JPH11188897A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

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JPH11188897A
JPH11188897A JP35982797A JP35982797A JPH11188897A JP H11188897 A JPH11188897 A JP H11188897A JP 35982797 A JP35982797 A JP 35982797A JP 35982797 A JP35982797 A JP 35982797A JP H11188897 A JPH11188897 A JP H11188897A
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recording
ink
ink jet
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JP35982797A
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Keiichi Ikeda
恵一 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライトフィルムのような特殊な用途の
記録材に対して、色むらの発生を抑えて色の再現性が高
く高画質の画像を記録することができるインクジェット
記録装置およびインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 記録材の種類を判定し、記録材の種類に
応じて記録材に吐出する複数の色のインクの吐出順序を
変更し、通常記録に用いられる記録用紙と、記録した側
の反対の面から視認するバックライトフィルムとで視認
する側から見たインクの重なり順序を相対的に同じとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを記録材上
に吐出して記録を行うインクジェット記録装置、及びイ
ンクジェット記録方法に関するものである。特に本発明
は、記録後の画像を視認する側の反対側から記録材に対
して光を照射し、照射された光を記録材を透過させて画
像を視認するタイプの記録材であるバックライトフィル
ムへの記録を行うインクジェット記録装置及びインクジ
ェット記録方法に関するものである。
【0002】ここで、記録(プリント)とは、紙に限る
ものではなく、布、糸、フィルム材、皮革、金属、ガラ
ス等の記録材(記録媒体)へのインクの付与を含むもの
である。
【0003】
【従来の技術】インクを被記録材に吐出させて記録を行
うインクジェット方式を採用した記録装置がその使い良
さから広く用いられている。
【0004】インクジェット記録装置は、インク液滴を
噴射するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッ
ドに供給するインクを溜めたインクタンクとを有してい
る。インクジェットヘッドは、インクを吐出するための
吐出口を有している。また、吐出口付近にはインクを吐
出するための吐出エネルギー発生素子が設けられてい
る。このエネルギー発生素子としては、インクに熱エネ
ルギーを印加する発熱素子や、インクに機械的圧力を付
与して吐出させるための圧電素子などがある。インクタ
ンクと吐出口とは、インク流路を介して液体が流れるよ
う連通している。
【0005】インクジェット記録装置で記録される記録
材としては、紙に限らず布、糸、フィルム材、皮革、金
属、ガラス等がある。また、特殊な記録材として、記録
後の画像を視認する側の反対側から記録材に対して光を
照射し、照射された光を記録材を透過させて画像を視認
するタイプの記録材であるバックライトフィルムがあ
る。このバックライトフィルムを記録材として用いた場
合、後方の光源から照射した透過光により発色に優れた
画像を視認することができる。
【0006】図2に、インクジェット方式の記録装置の
概略の構成を示す。
【0007】図2(a)はインクジェット方式のカラー
プリンタの記録に係わる主要部の構成を示す図である。
プラテン106上の記録紙105に記録を行う場合、モ
ータ103を駆動し、駆動ベルト19により主走査キャ
リッジ102をホームポジションセンサ108の位置ま
で移動し、次に矢印A方向に往路動作を行い、所定の位
置よりブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローY
