JPH11191116A - システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体 - Google Patents

システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体

Info

Publication number
JPH11191116A
JPH11191116A JP10072920A JP7292098A JPH11191116A JP H11191116 A JPH11191116 A JP H11191116A JP 10072920 A JP10072920 A JP 10072920A JP 7292098 A JP7292098 A JP 7292098A JP H11191116 A JPH11191116 A JP H11191116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
information
evaluation
block
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10072920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571526B2 (ja
Inventor
Takeo Nakamura
武雄 中村
英子 ▲高▼渕
Hideko Takabuchi
Masato Otsuka
正人 大塚
Takashi Saito
孝 斉藤
Yukiyasu Kobayashi
志康 小林
Kenichi Kubota
健一 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP07292098A priority Critical patent/JP3571526B2/ja
Priority to US09/177,301 priority patent/US6304790B1/en
Publication of JPH11191116A publication Critical patent/JPH11191116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571526B2 publication Critical patent/JP3571526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2111/00Details relating to CAD techniques
    • G06F2111/12Symbolic schematics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S715/00Data processing: presentation processing of document, operator interface processing, and screen saver display processing
    • Y10S715/961Operator interface with visual structure or function dictated by intended use
    • Y10S715/964CAD or CAM, e.g. interactive design tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子装置のシステム構成やアーキテクチャの設
計検討を支援するCADシステムに関し、上流工程(設
計の早期段階)での高精度で実現性の高い見積もりを可
能とし、取得した設計情報をノウハウとして蓄積し、さ
らに下流工程へ設計情報を継承できるシステムを実現す
る。 【解決手段】ブロック図入力・編集部により、独立した
機能を表現するシンボルとそれらのシンボルをつなぐラ
インとを含むブロック図を編集する。これらのシンボル
とラインは同じように設計情報を代表したものとし、ど
ちらも同様に設計情報やパラメタ情報を付与可能にす
る。かつ、それぞれの設計情報にレイヤという考えで複
数の詳細レベル情報を持たせる構造とする。また、シン
ボル、ラインに付与する見積もりパラメタ情報を、テン
プレートとしてパラメタテンプレート保持部5に用意
し、これによってユーザに必要な情報を入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置のシステム
設計を支援するCADシステムに係わり、特に装置の仕
様検討やアーキテクチャの検討を行う設計フェーズへの
利用を図り、装置設計全体の設計最適化、設計品質の向
上、設計の効率化を実現するシステム設計/評価CAD
システムおよびそのプログラム記憶媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子装置の設計の初期段階、つま
り仕様やアーキテクチャの検討段階において、装置を構
成するLSIやプリント回路基板(PCB)回路の物理
的な実現規模や消費電力などを見積もるには、過去に設
計した装置、PCB、LSIの同様な機能などを参考に
し、机上で個々の構成要素の物理的な実現規模等を見積
もり、それを装置に組み上げたときの規模などを算出し
ていた。したがって、設計者の経験によるところが大き
かった。
【0003】ここで見積もる物理的なパラメタには次の
ようなものがある。LSIやFPGAなどではゲート数
(面積)、チップの入出力となるピン数、チップの消費
電力、遅延(サイクル数)、PCBに搭載する際の実装
面積、PCBへの搭載部品数、PCBの入出力となるコ
ネクタピン数などである。また個々の部品の価格情報な
ども見積もり評価のためのパラメタとなる。
【0004】例えば図21に示すようなブロック図を用
いて装置の機能構成を検討し、一つの機能を表す個々の
ブロックである箱(シンボル)について、前述の物理パ
ラメタを見積もり値として積算、集計する。ブロック図
における一つの箱(シンボル)は中身をさらに詳細化
し、同様のブロック図で表現されるような階層化が行わ
れる。この場合、下位の階層においても個々の箱につい
て見積もりを行い、集計結果を上位の箱に積み上げると
いう方法になる。
【0005】もちろん、個々の機能が過去に設計済みで
ある箱(シンボル)を流用するのであれば、その情報か
ら正確な見積もり結果を得ることができる。装置設計の
初期検討段階では、装置の機能・性能と共に、物理的な
実現性(部品点数、大きさ、熱など)やコストも重要な
検討要素であり、装置のアーキテクチャ、LSIやPC
Bの分割方法などを変えた数多くのパターンで最適な設
計を確認する必要がある。
【0006】従来は図36のようなブロック図を書き、
各ブロックのパラメタ値を見積もり、それらを入手、あ
るいは表計算ソフトウェアなどを使って集計していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の手
法では、装置設計者の経験や勘により個々のブロックの
見積もりを行い、それを積み上げていた。このため、以
下に挙げるような問題点があった。
【0008】・設計者個人の経験による見積もりである
ため、見積もり精度に個人差が大きく現れる。 ・設計・見積もりのノウハウが個人に留まることにな
り、共通情報として蓄積されない。
【0009】・装置の構成をカット・アンド・トライす
る場合に、煩雑な同様の計算を繰り返し行う必要があ
り、時間を要する。また計算ミスも増える。 ・求めた装置構成やアーキテクチャが最適な解であるこ
との客観的な評価が難しい。
【0010】・仕様検討の段階で作成した装置構成ブロ
ック図などの設計情報が以降の設計に活かせず、下流工
程でCADシステムへの再入力が必要になる。本発明は
上記問題点の解決を図り、装置設計の上流工程であるシ
ステム設計の工程をコンピュータで支援する手段を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク構成例を示す図である。図1において、1はCPUお
よびメモリなどからなる処理装置、2はブロック図入力
・編集部、3は見積もり評価処理部、4はユーザインタ
フェース部、5はパラメタテンプレート保持部、6はブ
ロック情報記憶部、7は設計情報記憶部、8は下流工程
処理システムとのインタフェース部を表す。
【0012】ブロック図入力・編集部2は、ブロック図
を入力・編集し、編集結果のデータをブロック情報記憶
部6へライブラリとして保存し、また設計情報記憶部7
へブロック図とともに入力された設計情報を格納する手
段である。ブロック図入力・編集部2は、ブロック図面
編集部21、パラメタ設定部22、属性プロパティ管理
部23を持つ。
【0013】ブロック図面編集部21は、設計対象のブ
ロック図を構成するシンボル、ラインを入力し編集する
手段である。ここでは、ブロック図のシンボルとライン
とは同じように設計情報を代表(シンポライズ)したも
のとして扱う。モデル(シンボル、ライン)の入力に
は、パラメタテンプレート保持部5に登録されたパラメ
タテンプレートを用いることができ、また、ブロック情
報記憶部6にライブラリ化されている既存のブロック情
報を利用することができる。
【0014】パラメタ設定部22は、パラメタテンプレ
ート保持部5に記録された見積もり評価用パラメタのテ
ンプレートにパラメタの追加または変更を行い、またパ
ラメタの値を任意に設定する。
【0015】属性プロパティ管理部23は、ブロック図
面編集部21により入力されたモデル(シンボル、ライ
ン)に設計情報やパラメタ情報を付与し管理する手段で
ある。具体的には、モデルに物理的パラメタ、下位のブ
ロックや他の環境で設計した設計情報などへのリンク情
報、見積もり評価用のパラメタ等の設計情報やパラメタ
情報を属性プロパティとして管理する。
【0016】また、再利用が可能なシンボルやラインの
属性プロパティを設計情報記憶部7に記憶してライブラ
リ化する。さらに、各ブロックの設計情報に複数の階層
化した詳細情報を保持できるような構造を持たせて管理
する。
【0017】見積もり評価処理部3は、ブロックごとの
見積もり評価およびブロック図全体の見積もり評価を行
い、その評価結果を設計情報記憶部7へ格納する手段で
あり、ブロックルール演算部31、全体見積もり演算部
32を持つ。
【0018】ブロックルール演算部31は、そのブロッ
ク固有のパラメタと見積もり評価ルールを用いてブロッ
クの見積もり評価を行う手段である。全体見積もり演算
部32は、各ブロックに指定されたパラメタおよびブロ
ックルール演算部31で計算された値を用いて設計対象
全体の見積もり評価を行う手手段である。
【0019】ユーザインタフェース部4は、ブロック図
入力・編集部2または見積もり評価処理部3とユーザと
のインタフェースをとる手段である。GUI(Grap
hical User Interface)を用い
る。
【0020】パラメタテンプレート保持部5は、ブロッ
ク図の入力・編集において、シンボル、ラインのパラメ
タ入力のためのテンプレートを記憶する手段である。ブ
ロック情報記憶部6は、ブロック図入力・編集部2で生
成された再利用が可能なブロック情報をライブラリ化し
て登録し保存する手段である。ブロック情報とは、その
ブロックのシンボル、固有のプロパティテンプレート、
見積もり評価ルール等である。
【0021】設計情報記憶部7は、設計情報をデータベ
ースとして記憶する手段である。下流工程処理システム
とのインタフェース部8は、本システムと下流工程の処
理システムとのインタフェースをとる手段である。
【0022】本発明は、以下のような特徴を持つ。 (1)本発明は、シンボルとラインとを同じようなモデ
ルとして扱い、また複数の抽象レベルが扱えるブロック
図入力・編集システムである。
【0023】システムの設計・検討を行う際に作成する
ブロック図では、独立した機能を表現する箱(シンボ
ル)と、箱と箱とをつなぐ線(ライン)自体も機能を持
つ。いずれも設計情報やパラメタ情報を付与できる構造
で、かつそれぞれの設計情報にレイヤという考えで複数
の詳細レベル情報を持たせることができる構造としてい
る。
【0024】本システムは、シンボルとラインとを、同
じように設計情報を代表(シンボライズ)するものとし
て編集する。 (2)本発明は、プロパティとパラメタテンプレートに
よる汎用性を持たせたブロック図編集・評価システムで
ある。
【0025】本システムは、パラメタテンプレート保持
部5に、ブロック図入力・編集部2で入力したシンボル
やラインに付与する見積もりパラメタ情報をテンプレー
トとして用意することで、ユーザへの入力促進を行う。
さらに、設計対象や見積もり評価内容に応じた任意のパ
ラメタを自由に追加・変更可能なパラメタ設定部22を
持つ。
【0026】(3)本発明は、設計・評価過程の設計お
