JPH11191132A - 情報シンボル検査装置 - Google Patents

情報シンボル検査装置

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JPH11191132A
JPH11191132A JP9358592A JP35859297A JPH11191132A JP H11191132 A JPH11191132 A JP H11191132A JP 9358592 A JP9358592 A JP 9358592A JP 35859297 A JP35859297 A JP 35859297A JP H11191132 A JPH11191132 A JP H11191132A
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JP9358592A
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English (en)
Inventor
Atsushi Akiyama
厚 秋山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードのサイズ等の検査基準となる規格
範囲を簡単に設定する。 【解決手段】 記録媒体に印刷されたバーコードの画像
データを読取り、その読取った画像データに基づいてそ
の情報シンボルのサイズ、コントラスト等の属性値を測
定し、この測定値がそれぞれ規格範囲内にあるか否かを
判断する手段を設け、少なくとも属性値の規格範囲を含
む情報をコード化して記録媒体に印刷したバーコードの
画像データをバーコード読取手段で読取ると、読取った
画像データの内容を解析し、その解析結果に基づいて規
格範囲を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷された情報シ
ンボルのサイズ等が規格範囲にあるか否かを検査する情
報シンボル検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報シンボルとしては、通常のバーコー
ド(JAN等)、2次元コード、カスタマバーコードな
どがあるが、近年ではより小さな情報シンボルにより大
量の情報を表現することが望まれている。
【0003】上記カスタマバーコードとは、等ピッチバ
ーコードの一種で、数字、ハイフン、及びアルファベッ
トから構成される郵便番号及び住所表示番号等を、バー
の長短で表現するものである。通常のバーコードはバー
の幅と間隔で表現する方法である点でカスタマバーコー
ドと相違する。
【0004】このような情報シンボルでは、特に正確に
読取ることができるように情報シンボルの属性値につい
てより詳細な規格が決められているものもある。例えば
カスタマバーコードなどについてはサイズ(全体幅、ロ
ングバーの長さ)、線幅(バー幅、バーピッチ、スペー
ス幅)、コントラスト(PCS:Print Contrast Signa
l )等の属性値が詳細に規格化されている。
【0005】このような情報シンボルについて基準とな
る規格範囲内にあるか否かを正確に検査できる情報シン
ボル検査装置が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基準と
なる規格範囲について多くの項目があるため、このよう
な情報シンボル検査装置に規格範囲の設定が煩わしい。
特に検査の対象とする情報シンボルを変える場合には、
その情報シンボルの規格範囲に設定し直さなければなら
ない。
【0007】そこで、本発明は、情報シンボルの規格範
囲を簡単に設定できる情報シンボル検査装置を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、記
録媒体に印刷された情報シンボルの画像データを読取る
情報シンボル読取手段と、この情報シンボル読取手段で
読取った画像データに基づいてその情報シンボルのサイ
ズ、コントラスト等の属性値を測定し、この測定値がそ
れぞれ規格範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、
少なくとも判断手段による判断基準となる属性値の規格
範囲を含む情報をコード化して記録媒体に印刷した情報
シンボルの画像データを情報シンボル読取手段で読取る
と、読取った画像データの内容を解析し、その解析結果
に基づいて規格範囲を設定する規格範囲設定手段とを設
けたことを特徴とする情報シンボル検査装置である。
【0009】請求項2の本発明は、規格範囲設定手段
は、情報シンボル読取手段で読取った画像データの内容
を解析し、解析内容のうちで属性値の規格範囲の設定を
許可する情報があったときのみに、解析して得られた規
格範囲に基づいて属性値の規格範囲を設定することを特