のインクを記録ヘッド104から吐出することで画像記
録を行う。所定の長さ分の画像記録を終えたら主走査キ
ャリッジ102を停止し、逆に矢印B方向に復路走査を
開始し、主走査キャリッジ102をホームポジションセ
ンサ108の位置まで復帰させる。復路走査の間、記録
ヘッド104で記録した長さ分の紙送りを、紙送りモー
タ107により、紙送りローラ101を駆動することに
より矢印C方向に行う。上記動作を繰り返す事でカラー
画像の記録が完成されることになる。なお、100は給
紙第2ローラ、111は紙検知センサーをそれぞれ示し
ている。
【0008】従来においては、キャリッジ102上に搭
載される記録ヘッドは、図2(b)のように構成されて
おり、複数色のインクの重なり順を変えずに記録するた
めには、画像記録は主走査キャリッジの往路走査時のみ
行われ、一般に復路走査時にはインクの吐出は行われて
いなかった。
【0009】インクジェット方式でカラー記録を行う場
合、液体インクを使用しているため、連続的にブラック
K、シアンC、マゼンタM、イエローYの各インクが吐
出されて記録用紙に記録される時に、前に記録されたイ
ンクが十分に乾かぬうちに次のインクが吐出されると後
から吐出されたインクが前に吐出されたインクより記録
用紙の内側に入り込むという性質があり、このためイン
クの吐出順序が変わると記録される画像の色味が変わっ
てしまうためである。主走査キャリッジ上の記録ヘッド
の並びが固定である以上往路でブラックK、シアンC、
マゼンタM、イエローYの順に記録を行うならば復路で
は逆のイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK
の順番でしか記録を行う事ができない。この解決方法と
して特許出願公開特開平8−295034号では図2
(c)に示す様に、主走査キャリッジ上にイエローY、
マゼンタM、シアンC、ブラックK、シアンC、マゼン
タM、イエローYという様にブラックBを中心に各色の
記録ヘッドを対称に配置することで往復記録を可能にす
る方式が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、複数色のインクの記録順序が変わることによる
色むらの発生に着目し、記録材上でインクの記録順序が
変わらないようにするための解決策は講じられているも
のの、特殊な記録紙の特性については考慮されていなか
った。
【0011】一般の記録紙とは用途の異なるバックライ
トフィルムに対して、上記従来例で説明した記録方式で
記録を行った場合、複数色のインクの重なり順序が変わ
ることによって発生する色むらについては防ぐことがで
きるが、最適な色表現を行うことはできなかった。それ
は、バックライトフィルムが通常用いられる紙などの記
録材と異なり、後方の光源から照射した透過光により画
像を視認するためである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、特殊な用途の記録材に対し
て、色むらの発生を抑えて色の再現性が高く高画質の画
像を記録することができるインクジェット記録装置およ
びインクジェット記録方法を提供することを目的とする
ものである。
【0013】上記課題を解決するために、本発明は以下
の態様を含む。
【0014】すなわち、本発明の態様は、それぞれ複数
の異なる色のインクを吐出する複数のインクジェット記
録ヘッドを有し、記録媒体上にインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置において、記録媒体の種類
を判定する判定手段と、前記複数のインクジェット記録
ヘッドによる記録媒体に対する前記複数の異なる色のイ
ンクの吐出順序を変更する変更手段と、前記判定手段に
よって判定される記録媒体の種類に応じて、前記変更手
段により記録媒体に対する前記複数の異なる色のインク
の吐出順序を変更する制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0015】また、上記インクジェット記録装置におい
て、前記複数のインクジェット記録ヘッドを記録媒体に
対して相対的に往復走査する走査手段と、前記走査手段
による相対走査中に前記複数のインクジェット記録ヘッ
ドからインクの吐出を行う記録制御手段とを有し、前記
変更手段は、前記走査手段による往方向の走査中に前記
記録制御手段により記録を行うか、復方向の走査中に前
記記録制御手段により記録を行うかを変更する構成など
の本発明の態様に含まれる。
【0016】また、上記インクジェット記録装置におい
