JPH11188131A - スノーボード用ビンディング - Google Patents

スノーボード用ビンディング

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Publication number
JPH11188131A
JPH11188131A JP9367403A JP36740397A JPH11188131A JP H11188131 A JPH11188131 A JP H11188131A JP 9367403 A JP9367403 A JP 9367403A JP 36740397 A JP36740397 A JP 36740397A JP H11188131 A JPH11188131 A JP H11188131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
locking
binding
base
snowboard
Prior art date
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Pending
Application number
JP9367403A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Sato
哲二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Car Mate Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーツを容易に固定できるようにする。 【解決手段】 ビンディング10は、フレーム22の両
側部が上方に折曲された踏込みガイド部24となってい
て、各踏込みガイド部24に係止ブロック2828a、
28bが回動自在に取り付けてある。係止ブロック28
A、28bは、ブーツの踏込み動作によって固定金具4
0により矢印50、52のように回動し、固定金具40
がベース12上に配置されると、係止ばねによって矢印
34、36のように回動し、係止部42が固定金具40
と係合してブーツをビンディング10に固定する。係止
ブロック28の回動中心Oは、係止部42を形成してい
る円弧面の曲率中心Cに対して先端側斜め上方に偏心し
ていて、ブーツに雪が付着していても確実に固定できる
ようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーツを踏込むこ
とによりブーツをスノーボードに固定できるスノーボー
ド用ビンディングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スノーボード用のソフトブーツを
スノーボードに取り付けたビンディングに固定する場
合、ビンディングの前後部に取り付けてあるストラップ
を締め付けることによって行なっていた。しかし、スト
ラップによるブーツの固定、解除は、操作が面倒で多く
の時間を要するばかりでなく、分厚い手袋をした手で操
作をすることが困難である。このため、近年は、足に履
いたブーツをビンディングに乗せるだけで固定できる、
いわゆるステップイン方式のビンディングが普及してき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステッ
プイン方式のビンディングは、ビンディングの一側に固
定爪を設け、他側に出没可能な可動爪が設けてあって、
ブーツを固定する場合、ブーツを左右方向に傾けてブー
ツの一側固定金具とビンディング固定爪とを係合させた
のち、ブーツを真っ直ぐにして踏み込むことにより、ビ
ンディング可動爪とブーツの他側固定金具とを係合させ
るようになっていて、操作性がよくない。また、ブーツ
の底に雪が付着した場合、雪を取り除かないとブーツを
ビンディングに装着、固定することができない。
【0004】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、ブーツを容易に固定できるよう
にすることを目的としている。また、本発明は、ブーツ
の底に雪が付着している場合であってもブーツを確実に
固定できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るスノーボード用ビンディングは、ス
ノーボードに固定するベースと、このベースに設けた支
持部材を介してベースの両側部にそれぞれ回動自在に取
り付けられ、ブーツの踏み込みにより回動して前記ブー