徴とする請求項1記載の情報シンボル検査装置である。
【0010】請求項3の本発明は、検査結果を表示する
表示手段と、判断手段で判断した結果、その情報シンボ
ルの属性の測定値が規格範囲内にある場合は合格である
旨を表示手段に表示し、規格範囲内にない場合は不合格
である旨を表示手段に表示する表示制御手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報シンボ
ル検査装置である。
【0011】請求項4の本発明は、記録媒体に印刷され
た情報シンボルの画像データを読取る情報シンボル読取
手段と、この情報シンボル読取手段で読取った画像デー
タに基づいてその情報シンボルのサイズ、コントラスト
等の属性値を測定し、この測定値がそれぞれ規格範囲内
にあるか否かを判断する判断手段と、検査結果を表示す
る表示手段と、判断手段で判断した結果、その情報シン
ボルの属性の測定値が規格範囲内にある場合は合格であ
る旨を表示手段に表示し、規格範囲内にない場合は不合
格である旨を表示手段に表示する表示制御手段とを備
え、さらに、この表示制御手段は判断手段による判断で
得られた情報シンボルの属性の測定値を表示手段に表示
することを特徴とする情報シンボル検査装置である。
【0012】請求項5の本発明は、記録媒体に印刷され
た情報シンボルの画像データを読取る情報シンボル読取
手段と、この情報シンボル読取手段で読取った画像デー
タに基づいてその情報シンボルのサイズ、コントラスト
等の属性値を測定し、この測定値がそれぞれ規格範囲内
にあるか否かを判断する判断手段と、予め決められたサ
イズ、コントラスト等で補正用媒体に印刷された基準情
報シンボルを情報シンボル読取手段で読取り、この基準
情報シンボルの画像データから測定した属性値を予め決
められた基準情報シンボルの属性値と比較し、両者の差
に応じて測定結果を補正する補正手段とを設けたことを
特徴とする情報シンボル検査装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をバーコードを検査
するバーコード検査装置に適用した場合の第1の実施の
形態を図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本
実施の形態にかかるバーコード検査装置の構成を示す断
面図で、1は電源部を有する本体、2はバーコードが印
刷された記録媒体を載置するスタンド、3は記録媒体に
印刷されたバーコードの画像データを読取る情報シンボ
ル読取手段としてのスキャナ部である。このスタンド2
は、本体1の上部前方に設けられ、上記スキャナ部3と
上記スタンド2との間は、記録媒体が挿入できる程度の
間隙を有する。
【0014】上記スキャナ部3は、枠体4内に前後(実
線矢印)に移動可能に設けられたCCD(Charge Coupl
ed Device )ユニット5、このCCDユニット5を制御
する後述のCCDユニット制御回路を設けたスキャナ部
PCB(Print Circuit Board )6を備える。
【0015】上記CCDユニット5は、スタンド2上の
記録媒体のバーコードに光を照射する光源(ここではそ
の1例として蛍光灯)7、この蛍光灯7の周面を覆い蛍
光灯7に熱量を与え発熱量を安定させるためのヒータ
8、記録媒体からの反射光を反射ミラー9及びレンズ1
0を介して取込むCCD11を設けたCCDユニットP
CB12を備える。このCCDユニットPCB12は、
上記スキャナ部PCB6とケーブル13を介して接続し
ている。上記CCD11は、撮像素子を1次元的( ライ
ン的 )に配列して構成され、線で読取るものである。
【0016】上記枠体4には、スタンド2に対向する位
置に読取ガラス14が設けられており、CCDユニット
5から記録媒体へ光の照射、反射光の取込みは、この読
取ガラス14を介して行われる。また、枠体4の上部前
面にはバーコードの読取り結果やバーコード読取りエラ
ーの詳細情報などを表示する表示手段としての表示器1
5、バーコードの読取りを開始するためのスタートキー
16aの他エラー時のエラー詳細情報のモード切替キー
などユーザーが操作を行うための各種キー16が設けら
れている。
【0017】図2は、本実施例の制御部の構成を示すブ
ロック図で、21は制御部本体を構成するCPU(中央
処理装置)である。この制御部はCPU21が各部を制
御するためのプログラムデータ等が予め格納されたRO
M(リード・オンリ・メモリ)22、CPU21が処理
するデータを一時的に格納するための各種メモリエリア
が形成されるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)2
3を備え、これらはデータバス、制御バス、アドレスバ
スなどのバスライン24で接続されている。
【0018】上記バスライン24には、スキャン部PC