よび評価結果データの蓄積ができるブロック図編集・評
価システムである。本システムは、設計の途中段階でそ
の設計の評価を行った場合に、評価を行った時点の設計
情報と評価結果情報とをリンクして自動保管する見積も
り評価処理部3を備える。これにより様々の設計ケース
をカット・アンド・トライで評価し、多数の評価結果を
比較検討し、最適解の設計を採用することを可能にす
る。
【0027】(4)本発明は、設計ブロックへの評価ル
ールを蓄積できるブロック図編集・評価システムであ
る。本システムは、再利用可能な設計ブロックに対し
て、その設計ブロックを利用する際の評価を行うための
入力用のパラメタテンプレート、さらに入力されたパラ
メタに基づいて見積もり評価(計算)を行うための見積
もり評価ルールを登録できる。
【0028】(5)本発明は、ブロックごとのパラメタ
テンプレートによるパラメタ設定が可能なブロック図入
力・編集システムである。本システムは、再利用可能な
ブロックを利用する際に、ブロック情報記憶部6に記憶
したそのブロックの持つパラメタテンプレートを参照
し、パラメタの設定ウィンドウを表示することにより、
当該ブロック利用時の固有なパラメタの入力促進を図
る。
【0029】(6)本発明は、入力のレベルに応じた精
度での評価パラメタを採用するブロック図評価システム
である。本システムは、設計の詳細化が進むにつれて一
つのブロックが、より詳細なレベルの複数のブロックか
ら構成されるようになった場合には、重複するパラメタ
情報はより詳細な設計レベル(下位レベル)に付与され
たパラメタを利用して評価を行う全体見積もり演算部3
2を備える。全体見積もり演算部32は、下位レベルブ
ロックのパラメタが不完全な場合には上位ブロックのパ
ラメタを採用する。つまり、パラメタ毎により詳細なレ
ベルで、かつそのレベルで完全な(そのレベルで全ての
ブロックに付与されている)パラメタを採用する機能を
持つ。 (7)本発明では(1)において、前記レベル情報設定
手段は、情報はレベルレイヤに応じた複数レベルの情報
を参照しながらその設計情報の編集を行う設計情報編集
手段を備えることが好ましい。(1)において、前記設
計情報に、ドキュメントデータをリンクするドキュメン
トデータリンク手段を備え、設計情報の編集中にドキュ
メントデータの編集を行うドキュメントデータ編集手段
を備えることができる。(1)において、前記設計情報
設定手段は、前記シンボルの大きさを任意の大きさに設
定する大きさの編集手段を有することを特徴とするシス
テム設計/評価CADシステム。(1)において、前記
ブロック図編集手段は、作成したシンボルにラインを接
続したとき、信号の入出力ポートを自動的に作成する入
出力ポート作成手段を有するようにすることも可能であ
る。。(1)において、一つのシンボルに他の設計情報
をリンクさせて複数の階層情報を割り付る手段を備え、
一つのシンボルに複数の階層を定義するようにすること
も可能である。(1)において、シンボル作成用記述言
語及びブロック図のデータをシンボル作成パネル上にド
ラック&ドロップする事によって、シンボル形状データ
を自動的に作成するシンボル自動作成手段を備えたよう
にすることも可能である。。(1)において、複数のブ
ロックを指定して、それらを一つの階層に合成あるいは
複数の階層に分離する階層編集手段を備えたようにする
ことも可能である。
【0030】また、各階層において、ブロックの編集を
行い、その階層での編集内容を、他の上位あるいは下位
の階層に反映させることも可能である。なお、以上の各
構成は可能な限り互いに組み合わせて使用することがで
きる。
【0031】本発明は、以下のように作用する。本発明
では、システム検討のためにブロック図をベースにして
構成図を入力し、各シンボルやライン(インタフェー
ス)にパラメタを付与し、見積もり評価を行う。さら
に、アーキテクチャ検討で使用したブロック図は設計の
詳細化に使用することができ、ブロック図が除々に回路
図レベルまで詳細化できるようになっている。またはブ
ロック図とHDL(ハードウェア設計言語)設計データ
とのリンク情報を持ち、上流工程から下流工程まで扱え
るエントリツールの構造となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例を説明する。 [1]ブロック図による情報エントリ コンピュータによりシステム設計の支援を行うには、ま
ず設計情報をコンピュータに入力する必要がある。本発
明では、ブロック図という設計ドキュメントを扱い、ブ
ロック図入力・編集部2によりブロック図を入力・編集
する。
【0033】ブロック図入力・編集部2の機能は、概ね
従来からなるCAD技術であるが、システム設計の段階
で使用するため、柔軟性のある操作性や各種の物理的パ
ラメタなどの情報を付与できるようにしている。
【0034】本発明によるブロック図入力・編集部2の
機能の一つの特徴は、個々のシンボル間を接続するライ
ンをシンボルと同レベルで扱い、共に階層的な表現がで
きるようにしている点である。従来のブロック図や回路
図の入力では、シンボル(ブロック)が機能を表現し、
それらを接続するラインは単なるワイヤであった。本発
明のシステムで扱うブロック図では、ラインを単純なワ
イヤではなく、機能を持たせることができるモデルとし
て扱うようにする。
【0035】さらに、ラインへの物理的なパラメタも付
与できるようにしている。図2は、エントリ設計モデル
の考え方を説明する図である。図2に示すように、シン
ボルやライン(シグナル)の設計情報を属性プロパティ
として管理する。シンボルの設計情報の実体は機能ブロ
ックであり、シグナルの設計情報の実体はインタフェー
スである。設計情報は、それぞれのモデルの属性プロパ
ティとして管理する。
【0036】具体的に、ラインの機能とは、プロトコル
そのものであったり、プロトコルを実現する機能などで
ある。これの物理的パラメタとは、そのプロトコルを実
現した場合の実際のワイヤ本数や機能を具体化するため
の回路規模、また信号のトグル周波数であったりする。
【0037】機能ブロックは、階層設計の下位ブロック
や他の環境で設計した設計データなどへのリンク、見積
もり評価用のパラメタを持ち、インタフェースも同様に
設計データへのリンク情報、評価パラメタなどを持つ。
【0038】機能ブロック、インタフェースは、それぞ
れ抽象レベルの異なる設計情報を抽象レベルレイヤとい
う概念で複数持つことができる構造とする。図3は、設
定情報のレベルレイヤの例を示す図である。この例で
は、機能ブロックおよびインタフェースの設計情報は、
レイヤ1〜レイヤ3の複数の構造を持っている。レイヤ
1として日本語ドキュメント(doc)、仕様記述等の
情報、レイヤ2として例えばハードウェア記述言語(H
DL)等の情報、レイヤ3として実際の回路図等の情報
を持つ。レイヤ1には、もっとも抽象度が高いレベルの
情報が記述され、レイヤ2、レイヤ3の順に、より具体
的で詳細な情報が記述されていく。
【0039】設計情報は、ブロック図で表現した機能ブ
ロック、インタフェースのシンボルに対して抽象的な記
述から具体的な詳細記述まで複数レベルの設計情報にリ
ンク可能な構造とする。このような構造により、抽象度
の高いレベルから設計を始め、段階的に詳細化する設計
手法がとれるようになる。
【0040】以上説明した設計情報のレベルレイヤを管
理し、設計情報を保持するために、図4に示すようなデ
ータ構造の設計情報を持つ。図4は、設計情報のデータ
構造の例を示す図である。
【0041】図4中、シンボル、ライン(シグナル)の
各属性プロパティが、それぞれの設計情報へのリンク
や、見積もり評価用のパラメタなど複数のパラメタを保
持し、設計データ全体へのリンク構造を形作っている。
【0042】例えば、シグナルの属性プロパティは、そ
のシグナル個別情報と次のレベルレイヤのインタフェー
スへのリンク情報を持つ。さらに、リンク先のインタフ
ェースには、レイヤの情報とそのインタフェースプロパ
ティを持ち、インタフェースプロパティは、インタフェ
ースの設計情報へのリンク情報を持つ。
【0043】同様に、シンボルの属性プロパティは、そ
のシンボル個別情報と次のレベルレイヤのモジュールへ
のリンク情報を持つ。ここで、モジュールとは階層設計
する際などの設計情報の管理単位であり、ブロックの外
部仕様となる情報を持つ。モジュールの実際の中身は、
インタフェース設計情報や機能ブロック設計情報あるい
は詳細なブロック図である。
【0044】[2]プロパティとテンプレート 見積もり評価用のパラメタの入力は、ユーザの任意のも
のとすると見積もりの基準が曖昧になるし、集計するシ
ステムも設計者の数だけ必要になってしまう。見積もり
評価の標準化と、設計者への情報入力を促すために、本
システムでは、GUI(Graphical User Interface)に
よるパラメタ入力フィールドを設ける。このために、入
力の雛形(テンプレート)を外部の定義ファイルとして
パラメタテンプレート保持部5に持つ構造とする。
【0045】システム起動の際に、パラメタ設定部22
は、パラメタテンプレート保持部5からテンプレートフ
ァイルを読み込み、定義してある情報を解析し、定義さ
れているパラメタの入力用のGUIウィンドウを動的に
作成する。これにより、ユーザである設計者がブロック
やインタフェースにパラメタを設定しようとした際に、
必要となるパラメタの入力を促す。パラメタのテンプレ
ートには、必須項目、任意項目の区分を付けることによ
り、必要な情報を漏れなく設定させることができ、設計
者個人による見積もり情報のバラツキを押さえることが
できる。
【0046】このテンプレートのファイルを設計対象の
種類別などで用意することにより、装置に応じた見積も
りパラメタを漏れなく入力することが可能になる。ま
た、このテンプレートによって、後述する蓄積した設計
資産の再利用のためにも、資産ブロックごとにブロック
固有のパラメタの入力促進および入力が行えるようにな
っている。
【0047】[3]ライブラリブロックへのテンプレー
ト登録 機能ブロックは、再利用を考えて設計し、その設計した
資産を再利用するためにライブラリとして登録しておく
場合が多い。このため、本システムでは、ブロック図入
力・編集部2で得たブロック情報をライブラリ化してブ
ロック情報記憶部6に記憶する。ブロック情報をライブ
ラリとして登録する場合に、そのブロック固有のパラメ
タテンプレートを設定しておくことにより、そのブロッ
クを使用する際にブロック固有の見積もりパラメタの入
力促進を行うことができる。この場合のパラメタ入力促
進用にも前述のテンプレートを用いる。再利用するため
にライブラリ化するブロック情報の中に、このプロパテ
ィテンプレートを埋め込んでおく。
【0048】図5は、ライブラリにノウハウとして蓄積
されるブロック情報の例を示す。ブロック情報には、ブ
ロックを示すシンボル、そのブロック固有の見積もり評
価ルール、プロパティテンプレート等が含まれる。
【0049】ブロック図面編集部21は、あるブロック
を引用する際には、ブロック情報記憶部6のライブラリ
から該当するブロック情報のテンプレート情報を読み込
み、そのテンプレート情報から入力促進GUIを動的に
作成し、入力を促すようにする。
【0050】[4]ライブラリブロックへの見積もりル
ール登録 本システムでは、ライブラリブロックに、そのブロック
固有の見積もり評価用のルールを登録することができ
る。見積もり評価ルールは、前述したパラメタテンプレ
ートから作成された入力用のGUIに沿って入力された
パラメタを使って、各種の設計情報の見積もりを行うた
めの簡単なプログラムである。
【0051】見積もり評価処理部3は、ブロック固有の
見積もり評価ルールを用いて、そのブロックの見積もり
計算を行う。設計システム全体の見積もり評価を行う場
合には、見積もり評価ルールを持つ個々のブロックごと
に、パラメタにより制御された見積もり評価ルールによ
る計算を行う。これらの計算結果を、システム全体で積
み上げていく。
【0052】設計対象毎に評価予測の精度を上げるため
には、ノウハウの蓄積が必要であり、設計資産ブロック
やマクロブロックなどに対して、それぞれ固有のパラメ
タ、算出方法を与える。
【0053】具体的には、ライブラリの機能ブロック
に、その機能ブロックに与える固有パラメタのテンプ
レート、固有パラメタおよび設定対象全体に付与する
パラメタから評価値を導く式、を定義可能とする。
【0054】ブロック図の編集時には、ブロック固有な
パラメタテンプレート情報によりGUIウィンドウを表
示してパラメタの設定を促し、設計情報記憶部7内にパ
ラメタ情報を格納する。
【0055】見積もり評価を行う際には、ユーザに設定
されたパラメタと、予め定義されている見積もり評価ル
ールに基づいて規模、パワー予測などの計算を行う。図
6は、評価に必要な汎用パラメタ値の見積もり評価ルー
ルの例を示す図である。見積もり評価ルールは、計算方
法を記述したプログラムである。基本的には、条件(i
