JPH11188221A - 室内空気処理用フィルタのろ過エレメント - Google Patents

室内空気処理用フィルタのろ過エレメント

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Publication number
JPH11188221A
JPH11188221A JP36930797A JP36930797A JPH11188221A JP H11188221 A JPH11188221 A JP H11188221A JP 36930797 A JP36930797 A JP 36930797A JP 36930797 A JP36930797 A JP 36930797A JP H11188221 A JPH11188221 A JP H11188221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter element
frame
side pieces
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP36930797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Nakayama
賢 中山
Hiromasa Ishii
宏征 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Tennex Corp
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Publication date
Application filed by Tennex Corp filed Critical Tennex Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内空気処理用フィルタのろ過エレメントと
して、エレメントを合成樹脂製の枠体に装着する当た
り、側片が破損したり、剥離したりしないようにする。 【解決手段】 一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ
加工したろ材2aの長手方向の両側に、不織布又は発泡
ゴム材からなる帯板状の側片2bを固着してろ過エレメ
ント2となし、その側片2bの下側に、ろ材2aの隣り
合う谷部2cの中央位置に側片2bの高さの四分一程度
の切込み2dを旋し、これを合成樹脂製角形の枠体1の
右側斜め上方から差し入れるに当たり、切込み2dによ
りろ過エレメント2をまろやかに湾曲させて挿入し易く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車やオフィ
ス,病院等の室内の空気を浄化するためのフィルタのろ
過エレメントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車では、車室内の居住性を良
くするため図7のように計器パネル等の下側に設けられ
る空気案内ダクトDの内部にブロアB,フィルタF,エ
バポレータE等を順次に配設し、ブロアBの作動により
取入れ口Aから外気a1 及び室内空気a2 を取入れ、こ
れを先ずフィルタFで浄化し、その後側のエバポレータ
Eで冷却、又はヒータで加熱して所望温度の空気を車室
内に送るようにしている。
【0003】この空気調和装置に用いられているこれま
でのフィルタは、一連の不織布又はろ紙を波状にプリー
ツ加工したろ材の周囲に、不連続気泡のスポンジゴム,
ウレタンゴム等の肉厚なパッキング材を固着したろ過エ
レメントを、合成樹脂(ポリプロピレン,ポリエチレ
ン,ナイロン,ABS樹脂等)製の角形の枠体の内側に
前面側から押し入れるタイプのものであり、ろ過エレメ
ントはブロック状をなして、かなりの剛性があって変形
しにくく、枠体に装着するのが厄介で、そして、枠体に
は後側にしか抜け止め手段を設けられないため、使用中
に車体の揺れやエンジンの振動等によりエレメントが前
側にずれ出したり、外れたりすることがあるところか
ら、本出願人はこの欠点を解消するようにしたフィルタ
を先きに提案した。(特願平9−96538号)
【0004】その概略を示せば図8ないし図11のとお
りであり、角形をなす枠体1は上記のような合成樹脂か
らなり、周囲壁の下側(使用状態では裏側)中央部にエ
レメント受け用の内向きつば1aが短冊状に設けられ、
長手方向両側のものは横向きの補強リブ1bで連結され
ており、そして、上側(表側)では、長手壁と横壁が交
差する四つの角隅には内向きつば1aが三角状に設けら
れると共に長手壁の中央から若干左側寄りの位置に短冊
状の内向きつば1aが短めに設けられ、表側と裏側の内
向きつば1a同士は金型からの取出し易さを考慮して互
いにそごする位置に設けられている。
【0005】一方、ろ過エレメント2は枠体1の内のり
に近い幅の一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ加工
した所定大きさのろ材2aの長手方向の両側に、通気性
を持たないように樹脂加工した肉厚が約1mmない2m
m程度の不織布又は不連続気泡のスポンジゴム,ポリウ
レタンゴム等の発泡ゴム材からなる帯板状の側片2bを
接着剤により接着又は一体成形により固着されている。
【0006】そして、ろ過エレメント2を長手方向上向
きに曲げながら、枠体1の右側斜め上方から内側に差し
入れ、その先端部を長手壁左側寄りの内向きつば1aを
