。
【0112】これにより仕上げ装置80は、先行読み出
し用の光ピックアップ83Aより得られる再生信号RF
を処理して、周期9T以上のピットを検出し、さらにこ
の検出結果を基準にして後行する記録用光ピックアップ
83Bよりディスク識別符号EDを記録する。
【0113】すなわち仕上げ装置80は、9T以上パタ
ーン検出回路62の検出結果NPをFIFOメモリ84
に入力し、所定時間遅延して変調回路75に供給するこ
とにより、先行読み出し用の光ピックアップ83Aが走
査した走査軌跡を記録用光ピックアップ83Bが走査す
るまでの遅延時間を補償する。
【0114】システム制御回路82は、この仕上げ装置
80の動作を制御するコンピュータにより構成され、光
ピックアップ83A及び83Bをディスク識別符号の記
録位置にシークさせる。
【0115】図10に示す構成によれば、周期9T以上
のピット検出処理と、ディスク識別符号の追加記録処理
とを同時並列的に実行することにより、第2の実施の形
態と同様の効果に加えて、処理に要する時間を短縮する
ことができる。
【0116】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、反射記録面にCD−
ROMの膜構造を適用する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えば相変化型光ディスクの膜構造
を適用しても良い。
【0117】また上述の第1の実施の形態においては、
ピットのエッジより周期5T以上離間して情報記録面の
反射率を局所的に変化させる場合、第2及び第3の実施
の形態においては、ピットのエッジより周期4T以上離
間して情報記録面の反射率を局所的に変化させる場合、
について述べたが、本発明はこれに限らず、ピットのエ
ッジより周期3T以上離間して情報記録面の反射率を局
所的に変化させても同様の効果を得ることができる。
【0118】すなわちピットのエッジに近接して情報記
録面の反射率を局所的に変化させた場合、再生信号にお
いては、ジッタが発生することになる。しかしながら実
際のコンパクトディスクプレイヤーにおいては、ピット
からの再生信号に若干のジッタが生じても、実質上は全
く問題なくピット列によるデータを再生することができ
る。
【0119】このジッタとの関連において、例えばコン
パクトディスクの変調に使われているEFM方式では、
最小反転間隔が3チャンネルクロックとされている。こ
の最小反転間隔は、ピットのエッジからこの最小反転間
隔だけ離れた箇所で反射率変化等のピットの変化が起き
ても、その変化によるジッタの発生がほとんど無視でき
る距離として規定されたものである。これによりピット
のエッジから最小反転間隔以上離れた場所にディスク識
別符号EDを追加記録すれば、ディスク識別符号EDに
よるジッタの悪化を充分に小さい値に維持し得、ピット
列によるデータを確実に再生することができる。従って
例えばコンパクトディスクであれば、ピットのエッジよ
り3チャンネルクロックに対応する距離だけ離間して局
所的に反射率を変化させてディスク識別符号を記録する
ことができる。
【0120】なおこのようにピットのエッジより3チャ
ンネルクロックに対応する距離だけ離間してディスク識
別符号を記録する場合には、周期7T以上のピット及び
ランドにディスク識別符号を記録することができる。
【0121】また上述の第2及び第3の実施の形態にお
いては、周期9T以上のピットにディスク識別符号を記
録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
周期9T以上のピット及びランドに記録するようにして
もよい。
【0122】さらに上述の第2及び第3の実施の形態に
おいては、周期9T以上のピットにおいて、ピット開始
側のエッジより周期4Tだけ離間してディスク識別符号
を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、周期9T以上の各ピットの中央に記録するようにし
てもよい。
【0123】また上述の第1の実施の形態においては、
予測可能なシンクフレーム部分にディスク識別符号を記
録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
出現される信号を予め予測することが可能であれば、い
かような信号にも適用することができる。例えば、コン
パクトディスク上に記録された信号の全部、あるいは一
部分が既知である場合には、ディスク上のピット列を予
測することが可能となる。このような場合にも、本方法
を適用して、ピットのエッジの部分から充分に離れた場
所を予想して、予想された場所においてレーザ出力を瞬
間的に増大させることにより、ディスク識別符号EDを
追加記録することが可能となる。
【0124】さらに上述の実施の形態においては、所定
長さ以上のピット、ランドで、1チャンネルクロック周
期だけ局所的に情報記録面の反射率を変化させる場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、要は前エッジ
及び後ろエッジより所定距離だけ離間して部分的に反射
率を変化させれば、エッジ情報を損なうことなくディス
ク識別符号を記録することができることにより、例えば
周期9Tのピット及びランドについては、中央の周期3
Tの分だけ反射率を変化させてもよい。
【0125】また上述の実施の形態においては、ディス
ク識別符号を記録する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ピット及びランド長により暗号化したデ