f)と、条件を満たす場合または満たさない場合の演算
の手続きからなる。
【0056】この見積もり評価ルールとパラメタとによ
り、ライブラリ化するブロック情報に設計ノウハウを蓄
積することができる。見積もり評価と最終的な設計結果
から、見積もり評価ルールや指定パラメタの更新を行う
ことで、将来のための見積もり評価の精度を上げていく
ことができる。
【0057】[5]見積もり評価処理 見積もり評価の処理は、図7に示すように、ユーザイン
タフェース部4と、見積もり評価処理部3のブロックル
ール演算部31と全体見積もり演算部32とにより行
う。
【0058】ブロックルール演算部31は、前出の
[3]および[4]の項で述べたブロック固有のパラメ
タと見積もり評価ルールを使って評価を行う。全体見積
もり演算部32は、各ブロックに指定されたパラメタ
値、およびブロックルール演算部31で計算された値を
使って設定対象全体の見積もり積算を行う。
【0059】見積もり評価処理の実行は、設計対象全体
の見積もり積算の処理の中で、各ブロックの階層ツリー
を り、ブロック個々の見積もり評価計算を行ってい
く。 [6]階層設計とパラメタ設定 設計の詳細化が進むにつれ、個々のブロックの中を、さ
らにブロック図表記していく。その際に下位階層のブロ
ックにもパラメタを指定していくことができる。これに
より、より細かいパラメタ指示が行え、見積もり評価の
精度を上げることができる。
【0060】上位階層のブロックおよぶその下位階層の
ブロックの両方にパラメタが指定された場合には、下位
階層のデータを優先するようにする。下位階層でパラメ
タが満たされない場合、すなわち特定のパラメタが指定
されていないブロックがあった場合には、そのパラメタ
については上位階層のブロックに付与されたものを採用
する。
【0061】図8は、階層設計とパラメタ精度の関係を
説明する図である。図8において、上位階層のパラメタ
値PRM1は下位階層パラメタ値を積算した値である。
【0062】上位階層ブロックBLK−Aは、ブロック
BLK−XX、BLK−D、BLK−Eの3個の下位階
層ブロックからなる。上位階層ブロックBLK−Aのパ
ラメタ値PRM1は500であるが、その下位階層ブロ
ックの各パラメタ値が、ブロックBLK−XXではPR
M1=110、BLK−DではPRM1=180、BL
K−EではPRM1=180であったとすると、この場
合、BLK−Aのより詳細化したレベルのパラメタの積
算値が470となることから、BLK−AのPRM1の
値“500”ではなく、下位の階層のパラメタの積算値
“470”を使用する。
【0063】一方、上位階層のブロックBLK−CのP
RM1の値が200であって、その下位階層のブロック
のうちBLK−WWのPRM1が未設定である場合に
は、詳細化した下位階層のブロックのパラメタの積算値
は使用せず、上位階層のブロックBLK−CのPRM1
の値を使用する。
【0064】図8に示すPRM1というパラメタは、下
位階層のパラメタ値を積算すれば、上位ブロックのパラ
メタになるという一例である。このような見積もり用パ
ラメタには、例えば面積、コスト、消費電力などがあ
る。当然、単純な積算では済まないパラメタもあり、例
えば遅延時間(サイクルタイム)や、信頼性パラメタな
どのパラメタは、それぞれのパラメタに応じた見積もり
評価ルールを持つ。なお、図8の例では、ブロックへの
パラメタ設定だけであるが、前述したようにブロック間
を ぐインタフェースへのパラメタもある。具体的に
は、インタフェースへのパラメタとして、物理的な線の
本数や、信号のトグル周波数、信号レベルやデバイステ
クノロジなどがある。
【0065】また、上位階層と下位階層でのブロックの
パラメタ値に明らかな矛盾がある場合、例えば回路規模
を算出するパラメタが、上位のブロックよりもそれに含
まれる下位のブロックの方が著しく大きい場合などは正
常ではない。見積もり評価処理部3は、このような場合
にパラメタ値の矛盾を検出する機能を持つ。
【0066】図9は、パラメタ矛盾検出処理を説明する
図である。図9(A)は処理をするブロックの階層構造
の例を示し、図9(B)は各ブロックのパラメタ情報の
データ構造を示している。
【0067】パラメタ矛盾を検出する仕組みは、図9
(A)に示すようなデータ構造で、階層のブロックリン
ク情報と、図9(B)に示すようなパラメタを持つこと
より実現することが可能である。
【0068】各ブロックは、図9(B)に示すように、
ブロック名、下位ブロックリンクの他に、パラメタ数分
のパラメタ情報を持ち、各パラメタ情報には、自己のパ
ラメタ値、下位ブロックに基づくパラメタ値、フラグ等
がある。パラメタ毎にあるフラグの種類と意味は次の通
りで、全体の積算を行う処理で各ブロックのデータを取
り出すときの判断を行う。
【0069】・下位ブロックパラメタ算出済(下位パラ
メタ値を使用) ・下位ブロックパラメタ不完全(自己パラメタ値を使
用) ・下位ブロックパラメタ未確認(下位ブロックを調査) ・下位ブロックなし [7]カット・アンド・トライ評価と設計情報の保存 一般に、システムの検討時には、複数の実現手法で装置
構成を検討する場合が多い。それぞれの装置構成や物理
的な実現方法で見積もり評価を行い、各方法でのデータ
と見積もり評価結果を蓄積する。複数の評価結果を蓄積
後、それらを比較検討するためのグラフ化などを行うG
UIにより、最適解を探す支援を行うようにする。複数
の評価結果の中での最適解を見定めたら、その時点の設
計情報を呼び出すことができ、さらにその設計情報から
構成方法を変更したり、評価パラメタをチューニングす
ることにより最適な実現方法を絞り込んでいく。
【0070】本システムでは、設計情報に対して細かい
版数管理を行い、見積もり評価処理部3により見積もり
評価を行う都度、設計情報の版数を上げて複数のデータ
を持てるようにする。この設計情報の中に評価結果デー
タも合わせて持つ構造とし、設計情報と評価結果とを合
わせて管理する。
【0071】また、評価結果から設計情報をさらにアッ
プデートする場合には、設計情報の版数が枝分かれして
いくように管理する。このような版数管理の方法は従来
からある技術であるが、設計情報と評価結果とを合わせ
て保持し、評価結果を比較検討できるところに特徴があ
る。
【0072】本システムで取り扱う設計情報は、設計の
上流工程での設計データであるため、データ量は回路図
などに比べるとはるかに少ないが、それでも設計情報全
体を見積もり評価の度に保管するとデータ量が膨大にな
ってしまう。
【0073】そこで、設計情報の全体を丸ごと保管する
のではなく、設計情報は変更があったものだけ階層ブロ
ック単位に版数を付けて保管する。そして、全体を管理
するインデックス(どのブロックが何版であるかを管理
するデータ)の版数を上げ、評価結果と共に設計情報記
憶部7に保管する。見積もり評価結果のデータは、全体
管理のデータベース(DB)に格納してもよく、また、
別のDBやファイルに格納して、ポインタ情報のみ管理
DB(この場合、設計情報記憶部7)に格納するように
してもよい。
【0074】見積もり評価の実行タイミングは、そのシ
ステム全体を構成する各ブロックの版数をチェックし、
以前の評価時から変更があったブロックについて、版数
を上げて保管する。そして、インデックスを作成し、見
積もり評価データと共に保管する。各ブロックの版数は
枝版数を持たず、単純にインクリメントされる。この管
理方法により設計データの保管量の削減を図ることがで
きる。
【0075】図10は、評価データの蓄積と設計版数の
関係を示す図である。図10においては、見積もり評価
データは別納して、ポインタ情報のみを設計情報記憶部
7に格納する場合を例にしている。
【0076】図10(A)は、全体の版数2から枝分か
れした版数2.1と、版数2.1におけるBLK−A、
BLK−B、BLK−Cそれぞれの版数の関係を示して
いる。全体の版数2.1では、各ブロックの設計情報の
版数は、BLK−Aが第2版、BLK−Bが第2版、B
LK−Cが第4版となっている。
【0077】図10(B)は、全体の版数管理のインデ
ックスの例を示している。インデックスには、見積もり
評価データへのポインタ情報と、各ブロックの版数情報
とを格納する。
【0078】本システムは、一例としてワークステーシ
ョンやパソコンなどのコンピュータのハードウェアおよ
びソフトウェアによって実現される。図11は、本発明
を実施する場合の装置構成の例を示す。本システムを実
現するプログラムや設計データは通常は磁気ディスク1
03に格納され、プログラムを実行する際にメモり10
2に読み込まれる。CPU101は、メモリ102に読
み込まれたプログラムの命令をフェッチし実行する。
【0079】ブロック図やパラメタ情報も編集中はメモ
リ102上に置かれ、ディスプレイ104への表示やキ
ーボードその他の入力デバイス105からの入力による
編集処理がプログラムにより行われる。設計データは、
編集を終えると磁気ディスク103に格納される。ま
た、見積もり評価を行った結果も磁気ディスク103に
格納される。
【0080】外部I/F106は他のワークステーショ
ンやパソコンなどと接続する装置で、本発明には必須で
はないが、複数のワークステーションやパソコンを使っ
て設計作業を行う場合の連携に使用する。
【0081】次に、LSIの設計を例に本発明の処理の
流れを説明する。 (1)概略ブロック図入力処理 ブロック図入力・編集部2により、概略のブロック図を
入力する。
【0082】ブロック図の入力では、ライブラリを用い
ずに任意にシンボルやシグナルを作成することもでき
る。任意のタイプのシグナル(ライン)を入力してシン
ボルを接続するとピンができる。なお、ブロック情報記
憶部6に記憶したシステムマクロ等の資産ライブラリも
入力に使用することができる。System、BWB、
PCB、LSIなどの物理階層を気にしないで入力でき
る。
【0083】図12は、ブロック図の入力処理により入
力された概略ブロック図の例を示す図である。 (2)パラメタの設定 ブロック図入力・編集部2により、図12に示すブロッ
ク図上で見積もり評価のためのパラメタを入力・設定す
る。パラメタテンプレート保持部5に記憶されたテンプ
レート定義ファイル等から自動作成したパラメタ入力画
面を表示する。ユーザは、その項目に基づいてパラメタ
を入力する。
【0084】図13はパラメタ入力の例を示す図であ
る。ブロック図のシンボル#2と#6とを結ぶシグナル
のシグナルパラメタ入力ウインドウ110は、パラメタ
テンプレート保持部5に記憶されたテンプレート定義フ
ァイルから自動作成される画面である。また、シンボル
#6のモジュールパラメタ入力ウインドウ111も、同
様にパラメタテンプレート保持部5に記憶されたテンプ
レート定義ファイルから自動作成される。シンボル#3
のマクロパラメタ入力ウインドウ112は、ライブラリ
ブロック固有のパラメタの入力画面である。ライブラリ
毎にテンプレートを持っている。
【0085】ユーザ(設計者)は、これらの入力ウイン
ドウ110、111、112等からパラメタを入力・変
更し、任意にパラメタを設定する。例えば、シンボル#
6の任意に作成した論理モジュールには、フリップフロ
ップ(FF)数やGate数、動作周波数、動作率など
の汎用パラメタを設定する。シンボル#3のライブラリ
マクロに対しては、マクロ固有のパラメタ、実現方式や
機能、Bitなどを設定する。シンボル#2−#6間の
シグナルには、インプリメント時の信号本数(高速、通
常)や周波数などを設定する。ROM、RANには、B
it、Word、Columnなどを設定する。
【0086】図14は、各ブロックに付与されたパラメ
タ情報の例を示している。上記の入力ウインドウから入
力されたパラメタ情報は、例えばシステム内部では図1
4に示すようなパラメタリストで管理される。
【0087】(3)見積もり評価の条件の設定 続いて、見積もり評価の条件を設定する。図15は、見
積もりの評価条件の設定の例を示す。ブロック図入力・
編集部2により、図15に示すような見積もり評価条件
設定ウインドウ120を、テンプレート定義ファイルか
ら自動生成して表示する。このウインドウ120の入力
画面から、インプリメントするテクノロジ(LSIシリ
ーズ)やパッケージタイプ、スキャンタイプ、平均動作
周波数、電源電圧等の設計条件を設定する。テクノロジ
等を選択することで、そのテクノロジで指定可能なメニ
ュー情報がパラメタテンプレート保持部5等から読み出
され、メニューから選択する形で各種の条件を設定する
ことができる。
【0088】図16は、図15に示すような評価条件設
定ウインドウ120からの入力によって設定された見積
もり評価条件の具体例を示している。 (4)見積もり評価処理の実行 設定された見積もり評価条件に基づき、見積もり評価処
理部3は、見積もり評価を行う。ブロックが階層構造で
あれば、各ブロックの見積もり評価処理と下位の階層ブ
ロックの評価結果を積算した全体の見積もり評価とを算