くぐらせ、かつ後端部を幅方向に縮ませて枠体1中に図
10のように収容し、ろ過エレメント2を上下(表裏)
のつば1aで抑止するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フィル
タのろ過エレメント2は不織布又はろ紙をプリーツ加工
したろ材2aに不織布又は発泡ゴム材製の側片2bを取
付けただけのものであるために、長手方向に曲げたり、
端部においては幅方向に縮めるように曲げることは可能
であるが、なお全体として簡単には曲げにくい剛性を持
っていて、図11のようにろ過エレメント2を枠体1に
挿入する際、曲り方が滑らかでなく角張った状態にな
り、組付けに手間がかかり、そして、側片2bの下側中
央部に曲げ応力が集中して亀裂ができて破損したり、ろ
材2aから剥離したりして、フィルタの機能を失うこと
がある。
【0008】そこで、この発明は側片の損傷や剥離を起
さず、枠体中に円滑かつ容易に組付けることのできるろ
過エレメントを得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題のもとにこの発
明は、所定幅の一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ
加工したろ材の長手方向の両側に不織布又は発泡ゴム材
からなる帯板状の側片を固着し、これを合成樹脂製角形
の枠体に着脱可能に装着して、枠体の周囲壁の表裏に設
けた複数の内向きつばにより抑止するようにした室内空
気処理用フィルタのろ過エレメントにおいて、上記各側
片には、波状ろ状のすべての谷部と谷部の間の中央位置
又は一つにないし三つおきの谷部と谷部の間の中央位置
に所定深さの切込みを旋したことを特徴としている。
【0010】
【実施の形態】図1はこの発明に係るろ過エレメントの
一例を示すが、前記のものと同一の部分は同じ符号で表
示する。ろ過エレエント2はろ材2aと側片2bからな
るが、ろ材2aは活性炭の粒子を混在させて脱臭機能を
持たせるか、又は活性炭を混在させない、枠体の内のり
に近い幅の一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ加工
した所定大きさのものであり、側片2bは通気性を持た
ないように樹脂加工した所要肉厚(約1mmないし2m
m程度)の不織布又は不連続気泡のスポンジゴム,ポリ
ウレタンゴム等の発泡ゴム材からなる同じ肉厚の帯板状
のものである。
【0011】そして、上記ろ材2aの長手方向の両側に
は上記側片2bがホットメルト型,塩化ビニル系,エポ
キシ系の接着剤に接着(主に不織布の場合)されるか、
又は一体成形(波状ろ材を金型にセットしてその長手方
向の両側の空所にゴム材を注入)により固着されてお
り、その両側片2b空気流れに対しての裏側(図1では
下側)には、ろ材2aに固着した後において、波状ろ材
2aの隣り合う谷部2cと谷部2cの中央位置に側片2
bの高さH(通常には約20mmないし30mm程度)
の四分の一深さh1 の切り込み2dがそれぞれ施されて
いる。
【0012】このろ過エレメント2を収容する合成樹脂
製角形の枠体1は図9に示したものと同じで、周囲壁の
裏側(図で下側)中央部に内向きつば1aがそれぞれ設
けられ、長手方向両側のものは横向き補強リブ1bが連
結されており、表側(上側)では四つの角隅に内向きつ
ば1aが三角状に設けられると共に長手壁の中央から若
干左側の位置に短目の短冊状の内向きつば1aが設けら
れている。
【0013】そこで、この枠体1に上記ろ過エレメント
2を収容するに当たり、図2のようにろ過エレメント2
を上向きに曲げながら枠体1の右側斜め上方から内側に
差し入れれば、その両側片2bの裏側(下側)に形成し
た多数の切込み2dが開くように曲がることになり、曲
げ応力が中央部に集中することなく長手方向に分散され
て、ろ過エレメント2は角張らずにまろやかに湾曲し、
その先端部が長手壁左側寄りの内向きつば1aをくぐり
抜けて前に進む。
【0014】そして、先端部が枠体1の左側横壁に近づ
いたところで、図3のようにろ過エレメント2の後端部
を幅方向に縮ませて、右側角隅の内向きつば1aの下側
に差し込み、その変形状態を復元させれば、ろ過エレメ
ント2は図4のように枠体1内に気密に装着され、その
ときには、ろ過エレメント2は枠体1の表裏における複
数の内向きつば1aで抑止されるので、使用中に車体の
揺れやエンジンの振動を受けたにしても、エレメント2
は枠体1からずれ出したり、外れたりすることはない。
又側片2bの切込み3はろ材2aの隣り合う谷部2cの
真中に設けられているので、ろ材2aのシール性を破る
ことはない。
【0015】所定の使用期間が経過した際には、ダクト
からフィルタが取出されかつ枠体1からろ過エレメント
2が上記の順序を逆にして取外され、清掃されるか、又
は新しいものと交換され、再び使用に供される。
【0016】図5はろ過エレメント2の変更例を示すも
のであり、この場合には側片2b裏側(下側)の切込み
2dを、中央のものの深さh1 は側片高さHの四分の一
とし、それから両端に向って漸次深くし、両端のものの
深さh2 は三分の一Hとしてあり、このようにすれば端
部が柔軟になり、エレメント全体としての湾曲がより滑
らかになる。そして、切り込み2dの深さは側片2bの
高さHの四分の一より小さいとろ過エレメント2はなお
曲げにくく、三分の一より大きいとエレメントの強度が
弱くなってしまうので、四分の一Hから三分の一Hの間
が好ましい。又、切込み3はろ過エレメント2の湾曲を