B6に設けられたCCDユニット制御回路25が接続さ
れている。このCCDユニット制御回路25には、上記
CCD11を制御するCCD制御回路26、蛍光灯7を
制御する蛍光灯制御回路27、ヒータ8を制御するヒー
タ制御回路28が上記ケーブル13を介して電気的に接
続している。これらCCD制御回路26、蛍光灯制御回
路27、ヒータ制御回路28は、上記CCDユニット5
のCCDユニットPCB12に設けられている。また、
上記ヒータ制御回路28には、所定温度以下でヒータ8
をオンさせ、所定温度以上でヒータをオフさせる温度制
御のための監視用の温度を検出するヒータサーミスタ2
9が接続している。
【0019】また、上記バスライン24には、上記CC
D11で記録媒体のバーコードを読取った画像を記憶す
るイメージRAM31、CCDユニット5を前後に移動
させるためのモータ32を制御するモータ制御回路3
3、上記表示器15の表示動作などを制御する表示制御
回路34、各種キー16を制御するキー制御回路35バ
ーコード読取り時にエラーが発生した場合に鳴らすブザ
ー36を制御するブザー制御回路37、CCDユニット
5のホームポジションセンサ(H.P.センサ)38a等の
各種センサ38からのセンサ出力を入力するセンサ回路
39が接続している。
【0020】このような検査装置は、バーコードが印刷
された記録媒体がスタンド2とスキャナ部3との間隙に
挿入され記録媒体がスタンド2上にセットされると、C
CDユニット5の蛍光灯7からの光を記録媒体に照射
し、その反射光をCCD11で読取り、この読取った画
像データに基づいて記録媒体に印刷されたバーコードの
サイズ、線幅、PCS、下地の反射率などの属性値を測
定し、この測定値がが規格に適合しているか否かを検査
する。例えば、バーコードのサイズ、線幅、PCS、下
地の反射率などの属性については、これらの測定値が予
め検査装置に設定されている当該バーコードの規格で定
められた所定の範囲(規格範囲)内にあるか否かを判断
し、規格範囲内にあれば合格とし、規格範囲内になけれ
ば不合格とする。
【0021】ところで、検査するバーコードの種類等を
変更したい場合には、現在設定されているバーコードの
属性値の規格範囲を変更する必要が生じる。このような
場合に、第1の実施の形態では、変更したい規格範囲の
情報を記録媒体にバーコード化して印刷したものを本検
査装置で読取って設定の変更を行うものである。
【0022】具体的には、上記CPU21は図3に示す
ような規格範囲設定制御を行うようになっている。すな
わち、規格範囲の情報をバーコード化して印刷した記録
媒体がスタンド2上にセットされると、ST(ステッ
プ)1にてCCDユニット5により記録媒体のバーコー
ドの画像データを取込む。そして、ST2にて取込んだ
画像データを解析(デコード)する。続いてST3にて
解析結果から規格範囲の情報のデータ(ここではキャラ
クタデータ)を抽出し、ST4にて抽出した内容をメモ
リに書込んで設定の変更を行い(規格範囲設定手段)、
この規格範囲設定制御を終了する。
【0023】このように、バーコードの属性値の規格範
囲の情報を記録媒体にバーコード化して印刷したものを
本検査装置で読取って規格に適合するか否かを判断する
ための情報を設定することにより、規格範囲の情報が記
憶されたROMを交換したり、通信回線からダウンロー
ドを行うなどの手間を省くことができ、簡単に設定内容
の変更を行うことができる。従って、サイズ等の異なる
バーコードの検査を行う場合に設定内容の変更を行うた
めの時間を大幅に短縮することができる。
【0024】次に、本発明をバーコードを検査するバー
コード検査装置に適用した場合の第2の実施の形態を図
4を参照して説明する。なお、本実施の形態における断
面図及びブロック図は、それぞれ上記第1の実施の形態
における図1及び図2と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【0025】本実施の形態では、バーコードの属性値の
規格範囲の情報にその変更を許可する情報(いわゆるパ
スワード)を加えて記録媒体にバーコード化して印刷し
たものを本検査装置で読取り、許可情報があったときの
みに設定の変更を行うものである。
【0026】具体的には、本実施の形態におけるCPU
21は規格範囲の情報をバーコード化して印刷した記録
媒体がスタンド2上にセットされ、スタートキー16a
が押されると、図4に示すような規格範囲設定制御を行
うようになっている。すなわち、CPU21は先ずST
11にてCCDユニット5により記録媒体のバーコード
の画像データを取込む。そして、ST12にて取込んだ
画像データを解析する。
【0027】続いて、ST13にて解析結果に基づいて
変更許可情報があるか否かを判断する。このとき、変更
許可情報ありと判断した場合は、ST14にて解析結果