出する。
【0089】さらに、カット・アンド・トライ等の物理
分割の見積もり評価を行うことができる。図17は、物
理分割の見積もり評価結果を表示する画面の例を示す。
例えば、チップ分割の場合のように、物理的に分割する
範囲を指定することで、その分割の範囲ごとに、ピン
数、合計BC数、バルクに対する使用率、消費電力等の
見積もり評価結果を確認することができる。図17にお
いて点線および一点鎖線の枠は、分割の範囲を表してい
る。他に、色を変えて表示するというようなこともでき
る。各分割の範囲ごとに、評価結果のレポートが表示さ
れる。
【0090】分割範囲の変更、見積もり評価の実行、見
積もり評価結果の表示を繰り返すことで、カット・アン
ド・トライを容易に実行することができる。 (5)物理分割(階層構造の再構築) 見積もり評価処理部3により、カット・アンド・トライ
等を行い、物理的な見積もり評価を行った後、物理階層
への切り出し(例えばチップ分割)を行う。
【0091】図18は、評価結果から物理階層を決め、
ブロック図の階層を変更した例を示す。見積もり評価結
果に基づき、図18(A)に示すような分割範囲で物理
階層を定め、図18(B)に示すようにブロック図の階
層(レベルレイヤ)を変更することができる。このよう
な物理階層への切り出しは、ブロック図入力・編集部2
等が持つシステム記述エディタの階層組み替え機能を用
いて容易に行うことができる。
【0092】(6)詳細設計 詳細設計では、各モジュールの中を、さらにブロック図
による構造設計とHDLにより動作・機能設計とによっ
て詳細化していく。
【0093】図19は、HDL記述による詳細化の例を
示す図である。図19に示すように、詳細化によって、
シンボルからHDL記述等への詳細情報へのリンクがな
される。このブロック図の構造記述部は、HDLネット
リスト生成を行う。動作・機能設計を行うHDL記述に
ついては、BL、RTLを問わない。
【0094】図20(A)は、見積もり評価条件に基づ
く各ブロックの評価結果の出力例を示している。図20
(B)は、LSI全体の評価結果の出力例を示してい
る。もちろんこれらは一例であり、任意の形式で評価結
果を出力することは、以上の説明から容易に実施するこ
とができる。
【0095】<本システムによるエディタ機能>図21
に、本発明のシステムをより発展させたエディタの内部
構成を示す。そして、本エディタは、環境設定ファイ
ル、ライブラリ、データベース、プロパティ・テンプレ
ート等からデータを引き出し編集するとともに、環境設
定ファイルやデータベースにはデータを登録できるよう
になっている。そして、本エディタから評価ツールや、
他ツールとして他のアプリケーションを起動しこれらを
XウインドウやウインドウズなどのOS等で本エディタ
とともに連携して処理することができる。なお、本実施
例ではXウィンドウ環境下のもとで、エディタ等のアプ
リケーションとXウインドウとの間の画像処理系API
としてGALAXYAPI(米国VISIX社製)を用
いることを想定して説明している。
【0096】以下、図21に示す構成を順次説明する。 (1) 環境設定ファイル エディタの編集・表示機能など各種のモード設定、画面
の配色、画面サイズなど動作、編集環境などユーザーが
設定可能な項目値を定義したファイルである。
【0097】(2) 環境Load/Save手段 上記、環境設定ファイルをメモリテーブルに展開(Lo
ad)する機能と、環境設定処理部により変更されたメ
モリテーブルをファイルに書き出す(Save)機能を
持つ手段である。
【0098】(3) 環境設定Table 前述の環境設定ファイルをメモリ上に展開したテーブル
(C++のクラス定義) であり、各種の編集処理、画
面表示処理に於いて、本テーブルを参照し、設定された
動作を行う。また、後述の環境設定処理部によって設定
内容の変更を行うことができる。
【0099】(4) 環境設定処理部 エディタの編集・表示機能強ど各種のモード設定、画面
の配色、画面サイズなどをユーザーが設定するためのG
UI部である。
【0100】ノートブックタイプ・のメニューを使い、
カテゴリ毎にページ(タブ)を分ける。設定ウィンドウ
を開き、設定項目毎にボタン、選択メニュー、文字列表
示・入力などが行え、変更された内容を環境設定テーブ
ルに反映する。
【0101】(5)ライブラリ(Library)/デ
ータベース(Database) 本システムではライブラリ、データベースの構造を同一
としており、運用時のディレクトリで切り分けることと
する。
【0102】ライブラリには既設計資産、マクロ、セル
など各レベルのモジュール(Module)が含まれ、
データベースはそれらを組み合わせた、あるいは新規モ
ジュールによるブロック図データが格納される。
【0103】従来の機能図、回路図にあるページの概念
はなく、1階層(モジュール)単位に扱う。データベー
スの形式はUNIXのファイルシステムそのもので、モ
ジュール毎にファイルを分ける。細かくは、モジュール
外皮と、中身であるブロック図本体のファイルに別れて
いる。モジュール外皮とは、自己シンボル、ポート(p
ort)情報、プロパティ(property)、テン
プレート(template)などの情報を格納するテ
ーブルである。モジュールは既存設計資産、マクロ、セ
ルなどの各レベルの情報であり、自己シンボル形状、ポ
ート情報、プロパティ情報、テンプレート情報を持つ。
【0104】ファイルの中身はASCIIファイルであ
り、シーケンシャル・アクセスしてメモリ上に読み込ん
で編集操作を行う。 (6)ライブラリ/データベース展開(Library
/DB Load) 前述のライブラリ、データベースをメモリテーブルに展
開する処理を行う部分で、モジュール外皮とブロック図
本体の展開部から構成される。
【0105】モジュール外皮はデータテーブル(Dat
a Table(モジュール))に展開され、ブロック
図本体はデータテーブル(Data Table(ブロ
ック図))上に展開される。
【0106】各ファイルはシーケンシャル・アクセスす
るが、必要な部分だけを高速に読み出すために部分的に
展開する機能をもつ。指示されなかった部分は読み飛ば
し、メモリテーブルに展開しない。
【0107】これによりファイルのアクセス時間そのも
のは短縮されないが、ASCIIファイルを解析し展開
する時間を省くことができる。読み込み時には”rea
d”モード(参照だけ行う)、”Writeモード(編
集を行い、書き込むことが前提の読み出し)を指定で
き、同一モジュールに対しての排他・共有制御機能を持
つ。 (7) データベース保存(DB Save) メモリテーブル上で編集されたブロック図データ、モジ
ュールデータをデータベースに書き込む処理を行う。L
ibrry/DB Loadで述べた排他制御を行う。 (8)データテーブル(Data Table(ブロッ
ク図)) ブロック図を構成するシンボルやラインなどの要素を格
納するテーブルで、本テーブル上でブロック図の編集処
理を行う。
【0108】既存データの場合、DB Load処理に
よりデータベースから本テーブルが作成される。新規設
計データの場合には編集機能により本テーブルにシンボ
ルやラインが追加、削除などが行われ、ブロック図デー
タが構築されていく。 (9)データテーブル(Data Table(モジュ
ール)) 編集中のブロック図に対応するモジュール外皮情報であ
り、自己シンボル、ポート(port)情報、プロパテ
ィ(property)、テンプレート(templa
te)などの情報を格納するテーブルで、本テーブル上
でモジュールの編集処理を行う。
【0109】既存モジュールの場合、DB Load処
理によって本テーブルが作成され、新規の場合にはモジ
ュールの編集処理によって作成される。ライブラリ引用
時のライブラリシンボル形状は本テーブルではなく、D
ataTable(ブロック図)の方に格納される。本
テーブルは設計データであるモジュールの情報のみ扱
う。 (10)プロパティ テンプレート(Property
Template)ファイル ブロックシンボルやインタフェース(接続定義)に付与
可能なパラメタ(プロパティ:Property情報)
を外部定義したファイルである。これにより、プログラ
ムの変更が最小限でプロパティ入力用のパネルを作成可
能である。これはライブラリブロックにも定義可能で、
同一の記述方法をとる。この場合、 ACCIIファイ
ル形式で一般のテキストエディタを使用して定義する。 (11)テンプレート展開(Template Loa
d)処理 前述のProperty Templateのファイル
を読み込んでメモリ上のテーブルに展開する処理であ
る。 (12)テンプレート テーブル(Template
Table) ブロックシンボルやインタフェースに対する汎用的なプ
ロパティ情報のテンプレートとなるメモリ上のテーブル
であり、ここの情報を元にGUIのダイアログボックス
を生成し、ユーザーにパラメタ値の設定を促す。 (13)ブロック図表示処理 データテーブル(Data Table)に格納されて
いるシンボル、ラインなどの要素を編集ウィンドウに表
示(消去を含む)する処理を行う。
【0110】表示に当たっては、ズーム、パン、画面サ
イズ変更などを処理し、画面の表示範囲内のみを表示す
るクリッピング処理を行う。表示する項目(ブロック名
称、固有名、信号名、プロパティ値など)について表示
/非表示の制御を行える。 (14)基本描画機能 ブロック図や階層シンボルを編集画面に表示(消去を含
む)するための基本的な図形描画ルーチンであり、直
線、連続線、円、円弧、矩形、文字などの描画、消去を
行う。
【0111】表示図形の重なりについては、重なった部
分の色が変わり、一方の図形を消去した場合には他方の
図形(の色)が元に戻る。図形のドラッグやラバーバン
ド機能、マウスポインタ図形の変更についても取り扱
う。 (15)ブロック図編集機能 シンボルや信号線などブロック図を構成する要素の追
加、削除、移動、複写などの編集機能であり、エディタ
のメインとなる部分である。
【0112】範囲を指定しての削除、移動、複写や、信
号線が追従するシンボル移動など機能は多い。また、下
位階層の上位階層への展開機能や、その逆の1階層下の
モジュール生成などが可能である。
【0113】エントリのスタイルを固定せず、ユーザー
フレンドリで自由なオペレーションでブロック図を描け
る。 (16)ブロック/シンボル(Block/Symbo
l)編集コマンド処理 編集画面上で行われるマウスアクショシを取り出し、各
種の編集磯能に振り分ける処理を行う。 (17)モジュール編集機能 モジュールのシンボル(階層シンボル)情報、プロパテ
ィテンプレート、計算式ルールなどを編集する機能であ
る。
【0114】ブロック図やVHDL言語記述が存在する
場合にはポート(port)情報からシンボルを自動生
成する機能を備える。 (18)Property設定パネル生成、設定 ブロックシンボル、モジュール、ライン、インタフェー
スに設定するプロパティ情報の入力用ダイアログボック
スをダイナミックに生成する機能であり、設定された内
容をデータテーブルに格納する機能を備える。
【0115】プロパティは複数の要素に対して与えられ
るが、全てこの共通機能を使用して設定する。 (19)フレーム、メニュー、ボタン(Frame,M
enu,Button)作成 エディタ全体のGUIフレームとなるFrame,Me
nu,Buttonなど各種のウィジェット、コールバ
ックルーチンなどを定義する部分である。
【0116】この部分はGUIビルダーや市販のウィジ
ェットキットが有効に活用できる。 (20)他ツール起動 他のアプリケーションツールの起動、パラメタなどを渡
す処理を行う。
【0117】これは、ブロック図中のシンボルの中身が
VHDLの場合や、他のツールで作られている場合にテ
キスト編集ツールや他のアプリケーションを起動して、
その編集や参照が行えるようにするためである。 (21)評価ツール連携 物理分割などの支援を行う評価ツールとの連携を行う部
分である。
【0118】設計データの受け渡し(当初はDBインタ
フェース)や分割範囲などの情報の受け渡しや評価ツー
ルの起動、評価結果の画面へのフィードバック処理を行
う。画面へのフイードバックとしては、ブロック図中の
シンボルへのゲート規模や電力表示、色の変化、リスト
表示、グラフ化などがある。以上が、図21の各構成の
機能であるが、次に、この図21に示した構成によりブ
ロック図を作成する場合の特徴を説明する。
【0119】本発明の特徴は、個々のブロックとブロッ
ク間を接続する線 (以下、インタフェースと呼ぶ)を
同レベルで扱い、共に階層的な表現ができるようにして
いる点である。
【0120】従来のブロック図や回路図の入力では、ブ
ロックが機能を表現し、接続するラインは単なるワイヤ
ーであった。本発明のブロック図ではラインが単純なワ
イヤーではなく機能を持たせるとことができるようにす