て、前記複数の記録ヘッドは、複数の異なる色のインク
に対応した複数のインクジェット記録ヘッドを所定順に
配置した第1の記録ヘッド群と、前記所定順と逆の順に
配置した第2の記録ヘッド群とにより構成され、前記変
更手段は、前記第1の記録ヘッド群と、前記第2の記録
ヘッド群のうち、記録に用いる記録ヘッド群を変更する
構成なども本発明の態様に含まれる。
【0017】また、前記制御手段は、記録媒体が紙の場
合と、記録媒体の記録された面の反対側から視認するバ
ックフライトフィルムの場合とで、前記複数の異なる色
のインクの吐出順序を変更する構成なども本発明の態様
に含まれる。
【0018】上記課題を解決するための、本発明の別な
態様は、それぞれ複数の異なる色のインクを吐出する複
数のインクジェット記録ヘッドを有し、記録媒体上にイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置にお
けるインクジェット記録方法において、記録媒体の種類
を判定する判定工程と、前記判定工程によって判定され
る記録媒体の種類に応じて、前記複数のインクジェット
記録ヘッドによる記録媒体に対する前記複数の異なる色
のインクの吐出順序を変更する変更工程と、からなるこ
とを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態例を詳細に説明する。
【0020】(実施形態例1)図1は、本発明の第1の
実施例を示すインクジェット記録装置の構成を示すブロ
ック図である。図1において10が本記録装置全体の制
御を行う制御部であり、11がメカ駆動部13内に取り
付けられたバックライトフィルムを識別するための紙種
判別部である。紙種判別部11はバックライトフィルム
に付けられたマーカーをフォトインタラプタ等で識別す
るのが最も簡単であるが、他の記録紙とは異なり紙自体
に光の透過性があるため、給紙時のある特定位置での紙
の透過度から判別するように構成してもよい。メカ駆動
部13は従来例の説明で用いた図2(a)とほぼ同様の
構成からなり、図示しない記録ヘッドを主走査方向に移
動させるためのキャリッジ部及びキャリッジ駆動部と、
記録用紙の給紙部、紙搬送部、排紙部、記録ヘッドのイ
ンク詰まりを回復するための回復ユニット部から構成さ
れている。ここで本発明の第一の実施形態例においては
図2(b)に示す往路記録用の記録ヘッドが装着され、
往路駆動時のみ記録を行うインクジェット記録装置を想
定している。12は給紙、排紙、用紙選択等からなるス
イッチ類及び本インクジェット記録装置の状態表示を行
う表示系からなる操作パネルを持つ操作部であり、制御
部10の制御によりスイッチ類のモニタ及び状態表示が
行われる。14はI/F部であり、このI/F部14と
図示しないホストコンピュータが接続され、ホストコン
ピュータからコマンド及び記録データが送られ、そのコ
マンドに応じて本インクジェット記録装置が動作するこ
とで記録データの記録を行うよう構成されている。一般
的にI/F部14としてセントロニクス及びSCSIイ
ンターフェースが多く用いられる。15はメモリコント
ローラでありI/F部14から入力されたコマンドを制
御部10に転送するとともに記録データに関しては制御
部10の制御の下にメモリ部16に書き込むようアドレ
スと書き込みタイミング信号を生成する。また前記I/
F部14から入力されたコマンドは制御部10で解釈さ
れ、制御部10はこれにより本インクジェット記録装置
全体の制御を行う。メモリ部16は図示しない記録ヘッ
ドが主走査方向に1回スキャンして記録を行うために必
要な1バンド分以上のメモリから構成されおり、もし記
録ヘッドの副走査方向のノズル数が128ノズルで、主
走査方向に1回スキャンで記録できる最大ドット数が8
kドットであれば、 128(ノズル)×8k(ドット)×4(色)=4MB
it のメモリ容量を持つ事になる。また17はヘッドコント
ローラであり、ヘッド部18の制御を制御部10の制御
により行う。ヘッド部18は実際はメカ駆動部13のキ
ャリッジ部に取り付けられており、各インクの記録ヘッ
ドからなる。
【0021】次に通常の記録紙に記録を行う動作につい
て説明する。まずメモリコントローラ15によりメモリ
部16に1バンド分の記録データが記録されると、ヘッ
ドコントローラ17はメモリコントローラ15にメモリ
部16からの記録データの読み出し要求信号を出力し、
読み出された記録データはヘッド部18の各色の記録ヘ
ッド(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に、記