から規格範囲の情報のデータ(ここではキャラクタデー
タ)を抽出し、ST15にて抽出した内容をメモリに書
込んで設定の変更を行い(規格範囲設定手段)、この規
格範囲設定制御を終了する。
【0028】このように、バーコードの属性値の規格範
囲の情報にその変更を許可する情報を加えて記録媒体に
バーコード化して印刷したものを本検査装置で読取り、
許可情報があったときのみに設定の変更を行うようにす
ることにより、ユーザーが間違って設定を変更してしま
うことを防止できる。
【0029】次に、本発明をバーコードを検査するバー
コード検査装置に適用した場合の第3の実施の形態を図
5を参照して説明する。なお、本実施の形態における断
面図及びブロック図は、それぞれ上記第1の実施の形態
における図1及び図2と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【0030】本実施の形態では、記録媒体に印刷された
バーコードが規格範囲にあるか否かを判断した結果、す
なわち合格・不合格及び検査の対象となったバーコード
の属性値についての測定値を表示器15に表示するもの
である。
【0031】具体的には、本実施の形態におけるCPU
21は検査の対象となるバーコードが印刷された記録媒
体がスタンド2上にセットされ、スタートキー16aが
押されると、図5に示すような規格範囲設定制御を行う
ようになっている。すなわち、CPU21は先ずST2
1にてCCDユニット5により記録媒体のバーコードの
画像を画像データを取込む。
【0032】続いて、ST22にて画像データからバー
コードのサイズなどの属性値を測定し、ST23にてこ
の測定値が既に設定されている規格範囲内にあるか否か
を判断する(判断手段)。そして、規格範囲内にあると
判断した場合はST24にて検査の対象となったバーコ
ードは合格である旨及びそのバーコードのサイズなどの
属性値についての測定値を表示器15に表示して(表示
制御手段)、この規格範囲設定制御を終了する。
【0033】また、ST23にて規格範囲内にないと判
断した場合は、ST25にて検査の対象となったバーコ
ードは不合格である旨及び規格範囲から外れた属性値に
ついての項目を表示して(表示制御手段)、この規格範
囲設定制御を終了する。この場合、例えば規格範囲から
外れたのは何番目のバーであるかについて表示してもよ
いが、サイズなどの属性値についての測定値は表示され
ない。
【0034】このように、バーコードの属性の測定値が
規格範囲にある場合には合格である旨の表示を行い、規
格範囲から外れる場合には不合格である旨の表示を行う
ようにすることにより、ユーザーは表示器15を見なが
ら容易に検査結果を判断することができる。なお、不合
格のときにはブザー36を鳴らすようにしてもよい。
【0035】また、バーコードの属性の測定値が規格範
囲にある場合にはバーコードの測定値を表示させるた
め、バーコードが規格範囲に対してどのくらいのマージ
ンがあるかなどについて容易に判断することができる。
なお、規格範囲から外れた場合においても、測定値を表
示させるようにしてもよい。これにより、規格範囲から
どのくらい外れているかを数値で判断することができ
る。
【0036】なお、本実施の形態においては、バーコー
ドの属性の測定値が規定範囲から外れた場合にバーコー
ドの測定値を表示器15に表示させるものについて述べ
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、バーコ
ードの検査を行う前に所定のキー操作によって測定値を
表示させるか否かの選択を行うことができるようにして
もよい。このようにすれば測定値を表示することが必要
な場合、例えばバーコードプリンタ側の調整を行う場合
などにのみ測定値を表示させ、規格範囲内にあるか否か
だけを検査したい場合には余計な表示を行うことを防止
することができ、使い勝手のよい検査装置を提供でき
る。
【0037】次に、本発明をバーコードを検査するバー
コード検査装置に適用した場合の第4の実施の形態を図
6を参照して説明する。なお、本実施の形態における断
面図及びブロック図は、それぞれ上記第1の実施の形態
における図1及び図2と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【0038】本実施の形態では、予め決められたサイズ
などの属性値のデータに基づいて補正用媒体に印刷され
た基準バーコードを読取ってその基準バーコードの属性
値を測定し、その測定値が予め決められたサイズなどの
属性値のデータと一致するかを判断し、一致しなかった
場合は測定結果の補正値を算出して記憶するものであ
る。
【0039】具体的には、本実施の形態におけるCPU
21は補正用媒体がスタンド2上にセットされ、スター
トキー16aが押されると、図6に示すような補正制御