ツの係合部と係合してブーツを前記ベースに固定すると
ともに、前記ブーツの係合部と係合する係止部が円弧面
に形成され、回動中心が前記ブーツを固定した状態にお
いて、前記円弧面の曲率中心に対して前記ベース側の斜
め上方に偏心している係止ブロックと、この係止ブロッ
クを前記係合部との係合方向に回動付勢しているばね
と、を有する構成となっている。ベースには、前部の幅
方向中央部に、ブーツに設けた掛合部と掛合する掛止部
を形成することが望ましい。また、支持部材には、ブー
ツの係合部を係止ブロックに案内する踏込みガイド部を
形成するとよい。
【0006】
【作用】上記のように構成した本発明は、ブーツの踏み
込み動作により回動する係止ブロックをベースの両側に
配設したことにより、ブーツを傾けずに上方から真っ直
ぐに下ろして固定することができ、ブーツの固定を容易
に行なうことができる。そして、ブーツの係合部と係合
する係止ブロックの係止部を円弧面にするとともに、係
止ブロックの回動中心を円弧面の曲率中心に対してベー
ス側の斜め上方に偏心させることにより、ブーツの係合
部と係合する位置における係止ブロックの係止部のベー
ス側先端部とベースとの間隔が、係止部の後端部とベー
スとの間隔より大きくなり、ブーツの底に雪が部着して
いる場合であっても、ブーツを確実に固定することがで
きる。
【0007】また、本発明は、ベースの前部の幅方向中
央部に爪や溝などの掛止部を設けてブーツの爪先部に設
けた掛合部と掛合させるようにしているため、ブーツが
前後の3点によってスノーボートにしっかりと固定され
るとともに、爪先の動きをスノーボードに素早く伝える
ことができ、スノーボードの操作性を向上することがで
きる。さらに、本発明は、係止ブロックを回動自在に支
持している支持部材に踏込みガイド部を形成し、ブーツ
の踏込み動作の際のガイドとしているため、ブーツの固
定をより容易、確実に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るスノーボード用ビン
ディングの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳
細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るスノ
ーボード用ビンディングの正面図であり、図2はその平
面図、図3はその側面図である。これらの図において、
ビンディング10は、樹脂からなるベース12の中央部
に円孔14が設けてあって、この円孔14を介して図示
しない固定円板によりスノーボードに固定するようにな
っている。そして、ベース12には、図2に示したよう
に、円孔14の周囲に、スノーボードへの取り付け角度
を調節するためのラック16を有する段部18が設けて
ある。また、ベース12には、前部の上面幅方向中央部
に、後述するブーツの掛合部と掛合させる掛止爪20が
支持軸21を介して後ろ向きに突設してある(図3参
照)。
【0009】ベース12の下部には、ベース12を補強
する金属板からなるフレーム22が固定してある。フレ
ーム22は、両側部が上方に折曲してあるとともに、後
部の踵側が高くなった踏込みガイド部24となってい
て、ブーツを固定する際の踏込み動作を容易に行なえる
ようにしてある。そして、踏込みガイド部24の上部
は、外方に折曲した受け部26となっていて、ブーツを
容易、確実に一対の踏込みガイド部24間に進入させる
ことができるようになっている。また、フレーム22
は、ベース12の両側部に配置した一対の係止ブロック
28(28a、28b)を回動自在に支持する支持部材
となっている。
【0010】フレーム22は、踏込みガイド部24の中
央部に矩形状窓部30が形成してある。そして、窓部3
0のフレーム22の前後方向の辺には、それぞれ切り起
こし片32が設けられ、これらの切り起こし片32間に
係止ブロック28を貫通した回動軸33が渡してある。
また、回動軸33には、図1の矢印34、36のよう
に、係止ブロック28a、28bをブーツの固定方向に
付勢している係止ばね38が装着してある。
【0011】係止ブロック28は、ベース12側の下部
がブーツに設けた固定金具40に形成した係合部と係合
する係止部42となっている。この係止部42は、円4
4の一部をなす円弧面に形成してある。そして、係止ブ
ロック28の回動中心Oは、係止ブロック28がブーツ
を固定している状態において、円44の曲率中心Cに対
してベース12側(先端側)の斜め上方に偏心してい
る。このため、係止部42は、係止ブロック28が回動