録ヘッドのノズル数分書き込まれる。この動作が完了す
ると制御部10の制御により、メカ駆動部13がホーム
ポジション位置からキャリッジ部の往路スキャン動作を
開始する。またヘッドコントローラ17はメカ駆動部1
3からのヘッド位置信号に応じてヘッド部18にヘッド
のヒートパルスを印加することでヘッド部18の各色の
ヘッドからインクが吐出し、メカ駆動部13で搬送され
る記録用紙にインクが付着する事で記録用紙上に画像を
形成する事ができる。実際にはメモリ部16から1回の
記録に必要なデータ(記録ヘッドのノズル数×ヘッド
数)を読み出すのに比べ、メカ駆動部13でヘッド部1
8を主走査方向に1ドット分移動させる時間の方が大き
くなるよう構成されるため、ヘッドコントローラ17は
前記記録データの読み出し要求信号を出してからは、メ
カ駆動部13からのヘッドの位置信号のみに対応してヒ
ートパルスを印加し、印加し終るとメモリコントローラ
15に次の1回の記録に必要なデータの転送を要求する
動作を繰り返す。そして制御部10から指示された主走
査方向記録ドット数分のヒートパルスを印加し終った段
階で1バンド分の記録を終了することにある。1バンド
分の記録が終了すると制御部10は次の記録用のバンド
データのメモリ部16へ書き込みをメモリコントローラ
15に指示し、これに応じてメモリコントローラ15は
I/F部14から入力される記録データのメモリ部16
を開始する。もしメモリ部16が2バンド分のメモリを
有する場合にはこの動作は記録動作と並行して行うこと
ができることは言うまでもない。また同時に制御部10
はメカ駆動部13を駆動し、キャリッジ部を復路走査さ
せてホームポジション位置に移動させるとともに1バン
ド分の記録量に相当する分の記録紙の紙送りを行う。こ
の動作も記録紙への記録を数回のパス動作で行う時には
そのパス動作に応じた紙送り量となることは言うまでも
ない。以上の動作を記録データの終わりまで(前記ホス
トコンピュータからのコマンドで指定されたデータ量)
繰り返すことで1枚分のカラー画像の記録を行う。また
図2(b)に示す記録ヘッドで上記記録動作を行い、記
録用紙にブラックK、シアンC、マゼンタM、イエロー
Yの順にインクを吐出させた時の記録用の内部に吸収さ
れるインクの状態を示したものが図3(a)である。こ
れは従来例でも説明したように、記録時に前に記録され
たインクが十分に乾かぬうちに次のインクが吐出される
と後から吐出されたインクが前に吐出されたインクの内
側に入り込むという性質があるためである。
【0022】次に図4のフローチャートを用いてバック
ライトフィルムに対する記録の動作について説明する。
本インクジェット記録装置はホストコンピュータからの
記録開始コマンドを受信することで記録動作を開始する
(S400)。記録開始コマンドを受信後制御部10は
メカ駆動部13を通じてキャリッジをホームポジション
位置に移動し(S402)、記録紙の給紙動作を行う。
また給紙中に前記紙種判別部により給紙中の記録紙がバ
ックライトフィルムであるかどうかを判別し(S40
2)、もしバックライトフィルムでなければ前述の通常
の記録動作を行う(S403、S405)。もしバック
ライトフィルムであれば、制御部10はメモリコントロ
ーラ15に対して、メモリ部16からの主走査方向のデ
ータ読み出し方向を通常の読み出し方向とは逆に、画像
上の右端から左端方向へ読み出す様設定する。またヘッ
ドコントローラ17に対しても、通常キャリッジの往路
走査時にヘッド部18に対して出力するヒートパルスを
復路走査時に出力するよう設定する(S404)。次に
メモリ部16に対して1バンド分の記録データがI/F
部14から書き込まれるまで待ち(S406)、メモリ
部16への書き込みが完了したらキャリッジを主走査方
向の記録幅分往路方向に駆動し(S407、S40
8)、動作完了後、キャリッジを反転して復路方向に駆
動する。ヘッドコントローラ17はメカ駆動部13から
のキャリッジの復路駆動開始信号により、メカ駆動部1
3からのキャリッジの位置信号に応じてヘッド部18へ
のヒートパルスの出力を開始する(S409)。以下前
述の通常の記録動作と同様に動作し、1バンド分の記録
が終了すると記録紙を1バンド分紙送りし(S410、
S411)、1枚分の記録が完了していなければS40
6以降の処理を繰り返すことで1枚分の記録を行い(S
412)、最後に排紙を行う(S413)。
【0023】このように、バックプリントフィルムに対
して記録を行った場合、複数色のインクの吐出順序が、
他の記録材のときと逆になる。従って、記録用紙内部へ