を行うようになっている。すなわち、CPU21は先ず
ST31にてCCDユニット5により補正用媒体の基準
バーコードの画像データを取込む。そして、ST32に
て取込んだ画像データからサイズ等の属性値を測定す
る。
【0040】次に、ST33にて予め決められた基準バ
ーコードの属性値についてのデータ(補正用媒体に印刷
するときに使用した基準バーコードの属性値のデータ)
を抽出する。ここでは、補正用媒体に印刷した基準バー
コードの属性値を予めRAM23などに記憶しておいて
このデータを抽出するが、キー操作によって入力したも
のを使用してもよい。ST34にて測定値と予め決めら
れたデータとを比較し、各属性値について両者が一致す
るか否かを判断する。このとき、属性値について両者が
一致すると判断した場合はこの測定値補正制御を終了
し、両者が一致しないと判断した場合は、ST35にて
その属性値についての測定値と予め決められたデータと
の差に基づいて補正値を算出し、ST36にてこの補正
値を新たな補正値としてRAM23に記憶し、この測定
値補正制御を終了する。
【0041】これにより、検査の対象となるバーコード
を読取って実際に検査を行う場合にバーコードのサイズ
などの測定値を上記補正値に基づいて補正することによ
ってより正確な検査を行うことができる。また、検査装
置ごとのバーコード測定結果のばらつきや経時変化によ
る測定値の変化も補正することができる。
【0042】なお、補正値は最初デフォルト値に設定し
てあり、補正する必要がある場合にはその補正値を書き
換えるようにしてもよい。また、本実施の形態において
は、補正用媒体の基準バーコードのサイズなどを測定す
るだけでよいため、基準バーコードでコード化された情
報の内容を把握する必要はないため、補正用媒体に印刷
する基準バーコードのデータはダミーデータであれば足
りる。
【0043】但し、これらのデータとしては、他の処理
の誤動作を防止する等のため、通常のデータではあり得
ないデータを印刷する。例えば郵便物に付されるカスタ
マバーコードでは通常は規格で定められた住所等のデー
タがコード化されているため、住所等以外のデータとす
ればよい。また、製品情報をコード化したバーコードで
あれば、その製品情報に使用されるキャラクタ等以外の
データとすればよい。
【0044】また、本実施の形態においては、検査対象
となるバーコードを印刷する通常の記録媒体と区別する
ため、このような通常の記録媒体とは異なる補正用媒体
を使用する場合について述べたが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、通常の記録媒体に予め決められた
サイズなどの属性値のデータに基づいて基準バーコード
を印刷して補正用媒体として、これを読取るようにして
もよい。この場合、通常の記録媒体と区別するために特
定のキー操作があったときにのみ、補正用媒体として処
理を行うようにしてもよい。
【0045】次に、本発明をバーコードを検査するバー
コード検査装置に適用した場合の第5の実施の形態を図
7を参照して説明する。なお、本実施の形態における断
面図及びブロック図は、それぞれ上記第1の実施の形態
における図1及び図2と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【0046】本実施の形態では、上記第4の実施の形態
における補正用媒体に印刷する基準バーコードのデータ
をダミーデータとする代わりに、基準バーコードのサイ
ズなどの測定値を補正する補正値の変更を許可する情報
(いわゆるパスワード)のデータとし、補正用媒体の基
準バーコードを読取ったとき、補正値の変更を許可する
情報があったときのみ補正を行うものである。
【0047】具体的には、本実施の形態におけるCPU
21は規格範囲の情報を基準バーコード化して印刷した
補正用媒体がスタンド2上にセットされ、スタートキー
16aが押されると、図7に示すような規格範囲設定制
御を行うようになっている。すなわち、CPU21は先
ずST41にてCCDユニット5により基準バーコード
の画像データを取込む。そして、ST42にて取込んだ
画像データを解析する。
【0048】続いて、ST43にて解析結果に基づいて
変更許可情報があるか否かを判断する。このとき、変更
許可情報ありと判断した場合は、ST44にて取込んだ
画像データからサイズ等の属性値を測定する。
【0049】次に、ST45にて予め決められた基準バ
ーコードの属性値についてのデータを抽出する。ここで
は、予めRAM23などに記憶しておいたデータを抽出
するが、キー操作によって入力したものを使用してもよ
い。ST46にて基準バーコードの属性値についての測
定値と予め決められたデータとを比較し、各属性値につ
いて両者が一致するか否かを判断する。このとき、属性