る。さらに、ラインへの物理的なパラメタも付与可能と
している(図22参照)。
【0121】具体的にラインの機能とは、プロトコルそ
のものであったり、プロトコルを実現する機能などであ
る。物理的なパラメタとはそのプロトコルを実現した場
合の実際のワイヤー本数や機能を具体化するための回路
規模、また信号のトグル周波数であったりする。以上の
ように設計情報を属性プロパティとして管理する。ブロ
ックには階層設計の下位ブロックや他の環境で設計した
設計データ、ドキュメントデータなどへのリンク、見積
もり評価用のパラメタを持ち、インタフェースにも同様
に設計データへのリンク情報、評価パラメタなどを持
つ。
【0122】図22は、図2とほぼ同様であるが、ドキ
ュメント情報をプロパティとしてリンクしている点が、
図2と異なる。機能ブロック、インタフェースそれぞれ
抽象レベルの異なる設計情報を抽象レベルレイヤー(ア
ーキテクチャ)と云う概念で複数持つことができる構造
とする。これは図3に示すように、ブロック図で表現し
た機能ブロック、インタフェースのシンボルに対して抽
象的な記述から具体的な詳細記述まで複数レベルの設計
情報にリンク可能な構造である。
【0123】これにより抽象度の高いしベルから設計を
はじめ、段階的に詳細化する設計手法がとれるようにな
る。以上を管理し、設計情報を保持するために、図4に
示すようなデータ構造を持つ。図中、プロパティの箱が
設計情報へのリンクや、見積もり評価用のパラメタなど
複数のパラメタを保持し、設計データ全体のリンク構造
を形作っている。
【0124】ここでモジュールとは階層設計する際など
の設計データの管理単位であり、ブロックの外部仕様と
なる情報を持つ。実際の中身はインタフェース設計情報
や機能ブロック設計情報、あるいは詳細なブロック図で
ある。 <設計データのリンクの方式・手順> (1)図23に設計データのリンク方式を示す まず、設計データをリンクしたいオブジェクト(シン
ボル・ライン等)をクリックする。 すると、属性設定パネルが表示されるので新規の場合
はアーキテクチャ名を入れてリターンキーを押す。 次いで、新しいTABが作成されて新規パネルが表示
される。その場合はそのパネルにリンクするデータ名を
入力または選択する。 既存の場合はリンクしたいTABを選択してパネルを
全面に表示させそのパネルにリンクするデータ名を入力
または選択する。 <外部プロパティとテンプレート>評価用のパラメタ入
力は、設計者への情報入力を促すために、GUI(Gr
aphical User Interface)によ
るパラメタ入力フィールドを設けている。本システムで
は評価情報の変更にフレキシブルに対応するために入力
の雛形(テンプレート)を外部の定義ファイルに持つ構
造とする。
【0125】システム起動の際にテンプレートファイル
を読み込み、定義してある情報を解析し、定義されてい
るパラメタの入力用のGUIウインドウを動的に作成す
る。これにより、ユーザーである設計者がブロックやイ
ンタフェースにパラメタを設定しようとした際に、入力
が必要なパラメタの入力を促す。パラメタの雛形には必
須項目、任意項目の区分を付けることにより、必要な情
報を漏れなく設定させることができ、設計者個人による
見積もり情報のバラツキを押さえることができる。
【0126】このテンプレートのファイルを設計対象の
種類別などで用意することにより、装置に応じた見積も
りパラメタを漏れなく入力することが可能になる。以下
に外部テンプレートの構成を示す。 (1)設計データと外部テンプレートの関係 図24に設計データと外部テンプレートの関係を示す。
【0127】本システムが起動すると同時に外部テンプ
レートファイルが読み込まれ、各設計データが設計者に
指定されると同時に対応する情報がパネルに表示され
る。 (2)処理フロー 図25に処理フローを示す。
【0128】ここで、まずシステムを起動する(ステッ
プ101)。次いで、外部プロパティテンプレートファ
イルからファイル読み込みをする(ステップ102)。
その後、プロパティファイルの解析を行い(ステップ1
03)、画面レイアウトを作成した後(ステップ10
4)、プロパティ設定用パネルを出力する(ステップ1
05)。 (3)外部テンプレート(定義例) 図26に定義例を示す。 (4)外部テンプレート(画面例) 図27に出力画面例を示す。 <シンボル編集機能>次いで、ライブラリレスシンボル
の編集機能を説明する。
【0129】従来エントリでは図28で示すようにシン
ボルを入力する前に、入力するシンボルを作成すること
が必要であった。本システムでは、図29〜図31に示
したように、ブロック図編集において任意の大きさのシ
ンボルを作成し、そのシンボルに対してライン(線)を
任意の場所へ繋ぐだけで自動的にPORTを作成する。
【0130】以下に入力の手順を示す。 ツールバー又はメニューからシンボル作成機能を選
び、テンプレートメニュー(矩形、台形、ALUタイプ
など)を表示。このウィンドウはクローズするまで表示
される。 テンプレートメニューから所望の形状をクリックして
選ぶ。 配置したい位置にマウスポインタを置き、クリック
(押すだけ)し、対角線方向にドラッグするとシンボル
形状のドラッグが伸びていく。 マウスボタンを離すとサイズが確定し、シンボル形状
ができる。
【0131】対角線のドラッグ方向は左下→右上、右上
→左下、右下→左上、左上→右下のいづれでもよい。 (1)シンボル入力フローを図30に示す。 (2)さらに、ラインの入力方法について図31に示
す。
【0132】ツールバー又はメニューからライン入力
機能を選ぶ。 始点をクリック(押すだけ)するとラバーバンドが始
まる。 終点位置にマウスポインタを移動し、マウスを離す
と、入力完了。
【0133】続いてクリックする際に折れ曲がり点が
できる。 矢印の大きさ長さ、線の太さ、種類、色等はメニュー
で変更可能である。 ラインは自由な角度で入力できる。デフォルトでは水
平、垂直のみとする。
【0134】Shiftキーを押下げしながら入力する
と自由な角度で描画可能である。 <階層間インターフェイス>次に、階層間インタフェー
スを図32に基づいて説明する。
【0135】シンボルの階層情報定義及び接続するシグ
ナルと下位階層のportの接続方式は以下のような機
能を持つ。シンボルと階層情報のリンクはシンボル属性
定義パネルで行う。このパネルではアーキテクチャ別に
複数の情報を一つのシンボルにすることができる。
【0136】更にそのシンボルに関連するドキュメント
データのリンクも定義できる。シンボルのportと下
位階層のシグナル結合はシンボルPortコネクトパネ
ルで行う。コネクトした下位シグナルの属性は全て上位
のPortの属性に複写される。このため、下位の階層
で設計したブロックの内容はそのまま、上位の階層へと
反映され、上位の階層で設計したブロックの内容はその
まま下位の階層に反映される。 <階層シンボル自動作成>階層シンボル自動作成機能を
図33に従い説明する。
【0137】VHDLのentity記述、またはモジ
ュールに対応付けられたブロック図のport情報か
ら、シンボルを自動作成する機能である。ファイル一覧
からブロック図または階層シンボル編集ウィンドウにド
ラッグ&ドロップすることによって生成可能である。
【0138】以下に機能を示す。シンボルの左右に配置
するピン数に合わせて形状の縦方向サイズを決める。p
ort名、i/o種別、信号の型、Vectorのレン
ジ、portの並び順を情報とする。シンボル形状のタ
イプ、幅、i/oピンの位置、ピンの並び方などは、オ
プションのダイアログボックスから選択可能とする。項
目は以下の通りである。
【0139】シンボル形状タイプ ・矩形、台形等 ・形状の幅(段階的な選択で可) ピンの配置 ・input,output,inoutそれぞれ左右
どちらに配置するかピンの並び順 ・port名の昇順、降順、entityに記述されて
いた順又はブロック図の配置順 (1)以下に構成と手順を示す。
【0140】図33のように、シンボル形状のタイ
プ、幅、i/oピンの配置、ピンの並び等をオプション
パネルで設定しておく。 ファイル一覧から変換したいファイル名を選択また
は、マウスでドラッグしてシンボル編集ウィンドウまで
移動する、シンボル編集ウィンドウでマウスを離すと
えd登録しておいた方式にしたがってシンボルの形状作
成が開始される。 <階層展開、合成の機能>本発明では、機能分割に柔軟
に対応するため複数の機能ブロックを指示し、ひとつの
階層にしたり、その逆の操作をすることが可能である。
【0141】図34に構成と手順を示す。 (合成処理) ブロック図上で合成したいシンボルを選択する(マウ
スで範囲指定、またはマウスクリックによる選択)。
【0142】選択したシンボル群で新たな階層シンボ
ルを作成する。 port情報生成。 下位シンボル生成。
【0143】(展開処理) 展開したいシンボルを選択する(複数化)。 展開機能を起動する。
【0144】下位階層をロードして上位にブロック図
に展開する。 シンボル(図形情報)を生成。
【0145】(展開処理)展開はこの逆で、下位の階層
の内容を上位階層に展開する。その際にはシグナル名、
instance名の重複などに注意する。
【0146】シンボルへのプロパテイの指定は形状確定
の直後に設定するか、あとで設定するか切り替えられ
る。シンボルの領域がシグナルの端点と接する場合には
portの生成を行う。次に、図35に本CADシステ
ムをワークステーションやパソコンなどのコンピュータ
上のソフトウェアとして実現したときの構成を示す。ま
た、ハードウェアで実現しても構わない。
【0147】図35で、システムを実現するプログラム
や設計データは通常はディスクに格納され、プログラム
を実行する際にメモリに読み込まれCPUを動作させ
る。ブロック図やパラメタ情報も編集中はメモリ上に置
かれ、ディスプレイへの表示やキーボード等から入力さ
れた編集処理がプログラムにより行われる。設計データ
は編集を終えるとディスクに格納される。また、見積も
り評価を行なった結果もディスクに格納される。
【0148】外部I/Fは他のワークステーションやパ
ソコンなどと接続する装置で、本発明には必須ではない
が、複数のワークステーションやパソコンを使って設計
作業を行なう場合の連携に使用する。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置設計の上流工程、すなわち設計の早期段階での高精
度で実現性のある見積もりを行うことによって、最適ア
ーキテクチャや装置構成の実現を図ることができる。
【0150】また、設計や見積もりのノウハウをライブ
ラリとして蓄積でき、さらに見積もり精度を高めていく
ことができる。さらに、アーキテクチャ検討段階でエン
トリした設計情報は、下流工程へ継承することが可能と
なり、下流工程での再エントリ工数や設計ミスを削減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック構成例を示す図である。
【図2】エントリ設計モデルの考え方の説明図である。
【図3】設計情報のレベルレイヤの例を示す図である。
【図4】設計情報のデータ構造の例を示す図である。
【図5】ブロック情報の例を示す図である。
【図6】見積もり評価ルールの例を示す図である。
【図7】見積もり評価の処理の説明図である。
【図8】階層設計とパラメタ精度の関係を説明する図で
ある。
【図9】パラメタ値検出の処理を説明する図である。
【図10】見積もり評価データの蓄積と設計版数の関係
を説明する図である。
【図11】本発明の装置構成の例を示す図である。
【図12】概略ブロック図の例を示す図である。
【図13】パラメタ入力の例を示す図である。
【図14】各ブロックに付与されたパラメタ情報の例を
示す図である。
【図15】見積もり評価条件の設定の例を示す図であ
る。
【図16】見積もり評価条件の具体例を示す図である。
【図17】物理分割の見積もり評価結果の例を示す図で
ある。
【図18】物理階層への切り出しの例を示す図である。
【図19】HDLによる詳細化の例を示す図である。
【図20】見積もり評価結果の具体例を示す図である。
【図21】エディタ内部構成を示す図である。
【図22】エントリ設計モデルの考え方を示す図であ
る。
【図23】設計データのリンク方式を示す図である。
【図24】設計データと外部テンプレートの関係を示す
図である。
【図25】プロパティ設定の手順を示すフローチャート
図である。
【図26】外部テンプレート定義例を示す図である。
【図27】画面例を示す図である。
【図28】従来型エントリを示す図である。
【図29】本発明のシステムにおけるエントリを示す図
である。
【図30】シンボル入力フローを示す図である。
【図31】ライン入力を示す図である。
【図32】階層間インターフェイスを示す図である。
【図33】階層シンボル自動生成を示す図である。
【図34】階層展開・合成を示す図である。
【図35】ソフトウェアで実施した場合の装置構成図を