ィジタルオーディオ信号を記録し、この暗号化の解除に
必要なキー情報を記録する場合、さらにはキー情報の選
択、復号に必要なデータを記録する場合等、暗号化の解
除に必要な種々のデータを記録してもよい。
【0126】また上述の実施の形態においては、コンパ
クトディスクの仕上げ装置において、ディスク識別符号
を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、コンパクトディスクプレイヤーに適用して、例えば
ピット列によりデータの再生回数、コピー回数を記録す
るようにしてもよい。
【0127】さらに上述の実施の形態においては、アキ
ュムレータによる累積値を2値識別してディスク識別符
号でなる副のデータ列を再生する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、この累積値を多値識別して
副のデータ列を再生するようにしてもよい。
【0128】また上述の実施の形態においては、EFM
変調してディジタルオーディオ信号を記録する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、1−7変調、8
−16、2−7変調など、種々の変調に対して広く適用
することができる。
【0129】また上述の実施の形態においては、ピット
及びランドにより所望のデータを記録する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、マーク及びスペース
により所望のデータを記録する場合にも広く適用するこ
とができる。
【0130】また上述の実施の形態においては、コンパ
クトディスクとその周辺装置に本発明を適用してオーデ
ィオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、ビデオディスク等、種々の光ディスク及び
その周辺装置に広く適用することができる。
【0131】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、エッジの
位置情報に影響を与えないタイミングで、ピット、マー
ク等の反射膜を局所的に変化させることにより、ピット
列等による主のデータ列の再生には何ら影響を与えない
で、この主のデータ列を再生する光ピックアップにより
再生可能に、かつ違法コピーによってはコピーすること
が困難に、副のデータ列を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコンパクトデ
ィスクの仕上げ装置を示すブロック図である。
【図2】図1の仕上げ装置で仕上げするコンパクトディ
スクの説明に供する断面図及びタイムチャートである。
【図3】図1の仕上げ装置の動作の説明に供するタイム
チャートである。
【図4】図1の仕上げ装置の変調回路を示すブロック図
である。
【図5】図1の仕上げ装置により作成したコンパクトデ
ィスクを再生するコンパクトディスクプレイヤーを示す
ブロック図である。
【図6】図5のコンパクトディスクプレイヤーのディス
ク識別符号再生回路を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るコンパクトデ
ィスクの仕上げ装置を示すブロック図である。
【図8】図7の仕上げ装置の9T以上パターン検出回路
を示すブロック図である。
【図9】図7の仕上げ装置の9T以上パターン予測回路
を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るコンパクト
ディスクの仕上げ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……コンパクトディスク、2……ディスク基板、3…
…反射記録面、4……保護膜、10、60、80……仕
上げ装置、13、83A、83B……光ピックアップ、
14……APC回路、18、41、70……同期パター
ン検出回路、19、71……同期パターン予測回路、2
0……ディスク識別符号発生回路、20A、51、69
……サブコード検出回路、21、75……変調回路、3
0……コンパクトディスクプレイヤー、41……ディス
ク識別符号再生回路、62……9T以上パターン検出回
路、63……9T以上パターン予測回路、

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主のデータ列に応じた長さによるピット及
    びランド若しくはマーク及びスペースが情報記録面に繰
    り返されて、前記主のデータ列が記録されたディスク状
    記録媒体に対して光ビームを照射し、 所定長さ以上の前記ピット及び又はランド、若しくは前
    記マーク及び又はスペースについて、副のデータ列に基
    づいて前記ピット又はマークのエッジより所定距離だけ
    離間した箇所で、局所的に前記情報記録面の反射率を変
    化させて、前記副のデータ列を前記ディスク状記録媒体
    に記録することを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】複数の前記ピット及び又はランド、若しく
    は前記マーク及び又はスペースに、前記副のデータ列の
    1ビットを繰り返し記録したことを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】前記副のデータ列をM系列乱数により変調
    して得られるデータ列に応じて、局所的に前記情報記録
    面の反射率を変化させることにより、前記副のデータ列
    を前記ディスク状記録媒体に記録することを特徴とする