のインクの吸収の状態は図3(b)に示すようなものと
なり、図3(a)と対比すると吸収されたインクの状態
が逆になっていることがわかる。このように、図3
(a)、(b)に示した状態では、それぞれ図の上方か
ら記録画像を見た場合、インクの重なり順が異なるた
め、視認した発色の状態も異なることとなるが、バック
ライトフィルムの場合、記録材のインクを吐出した側よ
り光源を用いて光を照射し、その反対側の面より記録画
像を視認するため、視認する側から見たインクの重なり
順序は、相対的に同じとなる。そのため、図3(b)に
示すように複数色のインクを重ねて吐出したとしても、
記録した画像を視認した場合、色むらの発生が抑えられ
て色の再現性が高い高画質の画像となる。
【0024】(実施形態例2)本発明の第2の実施形態
例を示すブロック図は第1の実施例を示す図1と全く同
様の構成であり、その制御自体が若干異なり、記録ヘッ
ドとして図2(c)に示す様にブラックBKを中心に他
の色用ヘッドが対称に配置された往復記録可能な記録ヘ
ッドが搭載され、これにより往復記録を行うインクジェ
ット記録装置を想定している。図5は、本実施形態例に
おけるインクジェット記録装置のバックライトフィルム
への記録動作を示すフローチャートであり、第一の実施
例で説明した図4と同様な処理に関しては同じ符号を付
している。
【0025】図5を用いて以下に第2の実施形態例のイ
ンクジェット記録装置におけるバックライトフィルムへ
の記録動作について説明する。まず第一の実施例と同様
にホストコンピュータからの記録開始コマンドを受信す
ることで記録動作を開始する(S400)。記録開始コ
マンドを受信後制御部10はメカ駆動部13を通じてキ
ャリッジをホームポジション位置に移動し(S40
2)、記録紙の給紙動作を行う。また給紙中に前記紙種
判別部により給紙中の記録紙がバックライトフィルムで
あるかどうかを判別し(S402)、もしバックライト
フィルムでなければ通常の往復記録動作を行う(S50
1以降)。もしバックライトフィルムであれば、制御部
10はヘッドコントローラ17に対して、通常キャリッ
ジの往路走査時に記録するヘッドと復路走査時に記録す
るヘッドを逆にするよう設定する。つまり図2(c)に
おいて通常往路走査時に使用する記録ヘッドAを復路走
査時に使用し、復路走査時に使用する記録ヘッドBを往
路走査時に使用するように切り替え動作を行う。以降は
通常の往復記録動作であり、まず往路記録としてメモリ
部16に対して1バンド分の記録データがI/F部14
から書き込まれるまで待ち(S501)、メモリ部16
への書き込みが完了したらキャリッジを往路走査させ
(S407)、これによりヘッドコントローラ17はメ
カ駆動部13からのキャリッジの位置信号に応じてヘッ
ド部18へのヒートパルスの出力を開始する。そして1
バンド分の記録が完了すると(S502)、キャリッジ
を停止させ記録紙を所定量分紙送りする(S503)。
【0026】この送り量は何回のパス記録で画像の記録
を行うかで変更する必要があり、1パス記録時には1バ
ンド分の紙送り量となる。次に復路記録を行うためメモ
リ部16に対して1バンド分の記録データがI/F部1
4から書き込まれるまで待ち(S504)、メモリ部1
6への書き込みが完了したらキャリッジを復路走査させ
(S505)、これによりヘッドコントローラ17はメ
カ駆動部13からのキャリッジの位置信号に応じてヘッ
ド部18へのヒートパルスの出力を開始する。またこの
時メモリコントローラ15はメモリ部16からヘッド部
18へのデータの読み出しとして、主走査方向のデータ
は復路記録時とは逆に、画像上の右端から左端方向へ読
み出すように構成されていることは言うまでもない。
【0027】そして1バンド分の記録が完了すると(S
506)、キャリッジを停止させ記録紙を所定量分紙送
りする(S507)。そして1枚分の記録が完了してい
なければS501以降の処理を繰り返すことで1枚分の
記録を行い(S412)、最後に排紙を行う(S41
3)。
【0028】上述した本発明の第2の実施形態例におい
ても、先述した第1の実施形態例と同様に、一般的に用
いられる記録紙とバックライトフィルムとで、視認する
側から見たインクの重なり順序が相対的に同じとなる。
従って本発明の第2の実施形態例においても、バックラ
イトフィルムに対して色むらの発生を抑えて色の再現性
が高い高画質の画像を記録することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一般的に用いられる記録紙とバックライトフィルムと
で、視認する側から見たインクの重なり順序を相対的に