示す図である。
【図36】ブロック図の例を示す図である。
【符号の説明】
1 処理装置(CPU/メモリ) 2 ブロック図入力・編集部 21 ブロック図面編集部 22 パラメタ設定部 23 属性プロパティ管理部 3 見積もり評価処理部 31 ブロックルール演算部 32 全体見積もり演算部 4 ユーザインタフェース部 5 パラメタテンプレート保持部 6 ブロック情報記憶部 7 設計情報記憶部 8 下流工程処理システムとのインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 正人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 斉藤 孝 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 キャドテック株式会社内 (72)発明者 小林 志康 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 キャドテック株式会社内 (72)発明者 久保田 健一 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 キャドテック株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによりシステム設計を支援
    するCADシステムにおいて、 独立した機能を表現するシンボルとそれらのシンボルを
    つなぐラインとを含むブロック図を編集する手段と、 前記シンボルと前記ラインとに、それぞれ同じ形態で設
    計情報を設定する手段と、 それぞれの設定情報にレベルレイヤに応じた複数の詳細
    レベル情報を持たせることができるデータ構造で設計情
    報を記憶する手段とを備えたことを特徴とするシステム
    設計/評価CADシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、 前記ブロック図を編集する手段
    により入力するシンボルまたはラインに付与する見積も
    りパラメタ情報を入力するためのテンプレートを保持す
    る手段と、 前記テンプレートに従ってユーザに入力を促し、シンボ
    ルまたはラインに付与する見積もりパラメタ情報をユー
    ザから入力する手段とを備えたことを特徴とするシステ
    ム設計/評価CADシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、 設計の途中段階でその設計の評価を行った場合に、評価
    を行った時点の設計情報と評価結果情報とをリンクして
    自動保管する手段を備えたことを特徴とするシステム設
    計/評価CADシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、 再利用可能な設計ブロックを利用する際に、そのブロッ
    クの持つパラメタテンプレートを参照し、パラメタテン
    プレートに基づくパラメタ設定ウインドウを表示する手
    段と、 表示したパラメタ設定ウインドウにより、当該ブロック
    利用時の固有なパラメタを入力する手段とを備えたこと
    を特徴するシステム設計/評価CADシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、 設計の詳細化が進むにつれて一つのブロックが、より詳
    細なレベルの複数のブロックから構成されるようになっ
    た場合に、重複するパラメタ情報はより詳細な下位の設
    定レベルに付与されたパラメタを利用して評価を行う手
    段を備えたことを特徴とするシステム設定/評価CAD
    システム。
  6. 【請求項6】 コンピュータによりシステム設計を支援
    するCADシステムに用いられるプログラムを記憶した
    媒体であって、 独立した機能を表現するシンボルとそれらのシンボルを
    つなぐラインとを含むブロック図を編集する処理と、 前記シンボルと前記ラインとに、それぞれ同じ形態で設
    計情報を設定する処理と、 それぞれの設定情報にレベルレイヤに応じた複数の詳細
    レベル情報を持たせることができるデータ構造で設計情
    報を管理する処理とをコンピュータに実行させるプログ
    ラムを記憶したことを特徴とするシステム設計/評価C
    ADシステムのプログラム記憶媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、前記レベル情報設定手段は、情報
    はレベルレイヤに応じた複数レベルの情報を参照しなが
    らその設計情報の編集を行う設計情報編集手段を備えた
    ことを特徴とするシステム設計/評価CADシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、前記設計情報に、ドキュメントデ
    ータをリンクするドキュメントデータリンク手段を備
    え、設計情報の編集中にドキュメントデータの編集を行
    うドキュメントデータ編集手段を備えたことを特徴とす
    るシステム設計/評価CADシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシステム設計/評価CA
    Dシステムにおいて、前記設計情報設定手段は、前記シ
    ンボルの大きさを任意の大きさに設定する大きさの編集
    手段を有することを特徴とするシステム設計/評価CA
    Dシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシステム設計/評価C
    ADシステムにおいて、前記ブロック図編集手段は、作
    成したシンボルにラインを接続したとき、信号の入出力
    ポートを自動的に作成する入出力ポート作成手段を有す
    ることを特徴とするシステム設計/評価CADシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のシステム設計/評価C
    ADシステムにおいて、一つのシンボルに他の設計情報
    をリンクさせて複数の階層情報を割り付る手段を備え、
    一つのシンボルに複数の階層を定義することを特徴とす
    るシステム設計/評価CADシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のシステム設計/評価C
    ADシステムにおいて、シンボル作成用記述言語及びブ
    ロック図のデータをシンボル作成パネル上にドラック&
    ドロップする事によって、シンボル形状データを自動的
    に作成するシンボル自動作成手段を備えたことを特徴と
    するシステム設計/評価CADシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のシステム設計/評価C
    ADシステムにおいて、複数のブロックを指定して、そ
    れらを一つの階層に合成あるいは複数の階層に分離する
    階層編集手段を備えたことを特徴とするシステム設計/
    評価CADシステム。
JP07292098A 1997-10-23 1998-03-20 システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体 Expired - Fee Related JP3571526B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07292098A JP3571526B2 (ja) 1997-10-23 1998-03-20 システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体
US09/177,301 US6304790B1 (en) 1997-10-23 1998-10-22 System design/evaluation CAD system and program storage medium

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29077397 1997-10-23
JP9-290773 1997-10-23
JP07292098A JP3571526B2 (ja) 1997-10-23 1998-03-20 システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11191116A true JPH11191116A (ja) 1999-07-13
JP3571526B2 JP3571526B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=26414054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07292098A Expired - Fee Related JP3571526B2 (ja) 1997-10-23 1998-03-20 システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6304790B1 (ja)
JP (1) JP3571526B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351023A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Dspace Digital Signal Processing & Control Engineering Gmbh ブロックベースのモデル形成方法および装置
JP2007517336A (ja) * 2003-12-29 2007-06-28 ザ マスワークス, インク モデリング環境における階層参照又はリンク
JP2007272688A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd ネットリスト生成方法及び生成装置
JP2008140304A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujitsu Ltd Cad装置およびcadプログラム
JP2011065281A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラム

Families Citing this family (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6487469B1 (en) * 1998-11-13 2002-11-26 Texas Instruments Incorporated System and method for integrating schedule and design environments
JP2001034572A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Fujitsu Ltd 装置実装状態表示装置
EP1087306A3 (en) * 1999-09-24 2004-11-10 Xerox Corporation Meta-documents and method of managing them
JP2001209304A (ja) 2000-01-24 2001-08-03 Nec Corp 暗号評価支援システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
US6724220B1 (en) 2000-10-26 2004-04-20 Cyress Semiconductor Corporation Programmable microcontroller architecture (mixed analog/digital)
US8176296B2 (en) 2000-10-26 2012-05-08 Cypress Semiconductor Corporation Programmable microcontroller architecture
US7765095B1 (en) 2000-10-26 2010-07-27 Cypress Semiconductor Corporation Conditional branching in an in-circuit emulation system
US8103496B1 (en) 2000-10-26 2012-01-24 Cypress Semicondutor Corporation Breakpoint control in an in-circuit emulation system