    請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】前記所定距離が、次式により表される距離
    Dでなることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    記録装置。 【数1】 但し、ここでNAは、前記主のデータ列を再生する光学
    系の開口数であり、λは、前記光学系に適用される光ビ
    ームの波長である。
  5. 【請求項5】前記所定距離は、前記ディスク状記録媒体
    に形成された前記ピット及びランド、若しくは前記マー
    ク及びスペースのうちの、最も短い長さでなることを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  6. 【請求項6】前記副のデータ列は、 前記ディスク状記録媒体を識別する識別データ列でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装
    置。
  7. 【請求項7】前記主のデータ列は、 暗号化されたデータ列でなり、 前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の暗号化の解除に必要なデータ列でな
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の再生回数のデータでなることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  9. 【請求項9】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列のコピー回数のデータでなることを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装置。
  10. 【請求項10】光ビームを照射して得られる戻り光に基
    づいて、前記所定長さ以上のピット及び又はランド、若
    しくはマーク及び又はスペースを検出し、検出結果を出
    力する検出手段と、 前記検出結果に基づいて、前記光ビームが、前記所定長
    さ以上のピット及び又はランド、若しくはマーク及び又
    はスペースを走査するタイミングを予測し、予測結果を
    出力するタイミング予測手段と、 前記予測結果及び前記副のデータ列に基づいて、前記光
    ビームの光量を一時的に立ち上げて、局所的に前記情報
    記録面の反射率を変化させる光量切り換え手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録装
    置。
  11. 【請求項11】光ビームを照射して得られる戻り光に基
    づいて、前記所定長さ以上のピット及び又はランド、若
    しくはマーク及び又はスペースを検出し、検出結果を出
    力する検出手段と、 前記検出結果を一時保持する記憶手段と、 前記記憶手段に保持した前記検出結果に対応するピット
    及び又はランド、若しくはマーク及び又はスペースに前
    記光ビームを走査させる制御手段と、 前記記憶手段に保持した前記検出結果及び前記副のデー
    タ列に基づいて、前記光ビームの光量を一時的に立ち上
    げて、局所的に前記情報記録面の反射率を変化させる光
    量切り換え手段とを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の光ディスク記録装置。
  12. 【請求項12】前記ディスク状記録媒体に第1の光ビー
    ムを照射して戻り光を受光し、受光結果を出力する第1
    の光学系と、 前記受光結果に基づいて、前記所定長さ以上のピット及
    び又はランド、若しくはマーク及び又はスペースを検出
    し、検出結果を出力する検出手段と、 前記第1の光学系による前記第1の光ビームより後行し
    て、前記ディスク状記録媒体に第2の光ビームを照射
    し、前記検出結果及び前記副のデータ列に基づいて、前
    記第2の光ビームの光量を一時的に立ち上げて、局所的
    に前記情報記録面の反射率を変化させる第2の光学系と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    記録装置。
  13. 【請求項13】主のデータ列に応じた長さによるピット
    及びランド若しくはマーク及びスペースが情報記録面に
    繰り返されて前記主のデータが記録されたディスク状記
    録媒体に光ビームを照射し、 所定長さ以上の前記ピット及び又はランド、若しくは前
    記マーク及び又はスペースについて、副のデータ列に基
    づいて前記ピット又はマークのエッジより所定距離だけ
    離間した箇所で、局所的に前記情報記録面の反射率を変
    化させて、前記副のデータ列を前記ディスク状記録媒体
    に記録することを特徴とする光ディスク記録方法。
  14. 【請求項14】複数の前記ピット及び又はランド、若し
    くは前記マーク及び又はスペースに、前記副のデータ列
    の1ビットを繰り返し記録することを特徴とする請求項
    13に記載の光ディスク記録方法。
  15. 【請求項15】前記副のデータ列をM系列乱数により変
    調して得られるデータ列に応じて、局所的に前記情報記
    録面の反射率を変化させることにより、前記副のデータ
    列を前記ディスク状記録媒体に記録することを特徴とす
    る請求項13に記載の光ディスク記録方法。