することにより、先端部が固定金具40の係合部との係
合位置にきたとき、ベース12との距離が係止部42の
後端側部が係合位置にきたときのベース12との距離よ
り大きくなり、ブーツの底に雪が付着している場合であ
ってもブーツを確実に固定できるようにしてある。
【0012】係止ブロック28の先端部には、係止凸部
46が設けてあって、固定金具40が係止凸部46の下
方まで進入したときに、固定金具40が係止ブロック2
8a、28b間から抜けないようにしてある。また、係
止ブロック28は、後端側に解除操作部48が形成して
あり、解除操作部48を介して係止ブロック28a、2
8bを矢印50、52のように回動させることにより、
係止ブロック28と固定金具40との係合を解除してブ
ーツをビンディング10から外すことができるようにな
っている。なお、図1の破線で示した符号54、56
は、詳細を後述する係合解除用連結手段を接続する連結
孔である。
【0013】固定金具40は、図4に示したように、ブ
ーツ60の底部62に固定したヒールカップ64に取り
付けてある。そして、固定金具40は、図5に示したよ
うに底部62をブーツ60の幅方向に横断していて、両
端部が上方に折曲された垂直部66となっている。この
垂直部66には、係止ブロック28の先端部を受け入れ
る矩形孔68が設けてあり、矩形孔68の下辺が係止ブ
ロック28の係止部42と係合する係合部70となって
いる。
【0014】ヒールカップ64は、足のスノーボードを
操作する力に対して変形しない実質的に剛体からなって
いて、この実施の形態においてはナイロンなどの樹脂に
よって形成してあるが、金属によって形成してもよい。
そして、ヒールカップ64は、前側の下部71がブーツ
60の底部62に嵌め込まれているとともに、両側部に
アンクルストラップ72が取り付けてある。このアンク
ルストラップ72は、ラチェットベルト74を有し、ラ
ッチェット爪78によって比較的柔軟性のある部材から
なるブーツ本体61の足首部の締付力を調整できるよう
にしてある。また、ヒールカップ64には、ハイバック
80が取り付けてあって、フォワードリーン等の調整が
できるようにしてある。
【0015】ブーツ60の前部である爪先部には、トー
ストラップ82が配置してある。このトーストラップ8
2の両端は、図5に示したように、ブーツ60の底部6
2に配設した掛合部となる掛合金具84に取り付けてあ
る。また、トーストラップ82は、ラチェットベルト8
8とラチェット爪92とを有し、爪先部の締付力を調整
できるようにしてある。
【0016】掛合金具84は、ビンディング10のベー
ス12に設けた掛止爪20に掛合させるためのもので、
ブーツ60の幅方向を横断していて、長手方向中央部に
掛止爪20の支持軸21を嵌入させる係合凹部94を有
している。そして、係合凹部94は、ブーツ60の前方
側が開口部となっていて、開口部に向けて漸次拡開して
おり、支持軸21を容易に係合凹部94に入れることが
できるようになっている。また、掛合金具84は、幅方
向中央部からブーツ60の前側に向けて漸次厚さが薄く
なるように傾斜面96が形成してあり、掛止爪20との
掛合が容易に行なえるようにしてある。さらに、ブーツ
60の底部62には、係合凹部94の前側に掛止爪20
を挿入できる凹部98が形成してある。
【0017】このように構成した実施の形態の作用は、
次のとおりである。まず、ブーツ60の爪先側をやや下
に向け、ビンディング10のベース12に固定した掛止
爪20の支持軸21を掛合金具84の係合凹部94に嵌
入させ、掛止爪20と掛合金具84とを掛合する。これ
により、図6(1)に示したように、ブーツ60に取り
付けた固定金具40が係止ブロック28a、28b間の
上方に位置する。
【0018】そこで、そのままブーツ60の踵側を下ろ
していくと、固定金具40がフレーム22の踏込みガイ
ド部24、24に案内されてガイド部24間を下降し、
係止ブロック28の先端側上部を下方に押圧する。この
ため、係止ブロック28は、回動軸33を中心に図1の
矢印50、52のように回動し、図6(2)に示したよ
うに、固定金具40の縁部が係止凸部46と接触する。
そして、さらにブーツ60を踏み込むと固定金具40が
係止凸部46の部分を通過することにより、係止ブロッ
ク28が係止ばね38の力によって図1の矢印34、3
6のようにやや回動し、固定金具40の係合部70が係
止凸部46の下方に位置する。これにより、固定金具4
0は、上方への移動が阻止される。さらにブーツ60を