阻害しない限りにおいて、一つないし三つおきの谷部と
谷部の中央位置に設けるようにしてもよい。
【0017】図6は合成樹脂製角形の枠体の変更例を示
すものであり、この枠体11では、両側長手壁の表側
(上側)にそれぞれ三つの内向きつば11aが設けられ
るが、右側のものは角隅から若干の間隔をおいて三角形
状に設けられ、中間のものは中央より若干左寄りの位置
に短めの短冊状に、又左側のものは角隅から若干の間隔
をおいて同じく短めの短冊状に設けられており、裏側
(下側)においては、左右の横壁に設けられる短冊状の
内向きつば11aは内縁に沿ってかぎ片11cを備えて
ろ材2aの両端片をかけ止めるようになされており、又
長手壁の中央部に設けられた内向きつば11aは二つの
X字状の補強リブ11bによって連結されている。この
枠体11に対するろ過エレメント2の挿入、取出しのや
り方は上述のものと変りない。
【0018】上述の例では自動車の車室内の空気を浄化
する場合について説明したが、これに限らず、この発明
のろ過エレメントはオフィスや病院又は一般家庭の室内
の空気を浄化する場合に使用することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明は、所定幅の一連の不織布又は
ろ紙は波状にプリーツ加工したろ材の長手方向の両側に
不織布又は発泡ゴム材からなる帯板状の側片を固着し、
これを合成樹脂製角形の枠体に着脱可能に装着して、枠
体の周囲壁の表裏に設けた複数の内向きつばで抑止する
ようにした室内空気処理用フィルタのろ過エレメントと
して、上述のように構成されているので、ろ過エレメン
トの枠体への装着に当たり、ろ過エレメントはまろやか
に湾曲し、差し入れが容易になり、組付けに手間がかか
らず、しかもこれまでのもののように側片の下側中央部
に応力集中を起こさず、側片が破損したり、剥離したり
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るろ過エレメント一例の斜視図。
【図2】枠体への差し入れ状態を示す側面図。
【図3】ろ過エレメント後端部の挿入状態を示す平面
図。
【図4】枠体に装着した状態の一部切断側面図。
【図5】ろ過エレメント変更例の側面図。
【図6】枠体の変更例の側面図。
【図7】フィルタの使用状態を示す側面図。
【図8】先行技術のろ過エレメントの斜視図。
【図9】枠体の斜視図。
【図10】先行技術のろ過エレメントを枠体に装着した
一部切断側面図。
【図11】先行技術のろ過エレメントの差し入れ状態を
示す側面図。
【符号の説明】
1 枠体 1a 内向きつば 2 ろ過エレメント 2a ろ材 2b 側片 2c 谷部 2d 切込み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の一連の不織布又はろ紙を波状に
    プリーツ加工したろ材の長手方向の両側に不織布又は発
    泡性のゴム材からなる帯板状の側片を固着し、これを合
    成樹脂製角形の枠体に着脱可能に装着して、枠体の周囲
    壁の表裏に設けた複数の内向きつばにより抑止するよう
    にしたろ過エレメントにおいて、上記各側片には、波状
    ろ材のすべての谷部と谷部の間の中央位置又は一つない
    し三つおきの谷部と谷部の間の中央位置に所定深さの切
    込みを旋したことを特徴とする室内空気処理用フィルタ
    のろ過エレメント。
JP36930797A 1997-12-26 1997-12-26 室内空気処理用フィルタのろ過エレメント Pending JPH11188221A (ja)

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JP36930797A JPH11188221A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 室内空気処理用フィルタのろ過エレメント

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JP36930797A JPH11188221A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 室内空気処理用フィルタのろ過エレメント

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JP36930797A Pending JPH11188221A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 室内空気処理用フィルタのろ過エレメント

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JP (1) JPH11188221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124658A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Roki Co Ltd 吸気装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124658A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Roki Co Ltd 吸気装置

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