  16. 【請求項16】前記所定距離が、次式により表される距
    離Dでなることを特徴とする請求項13に記載の光ディ
    スク記録方法。 【数2】 但し、ここでNAは、前記主のデータ列を再生する光学
    系の開口数であり、λは、前記光学系に適用される光ビ
    ームの波長である。
  17. 【請求項17】前記所定距離は、前記ディスク状記録媒
    体に形成された前記ピット及びランド、若しくは前記マ
    ーク及びスペースのうちの、最も短い長さでなることを
    特徴とする請求項13に記載の光ディスク記録方法。
  18. 【請求項18】前記副のデータ列は、 前記ディスク状記録媒体を識別する識別データ列でなる
    ことを特徴とする請求項13に記載の光ディスク記録方
    法。
  19. 【請求項19】前記主のデータ列は、 暗号化されたデータ列でなり、 前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の暗号化の解除に必要なデータ列でな
    ることを特徴とする請求項13に記載の光ディスク記録
    方法。
  20. 【請求項20】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の再生回数のデータでなることを特徴
    とする請求項13に記載の光ディスク記録方法。
  21. 【請求項21】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列のコピー回数のデータでなることを特
    徴とする請求項13に記載の光ディスク記録方法。
  22. 【請求項22】光ビームを照射して得られる戻り光に基
    づいて、前記所定長さ以上のピット及び又はランド、若
    しくはマーク及び又はスペースを検出し、 該検出結果より前記所定長さ以上のピット及び又はラン
    ド、若しくはマーク及び又はスペースを前記光ビームが
    走査するタイミングを予測し、 該予測結果及び前記副のデータ列に基づいて、前記光ビ
    ームの光量を一時的に立ち上げて、局所的に前記情報記
    録面の反射率を変化させることを特徴とする請求項13
    に記載の光ディスク記録方法。
  23. 【請求項23】光ビームを照射して得られる戻り光に基
    づいて、前記所定長さ以上のピット及び又はランド、若
    しくはマーク及び又はスペースを検出して検出結果を一
    時保持し、 同一箇所を再び走査して、一時保持した前記検出結果及
    び前記副のデータ列に基づいて、前記光ビームの光量を
    一時的に立ち上げて、局所的に前記情報記録面の反射率
    を変化させることを特徴とする請求項13に記載の光デ
    ィスク記録方法。
  24. 【請求項24】1組の光ビームを前記ディスク状記録媒
    体に照射し、先行する光ビームによる再生結果に基づい
    て、後行する光ビームの光量を一時的に立ち上げて局所
    的に前記情報記録面の反射率を変化させることを特徴と
    する請求項13に記載の光ディスク記録方法。
  25. 【請求項25】主のデータ列に応じた長さによるピット
    及びランド若しくはマーク及びスペースが情報記録面に
    繰り返されて前記主のデータ列が記録され、 所定長さ以上の前記ピット及び又はランド、若しくは前
    記マーク及び又はスペースについて、前記ピット又はマ
    ークのエッジより所定距離だけ離間した箇所で、局所的
    に前記情報記録面の反射率が変化して副のデータ列が記
    録されたことを特徴とする光ディスク。
  26. 【請求項26】複数の前記ピット及び又はランド、若し
    くは前記マーク及び又はスペースに、前記副のデータ列
    の1ビットが繰り返し記録されたことを特徴とする請求
    項25に記載の光ディスク。
  27. 【請求項27】前記副のデータ列がM系列乱数により変
    調されて記録されたことを特徴とする請求項25に記載
    の光ディスク。
  28. 【請求項28】前記所定距離が、次式により表される距
    離Dでなることを特徴とする請求項25に記載の光ディ
    スク。 【数3】 但し、ここでNAは、前記主のデータ列を再生する光学
    系の開口数であり、λは、前記光学系に適用される光ビ
    ームの波長である。
  29. 【請求項29】前記所定距離は、前記ピット及びラン
    ド、若しくは前記マーク及びスペースのうちの、最も短
    い長さでなることを特徴とする請求項25に記載の光デ
    ィスク。
  30. 【請求項30】前記副のデータ列は、 光ディスクを識別する識別データ列でなることを特徴と
    する請求項25に記載の光ディスク。
  31. 【請求項31】前記主のデータ列は、 暗号化されたデータ列でなり、 前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の暗号化の解除に必要なデータ列でな
    ることを特徴とする請求項25に記載の光ディスク。
  32. 【請求項32】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列の再生回数のデータでなることを特徴
    とする請求項25に記載の光ディスク。
  33. 【請求項33】前記副のデータ列は、 前記主のデータ列のコピー回数のデータでなることを特
    徴とする請求項25に記載の光ディスク。
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