同じとすることができ、バックライトフィルムに対して
色むらの発生を抑えて色の再現性が高い高画質の画像を
記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるインクジェットプリン
タ装置の構成を説明する図である。
【図2】従来例のを説明するための走査キャリッジの要
部斜視図及び記録ヘッド構成図。
【図3】記録紙へのインクの浸透状態を示す図。
【図4】第一の実施例のバックライトフィルムへ記録動
作を説明する。
【図5】第二の実施例のバックライトフィルムへ記録動
作を説明する。
【符号の説明】
10 制御部 11 紙種判別部 12 操作パネル 13 メカ駆動部 14 I/F部 15 メモリコントローラ 16 メモリ部 17 ヘッドコントローラ 18 ヘッド部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数の異なる色のインクを吐出
    する複数のインクジェット記録ヘッドを有し、記録媒体
    上にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装
    置において、 記録媒体の種類を判定する判定手段と、 前記複数のインクジェット記録ヘッドによる記録媒体に
    対する前記複数の異なる色のインクの吐出順序を変更す
    る変更手段と、 前記判定手段によって判定される記録媒体の種類に応じ
    て、前記変更手段により記録媒体に対する前記複数の異
    なる色のインクの吐出順序を変更する制御手段と、を有
    することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、 前記複数のインクジェット記録ヘッドを記録媒体に対し
    て相対的に往復走査する走査手段と、 前記走査手段による相対走査中に前記複数のインクジェ
    ット記録ヘッドからインクの吐出を行う記録制御手段
    と、を有し、 前記変更手段は、前記走査手段による往方向の走査中に
    前記記録制御手段により記録を行うか、復方向の走査中
    に前記記録制御手段により記録を行うかを変更すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、 前記複数の記録ヘッドは、複数の異なる色のインクに対
    応した複数のインクジェット記録ヘッドを所定順に配置
    した第1の記録ヘッド群と、前記所定順と逆の順に配置
    した第2の記録ヘッド群とにより構成され、 前記変更手段は、前記第1の記録ヘッド群と、前記第2
    の記録ヘッド群のうち、記録に用いる記録ヘッド群を変
    更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、 前記制御手段は、記録媒体が紙の場合と、記録媒体の記
    録された面の反対側から視認するバックライトフィルム
    の場合とで、前記複数の異なる色のインクの吐出順序を
    変更することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ複数の異なる色のインクを吐出
    する複数のインクジェット記録ヘッドを有し、記録媒体
    上にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装
    置におけるインクジェット記録方法において、 記録媒体の種類を判定する判定工程と、 前記判定工程によって判定される記録媒体の種類に応じ
    て、前記複数のインクジェット記録ヘッドによる記録媒
    体に対する前記複数の異なる色のインクの吐出順序を変
    更する変更工程と、からなることを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8506033B2 (en) 2010-07-05 2013-08-13 Seiko Epson Corporation Printing device and printing method

Cited By (1)

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US8506033B2 (en) 2010-07-05 2013-08-13 Seiko Epson Corporation Printing device and printing method

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