踏み込んみ、図6(4)に示したように、固定金具40
をベース12に接触させると、係止ブロック28がさら
に図1の矢印34、36のように回動し、係止部42が
固定金具40の係合部70と係合し、固定金具40を介
してブーツ60をビンディング10に固定する。
【0019】ブーツ60の固定を解除する場合は、図7
(1)に模式的に示したように、各係止ブロック28
a、28bの解除操作部48を手100によって矢印1
02、104のように回動させる。これにより、係止ブ
ロック28と固定金具40との係合が解除され、ブーツ
60をビンディング10から外すことができる。なお、
ブーツ60の固定を解除する場合、図7(2)、(3)
に示したようにして行なってもよい。
【0020】図7(2)に示した方法は、一方の係止ブ
ロック(例えば係止ブロック28a)にレバー106を
取り付け、このレバー106に解除ワイヤ108の一端
を結合する。そして、解除ワイヤ108をビンディング
10の下部を通して反対側に導き、プーリ110を介し
て他方の係止ブロック28bの連結孔56に連結する。
そして、一方の係止ブロック28aを操作部48を介し
て矢印50のように回動させると、他方の係止ブロック
28bが解除ワイヤ108に引かれて矢印104のよう
に回動し、ブーツ60が解放される。これににより、片
手によってブーツ60の固定を容易に解除することがで
きる。
【0021】図7(3)に示した方法は、各係止ブロッ
ク28a、28bの操作部48を、ブーツ60の上部に
配置した解除ロープ(またはワイヤ)110によって連
結する。そして、解除ロープ110を矢印112のよう
に上方に引き上げると、各係止ブロック28a、28b
が矢印102、104のように回動してブーツ60の固
定を解除する。従って、解除ロープ11の引き上げ動作
だけでブーツ60を容易に解放することができる。
【0022】このように、実施の形態においては、左右
方向にブーツ60を傾斜させずに上から真っ直ぐに踏み
込むだけでブーツ60の固定を容易に行なうことができ
る。しかも、ベース12の両側部に設けた係止ブロック
28は回動自在となっているため、ブーツ60が左右方
向に傾いた状態で踏み込まれたとしても、ブーツ60の
固定を確実に行なうことができる。
【0023】また、実施の形態においては、係止ブロッ
ク28の回動中心Oが係止部42を形成している円弧面
の曲率中心Cに対して先端側斜め上方に偏心しているこ
とにより、図8に示したように、係止部42の先端部の
回動軌跡114が後端部の回動軌跡116より上方とな
る。このため、図9(1)に示したように、ブーツ60
の底部62に雪118が付着したような場合であって
も、係止部42の先端部が固定金具40を係止するた
め、ブーツ60を確実に固定することができ、ブーツ6
0のガタつきを防止できる。そして、ブーツ60と固定
金具40との間に挟まった雪118が溶けると、係止ブ
ロック28がブーツ60の固定方向に回動するため、ブ
ーツ60の固定が緩むようなことがない。また、ブーツ
60の一側に雪118が付着している場合であっても、
図9(2)に示したように、雪118の付着した側の係
止ブロック28bは、係止部42の先端部によって固定
金具40を係止するため、ブーツ60を確実に固定する
ことができる。
【0024】さらに、前記実施の形態においては、一対
の係止ブロック28と、前部の掛止爪20との3点によ
ってブーツ60を固定しているため、ブーツ60の爪先
部の動きを素早くビンディング10を介してスノーボー
ドに伝達することができ、ボードの操作性を向上するこ
とができる。なお、係止ブロック28のブーツ60の前
後方向の幅を広くすることにより、掛止爪20を省略し
てもボードの操作性の向上を図ることができる。
【0025】また、実施の形態においては、係止ブロッ
ク28に係止凸部46を設けたことにより、固定金具4
0が係止凸部46の下方まで進入すると、解除操作以外
による固定金具40の離脱が防止され、滑走中にブーツ
60がビンディング10から外れるなどの不具合を防止
することができる。そして、実施の形態においては、フ
レーム22に踏込みガイド部24を設けているため、ブ
ーツ60の踏み込み、固定を容易、確実に行なうことが
できる。
【0026】なお、前記実施の形態においては、ベース
12の両側に設けた各係止ブロック28を回動させてブ
ーツ60の固定を解除する場合について説明したが、図
10に示したように、一方の係止ブロック(例えば係止
ブロック28b)のみを回動させてブーツ60を解放さ