値について両者が一致すると判断した場合はこの測定値
補正制御を終了し、両者が一致しないと判断した場合
は、ST47にてその属性値についての測定値と予め決
められたデータとの差に基づいて補正値を算出し、ST
48にてこの補正値を新たな補正値としてRAM23に
記憶し(補正手段)、この測定値補正制御を終了する。
【0050】このように、バーコードのサイズなどの測
定値を補正する補正値の変更を許可する情報を有する基
準バーコードを補正用媒体に印刷し、その基準バーコー
ドを本検査装置で読取り、許可情報があったときのみに
補正値の変更を行うようにすることにより、ユーザーが
間違って補正値を変更してしまうことを防止できる。
【0051】次に、本発明をバーコードを検査するバー
コード検査装置に適用した場合の第6の実施の形態を図
8を参照して説明する。なお、本実施の形態における断
面図及びブロック図は、それぞれ上記第1の実施の形態
における図1及び図2と同様であるため、その詳細な説
明を省略する。
【0052】本実施の形態では、予め決められたサイズ
などの属性値のデータに基づいて補正用媒体に印刷され
た基準バーコードをこの検査装置よりも精度の高い装置
で読取って基準バーコードの属性値を測定し、その値に
基づいてキー操作によって補正値の入力を可能とするも
のである。
【0053】具体的には、本実施の形態におけるCPU
21は補正用媒体がスタンド2上にセットされ、スター
トキー16aが押されると、図8に示すような測定値補
正制御を行うようになっている。すなわち、CPU21
は先ずST51にてCCDユニット5により基準バーコ
ードの画像データを取込む。そして、ST52にて取込
んだ画像データからサイズ等の属性値を測定し、ST5
3にてその測定値を表示器15に表示する。
【0054】次に、ST54にて測定値修正のキー操作
があったか否かを判断する。このとき、キー操作がない
と判断した場合はこの測定値補正制御を終了し、キー操
作があったと判断した場合は、ST55にてキー操作に
基づいて測定値の修正を行う。そして、ST56にて修
正前後の測定値の差に基づいて補正値を算出し、ST5
7にてこの補正値を新たな補正値としてRAM23に記
憶し(補正手段)、この測定値補正制御を終了する。
【0055】このように、キー操作による補正値の変更
を可能とすることにより、この検査装置よりも精度の高
い装置で読取って基準バーコードの属性値を測定し、そ
の値に基づいて補正値の変更を行うことができるため、
基準バーコードを印刷するプリンタの精度などに起因す
る基準バーコードのサイズなどのばらつきを補正するこ
とができ、より一層正確な補正を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、規
格範囲の情報を記録媒体にコード化して印刷した情報シ
ンボルを読取って規格に適合するか否かを判断するため
の情報を設定することにより、規格範囲の情報が記憶さ
れたROMを交換したり、通信回線からダウンロードを
行うなどの手間を省くことができ、簡単に設定内容の変
更を行うことができる。従って、サイズ等の異なるバー
コードの検査を行う場合に設定内容の変更を行うための
時間を大幅に短縮することができる。
【0057】また、規格範囲の情報にその変更を許可す
る情報を加えて記録媒体にコード化して印刷した情報シ
ンボルを読取り、許可情報があったときのみに設定の変
更を行うようにすることにより、ユーザーが間違って設
定を変更してしまうことを防止できる。
【0058】また、情報シンボルの属性の測定値が規格
範囲にある場合には合格である旨の表示を行い、規格範
囲から外れる場合には不合格である旨の表示を行うよう
にすることにより、ユーザーは表示手段を見ながら容易
に検査結果を判断することができる。また、測定値が規
格範囲にある場合にはバーコードの測定値を表示させる
ため、検査の対象となった情報シンボルが規格範囲に対
してどのくらいのマージンがあるかなどについて容易に
判断することができる。
【0059】また、予め決められたサイズなどの属性値
のデータに基づいて補正用媒体に印刷された情報シンボ
ルを読取ってその情報シンボルの属性値を測定し、その
測定値が予め決められたサイズなどの属性値のデータと
一致するかを判断し、一致しなかった場合は測定結果の
補正値を算出して記憶することにより、検査の対象とな
る情報シンボルを読取って実際に検査を行う場合に情報
シンボルのサイズなどの測定値を補正値に基づいて補正
することによってより正確な検査を行うことができる。
また、検査装置ごとの情報シンボルの測定結果のばらつ
きや経時変化による測定値の変化も補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるバーコード
検査装置の構成を示す断面図。
【図2】図1に示すバーコード検査装置の構成を示すブ