US8160864B1 (en) 2000-10-26 2012-04-17 Cypress Semiconductor Corporation In-circuit emulator and pod synchronized boot
US8149048B1 (en) 2000-10-26 2012-04-03 Cypress Semiconductor Corporation Apparatus and method for programmable power management in a programmable analog circuit block
US20020082820A1 (en) * 2000-10-31 2002-06-27 Glenn Ferguson Data model for automated server configuration
US7743147B2 (en) * 2001-04-20 2010-06-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automated provisioning of computing networks using a network database data model
US7627860B2 (en) * 2001-08-14 2009-12-01 National Instruments Corporation Graphically deployment of a program with automatic conversion of program type
JP2003108603A (ja) * 2001-10-02 2003-04-11 Hitachi Ltd 設計支援装置、設計支援方法、設計支援記憶媒体および設計支援プログラム
US7406674B1 (en) 2001-10-24 2008-07-29 Cypress Semiconductor Corporation Method and apparatus for generating microcontroller configuration information
US8078970B1 (en) 2001-11-09 2011-12-13 Cypress Semiconductor Corporation Graphical user interface with user-selectable list-box
US8042093B1 (en) 2001-11-15 2011-10-18 Cypress Semiconductor Corporation System providing automatic source code generation for personalization and parameterization of user modules
US7844437B1 (en) 2001-11-19 2010-11-30 Cypress Semiconductor Corporation System and method for performing next placements and pruning of disallowed placements for programming an integrated circuit
US7770113B1 (en) 2001-11-19 2010-08-03 Cypress Semiconductor Corporation System and method for dynamically generating a configuration datasheet
US6971004B1 (en) 2001-11-19 2005-11-29 Cypress Semiconductor Corp. System and method of dynamically reconfiguring a programmable integrated circuit
US8069405B1 (en) 2001-11-19 2011-11-29 Cypress Semiconductor Corporation User interface for efficiently browsing an electronic document using data-driven tabs
US7774190B1 (en) 2001-11-19 2010-08-10 Cypress Semiconductor Corporation Sleep and stall in an in-circuit emulation system
US6877009B2 (en) * 2001-12-27 2005-04-05 Ugs Corp. System and method for compiling and displaying a pruned information set
US8103497B1 (en) 2002-03-28 2012-01-24 Cypress Semiconductor Corporation External interface for event architecture
US7308608B1 (en) 2002-05-01 2007-12-11 Cypress Semiconductor Corporation Reconfigurable testing system and method
JP4063585B2 (ja) * 2002-05-20 2008-03-19 富士通株式会社 Bwb伝送配線設計システム
US6775806B2 (en) 2002-06-10 2004-08-10 Sun Microsystems, Inc. Method, system and computer product to produce a computer-generated integrated circuit design
US8447963B2 (en) 2002-06-12 2013-05-21 Bladelogic Inc. Method and system for simplifying distributed server management
US20040054573A1 (en) * 2002-08-28 2004-03-18 Samir Shah Smart content information merge and presentation
US7761845B1 (en) 2002-09-09 2010-07-20 Cypress Semiconductor Corporation Method for parameterizing a user module
JP3861780B2 (ja) * 2002-09-13 2006-12-20 富士通株式会社 Cadの世代管理システム及び世代管理プログラム
JP4090320B2 (ja) * 2002-09-30 2008-05-28 富士通株式会社 配信情報管理方法および情報管理サーバ
JP2004199347A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Lsi開発支援システム
US7069095B2 (en) * 2003-12-04 2006-06-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for populating a computer-aided design program's database with design parameters
US7295049B1 (en) 2004-03-25 2007-11-13 Cypress Semiconductor Corporation Method and circuit for rapid alignment of signals
US8069436B2 (en) 2004-08-13 2011-11-29 Cypress Semiconductor Corporation Providing hardware independence to automate code generation of processing device firmware
US8286125B2 (en) 2004-08-13 2012-10-09 Cypress Semiconductor Corporation Model for a hardware device-independent method of defining embedded firmware for programmable systems
JP2006059102A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Fujitsu Ltd Cad装置、シンボル作成装置、cadプログラム、およびシンボル作成プログラム
JPWO2006070455A1 (ja) * 2004-12-28 2008-06-12 富士通株式会社 システム設計支援プログラムおよび方法
US7332976B1 (en) 2005-02-04 2008-02-19 Cypress Semiconductor Corporation Poly-phase frequency synthesis oscillator
US7386814B1 (en) 2005-02-10 2008-06-10 Xilinx, Inc. Translation of high-level circuit design blocks into hardware description language
US20090039407A1 (en) * 2005-03-17 2009-02-12 Vora Madhukar B Vertically integrated flash EPROM for greater density and lower cost
US7400183B1 (en) 2005-05-05 2008-07-15 Cypress Semiconductor Corporation Voltage controlled oscillator delay cell and method
US8089461B2 (en) 2005-06-23 2012-01-03 Cypress Semiconductor Corporation Touch wake for electronic devices
US20070198588A1 (en) * 2005-10-17 2007-08-23 Siemens Corporate Research Inc Automatic Qualification of Plant Equipment
US8085067B1 (en) 2005-12-21 2011-12-27 Cypress Semiconductor Corporation Differential-to-single ended signal converter circuit and method
US8067948B2 (en) 2006-03-27 2011-11-29 Cypress Semiconductor Corporation Input/output multiplexer bus
WO2008047650A1 (fr) * 2006-10-11 2008-04-24 Zuken Inc. Procédé de traitement, dispositif de traitement, programme et support de stockage lisible par ordinateur
JP4774376B2 (ja) * 2007-02-20 2011-09-14 富士通株式会社 設計支援装置,設計支援プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US8130025B2 (en) 2007-04-17 2012-03-06 Cypress Semiconductor Corporation Numerical band gap
US8092083B2 (en) 2007-04-17 2012-01-10 Cypress Semiconductor Corporation Temperature sensor with digital bandgap
US8516025B2 (en) 2007-04-17 2013-08-20 Cypress Semiconductor Corporation Clock driven dynamic datapath chaining
US7737724B2 (en) 2007-04-17 2010-06-15 Cypress Semiconductor Corporation Universal digital block interconnection and channel routing