せることができる。すなわち、固定金具40が実線に示
したようにベース12に密着している状態において、一
方の係止ブロック28bを矢印52のように係合解除方
向に回動させる。その後、固定金具40aに示したよう
に、本図に図示しないブーツ60の係止ブロック28b
側を引き上げるとともに、固定金具40bに示したよう
に、ブーツ60を係止ブロック28b側にずらせつつさ
らに引き上げることにより、ブーツ60をビンディング
10から外すことができる。これにより、解除ワイヤや
解除ロープなどを利用せずに片手で容易にブーツ60の
固定を解除することができる。
【0027】なお、前記実施の形態においては、ベース
12の前部に設けた掛止部が掛止爪20である場合につ
いて説明したが、掛止部としてベース12に溝などを設
け、ブーツ60に対応する掛合凸部を設けてもよい。ま
た、前記の実施形態においては、アンクルストラップ7
2、トーストラップ82をラチェット機構によって締め
付ける場合について説明したが、通常のバックルなどに
よって締め付けるようにしてもよい。
【0028】図11は、他の実施形態の平面図である。
この実施形態のビンディング120は、各係止ブロック
28a、28bがビンディング120の前後方向の中心
線122に対して適宜の角度θだけ傾けて取り付けてあ
って、係止ブロック28a、28b間の間隔が爪先側で
広く、踵側で狭くなっている。このように形成した本実
施の形態のビンディング120は、ブーツ60を踏込ん
で固定する際に、固定されたブーツ60が係止ブロック
28によって爪先側に押される力を受けるため、ビンデ
ィング120の掛止爪20とブーツ60の掛合金具84
との掛合をより確実に行なうことができ、ビンディング
120とブーツ60との間のガタツキが防止されてボー
ドの操作性をさらに向上することができる。
【0029】図12は、さらに他の実施の形態を示した
ものである。本実施形態のビンディング124は、ベー
ス12の足の幅方向外側の高さが幅方向内側の高さより
やや高くしてある。このように構成した実施形態におい
手は、ビンディン124へのブーツ60の固定(ロッ
ク)をより容易に行なうことができる。すなわち、スノ
ーボードの操作は、両足を開いた状態で行なうために足
の軸が若干内側に傾くので、予めビンディングにその傾
斜を付けておくことにより、ブーツ60の固定がより容
易となる。
【0030】図13は、ブーツに取り付ける固定金具の
他の実施形態を示したものである。図13(1)に示し
た固定金具126は、足の幅方向両側部がU字状に曲げ
てあり、その先端部が係止ブロック28に係止される係
合部128となっている。このように形成した固定金具
126は、窓を開ける必要がなく、製造工数の削減を図
ることができる。一方、図13(2)に示した固定金具
130は、足の幅方向において分割されていて、分割片
132a、132bから構成してある。このように分割
した固定金具130は、ブーツ60の幅が異なっている
場合であっても容易に対応することができ、複数種類の
固定金具を製造する必要がなく、コストの低減を図るこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ブーツの踏み込み動作により回動する係止ブロック
をベースの両側に配設したことにより、ブーツを傾けず
に上方から真っ直ぐに下ろして固定することができ、ブ
ーツの固定を容易に行なうことができる。そして、ブー
ツの係合部と係合する係止ブロックの係止部を円弧面と
するとともに、係止ブロックの回動中心を円弧面の曲率
中心に対してベース側の斜め上方に偏心させてあるた
め、ブーツの係合部と係合する位置における係止ブロッ
クの係止部のベース側先端部とベースとの間隔が、係止
部の後端部とベースとの間隔より大きくなり、ブーツの
底に雪が部着している場合であっても、ブーツを確実に
固定することができる。
【0032】また、本発明は、ベースの前部の幅方向中
央部に掛止部を設けてブーツの掛合部と掛合させるよう
にしているため、ブーツの全体がスノーボートにしっか
りと固定され、爪先の動きをスノーボードに素早く伝え
ることができ、スノーボードの操作性を向上することが
できる。さらに、本発明は、係止ブロックを回動自在に
支持している支持部材にブーツの踏込み動作の際のガイ
ド部を設けたことにより、ブーツの固定をより容易、確
実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスノーボード用ビン
ディングの正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るスノーボード用ビン
ディングの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るスノーボード用ビン
ディングの側面図である。
【図4】実施の形態に係るスノーボード用ブーツの側面
図である。
【図5】実施の形態に係るスノーボード用ブーツの底面
図である。
【図6】実施の形態に係るスノーボード用ビンディング
の作用の説明図である。
【図7】実施の形態に係るスノーボード用ビンディング
の解除操作の説明図である。
【図8】実施の形態に係る係止ブロックの作用の説明図
である。
【図9】実施の形態に係るスノーボード用ビンディング
により、雪の付着したブーツを固定した状態を示す図で
ある。
【図10】実施の形態に係るスノーボード用ビンディン
グにおける片手による解除操作の説明図である。
【図11】他の実施形態に係るスノーボード用ビンディ
ングの平面図である。
【図12】さらに他の実施形態に係るスノーボード用ビ
ンディングの説明図である。
【図13】ブーツに取り付ける固定金具の他の実施形態
の斜視図である。
【符号の説明】
10 ビンディング 12 ベース 20 掛止部(掛止爪) 22 支持部材(フレーム) 24 踏込みガイド部 28a、28b 係止ブロック 33 回動軸 38 係止ばね 40 固定金具 42 係止部 46 係止凸部 60 ブーツ 70 係合部 84 掛合部(掛合金具) 94 係合凹部 120、124 ビンディング 126、130 固定金具 128 係合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードに固定するベースと、 このベースに設けた支持部材を介してベースの両側部に
    それぞれ回動自在に取り付けられ、ブーツの踏み込みに
    より回動して前記ブーツの係合部と係合してブーツを前
    記ベースに固定するとともに、前記ブーツの係合部と係
    合する係止部が円弧面に形成され、回動中心が前記ブー
    ツを固定した状態において、前記円弧面の曲率中心に対
    して前記ベース側の斜め上方に偏心している係止ブロッ
    クと、 この係止ブロックを前記係合部との係合方向に回動付勢
    しているばねと、 を有していることを特徴とするスノーボード用ビンディ
    ング。
  2. 【請求項2】 前記ベースは、前部の幅方向中央部に、
    前記ブーツに設けた掛合部と掛合する掛止部を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のスノーボード用ビ
    ンディング。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記ブーツの係合部を
    前記係止ブロックに案内する踏込みガイド部を有してい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のスノーボ
    ード用ビンディング。
JP9367403A 1997-12-25 1997-12-25 スノーボード用ビンディング Pending JPH11188131A (ja)

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JP9367403A JPH11188131A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 スノーボード用ビンディング

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JP9367403A JPH11188131A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 スノーボード用ビンディング

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485528B1 (ko) * 2001-04-18 2005-04-28 가부시키가이샤 시마노 스노우보드 바인딩 시스템
JP2021514814A (ja) * 2018-02-26 2021-06-17 ヨハネス ヴェッカーレJohannes Weckerle 分離可能な2つの部分から成るスノーボードビンディング

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