ロック図。
【図3】本実施の形態におけるCPUが行う規格範囲設
定制御を示す流れ図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるCPUが行
う規格範囲設定制御を示す流れ図。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるCPUが行
う規格範囲設定制御を示す流れ図。
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるCPUが行
う測定値補正制御を示す流れ図。
【図7】本発明の第5の実施の形態におけるCPUが行
う測定値補正制御を示す流れ図。
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるCPUが行
う測定値補正制御を示す流れ図。
【符号の説明】
3…スキャナ部 5…CCDユニット 15…表示器 21…CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に印刷された情報シンボルの画
    像データを読取る情報シンボル読取手段と、この情報シ
    ンボル読取手段で読取った画像データに基づいてその情
    報シンボルのサイズ、コントラスト等の属性値を測定
    し、この測定値がそれぞれ規格範囲内にあるか否かを判
    断する判断手段と、少なくとも前記判断手段による判断
    基準となる属性値の規格範囲を含む情報をコード化して
    記録媒体に印刷した情報シンボルの画像データを前記情
    報シンボル読取手段で読取ると、読取った画像データの
    内容を解析し、その解析結果に基づいて規格範囲を設定
    する規格範囲設定手段とを設けたことを特徴とする情報
    シンボル検査装置。
  2. 【請求項2】 前記規格範囲設定手段は、前記情報シン
    ボル読取手段で読取った画像データの内容を解析し、解
    析内容のうちで属性値の規格範囲の設定を許可する情報
    があったときのみに、解析して得られた規格範囲に基づ
    いて属性値の規格範囲を設定することを特徴とする請求
    項1記載の情報シンボル検査装置。
  3. 【請求項3】 検査結果を表示する表示手段と、前記判
    断手段で判断した結果、その情報シンボルの属性の測定
    値が規格範囲内にある場合は合格である旨を前記表示手
    段に表示し、規格範囲内にない場合は不合格である旨を
    前記表示手段に表示する表示制御手段を設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の情報シンボル検査
    装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に印刷された情報シンボルの画
    像データを読取る情報シンボル読取手段と、この情報シ
    ンボル読取手段で読取った画像データに基づいてその情
    報シンボルのサイズ、コントラスト等の属性値を測定
    し、この測定値がそれぞれ規格範囲内にあるか否かを判
    断する判断手段と、検査結果を表示する表示手段と、前
    記判断手段で判断した結果、その情報シンボルの属性の
    測定値が規格範囲内にある場合は合格である旨を前記表
    示手段に表示し、規格範囲内にない場合は不合格である
    旨を前記表示手段に表示する表示制御手段とを備え、さ
    らに、この表示制御手段は前記判断手段による判断で得
    られた情報シンボルの属性の測定値を前記表示手段に表
    示することを特徴とする情報シンボル検査装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に印刷された情報シンボルの画
    像データを読取る情報シンボル読取手段と、この情報シ
    ンボル読取手段で読取った画像データに基づいてその情
    報シンボルのサイズ、コントラスト等の属性値を測定
    し、この測定値がそれぞれ規格範囲内にあるか否かを判
    断する判断手段と、予め決められたサイズ、コントラス
    ト等で補正用媒体に印刷された基準情報シンボルを前記
    情報シンボル読取手段で読取り、この基準情報シンボル
    の画像データから測定した属性値を予め決められた基準
    情報シンボルの属性値と比較し、両者の差に応じて測定
    結果を補正する補正手段とを設けたことを特徴とする情
    報シンボル検査装置。
JP9358592A 1997-12-25 1997-12-25 情報シンボル検査装置 Pending JPH11191132A (ja)

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