US9564902B2 (en) 2007-04-17 2017-02-07 Cypress Semiconductor Corporation Dynamically configurable and re-configurable data path
US8026739B2 (en) 2007-04-17 2011-09-27 Cypress Semiconductor Corporation System level interconnect with programmable switching
US8040266B2 (en) 2007-04-17 2011-10-18 Cypress Semiconductor Corporation Programmable sigma-delta analog-to-digital converter
US8065653B1 (en) 2007-04-25 2011-11-22 Cypress Semiconductor Corporation Configuration of programmable IC design elements
US9720805B1 (en) 2007-04-25 2017-08-01 Cypress Semiconductor Corporation System and method for controlling a target device
US8266575B1 (en) 2007-04-25 2012-09-11 Cypress Semiconductor Corporation Systems and methods for dynamically reconfiguring a programmable system on a chip
US8150660B2 (en) * 2007-05-01 2012-04-03 M.E.P. Cad, Inc. Methods and apparatuses for automatically selecting a pipe in a CAD drawing
US8441502B2 (en) * 2007-05-01 2013-05-14 M.E.P. Cad, Inc. Methods and apparatuses for resolving a CAD drawing conflict with an arm around
US8554520B2 (en) 2007-05-01 2013-10-08 Auto Prep, Llc Systems and methods for differentiating and associating multiple drawings in a CAD environment
US20100121614A1 (en) * 2007-05-01 2010-05-13 M.E.P. Cad, Inc. Methods and Apparatuses for Preprocessing a CAD Drawing
WO2008137023A1 (en) 2007-05-01 2008-11-13 M.E.P. Cad, Inc. Methods and apparatuses for handling a conflict in a cad drawing
US8600706B2 (en) 2007-05-01 2013-12-03 Auto Prep, Llc Systems and methods for identifying crash sources in a CAD environment
US8773425B2 (en) * 2007-05-01 2014-07-08 M.E.P. CAD Inc. Methods and apparatuses for proposing resolutions to conflicts in a CAD drawing with reflections
US8224628B2 (en) * 2007-05-01 2012-07-17 M.E.P. Cad, Inc. Methods and apparatuses for placing a flexible drop in a CAD drawing
US8049569B1 (en) 2007-09-05 2011-11-01 Cypress Semiconductor Corporation Circuit and method for improving the accuracy of a crystal-less oscillator having dual-frequency modes
US9448964B2 (en) 2009-05-04 2016-09-20 Cypress Semiconductor Corporation Autonomous control in a programmable system
US9358411B2 (en) 2011-05-27 2016-06-07 Victaulic Company Flexible dry sprinkler

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2693487B2 (ja) 1988-06-08 1997-12-24 富士通株式会社 Cadデータ分割・編集方法
US5838328A (en) * 1989-05-19 1998-11-17 Hewlett-Packard Company Method for generating graphical models and computer aided design system
JPH0358278A (ja) 1989-07-27 1991-03-13 Fujitsu Ltd 計算機による回路設計支援システム
JPH04199473A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Fujitsu Ltd 論理図面編集エディタ
JP2835791B2 (ja) * 1991-09-30 1998-12-14 富士通株式会社 図形処理装置
JP3258379B2 (ja) * 1992-07-06 2002-02-18 富士通株式会社 メニュー表示装置
JP3202845B2 (ja) * 1993-09-27 2001-08-27 富士通株式会社 電子回路設計データ管理システム
US5689711A (en) * 1995-04-21 1997-11-18 Bardasz; Theodore Method and apparatus for representing data dependencies in software modeling systems
US5748943A (en) * 1995-10-04 1998-05-05 Ford Global Technologies, Inc. Intelligent CAD process

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517336A (ja) * 2003-12-29 2007-06-28 ザ マスワークス, インク モデリング環境における階層参照又はリンク
JP2006351023A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Dspace Digital Signal Processing & Control Engineering Gmbh ブロックベースのモデル形成方法および装置
JP2007272688A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd ネットリスト生成方法及び生成装置
JP4664224B2 (ja) * 2006-03-31 2011-04-06 富士通セミコンダクター株式会社 ネットリスト生成方法及び生成装置
JP2008140304A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujitsu Ltd Cad装置およびcadプログラム
JP2011065281A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3571526B2 (ja) 2004-09-29
US6304790B1 (en) 2001-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3571526B2 (ja) システム設計/評価cadシステムおよびそのプログラム記憶媒体
US6366874B1 (en) System and method for browsing graphically an electronic design based on a hardware description language specification
US6321369B1 (en) Interface for compiling project variations in electronic design environments
AU2006284908B2 (en) Markup based extensibility for user interfaces
JP3027009B2 (ja) 設計取り込みシステム
US8046735B1 (en) Transforming graphical objects in a graphical modeling environment
US6177942B1 (en) Part development system
US20030060913A1 (en) Method and system for designing and modeling a product in a knowledge based engineering environment
US10114917B1 (en) Systems and methods for mapping executable models to programmable logic device resources
US9047165B1 (en) Multiversion model versioning system and method
US9176640B1 (en) Method of graphically linking multiple disjoint models
US9535667B2 (en) Content collapse outside of selection
JP2007087215A (ja) ハードウェアモデルの変換処理に用いられるデータ構造、コンピュータプログラム、方法、及びシステム
US20090235229A1 (en) Graphical Modelization of User Interfaces for Data Intensive Applications
US7013468B2 (en) Method and apparatus for design and manufacturing application associative interoperability
US7370297B2 (en) Method, system, and computer program for validating correspondence information between behavior and lower level description of a circuit design
US20060107220A1 (en) Method and system for displaying an annotated file
US9047424B1 (en) System and method for analog verification IP authoring and storage
US7076410B1 (en) Method and apparatus for efficiently viewing a number of selected components using a database editor tool
JP2004094487A (ja) 文書作成支援システム
US8887136B2 (en) Context-based evaluation of equations
Rubin Using the ELECTRIC VLSI Design System
AU2020200471A1 (en) Web Application Builder
US9710582B1 (en) Delivering circuit designs for programmable integrated circuits
US7613709B2 (en) System and method for editing operations of a text object model

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees